1月から一部の民放(10局)で深夜に放送してる新番組。
AT-X・アニマックス・BS日テレでも放送してるので見れない人はそちらで。
大元の原作になるのが20年以上前の「ドルアーガの塔」というゲームで、
その未来の話であるオンラインゲームと連動したプロジェクト(らしい)。
※セル・レンタルDVDのリリースは3/27から
去年やったthe Aegis of URUKの続編です。
ドルアーガを倒して塔から魔物が消えて平和になったその後の話です。
見かけ上は平和になったのだけど異変は進行していたみたいな感じ。
8話までの内容から理解したのは全ての元凶は王にかけられた呪いで、
そこからもう一人の闇のギルガメス(王)が分離してしまったらしい。
その闇のギルガメスがドルアーガも復活させたみたいな話になってる。
つまりドルアーガを倒したのは真の敵への道に過ぎなかったみたいな。
今度こそ異変の真の原因である闇の王を倒すために再び塔を登るのです。
みたいな内容。たぶん。
前の戦いの後カーヤとニーバが二人で幻の塔に消えてしまった(らしい)し、
ドルアーガとの戦いでアーメイとカリーは死んでしまった(らしい)ので、
寂しくなった前回の二つのパーティーの残った人同士が集まるのでした。
お調子者のメルトは変に立ち回ったつけで役人の手伝いを強制されるけど。
(クーパはアホなご主人様のせいでそちらに参加することに)
それ以外にも前回の親衛隊の人たちがさりげに目立っていたりして。
前作を見てた人にとって親しみ易いキャラの配置になってます。
まぁ、続編なんだから当然と言えば当然ですが。
新シリーズなので新たなキャラも当然登場します。
成り行きでジルのパーティに強制参加させられたヘナロとかね。
既に7話でヘナロの(隠されてた)正体が明らかになってましたが。
その設定だと巻き込まれたようにしか見えないのはどーなんだろう。
よくよく見れば自分の意志だった、と思える描写にはなってないから。
思い返せばよく考えられてる設定、ではなくとってつけた感満点ですよ。
まぁ、この作品はいつも行き当たりばったり感が満点ですがね……
1期との印象の違いについて。
塔の頂点にいる魔物を倒すみたいに目的が漠然としすぎてた1期に比べて
今回はハッキリした目的意識があるので先を見ようという気はします。
軍に追われてるのでぐだぐだだらだらしてられない緊迫感も有るし。
(幻の塔に入ったら追っ手はあっという間に瓦解してしまうけど)
先の戦いでジルが上達したので前回の序盤のようなチープさもない。
ずいぶんゲームファンタジーの王道っぽい作品になった感じです。
その分この作品ならではの特徴が薄くなってしまった気もしますが。
すぐに幻の塔に入って塔の中を進んでる感じも薄れてしまったし。
(幻の塔は王の心象世界らしいから)
ステージ構成の自由度が増したという言い方も出来ますが。
もう少しキャラ以外で作品の色を実感できる内容だと良かったなと。
例えば遊びの部分とシリアスな内容を違和感なく両立させるとかね。