今週の本題に入る前にまりほりの話を。
前回の更新でいれようと思いつつ時間切れで落ちたネタですが。
ついこの前「まりあ†ほりっく」の公式ガイドブックを買ったのです。
コミックスと同じサイズで
間違いそうなぐらいそっくり装丁の。
※4.5巻とか書いてある
もちろん間違えて買ったわけではないよ。ラブ☆コンの時みたく(爆)。
実は最初はまったく買う気はなかったのです。
この手のガイド本ってたいがい
原作の内容を紹介するのが大半なので。
メディア展開で初めて触れた人用に原作の内容を抜粋した感じだから。
このガイドブックもアニメ化で触れた人を対象にしてるわけだし。
でもそもそも「まりあ†ほりっく」ってまだ4巻しか出てないので
わざわざガイドブックに再構成する必要なんかないわけですよ。
原作を4巻分そのまま読み返したって大して時間はかからないし。
そんなわけで買う気はなかったんだけど、Amazonのレビューに
作者や監督の話が載ってると書いてあって興味がわいたのです。
(なぜか今はAmazonにレビューがない)
キャストの人が作品について何か話すのは珍しくもないけど、
意外と作者やスタッフが何か話すのって収録してくれないから。
新房さんがどんな話をするのかも純粋に興味があったしね。
本の厚さと値段に釣り合いが取れてたからというのもあるかな。
懐に余裕がないので薄くて値が張ると躊躇しちゃうのですよ。
そんなわけで実際に読んでみたけど、とても面白かった。
一言でいうと作者のサービス精神が旺盛だからかな。
監督と作者が話してるところなんか遠藤海成さんの妙なノリのよさと
新房さんの微妙に外した受け答えが相まって楽しいことになってます。
バカみたいな話からまともな話まで縦横無尽に行ったり来たりします。
副監督の龍輪さんも同席してるのに、
ついていけておりません(笑)。
まりほりの本質は作者の空気感だという話が言い得て妙だと思ったよ。
異彩なキャラやストーリーも確かにこの作品の魅力ではあるけど
言語センスを含めた
作者の感性そのものが面白さの最たるものだし。
作者がアニメの制作に積極的に参加してくれてるおかげで
作品の雰囲気が存分に再現できたみたいなことも書いてあって。
そこが破天荒とこのアニメのノリの違いなのかもと思ったりしたよ。
あと面白かったのが設定資料が入ってるところかな。
作者による学園敷地の配置図や女子寮の見取り図とかキャラ設定とか。
アニメのほうの学園の施設の絵や美術設定やキャラ設定なんかもある。
キャラ設定の方は読んだり見たりすればほとんど把握できるけど、
空間配置とかって
じっくり見てても意外とわからないものだから。
鞠也の隠し部屋だけは配置図の外(時空の間)に存在するけどな(笑)。
定番のキャラの特徴を紹介するページなんかもあります。
原作ファンには9割方わかりきった内容なので特に書くことはないけど
一つだけ見落としてた事実がありました。
身体測定(アニメは6話)で静珠がかなこを「かなちゃん」と呼んでるとこ。
鞠也とそっくりの別人って事実に気を取られて意味に気付いてなかったよ。
かなこと静珠は面識があって静珠はそれを覚えてるってことらしい。
(かなこは忘れてるけど)小さい頃に学園に来たことが有るとか、
鞠也の祖母の形見のロザリオとかなこの十字架ネックレスが似てるとか。
鞠也や静珠とかなこは過去に何らかの関係が有ったことを匂わせてる。
もしかして結構重要な設定だったり!?とか思ったりしますが。
これ以上のことは今のところ(原作4巻までに)出てこないので不明です。
当然今回のアニメにも出てこないでしょう。
書店の店頭ポップやメッセージペーパーなんかも収録されてます。
ペーパーなんかは邪魔で捨てちゃう(おいおい)ので結構いいかも。
店頭ポップも
盗んでくるわけにはいかないので結構いいっすね。
10種類とも1巻用らしいんだけど複数見覚えがあるのは何故でしょう?
(ヒロインが偉いんだよと女の子100%と出迎えませんが見覚えある)
2巻以降にもそのまま使いまわしてたんだろうか?
そんなわけで、アニメから入って原作は知らない初心者はもちろん
原作ファンにも十分に楽しめる公式ガイドブックをひとついかが?