まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

VIPER'S CREED 1~6話

1月からアニマックスとBS11で放送してる新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/5から
今よりもずっと未来。人類の活動による環境汚染が著しく進んだ未来。
それは食糧難、異常気象を生み、経済を崩壊させ紛争やテロに至った。
各地の戦火は新たな戦火を生み大きく広がり世界を巻き込む大戦となる。
大戦によりさらに環境は悪化し人々は空と海を行き来する手段を失った。
しかし人々はそんな環境の中でも力強く復興をしていったのである。
そんな目まぐるしい復興を支えたのは世界的な大企業であった。
大企業により街の実権は支配され利益の大半も牛耳っていたのである。
作品の舞台となるフォート・ダイバ・シティも決して例外ではなかった。
戦後入ってきたアルコンという大企業によって繁栄を謳歌していたのだ。
そしてアルコンの民間軍事会社アルコン・グローバル・セキュリティは
可変機動兵器マニューバ・ブレードを擁して街の警備を担っていた。
主に大戦の遺物の無人兵器バグメックから街を守るのが仕事だった。
※制御を離れて勝手に攻撃行動してるのだと思われる
そう、これはAGSのブレードマンたちの活躍の日々を描いたものである。

(CG映画の)アップルシードの監督さんによるオリジナル作品です。
だからなのかは知らないけど世界観がアップルシードと似ています。
今回はCGはメカや構造物だけでキャラは手描きになってますが。
どんなに表現を工夫してもCGのキャラはどこか不気味な感じなので、
やっぱり手描きの方が親しみ易いかなとか見てて思ったりしたよ。
相変わらずメリケンちっくというかバタくさい見た目ですが。キャラが。

見た目以外の肝心の中身ですが……最初はぱっとしないなとか思った。
実質1話読みきりエピソードでアクションが多いので話が薄いのです。
確かにCGによるマニューバ・ブレードのアクションはカッコイイよ。
滑るように走りながら変形したり組み合うシーンが絵的に映えるし。
それだけを目当てに見るならそこそこ満足感は得られると思われます。
反面それ以外の尺が短くてキャラの掘り下げや世界の描写が足りてない
毎回のように道路でバトルしてるのに閉鎖の表現すらないのはどうよ?
(エヴァとかで表示が通行止めとかに一気に切り替わるアレ)

これで終わりにしようと思って見始めた4話で印象が変わりました。
内容は3話からのメンバーのキャラを掘り下げてるエピソードの一つ。
そのエピソードの終盤にかけて緊迫感とスピード感が凄く有ったし、
アクションとエピソードの重みのバランスもほどよく取れてたから。
最後のノーマに対するマリーの受け答えもなんとも切ない感じだった。
続く5話と6話もわりと見れる話なので最初からこのレベルで作れよと。
まぁ物語やキャラが記号的なので凄く面白いというレベルではないけど。
日常のシーンや空気感の描写が欠落してて作品に思い入れがし難いのも、
個々のエピソードの出来不出来で印象が左右されてしまう要因っすね。
そのへんをしっかりやってればずっと面白い作品になっただろうに。

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