2006年頃にリリースされた30分×全4巻のOVA。DVDレンタル。
原作は青年誌(ヤンマガ)のマンガで読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDは全巻リリース済
作品の説明はテレビ版↑のを参照してください。
リリース時期でわかるとは思いますが「みなみけ」より前の製作です。
今回のテレビ版とは製作も制作もスタッフもキャストも全く違います。
せっかくなので
テレビ版と比較するために借りて見てみました。
(実はずいぶん大昔に借りたんですが……)
テレビ版と比較した結論を最初に言ってしまうと、、、
放送してる
テレビ版のほうがずっといい出来です。
動きも画面の密度も脚本の密度も演出レベルも全てテレビ版が上です。
1本あたり短いエピソードが5本というテレビ版とそっくりの構成だし、
それぞれのエピソードの内容もほとんど同じなので余計に実感します。
(エピソードのサブタイトルまで同じです)
スタッフのレベルの差とか、みなみけ以前と以後の違いなんでしょうか?
キャストはこっちの方が知ってる人が揃ってますが、
それすらもテレビ版のほうが声が若い感じなのでそれっぽいです。
※OVAはジュニアアイドル?と声優版の二重音声になってます
サブタイトルを見比べた限りでは2巻の最後のエピソード以外は
全てテレビ版にも入ってるのでわざわざ見る必要はないように思います。
1巻も2巻も
最後にチカの話で〆てるところはいいかなとは思ったけど。
※2巻の最後の「オサソイ」はアニメオリジナルみたい
最初が「グラグラ」で最後が「ユビキリ」なとこも全く同じです。
わざわざ見比べたい人かお色気シーンが見たい人だけ見たらって感じ。
そうなんですOVAの方がやけに色っぽい描写が入ってたりします。
元々こっちの方が絵柄が色っぽいけどさらに随所でそれっぽいシーンが。
(テレビ版のほうはちゃんと子供っぽい絵柄になってる)
あとこっちはテレビ版では見えないパンツ(テレ東だし)が見えたりします。
例えば「スーパーボール」でスカートがめくれてしまうシーンとかで。
「メモリ」でメグミのブラが普通の形だったりな細かい違いもあります。
※テレビ版ではジュニアタイプ(スポーツブラに似た感じのやつ)
体重計に乗る前に全部脱いでるなんてどーでもいい違いも有ったりして。
と言っても
前は見えないのであしからず。
表現スタイルもテレビ版とは多少違います。
最も大きな違いは通常モードと劇画モードの絵柄の落差だろうか。
テレビ版はみなみけ(無印)を踏襲してるのに対してこちらは差が希薄。
みなみけおかわりよりは絵柄の変化が目立つかなってレベルっすね。
あとリアルな空間描写と自然な演技が多かったテレビ版に比べて
こちらは多少ポップでマンガチックな表現が目立ちます。
ポップ表現と言ってもテレビ版のと違って
一昔前な感じですが。
表現スタイルを見比べると時代の違い(ってほど製作年は違わないが)
とかセンスの違いみたいのを実感してしまいます。
参考までにOVAの全エピソードリストを。
1学期(1巻)
「グラグラ」「サコツ」「マケナシ」「メモリ」「ダマシウチ」
2学期(2巻)
「スーパーボール」「キセカエ」「カンサツニッキ」「エガオ」「オサソイ」
3学期(3巻)
「トショシツ」「ヌキウチ」「アマアマ」「メクリ」「ネコノテ」
春休み(4巻)
「ヌレギヌ」「セクラベ」「サンキャク」「ユビキリ(前後編)」
DVD-BOXのおまけ ※レンタルでは見れないと思う
「ミズカケ」