まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

ヒャッコ 1~5話

10月からテレビ東京系(3局)で深夜に放送してた全13話の新番組。
12月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はWEBコミック誌(ブラッド)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/23から
能乃村歩巳(ののむらあゆみ)は困っていた。広大な校舎で迷ったのだ。
入学したばかりで不案内なのに一人になってしまったのが失敗だった。
歩き続けてるのに同じ場所を何度も回ってるようなそんな気がした。
明日の新聞に学校で生徒が遭難なんて記事が載りそうな気すらした。
困り果てた歩巳の前に一人の女子の姿が見えた。なんと同級生だった。
彼女の名は伊井塚龍姫(いいづかたつき)。下からの持ち上がりだった。
学校生活のベテランだからこれで大丈夫だと歩巳は胸をなでおろした。
しかし早足で歩を進める龍姫の先にいつまでも目的地は見えなった。
もしかして迷ってる?と思ったけど背中が質問を拒絶してる気がした。
積極的になりたいのに、こんなことじゃダメなのにと歩巳は思った。
龍姫に何度も声をかけようと試みて諦めて、今度こそと思った瞬間。
歩巳たちの前に空から女の子が落ちてきた。窓から飛び降りてきた。
彼女は道に迷ったから目的へと一直線に進むことにしたのだと言う。
このとんでもない事を口走った女子は上下山虎子(かげやまとらこ)。
彼女の登場によって歩巳の日々は鮮やかな色彩に彩られるのだった。
※歩巳は主人公ではありません(メインキャラですが)

とりあえずの第一印象は鮮やかな色彩ってところかな。
抜けるように深い空の青さに生い茂る緑に地面の茶色のコントラストが。
目を引くほどの鮮やかな色彩がこの作品の最大にして唯一の特徴かなと。
それ以外にはあまり特筆すべき特徴がないとも言えますが……
つんく?ああ~、主題歌はOP/EDともあまり記憶に残りませんでした。
ハッキリ言ってしまうとイマイチでした。イマイチだよ、つんく!
(大事なことなので2度言いましたよ)
「二十面相の娘」のEDより今回の方が売れてないあたりで察してくれ。

見てて次に思ったのがこの作品ってこんな内容だったっけ?でした。
迷ってしまうほどの巨大な学校という設定なんてあったっけかなと。
虎子が窓から飛び降りるところだけはちゃんと覚えがありましたが。
それ以外の内容はさっぱり記憶になかったのでした。
2話以降の内容もずっと……

実はアニメって内容を膨らませてはあるけど原作に沿ってるのです。
つまり読んだはずの内容をすっかり忘れてたってことです(汗)。
そんな昔でもないのに忘れてしまう程度の印象だったとは言えるかも。
実際、処分しない程度は楽しんだけどそんないいかと言われると、、、
一部でみょーに人気があるけど、それほどでもないかなって感じが。
どこがそんなに良いのかは原作が好きな人に聞いてくれって感じです。
アニメは原作のテイストを忠実に再現しつつ勢いをプラスしてあるので、
原作が好きなら見て損はないし、他の人もそこそこ楽しめると思います。

この作品の内容を一言で言うと、
数人の女キャラを中心にして日常を面白おかしく描いた学園コメディ。
というこのところいくつもアニメ化されてるタイプの作品です。
よく言えば定番で悪く言えばマンネリな体裁の作品ってことです。
「ひだまりスケッチ」や「みなみけ」ほどはキャラに生っぽさはなく、
かといって記号キャラというほど極端な特徴づけもされてはいない。
虎子の行動がちょっと枠を外れすぎな気がするけどそのぐらいか。
一人突っ走りボケキャラがいるのもこの手の作品のお約束っすね。
この虎子のCVが折笠富美子さんなので姫子(ぱにぽに)を彷彿とします。
そのせいでぱにぽにほど突き抜けてないという印象もしてしまいます。
(苺ましまろの美羽も似た系統のキャラっすね)
この手の役を折笠さんに頼ると既存の作品と比較されちゃうよと。

原作とアニメの違いについて。
アニメを見た後に原作を確認してみましたがだいたい原作に沿ってます。
1話と2話だけ半パート程度しかない原作の1エピソードを膨らませてます。
その関係で原作にはない内容が大量に追加されてるのでした。
例えば1話だと虎子が飛び降りた後はすぐに鍵のかかった扉なのです。
歩巳がさんざん迷ったり龍姫とあれこれしたのも原作はたった4ページ。
後で職員室へ来いの職員室でのシーンも原作には全くありません。
2話での部活を試すシーンも原作だと野球部しかありません。
オマエはハルヒかよ!いっそSOS団でも作れよ、と思ったあのシーン。
あの次々と部活を荒らして回ったシーンはアニメで追加した分なのです。
原作のテイストを忠実に再現しつつ大幅にパワーアップしたわけです。
3話以降は長さのつりあう半パートで原作の1エピソードになりますが、
ちょっとしたアレンジで原作よりも勢いや濃さが少しずつ増してます。
少なくとも原作のよさを殺してるような映像化でないと思います。

とここまで書いてふと6話以降をざっと確認してみたんだけど
9話からOPとEDの映像が変わってるね。ってことは8話までは暫定版か。
OPは映像と音楽が全然合ってないと思ってたら未完成だったとは。
いくらなんでも正式版が9話からって遅すぎないか?
2話と3話は多少絵が不安定だったのも含めて制作体制に問題ありかも。
※絵が不安定なのは気にしなきゃ気にならないレベル
1話は絵も映像も凄くレベルが高かったんだけどね……

ちなみにアニメのサブタイトルは原作のサブタイトルと全く同じです。
「3コメ」とか入ってるのも原作のエピソード(収録)順だったりします。
※8コメまでが1巻収録分。
ほとんど1話読みきりだから順に見ないとってことは無いけどね。
13話だけはxxコメが入ってないけどこれが原作だと8コメです。
入学前の話で時系列が違うから入れなかったのかな。

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