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夜桜四重奏 -ヨザクラカルテット- 1~6話

10月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-iでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(シリウス)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/17から
その昔、この地に妖怪たちを元の世界へと送るための桜が植えられた。
妖怪たちは元の世界へ帰るためにこの地に集まるようになっていった。
妖怪の中には元の世界へと戻らずこの地に残って暮らすものもいた。
そして時を経てこの地は世にも稀な人と妖怪が共に暮らす街となった。
今ではこの桜真町に住む住人のほぼ半数が人に化身した妖怪であった。
そのため町には妖怪たちの生活をサポートする窓口なんかも存在した。
主人公の比泉秋名が所長を務める比泉生活相談事務所がそれである。
また町の秩序を破るような危険な妖怪は強制的にあの世へと送られた。
それを行えるのは比泉のお役目を継いだただ一人の人間だけであった。
そう、比泉秋名には影で町の治安を守るというもう一つの顔が有った。
秋名は幼馴染で竜の化身で高校生で町長の役割を継いだ槍桜ヒメや
事務所仲間のさとりの七海アオや言霊使いの五十音ことはと共に、
日々桜真町で起こる妖怪絡みの事件を解決しているのであった。

見てるときは違和感がなかったので気づかなかったけど
原作コミックスを確認したら内容がずいぶん違っててビックリ。
違うと言っても原作を無視して勝手にやってるとかではなくて
原作の内容を使いながら大胆にリミックスされてるって意味ですが。
6話までのエピソードで2話と4話以外の4回分は1巻の内容なので、
少なくとも原作の内容は端折らずにきちんと映像化はしてるのです。
※1巻分はその4回分でほぼ全て
しかしその映像化した内容が原作とはずいぶん違ってるのでした。
ずいぶんと情緒や内面を掘り下げたアレンジがなされてるわけです。
おかげで原作1巻よりもずっと心に響いてくるようになってます。
(作者も原画を描いてるので恐らくこのアレンジを許容してる)
原作はコマの見せ方やキャラ描写とかポップでセンスがいいけど
物語の組み立てとかの技巧面はまだまだって感じだったから。
アニメで原作の足りない部分を上手いこと補完したなという感じ。

原作のアレンジが絶妙に効いてるのはまず2話でしょう。
1話で桜真町にやってきた東鈴(りん)って設定がまず原作とは違うから。
2巻以降で過去の話として出てこない限りこれはオリジナルってことです。
原作だと最初から宝蘭でバイトしてて配達などでよく出てくるだけです。
(原作の1巻にはアニメと違ってお店は全く出てきません)
人間に酷い目に合わされて人間が嫌いという話も1巻にはないのでした。
人間だから秋名を嫌ってたけど助けられたことで気を許すようになった、
みたいな結構感動的だったエピソードも1巻には全く存在しないのです。
秋名の役割である調律(チューニング)能力も1巻には影も形も無いので、
お役目の覚悟を決めたはずなのに揺らいでしまうという話も無かったり。
つまり2話で印象的だった要素の大半は恐らくアニメで追加したものです。
1話は舞台説明と主要キャラの能力を含めた紹介の色彩が強かったので、
2話がこの作品がホントに描きたかった方向を初めて示した回とも言えます。
※3話以降は2話同様にキャラを心情面で掘り下げる路線

舞台説明と言えば1話で簡単に桜真町の特徴を説明してました。
町の周囲に7本の柱があるとか妖怪と人が平和に共存してるとか。
実はこのへんの設定はアニメで見て初めて知りました(爆)
そもそも原作の1巻にはろくに舞台設定の説明がないから……
妖怪と人が平和に暮らしてるのは言われればそうかなとも思うけど、
アオ以外は人間に見えるから人の中にまぎれて存在してるのかなと。
アニメはそのへんの設定を最初に説明してくれたので親切だったね。

比泉生活相談事務所が町長直属の公的な組織みたいな位置づけも、
原作だとかなり曖昧だったけどアニメではハッキリ示してます。
原作だと表向きは便利屋で裏でヒメの指示で除魂をやってる感じ。
アニメだと冒頭から町内のアナウンスの仕事なんかもしてるので
実質はあそこが桜真町の町役場みたいな役割を担ってるのかも。
なんか桜真町はいわゆる行政区分とは違った位置づけっぽいし。
役場の人間はヒメと恭助の二人だけって言ってたし。
たぶん妖怪たちの管理とサポートが桜真町が担ってる役割なのかなと。
(人間の行政区分の中に妖怪特区みたいに存在してるみたいな)
2話で鈴の町への転入手続きや町での生活の手配をしてるたりするし。
作中の描写を見る限りはそう考えるといろいろ筋が通ってくるから。

生活相談事務所が公的な機関だと実感するのが、ヒメ町長ごり押しの
町歌「ツンツンデレツンデレ」を放送設備を使って町中に流すとこ(爆)。
こんな凄い行為は桜真町の公的な機関でなければ許されないだろう。
公的な機関だとしても苦情は来るだろうけど。苦情窓口のアオに……
にしても、原作に出てくるとはいえちゃんと歌に起こすとは恐るべし。
原作だとツンデレ断片しかなかった歌詞に変なフレーズを大量に追加して
ゆるいメロディーラインに載せた典型的な脱力ソングに仕上がってます。
ちなみに原作には鈴作の「どんぶり回収のうた」なんてのもあるよ。

あと原作1巻と目立つ違いと言えば桃華が毎回出てくるところかな。
恭助の妹として名前だけは出てくるけど姿は無いのです。1巻には。
つまりアニメで頻繁に出て来るのも全て追加された部分ってことです。
秋名を慕ってるっぽい態度とか原作も2巻以降で見れたりすんのかね?
桃華の兄貴の恭助も原作の1巻と比べるとはるかに見せ場がありますよ。
登場シーン自体はヒメに付いてるので原作にもいっぱいあるけどね。
鬼の力を顕現させて問題に対処するみたいな展開は無かったから。
まるで秋名、ヒメ、アオ、ことはに続く5人目って感じの存在感です。
アニメから入るとなんでカルテット(四重奏)?とか思いそうだ。
1話の次回予告で恭助が狙うなら秋名かとか言っててちょっとウケたよ。
(解説すると間抜けだけど秋名を押しのけて俺が4人目にって意味)

話は戻って4話「キミヲマツ」のアレンジの話。
この回にクローズアップされるジュンタの設定が違うのは置いといて。
アオが読心術を使うのを躊躇する理由が曖昧な原作コミックに対して
アニメの方がハッキリしたきっかけを見せてるのが上手いなと。
読心術を使うことで上手く子供たちの心を掴んで調子に乗ったけど、
ジュンタには裏目に出てしまった自分の力が嫌になってしまうとか。
サトリは自分がサトリであることを嫌になる瞬間があるみたいな。
調子に乗って失敗して人を傷つけて落ち込んで学んでいくプロセスに、
サトリという妖怪の特質を組み合わせたのが実にお見事な感じでした。
原作のパーツは使ってるのにもはや別次元の内容になってて驚きだよ。

こんな感じで荒削りの原作をよく磨いた感じの作品に仕上がってます。
ぱっと見は凄いわけじゃないけど、じわじわ良くなってくる感じです。
顔見せの1話だけでなく2話以降も見て判断するのをオススメします。

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