まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

Mission-E 1~8話

7月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から

CODE-Eの続編です。CODE-Eの5年後だそうです。
5年後なのでさすがにそのまんま続きって感じではないです。
さらにラブコメ的だったCODE-Eに対してアクション色が強くなってます。
同じ世界と舞台設定で同じキャラが出てくる別の作品って感じかも。
メインの電波シスターズ(自称)のうち片方は(恐らく)今回が初登場だし。
※もう片方は前回のヒロイン
そして今回の物語の中心になるのはそっちみたいだし。

前作とはかなり様変わりしてるのは例外的に状況の説明を。
特殊な力を持つTYPE-Eという存在が限られた人たちに認知された時代。
TYPE-Eであるが故に高度に電子化された社会は非常に生きにくかった。
そんな人たちを保護し力の制御を教えて社会への適応を手助けするOZ。
対して異質な存在だと社会から隔離し管理を進めるファウンデーション。
この2者による覚醒したTYPE-Eの争奪合戦という感じで1話が始まります。

ちなみにOZが前作で千波美を研究してた光太郎と園美が中心の組織。
なので当然ながら千波美ともう一人の麻織(まおり)が所属してるのもOZ。
ファウンデーションは前作終盤の安満沢崩壊の原因になった組織らしい。
と言っても崩壊事件の引き金を引いたのは千波美みたいですが。
(詳しいことは前作を途中までしか見てないのでわかりません)
そのせいで今回も登場したアドルは千波美を激しく憎んでるご様子。
千波美に復讐するためにファウンデーションの人間として出てきます。
千波美よりむしろファウンデーションを恨むべきような気がするけど。
(だから詳しいことは以下略)

ここまでの説明だとOZとファウンデーションは思想や利害の衝突する
二つの組織に過ぎなくてどちらが善とか悪という印象はないでしょう。
でも実際にはファウンデーションがいかにも悪者っぽく描かれてます。
主人公がOZの側だから相手方が悪く見えるのはわからんではないけど、
あまり安易に善悪で色づけしちゃうと安っぽく見えるような……
さらに序盤は他のTYPE-Eを保護する読みきりエピソードな感じなので
自分自身の話で物語が動いていたCODE-Eと比べて面白みが薄かったり。
模様が光るリフレイ・ドレスでのアクションは見応えはあるけどね。

4話からOZとファウンデーションのTYPE-E争奪合戦の図式が変わります。
むしろ、やっと本来やるべき物語が動き出してきたと言う感じかも。
よーするにCODE-Eでの千波美の立場の麻織バージョンってことです。
千波美と違っていきなり力にも組織にも適応してると思ったら……
むしろ以前の状態は両親がお人好しだった千波美より悪かったわけで。
OZに自分の居場所が与えられたからそれに答えてただけだったんだなと。
100%信頼してたわけではないからちょっとしたことで揺らいでしまう。
しかもOZの中枢部はみんな千波美と気心が知れた関係なわけで。
(他のエージェントはどうしたとか言いたくもなるけど)
ここでも自分だけ一人なんだと考えてOZを飛び出しちゃうのでした。

このOZを(辞めますと)飛び出してしまう展開は理解できるし
麻織のそこまで積もり積もった感情があるのはわかります。
でも飛び出してしまうきっかけになった仕事での判断は……
目の前の人間の命を粗末にして他の人を救えるかって思うわけで。
あそこの千波美の判断は間違ってないしその説明をすべきだろうよ。
説明をしないことで感情の行き違いが生まれるのは有りがちだけど
物語作法としてはあまり誉められたもんじゃないぞと。
ここに限らずこの作品は詰めが甘いというか底が浅い部分が多いです。
5~6話の茜さんの行動も明らかに不審なのに全く疑ってないしね。
途中で丙五郎さんが経歴を怪しむけど最初の電話から疑えよと。
麻織の辞めます騒動も家出騒動のようなうやむやな終わりかただし。
物語が動き出すのも1クールなのに4話に至ってからとか遅すぎだし。
題材は面白いのに今ひとつなのはひとえに作りこみが足りないせいかなと。
(CODE-Eも同様でした)

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