まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

薬師寺涼子の怪奇事件簿 1~7話

7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズとBS11でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は小説とそれを元にしたマンガでどちらも読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
頭脳明晰で運動神経抜群で目が覚めるような美女である薬師寺涼子。
彼女は東大卒のキャリアで27歳にして警視庁刑事課参事官である。
さらにアジア最大の警備会社JACES(ジャセス)の社長令嬢でもある。
そんな傍から見れば完璧な彼女には一つだけ欠点があったのである!?
そう彼女は人の話を聞かずどこまでも一人で突っ走る性格だったのだ。
薬師寺涼子の実家のJACESは警察庁の最大の天下り先と言うこともあって
彼女の傍若無人な行動に対して意見するものは誰も居なかったのだ。

庁内で扱いに苦慮をした彼女のお守として選ばれたのが泉田準一郎。
33歳の警部補でどこにでもいるごく普通の良識的な警察官である。
持ち前の武道の腕前と常識的な対応で彼女をサポートするのであった。
彼女の部下になったおかげで公私を問わず振り回される日々であった。
彼は気づいてないけど彼女に好かれてたのであった。気の毒なことに。
そして彼女のそばに居るといつも奇妙な事件に巻き込まれるのだった。

怪奇事件簿ってタイトルだからてっきりオカルトちっくな内容かと。
実際は現実離れこそしてるけど人知の及ぶ事件って感じでした。
そもそも人のおぞましい欲望が生み出した化け物が多かったし。
なので幽霊や妖怪みたいのを期待しても期待には添えないかもねと。
常軌を逸した化け物は続々と出てくるのでその手が好きな人ならOK。
現実味がない事件なのにやたらとリアル感を追求してるあたりは
この作者(田中芳樹さん)の性格だろうかなんて考えたりもして。
さりげなく政治家や官僚への皮肉が入ってるのは実にらしいとこだね。

この作品の舞台はとても現実に近くて描写も凄くリアル感があります。
主人公の薬師寺涼子が常識はずれな以外は登場人物も凄く現実的です。
そんなとても現実的な舞台だからこそ現実離れした事件が際立つのです。
周囲が現実的な判断をするので薬師寺涼子の大胆さが際立つのです(爆)。
そうなんです、この作品は舞台設定や人物や雰囲気をリアルにして、
現実離れした出来事すらまるでリアルであるかのように描きながら、
でも薬師寺涼子の行動だけは社会常識を土足で踏み越えて行くのです。

普通なら証拠を積み重ねて事件の核心へと迫っていくはずなのに、
多少の証拠と多大な直感と気分で核心の舞台へと乗り込んでいきます。
真相を暴きたいというより憎たらしい奴(犯人)をぎゃふんと言わせたい
なんて感覚で事件を追っかけていきます……警察官(の偉い人)なのに。
よーするに薬師寺涼子が華麗!?に活躍するのがこの作品の趣旨です。
リアルっぽく見えるけど痛快娯楽作品だったのです。

あとこの作品の特徴と言えるのが登場人物が大人ばかりってところ。
アニメで20過ぎの大人しかレギュラーがいない作品って凄く珍しいね。
深夜アニメは大人もターゲットに含んでると言われて久しいけど
大多数の作品はメインキャラのほとんどが中学・高校ぐらいだから。
この作品のように大人が多くて大人のかけひきをする作品は珍しいです。
(子供みたいな大人が目立つ作品のほうが多いかも)
涼子さんが泉田くんのセリフに「ここで言うセリフはそうじゃないでしょ」
とダメ出しをするようなアニメなんて滅多に見れないよ。
呼び名が気にいらないと言い直すまで返事しなかったりもするし(笑)。
さりげないセリフ回しが大人だけどイタズラっぽくて楽しいです。
このやり取りの面白さが若人にわかるかは保証の限りではないけど(爆)。

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2008/09/14(日) 21:48:10 ゆるやかゲーマー日記