まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

乃木坂春香の秘密 1~4話

7月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(電撃文庫)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
綾瀬裕人は可もなく不可もなく変な趣味もないごく平凡な高校生だった。
少しだけ普通と違ったのは姉とその友人(女)のだらしない姿を日常的に
見て育ったので女の子に対してあまり夢を抱けなかったところ。
おかげでクラスメイトたちには男色じゃないかと噂されたりもした。
そんな彼にはアキバ系にどっぷり浸かった腐れ縁の親友・信長がいる。
信長は今日も裕人の机の上にフィギアを広げ作品の魅力を語っていた。
さらに鞄から「イノセント・スマイル」なるアニメ誌を取り出した。
ずっと図書館にリクエストしてたこの本がついに入ったのだそうな。
(新刊ならともかく昔のレアな雑誌なんて入荷できるのか?)

裕人と信長のやりとりを離れた席で聞いてた人がいた。
彼女の名は乃木坂春香。容姿端麗なお嬢様で性格がよくて頭もいい。
さらにいくつもの習い事を完璧にこなすまさに完璧超人で。
学園では白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)なんて呼ばれていた。
そんな彼女にはみんなに知られてはいけない秘密が有ったのである。
学園ではその秘密を隠して普通(?)の人を装っていたのである。
しかし耳にした「イノセント・スマイル」の話は聞き逃せなかった。
彼女は誰にも見られないよう細心の注意を払って借りることにした。
そして借り終わりこのまま立ち去るだけだったその瞬間。
偶然図書館にやってきた裕人とぶつかって本をぶちまけてしまう……

これは何というか……あえて形容するなら「ぬるい」って感じ!?
才色兼備の女の子と関係が接近してドキドキみたいな展開だけど
初々しいとかくすぐったいとか甘酸っぱいみたいな印象はまるでなくて。
口が半分開いて目が細くなって生暖かい目で見てるような気分でした(爆)。
よーするにキャラの生身感がまるでないのでオママゴトに見えるのです。
監督の名前で予想はしてたけど予想に違わぬマネキンアニメだったよ。
※D.C.S.S.と「乙女はお姉さまに恋してる」の監督さん
ここまで生身感の無い作品を作りつづけるのはある意味才能かもしれん。
だって現実味の欠片もないメイドガイのほうが生身感が有ったんだから。

これはオタクな女子と普通の男子という組み合わせのラブコメ作品です。
最近よく見る組み合わせだったりします。女子はほぼ腐女子ですが(爆)。
そんなよく見る他の作品と比べてこれはオタク描写に違和感があるね。
いや、腐女子以外のオタク女子なんて認めない!って意味じゃないよ(笑)。
オタク趣味を隠したいのは理解できるし隠せる程度の常識を知っている。
だから日常的にオタク用語を連発するアレな人じゃないのは筋が通ってる。

特に違和感を感じたのは春香が好きなアニメの話をしてる部分。
第二次性徴を過ぎた年代だったら異性のキャラに目が行くのが普通なのに、
なぜか少女アニメの女キャラのことしか出てこないあたり。
(小学校低学年ぐらいならまだ理解できるけど)
少女(向け)アニメなら必ず魅力的な男キャラは出てくるはずなのに。
むしろ(オレに)男キャラの魅力を切々と語られても困るよな展開なはず。
それも含めて文化的ギャップで(傍から見たら)面白いことになるわけで。
本来なら有るはずのそんな展開がこのアニメには全く有りません。

3話でずっと隠してたオタク趣味を彼のために自分から明かしたのに
その後の起こるはずの騒動もスルーして二人の世界に入ってるし……
オタクな女子という設定がとても記号的で薄っぺらいのです。
薄っぺらいから見た目の可愛さのわりに魅力的に見えないのです。
ぶっちゃけ(げんしけん2の)荻上の方が可愛く感じられたのですが。
いや、腐女子以外のオタク女子なんて認めな(以下略)
ラブコメのヒロインが魅力的に見えないのって致命的なのでは?
絵をどんなに丁寧に描いたって中身の描写がこれでは意味ないよ。
せっかく視聴者に近い設定を使ってるんだしもっと説得力が欲しかった。
(女でこれを見てる人がどの程度いるかは知らんが)

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