10月から日テレ他(5局)で深夜に放送していた全25話の新番組。
3月から日テレプラスでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(ジャンプ)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(6巻までリリース済)
明らかに殺人だが原因が不明なため事故として扱われた事件がある。
そんな奇妙な殺人事件によって父親を失った女子高生の桂木弥子。
彼女は父を亡くしたことを悲しみ、事件の真相を知りたいと願っていた。
そんな彼女の前に脳噛ネウロと名乗る得体の知れない魔物が現れた。
魔界の謎は喰い飽きたので人間界の謎を喰いに来たのだとそれは言う。
弥子の前に現われたのも纏った謎に美味なる予感がしたからであろう。
その後の経緯は今のところアニメでは描かれてないけど、
ネウロが謎を喰らうため、謎のほうからやってきてもらうために、
弥子を傀儡にして女子高生探偵として売り出すのであった。
一見するとよくある私立探偵の推理モノ。
でも実体は推理モノっぽいグロテスクで破天荒な娯楽作品だったり。
そもそも最初から犯人がバレバレなあたり何を推理しろって感じだし、
殺人トリックは伏線がないので解説されるまで絶対にわからんわけで。
つまり外枠は推理モノっぽいけど体裁が全くそれっぽくないのでした。
かわりに日常のシーンで変な(崩した)顔が乱舞するみょーなノリと、
犯人が化け物みたく変態するグロテスクなノリがありまして……
他にも原作では意図的に歪んだパースで不気味さを表現してたりして。
ああ、なんかとてもジャンプっぽいなとか変なトコで感心してたよ。
推理モノをジャンプテイストで味付けるとこうなる、みたいな。
先に進むと人間離れした強敵が現れるあたりもまさにジャンプってか。
体裁はほぼ1話読みきりなので全体の構成なんて無いようなもんだけど
原作と見比べるとちょっと違うところがあります。
オリジナルエピソードも結構入ってるみたいだけどそれは置いといて。
アニメだと(一応)主人公の弥子の父親の犯人がまだ判明してないけど
原作だと最初のエピソードで犯人を特定してしまうのでした。
恐らくアニメだと最後のエピソードで犯人にたどり着くのでしょう。
ちらっと公式サイトをみる限りはやっぱそのようで。
(この作品の体裁から違いは大して問題はならないと思われる)
あと違うところと言えば最初から探偵事務所があって吾代がいるところ。
探偵事務所を奪うエピソードは5話の回想エピソードでやってましたが。
(吾代が下っ端として常駐してる理由はさっぱりわかりません)
つまり最初から女子高生探偵なる恥ずかしい肩書きで活動してるのです。
まぁ、とってつけたような悲劇的なイントロで物語を始めるよりは
全編にアホなノリを漂わせつつ悲劇を胸に秘めるアニメの方がいいような。
だからと言って他に比べて面白いかと言われると……