4月からテレビ東京系他(22局+α)で日曜日の朝に放送してる新番組。
AT-XとBSジャパンでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
7月からキッズでも放送するそうです。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで2巻まで読んだことが有ります。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/22から
前番のハヤト同様にTSUTAYA限定で1話のみ先行レンタル中です。
少しだけ未来の話。超能力の研究が進み超能力者の存在が普通になった時代。
超能力者の力は数値化され高いレベルの能力者は国家により管理されていた。
そんな能力者の中でも最高レベルであるレベル7の能力者は極めて希な存在で、
国家によって存在が確認されているのは薫・葵・紫穂の3人の少女だけだった。
小学生にして最強の力を持つこの少女たちはザ・チルドレンと呼ばれていた。
この物語はザ・チルドレンと呼ばれた三人の少女たちの活躍と成長と
3人のお目付け役に選ばれてしまった一人の青年の日々を描いたものである。
恐らく。
朝枠では珍しくDVDが大ヒットしたハヤテの後枠です。
てっきり続けると思ってたのに仕切り直しをするんだそうで。
※既にハヤテの第2期をやることは決まってます
そんなわけで同じサンデーから子供向けにもマニア向けにも見えるこれが。
ハヤテの後枠にこれ以上にしっくりくる作品は他に無いだろうね(笑)。
ちなみにスタッフはそのままスライドなのでノリが似ています。
ハヤテ程ではないけどさりげなくパロディも散りばめられてます。
あとは作品のスタンスとして遊びの部分が原作よりも強くなってます。
もっと具体的に言うと変態的なノリが。
なので原作の2巻までと比較する限りアニメの方が面白くなってるね。
ハヤテほど突っ走ってないけど毎回安定した面白さを維持できてるし。
実はオープニングをチェックしたとき、これはちょっととか思ったり。
映像はともかく曲がお子様仕様なうえに歌声がとっても幼かったので。
これはもしかして幼年向けの変身ヒロインモノにしちゃったのかなと。
よーするにプリキュアとかセラムンとかみたいな。
もちろんその手の作品だって作り方次第でいくらでも面白くできるけど。
で、実際に中を見てその心配がただの杞憂だと知りました。
てゆーかオープニングと本編のテイストがずいぶん違うんですが(笑)。
まぁ、ハヤテのように日曜の朝からI'veよりは相応しい気もするけど。
(曲自体は売れ線のJ-POPでしたが)
ちなみに可憐ガールズって小学生ユニットだそうな。幼い声なはずだよ。
その本編のテイストについて。
1話で暴れてるエスパーがマッスル大鎌(おおかま)とかいう名前でして。
股間からビックマグナムとか言う石化光線を発射するのです。
上半身をはだけたどっかで見たようなルックス(HG)でさらにオカマです。
このキャラは原作でも先で出てくる(らしい)けど2巻までには出てきません。
そんな濃い~キャラを1話に出すあたりでノリを理解して貰えるかと(爆)。
原作にほぼ沿ってる回でもさりげなく変態的なアレンジが付加されてます。
特に薫のオヤジキャラっぷりが原作よりも凄くパワーアップしてるよ。
いちおー見た目はボーイッシュでカワイイ女の子なんですがね……
かと思えば憂いの表情を見せるシーンもあったりとメリハリが効いてます。
バカみたいなノリとシリアスが絶妙にバランスして同居しています。
シリアス部分で抑えた表情をつけてるとこは原作より凄く良くなってるよ。
※原作は表情のつけ方が全体にやかましい
例えば2話の検査してるシーン。原作だと2巻の31ページのあたり。
「もうちょっと普通の子供らしく~」ってセリフが有るんだけど
この後のチルドレンの反応が原作とアニメとでは全く違うのでした。
セリフだけならどちらもほぼ内容を喋ってるんだけど、
アニメだと複雑な表情をしなからしょーがないよみたいに喋ってる。
しかし原作だととてもあっさりしてて喋りも雰囲気も軽いんです。
ここに限らず原作とアニメは内容は同じでも味付けが結構違ったりして。
構成について。
上に「原作にほぼ沿ってる回」とわざわざ書いてるということは、
原作に沿ってない回があるという意味でもあります。
今回見た中では6話と7話がほぼ原作の内容をトレースしてありました。
2話も予知で出動した後の内容がほぼ原作をトレースしてたね。
(それはもう十分にリミックスだろうというツッコミは無しで)
そして残りの回が原作をリミックスしてるかオリジナルな内容です。
例えば3話は2巻冒頭の1ページと60~65ページあたりの内容と
オリジナル(か3巻以降のエピソード)を組み合わせた内容にしてある。
5話は1巻の86~94ページの内容を元に大きく膨らませてあるし。
そもそも原作には、2話の「子供らしく~」の後の意味深な受け答えから、
皆本がチルドレンたちを学校へ行かそうと頑張る展開が存在しないのです。
皆本とチルドレンたちが信頼で結ばれていって同居する展開もありません。
(原作でも先に進むと同居するかもしれないけど)
つまりシチュエーションの流れに説得力を持たせるアレンジがされてる。
おかげで原作をトレースしてる回すらもずいぶん印象が違うのです。
原作の1巻を読んだのが1年半ほど前で内容を結構忘れてたとは言え、
アニメを見ててアレ?こんな内容だったっけ?と思ったぐらいだから。
※この7話分で1巻の内容は10ページ程度しか使われてない