1月からBS-iで木曜日の深夜に放送してる新番組。
原作は18禁の美少女ノベルゲームでやったことはありません。
主人公の国崎往人(ゆきと)は法術で人形を動かす芸を生業にしていた。
そして空の向こうにいる羽を持った女の子を探して旅をしていた。
ある夏に往人が訪れた街。ここでは芸が受けず空腹で行き倒れていた。
そんな往人の前に観鈴(みすず)は現れて遊ぼうよと言うのだった。
エロゲー大物タイトルっすね。それぐらいはわかる(爆)。
ちなみにほぼ同時期(つまり今)に劇場版AIRというのも公開されてます。
(原作は同じだけど制作スタッフは全く別です)
主題歌が同じで両方それを使って宣伝してるので実に紛らわしいね。
中身に関して。まず一見して分かるほど映像のクオリティが高い。
キャラ絵や背景の濃厚な描きこみっぷりがとても印象的に残ります。
おかげで空間の奥行きとか空気感みたいのがよく表現されてます。
キャラ絵もKanonよりは多少バランスが改善されてるかな。
(KanonとAIRの原作のキャラデザインは同じ人です)
でもやっぱりあからさまに美少女モノって感じに見えるけど。
キャラクターは観鈴を始め不思議ちゃんのオンパレードで。
最初のうちは主人公以外は男キャラが全く出てこない(通行人も)し。
(ここは女しかいない不思議の街かと思ったよ)
それぞれのキャラとの出会いが美少女モノのお約束そのまんまだし。
美少女モノとしての狭い枠内に収まってしまったような印象を受けます。
へんな口癖といいKanonと手法がそっくり(原作シナリオは同じ人?)。
展開は翼のある少女を探してる往人がこの街で出会った何人かの少女の、
それぞれの物語が翼・羽根・飛翔をキーワードにして描かれるみたい。
で、構成として個々の物語を別々に語るのではなく並行して描いてる。
たぶん原作ゲームがそーいう構成なんだろうと推測されるけど。
時間的な制約のキツイ映像作品でそのやり方はどーなんだろう。
少なくとも現状ではイメージが散漫になってる気がするんですが。