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[コミック] ef - a fairy tale of the two. 1~5巻

その昔……ってほど昔でもないけど。
D.C.のアニメにどっぷりとハマってしばらく気持ちが抜けなかった頃。
もっと作品世界に浸っていたくてコミック版に手を出したのでした。
その時の気分を一言で集約するなら「がっくり」でした……
それ以来コミカライズには極力手を出さないようにしたのです。
お気に入りになるような出来の良いアニメ作品の場合なんか特に。

角川系のコミカライズはフレッシュな人が描いてる場合が多いので、
アニメのレベルが高い場合はかなり落差が出てしまうのが必然だし。
だから読む前からある程度覚悟はしてたんです。こーなることは……
でも、ついつい手を出してしまったのです。飢餓感に駆られて。
表紙絵はとてもキレイだから、もしかしたらなんて淡い期待も有って。
そして「この世に奇跡なんてものは存在しない」ってセリフを思い出す(爆)。

一応フォーローしておくとコミック版単体ではそんなひどくは無いかな。
目を引くほど上手くはないけど、金返せというほど下手でもない。ふつー。
積極的に続きを読みはしないけど、すぐ古本屋に売るほどでもないレベル。
ちまたに溢れるコミカライズ作品の中ではまぁまぁ読める方かもしれない。
ただ、アニメのレベルがあまりに高すぎるので比較になってないだけです。

このマンガはタイトルでわかると思うけど原作の第一部のコミック版です。
つまりアニメの中の紘パートの内容しかこのマンガには存在しません。
※千尋パートはまだ発売されてない原作の第二部の内容
アニメだと1クールの半分だからたったの6話分しか存在しないのです。
しかしコミック版は既に5巻も出てるのに未だ物語が完結していません。
そのまま映像化すると20~30話ほどの内容っていったい何があるのかなと。
1巻を読んでがっくりきたけど、そこに興味があって既刊を全て読んだよ。
全て読んだ感想を一言で形容するなら「間延びしてる」だろうか(爆)。
ぶっちゃけると、長いわりにアニメに比べて大して内容は多くありません

コミック版の内容について補足をしておくと4巻の真ん中までが第1章。
紘とみやこ、景の三角関係のストーリー。ようは紘パートの内容。
4巻の真ん中からは第2章で京介と景と映画作りのストーリー。
アニメを見てた人はコミック版を見てアレ?って思うかもしれない。
アニメでは紘パートに京介と景の話が同時進行で織り込まれてたから。
しかしコミック版だと1章の後に2章という感じで時間が流れていきます。
このへんで察しがつくと思うけどアニメとコミック版は構成がかなり違う。
物語の根本の大きな流れこそ違わないけどそれ以外は大幅に違うのでした。

アニメはとても短いのに見ててもダイジェストって印象が全く無かった。
でもこんな短いストーリーの原作というのはちょっと考えにくいわけで。
そのへんの疑問についてはコミック版を読んでいて何となくわかったよ。
ストーリー上で大事なプロセスやシチュエーションだけを取り出して
それら全てを不自然なく繋げるために根本から再構成したのがアニメだと。
(コミック版がどの程度原作を再現してるかは知りませんが)
コミック版を読むとアニメの構成の上手さが凄く実感できます。皮肉にも。

展開が間延びしてて内容が多くないだけならまだ救いがあったのです。
が、アニメ→コミックだともっと愕然とする事実が一つ有るのでした。
それはとても印象的だったセリフやシーンの大半がコミックには無いこと。
てっきりアニメはコミックの抜粋に近い内容なんだと思ってたので。
いちおー、それぞれアニメのシーンに近いシーンは存在するのです。
が、シチュエーションも言葉の選び方もずいぶんと落差があるのです。
アニメでは言い回しが印象的だったり好きなシーンがいくつもあったのに、
コミック版だとそれらの大半はありふれたセリフやシーンだったわけです。
見せ方に関しては映像センスが超一流のアニメとの落差を覚悟してたけど
まさかストーリーレベルでもこんな極端な差が有るとは思わなかったよ。

つまりアニメはコミック版に比べて圧倒的にストーリーがよく出来てます。
感動的なシチュエーションも胸に響く言葉もアニメの方が圧倒的に上です。
そしてアニメにはコミックに相対する紘パートとは別に千尋パートがあって、
そちらは紘パートよりもさらにさらに凄い内容なわけで……
アニメとコミックを比較すると次元が違うとしか言いようがないのだった。

せっかくなんで具体的な違いをいくつか紹介。
あまり致命的なネタバレにならない場所から。

一つ目はアニメ2話の屋上のシーン。コミックだと1巻のPhase.2のところ。
このシーン自体はアニメとコミックはわりと似た感じになってます。
(コミック版では続いて景が乱入してくる展開がありますが)
ここでみやこが紘の描いてるものを見てしまった後のリアクションは
アニメだと「ドリーム持っちゃってる?」(漫画家目指してる?)だけど、
コミックでは「もしかして女装趣味?」だったりして……
女装趣味→少女漫画→女の子みたいな顔、ってなセリフの流れなわけです。
まぁ、一見すると筋が通ってるような錯覚を覚えないでもないけどな。
でも女の子の絵を描いてるから女装趣味と考える人はまずいないだろう。
あと念のためにアニメのシーンを確認したら他のセリフもかなり違ったり。
会話の内容はそんなに変わらないけど言葉の選び方がずいぶん違うのです。
中でもみやこの喋りがとても生っぽいのが特徴的な違いかもしれないね。
そこも含めてアニメの方がコミックより言語センスが数段上という印象。

二つ目はアニメ4話の景がおにぎりをミズキに試食させてるシーン。
コミックにはこのシーン自体がありません。似た展開もありません。
つまりミズキの「これは食べても害が無いかどうかという段階です
と言う大好きな先輩に対する歯に絹を着せない名セリフも無いわけです。
コミックでも景が料理を作るシーンはあるし食べるとやばそうに見えます。
でもこのシーンと直後の紘がみやこの手料理を拒絶するシーンに比べて
景の料理の下手くそさの表現という意味でインパクトに天地の差が有るね。
ちなみにみやこの手料理を拒絶するシーン自体はコミックにもあります。
※1巻のPhase.7のところ
が、これまたアニメの方がセリフや動作の流れが圧倒的に上手かった。
このあたりでコミックの続き読むの止めようかとかなり思ったよ……

あと大きな違いとしてはコミックに千尋がほとんど出てこないとこかな。
景の双子として存在そのものはうっすらと匂わせてはいるんですが。
いちおー景が時々メールを送ってるらしきシーンも有ったりするし。
※アニメでは携帯のメールでコミックはPCのメール
(構成上)アニメみたく千尋からメールを送ってくることはありませんが。
千尋が事故に遭うまでの内容もコミックには全く出てきません。
つまり紘がマンガを描き始めた理由に千尋が大きく関わってたとか、
千尋のことがあったから景は紘に自分の本心を伝えられなかったとか、
そのへんの内容がコミックではすっぽりと抜け落ちているわけです。
コミックはアニメみたく平行して描いてないから仕方ないとも思うけど。
物語の根幹に関わるこの二つの要素に関して動機づけが弱いのだった。

アニメではとても人間には見えない優子さんもコミックだと人間っぽいね。
でも正体不明で神出鬼没で意味深なセリフを喋るのは全く同じなのです。
つまり現実にいる人間のはずが現実離れをした行動をとってるわけで……
アニメもコミックも見る限り優子は象徴的な存在ではないかと思えるのです。
だからアニメはそう解釈してその方向性で突き詰めて描いたんだろうなと。
なまじ人間っぽく描いちゃうとリアルな物語なのに説得力が無くなるし。
必ず一人でいる時しか現れないので、もしや頭の中の存在?とも思ったよ。

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