レンタルで全部借りて見返してみました。
放送版も一部の話は何度か見てたけど通して見返したのは初めてかな。
ちなみに放送版と詳細に見比べたわけじゃないので違いはよくわからん(爆)。
放送時にも絵が荒れてたわけじゃないからそう劇的な違いはないはず。
一部の良い絵の回を除いてずっとそれなりのレベルだったとも言うが。
3話の最後の面白い顔のところが修正されてるのだけはさすがにわかった。
このシーンは別にあの面白い顔のままでも良かったと思うけどね。
この作品は少女漫画的にキャラ絵を派手に崩す路線だから違和感なかったし。
修正された絵も崩し方が多少抑えられてる程度で整った絵にはしてないし。
と言う感じで修正はされてるみたいだけど気にするほどの違いはないなと。
内容の大筋については前に山ほど書いたのでそちらを参照してください。
今回は改めて見て気づいたことや前に書かなかったことをいくつか。
1作目のヒロインたちがこれにもゲストやエキストラとして登場してるのは
Canvas(原作1作目のエロアニメ)を見たときに確か書いたはず。
4話にゲストとしてしっかり登場してるのが美咲菫のお姉さんの美咲彩。
あとエリスの担任の先生として全編通して時々登場してるのが篠宮悠。
2話と18話にみょーに存在感のある端役として登場するのが桜塚恋。
やけに存在感があって重要キャラかと思いきや全く内容には絡まないし。
※「むかちく~」と言ってる人
理事長代理の妹で本当の理事長だけど15話の電話越しの声だけな鷺ノ宮藍。
8話の祭りでおみくじ売ってる巫女(背景キャラ)が君影百合奈と御薗瑠璃子。
18話でダーツを投げてるお子ちゃまみたいなの(ほぼ通行人)が七城柚子。
橘天音だけは見つからなかった(Wikipediaには出てると書いてあるけど)。
出てると言っても藍以外はなぜか名前があるエキストラって感じだけど。
そんなエキストラキャラにも関わらず声を当ててるのが有名な人だったり。
他にもなぜか名前のある端役の人として2話の食堂のおばちゃんが。
みょーに華やかで場違いなキャラだと思ったら他の作品のキャラだったとは。
※PALETTEという作品のキャラらしい
1作目のキャラも含めてゲストキャラの声優さんがなにげに豪華なこの作品。
(若本さん、川澄さん、釘宮さん、能登さん、水樹奈々さん等々)
実は名前のないエキストラに毛の生えた役にもさりげなく有名どころが。
最終回の霧の髪を切ってる美容師が堀江由衣さんだし、
5話でエリスの横で浩樹にちゃちゃ入れてるのは小清水亜美さんだし、
霧の高校時代のバスケ部員の門脇舞さんや22話の斎藤千和さんなんてのも。
普通なら1回きりの名無しキャラとしてこのクラスは使わないんだけどね。
1作目のキャラが内容と無関係に登場するのも含めてサービス精神旺盛だなと。
見返しててもう一つとても印象に残ったのが食に関するシーン。
料理やグルメアニメ以外でこれほど料理や食事のシーンが多いのは珍しいかも。
日常の表情を描いてるシーンだけではなく物語上で重要なシーンも多いし。
確かに現実の生活における食の比率は決して小さいものではないのだけど
食がテーマではない物語でここまで目立つ扱いなのは特筆ものかもしれない。
エリスの口癖?の「デリ~シャス」も食事のシーンが多いから違和感ないよ。
重要なシーンに食事のシーンが多いので勿体無いことになるのも目立ちます。
決して料理が下手くそで食べられないことになるとか言う意味ではなくて。
(みんな不味いとか言いながらちゃんと食べてたりするし)
例えば2話で霧が浩樹の家にお邪魔してエリスも含めた3人でご飯を食べる場面。
霧と浩樹の会話に不機嫌になったエリスは途中で食事を終わりにしちゃうとか。
エリスが絵のコンクールで入選したのを霧が料理を作って祝ってくれたときも、
「何でここにいるの」「帰って!」と料理を作った人を追い出してたりとか。
物語が進むとエリスも霧に対してここまで露骨な拒否反応はしなくなるのです。
料理でも赤を克服しようとするのを含めて食でも成長を象徴的に描いてるなと。
勿体無いことになる重要なシーンはもう一つあって。
柳との再会を祝して霧の家でみんなで食事しようという展開になった回。
浩樹は一度は行こうとしたんだけど結局理由をつけて行かなかった。
柳は隠してた高校時代の重い話を打ち明けて食べずに帰っちゃったし。
それを聞いたエリスはお兄ちゃんが可哀想とこれまた食べずに帰るし。
せっかく霧が頑張って作った料理なのに三度勿体無いことに……
そーいや釣りに行くのを浩樹にすっぽかされて(一応理由はあったんだけど)、
霧が二人分作ったお弁当を公園で一人で食べるなんてシーンもあったっけ。
このときは偶然散歩に来てた理事長代理が相伴に預かったみたいだけど。
料理を作ってるシーンで「あっ!」なことになるシーンもあります。
一番印象的なのがエリスが体育祭のお弁当の卵焼きを作ってるシーン。
浩樹への想いが届かなくて気まずくて朋子ちゃん家にプチ家出してた頃の話。
体育祭がちょーどエリスの誕生日で霧がプレゼントの希望を聞いてたのです。
で、朋子が「お兄ちゃんを頂戴」って霧先生にお願いしたら?とか言ったり。
エリスはその発言に動揺して卵のボールに砂糖をぶちまけてたよ……
それ見て「私、絶対食べないから」とキッパリ拒絶する朋子ちゃんだった。
これぐらいが丁度いいとか言ってたエリスが食べた時の顔が見たかったよ。
(とある経緯で結局は橋爪くんが食べて保健室送りに)
映像特典について。映像特典はレンタル版にも全てついてました。
と言うかセルとレンタルのディスクが全く同じみたいです。
時かけもそうだしハルヒもそうらしいから角川エンタは全部中身同じかも。
※「時をかける少女」はレンタルした後セルを買ったので間違いない
で、収録されてる映像特典ですが。
各巻にワーニングコメント劇場というしょーもない三文芝居が(爆)。
しかも一部を除いてちっともワーニングコメントをしない三文芝居です。
映像は本編の絵をテキトーに繋いだだけという手抜き感が超満点だし。
あいかわらず角川はろくな映像特典を作ってこないなと実感したり。
平野綾さんがリュミエール(キディグレイド)のネタをやったりとか、
エリスの乙女の法律がどうとかネタ自体はそれなり楽しめるけど。
他はノンクレジットOP・EDやDVDやCDのCMという定番のやつ。
それと怒涛の次回予告総集編という単純に23話分の予告を繋いだものが。
そんなのDVDを全部集めれば見れるじゃん!とか言いたくなるが……
まぁ、この作品は予告が結構面白いからまとめて見るとなかなか楽しいかな。
毎回、恋愛についてのキーワードを上げてくるのもなにげに親切だしね。
エリスバージョンはたまに変なことを口走ってたりするけどな(笑)。
幼馴染の話から「恋は半径50メートル以内で!」になったりするし。
浴衣の話がなぜだか「恋を盛り上げるのはコスプレよ!」になったりだし。
(確かに浴衣は昔から存在するコスプレみたいなもんだけど)
そんな(夫婦)漫才みたいな内容をひたすら堪能できます。