まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

げんしけん2 1~6話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は青年誌(アフタヌーン)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/21から

げんしけんの2期です。ストーリーはそのまんま続きのようです。
と言ってもこの作品は現視研に集う人たちの日々を淡々(?)と綴ったもので、
通しで長いストーリーが有るわけじゃないから、ここからでも大丈夫ですが。
笹原が3年になって新部長になったというキリのいいとこから始まるしね。
最初の完璧に初心者だった笹原が部長とは成長したものよのお(遠い目)。
あいかわらず他のメンバーより何かが秀でてるという感じはないですが。
だからこそ個性の強いメンバーの中で接点になってるとは言えるかもね。

笹原が3年生になったということは当然ながら後輩もいるわけです。
1期(4話まで)には見なかった荻上さんと朽木くんという新人が1話から登場。
※荻上さんは1年で朽木くんは2年だそうな
実は荻上さんは1期と2期の間のエピソードを描いたOVAが初登場だそうです。
OVAはくじアンのDVD-BOXの特典でレンタルがないので見たくても見れないよ。
OVAが見れなくて話が飛んで気持ちが悪い人は原作読んで補完してください。
年末にキッズで1期・2期・OVA・くじアン(TV)を一挙放送するらしいので
それを頑張って録画するのもよろしいかと。もちろん録画するよ!OVAは。

このニューフェイス二人のうち朽木くんのことは置いといて。
荻上さんがいろんな意味でとても印象が強いキャラっすね。
(朽木くんもとても強烈なキャラだけど)
2期の内容ではもしかすると一番存在感があるキャラかもしれない。
葛藤してたりパニックに陥ったり、際限なく妄想したり、と表情が多彩だし。
とても面倒くさそうな性格も含めて横で見てる限りはとてもカワイイですよ。
大野さんがいちいちちょっかいを出してるのもカワイイからだと思われます。
(OVAでは派手にやりあったそうですが)
その大野さんも初登場時(1期4話)に比べるとずいぶんと印象が強くなったなと。
そんな感じで1期(4話まで)に比べてずいぶん女性陣の存在感が大きくなったね。
(春日部さんのキャラの強さは最初からですが)
現視研って最初は男子しかいなかったのに……

笹原部長の号令で現視研としては久しぶりの同人誌を作ることになるのです。
当然ながら執筆メンバーの関係で(くじアン)男性向けのエロパロ本なのです。
そこに同人誌に興味津々(だけど興味ないふり)の荻上さんも参加することに。
男性向け(のエロ)だけどいいの?と聞かれて、大丈夫ですと答える荻上に、
最近の女子は強いね~」と驚いてる男性陣でありました。
ここで男性向けエロが大丈夫な女子ってそんなに珍しいもの?とか思ったよ。
美少女漫画誌の女性作家の数からして同人をやってる人も結構いそうなのに。
てゆーかそもそもノーマルエロが男性向けって表現に違和感があるのだけど。

この笹原たちには初めての同人誌制作は予想通り?の紆余曲折が。
メインだった久我山さんの漫画がプロットすら全く出来てないという状況で。
ここもそのプロットが面白いかとか使い物になるかとかはともかくとして、
試しにプロット立てるのはそんなに難しくないようなと思ってしまったり。
確かにイメージが降りてくるのを待ってると延々と煮詰まっちゃうけどさ(爆)。

10ページ程度の漫画だとそこに詰め込める内容はたかが知れてるわけで。
さらにエッチな内容だとそれにページを割かされるからさらに内容は少ない。
具体的に言うとストーリーなんていらんのです。1つのシチュエーションだけ。
つまり場所と登場キャラを決めて互いをどう絡ませるか決めればいいの。
(下手にいろいろな内容を詰め込もうとするとろくなことになりません)
自分の好きなキャラで見たいシチュを思い浮かべてそれを絵にすればよい
笹原も久我山さんと打ち合わせる時にそこを詰めていくべきだったのです。
二人で話してるうちにアウトラインが固まってくることもあるわけだから。

同人誌がなんとか完成して一同はコミフェスへ。
買う側の視点だった1期に対して今回は売る側の視点なのが新鮮です。
今までの人生の中ではこの手のイベントに全く参加したことがないので。
今までにも売る側を描いたアニメが全くなかった訳ではないのだけれど、
この作品はそれらの他の作品よりも段違いにリアルに描写されてるから。
同人誌を作る側のプロセスや雰囲気を教えてもらってるような気分です。
ドージンワークなんかよりはるかに同人誌入門に最適な素材っすね。
(そんな次元の低い作品と比べるなと怒られそうだが)

3話で同人誌制作~コミフェスの話が一段落して
4話には田中さんと大野さんのコスプレ好きコンビの話が。
すっかり息ピッタリでてっきり付き合ってると(みんなに)思われてた二人。
ここで荻上さん(と春日部さん)は実は付き合ってないのでは?と指摘する。
こーいうのは女の方がわかると言うのはあながち間違いではないっすね。
何気ない表情の変化を読み取る能力が男より女の方が優れてるから。
(あくまで傾向なので当然ながら鋭い男も鈍い女もいる)
ついでに言うとオタクな人種は平均より読み取る能力が低いです。男女とも。
つまりエロゲー・ギャルゲーアニメのメインの視聴層であるオタク男子は
最も相手の表情を読み取る能力に欠けてる人たちと言えないこともないかも。
表情描写の良し悪しが売れ行きにあまり相関しないのも、そー考えると当然?

田中さんと大野さんの関係に戻って。
この二人は当然ながら互いにかなり意識はしてるわけです。
しかし二人して恋愛経験値がないに等しいのでなかなか進展しない。
田中さんのあまりのヘタレっぷりについに大野さんは大胆なアクションを。
(男性向けの)エロゲーを私の前でやって見せてください!と迫るのでした。
おお、これはオタクならではのアプローチかも!と感心してしまったよ。
(いい雰囲気になる映画を部屋で一緒に見る、の変形だし)
おずおずと伺いをたてながらゲームを進めるさまは見ててくすぐったいね。
大野さん頑張ってて凄いな、と。田中さん(&男子)頑張れ!と思いました。

大野さんの頑張りでついに田中さんが根負けして二人は晴れて恋人に。
ここで田中さんはコスプレ以外で喜ばせる自信がないとか言うのですよ。
理由はどうであれ自信が持てないのは経験がないから仕方がないのです。
でも一緒にいて相手が嬉しそうかどうかぐらいはわかると思うんだけどな。
いくら勘の鈍いオタク同士でもここまで好意があるなら恐らく気づくはず。
(もっと相手の表情を読める人たちならとっくに先に進んでるでしょ)
ただその感じてる好意に確信が持てるほどの自信が自分にないのでしょう。

オタク同士のカップルなんてろくなことがない、と荻上さんは言う。
(このセリフは荻上さんの過去の出来事から来てるらしい)
実はこれ一般論としてそんなに間違いではなかったりする。
オタクとオタクは同じ人種なんだから相性はばっちりなんて甘いのです。
オタクと言ったってこだわりのポイントは人それぞれ千差万別なわけで。
さらにこだわりのポイントが決して譲れないのもオタクの特質なわけで。
一つのジャンルで趣味が合ったとしても他でも合うとは限らないのです。
だからほとんど同じ趣味の人と巡り合える確率ですら奇跡に近いのです。
さらに奇跡的な巡り合わせで同じ趣味の二人が出会って恋人になっても、
時間が経って互いの趣味が食い違ってきた時は困った状況に陥る可能性が。
相手の趣向を尊重するゆるやかな関係なら長く成り立つ可能性もあるけど。

田中さんと大野さんが恋人になる瞬間。
部屋の明かりを消してディープキスをするのです。
この時の舌を絡めるクチャクチャした音がしっかり放送されておりました。
さらに毎回のようにエッチなシーンがあって誰かが喘いでる。男も女も(爆)。
U局アニメは画面がなければここまで大丈夫なのか?と妙な感慨があったり。

エッチなシーンと言っても現実のシーンは4話の二人だけです。
あとはみんなのエロ妄想を映像化したものを本編に挿入して流してるだけ。
妄想だけあって本編のシーンに比べて無駄にキレイでエロいです。
特に5話の荻上さんの現視研メンバーによる斑目総受けBL妄想は凄かった(笑)。
雰囲気は残ってるけどリアルに直されたキャラであんたら誰?って感じで
(本編のほうがデフォルメがキツイので現物より遠そうだが)
BLシーンの内容はシリアスなのに見れば見るほど笑いが止まらないのだよ。
中でも田中さんと久我山さんの変わりっぷりは面影が残ってるだけに凄いね。
りんしんさんのエロっぽい絵柄がBLアニメに凄くはまってるのもビックリ。
※美少女エロアニメで超有名な人

全く荻上さんたら何てことをしやがりますやらって感じですが。
そのお返しにというわけでもないけど6話では逆バージョンをやっていた。
6話では現視研男子によって荻上さんがエロゲーヒロインにされるのです。
※大野さん以外のメンバーはこのBL妄想を知りません
パラメータがどうとか、イベントはこーだとか、態度がこんな感じだとか。
もちろんエロゲーなので(シルエットな)エッチシーンもあるわけですよ。

このエロ妄想で盛り上がる面々の話を当人はしっかり聞いていた……
詳しい経緯は実際に見て頂くとして、変装してみんなのそばにいたのです。
そこにいることがバレたくなかったわけだからさっさと離れればいいのに、
男子だけで話してる赤裸々な話に興味があってついつい聞いてたのです。
(自分がいたら聞けない話だから興味津々なのも理解できるけど)
そしたら自分の話になって、顔真っ赤にして(心の中で)もうやめてけろ~と。
まぁ、ご愁傷さまというか、お互いさまというか
さらに荻上さんにはこの後もっと衝撃的な結末が待ってたりするのですが。

こんな感じでこのシリーズは荻上さんに尽きます。BL妄想も含めて(笑)。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

記事への反論は非公開を指定しても公開します
公開して欲しくなければメールで送って下さい

※コメント・トラックバックについてのおことわり

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://navido.blog12.fc2.com/tb.php/1034-49ebafec