まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

レンタルマギカ 1~6話

10月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
原作はライトノベル(スニーカー文庫)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/21から
この世界には普通の人には手に負えない出来事が存在している。
そのような超常的な出来事を専門に手がける仕事もまた存在している。
伊庭いつきが率いるアストラルはそんな仕事を手がける会社の一つである。
アストラルは規模こそ小さいがケルト魔術師、神道の巫女、陰陽師、他と
優秀かつ守備範囲の広い人材を揃えていた。社長であるいつきを除いて
元々このアストラルは父の会社で失踪した父の代わりの社長だったから。
いつきは最初は乗り気では無かったけどみんなのために社長になったのだ。
そうして新社長になったいつきの前にいきなり深刻な事態が待っていた。
しばらく開店休業状態だったせいで会社は存続の危機に瀕してたのである。
いつきたちは会社の未来のためさっそく受けた仕事を始めようとするのだが、
(この手の仕事を集めて割り振る組織があるらしい)
彼らの前に同業の名門ゲーティアの若き首領アディリシアが立ち塞がった。
※6話までを時系列で並べたあらすじ

「魔法使い貸します」みたいなキャッチコピーがついてるから
一風変わった内容なのか?と見てみたら……よくあるソレだったりして。
よーするに人知を外れた現象に関して依頼を受けて対処するという内容。
これだと貸してるんじゃなくて出向いてるって表現するんじゃないの?
相手の指示に従う仕事のやりかたを「(人を)貸す」と言うのですが。
3話の仕事だけは貸してると言えるかな。
こんな感じでタイトルと内容が微妙に違うがな!と指摘しておきます。

タイトルの意味合いは置いといて作品そのものについて。
題材としては結構面白いかなと。オカルト系の内容はわりと好みだしね。
1話や4話のエピソードも短いわりにキレイにまとまってていい雰囲気だし。
カッチリとしてて華のある絵柄は好みだし。表情もきちんとついてるし。
アクションシーンも見せ方のセンスがいいのでなかなかにカッコイイ。
※監督はCanvas2やL/Rの川崎逸朗さん
つまり映像作品としての体裁はわりと優秀ではないかと思われます。
そして面白さという意味では……魅力的だとは思います。

魅力的なんだけど、ストレートに面白いとは表現しにくかったり。
確かに1話とか4話は結構いい感じにまとまってる内容なのです。
他の話も光るところは随所にあるので面白そうな作品ではあるんです。
しかしそのわりに作品にぐいぐい引き付けられないのでありました。
その理由の一端はこのアニメのシリーズ構成にあるのかもしれない。
実はこれ1話→2話→3話と順に時間が流れていく構成では無いので。

1話では説明なしにいきなりアストラルのお仕事を見せる展開で
2話で時間を戻っていつきが新社長になるという最初のエピソードに。
てっきりこの後は時間の流れに沿ってると思ったら全く違いました。
変則構成に気づいたのは確か4話を見終わったときだったと思う。
てゆーか4話でいつきが話してた相手が黒羽さんだと最後に気づいたよ(汗)。
1話で黒羽さんを新入社員と紹介してたのはそーいうことだったわけね。
いつきや穂波と近い歳に見えるのに学校行ってないのもそーいうことか。
そして、黒羽さんは1話はともかく3話にも出てたよなと……
つまり4話は3話よりも前の内容ってことで。

5話ではさらに頭が混乱する事態に。
アディリシアの登場の仕方といい言動といい2話の続きっぽい内容で。
さらに2話のラストの学校のシーンは5話の内容より後っぽい感じだし。
※公式サイトだと単純に2話→5話になってるけど
だって2話の内容はあくまで穂波がアストラルにいる理由を描いた内容で
アディリシアがいつきを気にかけるような展開にはなってないから。
5話の内容の後なら多少はそんな感じになっても不思議は無いかなと。
実は5話のそのまま続きの6話の展開で二人の関係がより近くなるのです。
だから2話の最後のシーンは本来なら6話の最後に入るシーンだと思われる。
ちなみに4話は6話のすぐ後の内容みたいです。

なんでこんなふうに時間軸を前後にしてあるのかはわからないけど、
(それぞれのメインキャラの話を並べたのかなとは思ったけど)
エピソードが細切れなので面白さまで細切れになってる感は否めません。
6話まで見るとバラバラの話がある程度繋がって見通しは良くなりますが。
ちゃんと時間軸に沿って並べたほうが面白かったのでは?この作品は。

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