10月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/23から
一年中桜の花が咲いている初音島(と言うことはD.C.の未来ではない)。
そこにある風見学園の付属校の3年生である桜内義之(さくらいよしゆき)。
彼は(理由はわからないけど)学園長の芳乃さくらの家に住んでいて、
朝倉音姫(おとめ)・由夢(ゆめ)の姉妹とずっと家族同様に暮らしていた。
学校では幼馴染の月島小恋(ここ)やその親友である雪村杏と花咲茜や
趣味が変な悪友の杉並や板橋渉(わたる)と日々を楽しく過ごしていた。
そんな義之の変わりばえのしなかった日常にある日転機が訪れる。
学園祭の日、ただの幼馴染だと思ってた小恋にある言葉を告げられたのだ。
ああ、なんかとってもD.C.に似てる……
なんて感想もどうかとは思うけど、まさしくそんな感じの作品なので。
キャラ設定とか見た目が似てるのはIIなぐらいだし狙ってるんだろうけど。
それだけでなくどっかで見たようなシチュエーションが続々出てくるから。
てゆーかD.C.(1作目)を見たことある人なら苦笑してしまうぐらいだよ。
だって導入となる1話に続いての2話が美夏(ロボット)のエピソードだし。
さらに続く3話はななか(学園のアイドル)のエピソードですから……
1作目の2つ目(3話)と3つ目(4話)とまんま符合するような構成なんですが。
それだけではなく1作目の該当する話と似たシーンがてんこもりですし。
4話にはネコミミメイドが出てくるかと思った。さすがにそれは無かったが。
ちなみに5話は眞子とのデート(12話)と美春とのデート(14話)を繋いだ感じ。
そんなキャラ設定も含めてD.C.(1作目)をリミックスしたような作品です。
今回は1作目と違って同居するヒロインキャラ(?)が二人いるのです。
朝倉音姫と朝倉由夢という音夢が二つに分離したようなネーミングの(笑)。
このうち妹の由夢が見た目ほとんど音夢で雰囲気もほとんど音夢だったり。
声が違う人(堀江由衣さん)なのに喋り方が似てるのでまるで音夢のようだ。
とは言っても今のところツンツンだけでカワイイ表情は出てきませんが。
なにしろ由夢はメインヒロインではなくただの妹だったから。今のところ。
最初の起こしにくるあたりが1作目と似てててっきりメインヒロインかと。
考えてみたら似たようなキャラで似たような話をやってもしょうがないか。
(GiftはなんちゃってD.C.とか言いたくなることやってたが)
そうなんです、この作品のメインヒロインは実は小恋だったのでした。
いきなり1話で小恋が告白して二人が付き合い始めたのにはちょっと驚いた。
男一人に女数人のハーレムモードって告白しちゃったら成り立たないじゃん。
(同じく最初に告白のSchool Daysの誠は鬼のような所業をしてたらしいが)
最初に告白ということは後は恋人としてのステップでも描くのだろうか?
それとも次の回には無かったことになってて別のヒロインの話になる!?
とか思いつつ2話を見てみたら別のヒロイン(美夏)の話をやったのでした。
だからと言って告白は無かったことにならなかったし二人の関係も続いてた。
つまりは義之と小恋の恋人としてのステップが全体の大きな筋になるのです。
※要するにストーリー展開はD.C.(1作目)とは全く似てない
そこに他のサブヒロインのエピソードが絡まって彩りを添えている感じ。
サブキャラとして絡むので義之といい感じになることはないみたい。今のとこ。
メインヒロインの小恋ですが、見た感じは美春に近いような気がする。
義之と幼馴染ということはポジション的にもオリジナル美春と同じわけだし。
2話の公園のシーンや5話のデートのシーンは1期の美春のシーンに似てるし。
中身は美春とは違うけど美春が控えめになるとあんな感じな気もするから。
1作目は24話で涙ボロボロだったので、幸せな美春を見てるようでいいかも。
(1作目はみんなみんな苦しんでて胸にグサグサ突き刺さってきたけど)
ちなみにロボットの美夏は見た目も中身も美春とは似ても似つきません。
バナナ嫌いだしな(でもバナナを食べないとオーバーヒートする)。
音姫と由夢という名前を見て最初二人の子供なのか?とか思ったり。
他のキャラも1作目のキャラと似てるから子供たちなのか?とか思ったよ。
でも考えてみたらヒロインキャラと苗字が同じ子供って普通無いわけで。
(純一と音夢が結婚した場合は二人とも苗字が同じだから同じになるけど)
だからあくまで似たような名前で似たような設定のキャラなのでしょう。
そもそも枯れない桜はD.C.(1作目)の未来の話には存在しないわけだし
ちなみに杉並だけはそのまんま(同じ見た目・同じ声・同じ性格)出てたり。
あとさくらも出てるよ理事長として。何と見た目はそのままで(年齢不明)。
ラブストーリーは他のジャンルよりもキャラの表情が重要になってきます。
キャラの表情が作品の生死を決めると言っても決して過言ではないほどだし。
そーいう意味でこの作品はどんな感じかというと、結構しっかり描けてるね。
D.C.S.S.があんまりなデキだったので心配してたけど今回はいいみたいだよ。
※制作会社は同じだけど監督も含めてD.C.S.S.とはコアスタッフが結構違う
もちろん記憶との比較は危険だからちゃんと見て確認しました。1期もS.S.も。
改めて見て実感したけどやっぱりS.S.のキャラ描写は全くお話になってない。
今回はなにげない表情やしぐさがきめ細かく描かれてるし。絵も全般にキレイ。
小恋や由夢のリアクションが記号的じゃなくて血の通った感じなのもいいね。
つまりキャラ描写に関してはS.S.よりはるかに1作目のレベルに近いわけで。
キャラ絵もS.S.よりも1作目に近かったりするし。キャラは別人なのに。
※今回のキャラデザインの島沢ノリコさんは1作目でも作監をやってた
そーいう意味でもD.C.(1作目)に似てるって感想になるわけです。
作品のメインになる義之と小恋の恋人のステップはどんな感じかというと、
とてもスローテンポで見てて気恥ずかしくなる「ういうい」な日々って感じ。
体育倉庫の裏で思い出が欲しいのとか言って迫ったのが実は記念写真だとか。
初デートでいい雰囲気になってついに願いが叶ったのは腕組んだことだとか。
(具体例を書かないと分からないだろうからとオチを書いててすまん)
いいムードで次にいくとこはラブホとか思った自分が汚れてる気分ですよ(爆)。
傍で見てるとじれったいほど健全な二人の関係を見てると心が洗われそうだ。
「ういうい」なのはイイんだけど、それだけなのが多少気になります。
5話までの展開では恋人のステップを一つずつ積み重ねているだけだし。
あまりにスローテンポな以外は波乱も起伏もほとんど存在しないから。
つまり小恋は恥じらい顔がやたら多くで泣き顔や怒った顔がほぼ無いのです。
4話の体育祭で巡りあわせが悪かった時が最もマイナス方向に振れた表情かな。
せっかく丁寧に表情がついてるんだしもっと多彩な感情を見せて欲しいなと。
シリーズの終盤ではそれなりの波乱とかあったりするんだろうか?
※今回は1クールのようです