まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

Myself ; Yourself 1~4話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
11月からAT-Xでも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作はPS2の美少女恋愛アドベンチャーでまだ発売されてません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/21から
日高佐菜(さな)は5年ぶりに生まれ故郷である桜乃杜町に帰ってきた。
とても仲の良い友達がいたけど両親の都合で離れることになったこの町に。
記憶のままの懐かしい街並みがあった。変わってしまった場所もあった。
再会した友人たちの外見の変わりように、中身に変わらなさに驚いてた。
ミニサイズのままプロポーションだけ別人になっていた麻緒衣(あおい)。
あいかわらずトラブルメーカーの朱里(しゅり)と修輔(しゅうすけ)の双子。
そしてお別れ会にバイオリンで自作の曲を演奏してくれた菜々香(ななか)。
久しぶりの佐菜との再会を喜ぶ麻緒衣と双子たち。そこに菜々香も現れる。
ここで佐菜は菜々香のことがわからなくて「初めまして」と言ってしまう。
姿が違うのもだけど雰囲気が昔とあまりに違ったからわからなかったのだ。
次の瞬間、佐菜の頬には菜々香の平手が飛んだ。

この作品も女心のわからない主人公なんだ……ってのが第一印象でした。
School Daysに続いて2作連続とはマーベラスはシリーズ化でも狙ってる?(笑)
この年代ならこの程度は普通ではありますが。とスクイズでも書いたけど。
メインヒロイン?の菜々香が感情を溜め込んじゃうのもスクイズと似てるね。
※ストーリーや個々のキャラ設定は全く似てません
さすがに佐菜は誠みたいな人でなしじゃないから流血の結末は無いだろうけど。

ラブコメというからに当然そこにラブがあるわけです。
まぁラブコメとか言いながら全然ラブじゃないのもあるけどさ。
この作品も3話までの展開はあまりラブっぽい感じがしなかったし。
4話でやっとラブっぽいエピソードになったよ。小学5年生の恋だけど(笑)
とか笑っちゃいけないね。切実な想いに年齢なんか関係ないわけだから。
しかもこのぐらいの歳だと1歳の差が大きいから道のりは極めて厳しいし。
それでも諦めないで釣り合うように頑張る雛子の姿は微笑ましいと思ったよ。
藁にもすがる気持ちで佐菜にアドバイスを求めたのは間違いだと思うけど(爆)。
どう考えても藁です本当にありがとう(以下略)ってな感じだから。

相手の理想になるために努力するのは正攻法のアプローチですな。
そして料理の練習をするのもわりとお約束。最初は凄く下手なのもお約束(爆)。
「私作ってるところ見ちゃったから…」と躊躇する料理ってどんだけ(笑)。
てゆーか見てたんなら止めようよ。料理を教えてあげるんじゃなかったっけ?
料理は練習を積めば何とかなるだろうけど、胸を大っきくするのはさすがに。
努力でサイズがどーにかなるなら世の女性は胸のことで悩まないだろうよ。
(大きいのが嫌でダイエットしたのに胸だけそのままってこともあるし)
この際神頼みと言うことで毎日麻織衣のことを拝んでみたらどうだ?(おい)
こんな感じで4話はラブな要素に加えてコメディな要素も強くなってます。
もちろんラストはラブストーリーらしくシリアスな雰囲気で〆てますが。

話は戻って3話までのこと。
佐菜が5年ぶりに幼馴染たちと再会するという物語の導入エピソードで、
佐菜と菜々香の関係をメインにして他の幼馴染キャラたちが絡む展開です。
これ最初なんで菜々香はあそこまで怒ってるんだろう?と謎だったよ。
再会なのに「初めまして」で怒るのはわかるけど、普通なら一瞬だろうし。
そもそも10歳ぐらいで5年の年月は姿が全く変わってても不思議は無いから。
菜々香だって佐菜だと自信が無かったから神社で声かけなかったんだろうに。
こんな感じに佐菜の視点だけで見てると菜々香の行動が実に意味不明です。
女の子の行動が理解不能というのは少年マンガのラブコメでは定番ですが。

3話まで見て菜々香の表情が見えてくると、その謎は解けてくるのです。
2話まで菜々香の表情を見せるシーンが全く無かったのは狙ってたわけか。
それはつまりどーいうことかというと菜々香は佐菜が好きっぽいってこと。
そう考えると意味不明だと思われた菜々香の処々の行動に筋が通ってくる。
恐らく菜々香の頭の中には佐菜との再会で思い描く期待があったのでしょう。
そんな期待と現実とのあまりの落差に失望して怒ってるんだと思われます。
好きという感情がなきゃ同じ再会でもあそこまで怒ることは無いだろうし。
佐菜からすれば勝手に期待されて勝手に失望されてもって感じだろうか。

その菜々香の表情を見せてくれる3話。
些細なことで舞い上がったり突き落とされたりな菜々香が存分に見れます。
まるで少女マンガの片想いの一人相撲ストーリーを傍から見てるようだよ。
佐菜に近づくあさみの存在を意識しすぎてるのは菜々香の考えすぎなのか?
それとも鋭い女の勘であさみの行動の隠された意図を読み取ったのか?
今のところはあさみの行動にあまり深い意図はなさそうにも見えるけど。
この作品は女心に鈍い佐菜の視点で構成されてるので油断は出来ません(爆)。
2話であさみが登場した後に状況が悪化したのはつまりそーいうことだ。
佐菜にしたら恋人でもないのに嫉妬して不機嫌になられてもって感じか。

そもそも佐菜は今のところ誰のことも好きではないと思われます。
(前の学校で何があったかは現在のところ情報不足で何とも)
仲の良かった幼馴染という以上の感情は抱いてないんじゃないかなと。
それは菜々香以外の(幼馴染の)女性たちにも言えることではありますが。
まぁ、女心に鈍い佐菜の視点で構成されてるので油断は出来ませ(以下略)
そんな感じなので3話まではあまりラブストーリーっぽい雰囲気がしません。
もちろん菜々香の表情を追ってれば想いはハッキリ見えてくるんだけどさ。
あくまで菜々香が一人でじたばたしてるだけなので。

他の女の子が佐菜に絡んでだだけで凄く気にして不機嫌になる菜々香ですが、
4話で雛子が佐菜に助言を求めて接近したときは全く反応がなかったっすね。
雛子が狙ってたのは修輔だからか。小学5年生は相手じゃないと思ったのか。
まぁ、嫉妬する態度が見えるとか以前に4話では菜々香は背景キャラですが。
メインヒロインのような位置づけのはずなのにその扱いはどーかと……
麻織衣なんか1話から欠かさず目立ちまくりなのに。あの声も含めて(笑)。
※マジカノの監督さん曰くあの声は「飛び道具」だそうな

上でラブコメのコメディ要素が4話で強くなると書いたけど
それはつまり3話まではコメディ要素も薄いという意味でもありまして。
ラブストーリーなのに表情を丹念に追わないと見えないラブ要素だったり、
コメディ要素を極力抑えてキャラの行動を淡々と綴ったストーリー展開で、
ラブストーリーに慣れてる人以外だと入りにくいような気もします。
キャラもストーリーもこの手の作品にありがちな不自然さがあまり無いので
悪くはないと思うんだけどね。ところどころ凄く雰囲気ある絵も出てくるし。

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