10月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
11月からAT-Xでもやるので地上波で見れない人はそちらで。
同名の原作コミックスの世界設定を元に新たな物語を作ったもの(らしい)。
※セルDVDのリリースは12/26から(レンタルは12/21から)
五年前に神隠島で島民のほぼ全員が死亡するという大災害が発生した。
若竹マリはその災害で両親を失い事故のことを含めた過去の記憶も失った。
でも引き取ってくれた祖母との生活に満たされ今のままでもいいと思った。
そんなある日、祖母の言いつけで全寮制の学校へと編入することになる。
自分の先が短いのを知った祖母が彼女のことを考えてしたことなのだけど、
事情を知らないマリは祖母に捨てられたのだと思いひどく落胆していた。
そんな気持ちを抱えて海鳳学園へやってきたマリは
運命の彼女と出合った。
マリのクラスの委員長で寮の寮長代理の千光寺萩乃(せんこうじはぎの)。
彼女はマリが学園へと向かう車中で見た海辺に立つ印象的な少女本人だった。
優しげな雰囲気を漂わす萩乃が挨拶のために差し出した手をマリは握り返す。
その瞬間、萩乃の目が怪しく光り、強い力で
マリの首を締め付けたのだった。
マリは萩乃の行為が理解できなかった。萩乃すら事態を理解できなかった。
しかし萩乃はこの時マリと自分との間に浅からぬ因縁が存在したのを知る。
そしてその因縁は二人の関係とこの星の命運を動かしていく(かもしれない)。
寂れた街の外れにある歴史のある名門女子校で、生徒はお嬢様ばかりで、
当然ながら大半の生徒は広大な学校の敷地内にある寮で暮らしている。
舞台からしてどこかで見たようなそれっぽい設定だったりするし。
登場人物は一部の大人と端役を除いて
女キャラばっかだったりするし。
そもそも公式サイトの説明にはガールミーツガールとか書いてあるし。
よーするにそーいう系統の作品だと思って見てれば間違いでは無かろう。
とは言え4話まではお互いに相手が気になるという程度の関係ですが。
先に進めば精神的な繋がりがどうとかいうレベルまで進むのかね!?
「天使達の戯曲」なんてエロアニメみたいなタイトルがついてるから
その先の放送できない関係まで行っちゃいそうな錯覚もするけどな(爆)。
この手の女子校と言えば古き良き伝統を重んじるのがわりとパターンです。
で、この作品はというと……古きを重んじるというよりまんま古いです(爆)。
キャラデザインとかの見た目も日常生活でのキャラ描写もみょーに古くさい。
この雰囲気はたぶん
20年ぐらい前の学園モノに近いんじゃないだろうか。
セーラー服のフォルムやスタート丈の長さなんかまさに当時のスタイルだし。
似たような設定のマリみてと見比べればテイストの古さがより実感できるよ。
マリみてもセーラーだしスタート丈も長いけどデザインが現代的だから。
にしてもこの作品はなぜこんな中途半端に古いテイストなんでしょう?
旧作のリメイクならともかく新作でこの古さはいいこと無いと思うのに。
学園モノで百合っぽいストーリーに平行してSFな物語も展開していきます。
このSFっぽい物語も最近のタイプではなく一昔前のテイストだったりして。
わかりやすいSFではなく昔のマニアックでマイナーな雰囲気のSFなので。
昔風味の学園モノとマイナーなSFの組み合わせって誰に見せたいのやら……
これほど
視聴ターゲットがさっぱり見えてこない作品も珍しいかも。
良いか悪いかは別として作り手が作りたいものを作った感じが凄くします。
見た目やキャラ描写はもっと現代的にすれば良かったような気がするけど。
主題は最近のトレンドでもあるんだしその方が多くに見てもらえただろうに。
主題歌について。
オープニングはクラシックっぽい音つけでドラマチックに展開する曲を
ボーカルのSuaraさんが
オペラのように雄大な雰囲気で歌い上げてる。
アニメソングではファンタジックチルドレンの主題歌に印象が近いかも。
見た目が地味でマニアックでマイナーなSFってあたりに共通点が!?(笑)
エンディングもSuaraさんで曲は多少エスニックの入ったメロディアス系。
わりと剣と魔法のファンタジーなRPGとかで使われそうな系統の曲かなと。