まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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STEINS;GATE 1~10話

4月から一部の民放(6局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
ニコニコ動画とAnimateTV(2週遅れ)で最新話無料配信中。
原作は想定科学アドベンチャーゲームでやったことはありません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは6/22からリリース
狂気のマンドサイエンティスト鳳凰院凶真は世界の変革と混乱を目指して
同士と共に未来ガジェット研究所を設立し、日々研究を繰り返していた。
しかし凶真の思想に感づいた機関による妨害が次第に厳しさを増していた。
というのが岡部倫太郎(彼曰く世を忍ぶ仮の名)の脳内にある世界設定だが、
現実は厨ニ病をこじらせた大学生が幼馴染のまゆりや友人のダルと一緒に
研究所にほど遠い小さなビルの一室で変な発明品を作っているだけだった。

ある日のこと。中鉢博士の講演を聞きにラジ館(秋葉原)を訪れた倫太郎は
10代で科学誌に論文が掲載される才媛の牧瀬紅莉栖(くりす)と出会った。
一度目は中鉢博士の講演会場で。二度目はラジ館の一室で死体となって。
直前に生きて話した相手の死体に動揺した倫太郎は走ってその場を離れた。
彼は衝撃の事実を一人で抱えてられなくて携帯からダルにメールを送った。
その瞬間、倫太郎に奇妙な眩暈が襲ってきて、雑踏から誰もいなくなった
しばらく後、まゆりの声で現実に戻った倫太郎は、さっきまで居たはずの
ラジ館の上に落下した人工衛星を見た。それを見物しに二人は来たと言う。
彼は直前までの現実との齟齬に混乱したが、違いはそれだけではなかった。
極めつけは牧瀬紅莉栖と再会したことだった。全くわけがわからなかった。

これ凄く面白いね!1話を試しに見たらいろんな意味でインパクト抜群で
凄く興味を引く内容だったし。回を重ねるごとにさらに面白くなってるし。
時間経過やディティール描写が凄く丁寧で、いきなり風呂敷を広げないで、
主人公の手の届く身近な世界で物語が動いていくので臨場感が凄くあるし。
最初は取るに足らない些細で奇妙な現象や、多少気になる情報だったのが、
次第に一つの事象に繋がっていくし。1話毎に必ず新たな進展があるし。
見えることが新たな興味を生んで、オカリン同様もっと踏み込みたくなる。
そして自分の知的好奇心の結果として9話の最後の衝撃的な光景に至る。
(公式の記述からして今後の展開はそんなもんじゃ済まなそうだけど)

この作品は名前や構造の似てるCHAOS;HEADと同じ(原作)スタッフなのか、
主人公の性格がアイタタタ……なところがそっくりだったりします。
CHAOS;HEADは全てが内向きでこっちは外向きで行動的なとこが違うけど。
その違いのせいであまり嫌悪感がなくて滑稽に見えるのは良かったかも。
最初は生暖かい目で見てた痛いキャラも次第に微笑ましく見えてくるし。
言動はアレでマンドサイティストを自称してるわりに本質は善人だしね。
宝くじを買うときだって1等の1億ではなく3等の70万を選んだぐらいで。
たぶん大きい金額は歴史に与える影響も大きいと考えたんじゃないかな。
70万だったら自分の懐が少し暖まる程度で世界への影響も軽微だろうと。
しかし些細だと思ってた過去改変の影響は予想以上の結果を生んでいく。

この作品の中だとキャラがアレなのはオカリンに限らなかったりする。
ラボ(未来ガジェット研究所)のメンバーのダルはスーパーハッカーで、
デブで眼鏡でテンション低い喋りというオタク像を具現化した感じで、
そこまではわりと普通だけど喋り口調がほぼネット用語と言う……
ここまでネット用語を喋りまくるキャラはたぶん前代未聞だろうなと。
さらに聞きようによってはエロいセリフを復唱させてみようとするし。
「このバナナぶよぶよだよぅ」のところをもう一回言ってみてとか。
※このセリフを女の子が口にするのがポイント

まゆしぃ(椎名まゆり)もコスプレ作りが趣味でメイド喫茶でバイトして
雷ネットグッズを集めるためにソーセージを買ったりとマジオタクです。
おっとりしてるし痛い言動をしないのでオタクでも印象はいい方ですが。
天才少女の紅莉栖も時々どこかで聞いたような言い回しを口にするし。
フェイリスは凶真の厨ニ設定に真っ向から渡り合うような言動をするし。
萌郁(もえか)はボソボソした喋りとは裏腹にメールでは明るく饒舌だし。
この作品に普通の人はいないのか?と言いたくなるほど濃ゆい人ばかり。
そしてキャラの濃さと異彩さが物語の説得力とインパクトを増している。
強烈なキャラメイクが物語の内容と上手くかみ合ってるのが面白いです。

この作品は2クールの予定でこの手の他の作品よりも長丁場なわけです。
だから展開が遅いかと言うとそんなことはなく1話から物語が動きます。
紅莉栖とその後の記憶と現実の齟齬で、初っ端からインパクト抜群です。
とはいえ、この時点では事実を受け止める以上は理解しようがないけど。
その後に見えてくるちょっとした奇妙な事象の断片が本番と言えるかも。
最初のうちは奇妙な現象や気になった情報を追っていく展開なのです。
それは世間からすれば取るに足らないような些細で下らない出来事を。
でもオカリンやラボメンにとっては当面の興味は引く程度の出来事を。
そして1話毎に一つは他と繋がる新たな事実や事象を知ることになる。
一気に進むことはなく停滞することもなく着実に手札が開いていく。
バラバラの絵が次第に一つの絵になっていくので凄く刺激的なのです。

最初に書いたようにこの作品は時間経過が凄く丁寧で臨場感が抜群です。
だから視聴者はオカリンが感じたことを一緒に体験する感じになります。
アイタタタな言動をするときは一歩引いて生暖かく見守っちゃいますが。
(あえて言うならオカリンの守護霊みたいな視点だろうか)
1話の最初の衝撃は別として最初のうちは些細な発見を楽しむ感じです。
しかしいくつかの事象が繋がりある行為を確立すると状況は一変します。
軽い気持ちで試したその行為により予想しなかった結果が訪れるのです。
大したコトをやってなかったはずなのに大きな変化をもたらしたのです。
もしかしてとんでもないことをしてしまったのかと恐怖心が生まれます。
しかし時すでに遅く、想像を絶する変化が生じていた、のが9話の最後。

今後どんな展開になるか予想すると純粋に楽しめないからしないけど、
一つだけもしかして?と思えることはあったりする。
ラボの下の店でバイトをしてる鈴羽は今まで出てきた情報から考えるに
間違いなくこの時代の人じゃないよね。普通の日本人の女の子じゃない。
世間知らずだし、流行を間違えてるし、オカリンの話を馬鹿にしないし、
ブラウン管好きだし(笑)、戦士とか口走るし、紅莉栖を敵視してるし。
ただの変な人にも見えるけど、そう片付けるには符号が揃いすぎだから。
恐らく見てる人の多くが未来(ディストピア)から来たのではと思うかと。

そして、これはあくまでも勘だけどジョン・タイター=鈴羽なのかなと。
たぶん最初に紅莉栖を殺したのも鈴羽だよね。勘なので保証しないけど。
と、ここまで書いた後に10話を見たんだけどもしや鈴羽の父親ってダル?
だとすると探し人のすぐ傍にいながら気付いてないのか……
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TIGER & BUNNY 1~10話

4月からMBS他(2局)とBS-11とUSTREAMで深夜に放送してる新番組。
各バンダイチャンネルで最新話(と1話を)無料配信中。
※セルBD/DVDは5/27からリリース(レンタルDVDは6/24から)
現実に似てるけど少し違う世界。現代よりも科学技術の進んだ時代。
特殊能力を使って犯罪者たちから街の平和を守るヒーローがいる世界。
この世界のヒーローたちは活躍の一部始終がHERO TVで流されていて、
ロゴ背負って活躍することでスポンサーの宣伝をする会社員でも有った。
ヒーローの一人ワイルドタイガーは会社員の判断より正義の心を優先し、
人を助けるためには手段を選ばないので、正義の壊し屋と呼ばれていた。
そんな彼を雇っていた会社が突然吸収されて新たな職場を紹介される。
向かった先では新たなスーツと新たなパートナーが用意されていたのだ。

見るまでは全く期待していませんでした。多くの人が思ったように。
事前に公式サイトを見た時にアメコミ風のデザインが目に入ってたから。
多くの作品がしのぎを削るこのご時世にアメコミもどきは無いだろうと。
HEROMANのように海外展開のついでに日本でも放送する作品と思えたから。
さとうけいいちさんに気付きながら安易に考えていた自分が恥ずかしいよ。
ビッグオーでレトロロボットを使いながら全く新しい方向を打ち出したり、
鴉 KARASでは特撮表現をアニメで再現させたりと意欲的な人だったのに。
過去の実績を考えれば十分予想できる結果が出ただけと言えるのだから。
にしても今期は過去にいい作品を作った人達が一番人気を争ってて面白い。
※あの花→とらドラ、シュタゲ→苺ましまろ+TEXHNOLYZE

この作品はアメコミヒーローという手垢のついた設定を使っています。
しかしただヒーローが活躍する勧善懲悪の安易な作品にはしていない。
偶然に生まれた超能力者が社会のため力を使うという科学的設定があり。
(その力を悪用する犯罪者も当然にいる)
ヒーローが会社に雇われてたり、活躍をテレビで放送して順位付けたり、
非現実的なはずのヒーローを泥臭い地に足のついた存在として描いてる。
アメコミヒーローという陳腐な設定を使いながら新しい作品になってる。
陳腐な記号から新たな価値を生み出したとこはビッグオーそっくりです。

キャラもいい味出してます。なんといい歳したオッサンが主人公だよ。
かつては人気ヒーローだったけど年齢と共にピークは過ぎた感じで。
他のヒーローより正義の意識が強いのも旧世代っぽさを感じさせるし。
いきなり登場した期待のルーキーには感覚が古いとバカにされてるし。
人間味の薄い完璧超人な主人公よりもずっと魅力を感じるのでした。
私が結構いい歳だからこんなオッサンが魅力的に見えるのかもだけど。
ゼノサーガの時も思ったけど平田さんの三枚目キャラは凄くイイね!

ワイルトタイガー(虎徹)とコンビを組むことになるもう一人の主人公が
バーナビー・ブルックスJr.という若くて目鼻立ちの整った超イケメン。
見た目だけでなく立ち振る舞いも洗練されてるし、行動に無駄がないし、
部屋はモデルルームのような整い具合でまるでいい男を絵に描いた感じ。
(ある一点以外は)合理的に思考するので虎徹と衝突することもしばしば。
人を助けることを優先するあまり手順や立場を無視したり無茶するから。
だから二人の仲もコンビネーションも酷いもんだったよ。最初の頃は。
バーナビーはある目的を果たすために顔出しヒーローをやっていたので、
たとえ馬が合わない相手でも仕事上の付き合いと割り切って接してたし。
しかし虎徹の人を助ける意識はバーナビーにも等しく向けられたわけで。
次第に二人はホントのコンビっぽくなっていくのです。いい感じに。

ワイルドタイガーとバーナビー・ブルックスJr.の組み合わせなので
タイガー&バーナビーという名称が二人の正式なコンビ名なのです。
作品タイトルのバニーは虎徹がバーナビーにつけたあだ名です。
ヒーロースーツに兎の耳みたいのがついてるからバニー(ちゃん)だと。
もちろん最初その呼び名を嫌がってたけどいつのまにか定着してたね。
それだけ二人の関係が近くなって互いに信頼するようになったのです。

この作品には8人ヒーローが登場します。そして1話から活躍してます。
特に1話は顔見せの意味合いが強かったので全員を活躍させてました。
さすがに2話以降は描くキャラを限定してちゃんと掘り下げてますが。
あくまでも虎徹とバーナビーの二人を基軸にして事情とか描きながら、
脇を固める他のヒーローのエピソード(事情)を織り込んでいってる。
無理に全員出してキャラも内容も薄っぺらくしてないのは好感触です。

ヒーロー側の事情がみょーに人間くさくて俗っぽいも面白いところ。
例えばヒーロー界のスーパーアイドルと呼ばれるブルーローズのこと。
ルックス的にもアイドルなんだけどステージ作って歌まで歌うのです。
どこぞのセーラー戦士みたいな恥ずかしいキメゼリフまで口走るし(笑)。
(カリーナはこのキメゼリフは恥ずかしくて嫌がってたりする)
なんでヒーローがアイドルみたいな活動をしてるの?って感じだけど、
実はカリーナは歌を歌わせてくれるからヒーローになったのでした。
ヒーローはあくまで目的を遂げたらついてきた副産物だったのです。
人前で歌が歌えるなら別にヒーローでなくてもいいと思ってるのです。
だけど虎徹のヒーローの考えに感化されて意識が変化するのでした。
虎徹の娘の話に凄い衝撃を受けてたのでちょっといいとか思ってた!?

虎徹とバニーが二人で仕事をしながら次第に関係を構築していって。
他のヒーローたちの事情が一人ずつエピソードとして掘り下げられて。
そしてこの作品の本筋のバーナビーの事情が次第に明かされていく。

上に書いたけどバニーはある目的のためにヒーローをやってるのです。
模様以外は手掛かりのない状況で手掛かりらしき人を見つけたのです。
しかしその人は突如現れた謎の人物によって殺されてしまうのでした。
謎の人物が手掛かりかと思ったけど、全く関係がなくて線が途切れて。
仕事で偶然に過去を再現したことで失っていた記憶が呼び覚まされて。
ついに目的にたどり着けると思った時、都市は謎の組織に襲撃される。
その組織こそバーナビーがずっと追い続けていたモノだったのです。
と言うのが10話の最後のシーン。いい感じに盛り上がってます。

俺たちに翼はない 1~10話

4月から一部の民放(6局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
ShowTimeで最新話無料配信中。バンダイチャンネル他でも(有料)配信中。
原作は18禁の恋愛アドベンチャーゲームでやったことはありません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは6/22からリリース
複数の路線が乗り入れるターミナル駅を中心に発展した大都市の柳木原。
駅の東にはビジネス街が、西には歓楽街が広がり多くの人が行き交う街。
千葉鷲介(しゅうすけ)は街の片隅にあるレストラン・アレキサンダーに
入り浸りマスターの世迷言に乗っかっては日野英理子に罵倒されていた。
成田隼人(はやと)は夜の柳木原で便利屋稼業をして日々を過ごしていた。
と言ってもあまり儲かってないし、金になるのは妙な仕事ばかりだった。
羽田鷹志は受験を控えた高校三年生。性格は繊細で冷静で態度は控えめ。
彼女がいて家では妹と二人暮しで、妹と会話が続かないのが悩みだった。
どこにでもありそうなシーンから始まる物語は次第に様相を変えていく。

たぶん多くの人は1話を見て何だこれ?と思うんじゃないかと。
いきなりみょーにテンションが高い変なノリのDJが喋りまくってるし。
最初のシーンはいかにも美少女ハーレムっぽいシチュエーションなのに、
なぜかメインは男キャラばかり出てくる内容だし、話がいきなり飛ぶし、
最後には僕のホントの姿は異世界グレタガルドの戦士とか言ってるし。
その主人公の(一人の)言葉通りのエンディング曲と映像まで流れてるし。
いったいこの作品はどこに向かってるんだ?とか思ったことでしょう。
もちろん私も思いましたとも。何じゃこりゃー!と。
聞くところによると、これほとんど原作通りみたいです……

1話というのは視聴者を引きつけるためにとても重要な意味があるわけで。
特に昨今のように作品が多い状況だと1話で切られることも少なくないし。
だからインパクトを強くして視聴者に印象を残すことが重要になってくる。
そしてこの作品はというと、、、
インパクトは抜群だったと思います。ただし悪い意味での話ですが(爆)。
美少女アニメを期待してたのに美少女より男キャラ(わりとイケメン)が
やたら目立ってたりするし。さらに構成も方向性も意味わからんという。
(脈絡もなくパンチラがあったりやたらとサービスシーンは有るけど)
これについていく人は物好きだろうなと熱心に見てた私でも思うから(笑)。

何か酷いことを書いてるけど、実は私はこれ結構楽しんで見てたりする。
4話あたりから物語の仕掛けが明かされて変な構成の理由もわかるけど、
それ以前から、てゆーか1話から見返すほど楽しんで見ていたのでした。
4話以降は今回初めて見たけど、3話まではほぼリアルタイムに見てたよ。
つまり、3話までを見たのは2回目、、あいや3回目ぐらいだったかなと。

この作品の何が私の琴線に触れたかと言うとずばりキャラのやり取りです。
鷲介パートでのアレクサンダーのマスターや鳳翔との会話が何とも面白い。
隼人パートだと突撃ポンコツ娘の鳳鳴との会話が飛ばしまくりで超楽しい。
(久しぶりに後藤邑子さんのポンコツキャラを堪能させてもらったよ)
他にもサブキャラに濃い面々が揃ってて何気ない会話がいちいち面白い。
ぶっちゃけ、物語の仕掛けや本筋よりもそこに着目して見ていたりする。
ひたすらパンツを追う人もいるんだし、こんな視点で見ててもいいじゃん。
問題点が有るとすれば男キャラの方が存在感が有りすぎるってとこぐらい?
私は全く気にしないけど期待してたのと違うと思う人は結構いると思う。

この作品にはメインヒロインが4人います……という設定になってます。
何か変な言い方だけど、パッと見は誰がメインヒロインかわからないし(爆)。
さすがにここ(10話)まで見れば何でこの4人がメイン扱いかはわかるけど、
1話なんか冒頭のハーレムシーン以外にはこの4人のヒロインは出ないから。
他にもっと目立ってる女キャラがいるのに何故この4人?とずっと思ってた。
よーするにこの4人は主人公と深く関わってくるからメイン扱いなのです。
そして恐らくは主人公(たち)に何らかの救いをもたらす存在ではないかと。

しかし何かこの作品ってよくある美少女モノとは男女の位置が逆のような。
普通の美少女モノは女の子の事情を描いてそこに主人公が関わるのだけど、
この作品は主人公たちの事情を描いてそこに女の子が関わってるのでした。
(アニメだと)主人公と関わってるという以上には深く描かれてはないし。
やたら男キャラの存在感があるのも主軸がそっちに有るからなわけです。
これ見ててなぜかデュラララ!を思い出したぐらいだよ(全く似てません)。

4話でこの物語の仕掛け(変な構成の理由)が明かされて物語が動き始めます。
実はそれまでも少しずつヒントみたいのは散りばめられてはいたけどね。
よほど勘がいい人じゃないとヒントがヒントとわからないようになってる。
3話まで再見して鳳翔が二つのパートに出てることに気付いたぐらいで(汗)。
見た目が違いすぎるから最初に見たときは別人として処理してたのでした。
(何度も見ないとキャラの名前覚えないから)
翔の姿が違うから二つのパートは時間軸か世界線が違うのか?とも思った。
翔に複数の姿が有るってことはもしかして他の人にも別の姿がとか思った。
まさか彼と彼と彼が(ある意味では)同じ人とは予想だにしなかったけど。

再見してると4話以前にアレ?と思うシーンがいくつか有ったりする。
たとえば鷲介が夜中に家に帰る途中で小鳩と出会って会話を交わすとか。
一見すると鷲介と小鳩がご近所かなんかで顔見知りぐらいに見えるけど。
(実はこのシーンで鷲介は小鳩を見送った後に羽田さんの家に入ってる)
全ての設定を知った上でこのシーンを見るとああそーいうことかと。
鷹志が窓を開けたときに小鳩が誰?と言ったのもそーいうことかと。
これ主人公視点で主人公の脳内映像を視聴者に見せてるからああだけど、
もしも小鳩の視点で映像を作ったら何か凄いものになったかもしれん。
それぐらいテーマに剛速球で挑んでみても良かったような気がする。

アスタロッテのおもちゃ! 1~7話

4月から一部の民放(7局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
ShowTimeとニコニコ動画で最新話無料配信中。他各所でも有料配信中。
原作は角川系(電撃マ王)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルBD/DVDは6/24からリリース(レンタルDVDは7/29から)
アスタロッテは妖精の国ユグヴァルランドの唯一の王女で10歳の女の子。
サキュバスという古い種族で生きるためには男の精を吸う必要があった。
ハーレムを作る準備を始めなさい、とユーディットは口うるさく言った。
アスタロッテは男が苦手だったので人間の男がいいと無理難題を返した。
かつてユグヴァルランドと人間界を繋いでた扉は長らく閉ざされていて、
人間の男をつれてくるなんて無理だとアスタロッテは知っていたのだ。
しかしその思惑を裏切ってユグヴァルランドに人間の男がやってきた。
未成年に見えるほどの童顔だけど23歳の青年が月給60万で雇われて。

なんともファンシーな見た目というのがこの作品の第一印象でした。
原作を知ってたからずいぶんメルヘンタッチに仕上げたなと思ったよ。
まぁでも原作のテイストを考えればそう間違ってないとも思ったかな。
ちょっとエッチな、みたいな言われ方をするほどそれっぽくは無いし。
(雑誌的にとってつけたような感じで本質はそんな感じではない)
アニメに至っては「ちょっとエッチ」な要素がほとんど無くなってるし。
土日の朝にやっても十分いけそうな健全な少女アニメみたいになってる。
作品の内容も親子の話だったり姉妹の話や友達との話だったりするので。
よくある美少女ラブコメ作品とはちょっと毛色が違う作品なのでした。

ロッテはサキュバスで吸精行為をしないと死んでしまう存在ってことで、
ハレームを作るための準備で男を見繕うという導入で物語が始まります。
設定的にも表現的にもちょっとアレでインパクトの抜群な導入なのです。
ただそれは人によって引いてしまう可能性が有る内容でもあるわけで。
実際、見せ方次第では嫌悪感を抱かれても不思議が無かったわけです。
でもこのアニメは見せ方がポップでイヤらしさを感じさせない作りで、
誰が見てもあまり嫌悪感を抱かないような雰囲気に仕上がってます。
その結果として(あざとい)設定のインパクトも薄れちゃってます……
作りが凄く丁寧なのに最初のうちずいぶん印象が薄いのはそのせいです。

上の方に少女アニメみたいと書いてるのは表現的な部分が大きいです。
何しろ監督さんが佐藤順一さんの影響を強く受けてる追崎さんだから。
キャラを崩すデフォルメ表現とか作品の雰囲気とかとても似ています。
ファンシーなアートワークに純正少女アニメ風の表現スタイルなので、
内容が多少少女アニメとは違ってたとしてもそれっぽく見えるのです。
さらにアニメでの見せ方もあって方向性もそう違わなかったりするし。
なにしろこの作品は事実上ロッテの方を主人公として描いてるので。
ロッテが直哉や明日葉と関わったことで、親子の関係を取り戻したり、
初めて友達を作っていったり、と足りなかった愛情を得ていく話だから。

既に何度か書いてるけどこの作品の最も大きな主題は親子の関係です。
5話までの最初のエピソードの中心はロッテとその母親(国王)の話だし。
ロッテと直哉の関係も愛人とかペットみたいな表現を使っているけど、
どっちかというと親子(直哉が父親)みたいな関係だったりするので。
多少ネタバレ風味だけど実際、直哉はロッテの父親みたいなもんだし。
6話からはラブコメ的なシーンも有るのに父親と娘みたいな感じだから。
ロッテがおねしょを告白した時の全てを受け入れる優しさがそうだし。
父親のような恋人は理想的な存在だけどさ。

最初のエピソードでロッテはある理由で母親と疎遠なことが語られます。
母親はロッテを嫌ってなかったけど二人の関係は上手く行ってなかった。
表面的にはそんな素振りは見せなかったけど寂しい思いをしてたのです。
(親の愛情が乏しいとおねしょが止まる年齢が高くなる傾向が有るとか)
いきなり連れて来られて酷い扱いを受けたのに直哉が仕事を受けたのは、
そんなロッテの事情を知って何とかしてあげたいと思ったからなのです。
直哉の娘の明日葉も偶然か必然か父親の気持ちに沿って行動したのです。
積極的にロッテに関わっていって、ロッテを人の輪に引っ張っていった。
まるで妹(ロッテ)を思いやる姉みたいな行動を明日葉はとってたわけです。
まぁ、実際に明日葉とロッテは××だしね。

4~5話あたりで最初のエピソードのロッテと母親の話が山場を迎えます。
このへんは1話のまったりした内容とは打って変わってとても感動的です。
この作品の本質(親子関係)を見せると言う意味でもそこが本番なのです。
なので1話が印象に残らなかったとしても5話までは見た方がいいよ、と。

そふてにっ 1~4話

4月から一部の民放(8局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
ニコニコ動画とShowTime(2週遅れ)で最新話(と1話)無料配信中。
原作はスクエニ傍系(BLADE)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルBD/DVDは6/22からリリース(レンタルDVDは6/24から)
学校のそばには牧場が広がってるような北海道の田舎にある白玉中学。
この学校のソフトテニス部は言葉だけは全国制覇と言っているものの、
とりあえず部長は最初の1勝を目指そうよと言うようなレベルだった。
この部には、2年生の(エロい)妄想暴走元気少女・春風明日菜(あすな)、
同じ2年生で空手の腕前が師範級の熱血バカ少女・沢渡琴音(ことね)、
食べることに関しては異常な意欲を見せる部長の秋山千歳(ちとせ)、
変な被り物をしてきたり行動の読めない1年の冬川来栖(くるす)がいた。
そこに顧問のミッシーに会いに留学してきた金髪少女・エリザベスを
加えた5人の部員で、遥か遠い目標に向けて部活動に励むのだった!?

こんな変な内容をアニメにしてウケのるか?と話を聞いたときに思ったよ。
女の子たちが部活をやる作品だから某大ヒット作と重ねたのかもだけど、
これはどう考えたってそれとは全く異質な変なノリのギャグ作品だから。
あまりニーズないだろうし、よほど上手くやらないと売れないんじゃ?と。
今のところのデータの推移を見ても全くもって予想通りになってるわけで。
どうせアニメ化するならラクロスのやつの方が正統派だし良かったのでは?
(同じコミックBLADEのバガタウェイとか言う作品)

世間のニーズの話はそれとして、この作品について個人的な感想を言うと、
(ある意味予想通りだったけど)アニメ作品として結構楽しめたという感じ。
予想通りと言うのは、この作品の監督を上坪さんがやるって知ってたから。
※ひだまりスケッチ1期のシリーズディレクターとED(2期も)やってた人
「今日の5の2」とかでも新房さんの影響を受けた演出をやりまくってたし、
テレビシリーズ初監督ってことでどこまでやってくれるのか期待をしてた。
だから1話の畳み掛けるような切れの良い演出を見てて嬉しくなったよ。
こんな変な原作でも見せ方次第でちゃんと楽しめるようになるんだなと。
演出でどんなにドーピングしようと変な内容なことは変わりないけど(爆)。

OP映像の鈴木利正さんも月詠をやってた新房さんの影響を受けてる人です。
(化物語でモンキーの百合の花のオープニング映像をやってたよ)
監督作ではそれっぽい感じは薄いけどOP・ED映像は時々結構それっぽいよ。
ポリフォニカクリムゾンのEDとか上坪さんと似たようなテイストだったし。
今回も監督が上坪さんなこともあってか新房風味が全開になってるなと。
ちなみにED映像は上坪さん自身がやっててひだまりと似た感じになってる。

本編について言うと「ひだまりスケッチ」を演出的に薄くした感じですね。
女キャラが大半という共通点以外に内容はそんなに似ていないんだけど、
意図したのかと思えるほどに似たような手法を使ってる部分が有るので。
アートワーク(背景とか)がひだまりっぽいのっぺりしたイラスト風だし。
毎回、朝起きて夜寝るところで終わるし。毎回風呂には入ってないけど。
お風呂に入るかわりに毎回牛が逃げてるのが方向性をよく示してるかも。
(ひだまりは基本がまったり、こっちは基本がすっとぼけてる)

演出的に薄くしたというのは演出陣の層が薄いという意味でも有ります。
1話は上坪さんなんでさすがに演出の切れ味はお見事と言う感じだけど、
2話以降やっぱり1話に比べて切れが悪いし表現の幅も狭くなってるから。
それでも他の人が監督をするよりは上坪さんの色が出ているとは思った。
上坪さん自身の1話も今日の5の2の時に比べて幾分大人しい感じだから、
監督として全体をまとめる作業に労力を割かれてしまってるのかなと。
シャフトの外でも高いレベルを維持できる大沼心さんは凄いのだなと。

内容とか言いながら演出とか映像以外のことにほとんど触れてませんが、
ぶっちゃけ内容について語ることはあまりないし……
何度も書いてるように、すっとぼけた変なノリのギャグアニメなので。
一応部活(ソフトテニス)はやってるけど部活をネタにしたギャグだから。
ストーリーの流れみたいのも少しは有るけど基本はギャグだから薄いし。
ほとんどは部活のシーンでけいおんみたいな日常生活の描写もほぼない。
見続けたら面白くなるような作品ではなく、合う人には合うという作品。
1話を自分の目で確かめてみて楽しめたならどうぞ、という感じですね。
(ギャグ作品なので他人の意見はまず参考になりません)

にしてもやたらエロサービスなシーンが有るのはどうなんでしょう?
ラブコメ作品ならともかくこんな変なギャグ作品でエロサービスしても
効果ないんじゃないの?と思ったり。実際に人気には結び付いてないし。
主人公の明日菜がエロ妄想しちゃうという(凄い)設定を生かすだけなら
あんなあざとい表現ではなくもっとギャグっぽい表現で良かったような。

緋弾のアリア 1~6話

4月からTBS系(4局)とBS-TBSで深夜に放送してる新番組。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことはありません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは6/22からリリース
現実に似てるけど少し違う世界、現代と極めて似た時代が舞台の物語。
凶悪犯罪に対抗し武力で問題の解決にあたる探偵・武偵が存在する世界。
遠山キンジは武偵を育成するための学校・東京武偵高校の生徒だったが、
とある事件が元で武偵を目指すのをやめ一般の高校に移るつもりだった。
そんなある日、バスに乗り遅れたので自転車で学校へと向かっていたら、
いきなりリモコン自走式のマシンガンが出現してキンジを攻撃してきた。
キンジの自転車に爆弾を仕掛けてあって止まったら爆発すると言った。
もはや打つ手がないキンジの前に、一人の女の子が空から落ちてきた。
早業でマシンガンを撃退しキンジを救った彼女の名は神崎・H・アリア。
キンジとアリアの出会いは二人の運命を大きく動かしていく(らしい)。

試しに1話だけ見た印象はちょっと微妙というのが正直なところだった。
アクションはそこそこ見せるしコメディ表現もこれはこれで見れるけど
シリアスシーンとコメディシーンの落差がありすぎで雰囲気壊れてるし。
これを見ると結構落差の有った禁書目録がはるかにマシに見えるほどで。
ありがちなシチュエーションと作り物のキャラで興味を引かなかったし。
せいぜい理子のキャラがアレ過ぎで逆に印象に残ったぐらいだったかな。
主役の二人がまんま「とらドラ」コンビなのもこの作品の場合は逆効果。
生半可な内容だと「とらドラ」とは比較にならないほど下に見えるから。

でも何話か続けて見たらそれなりに楽しめるようにはなってきたなと。
アリアの境遇とかパートナーを探す理由とか切実な事情があったわけだし。
いきなり武偵高をやめようとしてたキンジにもちゃんと理由が有ったから。
理由を考えればキンジとアリアはなるべくしてパートナーになった感じで。
(犯人自身がそーなるように仕向けてたし)
ただの変な記号キャラと思った理子にかなり強烈な設定づけがされてたし。
話が見えてくると整合性の悪さが目立たなくなる程度は面白くなってくる。
最初のエピソードのクライマックスの5話なんか派手に盛り上がってるし。
全体的な作りの雑さは気になるもののそこそこ楽しめる内容ではあります。
絵とキャラはいいけど内容が薄すぎたISよりも私ははるかに楽しめたよ。

シリアスシーンとギャグシーンの落差が有りすぎなのが特に典型だけど、
他にもキャラ(内面)の描き方とか物語展開とか全体に雑に見えるのです。
ライトノベルはわりとこんなレベルの作品が多いのが事実ではあるけど。
原作を変えても物語としての整合性を追究するJ.C.STAFFらしくないなと。
(結果として原作ファンにアレコレ言われることが多いけど)
これが原作通りかは知らないけど構成や描写はもっと手を入れるべきかと。
あちこち既存の作品と似たシーンが散見されて、しかも見劣りしてるから。
5話の飛行場じゃない場所に降りる展開も過去に2度ほど見たこと有るし。
何の因果か同じJ.C.STAFFの「光と水のダフネ」と「よみがえる空」で。
そしてその2作品と比べると比較にならないほどこっちはチープだから。

描画がところどころ不安定なのも作画に定評のあるJ.C.STAFFらしくない。
(これの監督さんはシャナの人なんだけどね)
今期1作しかないのに3本も4本もやってた時より質が低いのは何でだ?
「とらドラ」スタッフがやってるあの花にスタッフもってかれたのか?
まるでとらドラとレールガンを足して2で割ったような作画だったし。
そーいやCGもサンジゲンなのに微妙というか残念な見た目が多いし。
同じサンジゲンのタイバニは凄くいい感じなのにどうなってるんだ!?
見た目も内容ももっとマシにできたのでは?と思えてならない作品です。

DOG DAYS 1~5話

4月から一部の民放(8局)とBS11で深夜に放送してる新番組。
ニコニコ動画で最新話(と1話)無料配信中。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは7/27からリリース
シンク・イズミは現代の日本に住んでいる英国人ハーフの中学1年生男子。
(ハーフ設定は公式サイトを見るまで気付かなかった)
シンクは運動神経抜群でアスレチック競技が大好きで棒術が得意だった。
現実世界を狭苦しく感じてて思い切り暴れたいと心の中で思っていた。
そんなある日、シンクが家に帰るために窓から校庭へ飛び降りた時に、
一匹の犬が校庭に開いたゲートによって異世界へと召還されてしまう。
そこで待っていた人は現代人に似てるけど犬の耳とシッポを持っていた
その女の子は自らを王女と名乗り勇者様とシンクのことを呼ぶのだった。
ただの中学生が異世界の戦いで役に立つのかと疑問に思ったシンクだが、
ミルヒオーレ王女はこの世界の戦争は人の死なないものだと説明をした。
眼前で展開する戦争もシンクにとってはスポーツ大会のように見えた。
ここなら存分に体を動かして楽しめそうだとシンクは考えるのだった。

バトルアスリーテス大運動会!?
なのはスタッフ(原作・脚本も)の新作なので期待されていたと思うけど、
1話を実際に見ての印象としては盛大にやっちゃった感が漂ってたなと。
放送時間のチェックで公式を見たときにもこれは……と思ってたけどね。
そして実際の作品は予想以上にボタンの掛け違え感がするものだったと。
ファンタジー世界が舞台で戦いで人が死なない変革的な内容なんだけど、
変える内容としてその方向はむしろ逆効果なのでは?と思ったのです。
まぁ、2話3話と見続けたら慣れたので思ったよりは見れるものだったけど。

主人公がいきなり異世界へ飛ばされてそこで勇者や戦士、救世主になる。
そんな展開はアニメも含めて過去に腐るほど存在する設定なわけです。
だからこそ今までと違う人が死なない変革的な設定にしたのでしょう。
(これ書いた後に5話を見たら今後緊迫してきそうな予感はするけど)
運動神経抜群な主人公が異世界の運動会で大活躍みたいな内容にして。
確かに現代人が異世界で比類なき戦士になるよりはリアルでは有ります。
でも戦いから命がけを取ったらそれはもう一般的な戦いではないわけで。
もはやアスレチックとかスポーツをやってるようにしか見えないのです。
(球技や武道は戦闘をルール化したものが多いからまんまですね)
まどか☆マギカとは逆方向に変革をしてインパクトも逆になった感じ。

そもそも軽いファンタジー作品って戦ってもまず人が死なないじゃん。
実際には戦いで人が死んでてもそれを画面で見せることがあまり無いし。
無駄に派手な効果の魔法とか食らっても吹っ飛んで黒コゲになるぐらい。
強調するまでもなくこの手の作品はお約束として人が死なないわけです。
だから変革的な設定のはずなのに既存の作品と印象が変わらないのです。
変革をするなら不文律になってる「お約束」を壊さないとダメなのです。
へっぽこライトファンタジーなのにどんどん人が死んでいくとかね。
そんなのを見たい人がいるかは知らないけど。

意外に見れると思ったのは内容が予想より軽い方向に徹底していたから。
戦いで死なないだけではなく、戦いが商業的にショーアップされてるし。
戦いも参加者的には腕試しであり成績報酬が出るまんまスポーツ興行で。
王女誘拐すらも厳密な手続きに則ったイベントとして報道まで入ってる。
ファンタジーを舞台にしながらやたらと現実的なシステムなのでした。
土台でやっちゃったけど作りこんで結構見れるものにはなったのです。
そこだけ取り出せば光る要素を持つ作品と言えないこともないのです。
TIGER & BUNNYでも同じようなことをやっててデキがずっと良いけど。

もしドラ 1~6話

4月からNHK総合(全国ネット)で深夜に放送している新番組。
バンダイチャンネルで有料配信中です。週替り放送の6週ぐらい遅れで。
原作はライトノベル仕立てのハウツー本みたいなもので良く知りません。
※セルBD/DVDは5/27からリリース(レンタルDVDは4/29から)
川島みなみは小さい頃野球が大好きで上手かったけど今は大嫌いだった。
でも入院している親友の夕紀の代わりに野球部のマネージャーになった。
マネージャーの仕事を始めるにあたって参考書を探しに行ったのだが
みなみの説明に勘違いした店員にマネジメントという経営書を渡される。
家に帰って本を取り出したみなみは間違いに気付いて落ち込むのだった。
しかしせっかく買ったのだからとマネジメントという本を読み始める。
そしてその内容を応用して程高弱小野球部を変革して行くのであった。

とりあえず、この作品のターゲットは誰なのかなと思ったり。
アニメ好きの人が見るにはちょっと……と言いたくなる作品なんだけど。
マネジメントの取っ掛かりとして大人が見るようなものにも見えないし。
中学生とか高校生あたりの興味を持たせるあたりが限界のような感じ。
しかしその世代だと今度はアニメや物語として物足りないと思うような。

内容はあまり強くない野球部を改革して強くするありがちな展開なのです。
別にそれを悪いと言うつもりはないよ。プロセスや描き方の問題だから。
そしてビジネス書の内容を応用するという発想も面白いとは思います。
でもこの作品で語れる(評価できる)内容はというと唯一それだけでした。
「もし~ドラ~」っていうクソ長いタイトルだけで内容が終わってる
物語としてはあまりにひねりがないというか平易でチープで陳腐なのです。
かと思えばわざとらしい展開で強引に感動を狙うあざとい手法をとるし。
超初級向けのハウツーなら有りとしても物語としてはちょっとどうかなと。
なまじ物語としての体裁が整ってるので余計に稚拙さが際立ってるのです。
なんでこの作品をアニメにしようと思ったんだろうね?秋元康パワー?

この作品は内容もそうだけど、見た目に関しても問題が有りました。
絵柄に関しては好みの問題だし、そこは見てて気にならなかったかな。
原作本とアニメの絵柄と比べてどっちが良いと一概に言えないしね。
問題は絵柄ではなく見せ方の問題です、構図とかカメラワークの話。
なんかやたら正面絵が多いし間抜けたカメラワークが少なくないので。
絵が崩れてるという感じは無いけどあまりにぱっとしない映像だなと。
(大してレベルの高くない)クロスゲームのほうがずっとマシだったよ。
あれ~、プロダクションI.Gってこんなレベルだったっけ?とか思った。
「君に届け」「文学少女」あたりは素晴らしい映像表現だったのにな。
見た目と内容が共に低次元でつりあってしまってます……

のっぺりした背景と時おり挿入されるマンガ的な表現もどうなのかな。
その表現がダメという意味ではなく作品の内容に合ってるのかなと。
ポップ表現は現実的なシーンや心情を描くのにメリハリをつけるもので、
現実味のないものに説得力を持たせたい時には使っちゃダメなんだよ。
むしろ徹底的にリアルっぽいカッチリした映像表現で突き詰めないと。
この作品みたいなご都合主義満載の展開に説得力を持たせたいならね。
30~40代の大人が対象ならなおさらこの表現は適切ではないわけだし。
まぁ、この監督さんは図書館戦争の時もマンガ表現を挿入してたけど。

ノーバントノーボール作戦もね……なんか凄い発想なのかと思いきや。
打たせて取るからボールを投げないとか野球を舐めてるの?
むしろいかにボール球を打たせて凡打させるかがポイントなんだけど。
ストライクしか投げないなら160kmでも投げない限りヒット打たれるよ。
バントだってやらないって分かってたら投げる方が攻め易くなるだけ。
いかに相手の裏をかくかの駆け引きが重要なのにその視点が欠落してる。
ロジックで突き詰めるならば従来の手法の利点を徹底的に洗い出して
その利点を損なわないか補って余りある手法を生み出さなきゃダメだろ。

小さい頃に野球が大好きだったみなみが野球を嫌いになった理由もね。
まさか女子はプロ野球選手になれないとか、甲子園にいけないとか、
そんな安易な設定じゃないよね?と思って見てたらその通りだった……
ハウツーではなくて物語として見たらあまりにあんまりな作品ですよ。

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