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10月からTBS系全国ネットで日曜日の夕方に放送してる新番組。
各バンダイチャンネル・GyaO!で最新話無料配信中。
※レンタルDVDはセルBD/DVDと同時にリリース(1巻はリリース済)
南方にある緑豊かな島、南十字島。
ある日、この島にツナシタクトという少年が海を泳いでやってきた。
島にある南十字学園高等部に入学するためにやってきたのだという。
(ちゃんと本土と行き交う連絡船があります)
青春を謳歌するためにここへ来たと明るく言い放ったタクトの姿に
浜でタクトを助け知り合ったワコやスガタは好感を抱くのだった。
それは逃れられない宿命を打ち破る何かを期待したからかもしれない。
そうこの島にはタクトの知らない大きな秘密と策謀が有ったのである。
タクトにも自身すら知らない
この島に関わる宿命が有ったのである。
そして役者は揃い物語の歯車が回り始めた。
おそらく1話を見た人の大半は私と同じ感想を抱くと思われます。
「口あんぐり」という。何しろ颯爽登場、銀河美少年!だからね(爆)。
変な仮面をつけた妙な人たちがポーズつけて「綺羅星★」とかやるし。
不思議な異空間を発生させるし、ロボット!?も有機的なフォルムだし。
無駄にカッコイイしリアルっぽいけど妙にコメディタッチでもあるし。
いわゆる学園ロボットアニメという形容からイメージするものとは
あまりにかけ離れた、
予想外に突き抜けたトンデモ作品だったのです。
1話を確認のために見たときの印象は「なんじゃコレ?」だったですよ。
面白そうではあるんだけどどう判断していいかわからないって感じで。
悪ノリしまくりでリアルからかけ離れてるように思えるこの作品。
それでも一応ちゃんと舞台設定やキャラ設定はなされてるのでした。
皆水(みなみ)の巫女であるワコや、王の力を受け継いだスガタとか、
重い運命を背負いながら日常はそれを感じさせない態度をとるとか。
サイバディとかも古代のオーバーテクノロジーみたいな設定だし。
綺羅星十字団の人たちも一枚岩ではなくそれぞれ別に思惑があるし。
確かにかっ飛んでるし色んな意味で凄くて唖然とすることも多いけど
物語の土台になる部分は一本筋が通ってて決してデタラメでないのです。
芸風の向うに物語が見えてくることで次第に共感できるようになるし、
キャラに共感し物語を追うようになるとこの
芸風がクセになってくる。
おかげで8話ぐらいで終わりにするはずが全部見てしまったよ……
不思議な感覚の作品を作ったもんだと、まとめて見ながら思いました。
この作品を男版の(少女革命)ウテナだみたいに言う人もいるらしい。
確かにそう言える部分もそれなりにあるし、そうではないとも言える。
毎回のようにタクトがサイバディー(ロボット!?)に乗って戦うけど、
その戦いがまるで
舞台で戦いを演じてるように抽象的・記号的なのです。
戦う場所もゼロ時間という時のない現実から切り離された異空間だし。
颯爽登場、銀河美少年!とか動きがわざとらしくまるで演劇みたいだし。
タクトの乗るタウバーンなんて頭の上に羽飾りみたいのがついてるし、
両手に光る剣みたいのを持っててまるで中世の騎士みたいなので。
そもそもこの作品におけるロボットバトルって主じゃないんだよね。
よくある対立する国があって道具としてのロボットが戦う作品ではなく、
サイバディーという超常の力がありそれを巡る様々な人間模様がある。
その人間模様の一つの発露としてロボット同士が戦ってるに過ぎない。
一見すると対立勢力が戦ってるようだけどそう単純な図式でもない。
それぞれの人の心のうちや思惑を日常の生活と戦いの中で描いてる。
平和とか正義とかではなく
極めて個人的な想いで行動してるのです。
戦いが極めて記号的でエゴで突き詰めた内容なのは確かにウテナっぽい。
芸風がかっ飛んでるのもウテナと手法が似てるとは言えるかも。
ただ表現的にはそれほど前衛的ではないです。むしろ現実的なので。
同じ五十嵐監督のホスト部の方が表現的にはウテナっぽかったなと。
内容がかっ飛んでるので表現はリアル路線にしたのかもしれないね。
リアル路線のクセにポップなコメディ表現を結構交えたりしてるし。
だからと言って決して安っぽくはならないようにバランスとってるし。
表現や作品世界の作りこみの
完成度の高さはさすがという感じです。
佐藤順一さん系統ではおそらく今一番実力がある人じゃなかろうか。
(つまりウテナの直系の人です)
あと男版ウテナの男版って言い回しにはちょっと引っ掛かったかも。
確かに主人公はタクトだし、全編で活躍してるし、カッコイイけど、
思ってたよりこの作品って男キャラの占有率が高くなかったりして。
むしろタクト以外だと
女キャラの方がずっと目立ってるよね、コレ。
主人公が男になった舞-HiMEみたいだし(内容は全く似てないけど)。
1話を見たときはてっきり男キャラメインの作品だと思ってたのに……
まぁ、面白いならどっちでもいいけどさ。
この作品のターゲットっていったい誰?とか見てて思ったですよ。
この物語の大きな流れとしては。
地下の遺跡のサイバディーを現実へ出そうとする綺羅星十字団がいて、
サイバディーを表に出す
障害となる4つの結界を破っていくわけです。
4つの結界とは血と力を受け継いだ4人の巫女による東西南北にある結界。
1話でいきなり気多(きた)の巫女の封印が破られて次の段階に進むのです。
当然ながら他の巫女の身にも綺羅星十字団の魔の手は迫りくるわけで。
主人公のタクトが島に来る時に溺れてそれを助けたのがワコなんだけど
このワコが皆水(みなみ)の巫女という
仕組まれたような巡り合わせで。
ワコを守るために綺羅星十字団の前に立ちはだかるという展開になる。
命を助けてくれた気になる(好きな!?)女の子のために戦うわけです。
正義とかそんなものではなく極めて個人的な理由で戦ってるわけです。
むしろ力をしかるべき形で管理しようとしたカナコが一番正義だよなと。
(綺羅星十字団の人たちはそれぞれ別々の思惑で集まっている)
表の顔があまりに自由奔放すぎて一見するとバカみたいに見えるけど。
綺羅星十字団の大いなる目的の前に銀河美少年が立ちはだかったので
メンバーがそれぞれの思惑でタクトの排除をしようと画策するのです。
その過程でそれぞれの事情や思惑といった人間模様が描かれるのです。
全体として大きな流れがあるけど1話1話はほぼこの構成になってます。
この一つ一つのエピソードとそこで描かれる人間が面白いのです。
個別のエピソードで特に印象的だったのは
人妻高校生のカナコとその使用人のシモーヌのエピソードですかね。
※使用人も同級生で同じ学校に通ってたりする
普段は使用人として主人を立てて静かに従ってるように装ってるけど
時おりどうにかして地位を引っくり返せないかと
牙を覗かせてたり。
直接は誰にも言わないけど心の中で「この女は嫌いだ」と言ってたり。
シモーヌにはそう思わせるだけの複雑な事情があったりするのだけど。
対するカナコはというとネタバレなんで詳しいことは書かないけど。
全て明かした後「そんなシチュエーションが素敵」とか言ってたよ。
(それを聞いたシモーヌは「やっぱりこの女は嫌いだ」でした)
シモーヌが戦おうとした時にカナコがひどく動揺してたのを見て、
理由はわからないけどシモーヌを凄く大事にしてるんだなとは思った。
上にもちらっと書いたけどカナコはこの
作中で一番良識的な人なので。
シモーヌのほうはその態度に全く違った解釈をしたのが面白かったね。
シモーヌも嫌い嫌いと言ってるわりにカナコのことを考えてたりするし。
二人はとても面白い関係だなと。
個々の事情を描きつつ物語は次第に進んでいき大きな転機を迎えます。
8話あたりと16話あたりにそれぞれ物語の大きな山場を迎えます。
全体を3分割してそのクライマックスに山場を設定してる感じだろうか?
8話までが気多の巫女(さかなちゃん)が檻の中で物語を語るパートです。
最初は囚われの少女みたいに思ってたけど何か自分で望んだ感じだね。
檻と言っても鍵は掛かってなくて、鎖に繋がれてたわけでも無かった。
さかなちゃん(本名は不明)は自ら望んで檻に閉じ込められていたのです。
ってことは気多の封印を破るのも本人の了承でやった可能性があるね。
一見するとそう見えたことが必ずしも真実を示してないってことか。
この第一部のクライマックスにあたる8話あたりに
スガタやワコに受け継がれた力とその過酷な運命みたいな話が語られます。
少しずつ見え隠れしてた設定を衝撃的な形で実感することになるのです。
なぜワコがあそこまでスガタが王の力を使わせるのを止めてたのかを。
いつもは明るく振舞ってて気付けなかった二人に課せられた過酷な運命を。
いつもはクンづけのスガタを呼び捨てで叫ぶワコの姿にズキっと来たよ。
確かにあんなシーンを見たら
実は二人と一人だったとか思ってしまう。
タクトはワコに気があったわけだし。
9話からの第二部ではミズノとマリノという双子の姉妹が中心になります。
この二人のうち妹の方が日死(にし)の巫女だけどそれを隠してるのです。
そして姉は妹の正体を隠して守るために綺羅星十字団に入ってるのです。
理由はわかるけど綺羅星十字団の中での仮面キャラはちょっと凄かった。
現実での姿が穏やかで良識的で面倒見がいいお姉さんキャラなもんで。
(みんな現実と仮面キャラには多少のギャップが有るけど)
そーまでして妹に執着して大切に思う理由はわかるような気もするけど、
違和感と言うかちょっと執着しすぎのような気も多少はしたんだよね。
この違和感こそが核心だったのだけど……
16話あたりにミズノとマリノのパートのクライマックスが来るんだけど
このクライマックスも衝撃的だった。それまでの中で最も衝撃的だった。
まさかそーいう設定だったとは……
だから姉があそこまで妹に執着して妹をひたすら守ろうとしたんだなと。
××が望んだからそこにいて、××の信頼が揺らいだからいなくなった。
力で生まれたなら封印が破られた時点で存続できなくても不思議はない。
理屈を突き詰めるなら救いの無いその結末の方が筋が通ってたりする。
でも筋が通らなくても、救いがあるあの結末の方がずっと好きだなと。
(印を持ってると力は消えないと言う説明が18話にありました)
15話で島を出ようとしたあたりから主観視点で衝撃の連続だったので
最後のシーンは××に
ものすごく共感してしまったよ。
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2010年にリリースされた15分×全4話のOVA。DVD/BDには2話ずつ収録。
※セルBD/DVDは全巻リリース済(レンタルDVDは2/24から)
写真が大好きな高校1年生、沢渡楓(ふう)。あだなは「ぽって」。
彼女は亡き父が小さい頃住んでいた瀬戸内の港町にこの春越してきた。
古い街並みと美しい海と島々があり穏やかな時間が流れる素敵な場所。
楓自身も父に連れられて何度か訪れたことがある思い出の場所だった。
写真のことで周りが見えなくなる楓を見守ってくれる幼馴染もいた。
そんな楓の高校生になった目下の目標は引っ込み思案な殻を破ること。
楓の写真をうっとりと見入る女の子と知り合うため足を踏み出すこと。
そして
新たな出会いと友達が生まれた。
ARIAのスタッフが再結集という売り文句だけあってとてもARIAっぽいです。
作品の舞台は違うしキャラも違うし内容にもそれほど共通点はないのに。
空間に充ちた雰囲気とか作品の
方向性とか精神性が極めて似てるのです。
恐らくARIAと同じ方向性のオリジナル作品をやりたかったんだろうなと。
監督(佐藤順一)さんがARIAのアプローチがとても気に入ったみたいなので。
(何も事件が起きないのに物語としてちゃんと成り立つところが)
だからこの作品の手法もARIAのやり方を見事なほど踏襲してるわけです。
この作品を見て尾道?とか思ったけど、ちょっと場所が違ったみたいです。
尾道よりも広島に近い竹原という街を作品の舞台モデルにしてるみたい。
同じ瀬戸内で場所も近いので
風景や雰囲気が似てるのも当然なのかも!?
雰囲気が似てるせいでこれ見てたら「かみちゅ!」も見たくなったよ。
あと久しぶりに「魔女の宅急便」が見たくなった。だって主題歌が(笑)。
てゆーか「かみちゅ!」の主題歌もこの曲のオマージュじゃないですか。
こーゆー曲がこの風景に似合うということなのかもしれないね。
竹原という街は古い街並みを保存している場所があるみたいで。
だからと言うのもあるけど作品全体にどこか懐かしい雰囲気が覆ってる。
瀬戸内の風景がなぜかどこか懐かしい雰囲気をかもし出してるのもある。
「かみちゅ」と違って現代を舞台にしてるので現代的な部分も有るけど、
それでも不思議なことに見ててどこか懐かしい感触を覚えるのでした。
不思議で素敵な感触を
感じたままに切り取って凝縮した作品なのです。
作中で楓(ぽって)が日々の楽しい瞬間を写真に収めようとしてるけど、
この作品自体が楽しい雰囲気をめいっぱい画面に収めた感じなのです。
全体が穏やかで優しい雰囲気に満ちてて時間がゆったり流れる感じで。
でも意外にキャラは元気でテンションが妙に高いキャラもいたりして。
興味を持ったことがあって、でもまだハッキリした将来の夢ではない。
そんなフワフワとした夢を抱きつつ友人たちと日々を過ごしてる。
何でもない日常のシーンのちょっとした瞬間が凄く輝いているような。
そんな
生き生きとしたキャラの表情が画面に詰まっているのです。
セリフまわしも意外にストレートだし、等身大で生っぽかったりして。
キャラが生き生きしてるから事件が起きなくても見てて楽しのです。
もっともっとこのキャラたちの物語を見てみたいと思うのです。
※今年テレビシリーズになるそうです
この作品はたまゆらというタイトルどおり写真をモチーフにしてます。
主人公の楓(ぽって)がまさに写真大好きで日々写真を写してるのです。
てもメインの4人の女の子がみんな写真をやってるわけではなかった。
キービジュアルから4人が同じ部活でもやってるのかと思ってたけど。
そーではなく4人はそれぞれ別々の(フワフワした)夢を持っている。
楓(ぽって)の写真が友達になる切っ掛けになったりはするのだけど。
別々の夢を持ってるけど
気の合う友達関係として一緒にいるのです。
ARIAを踏襲した作品なのであまり派手なストーリーは有りません。
でも楓が小さい頃に写した写真の場所を知りたいという目的があります。
後半の2本ではそれっぽい場所への小旅行を敢行する展開になってます。
そして目にする素敵な光景という、
とても絵になる瞬間があるのです。
場所はまだわからないけど絵に描かれた一つの物体の正体を知るのです。
それが今回のOVAのとりあえずの結末という感じですね。
1月からTBS系(4局)とBS-TBSで深夜に放送してる新番組。
原作は萌え系青年誌(きららフォワード)のマンガで1巻だけ読みました。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは3/16からリリース
高校生の藤原夢路(ゆめじ)はこのところ毎夜猫に追われる夢を見ていた。
そんな夢路には人がその日見る夢を色で読み取る不思議な力が有った。
あくまで色で見えるだけなので正確な内容までは読み取れなかったが。
しかし悪夢を見ることだけは確実に読み取れた、真っ黒い色として。
そして鏡越しに見る自分の夢の色は
毎日のように真っ黒だったのだ。
ある日、家へと帰る途中で猫を見かけた瞬間、周囲の光景が一変する。
さっきまで起きていたはずなのに、視界はいつもの夢の世界だった。
いつもの猫たちの中に仮面をつけたジョン・ドゥと名のる存在がいて、
現実の世界へ行くためにその体を器として借りうけると言うのだった。
事前のPVをちらっと見たときはシャナっぽい?とか思ってました。
アクションの見せ場が有るから確かにその路線なら似合いそうだなと。
しかし実際に見てみたら、予想してたのと全く違う映像が出てきたよ。
水彩っぽい滲んだ質感で濃い目の色使いのみょーに雰囲気のある映像で。
夢の世界の色鮮やかで幻想的な光景に弦楽器を多用した印象的な音楽で。
キャシャーンSinsも同様だったので監督の山内さんの色なんだろうね。
アクションのメリハリのつけ方もぬるめる動くJ.C.STAFF路線ではなく
少ない枚数でダイナミックに見せる東映アニメ的な手法を使ってるし。
正攻法に空間と動きを描写するいつものJ.C.STAFFらしくない作品だなと。
監督によって映像の傾向は結構出るけどここまで異彩なのは珍しいです。
今期の作品では新房さんのまどか☆マギカと並ぶ先鋭的な映像だなと。
とにかく映像に力が有り過ぎで、そこに目を奪われてしまう作品です。
しかも滲んだ映像とは別に普通の質感で見せるシーンも結構あるし。
現実と夢の光景のコントラスも含めて
見た目のメリハリが凄いです。
さらに回が進んで表現の方向性が少しずつ変わってきたりしてるし。
4話で色の抜けたカットを多用してたので誰の演出?とか思ったぐらい。
映像の方向性が新房さん系統(特に大沼心さん)の手法に近かったし。
でもこの回は意外にもコンテ・演出を監督自らやってたりして。
(なんとこの6話中で監督自ら5話ずつコンテと演出をやってる)
ってことは表現手法を作りながら模索してるのか、軌道修正してるのか、
それとも内容によって表現の方向性をがらっと変えてきてるのか。
とにかく映像オタクとしては見ててすごく興味深い作品だと思った。
映像にインパクトが有り過ぎだけど話の内容もなかなか面白いです。
人の心に付け入って夢魔が人を器として乗っ取ってしまうとか。
夢魔は必ずしも人を害するわけではなく
宿主と共存することもあるし。
そんな場合に夢魔は器である人の夢を広げる手助けをしたりもして。
しかしそんな夢魔を狩る存在もいたりする(今のところ理由は不明)。
パートナーの夢魔を失った人も夢を失って抜け殻みたいになるとか。
ただの人と夢魔のバトルアクション作品という構図ではないのでした。
メインヒロインのメリーさんの考え方もこの作品の特徴のひとつです。
メインキャラって普通ならハッキリした意思みたいのを持ってるけど
メリーさんは自分の記憶自体もほとんど無くてただ帰りたいしかない。
さらに現実に出てきたのが最近かと思ったら10年以上前だったとか。
その間に現実で生活してたわけではなくただ帰ろうと放浪してただけ。
気が遠くなる時間を帰れる機会を求めて
ひたすら待ちつづけてただけ。
だから人と馴れ合ったりしないし夢路の提案も簡単には受け入れない。
これほど目的がぼやけてたりすんなり動かないキャラは珍しいのです。
原作を読んでピントのぼやけた作品と言う印象が強かったわけです。
でもアニメだと
メリーの行き場のなさを実感するように見せている。
なんとかしてあげたいという夢路の感覚に共感できるようにしてある。
だから何とか提案を受け入れさせて、一緒に生活するようになって、
日々の生活に目を輝かせるメリーの姿に、何だか嬉しくなってきます。
新たな名前と目的を与えられて喜んでるメリーに共感してしまいます。
そのすぐ後に残酷な事実を聞かされる展開になってたりしますが……
こんな感じで映像作品として上手い感じにまとめられてるのでした。
1話毎に一つのエピソードがまとまってるのも入り易いところかなと。
例えば3話はみなとという少女と友達のイチマの話でまとめてあるし。
4話は夢路の属する文芸部講評会部長とそのメル友のクリスの話だし。
それぞれの回のエピソードとメリー達の状況の変化を絡めて進むのです。
ちなみに2話だと赤い髪の女の子と共存する夢魔の話がそれです。
これだけはまだメリー達と絡まず白昼夢の事態の説明も有りませんが。
このへんはもしかするとシリーズのクライマックスに関わるのかも!?
てゆーかこの作品たった1クールでどうまとめるつもりだろう……
10月からテレビ東京系他(3局)とAT-Xで深夜に放送してた全12話の新番組。
ShowTime・あにてれ(各所)で有料配信中(最新話無料は終わりました)。
原作は少年誌(チャンピオン)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※レンタルDVDはセルBD/DVDの1ヶ月遅れリリース(1巻はリリース済)
海水浴客で賑わう海の家れもんでは相沢姉妹が忙しく働いていた。
そんな真夏のいつもの光景に突如として奇妙な珍客が現われたのだった。
変な帽子と髪形をしたまるでコスプレにしか見えないその変な女の子は
自分を海から来たイカ娘だと名乗り店を人類侵略の拠点とすると言った。
変なやつが来たと思った栄子は店の裏に連れて行き話を聞いたのだが、
イカ娘とやらは頭がおかしいとしか思えない内容ばかり口走るのだった。
仕方なく話を合わせたけど現実を知らな過ぎで侵略できそうもなかった。
ハエひとつも満足に追い払えない体たらくで、タダのアホだと思った。
しかしバカにされたイカ娘は触手を素早く動かしハエを叩き潰したのだ。
イカ娘の妄言が事実だと知った栄子はイカ娘の主張を受け入れることに。
こうしてイカ娘は労せずして人類侵略のための拠点を手に入れて、
海の家れもんは
ほぼ無給のバイトを捕まえたのである……アレ?
まぁ、普通に面白いでゲソ?
なんてみもふたもない感想だけど、まさしくそーいう印象だったです。
原作を知ってたからアニメで初見の人みたいにインパクトもないし。
1巻が出た当時に原作を読んで、わりと面白い作品だと思ってたので、
そのわりにちっとも話題にならなくて何でかな~とは思ってたよ。
まぁ、チャンピオン掲載というハンデが有りましたが(爆)。
にしても
イカ?とかゲソとかが蔓延するほどに大人気になるとはね。
放送直前に「やっぱ侵略は海の家からじゃなイカ?」と某所で書いて
全く意味が通じなかった(マジ話)のが嘘のようです……
上手くやればこーゆーのも売れるんだというのが正直な感慨です。
作品が大幅に減って埋没しにくくなったのも有るかもしれないけど。
普通に面白いとか書いといて何だけど、実は意外と凄いのかも。
ギャグ作品だと多少は滑ったりするけどそんな感じは無かったし。
突き抜けて凄くはないけど着実にヒットを飛ばしてる感じだった。
ノリとかインスピレーションで感覚をねじ伏せるわけではなく、
小ネタを積み重ねて笑わせる基本を踏襲してるのがいいのでしょう。
イカ娘のズレた感覚を主観にして土台に据えたのが強いのでしょう。
イカちゃんは至極真面目なのにボケにしか見えないのがいいのです。
つまりいわゆる旧来のオーソドックスコメディな作品なのです。
それをコメディの達人水島監督のキレのいい演出で見せてるのです。
触手の細かい動きで小ネタを見せるのはアニメならではな気がします。
ニセイカ娘の回が面白いという噂を聞いてたけど
他の回に比べてそんなに抜きん出て面白いとは思わなかったかな。
異様なデザインの被り物(2種類)のインパクトは確かに有ったけど。
でも私は首から下のプロポーションの方がずっと気になりました(爆)。
上にも書いたけどどの回が面白いじゃなく
全体に安定してたなと。
それでも印象に残ったエピソードが無いわけじゃないです。
5話までだと5話の最後のミニイカ娘の話が印象的だったなと。
見た目が可愛いからって理由ではなくて(可愛さは大差ないと思う)。
小動物を飼ってる姿を細部にこだわった動きで見せてるのが良かった。
ほぼ栄子の行為(指の動きとか)とミニイカ娘の反応しかないんだけど、
それだけを徹底的に細部にこだわって描写してたのが印象的だったよ。
まるで
別の作品を見てるみたいだったけどギャグ作品だしいいかなと。
私的には投げっぱなしで終わってもよかったと思う。ギャグ作品だし。
10月からBS-2で深夜に放送してた全13話の新番組。
今NHK総合で三週にわたって集中的に放送しています。
原作は小説で花ゆめ版のコミカライズの1巻だけ読んだことがあります。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(1巻はリリース済)
大学生の小沢晴香は霊に憑かれた友人を助けるためにその扉を叩いた。
そこ映画研究会には霊能力があると噂される斉藤八雲という青年がいる。
もはやそんな噂に頼るしか友人を助ける手段が思いつかなかったのだ。
しかし切実な晴香がそこで見たのはイカサマをする八雲の姿だった。
特殊能力が有るように装ってやってたのは簡単なトリックだったのだ。
霊能力があるというのもタダの噂かとガッカリして帰ろうとした。
そんな晴香に八雲は言うのだったボクには
死んだ人の魂が見えると。
晴香が一言も口にしなかった姉のことを八雲は口にしたのだった。
ミステリーなんだけどオカルト・ホラー的な内容というより
オカルト・ホラーだけどミステリー的な味付けをしてる作品というか。
この作品にリアルなミステリーを期待してると肩透かしを食らうかも。
ミステリーというには仕掛けが簡単すぎだし、ほとんど推理しないし。
謎解きというよりは事件を追っていて事件に巻き込まれるのが主で
晴香が毎度のように
ピンチに陥ってにハラハラするスリラーなので。
八雲にトラブルメーカー呼ばわりされても仕方がないって感じすね。
美形で頭が良くて口が悪い男とその男に惹かれてく女のコンビと、
ミステリーとホラーの組み合わせで
ゴーストハントを思い出したよ。
想定するターゲットも作品の方向性も極めて近いような気がします。
原作が児童文学っぽいあたりまで似てるといえば似てるのかも!?
と言うかこの作品の原作って思ってたよりも平易でライトだそうな。
(試し読みのを数ページ読んだけど確かにそんな感じだった)
前に読んだコミカライズではもう少し中身の濃い印象だったのに。
コミカライズを読んだ時は意外と面白い作品という印象だったのに。
なんだか思ってたよりあっさりしてて底が浅いような感じがしたり。
アニメのゴーストハントと比べて仕掛けも中身もずいぶん薄いしね。
こっちの方が心情描写よりで
いい話にまとめてるのは良かったけど。
あと一人一人のキャラが濃いので1話読みきりでもそこそこ見れる。
台詞回しとかキャラのやり取りが面白いので救われてると言うか。
だからこそ一つの話にもう少しひねりや深みがあればと思ったのです。
この後は3話とか4話1エピソードになるので多少はマシになるのかな?
あと見てて気になったのは両目の赤い男のこと。
どうやらこのキャラは作品の本筋に関わる重要キャラみたいだけど、
この手の作品でいかにもな敵を出すと安っぽくなっちゃうような……
実は父親で母親絡みの話にも繋がる八雲の心に関わる内容とはいえ。
もう少し普通っぽくて、
でも内面は狂気、みたいにして欲しかった。
オカルトを扱うだけで安っぽくなるんだから細心の注意が必要なのに。
題材が結構好みなだけにもっと丁寧に作りこんで欲しかったですよ。
7月から一部の民法(3局)とAT-X/BS11で深夜に放送してた全13話の新番組。
ShowTime・バンダイチャンネル・ニコニコ動画で配信中。
原作は少年誌(チャンピオン)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※レンタルDVDはセルBD/DVDと同時リリース(6巻までリリース済)
新任の教師・矢部智が期待に胸を躍らせて初担任をした6年3組には、
学年一(学校一?)の問題児の全く似てない丸井家の3つ子がいたのである。
長女のみつばはドSの女王様気質で他人を足蹴にすることが好きだった。
次女のふたばは明るくて超パワフルでおバカなトラブルメーカーだった。
三女のひとはは協調性がなく目つきが怖くてエロ本を日々持ち歩いてた。
(みつばは意外と善人でひとはは意外に常識人だったりもするけど)
三姉妹(主にふたば)が発端になって日々
6年3組には騒動が発生していた。
気苦労の耐えない矢部っちの明日はどっちだ?
何というか、凄くテンションが高くて、凄く勢いがある作品だなと。
特に最初の回にヴェルディのレクイエムを使ったのには唖然としたよ。
※エヴァの(旧)劇場版の予告で使ってた曲
小ネタの組み合わせで笑わせる従来型のギャグ作品のイカ娘に対して
こっちはテンションとノリで
強引に見る人の感覚をねじ伏せる感じです。
「考えるな、感じろ」という有名な言い回しをまさに地で行く感じで。
実はこの作品の原作ってあまり趣味じゃなくてさっさと処分したんだよ。
この作品ってネタがやたら
シモとエロと下品な方向に偏ってるので……
パンツとエロ本とかエロに絡めたわざとらしい勘違いネタも多用するし。
まぁ、いかにもチャンピオンのギャグ作品と言えないこともないか。
正直言ってギャグのネタも3つ子のキャラも全く好みじゃないのでした。
にも関わらずアニメは見てて結構楽しめてしまうんだから凄いよなと。
好みではない題材が演出でここまで
見れるものに化けたのが驚きです。
それってギャグアニメ作品としては実は凄いことじゃないだろうか。
とは言えネタがあまりに下品よりなので好き嫌いがはっきり分かれそう。
面白いかどうか(許容できるかどうか)は自分の目で確かめろってことで。
ちなみにこの作品を作ってるのは「みなみけ」(1作目)のスタッフです。
OPの作りもワイプの入れ方もそっくりなので妙に納得してしまうよ。
1月から一部の民法(2局)とAT-X/BS11で深夜に放送してる新番組。
ニコニコ動画で最新話無料配信中。
原作は少年誌(チャンピオン)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは4/6からリリース
「みつどもえ」の分割放送2クール目です。なぜか
8話しか有りません。
つまり1クール目の未放送話を含めて全22話と言う半端な話数だったり。
(全8話で枠が空いてるので9回目に1期の未放送話を放送するらしい)
1クール目の売れ行きが今ひとつだから話数を削減したんだろうか!?
1話読みきり作品(それどころか1回にショートの3~4本立て)なので
途中の回を飛ばしてここから見てもさほど問題がなかったりします。
知らぬ間にチーム杉崎の面々がみつばと絡んでるぐらいの変化だし。
1クール目を見ないで
いきなりここから見ても付いていけそうです。
あ、1話はほぼ全部がガチレンジャーだから唖然とするかも……
1クール目を見てても十分に唖然としたけどね。あまりの脱線っぷりに。
たった1回のネタのために主題歌と専用の映像まで用意してあるし。
2クール目は1クール目よりも暴走してるのか?とか思ったですよ。
しかし予想に反して2クール目は1クール目よりは大人しかったり。
正確に言うと1クール目の最初の4話よりも大人しめの印象だったです。
何と言っても下ネタやエロネタなどの
下品さがずいぶんと薄れたので。
そしてチーム杉崎を筆頭にしたクラスメイトと絡むネタが増えたし。
わりと日常的なネタをスラップスティックに見せる感じになってます。
これって原作が巻を重ねて方向性を軌道修正したってことだろうか?
なんだか同じスタッフが作ってた「みなみけ」に近くなったような。
※2話のサブタイトルの元ネタも「みなみけ」だね
異常な勢いが薄れて癖の強さも薄れたのでずいぶん見やすくなった。
最初からこんな感じだったらもう少し多くの人にウケてたような……
1月から一部の民放(7局)とキッズで深夜に放送してる新番組。
ShowTime・アニメワンで最新話無料配信中(他は1話のみ無料)。
原作はライトノベル(スーパーダッシュ文庫)で読んだことは有りません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは3/9からリリース
高校生の竜司は海外を飛び回る両親と離れて一人で暮らしていた。
時おり自分の名を呼ぶ夢を見る以外は平穏な日常を過ごしていた。
帰国したハトコの英理子に強引に仕事の手伝いをやらされるまでは。
闇ブローカーの取引現場から首尾よく獲物を強奪した思ったのも束の間
目を覚ましたブローカーたちに追われて絶体絶命の大ピンチに陥った。
ブローカー達の銃弾によって強奪した荷物の蓋が開き中身が飛び出した。
中から出てきたのは遺物(ロスト・プレシャス)ではなくなんと女の子で、
その女の子は手から炎を出してブローカー達を吹き飛ばしたのだった。
この声で「りゅーじ」と言われるととらドラ!を思い出すんですが……
まぁ、それは置いといて予想してたよりアクションよりの作品だなと。
特に1話はアクションも含めて
動きの見せ方にキレが有って良かったよ。
これの監督さんってJ.C.STAFF関係の動きのカッコイイOPを作ってた人で
ああなんからしい映像に仕上がってるなとか見てて思ったものです。
※禁書目録・超電磁砲・スカイガールズ・隠の王のOPの人
キャラ絵や背景とかの見た目もディーンにしてはいい(おい)と思ったし。
OP曲もスタチャお馴染みの堀江由衣さんらしくないカッコイイ曲だし。
外枠的には決して悪くないし光るところも有ると思うのです。
しかし見てて今ひとつ乗り切れなかったりして。
理由はやっぱりメインヒロインのローズのキャラづけだろうなと……
登場時は可愛い女の子じゃなく
イヌ・ネコか幼児みたいな反応だったし。
言葉が喋れるようになってもやっぱり見た目に比べて反応が幼すぎだし。
そんな相手に対して愛だの恋だのといわれてもあまり共感できないよ。
何で好かれてるのか、何で好きになったのかの説明もほとんどないし。
なのにブラックドラゴンによって引き裂かれる恋人みたいにやるし。
凄く切ないシチュエーションのはずがこの物足りなさはナニ?って感じ。
ドラゴンは人を圧倒する力を持ってて人なんて虫けらみたいな存在で、
だから人とドラゴンの間で結ばれることなんて有り得ない、と言う。
実際にその力を目の当りにするからこの言葉に説得力はとてもあります。
でもローズと竜司はそんな関係性を乗り越えて互いを想い合うわけです。
二人が愛を紡ぐには極めて困難な障害を乗り越える必要が有るのです。
つまりこの作品はとっても
切ない恋物語にだって出来たのです。
実際にはあまり切ないシチューションにはならないんですが……
これもっとローズが普通の女の子みたいだったら良かったような。
そーすれば今よりはずっと竜司の感覚に共感しやすかったと思う。
そしてドラゴンは人とは相容れないと(親とかに)教わっていたけど
人間に興味を持って正体を隠して竜司と出会うみたいにしてさ。
二人が愛を紡いでからドラゴンとの戦いに巻き込まれる感じにして。
実はローズが圧倒的な力を持つ人の敵であるドラゴンだったみたいな。
そこでローズが攫われれて助けるべきかを苦悩してあの決断をすれば
竜司にとって
ローズがどれだけ大切かを共感できたような気がする。
なんて勝手なアナザーオレストーリーを語ってしまったりするほど、
やり方次第でもっとずっと良くなったような気がしてならないよ。
ホワイトドラゴンのマルガが登場したのもちょっと疑問だったなと。
ドラゴンってものすごく希少な存在だったんじゃなかったっけ?
人とは相容れない存在のはずなのにずいぶん親しみ易いキャラだし。
キャラ自体は決して悪くないけど
設定の説得力が無くなってるよ……
マルガの話は人とドラゴンが結ばれるのは困難なのを語ってるけど、
それは上に書いたようにローズ自身の話としてやるべき話なので。
素材はいいのに調理がずいぶん雑という感じがして何というか。
1月からTBS系(4局)とBS-TBSで深夜に放送してる新番組。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことは有りません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは3/30からリリース
今より少し未来。ISと呼ばれる飛行パワードスーツが生み出された世界。
このISは女性にしか扱えない代物でISの登場により男女の地位は逆転した。
ISはその強大な力ゆえに製造が厳しく制限され扱いも厳重に管理された。
だからここIS学園は世界で唯一のIS操縦者を育成するための学校である。
ISは女性にしか扱えないので当然のことながら生徒は全て女性であった。
いや今までは女性のみだった、と言うべきだろう。
この春このIS学園に
ISを史上初めて動かした男子が入学したのだから。
すごく、ハーレムです。
女子しかいない学校の唯一の男子生徒なだけで見た目はハーレムだけど
それ以上に主要キャラがあからさまに主人公の一夏に想いを寄せてるので。
幼馴染が二人いてどちらも一夏に想いを寄せてるとかちょっとやり過ぎだ。
最初は一夏に突っかかってたイギリス娘までもマッハでデレてるし。
やたらとモテまくってるのに肝心な一夏は殺意を抱くほど気付かないし。
(せめて一夏にモテるのが納得が出来る魅力でもあればいいのだけど)
わざとらしい理由で男女で同室になったりする展開までやってるし。
あまりにパターン化したキャラと露骨なハーレム展開に乾いた笑いが……
ペラペラのうっすいキャラでディティールだけ凝られてもなって感じ。
次から次へとヒロインキャラを増量していくぬるい展開もちょっとね。
記号キャラのぬるいやり取りを延々と見せられても楽しくないんだけど。
女キャラばかりなのにその女キャラのリアクションが単調に過ぎるから。
女キャラに魅力を感じないハーレムアニメって私的に致命的なんだけど。
もっと女キャラが魅力的に見えるように描写出来なかったのかなって思う。
でもこの作品はとても人気有るし、世間的にはこんなのがいいのかな……
まぁ絵とか動きは無駄にいいと思いますが。マクロスFのスタッフだし。
※エイトビットはサテライトの主力スタジオの人たちが作った会社
4話で謎のISが登場してぬるい内容からいきなり緊迫した展開になるけど、
その路線にするなら
もっと早くからやって欲しかったなと。
(5話でまたぬるい内容に逆戻りしてるけど)
安っぽいキャラによるぬるい内容でも事態が緊迫してくれば見れるので。
よーするにストーリー構成に引きつける工夫が足りてないって感じですよ。
10月から一部の民法(7局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
アニメワンで最新話無料配信中。
原作は有名なスパロボシリーズ(ゲーム)でやったことはありません。
※セルDVD・レンタルDVDのリリースは6/24から
地球への異星人の侵略という可能性に対して異なる判断を下した
地球連邦とDC(デバインクルセーダー)の間で主導権をかけた戦闘が有り。
そんな最中、異星人の侵略がついに現実のものとなったのである(らしい)。
最初の異星人の侵略は地球人の力を結集して辛うじて撃退に成功した。
今世界では地球連邦軍によるDC残党との散発的な戦闘が行われている。
その散発的な戦闘に謎の勢力が絡んでることは
まだ多くは知らなかった。
みたいな設定だったと思います。たぶん。
(他にもいろいろ言ってるけど説明不足でよくわからん)
あいかわらず主役みたいなキャラが異常に多いっすね。
そしてろくに説明をしないしキャラの背景や内面の掘り下げもほぼ無いし。
珍しいほどロボアニメの王道を突き進むロボアクションてんこもりだし。
原作ゲームをやってない人はキャラに思い入れのしようがない感じです。
大張アニメと見事にフュージョンしたせいでとっつき悪さも超満点だし。
もはや評価のしようもない領域に行ってしまったような……
まぁ、それでも続けて見てれば慣れるし、見れないこともないので、
前のテレビシリーズよりはずいぶんマシな出来なのかなとも思ったり。
あいかわらずキャラは安っぽいけど嫌悪感を抱くほど幼稚ではないし。
絵柄がめっちゃ濃ゆい(大張アニメなので)けど絵は凄く安定してるし。
ロボットのアクションも無駄に熱いしものすごく動きもいいので。
(ポージングとかメリハリのつけ方はSTAR DRIVERの方が上手いけど)
スパロボ好きやロボアニメ好きにはいいのかなという気がします。
私は
エンディング映像みたいな作品のほうが見たかったけど(爆)。
1月から一部の民放(3局)とAT-X/BS11で深夜に放送してる新番組。
ニコニコ動画で最新話無料配信中。
パチスロのRioシリーズのキャラ及びキャラ設定を原案にしているらしい。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは4/29からリリース
一つの島が丸ごとカジノとリゾート施設のみというハワードリゾート。
世界中から巨万の富を求めて人々が集う巨大なエンターティメントタウン。
この街には
姿を見れば勝利を手にできる勝利の女神と呼ばれる存在がいた。
カジノで働く一介のディーラーのリオこそが勝利の女神その人であった。
ディーラーなのにオーナーの勅命でイメージガール的な仕事もしていた。
そして今日もリオの通った後には勝利に喜ぶ歓声が広がっていく。
何がやりたいのかさっぱりわからない作品とでも言うか。
リオが勝利の女神という設定でみょーに笑顔と色気を振りまいてるだけで
それ以外はとってつけたようなしょーもないストーリーしか無いので。
リオを気に入ってずっとひっついてるミントって何のために出てきたの?
キャラは揃ってて華やかな舞台も有ってやけに濃ゆいゲストキャラもいる。
にも関わらず見事なほどに
このアニメには中身が無いのでした……
あまり楽しめない作品は数有れどこれほど見た目だけの作品はそうないよ。
「うみものがたり」はちゃんと見れる作品になってたのにな。