まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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[雑記] あいなま新曲

最近アニメの枠で豊崎愛生さん(けいおんの唯)の新曲のCMが流れてます。
それ聞いて何か聞き覚えのあるみょーに好みの曲調だなと思ってたら
楽曲提供がクラムボンだったとは……一時期凄く熱心に聞いてたんだよ。
アルバムも3枚ほど持ってるよ。買ったのは今から10年ぐらい前だけど。
まだ活動してたことにビックリだ(おいおい)。

新曲の「Dill」はこちら(Sony Music)で視聴できます。
室内のシーンで後ろにいる3人がクラムボンの人です。
Amazonの方でも視聴できるけど最初の方なので良さがわかりにくいような。
視聴できる場合も切り出す箇所よって宣伝効果が全然違ってきそうだ。
Sony Musicサイトのやつ(PV)はCMで使われてるやつですね。
何度か視聴を繰り返してたら欲しくなってしまったじゃなイカ!!
アニメと無関係の歌なんて久しく買ってないというのに。
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 補足

前回は尺が足りないことを延々と書いてただけなので書き落としたことなど。
今回も尺が足りてない(説明が足りてない)と書いてる気がするけど(汗)。

いろんなブログの意見を見て廻ったけどやっぱりアニメは説明不足みたいで。
あやせの行動について誤解というか違うように理解してる人が結構いるね。
あやせはただメディアに強く影響されただけじゃないんだよ。
キリスト保守的な性に対して厳格な家庭環境によって育まれた精神があって
それに思い込みの激しい性格とメディア情報による嫌悪の増幅が重なってる。
(表面的な設定ではあやせの母はPTAの会長)
エロに対する生理的な嫌悪感も家庭環境に大きく起因してるわけで。

だから実はあやせは京介の自爆発言の後でも完全に納得したわけじゃない。
あの程度で納得できるわけがないって言ってる人がいたけど正解なのです。
あやせは生理的嫌悪感と桐乃と関係を修復したい気持ちの間で判断に困って
京介の自爆発言を利用して桐乃との関係の修復を取っただけなのです。
桐乃の好きなものに対しては否定はしないけど理解もしないことにして。
あやせにとって桐乃の好きなものは精神の根幹を揺るがすものだけど、
自ら親友というだけあって理解はできないけど認めることにしたのです。
そのへん原作では「嘘つき」メールに曖昧なままでと書いてあったりする。

この程度で嫌いになるのは親友じゃないとか言ってる人もいたな。
これがあやせの精神の根幹に関わる設定だと知らないとそう思うのかも。
いやそもそも宗教の厳格な精神意識なんて日本では一般的ではないか。
敬虔なキリスト教徒にキリストを侮蔑するエロ同人誌を見せた感じ。かも。
精神の根幹にある禁忌に触れれればどんな関係でも亀裂は入るわけです。
それでもあやせ自体は桐乃となんとか関係を続けたいと思ったのです。
あやせが認められない桐乃の趣味をやめさせることで。
当然ながら桐乃はそれを断って二人は再び決裂して深く落ち込むわけです。

そーいやあやせが初登場の時に首にクロス(十字架)をしてたでしょう。
(あやせたんまだ天使とか言われてたシーン)
原作にはそれっぽい説明も設定もなかったはず(今ざっと確認してみた)。
原作のあやせの精神性を知ってたから、そー表現するのかと感心したよ。
バックボーンを丁寧に説明する尺がないので視覚で記号を見せたんだなと。
クロスでどの程度の人が理解できたかは定かではないけど(爆)。
ただのクロス型のアクセだとしか思ってない人が大半だったりして……

2話と5話は1巻と2巻のクライマックスで仕掛けが似通ってます。
ということはあやせ同様に父親も京介の自爆発言を嘘だと気づいてたり!?
そう指摘してる人が多かったけど、そー言われればそうだなと思ったよ。
18禁は規則としてはダメだから父親(しかも警察官)としては認められない。
だけどそこまでの話の流れで桐乃は勉強もスポーツも頑張ってるわけだし、
害がない以上は京介のものだということにして黙認したみたいな感じか。
例えば未成年はお酒はダメだけど害にならない程度なら黙認するでしょ。
(そもそもメディアによる悪影響って何の科学的根拠もないし)

ちなみに原作だとどうとでもとれるのでどちらが正解かはわかりません。
上に書いたように1巻と2巻のクライマックスの仕掛けがそっくりなのと、
父親が警察官で京介の嘘なんて簡単に見破れそうということを考えると
父親は嘘に気づいて黙認してる説は結構説得力が有りそうだなと思った。
5話で京介のために「偶然」(笑)アレコレ調べてた資料を出してくるけど、
これも桐乃のことだと気づいてたからかもしれないね。
あの家での桐乃と京介の対応の差(京介に外出先を聞かない)を考えると。
まぁ、京介の場合はそこまでの行いによる自業自得な部分もあるけど。

5話では父親の態度がツンデレだと多くの人が書いてました(笑)。
アニメは原作に比べて短いからわかるかなと心配したけど大丈夫のようで。
原作だとセリフで偶然を繰り返するので笑っちゃうほど露骨だったりする。
京介も心の中でそんな偶然が有るかよと突っ込んでたりする。

桐乃のエロゲー好きという趣味があざと過ぎるとか言ってる人がいた。
オタクというのは珍しくないとしてもその趣向はありえないだろうと。
まぁ、エロゲー好きがあざとい設定というのを否定する気はないけどね。
でもただインパクトだけを狙ってあの設定にしたわけじゃないんだよ。
桐乃はなんで妹ゲーが好きになったか自分でもわからないって言います。
それは決して嘘ではないけど、実は理由はわからなくはなかったりする。
重要なのは好きになった理由ではなく妹ゲーをやろうと思った理由です。
京介の質問の仕方のせいでそこは全く言及されてなかったりする。原作も。
恐らく設定の根幹に関わることなので意図してスルーしてるのでしょう。

これはあくまで原作を読んでの推測で正解という保証はしかねるけど。
恐らく桐乃は京介との冷え切った関係を何とかしたいと思ってたのです。
二人の関係も昔は普通だったけどあるきっかけで桐乃が奮起したのです。
その結果桐乃は超人になり京介はコンプレックスを抱いて離れていった。
桐乃が兄を軽んじたのではなく京介が離れたからあの関係だったのです。

アニメでも6話とか見るとわかるけど桐乃は京介が大好きなブラコンです。
(前回書いたけど)口でボロクソ言ってるのは本心じゃないのですよ。
桐乃が想ってるほど京介が想ってくれないから素直じゃない態度なわけで。
桐乃が妹ゲーに手を出したのは兄に構われる妹になりたかったからです。
たぶん最初は兄に好かれる妹像を知りたかったからじゃないかなと。
それが妹キャラの可愛さにやられて本来の目的からそれていったと(笑)。
(女性で可愛いキャラが好きなこと自体は別に珍しくもない)

ゲームの中の兄妹の関係に自分の理想みたいのを見てもいるかなと。
つまり京介が危惧したそのものを桐乃は意図してやってるわけです。
桐乃は否定してたけど口で言ってることが本心とは限らないわけです。
まぁ、恋愛関係とか肉体関係まで求めてるかは何ともいえないけど。
桐乃が京介に無理やり妹ゲーをプレイさせてるのも意識して欲しいから。
(勿論オタクとして自分の好きなものを布教したいというのもあります)
実際に3話の京介の行動を見てると桐乃の思惑が見事にハマってるわけで。

桐乃が妹ゲーをやる必然性は上に書いたとおりなわけで。
日本ではギャルゲーはエロゲーの一部だから結果的にエロゲーなのです。
てゆーかコンシューマ(ゲーム機)以外はエロなしがほぼ成り立ってない。
内容的にエロである必要がなくてもエロが無いとほぼ市場がないのです。
(桐乃はエロシーンは有っても無くてもいいみたいな感じです)
コンシューマのギャルゲーもエロゲーの(全年齢)移植が多いしね。
だから妹ゲーを追及しようとするとどーしてもエロゲーにせざるを得ない。
ギャルゲーに言及しながらエロを無かったことにする方が嘘っぽいよ。
神のみの桂馬だって大半はエロゲーだろ!とツッコミ入れたいぐらい。

と、ここまで書いた時点では原作を6巻までしか読んでなかったんだけど
7巻を読んだらそれっぽいことがハッキリと書いてあるね……
桐乃が「あのときは気持ち悪いみたいな顔をしたくせに!」と言ってる。
これ1話のあの人生相談のシーンの話ですよ。
にしても7巻のラストは結構衝撃的な展開だった。次が凄く気になります。
まぁ、読む前にそれをネットで目にしてしまったのはアレだったけどな。

ついでに公式サイトのWEBラジオのこと。
桐乃の竹達さんと黒猫の花澤さんの二人でやってるラジオ番組で
いくつかのコーナーで構成されてるよくあるスタイルになってます。
でも内容がオタク的な方向に偏ってるので聞いててとても面白いです。
(ここまで熱心に聞いたのこれ以外は化物語のあとがたり位です)
特に竹達さんがリアル桐乃になる「オタクっ娘あつまれー」が面白い。
ゲームとかアニメの話に凄い詳しくて喋り始めたら止まらない感じが。
というか竹達さんって筋金入りのオタクでまんま桐乃な人だったとは!
ギャルゲーをリビングでやってたとか勇者過ぎる遍歴が有ったりして。
(家にテレビが1台しかなければリビングでやるしかないけど)
好きが高じて声優にまでなってしまった人ですね。

おとめ妖怪ざくろ 1~7話

10月からテレビ東京系(3局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
あにてれ・ShowTime・ニコニコ動画で最新話無料配信中。
原作は青年誌(バーズ)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※セルDVD・レンタルDVDは11/24からリリース
現実と極めて似た世界、大正?に近い時代、改暦をした文明開化の時代。
妖怪が当たり前に存在していて妖人と呼ばれ人と共に暮らしている世界。
時の政府は人だけでは妖人による事件を取り締まるのは難しいからと
人と妖人が協力して事に当たるための組織として妖人省を設立する。
これは半妖のザクロと陸軍少尉の総角(あげまき)景のコンビを含めた
半妖の少女と陸軍の代表の少年たちが妖人の事件に対する物語である。

なんだかとっても少女マンガみたい、というのが一番の印象かな。
原作を知ってたから驚きは無いけどアニメだと原作以上にそう見えるね。
総角が花を散らしたりEDのデュエットとかそう作ってるとしか思えないよ。
知ってる人は知ってるけどこの作者は女性誌のBLメインで描いてた人です。
BLメイン→青年誌に越境→アニメ化なのはセキレイの人とそっくりっすね。
ただこの人はみょーに可愛い絵柄なのでBLよりも少女マンガ向きかなと。
(TLや百合も描いてたので余計にそう思ってた)
そーいう意味で女の子メインのこの作品は絵柄が生きるのでいい感じです。

青年誌に掲載されてるのに少女マンガにしか見えないのがアレですが(笑)。
鬼灯(ほうずき)と雪洞(ぼんぼり)の盛りヘアーは青年誌ではまず見ないね。
(「まりあ†ほりっく」でもやってたけど)
少女誌と青年誌の境界が昔より曖昧になって混血みたいのが増えてるし、
少女誌に載せにくい題材の作品を青年誌が引き受けてるという感じかも。
大手以外の青年誌は大手がやらない作品を模索しないとやってけないから、
バーズも女性誌の人を積極的に青年誌に描かせて新しい道を模索してるよ。
前はバーズに載ってたローゼンメイデンもそうして生まれたわけです。

話を内容に戻して、手元にある原作コミックス1巻と見比べて思ったことを。
内容は大筋でそのまんまで分量的にあまり削ってたり足したりしてません。
でも細部の表現や構成にはかなり大幅に手を加えて再構成してある感じ。
ただ原作をべたッと映像化するのではなく理想とする形に作り直してる。
原作のイメージを大切にしつつ内容がより印象的になるようにしています。
「青い花」もそうだったけどJ.C.STAFFはよくこーゆー作り方をするなと。
誰が監督でもそうなるのは会社の偉い人の作品作りの考え方なのかも。
(シャフトはほぼ全て監督が同じなので作りが似てるのは当たり前)

具体的に指摘すると、まずギャグっぽい表現が原作より抑えてあります。
あまりマンガチックな表現を使わず表情が豊かって感じにしてあります。
マンガに比べてアニメは映像がカッチリしてるので合わせたようです。
そして感情の変化のプロセスを丁寧にそしてわかりやすくしてあります。

4話のアレンジが特に典型的なのだけど。
アニメだと行きに薄蛍(すすきほたる)が人の目を気にする展開だけど、
原作だと行きから既に利劔と手を繋いで人目は気にしてなかったりして。
その時点で既に二人は夫婦みたいな信頼関係で結ばれてたわけですよ。
もちろんアニメでもある程度の信頼関係が積み重なってはいたのだけど、
能力を受けいれたのと傷を負ってまで助けてくれたのが決め手になってる。
それ以前とそれ以降でハッキリとした信頼感の変化を見せてるわけです。
ここなんか構成を少しいじっただけなのに劇的にいい感じになったなと。
それにして利劔さんの薄蛍への行為はいちいちカッコよすぎですよ。
二枚目なのにヘタレで情けない総角さんとはエライ差だ……

総角さんのヘタレっぷりも原作よりパワーアップしてます(笑)。
原作だとざくろにヘタレがバレるまではほとんど尻尾を出してないけど、
アニメは最初からヘタレっぷりを随所で匂わせるという徹底っぷりだし。
ヘタレを隠すためにわざとらしく猫をかぶった二枚目な態度をとるし。
それで人間なんて!と思ってたざくろがクラっと来るのがまた面白いし。
原作だと総角さんの態度が猫をかぶってるのがその時点ではわからない。
ざくろもフツーに美形にコロっと行ってるようにしか見えないのです。
ここも内容はあまり変えず見せ方を変えてるだけでずいぶん違う感じに。

すっかり見た目に反してヘタレのレッテルが貼られた総角さんですが、
意外と頑張ることもあって、それでざくろも見直したりするのでした。
1話の雷獣のところでも桜と桐を助けるために飛び込んでいったしね。
助けたのはいいけど腰が抜けてみんなにヘタレが知れわたりましたが(爆)。
ここ実は原作だと桜と桐を助けるプロセス自体が無かったりする。
ざくろがここは総角少尉に任せようと押し出してみんなにバレる展開です。
とらドラ!もそうだったけど底意地が悪く見えるのは削る方向にあるね。
そのアレンジの結果で総角さんもヘタレだけど憎めない感じになってる。

この作品のよいところは映像がとても丁寧で雰囲気があるところです。
回を重ねることで次第にそれぞれのキャラの事情が見えてくるところです。
そして人と妖人のコンビが互いに心を通わせていくラブっぽいところです。
一つ一つの無関係な事件を積み重ねながら主要キャラを描いてるのです。
事件が主ではなく、事件に絡めて主要キャラの人間模様を描いてるのです。
(あまり主要キャラの事情が絡まない話はすっ飛ばしてたりする)
だからキャラに思い入れがしやすくて作品全体に思い入れしやすいのです。
この作品が意外と人気があるのはそのへんかもしれないね。
最初は凄く低かったから少女マンガ風味はやっぱダメかと思ってたのに。
※今のデータならかなりの確率でスマッシュヒットします

そらのおとしものf(フォルテ) 1~6話

10月から一部の民放(8局)で深夜に放送してる新番組。
Newtypeチャンネル・ニコニコ動画で最新話無料配信中。
原作は角川系(少年エース)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは12/24からリリース
1期は途中までしか見てないんで経緯はいまいち良くわからないけど、
イカロスとは別にニンフという未確認生物まで智樹と同居しています。
(確か前回見た分の最後にニンフの初登場シーンが有った)
同じエンジェロイドだけどイカロスよりずっと人間的な反応をします。
イカロスとニンフは制服を着て智樹と同じ学校に通ってたりします。
謎はどーなった?と思うほど二人を含めて普通の日常を過ごしてます。
そんな日々を破るように新たな刺客(アストレア)が空から降ってきた。

キャラが増えてるのに状況はちっとも進展してない?とか思ったよ。
謎を追い求める物語よりもエロと悪ノリに尺がずっと偏ってるからか。
今回初登場のアストレアも第一印象とは違って凄いバカキャラだし
(第一世代は処理能力の問題でそれぞれ能力に欠けがあるらしい)
あまりにストレートなエロバカ路線なのでいっそ清々しいほどです。
今回も毎回歯止め無く暴走しててサービス満点なので楽しめはします。
智樹のセクハラ行為はちょっとやりすぎな気がしますが……
作風は好みではないけど、よくこんなことを考えるなと感心はします。
前回も書いたけど私的には謎を探求する方向のほうが好きなので。

ちなみに今回のシリーズは多少謎の核心に近づく展開にはなってます。
空美町の上空にあるシナプスの正体もやっと目にすることが出来たし。
6話の最後に智樹の夢の真相(全容)についてもほぼ明らかになったし。
最初からこっちの方向で作ってくれたらもっと楽しめたのになと。
エンジェロイドが人の中で楽しく暮らすのも一つの主題では有るけど
あそこまでのエロと悪ノリは無くても作品は成り立ったわけだから。
エロと悪ノリが無かったから売れなかった可能性も高いけど……
しかしみんな刺激に慣れたのか今作は前作ほどの人気はなかったり。