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10月からテレビ東京系(3局)で水曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はマニア系少年誌?(アライブ)のマンガで大ファンです。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/22から
村雨純夏(すみか)は成績優秀で背が高くて運動神経が抜群な高校一年生。
さらに空手道場の一人娘で暴刀村雨という異名を轟かす力を持っていた。
しかし彼女には人が羨むそれらの能力よりもずっと欲しいものがあった。
それは外見的な可愛らしさ。風間が期待する女の子らしい可愛さだった。
純夏は中学時代からの親友である風間汐(うしお)がずっと好きだった。
風間汐は女で、そして
可愛い女の子が大好きなのだ。恋愛的な意味で。
風間はそんな純夏の気持ちに気付かずに今日も自分の恋を語っていた。
だからつい意地悪でどうせ上手く行かないよとキツイ言葉を口走った。
実際女同士で気持ちが届くことはまず無くて、何度も恋に破れてきた。
想いが破れるのを密かに望みながら、風間の泣き顔を見るのが辛かった。
私を好きになってくれれば風間を泣かせたりしないのにと思っていた。
風間にとって自分は親友であって恋愛対象ではないのが胸に痛かった。
こんなに近くにいるのに気持ちは届かなくて、ふと涙があふれた。
なんとも甘酸っぱい、というのが最も感じた印象でしょうか。
まぁ、それこそが原作通りなわけですが。このストーリーも雰囲気も。
でもコミックからの映像化としてはかなり尺に余裕をもたせてる関係で、
ディティール描写が結構足してあるし、ゆったりと雰囲気も感じさせてる。
ピアノと弦楽器の妙に印象的な音楽も相まって原作よりも雰囲気が出てる。
むしろ原作の持つ雰囲気をよりハッキリ浮かび上がらせたみたいと言うか。
経験が足りなくてジタバタしたり、想いがすれ違ったり、からまわったり、
初々しくて、もどかしくて、かっこ悪くて、カワイイ、感じがよく出てます。
コメディ色が強いので失念気味だけど真正面から恋物語を描いてるのです。
この作品は冒頭の導入あらすじを読めばわかると思うけど女同士の話です。
主人公の純夏と親友で相手役の風間はどちらも女子で好きな人も女です。
(風間は真性の人だけど純夏はどうかはわからない)
多くのBL作品だとそっち系の人が二人いれば即上手く行ったりします。
百合作品も絶対数が少ないので断定しにくいけど似たようなもんです。
しかしこの作品の純夏と風間はすんなりと上手くは行かないのです。
一組のノーマルの男女が必ず上手く行くか考えれば当たり前の話ですが。
そんな
当たり前の事をちゃんと描いたことこそこの作品の最大の特徴です。
純夏と風間の二人の関係が親友というのは実は大きな障害なのだった。
二人は恋愛という要素こそないけど既にとても近い距離にいるわけです。
恋愛関係になるにはそのとても大事な関係を手放すことになるわけです。
告白して想いが届けばいいけど届かなくて今までの関係が壊れたら。
そう考えると純夏も(そして風間も)足を踏み出す決心が出来ないわけで。
でも自分は意識してるのに相手は無防備に頼ってくるのが辛いわけで。
打開したい気持ちと逃げたい気持ちでグルグル堂々巡りをしてしまう。
なんとも切なくてもどかしい展開になっていきます。この後。
6話までの原作の消化スピートだと恐らく
アニメは2巻の最後までかなと。
てっきり3巻の最後までか、テンポを速くして4巻までかな、と思ってた。
ただその場合は物語の核心に近づく気になる展開の途中で終わるわけで。
いったいどーするのかなと。構成を大胆に組み直しでもするのかなと。
実際に見てみたら、1巻あたり6話もかけるスロー展開で拍子抜けしたよ。
これだと3巻の終盤に起こる大きな関係の変化はアニメでやらなそうだ。
ちょっとがっかりしたけど、切る位置としては妥当だなとも思ったり。
凄いネタバレではありますが、実は純夏と風間って両想いなんです。
アニメで放送される2巻分までだと風間は自らの想いを自覚しないですが。
だけど終盤にやるであろうプールの回でそれっぽい描写や説明が入るはず。
そして風間が自分の想いを自覚するのが3巻の終盤の大きな関係の変化です。
二人とも互いへの想いを自覚するんだけど、
相手の想いには気付かなくて。
特に風間は過去に親友を好きになって想いを拒絶されたトラウマがあって
純夏以上に自分の気持ちを押し殺して伝えようとはしないのでした。
それどころか気持ちを隠すために無理をして関係に歪が生じたりして。
互いに好きあってるのにむしろ今までより状況は悪くなって見てて辛い。
と言うのが最新の状況です。アニメでやるあたりはまだカワイイのです。
そのへんに興味があったら原作を読んでください。放送が終わった後に。
アニメで続きをやるのは(現状の人気では)絶望的だと思うので。
手元に原作が全てあるのでいつものように比較してみました。
その結論としてはほぼ原作どおりです。内容もシリーズ構成も表現も。
6話までは原作1回がアニメ1話に対応してて丁度1巻分という構成だし。
1巻分を6話だとさすがに内容が足りないのでシーンを追加してあるけど、
大半は細部の描写を足してるだけで内容は
原作とほとんど変わりません。
あの派手に絵を崩したギャグ表現も原作のテイストそのまんまです。
ところで比較してて気付いたけどこの作者はコマを省略する芸風みたい。
最低限必要なコマ以外はどんどん削って内容を詰めていってるようです。
だから原作のコマの間を補完してるアニメの描写が丁度いいぐらいかも。
比較してて原作とアニメでのモノローグの扱いの違いに気付きました。
原作だと純夏がモノローグで心情を説明してるシーンが結構あるのです。
対してアニメでは極力モノローグを使わない体裁にしてあるようです。
モノローグで直接説明せずに
見て感じさせる手法をとってるみたいです。
あとセリフでも違和感がない箇所は実際に声に出して喋ることもあるね。
この見て感じさせる手法で原作よりも甘酸っぱさが強調されたのかも!?
言葉で説明しないので若干わかりにくいかなと思える部分もありますが。
1話(分の原作)の「望んだ結果~」の部分は見てるだけじゃわからないし。
でも、わかりやすさよりも雰囲気の描写を選んだのはアリだと思った。
そんな削られたモノローグに興味があったら原作を読(以下略)
純夏が風間を好きなのもアニメではハッキリと言及されてないね。
(公式サイトのストーリーにハッキリキッパリ書いてあるが)
原作だとモノローグで書いてある部分を削ったり濁してたりしてるから。
まぁ2話の朱宮クンを追いかけてるシーンのセリフで分かるだろうけど。
1話ではヒントは散りばめられるけど確信する情報は与えられないので、
あのシーンやそのシーンでの純夏の態度が理解できなかったりしそうだ。
人間関係に洞察力のある人ならアレだけでもわかりそうではありますが。
原作を知らない視聴者は2話を見た後に
改めて1話を見た方がいいかも。
あと原作だと先で出てくるキャラがアニメでは1話から一通り登場します。
原作にはない朱宮クンが純夏と会話するシーンが追加されてるし。
図書館で風間に本を探してもらってる人が蒼井あずさになってるし。
蓮賀(はちすか)朋絵と当麻(たえま)みやこなんか冒頭からキスしてるし。
※3話の冒頭のシーンを1話の最初に挿入してある
毎回のように背景キャラで
銭形平や綿村や藤戸が登場してたりもする。
この3人は原作の3巻で登場するのでアニメではCVは付かないでしょうが。
こんなちょっとしたアレンジでも原作を知ってると楽しい気分になります。
あとは1話ごとに簡単に。
全て1巻分でエピソード順もサブタイトルも原作のままです。
1話「ささめきこと」
何度目かの恋に浮かれる風間に純夏はついキツイことを言ってしまう。
そして風間は好きな相手に逆恨みから傷つけられてしまうのだった。
原作の1話は読みきりだったので全てのエッセンスを凝縮してあります。
アニメではモノローグを削ったりして一部の要素を先送りにしてますが。
ちなみにアニメ1話を見た最初の感想は
原作より絵がキレイ!でした(爆)。
2話「かわいいひとたち」
失恋もつかのま風間は雑誌のカワイイ読者モデルに夢中になるのでした。
実はその読者モデルの正体は風間や純夏の身近なある人物だったのです。
朱宮クンにカワイイと言われた
純夏の地に足のついてない様が凄かったね。
好きな人の好みになるために女装すらしてしまうという熱意も凄いなと。
ちなみにモデルに似てると言われた小さい女の子は朱宮クンの妹です。
3話「ファーストキス」
キスシーンに感化された風間はキスの練習をしようとか言い出すのです。
純夏はアホな行動を止めようと説得するけどそれがある誤解を生じさせる。
正確に言うと風間は誤解はしてません。想定した相手を間違えてるだけで。
妄想やら迷走やらさんざんアホをやった後に雰囲気抜群なキスシーンとか
この作品らしい
ギャグ要素と切なさの落差がとても際立ってる回です。
4話「4+1」
キス練習シーンを目撃した朋絵とみやこは純夏に女子部設立を提案する。
馬鹿げた話と一度は断るけど風間が妙に乗り気で結局は協力するとことに。
元から突き抜けた内容なのに
女子部のテーマなる素敵音楽までついて(笑)。
ちなみに原作ではアニメで登場した人とは別にあと2名ほど勧誘してます。
お隣に守られ続けて400年な人と、ひんぬーでツンデレの魔法使いな人を。
※わかると思うけど二人ともMF文庫からアニメ化されたキャラ
5話「friends」
勉強会という名目で女子部設立のための作戦会議を風間の家でやることに。
そして料理の準備からいつのまにか純夏とみやこの料理対決と言う展開に。
ちなみに風間と朋絵は料理ができるけど、この二人はまるで出来ません。
原作にはないみやこのパカップルな妄想シーンには笑わせてもらったよ。
「ご飯にする?お風呂にする?それともあ・た・し?」
「全部だ!」に。
6話「二人の夜」
風間は以前好きだった先輩に会いたくなくて純夏の家に泊まりにきた。
もうなんとも思ってないという言葉が嘘だと純夏にはわかってしまった。
自覚してる純夏の前に無自覚な風間が全てを曝け出す心臓に悪い展開が。
大好きとか言われてとても横では寝てられなくなっちゃうとか、もうね。
そんな切なくて滑稽なシーンもあれば
バナナの皮でドジッ子特訓も(爆)。
7話では朱宮クンの妹が登場して兄の恋を
(無理やり)応援します。
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10月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/22から
現実とは全く違う世界。剣と悪魔の存在する中世風のファンタジー世界。
多くの犠牲を出した契約代理戦争ヴァルバニルから数十年前ほどの時代。
独立交易都市ハウスマンでは自衛騎士団が都市の治安を預かっていた。
セシリー・キャンベルは騎士団の一員として今日も街を見回っていた。
そんな中、目が血走り何かを呟きながら剣を振り回す剣士に遭遇する。
セシリーはその事態の収拾のために家に代々受け継ぐ剣で立ち向かった。
勇ましく構えたセシリーだが
実戦は初めてで内心は恐怖に震えていた。
そんなセシリーの剣が戦場帰りの剣士に敵うはずもなく押されていった。
代々受け継いだ剣も既に骨董品で、無残にも折られて絶体絶命になった。
瞬間、一人の青年がセシリーの前に立ち、細長い剣で相手の剣を断った。
大事な剣を失ったセシリーは絶対に折れない剣が欲しいと願うのだった。
青年の剣の切れ味を思い出し、自分もあの見慣れぬ剣が欲しいと思った。
あの剣は青年が自ら鍛えた刀だと知り自分にも作って欲しいと懇願する。
しかしルークというその青年はセシリーの願いをすげなく断るのだった。
最初の印象よりは面白かった。かな。
(内容の確認のため)1話だけ見た時はさっぱり魅力がわからなかったので。
確かにライトファンタジー系の作品にしては見た目がしっかりしてたし、
いきなり化け物が出現して派手なアクションをする見せ場はあったけど。
マングローブ制作にしては
ずいぶん普通の作品だなとも思ったよ。
※サムライチャンプルー・エルゴプラクシーなどの制作会社
熱意に実力が伴わない主人公だし刀鍛冶なのに魔法?で刀を作り出すし。
見た目がしっかりしてるわりに中身が伴ってない、って感じでした。
面白くなってきたのは魔剣アリアが登場したあたりから。
ファンタジーで剣が言葉を話したり意志を持ってるのは珍しくないけど
通常は完全な人型で人のように振る舞い食事すらするのは珍しいかも。
設定上は人の姿をとる剣だけど実質は武器として生み出された人みたいな。
強大な力を持ちながらその力を自分の意志で行使することはできない。
なのに力の行使による結果だけは目の前に突きつけられるという存在。
だからこそ自分の力をより良い方向で使ってくれる人を欲するという。
そして剣士にとっても剣は自分の命を守る大事なパートナーなわけで。
本来は心を持たない剣と剣士が意思で結ばれる珍しい関係なのでした。
剣士も剣も女の子の姿で
互いに相手を守りたいとかやってるわけです。
そのへんを見てて、これも解釈次第では百合アニメ?とか思ったよ(笑)。
今のとこセシリーとはルークよりもアリアの方が関係が深いしね。
魔剣アリアの登場によって
リサが普通の存在ではないことも明らかに。
と言っても6話まではヒントが散りばめられるだけで答えはないけど。
アリアが同質の存在と口にしたところからして魔剣かそれに近い存在?
エンディングのアリアと一緒のカットだと上に槌らしきモノがあるし、
ルークが魔方陣みたいので生み出してる剣がまさにリサの力なのかな。
ルーク自体はちゃんとした刀鍛冶で普通に刃物を鍛える力があるので
あんな魔方陣で一瞬しか使えない刀を生み出す必要はないわけだし。
リサが生み出す刀は威力が桁違いなので使う意味はもちろんあるけど。
ルークが刀鍛冶だからこそリサの力が使えるということなのかも。
5話でずっと同じ服を着てるリサに他の服を買ってあげようという話に。
アリアに食べ物屋を案内した時に食べてみたかったとか言ってたし。
セシリーがルークはリサの働きに報いてないのではと責めるわけです。
押し切られたような気まぐれのような感じで服を買うのを承諾するけど。
どーやらルークはケチだったのではなく
意識が廻ってなかった感じだね。
他の人とあまり関わりを持たないから普通のことがわからないというか。
もしかするとルークはリサの正体を知ってて必要ないと思ったかも!?
(女人禁制の鍛冶場にリサだけは特別に入れてるし)
リサは普通の人間じゃないから自分からあまり欲しなかっただろうし。
自分は人ではないし欲しいという気持ちは分不相応とでも思ったとか。
でもセシリーは普通の女の子だと思ってるから変だと思ったわけです。
このリサの服を買うエピソードは微笑ましいいい話です。
でもこのアニメって他のキャラもずっと同じ服を着てるわけで……
違う服を着てるのって4話の冒頭のセシリーとアリアぐらいのような。
もう少し服装にバリエーションが無いと
ただの着替えないアニメだし。
リサだけ同じ服を着続けてるという説明に説得力がなくなります。
同じ服が3着あるってリサのセリフもアニメだとギャグみたいだよ。
(多くのアニメは着たきりなのでそれの自爆ギャグになる)
せっかくの描画力をもう少し服装の方向にも生かして欲しかったなと。
10月から一部の民放(8局)で深夜に放送してる新番組。
BS11でも11月から放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作は角川系(少年エース)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/25から
美しい自然があふれ特別なものは何もない(よーするに田舎な)空美町。
平凡と安息を好む桜井智樹にとってはこの町こそ最高の場所だった。
そんな智樹には一つだけ小さい頃から続く平凡でない日常があった。
それは
顔も名も知らない少女が出てくるどこか悲しい夢を見ること。
そはらに病院で見てもらえばと言われたがそこまではしたくなかった。
じゃあせめてと学校一の変人の守形(すがた)先輩に相談することにした。
話を聞いた先輩は常人の理解を越えた理論を展開し飛躍した結論に至る。
智樹の夢と世界を徘徊する見えない巨大な影は新大陸に起因するという。
その影が今夜この町の上空に差し掛かるからと観測をすることになった。
乗り気でない智樹が集合現場に一番乗りし、その後は誰もこなかった。
空を見上げ途方にくれる智樹の携帯に先輩から慌てた声の連絡が入る。
離れろとか言ってる気がしたが雑音が混じってよく聞き取れなかった。
次の瞬間、真っ黒な空から一つの光が現われ
智樹に向かって落ちてきた。
地上に落下したそれは女の子だった。いや人じゃない。羽が生えていた。
強烈なトラブルの予感がした智樹はその場からすぐに立ち去ろうとした。
しかし柱状の何かが次々と降ってくる中に放置することは出来なかった。
担いで逃げようとする智樹の前で女の子のような何かは突然目を開けて、
私は愛玩用エンジェロイドとかマイ・マスターとか謎の言葉を口にする。
この瞬間から智樹の日常に平凡という文字は存在しなくなったのである。
えーと、何というか、ひたすら「口あんぐり」という気分だったです。
売りがわかりやすいというか、狙ってるところがわかりやすいというか。
ターゲット層に強く印象づけるため、それ以外をバッサリ切り捨ててて、
結果的に比類なきインパクトを与えているので、
やり方は間違ってない。
確実に狙ってる層のハートと財布の中身を奪っていきそうな作品だなと。
(実際に今期の作品では人気が上位)
呆気にとられてしまう人は対象じゃないだろうなと思いつつ見てました。
あまりに置いてきぼりな気分で「G-onらいだーす」を思い出したよ。
※全く似てません
内容は一言で言うとリビドー全開のアホアニメですかね。
空から降ってきた羽の生えた女の子は愛玩用エンジェロイドというモノで
マスターになった智樹の願いを備えた能力で叶えようとするのです。
ごく普通の中学生男子で自らを自制できない智樹の願いを叶えるのです。
願う数に全く制限はなく、叶える範囲すらほとんど制限もない願いを。
そしたらどうなるかはある程度想像がつくんじゃないかと思います。
大金を手に入れ豪勢な食事で満腹になった後は
もちろんエロ方面で(爆)。
透明になってそはらに悪戯したり、時間を止めて全裸で走り回ったり……
確かに気持ちはよく理解できるけど、傍から見たら呆れるとしか言えん。
まぁ、世界征服をしようと考えない人間で良かったな、とは思ったけど。
そんな願いでもイカロスに命令すればホントに実現しちゃうから。
1話の自制しろ智樹!な内容に続く2話はひたすらパンツ祭りで……
ネットを話題が駆け巡ったのですでに知ってる人も多いかと思うけど。
本編中はひたすらパンツネタでパンツが画面の中を飛び交いました。
そしてとどめでエンディングに
編隊飛行するパンツという変態映像が(爆)。
これほど「公式が病気」という形容に相応しい映像は他にないかもしれん。
それだけでも十分すぎるのに4話で帰ってきたパンツ祭りをやってるし。
ここまでリビドー全開で突っ走られるといっそ清々しいかもとか思った。
作中の人にはその気はないけど視覚的にみょーにエロな作品と違って
これはエロ欲求があってそれを視覚的に見せてるのが徹底してるなと。
この作品の突き抜けっぷりは一見の価値はある、かも、と思った。
実はこの原作を読んだ時もっと謎めいた要素のある作品だと思ってた。
でもイカロスが登場した後はひたすらリビート全開で萌え萌えな展開が。
あ、あれ~?という気分で読み続けたのを覚えてます。
エロ要素はいいとして、もっと
謎を紐解いていく要素があったらなと。
10月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
AT-XとBS11でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(電撃文庫)で読んだことはありません。
※セルDVDのリリースは1/6から(レンタルは1/29から)
タイトルが少し違うけどアスラクラインのそのまま続きの2クール目です。
最近良くある制作の都合で分割放送をしてるだけの2クール作品なので。
いきなり14話から始まるし……
ここから見始めるのはストーリーのど真ん中から見るってことです。
アスラクラインを知らない人はちゃんと1期(1クール目)から見ましょう。
1期は4話までしか見てないので9話ほど飛ばして見てることになります。
状況がさっぱりわからなくても不思議はない、よろしくない視聴順です。
でも見ててそんなに理解できないような展開にはなってなかったり。
1期4話の時とあまり状況が変わってないような感じなので。
違いはアニアの存在と一巡目・ニ巡目というキーワードが出るぐらい!?
一巡目に関しては14話の回想風の映像と公式の用語集で理解しました。
最初の頃に出てきた世界は滅んだってそーいう意味か。
でもこの作品は状況を知れば知るほど疑問が増えていくのであった(爆)。
疑問はさておき、舞台設定を知っていくほどに最初の感想を実感するよ。
要素を詰め込みすぎだから
もっと内容を整理すべきだったってところ。
操緒がアスラ・マキーナの生け贄で魔力を使うと消耗していずれ消える。
だからこそ夏目はアスラ・マキーナの力を行使することを躊躇するし。
一日も早く操緒をアスラ・マキーナから開放するために方法を模索する。
この設定だけでも十分すぎるぐらいに切実でドラマチックに出来たのに。
さらに、世界は前に一度破滅していて時間を巻き度してやり直してて、
今度は世界を破滅させないために頑張る。何を頑張るのかは知らんが。
もう一つ。悪魔(奏)は魔力を使うたびに少しずつ非在化が進んでいく。
非在化とは体が硬く透き通っていき砂がこぼれるよう崩れていくこと。
悪魔が人と契約した場合、魔力の代償として人の愛する心を奪っていく。
悪魔と契約した人は魔力を使うたびに愛する人の記憶が消えていく。
と言う感じに一つだけでも切実でドラマチックな設定がいくつも有る。
切実な設定を足したら
切実度が増えるわけではないのですが……
むしろ切実な要素はよほど上手く合わせないと想い入れが分散するよ。
感動を欲張りすぎでむしろ逆に感動から遠くなってしまってる気が。
確かに要素が多いほうが話を長く引っ張るのに便利ではあるけどさ。
あと凄く気になったのが切実なシーンと日常のシーンの落差かな。
確かに常に切実で張りつめた展開だと見てて疲れるのは事実だけど、
だからって現実逃避としか思えない萌え萌えシーンを入れんでも……
なんか全く異なる雰囲気で内容が完全分離してたH2Oを見てるようです。
緊張が緩むシーンを入れるならもう少し
自然体で現実的にして欲しいよ。
そして切実なシーンと日常のシーンをもっと違和感なく繋いで欲しい。