いつもの感想に行く前にひとつだけ。
既にその騒ぎがネットを駆け巡ってるハルヒのことですが。
この4月から改めて1話から放送してるのは周知のことと思います。
あれだけ大々的に宣伝しながら再放送?とは思ったけれど。
放送枠が2クールあるとか全28話だとかの噂も漏れ聞こえてたので、
たぶん再放送に続いて新作を7月から放送するのだろうとか思ってた。
ところが先週
前触れもなく(でもないか)新作がオンエアされました。
※「笹の葉ラプソディ」という七夕の話
一応、放送内容を確認するために録画予約だけはしてあったのです。
だから今回の放送が
完全な時系列でやってるのも知ってました。
(最初に映画が入ってるDVDの収録順ではなく)
放送してるのはDVDバージョンで次回予告が無いのも知ってました。
次回予告がついてないのは本編が多少長いせいなのかなと思ってた。
それに時系列順の予告は有希がボソっとタイトルを喋るだけだし。
しかし完全な時系列順で次回予告が無いのは凄いヒントだったのです。
実は完全な時系列順で放送してるのを知っていいのかな?と思ったよ。
これだとインパクトが最初のエピソードに集中してしまうわけだし。
確かに読みきりの話も楽しいとは思うけど明らかに尻すぼみだから。
どうせ放送するなら初回放送順の方がいいような?とか思ってた。
でもその後に新作を放送するとどっちにしろ構成に問題があるし……
2期分だけシャッフルしても1期ほどのインパクトは出せないだろうし。
いったいどう視聴者の意表をついてくるのかなと思ってました。
そしたらなんと1期+新作エピソードを完全な時系列で放送してきたよ。
予告が無いのは
次に何をやるかは見ないとわからないよって意味か!
確かにこれならクライマックスが消失だろうからインパクトがあるね。
(「笹の葉ラプソディ」は消失のプロローグ的な内容)
消失はせいぜい4~5話分なので新作が14話として残り8~9話でしょうか。
いったいどのエピソードをやるんでしょう?
作品の主題的にエンドレスエイト(終わらない8月)は必ずやりそうだが。
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1月からBS11(のみ)で放送してた全12話の新番組。
4月からキッズでも放送しています(それを録画しました)。
原作はライトノベル(スーパーダッシュ文庫)で読んだことはありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時にリリース(2巻までリリース済)
大地カケルというごく普通……と言うには言葉使いがお下劣な少年がいた。
彼は色んなデザインのアキカンを収集するささやかな趣味を持っていた。
今日もコレクションに加えるべき新しいジュースを買ってきたのだった。
いつものようにプルタブを引いて缶に口をつけて飲み始めたのだった。
その瞬間、カケルの目前にはメロン色の服を着た美少女が出現する。
それどころかカケルとその女の子は
唇を重ねてる状態だったのである。
カケルはいきなり美少女が出現するような事態にこれは夢だと思った。
その女の子も自分はメロンソーダの缶だなどと信じがたい話を口走るし。
しかしこれは夢ではなく、その女の子の言う話も真実だったのであった。
こうしてカケルとメロンと名付けられた女の子の奇妙な生活は始まった。
なんとも残念な作品……と言っても内容が残念という意味ではなくて。
むしろ予想外に面白かったりするので余計に残念なのです。見た目が(爆)。
明らかに絵が歪んでると言うわけでないけど何ともパッとしないのです。
作画レベルが低空飛行なだけでなく
演出もかなりヘボいのです……
作画も演出も微妙なのでラブコメのキモの表情も満足についてないし。
作品の印象は内容よりむしろ見た目に大きく左右されてしまうわけで、
作画も演出も微妙なこの作品はかなりマイナスな印象がつくわけです。
にも関わらず結構面白いんだから、これで見た目がマシだったらなと。
1話でカケル(男)が脱ぎまくってたのでいぬかみ!を思い出しました。
カケルのCVも福山潤さんで同じ声だし。変なポーズまで取ってるし(笑)。
見た目はいぬかみ!とは比較にならないぐらいに低レベルでしたが。
見た目がいぬかみ!レベルなら
こっちの方が面白いようなとも思ったよ。
いぬかみ!は変態ネタに突き抜けてた回以外はそこそこだったからね。
こっちの方がコメディとしてもテンポがいいし面白さが安定してるし。
これで見た目が良ければいぬかみ!どころかもっと上が狙えたかも。
実は見る前はあまり期待してませんでした。
だってオープニングが曲も映像もかなり微妙だったから。
まさにOPこそ作画も演出も微妙というのを端的に証明してますね。
ジュースの缶が女の子になるという設定もあまり惹かれなかったし。
だから最初のうちはまたしょーも無い作品を作ってとか思ってたよ。
見た目がイマイチ過ぎて第一印象が悪すぎたのもあるのですが。
でも見続けて絵の微妙さに慣れてきたら話の面白さが見えてきた。
続き物でだんだんエンジンが掛かって面白くなってきたのもあるかも。
ジュースの缶が女の子になる仕掛けが物語の中に上手く馴染んでるし。
カケルが
べらべら喋り捲って畳み掛けてくるのもなかなかに楽しいし。
バカなことをやってるようで結構シリアスで感動的だったりもするし。
5~6話なんか前半のクライマックスで結構ドラマチックになるのです。
その感動的なシーンがまた微妙な絵と演出で余計に泣けてくる……
話は面白いのに絵が酷すぎたGiftを思い出してしまったよ。
(DVDはかなり修正されてたけどそれでもまだ酷い)
絵は酷すぎたGiftよりはマシだけど演出はこっちの方がダメかもね。
にしてもホントに見た目はもう少しどうにかならなかったのかね。
そして主題歌ももう少しどうにかならなかったのかね。特にOP曲は。
サビ以外あまりピンと来ないメロディを
眠い声で歌ってるし……
せめて同じ曲でも抜けるような声で元気に歌えなかったのかな。
映像も微妙なら歌まで微妙でこれで面白そうに見えたら逆に凄いよ。
ED曲の方は歌唱力の方は問題ないけど毎回アレンジ違いの仕掛けが……
変えるなら完全に別ジャンルにするぐらい変えないと面白くないです。
違うけど中途半端に違うだけで曲数をただ水増ししたような感じだし。
とっておきの曲を1曲だけ用意してそれを毎回流すべきだったような。
私的には
3話目のニューウェーブ風のが良かったんじゃないかなと。
メロディやビートに歌詞が一番上手く乗ってたから。
4月からテレビ東京系(6局)で土曜日の深夜に放送してる新番組。
5月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/25から
その昔。大昔。今から35年ほど前。マジンガーZというアニメが有りました。
その当時もの凄い人気を博して、多くのフォロワーを生んだ伝説の作品の。
アニメのエポックメイキングの一つにして、巨大ロボットアニメの元祖の。
と言っても今見たら歴史の一頁に触れるという以上の感慨はないでしょうが。
この当時に比べたら表現も描写も全てがあまりにも進化してしまったから。
だからこそ今の新作アニメと比べて遜色ないようにリメイクしたのです。
なら良かったのにね!
同時マジンガーZのアニメとほぼ同時期にマンガ版が連載されてまして。
一応そちらがアニメの原作ということになってるらしいです。
恐らく永井豪さんの原案からアニメとマンガを展開したのでしょう。
昔は原作そのままの内容をアニメ化するのって滅多になかったからね。
(原作をべたっとアニメ化するようになったのはここ10年ぐらい)
そしてこのアニメはそのマンガ版のほうをアニメ化したもののようです。
つまりマジンガーZに似てるけど微妙に違う作品というわけです。
現代的に作り直したりせずに
35年前の見た目と感性で作られてます……
そんなコレを見た感想を一文に集約すると、、、
たった4話分を見るのが
こんなに苦痛とは知らなかった。かな(爆)。
面白いとかつまらないとか以前にこの作品の感性が相容れないよ。
それにプラスしてこの作品のノリが根本的に合わないんだろうね。
しかし、熱血モノもバスカッシュみたいなのなら普通に楽しめるし、
レトロチックな表現もビッグオーみたいなやり方なら凄く面白い。
元作品と同じくらい古い作品だってテンポが遅い以外は見れるわけで。
今のテンポで昔の感性をわざとらしく再現したのがダメなのかね!?
そもそも昔のアニメってわざと嘘臭く作ってるわけではないんだが。
当時はリアルに作ったけど今見るとツッコミどころが満点なだけで。
なんでこんなに後ろ向きな作り方をするかなと思ったり。
ちなみに、この作品は放送枠が通常より短い25分しか有りませんでした。
でもDVDなどでは通常の30分番組と同程度の長さになってるそうです。