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夏のあらし! 1~6話

4月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ系(ガンガンJOKER)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セルDVDのリリースは6/24から(レンタルは7/31から)
夏休みのあいだ祖父の家に泊まるためこの街へとやってきた少年がいた。
初めての場所で道に迷った少年は夏の暑さに耐えかねある店の扉をあけた。
「方舟」というその喫茶店はレトロな内装で上質な雰囲気を漂わせていた。
少年は値段の高そうな雰囲気に臆して何も注文せずに立ち去ろうとした。
しかし声をかけてきた古風で和装の少女の姿を見て思い止まるのだった。
少年は少女の姿に見惚れたのだ。グッと来たのだ。恋の予感だと思った。
少女が少年の手を握って走り出した時は、これから恋が始まると思った
しかし少年の前には思い描いていたのとは少し?違う現実が待っていた。
少女は自分は60年前の人で、今は幽霊で、少年に取り憑いたのだと言った。
少年は少女の話がわからなかった。目の当りにしても信じられなかった。
そうして少年の不思議な夏は始まった。
※2話からの本編の導入あらすじ

あれ?イントロってこんな内容だっけ?というのが最初の感想かな。
確か最初は一(はじめ)とあらしが出会うエピソードだったようなと。
アニメを見た後に原作を確認してみたらまさにその通りだったよ。
つまり原作コミックだとアニメの2話の内容から始まるのです。
ちなみに1話の内容は時間軸がずっと後で本筋にも絡んでないような。
こんな前後に絡まない番外編な内容は原作の構成では考えにくいので
もしかしたらアニメオリジナルなのかも(原作の1巻にはこの話はない)。
少女が時を超える設定は「時かけ」のオマージュみたいなもんだから
あえて「時かけ」(アニメ版)のパロディなエピソードを入れたのかも。
※パロディというほど内容は似てません
ついでに主要キャラと基本的な設定を紹介したということなのかなと。

とりあえず単体として1話を見ればこれはこれで面白いとは思います。
でもボーイミーツガールで(たぶん)ひと夏のファタジーなこの作品で、
最初にわりとコメディタッチの番外編をやる必要はあったのかなと。
ここはセオリー通り出会いの話から始めれば良かったんじゃないかな。
その方がコメディが同程度でも不思議な印象が強くなったはずだから。
つまり1話だけ見てもこの作品の本質はまるでわからないのです。
1話だけ見て作品を判断するとこの作品の本来の実力を見誤ります。
(そもそも1話だけでちゃんと判断できる作品なんて滅多にないけど)
もしも1回分だけしか見ないなら1話ではなく2話を見るべきです。

作品の本来の実力という意味では2話だけ見てもまだまだって感じ。
今回はいつもの読みきりではなくストーリーだからというのもある。
それも有るけど回を経る毎に表現スタイルが内容に馴染んでくるので。
ぶっちゃけ最初の方はそこそこ面白いけどまぁまぁって感じなのです。
もちろん映像表現はいつもの如く1話から手加減無しの全力投球ですが。
表現ではなく中身の印象が回が進むごとに尻上がりに良くなってくので。
5話のコメディも6話のシリアスも2話と比べて格段に印象が強いのです。
改めてもう一回1話から見返したけどその印象は変わらなかったのです。
決して見続けたことで作品の魅力が見えてきたわけではないはずです。
見続けたり再見することで初めて見えてくる魅力もありはしますが。
つまりこの作品の本当の実力はちょっと見ただけではわからないよと。
特に6話のラブストーリー描写では新房組の底力を見せつけてるから。

新房アニメというと他とは一線を画す表現手法が印象的です。
どれも一見して新房アニメとわかるほどに見た目に特徴があるのに
それぞれの作品はちゃんと表現スタイルが違うという芸の細かさです。
そんな新房アニメとしてこの作品のスタイルはどんな感じかというと。
古風な喫茶店の内装に合わせてレトロな雰囲気を漂わせてる感じかな。
なんちゃってレトロな絶望先生よりももっとストレートに懐かしい感じ。
作中の時間は昭和20年から60年経ってると言ってるからほぼ現代です。
でも茶色い木と赤や青の空気の色が目立って自然と生活が近い感じで。
60年前の光景が現代の中に溶けこんで時間がまるで繋がってるみたい。
原作でも多少は(あえて)洗練されてない雰囲気を描いてはいたけど、
アニメでは作品の内容を考えて徹底的にその方向で突き詰めたようで。

表現技法が(大沼心さんの)efとわりと似てるかなとも思ったよ。
それは大沼心さんの演出スタイルが色濃く出てるってことですな。
※今回は監督が新房さんで大沼心さんはシリーズディレクター
6話のシリアスな感情描写が絶妙なあたりがまさにefに通ずるわけで。
潤が恐怖に飲まれていくところの描写もef2期の表現を彷彿としたよ。
今作は物語があって感情描写が大事なので意図してそうしたのかなと。
画面の後処理を執拗なほどにやってるのも大沼心さんっぽいとこすね。

もうひとつ表現技法でとても印象に残ったのが背景の多層スライド。
まるでセル画時代に背景を何枚も重ねて表現したのを彷彿とします。
最近はダイナミックな構図を見せる場合に3Dを使うことが増えたので
こんな感じに平面的な絵を多重にスライドするのは珍しいようなと。
それも一般的で控えめな使い方ではなく極端に動かしてたりするし。
あえて3Dでは出せない平面的だけど奥行きを感じる画面を作った感じ。
デジタル制作ならレイヤーで簡単に実現できるのを利用したんだね。
今は昔よりも実現の手間が格段に楽なので動きも好きに試せるわけで。
結果として先祖帰りな表現ではなく古くて斬新な印象になってるのです。

話は変わってキャラの話。潤のこと。
最初(2話)に出てきたときは完璧に男の子に見えたのです。
公式サイトのキャラ紹介も(知らなきゃ)男の子にしか見えないしね。
でも時々あれ?女の子?と思えるシーンが挿入されてたりして。
(それか体は男で心は女の性同一性障害なのかなと)
時々変に引っ掛かる反応をするのも女の子だと思うと納得というか。

5話に至ってはそれっぽいヒントを次から次へと提示したりして。
ただ決定的な部分は見せてくれなかったので確信は出来なかったよ。
男なら胸を隠す必要はないけど、このスタッフならやるかもだし(笑)。
まぁ「女は計算高い」と言ってるあたりで十中八九女と思ったけどね。
こんなこと言うのは女か女に痛い目に会わされた人ぐらいだから。
潤は女なんだけど女が嫌いで、自分が女であることも嫌なのかなと。
出てきた情報の断片を繋ぎ合わせると女優かなんかをやってたとか!?
(OPに潤と一緒に出てる長髪の美少女がたぶん潤の女の姿でしょう)
そこから逃げたくなる何かが有ったのかな?男装してる理由もそのへん?

しかし着替え中の裸をバッチリ目撃して女と分からないのは凄いかも。
確かにパンツを穿いてて上がまっ平らなら分からないのかもしれない。
腰まわりのくびれが男女で違うけど幼児体型だと目立たないかもだし。
そもそも一は女の体を見慣れてないだろうからわからない可能性が。
見て分からなかったのは仕方ないし、知らなかったんだから仕方ない。
とは言え5話の一の潤に対する所業の数々は可哀想ですらありました。
メイド姿に「それで胸があったら本当に女だな」はさすがにヒドいよ。
だって胸が無いから女じゃないと言ってるようなもんだから……
ちなみにそのセリフの次の瞬間に潤のパンチが一に炸裂しました。

原作を確認してみたら1巻では潤が女だと思える瞬間は全く無かったり。
1巻分に対応するアニメ2~4話には何度か女だと思える瞬間があるのに。
該当箇所を見比べた限りは意図的にそう見えるように改変してあるね。
つまり知った後に改めて見返せば確かにと思えるようにしてあるのです。
そして原作はアニメと比較するとそのへんの配慮が多少弱いのでした。
雰囲気も徹底的に描写してるアニメと比べるとわりとあっさりだしね。
題材が興味深かったのに続きを読まなかった理由はたぶんそのへんすね。
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シャングリ・ラ 1~6話

4月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
6月からBS11でも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作は小説(角川文庫)で読んだことはありません。
※セルDVDのリリースは7/24から(レンタルは7/31から)
地球温暖化のため海面は上昇し多くの都市が水没の危機に瀕していた。
世界は未来のため二酸化炭素の排出を制限するため新たな機構を作った。
それは二酸化炭素を垂れ流す国家に市場でペナルティを与えるシステム。
こうして世界はできるだけ二酸化炭素を排出しない社会へと舵を取る。
日本も例外ではなく先の大震災を好機にと東京の緑化を進めていった。
巨大な構造物アトラスに全ての人を収容し他はジャングル化する計画だ。
しかし計画開始から50年を経てもなお全ての人を収容することはなく、
下層の市民は人の入れぬ森に囲まれた厳しい環境で今日も暮らしていた。
市民を締め出しながら強引に緑化を進める政府に反発する人たちがいた。
そんな反政府活動を行うメタルエイジの総帥北条凪子の孫である國子は、
メタルエイジに参加してるつもりはなく、次期総統になる気もなかった。
戦いたかったわけではなく好きな人たちがいる場所を守りたかったのだ。
しかし彼女が火の粉を振り払ったことは大きな運命の奔流となっていく。
たぶん。

視覚にインパクトのある作品というのが第一印象かな。
何と言っても森に沈んだ都市という光景がものすごく印象的なので。
それも全く知らない都市ではなく知ってる(住んでる)場所なわけで。
知ってる光景の想像もつかない姿というのはインパクトがあるのです。
都庁舎のような有名なランドマークも緑に覆われた廃墟になってるし。
池袋なんて防護服を着ないと行けないような呪海(樹海)の奥深くだよ。
(ってことは池袋から一駅のうちも似たような状況か)
地球環境の悪化によって爆弾雨と呼ばれるこぶし大の雹が降ったり。
水位の上昇で水が奥まで入り込んでてボートを移動手段に使うとかね。
かと思えば秋葉原は政府による強引な森林化にも屈せず存在してたり。
この秋葉原とはゲーム&アニメキャラが氾濫する萌えの聖地ではなく、
熱気にあふれるカオスで治外法権で何でも手に入るヤミ市みたいな街。
昔の秋葉原のイメージとサイバーパンクを足して萌えも混ぜた感じ。
ええ、もちろん今の秋葉原のイメージも入ってます。かなり濃ゆく(爆)。

視覚のインパクトでわかるように舞台設定には凄く力が入ってます。
そして舞台設定だけではなくキャラメイクにも凄く力が入ってるのです。
物語を動かしてるキャラがそれぞれに特徴的でとても存在感があります。
美人で凛々しいニューハーフだったり。ゴツいけど乙女なニュー(以下略)
そろそろオヤジギャグが口をつく歳になった熊っぽいオッサンだとか。
三つ編みの似合う(きっと昔は美人だった)ハイテクお婆ちゃんだとか。
震災前の秋葉原の濃い~オタクがそのまま歳取ったような三人の爺だとか。
人の心を読むことができて嘘をついた人を肉団子にしてしまう幼女だとか。
人前には姿を見せず部屋に篭り市場を思い通りに操作する天才少女だとか。
ある女性に仕えることが喜びで失敗して罰を受けるのも喜びの少年だとか。
これほど多彩でインパクトのあるキャラが並んでる作品はそうそうないよ。
ニューハーフに爺、婆、オヤジ、引き篭もり、変態、危ない人だし……
問題が有るとするなら今のニーズに沿ってるのか?ってとこでしょう(爆)。
良くあるカワイイ女キャラを並べました的な作品よりも私は好きですが。
(村田蓮爾さんの絵柄も好きなので)
あ、一応主役の國子はカワイイ(というよりは凛々しい)女の子です。

この作品は舞台設定やキャラメイクに凄く力が入った骨太の作品です。
地球温暖化や資本理論という時事を取り入れてるのも骨太な感じです。
特に資本理論が崩壊しつつある今の時期にこのネタをやったのは凄いね。
恐らく2年前でも2年後でも同じ題材で今ほどインパクトは無かったから。
ただ、題材は刺激的だとは思うけど、多くの視聴者には難しいような。
表現の手法によって難しく見えるのではなく純粋に内容が難しいのです。
文字で書かれてても難しいのにセリフだけですんなり理解できるかなと。
もうちょっと内容を単純化するか表現を工夫した方が良かったかも。
大して頭を使わなくても理解できる作品だらけなこのご時世なんだし。
なので何を言ってるよくわからない場合は何度か見返すといいかもね。
(必ず理解できるとは保証できませんが)

題材や設定をしっかり作りこんであってなかなかに興味深い作品です。
適度に謎が散りばめてあってそこそこ先が気になる作りになってます。
ただ、ぐいぐい引っ張るストーリー構成かと言われると微妙かなと。
池袋呪海に調査に出かけるのも、アトラスに進入しようとするのも、
取引のため超秋葉原に行くのも、全て興味深い内容ではあるのです。
初めて見たそれぞれの舞台となる場所に視覚的なインパクトは有るし。
秋葉原の三爺のようにツッコミどころ満載なシチュエーションもある。
それぞれのエピソード自体は面白いのです。でも小粒な感じなのです。
緩やかに全体としての流れはあるけど物語が動いてる感が薄いのです。
視聴者の視界である國子自身がまだ何がしたいかはっきりしないから。
しばらくはいろいろ見聞を深めてこの世界を見極めていくのかなと。
物語が転がり出すまでは、ぐいぐい引っ張るようにはならなそうです。

オープニング主題歌「キミシニタモウコトナカレ」について。
妙に耳に残る旋律を伸びやかな声でソウルフルに歌い上げる歌すね。
凛々しいとかカッコいいという國子の印象を具現したような歌です。
May'n(マクロスFのシェリルの歌の人)の素晴らしい歌唱力もあって
今期のアニソンの中で間違いなくベスト3に入る名曲だと思います。
でもあんまし売れないんだろうな……作品が人気ないし。

※2クールやるみたい

戦国BASARA 1~6話

4月からTBS系(7局)で金曜日の深夜に放送してる新番組。
5月からアニマックスでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はPS2/Wii/PSPなどのアクションゲームでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/1から
時代は戦国。中央政体の弱体化により統制は崩れ天下は乱れていた。
天下を掌握しようという野心を持つ実力者が各地で名乗りを上げていた。
そんな中で最も天下に近いと目されたのが甲斐の虎・武田信玄と、
武田信玄との合戦で一歩も譲らなかった越後の軍神・上杉謙信である。
そこにはるか遠くの奥州の地から一人の男が天下取りに名乗りを上げる。
右目に眼帯をする姿から独眼竜と呼ばれた伊達政宗その人であった。
※現実では政宗は戦国時代に遅れて天下取りに参加できなった人

日本の400年程前の群雄割拠な戦国時代に極めて似てる世界が舞台で、
そこに著名な戦国武将と同じ名のキャラが大挙して出てくる作品です。
一見は時代劇だけど装飾部分がいわゆる時代劇とはかけ離れています。
無骨ではなく華美な鎧に身を包んだキャラが仰々しく語り振る舞って。
戦場で一対一で刃を重ね派手な技を繰り出す。歌舞いた時代劇みたいな。
決してギャグをやってるわけではないのに、笑いが止まらないのです

いろんな意味で突き抜けてるので。伊達軍団はまるで暴走族のノリだし。
政宗の馬にはハンドルとマフラーがついてるし……(馬型のバイク説が)
戦国最強の武人の本多忠勝なんて鋼鉄製だしバーナー吹くし空を飛ぶし
信玄はたびたび真田幸村をバカもの~とぶっ飛ばし壁にめり込んでるし。
幸村はめり込んでもピンピンしてるし、殴り返して拳で語り合ってるし。
かすがは謙信に誉められるたびにアア~と喘いでるし花ビラ飛んでるし。
ここまで突き抜けられると、もういっそアッパレという気すらするよ。
ここまでぶっ飛んでるのに、いやぶっ飛んでるからこそ?面白いのです。

駄洒落という概念があるのです。
言葉自体は説明するまでもなく大半の人は知ってると思いますが。
この場合の駄洒落は寒いシャレ(つまりギャグ)という意味ではなく、
洗練された洒落(オシャレ)のアンチテーゼ的な意味で使っています。
現実でそういう意味でこの言葉を使うことはまずないでしょうが。
でも考え方としてのこの概念は多くの人が意識せずに使ってるはず。
例えば服をきっちり着るのが洗練された洒落なわけです。本来は。
そしてそれを崩してラフに着るのが本来なら駄洒落だったのです。
とは言え価値観は変化するので今となっては普通なスタイルですが。
なので更にスタイルを壊してずり下げたり逆に着たりするわけで。
この壊す行為もどこまで許容できるかのバランス感覚が必要で、
行き過ぎると駄洒落ではなくダサいとか変になってしまうのでした。
ちなみに洗練のアンチテーゼとしての駄洒落の究極の形が歌舞伎。
※この考え方はオリジナルではなく元があります(ソースは忘れた)

なぜに駄洒落の話をしたかというとこの作品がまさにそれだからです。
歌舞いた時代劇というのは雰囲気もだけど意味的にもそうってことです。
駄洒落でありながらエンターテイメント作品として成り立たせたのです。
一見デタラメに見えるのに面白く感じるのはバランス感覚によるのです。
史実に全く沿ってないようで意外と現実と符合する部分が多いのもそう。
歴史を知ってても面白いのです。符合するところも全然違うところも。
史実のキャラがなんか凄いことになってるのもコレはコレで楽しいし。
この作品(ゲームも含めて)で歴史に興味を持つのもいいんじゃないかな。
にしても信長はまたしても悪役ですか(笑)。しかも化け物じみてるよ。

これ見て「ガラスの艦隊」や「GUN道」ってこの路線がやりかったのかな
とか思った。よーするに駄洒落なエンターティメント作品をってコト。
でも現実はバランス感覚が足りなくて寒い作品になってしまったと……
まぁ、現状でもクソゲー愛好家的な数寄人によって楽しまれてますが。
でも多くの人にとっては感性についてけない何じゃコレな作品なわけで。
駄洒落なエンターティメント作品はさじ加減が難しいのだなと思ったよ。

ティアーズ・トゥ・ティアラ 1~5話

4月から一部の民放(4局)で深夜に放送してる新番組。
5月からキッズでも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作はPS3のシュミレーションRPGでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは6/17から
はるか古の時代。剣と魔法のファンタジーというよりは神話に近い世界。
大陸で興った神聖帝国はその勢力を広げて辺境をも飲み込んでいった。
かつて絶大な勢力を誇った古代王国の有った地にも帝国の手が迫ってた。
と言っても既に古代王国はなく血を引く小さな蛮族が残るのみだったが。
帝国の司教はこの地への侵攻に際し古代王国の血を引く娘に注目した。
自らが権力を掴むため彼女を生贄にして魔王の復活を企んだのだった。
ゲール族の族長の娘にして巫女であるリアンノンはこの事態を予言し、
事前に村人を逃がし誰もいない村でたった一人で司教へと対峙する。

彼女は自らの命を捨ててでも魔王復活の企みを阻止するつもりだった。
しかし彼女の身を案じて戻った村の子供たちが人質に取られてしまう。
万策尽きたリアンノンは司教に身をゆだね儀式の場へ連れられて行った。
(真名を知られて司教に精神を縛られてた状態で)
魔王復活の儀式の場で彼女は今にも生贄として捧げられようとしていた。
彼女を助けにかけつけたアルサルの前で魔王はついに顕現してしまった
人の姿をとった魔王アロウンは捧げられたリアンノンへ近づいていった。
次の瞬間アロウンの刃はリアンノンではなく笑みを浮かべる司教を貫く。
「悲劇にはもう飽きたのだよ」という言葉を発して。
こうして妖精王の末裔たちと魔王アロウンの新たな物語が始まった。

一言で表現するなら純朴とか地味とかそんな感じでしょうか。
何しろ木とか地面とか火とか画面全体的に赤茶色っぽい色彩なので。
一応は剣と魔法のファンタジーだけど、よくあるゲーム的なのではなく、
現実のはるか昔の時代っぽい良く言えば地に足のついた世界観だから。
地に足がついてるので安っぽくはないし作りも決して悪くはないです。
でもやっぱり地味というか華が無いなと。可愛いヒロインはいるのに。
まぁ、世界観とか題材が好きな人はこれでもいいのかなとは思ったけど。
「うたわれるもの」と雰囲気とか世界観とかはそっくりなわけだし。
(原作は同じ会社だからもしかして作った人が同じとか?)
うたわれは人気あったからこの手の作品にもニーズは有るのでしょう。
この作品は今のところさほど人気があるとは言いがたいですが……
印象がそっくりな二つの作品の人気の差が私にはよくわかりません。

地味であまりぱっとしない作品だけど印象に残る部分も有りました。
それは森の中の魔法の結界に閉ざされた城とか家つき妖精とかのとこ。
隠れ家みたいな感じのメルヘンチックな設定って結構ツボなので。
アルサルとリアンノンの祖先とアロウンが盟友だって設定も面白いね。
(アロウンに久しぶりとか言ってるオガム爺はいったい何歳なんだ)
悠久の時を越えて繋がる絆とか人と魔王が信頼で結ばれるとかもイイ。
なんか一昔前の少女マンガ誌に載ってたファンタジーなノリというか。
どーせならそのノリでもっと全体に華やかだったら印象的だったかも。
設定が見えてくるとそこそこ面白くなるので何か惜しいなと思ったよ。

※2クールやるみたい

タユタマ -Kiss on my Deity- 1~4話

4月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーで体験版をやってみました。
※セル・レンタルDVDのリリースは6/25から
八衢神社の跡取の泉戸裕里は父の手伝いで御祓いの真似事をしていた。
でも八衢神社を継ごうという気はなく、父もそれを強制はしなかった。
裕里はバイク等のメカいじりが好きでその道へと進みたいと思っていた。
(このへんはもしかしたらアニメではさっくり省略されてたかも)
そんなある日、いつものように頼まれた御祓いの現場へ訪れた裕里は、
工事現場から出土した古ぼけた木でできた大きな遺跡を目にする。
それは半人前の裕里にすらわかるほどに強い力を感じるモノだった。

家に戻り装備を整えた裕里は改めてその遺跡と対峙し祝詞をあげる。
裕里の祝詞は遺跡に祀られていた綺久羅美守毘売の姿を顕現させた。
※綺久羅美守毘売は「きくらみかみのひめ」と発音する
そして綺久羅美は言うのだった、この繭を決して壊してはならぬと。
壊れれば何万もの太転依が解き放たれ大きな混乱と厄が起こると。
※太転依は「たゆたい」と発音する
しかし裕里たちは壊していけない遺跡を不慮の事故で破壊してしまう
封印が破壊されたことで綺久羅美の力は失われ姿が消えつつあった。
綺久羅美は最後の力で新たな器を生み出し裕里へと託したのだった。
自らの記憶と力の一部を継ぐ綺久羅美であり綺久羅美でない存在を。
そうして白髪で狐耳と尻尾の生えた小さい少女が遺跡の前に現われた。

キャラの定まらない作品というのが一番の印象だろうか。
ギャグっぽくなったり、シリアスになったり、ポップになったりと、
シチュエーションが変わる度にキャラ描写の方向がころころ変わるので。
普通は多彩な表情を見せればとキャラの奥行きが感じられるものだけど、
キャラ描写に筋が通ってないので多彩じゃなくて別のキャラに思えます。
それと遊びのパートと真面目なパートの雰囲気の差が極端すぎです。
遊びの要素が強すぎるので軽いというか深みもあまり感じられません。
あまり描きこんでない空間描写と相まってみょーにチープな印象です。
ギャグっぽい表現が使いたいのならもっと徹底的にやれば良かったかも。
よーするに全編4話みたいなはっちゃけた表現で作ればいいのでは?と。
どーせこのスタッフはいつもあんまりろくなキャラ描写をしないんだし。
※監督・構成はSchool Daysのコンビ
ちなみに4話のコンテ・演出はナベシンでした。それ知って凄く納得(笑)。

ストーリーが微妙に間抜けてるのもチープという印象の一端でした。
そもそもバイクを遺跡にぶつけて封印を破壊する展開ってどうよと。
原作のストーリーを詰めた結果としてみょーに間抜けになったのか?
ゲームの公式サイトの物語の導入の説明がアニメと少し違ってるし。
とかそのへんが少し気になって体験版で原作の最初を確認してみたり。
そしたら間抜けなのもギャグっぽいのもチープなのもまんまでした……
序盤のストーリーも少しずつ削られてはいるけど大差はなかったし。
これは原作のテイストを見事に再現してると感心するべきなのか?
原作がこんなもんだからアニメもこんなもんだと理解すべきなのか?

てゆーか、体験版だからすぐ終わると思いきや3時間もかかったよ。
※連打してフルボイスのセリフを途中で切り上げてその時間
内容的には3話の終わりあたりまで入ってたのでアニメだと70分程度。
倍以上の時間が必要なほどアニメよりも内容は多いわけではなくて、
セリフやシーンに無駄が多くて内容は大差ないなという感じでした。
つまりアニメは原作よりは内容が凝縮されてるのです。これでも。
ちなみに主要キャストは原作とアニメで全く同じすね。名義違うけど。

クイーンズブレイド 流浪の戦士 1~4話

4月から一部の民放(3局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は対戦型ビジュアルブックでそれが何かすらわかりません(汗)。
※セル・レンタルDVDのリリースは6/25から
どんな作品かは書く気がしないので公式サイトを参照!

とりあえず「とても白かった」ということで。地上波は。
てゆーかあまりに白すぎて何がなにやらわからないカットもあるよ。
きっと裸乱舞しまくりなんだろうなというのは想像に難くありません。
こんなことならAT-Xで録画しておけばよかったかも。
(2000円近く払ってるのにろくなものを録画してないし……)
そこまでして熱心に見たい題材ってわけでもないから別にいいけど。

それはともかくこの作品どこが面白いのかさっぱり
ウリはたぶんエロいコスチュームとエロいバトルなんだろうけど、
この手のコスチュームって全然そそられないので……
(ビキニ鎧なんてうる星世代にとっては普段着みたいなもんだ)
それにむやみやたらにあっさりはだけてもあまり有り難味がないし。
やっぱりエロスはシチュエーションとフェティシズムが大事だよ!(爆)
そーいう意味では蛇が体をはってた所はちょっと面白かったかな。
でもあんなヌルいのじゃなくてもっと凄いの……は放送できないし。
これを制作してるアームズって以前はエロアニメで有名だったのです。
その頃の作品を知ってるからこんなヌルいの見せられてもなって感じ。
せめてストーリーがこんなウンコじゃなければまだ楽しめたんだけど。

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