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放送が終わったので
全楽曲リストの残りの分を追加しました。
そしてリストを作りながら抜き出した(セリフつきの)未収録曲素材から
より曲が聞きやすいのを選んでいい感じに編集しCDにまとめてみました。
これがあればサントラの2枚目が出るまで
何とか凌いでいけるよ。
ちなみにアニメの20話以降の感想は今回は間に合わないので次回に。
(前回の小説のところにもアニメのこといろいろ書いたけど)
放送を最後まで見て使用曲のリストを作ってて思ったんだけど、
単品では無かったとしてもサントラはもう1枚出るんじゃないかなと。
だって終盤の20~26話に使われてる曲からオレンジのイントロ違いと
次回予告を除いた延べ57曲の中でサントラ収録曲は3割しか無いから。
つまり終盤の重要なシーンで使われてる曲が大量に落ちてるわけです。
序盤ならともかく
クライマックスの重要曲が落ちまくりなわけですよ。
これで2枚目が出なかったらシャレにならん……
もう一つ、もう1枚出る可能性を感じさせる状況証拠が。
主題歌シングルとサントラのレーベルを見てて気付いたのです。
それぞれがとらドラ!のロゴ(丸に文字が入ってるアレ)なことに。
プレパレードが「と」でサントラが「ら」でオレンジが「ド」。
※バニラソルトとsilky heartは堀江由衣仕様になってる
このデザインだとあと「ラ」と「!」が有っても不思議じゃない。
サントラがもう1枚とよくあるキャラソング集みたいのが出るとか。
少なくとも
「ホーリーナイト」を収録する何かは1枚出るはずだよ。
(ドラマCDはリリースタイミングから考えて別扱いだろうか)
この作品は終盤に向かって雰囲気が大きく変わっていくのです。
そこまでも穏やかだったり切なかったりする曲を重点的に使ってたけど
日常系のノリノリな曲やネタっぽい曲もそれなりに散りばめられていた。
しかし終盤は遊びの要素が大幅に減って
切ないモードに突っ走っていく。
雰囲気を作るために音楽をつけないシーンも目立つようになっていた。
使ってる音楽も穏やかで静かで切なくてキレイな曲がほとんどになって。
最後の2話なんか冒頭の「Startup」以外は全てがその手の曲になったし。
ここまで雰囲気作りを徹底してたことにちょっと感動してしまいました。
終盤で未収録曲がやたらと多いのは1枚目のサントラに収録された曲と
シチュエーションが求める雰囲気がかけ離れてしまったせいでしょう。
ちなみにサントラ収録曲で後半(17話~)に最も多く使用されてたのは
キラキラした旋律の繰り返しが凄く印象的な「雨色ロンド」です。
なんと16話以降では20話と21話以外は毎回のように使われてました。
まさにこの曲こそが後半の雰囲気を象徴してると言えるかもしれない。
あと後半に重点的に使われてたのは21話で初登場した2曲のピアノ曲。
ピアノだけの静謐な響きの中にどこか悲しさ切なさを感じさせる曲。
この「M21-1」と「M21-2」の2曲はなんと21~25話まで毎回使ってます。
使用頻度と曲の印象と使用シーンを含めて終盤の象徴と言える曲っすね。
この2曲を収録してないサントラなんてサントラとして不完全だよ。
終盤の重要シーンで使う「M19-1」「M20-1」「M22-4」「M24-1」「M25-1」
中盤やそれ以降に印象的に使ってる「M1-3」「M11-2」「M13-1」
序盤から中盤に印象的に使ってる「M2-1」「M3-2」
そして使用頻度の凄く高い日常系の曲「M2-2」「M4-1」「M4-2」「M5-3」
最低でもこのへんの曲まで収録したサントラを出さないと許されないよ。
てゆーか他の誰が許しても
あてが許しまへんえ(誰よ)。
以下、未収録曲の全曲紹介と実際に曲を抜き出したシーンを説明。
サントラのとこに書いたやつに追加・修正をした完全版です。
詳細な使用リストは「
とらドラ! 全楽曲」を参照してください。
※Mxx-xxの横の()は便宜的につけた曲名です
「M1-1」(手乗りタイガー)
16話のアバンの大河が会長立候補宣言のシーンで使ってます。
「M1-2」(カワイイ顔)
穏やかでキレイな曲。Tears of dragonのバリエーション
印象的なシーンで使ってるので聞き覚えがあるはず。
1話の私のために何でもしてくれる?なシーンで使ってます。
「M1-3」(ひとり)
キラキラした寂しい感じの曲。Tears of dragonのバリエーション!?
印象的なシーンで使ってるので聞き覚えがあるはず。
18話のみのりんが壊れた星を直してるシーンで使ってます。
「M2-1」(心の距離)
ピアノベースの物悲しい曲。Lost my piecesのバリエーション
印象的なシーンで使ってるので聞き覚えがあるはず。
16話の北村クンのホント馬鹿だよ俺ってなシーンで使ってます。
「M2-2」(スラップスティック)
ノリノリの変な曲。
シリーズ全体で13回も使われてるので聞き覚えあるはず。
4話のお弁当を持ち寄ってご飯を食べてるシーンで使ってます。
「M2-3」(プレパレード 次回予告mix)
「M3-1」(Happy Monday type.B)
Happy MondayのスキャットなしVer。
シリーズ全体で11回も使われてるので聞き覚えあるはず。
5話の体育の授業の(亜美の天然演技の)シーンで使ってます。
「M3-2」(帰り道)
穏やかで物悲しい曲。Hey! You are lucky girlのバリエーション
印象的なシーンで使ってるので聞き覚えがあるはず。
3話の大河が頑張って自転車に乗ろうとしてるシーンで使ってます。
「M4-1」(ポクポクポクポク)
変なビート(ポクポク)が目立つコメディ曲。
シリーズ全体で10回も使われてるのでたぶん聞き覚えあるはず。
10話の洞窟に入ってすぐのボケパートで使ってます。
「M4-2」(まったり気分)
ゆるい感じの日常のシーンって感じの曲。
シリーズ全体で14回も使われてるので聞き覚えあるはず。
17話の能登がファミレスの席を指示してるシーンで使ってます。
「M5-1」(カンチガイアワー type.B)
カンチガイアワーの旋律の無いVer。
カンチガイアワーと同じ曲とは思えないほど印象が違います。
5話の大河の前で黒い亜美が出現するシーンで使ってます。
「M5-2」(ゴージャス哀愁)
ピアノと弦楽器のゴージャスで哀愁を感じさせる曲。
14話の亜美がゆりちゃん先生をおだててるシーンで使ってます。
「M5-3」(昼下がり)
軽快で洗練された雰囲気の曲。
シリーズ全体で9回も使われてるので聞き覚えあるはず。
15話の亜美の心配したって馬鹿みるだけ~なシーンで使ってます。
「M6-1」(なんとなく戦隊系)
こてこて戦隊モノっぽい曲。
6話の食らえコンビニ神拳!のシーンで使ってます。
「M6-2」
軽快な日常系の曲。
6話でゴミ集めに行く下駄箱のシーンで(1回だけ)使ってます。
「M6-3」(恐怖ワカメの霊)
同じフレーズを繰り返すテンション系の曲。
印象的なシーンで使ってるので聞き覚えがあるはず。
6話の亜美がストーカーに恐怖するシーンで使ってます。
「M7-1」
7話のおまえ貧乳なのか?なシーンで(1回だけ)使ってます。
「M8-1」(壮大なスケールみたいな)
いかにも壮大って感じの曲。
8話の大河が練習するカットを並べてるシーンで(1回だけ)使ってます。
「M9-1」(タタタタタターン)
バチで叩いたような音で始まる変な曲。
11話の北村が景品を説明してるシーンで使ってます。
「M9-2」(Magic of love type.B)
Magic of loveのスキャットなしVer。
9話の亜美の別荘に到着するあたりで使ってます。
「M10-1 (バニラソルト イントロ パターンB)
中盤のバニラソルトのイントロがピアノになってるVer.
10/11/12/13/14/16話で使ってます。
「M11-1」
11話の生徒会の会議のシーンで(1回だけ)使ってます。
M7-1かM9-1の別パート!?
「M11-2」(スノーファンタジー)
ふわふわした幻想的な曲。
11話以降に8回も使ってるので聞き覚えがあるはず。
13話のアバンのミスコンの準備のシーンで使ってます。
「M11-3」(カーニバル)
サンバなリズムの曲。
11話の大河の抗議から練習に突入するシーンで(1回だけ)使ってます。
「M12-1」(プロレスショー)
12話のプロレスショーの劇パートのバックでかかってる曲。
「M12-2」(大河VS亜美)
12話のプロレスショーのメインエベントのバックでかかってる曲。
「M13-1」(走れ)
決めどころで使う、走り出すみたい(Startupと同じ系統)な曲。
印象的なシーンで使ってるので聞き覚えがあるはず。
13話の行ってやらなくちゃなシーンで使ってます。
「M13-2」(キャンプファイヤー)
13話のキャンプファイヤーで流れてるローファイな曲。
「M17-1」(構内放送BGM)
17話のお昼の放送のバックで流れてる曲。
はっきり識別できないのでよくわからないけど3曲ぐらいあります。
これだけは曲が識別できないので自作サントラに入れませんでした。
「M17-2」(silky heart 次回予告mix)
「M18-1」(オレンジ イントロ パターンB)
18/24/25で使ってるオレンジのイントロがギターになってるVer.
「M19-1」(幸せな瞬間)
ピアノベースの穏やかで優しい感じの曲。
19話で大河とサンタが踊ってるシーンで使ってます。
「M20-1」(ずっとこのまま)
ピアノベースの静かでキレイな曲。
20話でみのりんのずっとこのままなシーンで(1回だけ)使ってます。
「M20-2」(オレンジ イントロ パターンC)
20/23話で使ってるオレンジのイントロ違いVer.
ピアノとビブラフォンを重ねたような音!?
「M21-1」(届かない想い)
ピアノの静かでキレイな曲。
終盤の印象的なシーンで何度も使ってるので聞き覚えがあるはず。
25話の大河と竜児が何度もキスをするシーンで使ってます。
「M21-2」(偽りの笑顔)
ピアノの静かでキレイな曲。
終盤の印象的なシーンで何度も使ってるので聞き覚えがあるはず。
23話の亜美のでもホントは私がいなけりゃなシーンで使ってます。
「M21-3」(オレンジ イントロ パターンD)
21話で使ってるオレンジのイントロ違いVer.
これもピアノと何かを重ねたような音。
「M22-1」
軽やかで穏やかな日常系の曲。
22話のラーメン屋の前で待ってるシーンで(1回だけ)使ってます。
「M22-2」(マカロニウエスタン)
マカロニウエスタン!?って感じの曲。
22話のラーメン屋のオヤジが舞ってるシーンで(1回だけ)使ってます。
「M22-3」
22話のみのりんが亜美を脅かしたシーンで(1回だけ)使ってます。
もしかしたら別荘に行った回にも使ってた(曲と認識しなかった)かも。
「M22-4」(決意)
穏やかでどこか物悲しい感じの曲。
23話の大河が落ち込んだ竜児に大丈夫!と言ってるシーンで使ってます。
「M24-1」(見えていること)
弦楽器ベースの穏やかで優しい曲。
24話のみのりんの見えてるものに走り出せなシーンで使ってます。
「M25-1」(信頼)
ギターベースの穏やかでどこか寂しい曲。
25話のあいつは俺を信じてくれてるなシーンで(1回だけ)使ってます。
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去年リリースされた30分×全3巻のOVA。DVDレンタル。
※レンタルDVDは全巻リリース済
舞-乙HiMEの番外編OVAで
乙HiMEより過去の話で。
アリカの母親で伝説のマイスターオトメであるレナ・セイヤーズが
シフル・フランというヴィントブルーム王家の血を引く少女を
その血に秘めた力を悪用しようとする者たちから守って戦う話です。
(乙HiMEの後日談的な乙HiME ZweiというOVAもあります)
これを見た後に乙HiMEの最初の数話を確認のために見てみたんだけど、
レナ・セイヤーズってオープニングにも本編にもしっかり出てるね。
1話でレナが川に流してたのは
アリカ=自分の娘だったわけですな。
当時は王女だと思っててアリカが本当の王家の血筋?とか考えてたよ。
(乙HiMEは最初の方しか見てないのです)
マシロが本当に王家の血を引いてるかわからないとか強調してたしね。
この血がどうとかってシフルの子供だからそう言われてたんだろうか。
その力ゆえに両親以外の多くには望まれなかった存在だったわけだし。
このへんが乙HiMEを最後まで見れば出てくるような内容ではないなら、
このOVAを見た方が乙HiMEの理解を深めることに繋がると思います。
アリカの母親の華麗、、、と言うには
圧倒的過ぎる活躍も見れるから。
(作中でガルデローベ始まって以来の怪物呼ばわりされてるよ)
とてもスペクタクルな内容なので理解云々抜きでも見る価値はあるよ。
ちなみにこれを先に見てから乙HiMEでもたぶん大丈夫だと思います。
にしても久しぶりに見た乙HiMEはなんだかとても面白かったよ。
最近またライトファンタジーなアニメがずんぶん増えてきてるけど、
それらと比べても一ランク上の面白さだと思ったね。これも含めて。
何と言ってもカッコイイし、そしてカワイイ。という印象に尽きます。
考えてみたらこの作品ってコスチュームもキャラ描写のスタンスも
プリキュアとかの戦う少女モノと極めて似通った路線だったりして。
でも対象が小さい女の子じゃないのでグッズ展開用のチープさはない。
それだけならそのものズバリの「なのは」も条件は全く同じわけですが。
この作品はコスチュームや世界のデザインにえらく力が入ってるのです。
(なのはも杖の設定には凄く力が入ってたけど)
いわゆる制服とメイド服を組み合わせたようなガルデローベの制服とか、
シンプルな機能美のようでちょっとした装飾が施されたローブとか。
現代モノとファンタジーのシンプルと過剰装飾のいいとこ取りみたいな。
コスチュームデザインは
見ててとても楽しかったよ。舞-HiMEよりも。
キャラも生き生きとしてて見てて楽しいよ。嫌がらせしてるとこもな(爆)。
確認のために見返してたらとても続きを見たくなってしまいました。
そういえば、このOVAにはオトメが生まれた理由なんかも出てきます。
なんと乙HiMEの世界って
HiMEの世界のはるか未来の時間だったとは。
(このへんって乙HiMEにも出てくるのかね)
ファンタジーっぽいのにナノマシンとかSFの記号が存在すると思ったら。
自らも破滅させる科学の力を封印した世界に残されてた力だったわけで。
テレビみたいな現代的なモノが存在してたのもそんな理由だったわけか。
設定を知ってみればなるほど!と思えるのだからよく考えられてるよ。
オトメというシステムが一種の茶番劇だというのも凄い設定だ……
茶番劇にも関わらず演じるオトメたちにとっては命がけなんだから。
1月からテレビ東京系(6局)とAT-Xで放送してた全13話の新番組。
原作は青年誌(ヤンマガ)のマンガで3巻まで読んだことがあります。
※セルDVDは4/8からリリース(レンタルは4/24から)
約1年ぶりのみなみけ3クール目です。
制作会社は何故かおかわりと同じだけど監督は変わってます。
キャラの目が小さくなってたり、1回あたりショート4本構成だったりと、
作品の体裁的には(人気があった)
無印にかなり近づけてあります。
主題歌なんて無印のオマージュかよって感じだし(作詞・作曲は同じ人)。
変なオリジナル要素もかなり薄くなったので内容も無印に近いです。
(お隣の人は存在を抹消したのかな?)
無印から続けてみる場合はこっちの方がはるかに違和感は少ないです。
なので作品の内容とかは「みなみけ」のところを参照(おいおい)。
ただし似せてるだけで完全に無印と同じテイストではないですが。
顔がいきなり劇画タッチになる表現手法は全く踏襲してないし。
演出レベルも頑張ってはいるけど無印より多少落ちるかなって感じで。
(つまり「今日の5の2」TV版の方が演出レベルはずっと上ってこと)
総合的な印象は
おかわりよりは上、無印よりは下って感じでしょうか。
カレーの妖精はとても面白かったよ。保坂先輩の気持ち悪さも含めて(爆)。
基本は無印に似せてるけどおかわりを引きずってる部分もあったり。
それは南家の間取りやら(高校の)教室の構造とかの空間設定のあたり。
恐らく(大月)プロデューサーは無印に似せろとはオーダーしたけど、
そのへんの細部に関してまでは指示をしなかった(任せた)んだろうね。
そもそも無印とおかわりで
南家の間取りが違うのはどうかと思ったが。
この南家の間取りをおかわり仕様にしたのは失敗だった気がするよ。
無印の間取りは。
玄関を入って廊下を突き当たったとこにリビングがあって。
キッチンはリビングの手前を右に入ったところにある。
リビングとキッチンはアコーディオンカーテンで仕切られてる。
玄関から見てリビングの左側の襖を開けると千秋の部屋。
廊下はリビングに突き当たって左(キッチンの反対)に曲がってて。
曲がった先の右(奥)側には夏奈の部屋がある(千秋の隣)。
おそらく春香の部屋は夏奈の部屋の反対側(手前)の扉だと思う。
玄関からリビングまでの廊下には右に一つ、左に二つ扉がある。
サイズ的に右のが風呂&洗面所で左の一つがトイレな気がします。
(確認した4話までには使ってるシーンが存在しない)
ベランダは当然ながら
玄関からちょうど反対側にあります。
たぶんこんな感じ(サイズはテキトー)です。
おかわり・おかえりの間取りは。
玄関から入って手前の右側がリビング、左側がダイニングキッチン。
右の奥が千秋と夏奈の部屋で左奥がたぶん風呂&洗面所(&トイレ)。
ってことは突き当たりの部屋が春香の部屋だろうか。
ちなみにベランダは何故か玄関から入って右側に存在します。
右端みたいだからそこにあってもおかしくはないけど……
長辺の片側に玄関があるんだから
反対側にもベランダがあるはず。
そのへんの設定はちゃんとしてるはずなのになんか変ですよ。
おかわり仕様の間取りに違和感があるのはとりあえず置いといて。
おかわりの配置では全体の構造がわかりにくいのです。
キャラの動線をきっちり描かないと部屋の配置が見えないのです。
実際、1話構成だったおかわりではある程度把握できたんだけど、
動きが省略されたショート構成のおかえりでは
まるでわかりません。
4話まで詳細に確認したけど玄関と廊下とリビングの関係しかわからんよ。
キッチンがリビングの反対にあるらしきことは何となく説明されるけど、
その間の動きが存在しないので実際のところは確証が持てません。
キッチンとダイニングがひと続きなのも絵が無くて全くわからんし。
おかわりを確認してて同じらしいと気付いて脳内で補完しただけです。
(おかわりとほとんど同じだけど一部設定が違うみたい)
無印の間取りは何と言っても視界がクリアなのが特徴なのです。
キャラがよく集まるリビングがあってその扉を開けると玄関が見える。
リビングとキッチンは行き来が見えるので位置関係がわかりやすい。
キッチンから廊下を見るとそのまま廊下のL字の奥が見える。
千秋の部屋はリビングと襖で繋がってるからこれも位置関係が見える。
ショートのようなキャラの動線が極めて制限される作品だからこそ
キャラをあまり動かさなくても配置がわかるようにしてあるのです。
1話で夏奈がキッチンから見える右奥の扉から起きてきてみたり、
千秋にキスしようと走り回ったりと配置を意識的に見せてもいる。
1話を見ただけでほぼ部屋の配置がわかるあたりよく考えられてます。
この手の設定って一見すると作品の面白さに関係ないようだけど
「みなみけ」みたいな限られた空間で展開するストーリーの場合、
空間の存在感は
ボディーブローのように効いてたりするわけです。
無印に似せているのに無印に届かないのはそのへんもあるのです。
※今回もDVDの初回版にサントラが付属する模様
10月から一部の民放(5局)とキッズで放送してた全24話の新番組。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(4巻までリリース済)
人に生み出されたロボットが人に反旗を翻し人の上に君臨していた世界。
この世界には「月という名の太陽」と呼ばれたルナという少女がいた。
ロボットの支配の中で希望を求めた人々の拠り所だった、んだそうな。
※公式サイトにそう書いてあるけど6話までには全く出てこない
しかしルナの存在を快く思わない存在によってルナは暗殺されてしまう。
死なないはずのルナが死んだとき、世界は滅びへ進み始めたのだった。
修理すれば無限に動き続けるハズの機械たちが
次第に朽ち始めたのだ。
それから長い時を経て、都市は朽ち果て頃、キャシャーンは目を覚ます。
自分の名前も、正体も、世界を滅びに導いた自分の行為も全て忘れて。
※キャシャーンは暗殺を実行しただけ
まず思ったのが、見る人は激しく選びそうな作品ってとこかな。
見た目から設定からストーリーまで全てがニーズから離れすぎてるよ。
他とは全く似ていない独創的な作品と言う意味で価値はあるとは思うけど。
作品が飽和してる時代に誰が見たいと思うのかわからない作品を作るなんて
プロデューサー達は
チャレンジ精神が旺盛すぎだろうと思って見てました。
つーか昔の作品の名前と設定を継いでるのは売るためじゃないのか?(笑)
(その手の作品の多くは商業的にコケてるという現実もあるが)
元の作品である「新造人間キャシャーン」については良く知りません。
ガッチャマンは(再放送で)見たことあるけどこれは見たことが無いので。
まぁ見たことあったとしてもこんな大昔のはほとんど覚えてないね(爆)。
だからこの作品とどんな関係かも正確なことはよくわかりません。
DVD-BOXの宣伝用の特設サイトに書いてある作品の解説を読む限りは、
同じ世界設定で時間軸は
元作品よりずっと未来ということみたいです。
ただ設定とかには多少の相違が見られるので続編ってのとは違うような。
元の作品はわりと
王道のヒーローモノだったみたいです。
人類対ロボットの戦いで機械の体になって人のために戦う内容らしいし。
人のために戦ってるのに機械の体だからと人に嫌われたりもするそうな。
ロボット犬フレンダーはキャシャーンの相棒として一緒に戦うみたい。
それに対して今回の作品は戦ってはいるけどヒーローモノじゃないね。
キャシャーンが終末へと向かう世界の中で、自分の行為の結果を見つめ、
自分の正体と自らのなすべきことを求めて旅をするという内容なので。
つまり見た目や味付けが独創的すぎるだけの一種のロードムービーです。
そのへんを理解して見てればそれなりに楽しめたりするかも。
2~4話の崩壊の中で
生き方を選ぶロボットたちの姿とか興味深かったし。
ロボットの生き方って何?って気もするけどまさにそんな内容なんだよ。
4話の戦いでしか自分の気持ちを伝えられないって話は結構良かったね。
2話の滅びを受け入れ穏やかに朽ちていくロボットたちが集う教会と
そのリーダー(牧師?)のビジュアルは手塚テイストっぽいとも思った。
キャラ絵が聖闘士星矢な頃のタッチだし、雰囲気もとてもレトロなので、
技巧的には確かに今の作品なのにまるで
今の作品って感じがしません。
視聴者に媚びろとは言わないがもう少し親しみやすく出来なかったのか?
こんなのも興味深いとは思うけど、そう思う人は多くないとも思うよ。
※セルDVDは各巻2枚組でレンタルは1枚ずつ(リリースは2枚同時)
10月からフジテレビ系(3局)とBSフジで放送してた全22話の新番組。
※レンタルDVDはセルDVDと数日違いリリース(3巻までリリース済)
慈善家として知られる神父夫妻に引き取られた孤児のハナ(ハッチン)。
彼女に対する義理の家族の扱いは筆舌に尽くし難いほど酷いものだった。
世界名作劇場から抜け出してきたようなとでも言いたくなる日々だった。
(つまり神父夫妻の慈善家の姿は表向きの姿ってことです)
ハナはこんな地獄の日々から連れ出してくれる存在を淡く夢に見ていた。
そんなハナの前に一人の女が現われた。
バイクで窓をぶち破って。
彼女の名はミチコ。自分の生きたいように生きる前科無限大な女だった。
彼女は自らをハナの母親だと説明し、有無を言わさず連れ出すのだった。
こうしてハナの夢は叶えられた。思い描いたのとはかなり違った形で。
見た目は凄くいいね。
見た目だけは。
緻密で雰囲気抜群の空間描写にちょっとメリケンちっくなキャラ絵で。
いかにも売れ線の絵柄ではないけどこの手の絵も嫌いじゃないし。
キャラの動作やアクションにも予算いくら?と思うほど力が入ってる。
ビジュアル面に関しては文句なしの満点(以上)をつけられると思います。
しかし素晴らしい映像でやってる内容は、、、パッとしないんです。
この作品の内容を一言で形容すると、
胸に響くほどはリアルじゃなく、スカッとするほど嘘っぽくもない。
やな人間がいっぱい出てきてハナ(ハッチン)を苦しめる内容だから、
最後に気に入らない現実をぶっ壊す展開ならスッキリするだろうに。
ミチコはかなりダーティな性格でそれをやっても違和感がないのに。
変なとこでリアルを追求してそんな滅茶苦茶なことにはしないのです。
かといって感情移入できるほどの生々しい内容でもないわけで……
なんか
小ギレイにまとまった「お話」を見せられてる気分なんです。
そこそこ見れるんだけど今ひとつ惹きつけるものが弱いのです。
雰囲気抜群だけど売れなかった頃の邦画でも見てるような気分です。
数話のエピソードを重ねて続くロードムービー的な体裁なんだから、
それぞれの
エピソードの最後に花火を上げるような内容だったなら
ほぼ同じ見た目と内容だったとしてもずっと印象的だったと思うよ。