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ef - a tale of melodies. 1~6話

10月から一部の民放(3局)で深夜に放送してる新番組。
11月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁のインタラクティブノベルでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/26から
その女の子は唐突に今でもあなたを憎んでいると言った。
あなたが初恋だった。今でも初恋は続いてるとも言った。
彼女の名は雨宮優子。そしてオレの名は火村夕。
二人は小さい頃、少しだけ一緒に過ごしたことがあった。
二人ともあの震災で身寄りをなくして同じ保護施設にいたのだ。
しかし彼女はすぐに遠い親類に引き取られた。その程度の関係だ。
あの当時、彼女はやけに懐いていた。お兄ちゃんと呼ぼうとした。
それがとても腹立たしかった。オレの妹は震災で死んだのだから。
オレは彼女の差し出した手をはねのけた。想いを知ろうとしなかった。
それがどんな結果に結びつくか、その頃のオレには考えられなかった。
クラスメイトの嫌がらせを、こんなの大した事じゃないと笑う理由が、
なぜ好きという言葉がどこか嘘臭いのか、オレには想像つかなかった。

今度は性的虐待ですか……
このシリーズはアニメで表現できる内容の限界にでも挑戦してるのか?
しかもセックス描写自体が大きく制限されるテレビアニメでやるとは。
直接的ではない独特な表現技法を使ってることが良い方に効いてるなと。
過激な表現手法のおかげで告白のシーンのインパクトも強烈だったよ。

正直なところ、1期の千尋パートは凄すぎで、もはや奇跡的なレベルで、
技巧だけでは同じレベルのものは絶対に作れないと思ってたわけで。
だから今回のにはそんなに多くを期待してたわけではないんです。
単純に続きをやれば蛇足になるから別の話になるのも予想してた。
濃厚な映像と人間描写さえ堪能できればいいぐらいに思ってたのです。
こんなインパクトのある設定を投げてくるとは思わなかったのです。
1期と比較されるのを承知で2期を作っただけのことはあるんだなと。
思ったよりやるじゃないか!というのがここまでの印象です。
さすがに千尋パートには敵いませんが(だからあれは奇跡だと)。

2期は別のキャラを中心にした別の話。
と言うのは1期が見事に完結してたので最初から予想ついてました。
別のキャラと言っても大半は1期にも出てきたキャラですがね。
1期で脇に廻ってたキャラが今回は中心に据えられているのです。
そんな関係なので当然ながら1期の中心キャラも出てきたりします。
さりげなく1期のフォローというか後始末的なシーンがあったりします。
(千尋と景が再会するシーンなんかが有ったりする)
それとは別に1期の場面やセリフを意図的に似せて使ってたりします。
なので1期を熱心に見てた人なら感慨深いんじゃないかと思います。
雰囲気も表現スタイルも同じだし今回のメインも知ってるキャラだから
そういう意味でも感慨深いだろうし見て損は無いと思われます。
1期を知らない人がいきなり見た場合どう感じるかはわかりませんが。

1期は2つの話が平行して進む展開でした。
そして今回も2つの話が平行して進む展開です。
と言っても前回と違って今回は全く別の時間軸のお話です。
一つは1期よりも(少し)未来のお話。もう一つはずっと過去の話。
未来は久瀬さんと羽山ミヅキの話で、過去は火村さんと雨宮優子の話。
久瀬さんと火村さんはどちらの話にも共通して登場しています。
わりと美形な男キャラ二人の存在感がやたらと大きいわけです。
これはもはや美少女アニメとは言いがたいのではないかと(笑)。
1期もいわゆる美少女アニメとはかなり趣が異なっていたけどね。
1期を知らず普通の美少女アニメを期待してるとアレって思うかも。
そんな人ははなからお呼びでないのでとっととお帰りください(爆)。

久瀬さんと火村さんがいる1期より少し未来の話ってことは
千尋や蓮治と距離がとても近い場所での話ということになります。
※久瀬さんは蓮治のお隣さんで火村さんは千尋の保護者
当然ながら脇のキャラとして千尋や蓮治が時々出てくるわけです。
あの物語の後の幸せな二人の姿を見れるのです。凄く嬉しかったよ。
(紘パートのメンバーもちょっとずつ出てきます)
そして1期では別パートの登場人物だったミヅキの登場によって
この作品の予想もしなかった仕掛けを知ることになるのでした。
ちなみにミヅキが蓮治の従兄弟なのはすでに知ってました。
※コミック版にはその設定が出てくる

予想もしなかった仕掛けとは音羽の町のこと。
実は1期を何度も見返しててある疑問が浮かんだのです。
紘パートと千尋パートは同じ音羽の町なのになぜ季節が違うのだろうと。
1話の紘パートでは雪が降ってるし服装からして冬の話なわけです。
それどころかクリスマスというピンポイントな日時までわかるわけで。
しかし千尋パートでは雪はないし服装も冬とはとても思えなかった。
ふとこの2つの話は時間軸が全く別なのかもと考えたりもしたけど、
千尋と景が互いにメールをやりとりしてるからそれは有り得ない。
同じ町なのに景と紘が全く千尋に会わないのも疑問だったんだよ。
※景は千尋の双子の姉妹で紘は二人の幼馴染
会わないのではなく、簡単には会えない場所だったとは……
全く同じ風景の音羽の町が二つ有るなんてとても考えつかないよ!

つまり千尋と蓮治のいる音羽は紘たちとは別の場所にあるのです。
オーストラリアにあるんだそうな。だから季節が逆なのです。
1期の2つの話が全く交差しなかったのも当然だったわけです。
蓮治が景のことを学校で見たことがないのも当然だったのです。
だって蓮治と景の通う学校はそっくりだけど別の学校だったから。
恐らく千尋はあの時点で別の場所に居るという事実を知らないか
教わったけど記憶から抜け落ちてしまってるのでしょう。
両者の接点の千尋が不完全な記憶しか持たないのは絶妙だったね。

考えてみたら1期で千尋が電車のこない音羽の駅に座っていたのに
最後に電車から火村さんが駅に降りたのもアレ?って思ったんだよ。
※紘パートには他に駅が出るシーンはない
あれは何かを吹っ切って日本の音羽に行ったって意味だったのだなと。
火村さんが紘たちを優しい視線で見てるのも深い意味があったのだなと。
(同じ町だと思ってたから特に深く考えたりしなかったよ)
まぁ、2期を見て初めて理解できるシーンが有るのもなんですが……
そのへんは1期の本筋ではないのでそんなに問題ではないっすね。
そこに関係する火村さんと雨宮優子の話はまさに今回の内容だから。

今回のメインである火村さんと久瀬さんは前作と大差ないけど、
前作では人間に見えなかった優子さんはずいぶん印象が違います。
今回はちゃんと人間に見えるから。なんて表現もアレですが。
コミック版やドラマCDではみょーにお茶目なキャラだったけど、
それとはまた違った軽いようででも決して本心を見せない感じの。
理由は6話でドーンと火村さんと(視聴者の)目前に突きつけられます。
何かは具体的には書きませ……いやバッチリ書いてありますね。
ここを見れば今回も並みの作品じゃないってことを思い知るはず。
最初から何かありそうに匂わせてるわりに出し惜しみをしてるので、
きっと中盤に強烈なのを繰り出してくるんだろうとは思ってたよ。
6話の優子さんの告白シーンを見ながらやっぱりやってくれたなと。
(もう一度見返したら凄く丁寧に伏線が散りばめてあって驚いた)

そんな感じなので
作品の方向性が嫌いでないならなるべく6話まで見た方がいいです。
1期に比べてインパクトが弱いからと序盤で切らない方がいいです。
(序盤から久瀬さんのこととか結構インパクトはあるけど)
1期だってホントに凄いことになるのは中盤以降だったわけだし。
千尋パートが序盤からあまりにインパクトが有りすぎなだけで。
だから千尋パートは奇跡なのだと(以下略)
アレを基準に考えてはいけません。見れるものなくなるから。
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スキップ・ビート! 1~8話

10月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
11月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少女誌(花とゆめ)のマンガで大ファンです。
※セル・レンタルDVDのリリースは2/4から
キョウコはオシャレ一つせず日々バイトを掛け持ちで働いていた。
彼女はそんな日々の生活を全く苦だとは思っていなかった。
世間も羨む王子様と一緒に暮らしててとても幸せだと思ってた。
学校時代から周囲の女の子たちに凄い人気のあった王子様・不破尚は
歌手として芸能界にデビューした今では世間の女子たちに大人気だった。
そんな王子様と一緒に都会へ出る相手として選ばれたのが嬉しかった。
※キョウコと不破尚は幼馴染
不破尚の生活を影で支える生活こそが生きがいだと信じていた。
そう、あの日、あの瞬間、尚の口から本当のコトを聞かされるまでは。

実はこの作品の作者もかなり初期(MVPの頃)からずっと追いかけてました。
アニメ化される日が来るとは全く考えもしなかったのでビックリしました。
凄い数のアニメが放送されてるとは言え少女マンガ原作のは限られるし。
(実写ドラマ化される作品はいっぱいあるけどね)
コミックスは既に20巻まで進んでるのにまるで完結する気配もないし。
せいぜい2クールで収める深夜アニメにするのはちょっと難しいようなと。
だから話を聞いたときはいったいどう構成するんだろうと思いました。
もしやラブ★コンとかイタKissみたいな超高速展開にでもするのかなと。
だからここまできっちり原作をトレースしてきたのにも驚いたよ。

上に書いて有るけど原作は既に20巻まで進んでます。
通常の1巻4話のペースで映像化すると実に80話分に相当します。
どう考えてもそんなにやるとは思えない(せいぜい2クール)ので、
エピソードを端折る高速展開にするかキリのいい途中で終わるしかない。
8話まで見る限りは原作を端折らずにきっちりトレースしてるようです。
多少急いだ3話で1巻ペースなので2クールだと9巻の途中ぐらいまでかな。
原作をじっくり確認した感じでは「月籠り」の前あたりまでかなと。
「月籠り」は15話ぐらい有って多少詰めたぐらいじゃ収まらないから。
放送がこのまま原作をトレースして「月籠り」の前までと仮定すると、
尚との仕事での初対決エピソードや蓮に仕事を認められるエピソード、
モー子さんに親友として認められるエピソードなんかがあるわけで、
「無くした愛を取り戻せ!」的なテーマでなら区切りはいいのかも。

原作をきっちりトレースしてるので内容に関しては全く違和感ないです。
少しハイペースで少しずつシーンが削られてて少し説明が足りないけど、
原作と見比べた限りはそんなに問題にはならないかなと。
原作の内容を膨らませたりなんて展開も今のところ全くありません。
原作の物語構成の完成度が高いのでいじりにくいと言うのはあるかもね。
表現が原作のテイストを踏まえて多少アレンジされてる程度の違いです。
※「かんなぎ」ほど原作そっくりではない
見た感じあまり凄くはないけどポップな原作の雰囲気はよく出てるし、
内容はまぎれもなくよく知るスキビ!なので結構楽しんで見てました。
しかしまぁ、人気が無いね。アニメだとこの手のはダメか……

声に関しては一部の人に多少違和感を感じました。
モー子さんと社(やしろ)さんは特にアレ?って感じがしたよ。
でも勝手な脳内イメージとの違いなんてスタッフの責任じゃないし。
見てるうちに慣れました。ド下手な人を使ってるわけじゃないから。
キョーコなんかいつのまにか原作を読むときもこの声で喋ってる(笑)
ちなみに尚と蓮に関しては最初から全く違和感が無かったよ。
特に尚の宮野真守さんは二枚目だけどバカっぽい感じがよく出てます(爆)。
てゆーか宮野さんってこのところそんな役ばかりじゃないですか。
凄くカッコよかったWOLF'S RAINの頃のイメージは何処へ……

肝心の内容について。この作品を一言で説明するなら、
よーするにキョーコが芸能界に入ってスターダムを登っていく話。
その手の作品は古今東西良くあるし珍しくも有りません。
だけどこの作品にはそれらのほかの作品には無い特徴があります。
それはキョーコは芸能人になりたくて芸能界に入るのではないとこ。
自分をボロゾーキンのように捨てた(芸能人の)尚に復讐するために
同じ世界に入って尚より上の地位から嘲笑ってやろうと考えるのです。
単純な嫌がらせではないあさっての方向過ぎるバイタリティに脱帽だよ。

当然ながらそんな動機で目指した人間が入れるほど甘くはないわけで。
最初の関門の芸能事務所のオーディションにもあっさり落ちるわけです。
でも他の人にはない執念と行動のユニークさを買われて拾われるのです。
LME社長発案のラブミー部なるみょーな活動をすることになるのです。
超恥ずかしいネーミングかつドピンクつなぎを着たラブミー部の趣旨は
キョーコに奉仕活動を通じて愛する気持ちを育んでもらおうということ。
ようするにラブミー部はキョーコ一人のために作られた部署なのです。
(後でモー子さんもラブミー部に入れられて二人になる)

芸能人とは人に愛される仕事でそのためにはまず自分から人を愛すこと
だから愛する気持ちを失ったキョーコは根本的な資質が足りないわけで。
(それは芸能人として以前に人として足りてないのだけど)
足りないものを補うためにラブミー部という活動をするわけです。
このストーリーの持っていき方にもすっかり意表をつかれたけれど、
愛されることは愛することみたいな心構えを描いてるのにも感心したよ。
当たり前のことだけど当たり前のことをちゃんと描いてるの少ないから。

裏技に近いカタチでなんとか芸能界に潜り込むことは成功します。
でも芸能人を目指してたわけじゃないキョーコは当然技能も有りません。
素晴らしい才能を秘めていたみたいな少年マンガ的展開もありません。
能力と言えるのは多少は人より目の付け所が鋭いところぐらいだろうか。
あとは小さい頃に事情があって女将修行をしてたその残りカスぐらい。
どちらも運とタイミングが良ければ使える程度の能力なわけで。
当然ながらそのままでは一流の芸能人なんて夢のまた夢なわけです。
だから養成所に通うという凄くまっとうなルートに進んだりもします。
※本来は芸能事務所に入る前に通うところ

演技が上手くなりたい理由がすっかり手玉に取られた蓮を見返したいから
みたいに動機が不純なあたり期待通りというかセオリーの斜め上というか。
でもそのうち演技の面白さに目覚めて自分で追及していくようなります。
尚に尽くす以外に何もなかった自分ができることを初めて見つけるのです。
動機も手段もルートを外れすぎてたのにいつのまかど真ん中を走ってます。
最終的には希代の女優みたいなレベルにまで登りつめるのかもしれないね。
アニメだと恐らくCMで人前にデビューしたというレベルまででしょうが。
先の展開に興味がわいたなら原作を読んでください。放送が終わったら。
※内容が全く同じなので先に読むとネタバレになります

先の展開にほんの少しだけ触れておくと
8話からのマリアちゃんの話が2クールなら一番感動的なエピソードです。
ここまで見たなら是非そこまでは見ませう。

タイタニア 1~7話

10月からBS2(のみ)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
原作はSF(なのか?)小説で読んだことは有りません。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/30から
人類が宇宙に進出してから数え切れない時が流れた時代。
宇宙には幾多の星系国家が生まれ星間都市連盟という秩序が生まれた。
そして今から200年ほど前この宇宙には新しい秩序が芽生えた。
それはタイタニア一族による全宇宙の国家の実効支配である。
名目上はヴァルダナ帝国の一臣下にすぎないタイタニア一族だったが、
強大な軍事力により多くの国家を支配下におき帝国の実権をも支配した。
タイタニアの意向が全世界の意思と言っても過言ではないほどだった。

そんなタイタニアによる星間連盟所属の都市国家エウリヤへの攻撃は
いつものように完璧な勝利によって幕を閉じるはずだった。
圧倒的戦力のタイタニアに対してエウリヤは指揮官すら無名であった。
戦う名目だけ整るためで勝つ気はないのだとアリアバート公爵は思った。
しかし簡単に勝利するはずのその戦いは思わぬ展開を見せる。
エウリヤの無名の指揮官ファン・ヒューリックの奇策に嵌められて
タイタニア軍は壊滅的な大損害を被り撤退を余儀なくされたのである。
この戦いこそタイタニアの歴史の中で初めての敗北であった。
永劫に続くと思われたタイタニアの権勢が綻び始めた瞬間であった。

銀英伝(銀河英雄伝説)の外伝です!
とか言いたくなるぐらいに見た目も雰囲気もそっくりですな。
原作者が同じで似たような原作だし監督も同じだから当然だけど。
ヒューリックが奇策で戦局をひっくり返すのなんかまんまヤンだよ。
銀英伝を知ってる人間なら圧倒的に不利な状況で余裕の態度だから
これは何か策を仕込んでるなと容易に想像がついてしまうほどです。
そしてヒューリックの奇策を見ながら、ほらやっぱりやったなと。
まぁ、そんな感じの銀英伝と極めて似たテイストの作品です。
科学的な仕掛けを用いたSFではなく単に宇宙を舞台にしてるだけで。
主軸は政略であり戦略であり戦術であり、そこにある人間模様です。
(単に宇宙を舞台にしてるだけのSFは腐るほどありますが)

銀英伝とは全く違った側面もあります。
銀英伝は物語の開始当初は2つの大きな勢力が対峙している構図でした。
対してこちらは唯一の圧倒的な勢力とそれに屈してない勢力と言う構図。
戦術レベルでは勝敗はあっても戦略レベルではもはや勝敗は決した状態。
その磐石なはずのタイタニアの権勢が崩れ始めるという展開。だと思う。
その大きな切っ掛けになったのが冒頭のヒューリックの奇策なわけです。
つまり彼はタイタニアの覇に異を唱える人たちのカリスマとなるのです。
たぶん大きなうねりの中で彼は意図せず祭り上げられていくのでしょう。
でも物語が始まった当初は戦勝の英雄どころかいきなり失業してたり
そもそもエウリヤは冒頭の戦いに勝つ気などなかったのだから。
余計なことをしてくれた、と逃げたことにして放逐してしまうのです。
さらにはタイタニアから指名手配されて逃げるはめに陥るのでした。

ヤンとラインハルトという二人の天才による物語だった銀英伝と違って
今のところはタイタニアを中心に変革を求める人が蠢いているだけ。
ヒューリックは放浪をしながらいろんな人と出会っているだけです。
もちろん彼がタイタニアを負かした人間なのは知る人ぞ知る事実で、
タイタニアに反抗しようとする勢力は引き入れようとするのです。
でもヒューリックは積極的にその手の誘いから逃げてたりして。
消極的サボタージュをしてたヤンと違って覇気のある遊び人な感じで。
だから7話まではタイタニアと再び本格的に戦うシーンはありません。

あと銀英伝と大きく違う点は役者の絶対数が少ないところでしょうか。
タイタニア側もヒューリック側も役付きのキャラがそんなにいません。
場を動かすリーダー以外の脇を固める中堅キャラがあまりいないのです。
今回もキャラにクレジットが入ってるけど無くても困らないぐらいです。
たぶんガンダム00の方がはるかにキャラが多い(多すぎ)と思われます。
キャラが少ないせいもあって銀英伝に比べてこじんまりとしています。
銀英伝の本編ではなく外伝と比べると丁度いい位のスケールです。
最初に外伝とか書いたのは、暗にそういう意味でもあったわけです。
銀英伝のようにもっとキャラの層が厚ければいいのにと思ったよ。

作品の内容ではなく見た目について。
最近の緻密に描きこんだ絵ではなく銀英伝レベルのあっさり品質です。
装飾は煌びやかだしキャラ描写は仰々しいし見た目も麗しいですが。
繊細で艶っぽい美樹本絵は美学を体現する作風に合ってると思います。
個人的には銀英伝のバタ臭い清水恵蔵さんの絵柄のほうが好きだけど。
ただキレイなのよりクドイいぐらいが仰々しいキャラに有うと思うから。

作品の見せ場である艦隊戦は手描きではなく3DCG描画になってます。
テレビシリーズのスケジュールを考えると仕方ないかなとは思います。
CGのクオリティ自体はサンジゲンなんで問題は無いレベルだし。
ただタイタニア側の戦艦がみょーにスマートでカッコよすぎなのです。
指揮官が載る旗艦だけはシンボル的にそんなデザインでもいいけど、
大多数の船はもっと無骨なデザインで渋い配色にして欲しかった。
今のテイストだと戦闘シーンがみょーに安っぽく見えてしまうから。
このへんはCGを使ったことが問題ではなく使いかたの問題っすね。

CHAOS;HEAD 1~7話

10月から一部の民放(4局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は妄想科学ノベルゲーム(だそうな)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは2/25から
[追記] 製造の都合でセルDVDだけ3/4に延期(レンタルは予定通り)
西條拓巳は他人との関わりが不得手で引き篭もりがちなオタクだった。
学校にこそ通ってたが落第しない最低限しか授業には出ていなかった。
他人との関わりを極力避けていたので学校での存在も無いに等しかった。
家族から離れ好きな物が詰まったコンテナハウスで一人で暮らしていた。
そんな彼の唯一の楽しみはネットのゲームに興じることであった。
ゲーム世界では彼は多くの人たちに崇められる神にもなれるのだった。
そんなある日、彼は世間を騒がすニュージェネ事件のことを知らされる。
チャットで「将軍」と名乗る人物から怪しい画像のURLを示される。
嫌な予感から見る気はなかったのだがちょっとした事故で開いてしまう。
開かれた画像は十字架の杭が多数刺さってる死体の写真だった。
そして次の日、渋谷の裏路地でその写真と全く同じ光景を目にする。
死体の前には手に十字架の杭を持ち血を浴びた女の子の姿が有った。
この瞬間から、いやこの少し前から彼の現実は少しづつ歪んでいた。
彼の信じる現実が次第に信じられないことで侵食されていくのだった。

なんという電波ゆんゆんアニメ……
これはあれか、カオスなのは主人公の頭の中ってことですか?(爆)
いきなり主人公がアニメのキャラを顕現させて会話してたりするし。
※視聴者から見るとそんなビジュアルって意味
現実のシーンがいきなり妄想のシーンに摩り替わったりするし。
どこまで現実でどこからが妄想なのか判断に困ってしまうのでした。
まぁ、そもそもこの作品の現実自体が現実離れしてたりするけども。

この作品の主人公の拓巳は引き篭もり気味で対人関係不全なオタクです。
まるでげんしけんから抜け出したようなリアルな痛さがプンプンです。
そんな彼の周りになぜかカワイイ女の子がいっぱい接近してきます。
一人だけみょーに見栄え良くて女扱いに長けた同性の友人がいます。
よーするに、いかにもな美少女ハーレムラブコメ的なキャラ配置です。
げんしけんキャラがハーレムアニメの世界に入ってしまった感じです。
相手役の女の子たちにまるで現実味がないのも実にそれっぽいです。

そんな現実離れしたラブコメ世界を拓巳も楽しんでしまえばいいのに、
こんなことは有り得ない何かの罠だ、とか言って逃げてしまうのでした。
自分の妄想キャラと会話してるくせに変なところだけ現実的なんだなと。
三次元は嫌いだ、二次元は落ち着くとか言って自分の城に引き篭もるし。
変にリアリストと言うより変化を受け入れる勇気が無いだけなのかも。
変化に身を任せた方が波乱万丈で人生楽しいと思うんだけどな。
心配しなくてもオマエも相手もみんな二次元の存在だ(爆)
死んじゃったら途中のセーブポイントからロードすれば(おいおい)

話を戻して作品の仕掛けについて。
この作品には拓巳の見てる現実の世界というのがあります。
現実なのに主人公以外は現実っぽくないぞというのは置いといて。
そこで起きた事件にちょっと興味を持ったことから世界が歪み始めます。
現実なのに現実ではありえないことが起こるようになります。
カワイイ女の子が次から次へと接近してくるのもその一つなのです。
そこまでは実はキャラ絵はともかくわりとリアルっぽい雰囲気でした。
あ、最初から出てくる妹もいかにも美少女モノっぽいキャラだったっけ。
途中から出てきてこんな妹はいなかった筈とかやったら完璧だったのに。

それまでだったら有り得ない美少女が寄ってくる、だけの変化なら
ちょっと違った切り口の美少女ハーレムラブコメに過ぎないのです。
でも、これは拓巳のまわりで奇妙なことが次々と起こって、
自分の認識のどこまでが現実なのか分からなくなっていくのです。
彼の無意識に現実から妄想を膨らませる性癖も状況を酷くしてたりする。
(ラブコメシチュエーションなのに現実でやらず妄想でしてしまう)
まぁ、妄想の外の現実も十分妄想レベルだろうとツッコミたいけど。
次第に自分の存立する足場が揺らいでいくスリラーを味わえるのです。
こんな感じで物語の仕掛けとしては結構興味深いのです。

仕掛けは興味深いんだけど、実際に見てみるとキャラがアレ過ぎて。
主人公の拓巳はリアルであるが故にアイタタタだし。
(妄想してしまうのが重要な仕掛けなのは理解してるけど)
周囲の女の子キャラは現実味ないしセリフが電波ゆんゆんな人もいる。
しまいにはディソードとか言う見えない剣まで出てきたりして。
見てて苦痛とは言わないけど苦笑してしまうような作品になってます。
先の展開が凄く気になるのに見続けるべきか考えちゃう代物なのです。
もう少し女の子をそれっぽくして作品の現実に現実味を持たせれば
ダイナミックに現実が歪んでいくプロセスを実感できたと思うし、
拓巳の嫌悪感を薄めれば視聴者が入り易くなったとも思うのですが。
この作品にこそバランス感覚が欲しかったなと。

いきなり拓巳ととても仲のいい設定になってた梨深(りみ)のこと。
自分にはそんな記憶は全くないから梨深がみんなの記憶を改竄したとか、
よくある設定だけど現実ならありえないことを本気で考えるのです。
そこまで有り得ないことの連続だから考えちゃうのは理解できるけど。
でも梨深の存在がイレギュラーであることを全く実証しなかったよね。
なぜ過去の名簿とかイベントの写真とかを調べなかったのかなと。
少なくとも現状は拓巳の記憶がおかしいとも解釈できるわけで。

ニュージェネ事件とFESの歌の歌詞との符合についてもそう。
予言とか犯人とか考えるよりまず歌詞の通りに実行したと思わないか?
よーするに何かの歌詞になぞらえて連続殺人を行うよくあるアレですよ。
「その目誰の目?」だってFESがライブ会場で言ってたセリフなわけで。
FESを心酔してるサイコパスによる連続殺人と思うのが普通だと思うよ。
そう考えるのがこの場合は正しいという意味で言ってるのではなくて、
普通考えるであろうことが欠落してることに違和感を覚えるってこと。
だから拓巳の思考が正常に働いてるように見えないのです。
まさかそれこそがこの物語の核心だったり!?

ケメコデラックス! 1~4話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は角川系(電撃大王)のマンガで読んだことは有りません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/26から
高校生になる三平太には10年前の淡い恋の思い出があった。
再会したら結婚しようと約束をして転校したいった美少女がいた。
今でも彼女の写真を大事に持っていて再会できることを夢見ていた。
そんなある日、三平太の前に嫁を自称するケメコが現われたのである。
かつての美少女が成長した姿とはとても思えない2頭身のソレは、
突然攻撃してきたメカをあっさり撃退し三平太に結婚を迫るのだった。
この日から三平太はわけのわからない騒動に放り込まれるのだった。
騒動の理由が自分の中に眠る力の争奪だとは全く知りもしなかった。

凄く勢いがあって、激しくわけがわからない。
この作品を一言で評するならそんな感じだろうか。
いちおー内容らしきものは有るし見てればそれなりに理解はできます。
正確には理解したのではなく、強引に頭の中に叩き込まれたのですが。
なにしろ怒涛の勢いで変な設定と変なストーリーを見せられるので。
理解しろとか納得しろとかではなく、考えるな!感じるんだみたいに。
次から次へと繰り広げられる喧騒を前に考える暇を与えないのです。
おかげで激しくわけがわからないわりに楽しめました。途中までは。

3話の途中でシリアスっぽい展開が有ってそれはそれで盛り上がります。
でも、ナンセンスな設定でシリアスな展開って響いてこないのだった。
ナンセンスな内容について考える隙を与えてしまったのも減点かも。
シリアス展開がなかったとしても話数か進むとインパクトは薄れます。
どんなにエキセントリックな刺激でも繰り返されると慣れてしまうから。
テイストがそっくりな撲殺天使ドクロちゃん!なんかがいい例ですが。
※監督と制作会社が同じです
だんだん勢いが落ちてると感じるのも恐らく見てる側が慣れたせいです。
キャラが魅力的に感じたなら勢いが落ちても楽しめるんだけどね。
(この手の記号キャラには全くそそられません)

声について。
この作品の主人公の三平太(少年)の声って最初さっぱりわからなかった。
エンドロールで今旬の喜多村英梨さんと知ってビックリしました。
※こどものじかんとこはるびよりの主ヒロイン、とらドラ!の川嶋亜美
女性が少年をやるのは珍しくないけどここまで声が違うのは珍しいよ。
言われてみれば川嶋亜美のドスの効いた喋りに似てるかもって感じで。
あ、ぽてまよの素直(主役の少年)もそうなんだ、言われれば確かにそうだ。
あの当時はまだ名前を認識してなかったから結びつかなかったよ。
天然な女の子(嘘)から完璧な少年声までずいぶん芸の幅が広いんだなと。
まぁ、川嶋亜美だけでもえらく幅の広い声色を使い分けてますが。
この人って最近頭角を現してきた人の中では抜群に演技力があるね。

相手(ケメコ)役の(斎藤)千和さんは言うまでもなく演技力は抜群なわけで。
みょーに太い声から鼻にかかった甘え声まで縦横無尽に使い分けてます。
生身の人間ならこんなに声が変えることはまずないんだろうけど、
ケメコは人型の着ぐるみ(パワードスーツ?)なのでやりたい放題です。
つーか着ぐるみのまま一緒の布団に入る夫婦生活とか何の冗談かと。
まぁ、この作品自体が冗談のかたまりみたいなもんですが。

千和さん一人で声使い分けまくりなのに、さらに中の人は別声です。
もちろん中の人(エムエム)の喋りがケメコから聞こえるわけなのですが
わざわざ別の人が声を当てててさらに口調まで違うのでとっても変です。
まぁ、この作品自体が変の集合体みたいなもんですが。
この中の人の声も今旬の戸松遥さんだったりして。
※かんなぎとToLOVEるの主ヒロイン
つまり今まさに赤丸急上昇中の二人が主役コンビとして揃って出てます。
中の人よりガワ(ケメコ)の方がいっぱい喋ってるけどな。

この他にも主要キャラは主役級の有名どころが並んでるので
声優さん目当てで見るなんてのも一興かも!?

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