まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

- 目次 -

[雑記] 裏を見ればわかる……かも

今週は久しぶりにレンタルについての情報なんかを。
と言ってもわざわざ書くほどのリリース情報は無かったり。
ここ1年ぐらいの作品って大半が同時で一部が最大で1ヶ月遅れぐらいだし。
あまりニーズが無いせいか旧作もあまり出なくなってしまったし。
なのでレンタルについてあまり語られない情報を。

前にレンタルDVDの基礎知識としてさりげなく書いたことだけど
レンタルDVDにはセル版ディスクと全く同じ内容のモノが結構あります。
今までいろいろ借りた感触では(アニメの)7~8割はそうかもしれない。
最王手のバンダイビジュアル以外は差別化してないところが多いので。

で、ここからが本題です。
レンタルDVDとセルDVDの内容が同じかどうか実際にセルDVDを買わなくても
ある方法を使えば簡単に分かるのです。全てに通用するわけではないけど。
どーするかというと、簡単に言ってしまえばディスクを見ればいい。
ディスクの中身ではなくディスクそのものをよく観察するのです。
これが電脳コイル7巻のレンタルDVDです(左の写真)。
ディスクの左中段の赤い部分を拡大すると(右の写真)
レンタル版の型番のBCDR-1976とレンタル専用という表示が有ります。
バンダイビジュアルのレンタルDVDは全てBCDR-になってたはずです。
そしてレンタル版には必ずレンタル専用の表記があります。

ちなみにバンダイビジュアルのレンタルDVDは全てこのレーベルです。
中身だけでなくレーベルにも一切絵をつけない差別化をしてます。
他の会社はセルもレンタルもレーベルにあまり差はないんですが。

アニメの場合はアダルトアニメのバニラ・ミルキー・ディスカバリーなど
一部のレーベルでセル・レンタル兼用のディスクと言うのがあります。
この場合はレンタル専用とは書いてません。
それ以外の一般向けのアニメでレンタル専用と入ってないのを貸してたら
そこは契約違反のヤバイお店と言うことになります。
これが電脳コイル7巻のレンタルDVDの記録面です(左の写真)。
ディスクの内周上部の赤い部分を拡大すると(右の写真)
スタンパーがつけたとおぼしきBCBA-3043という刻印が入ってます。
このBCBA-3043でググってみると7巻の通常版だとわかります。
よーするにこのディスクはセル通常版のディスクってことです。

電脳コイルの公式サイトを見るとDVDには全巻限定版と通常版があって
映像特典は限定版にしかついてないのがわかります。
つまりレンタル版はセル通常版と同じだけど本編だけってことです。
最初から何もついてないから差別化のしようもないというか……
こんな感じで限定版と通常版を差別化して通常版=レンタル版という
パターンも実は結構あったりします(ストパニとか)。
限定版も通常版もレンタル版もディスクは全部同じって場合もあるが。
※角川エンタのハルヒとかがそう

表の型番と裏の刻印が同じ場合は当然レンタル用に作ったディスクです。
仮に映像特典がついててもセル版とは差別化されてる可能性が大です。
映像特典全カットではなく一部だけつける差別化もよくあるのです。
※本編を差別化することは滅多にありません
具体的にどこが差別化されてるかは公式サイトとかで調べてね。としか。

あと例外的なパターンを一つ。
表の型番と裏の刻印が違うけどレンタル用ディスクという場合があります。
具体的にはGOZNOが製作・発売してる作品(の一部)のことですが。
中小パブリッシャーなので自社用のディスク番号が無いのかも知れない。
おそらくソニーかなんかのOEM用の型番を振ってあるんだと思われます。
なのでレーベルの商品番号とディスクの刻印番号が全然違います。
もしかしたらセル版もそうかもしれない(一つも持ってない)。

よーするに表の型番と裏の刻印が違うのが決め手ではなく
裏の刻印で検索して該当商品のセル版が引っ掛かるか調べてください。
100%ではないけどこれで95%ぐらいは確実にわかります。
おまけで「あさっての方向。」1巻のセルDVDです(左の写真)。
ディスクの下部の赤い部分を拡大すると(右の写真)
BCBA-2761というパッケージに書いてあるのと同じ型番があります。
※当然裏にも同じ刻印がある
バンダイビジュアルのセルDVDは全てBCBA-になってたはずです。
つまり裏にBCBA-と入ってたらセル版のディスクってことです。
他の会社にも型番には同様の法則性があります。

ちなみに「あさっての方向。」はセルとレンタルの中身が全く同じです。
一通りレンタルで借りてから買ったから間違いないよ!!!(爆)
毎回こんなことを書いてる気がする……
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[雑記] またまたデータは語るよ

今回はもう一つレンタルに関する情報を。
せっかく時間をかけて調べたので古くならないうちに載せておきます。
それはオンラインレンタルでのレンタル需要と在庫の関係について。
いつからかDISCASは在庫数と予約者数を公開するようになったので、
フィーリングではなく正確なデータとして調べてみたかったのです。
で、なぜか時間的な余裕もないのに思い立ってやってしまったよ(爆)。
まぁ、時間がないときに限って余計なことをやりたくなるんですが……

では、まず調べたデータを。
2008年4月期のレンタルリリース済の作品の在庫と予約者数の一覧です。

タイトル 在庫数 予約者数 予約倍率 優先度
マクロスF(フロンティア) 120 (1345/613) (11.2/5.1) 45.6
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 90 995/395 11.1/4.4 39.7
かのこん 50-50-60 856/274 14.3/4.6 32.0
xxxHOLiC◆継 40-40-40 515/150 12.9/3.8 29.1
To LOVEる 48-50 518/129 10.4/2.6 24.9
ソウルイーター 70 409/120 5.8/1.7 29.3
仮面のメイドガイ 50-50-50 458/118 9.2/2.4 25.8
50-50 377/109 7.5/2.2 28.9
図書館戦争 40-40 646/106 16.2/2.7 16.4
RD 潜脳調査室 60 425/99 7.1/1.7 23.3
絶対可憐チルドレン 60 393/95 6.6/1.6 24.2
純情ロマンチカ 60-60 264/90 4.4/1.5 34.0
我が家のお稲荷さま。 60-50 529/83 10.6/1.7 15.7
狂乱家族日記 40-35 315/77 9.0/2.2 24.4
アリソンとリリア 60-50 313/68 6.3/1.4 21.7
隠の王 70-60 299/67 5.0/1.1 22.4
D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 30-30-30 361/62 12.0/2.1 17.2
ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~ 48-40-40 324/60 8.1/1.5 18.5
イタズラなKiss 40-34-35-35 245/52 7.0/1.5 21.2
あまつき 35-30-30 217/49 7.2/1.6 22.6
ヴァンパイア騎士 60-45 225/40 5.0/0.9 17.8
今日からマ王! 第三章 50-40 219/40 5.5/1.0 18.2
秘密(トップ・シークレット) ~The Revelation~ 50-40 178/40 4.5/1.0 22.5
ブルードラゴン 天界の七竜 20-20 91/40 4.6/2.0 44.0
うちの3姉妹 30 101/39 3.4/1.3 38.6
二十面相の娘 50-40 257/37 6.4/0.9 14.4
BLASSREITER 50-50 306/34 6.1/0.7 11.1
S・A スペシャル・エー 60-40 251/27 6.3/0.7 10.8
ネオアンジェリーク Abyss 50-40 98/21 2.5/0.5 21.4
モノクローム・ファクター 50-40 169/17 4.2/0.4 10.1
遊戯王 5D's 5-5 33/12 6.6/2.4 36.3
クリスタル ブレイズ 30-30-30 162/9 5.4/0.3 5.6
カイバ 30-30-20 33/5 1.7/0.3 15.2
※2008/8/19 03:00 時点でのデータ

在庫数は 1巻-2巻-3巻……の在庫。
予約者数は 全予約者数 / 5位までの予約者数
予約倍率は 全予約の倍率 / 5位までの予約倍率
優先度は 全予約者の中で5位以内に入れた比率(%)

リストは5位までの予約者数の多い順に並んでます。
全予約者数で並べても大差はないけどこっちの方がそれっぽいので。
予約者数は調査時点で近日リリースだった巻のデータです。
※リリース済の巻より次に出る巻の方が予約者が多い
マクロスFだけは8月のリリースが無いのでリリース済の分です。
たぶんすでに400人以上借りてるので実態はもっと多いと思われます。
なので参考数値ということで括弧をつけました。

てなわけで、こんなデータが出来上がりました。
一見しただけでニーズの差が露骨にデータに出てるのが分かるっすね。
ニーズと在庫のバランスがまるで取れてないのも際立ってますが……
何しろ右の予約倍率が4倍を越えてるのなんか5位以内に入れても
1ヶ月以内に借りれない可能性が有るってことですから。
※たぶん週に1回転ぐらいが全利用者の平均
マクロスFは120枚も入れててこの状況ってどんだけかと思ったり。

逆に右の倍率が1以下のものはトップに入れれば即借りれます。
何しろ5位以内で予約した人より在庫の方が多いんだから……
その余分な在庫を上位のタイトルに配分してたら借りやすかったのに。
とは言え半分ぐらいは仕方ないかなと思える部分もあるのですが。
実際のニーズは始まってみないと分からない部分もあるから。
最初は少なめでニーズの多いのを追加する荒業も有るには有るけど
レンタル用は発注から入荷までにタイムラグがそれなりに有るので
需要の集中する初期に借りにくい状況を作ってしまいます。
だから1巻は大半のタイトルで同程度の在庫を入れてるのでしょう。
そして先の巻で在庫数を調整してるみたいだね。
(途中で増やした巻は前の巻も後で補充されたりする)
在庫の推移を見るにもっと大胆に調整していいとは思ったけど。

半分ぐらいは仕方ないとは半分ぐらいは改善の余地ありって意味です。
レンタルのニーズは始まってみないと分からない、とも言えないのです。
と言うのもこのリストってDVDの予約状況を利用したランキングの
放送中アニメの人気ランキング」と似たような傾向だったから。
似た傾向ということは入荷数の参考に使えるということを意味します。
Amazonのデータを使いたくないなら自分のとこのデータを使えばいい。
TSUTAYA全店舗の予約者を集計すればそれっぽいデータは出るはずだし。

今回データを調べてて気づいたこと。
レンタルのニーズって販売用とは傾向が違うのかなとか思ってたけど、
現実は販売のニーズもレンタルのニーズも傾向は同じなのだなと。
もちろんこれは全国の需要を集約してるから誤差が小さいのであって
一つ一つの実店舗だと客層による誤差が結構あるとは思いますが。

あと、人気が高いタイトルほど上位に入れてる比率が高いのが面白い。
それだけその人にとって優先度とか期待値が高いってことなわけで。
まぁ、そのせいで借りにくさがよりいっそう高くなってるわけですが。

個別のタイトルで気になったのは「純情ロマンチカ」かな。
この作品はDVDの売れ行きがかのこんに匹敵する上位のヒット作です。
しかし上位の予約者の数は12位に甘んじてます。
全予約者数で並べたらもっとずっと下の方に落ちちゃいます。
優先度(上位予約者比率)は34%でかのこんに匹敵する高さなので、
優先度のわりにニーズが低すぎるということなのでしょう。
やっぱBL(ボーイズラブ)だからですかね。
男でBLが許容できる人はそんなに多くないから……
実店舗のレンタルではわりと利用者が男性に偏る傾向にあるので、
オンラインレンタルでも女性が少なめでニーズが低いのかなと。
他の女性ファンが多そうな作品も多少低めの傾向が出てるし。

もひとつ。
小さい子とファミリー向けのタイトルが3つほど有ります。
これら全てとてもニーズが小さいです。そして優先度がとても高いです。
まるで他にはリストに入れてないんじゃないかと思えるほど。
もしかして他のアニメとは客層が違うのかななんて思ったりして。
そしてレンタルで借りてまで見たいって人は多く無いのかなと。
子供の相手ならスカパーをつけた方が楽だって話もあるから。

ひだまりスケッチ×365 1~6話

7月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-iでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は4コマ誌(きららキャラット)のマンガで雑誌で読んでます。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/24から

ひだまりの2期です。1年半ぶりのお目見えです。
前のやつと雰囲気が同じなのでそのまま続きみたいなものです。
正確に表現すると「前の続き」ではないのですが。
と言うのも1期目が1年分をシャッフルした構成だったので。
※1話がある月の1日という設定
そして今期もゆのたちはまだ2年生になってないということは、
つまり1期でやった話の間のエピソードということになるわけです。
そもそも原作だと2年生になったのつい最近だから。

1期のエピソードの間を埋める内容なのは随所で実感できます。
特に文化祭の前日談はこれが1期10話に繋がるのかと感慨深かったよ。
という感じで1期を見てるとより楽しめる内容になってます。
もちろん今回も1話ごとに完結してるからここから見ても大丈夫ですが。
時間の流れをシャッフルしてても特に問題なく見れるぐらいなので、
これを見てから1期を見ても理解の妨げにはならないと思われます。

1期と雰囲気は変わりませんが体裁はちょっと変わってたり。
それは今回は1話が必ずしも1日と決まってないというところ。
※1話が1日なのが多いですが
それと1話のAパートとBパートで別エピソードをやったりするところ。
今回は制限することの面白さよりも構成の自由度を取ったようです。
毎回最後のあたりでお風呂に入るのは1期と変わってませんが……
銭湯に行ったのにわざわざ改めて一人で入るのまで踏襲してるし。
お風呂に入るとこがこの作品の譲れない一線なんでしょうか?(笑)
ちなみに今回は最後にお風呂に入るのがゆのとは限らないようです。
つまりエピソードの主役が他の3人の誰かの場合も有るってことです。
(作品の体裁がゆのたち4人の集団劇なので大差はありませんが)

登場人物に関しても1期とちょっと変わりました。
メインがひだまり荘のゆの、宮子、ヒロ、沙英の4人なのは変わりません。
そこではなく脇のキャラの登場がやたらと増えたのが印象的でした。
特に沙英の妹の智花なんか直接的にも間接的にも内容に絡みまくりです。
原作にこんなに出番あったっけ?とか考えながら画面を見てました。
他にも(ひだまり荘の)大家さんがほぼ毎回ちょっとずつ出てきたりするし。
沙英にやたらと絡んでくる夏目や、(保健の)桑原先生もほぼ毎回出てる。
校長先生と吉野屋先生とうめ先生(作者)はもちろん1期に続き毎回出てます。
こんな感じで人物の面で物語の奥行きを深めるアレンジをしたようです。

表現的にも多少変わった気がします。気がするだけかも!?
1期は表現の多彩さが目立って表現の博覧会!?とか思ったけど
今回は表現の多彩さこそ変わらないものの一つの統一感があります。
テンポや表現がひだまりカラーとして統一されたような感じ。
単にこの表現に慣れてそう感じてるだけかもしれませんが(爆)。
でもみょーに間延びした部分も有った1期に比べ質が安定した気がする。
相変わらず尾石さんだけは一人で突っ走っておりますが……
1話のコンテ・演出が尾石さんなので路線が変わったのかと思ったよ(笑)。
※今期はプロダクションディレクター(≒副監督?)もやってます
やたらと動いてるし表現に凝りまくりだしスピード感有りすぎだったので。
2話からいつものまったりしたひだまりスケッチに戻りましたが。

オープニング及びエンディングの映像について。
新房アニメで特に楽しみなことの一つがOPとEDの映像なわけですが、
今回はどちらも当社比(!?)でずいぶんとパワーアップしてる感じです。
1期のOPはいつもの新房アニメの濃ゆいOPに比べるとライトな感じで
あれはあれで作品のイメージには合ってたけど印象が薄かったのです。
しかし今回はライトでポップな印象はそのまま凄く密度の濃い映像に。
ちなみに1期も今回もディレクターは同じ大沼心さんだったり。
つまりefのあのオープニングを作った(efの監督でもある)人ですよ。
※ひだまりとefはOPとEDをやってる人が同じです
この人は本気を出すと凄い絵を作ってくるよなと改めて実感したり。
最後の4人が手を大きく回しながら手を繋ぐ動きには感嘆しちゃったよ。

エンディングの映像も1期と同じ上坪さんで曲も同じくmarbleです。
1期の映像はシンプルだけどさりげなく洗練されててカッコよかった。
marbleの軽妙で洗練された曲調とあいまってOPより良かったほどです。
そして今回の映像はというとハイセンスな印象は1期のそのままで
一つ一つの絵がとってもアートで印象的な見た目になりました。
つまりさりげなくハイセンスから見るからにハイセンスになったのです。
この人はひだまり(1期)→ef→ひだまり(2期)とどんどん良くなってるね。
今期は本編の演出はやらんのかな?

あとは1話ずつ簡単に。

1話。ゆのの入試からひだまり荘に引っ越してくるまでのお話。
つまり時系列的には1期も含めて全ての話の前になるエピソード。
確か原作だとコミックス1巻の書き下ろしの内容だったような……
宮子の引っ越しそば「食べる気まんまん」は確かに見覚えがあります。
挙動不審なゆのの隣で気にしつつ試験を受けてた人の合否が気になるよ。
上に書いたけどこの回はコンテ・演出が尾石さんで凄いことになってます。

2話。智花の合格発表を遠くからみんなで見守ってた日のお話。
ちゃんこ鍋やごっつぁんですや残った残ったに過剰反応するヒロさんでした。
満面の笑みで鍋の〆はなべ汁粉とか言ってるからふかふかになるのですよ(爆)。
次回予告で、沙英のヒロは何で筋肉痛なの?に宮子が夜中に四股を踏んでいる、
とボケをかまして、ヒロの中の人が「違いま~す!」と叫んでました(笑)
※ヒロではなくどう聞いてもゴトゥーザ様の地声です

3話。お休みの日にちょっと遠出してスケッチをしてきたお話。
休みの日はなぜか早起きしてしまうのって小学生の頃そうだった記憶が。
電車の中で足を踏ん張るのも時々やってた気がする。過去形ではなく(爆)。
こんな感じに実際ありそうな内容で構成されてるのがこの作品の特徴だね。
にしても時々出てくる絵を見てると宮子って凄く絵が上手いんだなと思う。
ウサギの絵みたいな理解不能な絵も描いてるので天才肌みたいな感じか。

4話。この回は2本立て。1本目は宮子の部屋に猫がいついたお話。
猫の飼い主を探しながら夕陽を歩いてたシーンがキレイだったよ。
猫がいなくなった朝のパステル画っぽい絵もキレイで印象的だった。
ゴゴゴゴの文字が落ちてくるのもインパクト大でした(演出は大沼心さん)。

2本目はゆのが文化祭の個人展示が決まらなくて悩んでた日のお話。
これが1期にやった文化祭の日のエピソードの前日談です。
ゆのが沙英にアドバイスを貰いに行ったらヒロを押し倒してる衝撃映像が!
それはともかく沙英が参考にと見せてくれた絵がキレイな百合の絵で……
沙英とヒロが並んで座ってて百合の絵だよ。突っ込んでくれとばかりに。

5話。智花が久しぶりにひだまり荘に遊びにやってきたお話。
時系列的には2話の少し後でみんなで智花の合格を祝うというお話です。
みんなに至れり尽せりの歓迎を受けて凄く幸せそうな智花が印象的でした。
歓迎はともかくあの場所に居たいって気持ちは見てる側でも共感できます。
二人だけの場面で沙英が祝ってたのが一番嬉しいそうなのも印象的だった。
そのライトが机と赤いソファーを照らしてるシーンの画面も印象的だった。

6話。この回も2本立て。1本目は沙英が次のお仕事に悩む話。
夏は日差しが強くて色のコントラストが鮮やかなのでポップアートみたい。
この作品は季節ごとに色彩感覚を変えるので視覚的な季節感が凄くあるね。
この回の内容で印象的なのは沙英が妹(智花)との関係に悩むところ。
ここからハッピーエンド!?に至る5話までいろいろあったわけですよ。

2本目はヒロが実習でシュークリームを作った(つまり日常の)話。
ヒロさんの料理の上手さと包容力はまさにお母さんのようです。
ついつい甘いものを食べ過ぎたり、お風呂で肉を摘んで溜息ついたり
いろんなダイエットに挑戦したり、一番女らしい人というべきか(笑)。

薬師寺涼子の怪奇事件簿 1~7話

7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズとBS11でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は小説とそれを元にしたマンガでどちらも読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/26から
頭脳明晰で運動神経抜群で目が覚めるような美女である薬師寺涼子。
彼女は東大卒のキャリアで27歳にして警視庁刑事課参事官である。
さらにアジア最大の警備会社JACES(ジャセス)の社長令嬢でもある。
そんな傍から見れば完璧な彼女には一つだけ欠点があったのである!?
そう彼女は人の話を聞かずどこまでも一人で突っ走る性格だったのだ。
薬師寺涼子の実家のJACESは警察庁の最大の天下り先と言うこともあって
彼女の傍若無人な行動に対して意見するものは誰も居なかったのだ。

庁内で扱いに苦慮をした彼女のお守として選ばれたのが泉田準一郎。
33歳の警部補でどこにでもいるごく普通の良識的な警察官である。
持ち前の武道の腕前と常識的な対応で彼女をサポートするのであった。
彼女の部下になったおかげで公私を問わず振り回される日々であった。
彼は気づいてないけど彼女に好かれてたのであった。気の毒なことに。
そして彼女のそばに居るといつも奇妙な事件に巻き込まれるのだった。

怪奇事件簿ってタイトルだからてっきりオカルトちっくな内容かと。
実際は現実離れこそしてるけど人知の及ぶ事件って感じでした。
そもそも人のおぞましい欲望が生み出した化け物が多かったし。
なので幽霊や妖怪みたいのを期待しても期待には添えないかもねと。
常軌を逸した化け物は続々と出てくるのでその手が好きな人ならOK。
現実味がない事件なのにやたらとリアル感を追求してるあたりは
この作者(田中芳樹さん)の性格だろうかなんて考えたりもして。
さりげなく政治家や官僚への皮肉が入ってるのは実にらしいとこだね。

この作品の舞台はとても現実に近くて描写も凄くリアル感があります。
主人公の薬師寺涼子が常識はずれな以外は登場人物も凄く現実的です。
そんなとても現実的な舞台だからこそ現実離れした事件が際立つのです。
周囲が現実的な判断をするので薬師寺涼子の大胆さが際立つのです(爆)。
そうなんです、この作品は舞台設定や人物や雰囲気をリアルにして、
現実離れした出来事すらまるでリアルであるかのように描きながら、
でも薬師寺涼子の行動だけは社会常識を土足で踏み越えて行くのです。

普通なら証拠を積み重ねて事件の核心へと迫っていくはずなのに、
多少の証拠と多大な直感と気分で核心の舞台へと乗り込んでいきます。
真相を暴きたいというより憎たらしい奴(犯人)をぎゃふんと言わせたい
なんて感覚で事件を追っかけていきます……警察官(の偉い人)なのに。
よーするに薬師寺涼子が華麗!?に活躍するのがこの作品の趣旨です。
リアルっぽく見えるけど痛快娯楽作品だったのです。

あとこの作品の特徴と言えるのが登場人物が大人ばかりってところ。
アニメで20過ぎの大人しかレギュラーがいない作品って凄く珍しいね。
深夜アニメは大人もターゲットに含んでると言われて久しいけど
大多数の作品はメインキャラのほとんどが中学・高校ぐらいだから。
この作品のように大人が多くて大人のかけひきをする作品は珍しいです。
(子供みたいな大人が目立つ作品のほうが多いかも)
涼子さんが泉田くんのセリフに「ここで言うセリフはそうじゃないでしょ」
とダメ出しをするようなアニメなんて滅多に見れないよ。
呼び名が気にいらないと言い直すまで返事しなかったりもするし(笑)。
さりげないセリフ回しが大人だけどイタズラっぽくて楽しいです。
このやり取りの面白さが若人にわかるかは保証の限りではないけど(爆)。

ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~ 1~7話

7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/25から
ゼロの使い魔の第3シーズンです。
きっかり1年周期で1クールずつアニメ化しています。
ってことは来年の7月には4期があったりして!?
※三美姫の輪舞→プリンセッセのロンド

1期に同様に2期も終盤に盛り上がる展開だったみたいだね。
2期の終盤にはサイトが生死の境を垣間見る展開があったらしい。
それどころか一度は死んでエルフの魔法!?で生き返ったらしい。
そんな経緯があってサイトの使い魔の契約が消えてしまったのです。
つまりルイズとサイトは何の契約もない関係になってしまったのです。
さらに使い魔の契約が消えたサイトは特別な能力も無くしてしまった。
ルイズは使い魔ではなくなったサイトを傍に置く大義名分がなくなり、
(好きだから傍に居ろと素直に言えないからツンデレなわけで)
サイトはいざという時にルイズ守るための力を失ってしまったのです。
ルイズとサイトの関係に最大のピンチが訪れたわけです。
という感じで3期のストーリーは始まるのでした。

この二人の関係の危機が今期のメイン?とか思ったらあっさり解決。
危機感を散々煽ったわりにはずいぶん簡単に元の鞘に収まりました。
もっと紆余曲折あって互いに苦しんだ分より強く結ばれるのかなと。
多少はそんな感じも有るにはあったけど感情の揺れ幅が小さかったすね。
この作品は終盤以外はちょっとした内容しかないのを改めて実感したよ。
もちろん終盤の展開に向けて少しずつ動いてはいるんだけどね。
遠くで起きた何かの余波って感じであまり本編に干渉してこないので。

まぁ、そもそもこの作品はルイズとサイトの夫婦漫才が主たる内容で。
終盤に盛り上がるのすら二人の関係を再確認する舞台装置と考えれば
中盤までのまったりした日常のシーンだって決して余興ではないですが。
むしろ日常のシーンのほうがルイズ他の面白い行動が見れて楽しいし。
例えば4話のルイズの一人二役(ルイズとサイト)の小芝居とか……
脳内妄想じゃなくて実際にノリノリでプレイしてるので爆笑だったよ。
もしも眼前で目撃してしまったらどう反応すればいいか困りますが(爆)。

ルイズの小芝居を目撃して唖然とした顔で立ち去ったシエスタですが
そのシエスタも7話では妙な小芝居をやっていた(笑)。
ヘマをしたメイドをご主人様が折檻するという(まるでエロ小説な)内容の
「メイドの午後」とか言う本の内容の再現ドラマをやるのです。
でサイトにメイドに折檻をするご主人様をやってくれとおねだりを(爆)。
※国を救ったサイトは騎士になりシエスタは専属のメイドになった
サイトが好きなのはわかるけどアピールの仕方が18禁スレスレだよ。
そしてもちろんその場は烈火のごとく怒ったルイズに止められました。

今回初登場したティファニアも4話の最後に凄いことをやってたし。
ルイズが「けしからん胸」と言いたくなるほどの巨乳の持ち主だけど
あまりに大きいのであれは本物なのか?とか言われてしまったりして。
そんな周囲の反応に困惑したティファニアはサイトに頼むのです。
私の胸が変じゃないか見てくれませんか?と……(爆)
それなんてエロマンガ?とか画面に激しく突っ込みを入れたかった。
この展開はエロマンガのパターンの一つなので(胸に限らないけど)。
つーか異性だったらどこか変かなんてそうそうわからんと思います。
よほどたくさん見たことがあるような人は別として。
つまりエッチのお誘い以外にこんなことをしても意味ないよと(笑)。
だからエロマンガのお約束なわけですが。現実でも使うかはしらんが。
そしてこのシーンも当然ながらルイズに見つかり大変なことに。