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いつものように感想に行く前にレンタル情報を少しだけ。
2期の放送が始まった関係でガンスリのDVDレンタルで来る人が結構います。
そんなみなさんに残念なお知らせ。1期はまだDVDレンタルをしていません。
でも
ようやく出るようです。2期のDVDと同時に1期のレンタルDVDも。
ガンパレみたく前作が放置プレイにされないで良かったよ。
(あのウンコなデキの2期しかDVDレンタルが無い)
と言うわけでガンスリ1期のDVDレンタルはもう少しだけお待ちください。
他のめぼしいレンタル情報というと、
シティーハンターのレンタルDVDが現在リリース中です。単品と同時みたい。
いつも凄く待たされるTBS+ポニーキャニオンのCLANNAD(TV版)に関しては
今回珍しくレンタルもセルDVDと同時です。しかし
左右カットの4:3だった。
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その昔……ってほど昔でもないけど。
D.C.のアニメにどっぷりとハマってしばらく気持ちが抜けなかった頃。
もっと作品世界に浸っていたくてコミック版に手を出したのでした。
その時の気分を一言で集約するなら
「がっくり」でした……
それ以来コミカライズには極力手を出さないようにしたのです。
お気に入りになるような出来の良いアニメ作品の場合なんか特に。
角川系のコミカライズはフレッシュな人が描いてる場合が多いので、
アニメのレベルが高い場合はかなり落差が出てしまうのが必然だし。
だから読む前からある程度覚悟はしてたんです。こーなることは……
でも、ついつい手を出してしまったのです。飢餓感に駆られて。
表紙絵はとてもキレイだから、もしかしたらなんて淡い期待も有って。
そして「
この世に奇跡なんてものは存在しない」ってセリフを思い出す(爆)。
一応フォーローしておくとコミック版単体ではそんなひどくは無いかな。
目を引くほど上手くはないけど、金返せというほど下手でもない。ふつー。
積極的に続きを読みはしないけど、すぐ古本屋に売るほどでもないレベル。
ちまたに溢れるコミカライズ作品の中では
まぁまぁ読める方かもしれない。
ただ、アニメのレベルがあまりに高すぎるので比較になってないだけです。
このマンガはタイトルでわかると思うけど原作の第一部のコミック版です。
つまりアニメの中の紘パートの内容しかこのマンガには存在しません。
※千尋パートはまだ発売されてない原作の第二部の内容
アニメだと1クールの半分だからたったの6話分しか存在しないのです。
しかしコミック版は既に5巻も出てるのに未だ物語が完結していません。
そのまま映像化すると20~30話ほどの内容っていったい何があるのかなと。
1巻を読んでがっくりきたけど、そこに興味があって既刊を全て読んだよ。
全て読んだ感想を一言で形容するなら「間延びしてる」だろうか(爆)。
ぶっちゃけると、長いわりにアニメに比べて
大して内容は多くありません。
コミック版の内容について補足をしておくと4巻の真ん中までが第1章。
紘とみやこ、景の三角関係のストーリー。ようは紘パートの内容。
4巻の真ん中からは第2章で京介と景と映画作りのストーリー。
アニメを見てた人はコミック版を見てアレ?って思うかもしれない。
アニメでは紘パートに京介と景の話が同時進行で織り込まれてたから。
しかしコミック版だと1章の後に2章という感じで時間が流れていきます。
このへんで察しがつくと思うけどアニメとコミック版は構成がかなり違う。
物語の根本の大きな流れこそ違わないけど
それ以外は大幅に違うのでした。
アニメはとても短いのに見ててもダイジェストって印象が全く無かった。
でもこんな短いストーリーの原作というのはちょっと考えにくいわけで。
そのへんの疑問についてはコミック版を読んでいて何となくわかったよ。
ストーリー上で大事なプロセスやシチュエーションだけを取り出して
それら全てを不自然なく繋げるために
根本から再構成したのがアニメだと。
(コミック版がどの程度原作を再現してるかは知りませんが)
コミック版を読むとアニメの構成の上手さが凄く実感できます。皮肉にも。
展開が間延びしてて内容が多くないだけならまだ救いがあったのです。
が、アニメ→コミックだともっと愕然とする事実が一つ有るのでした。
それはとても印象的だったセリフやシーンの
大半がコミックには無いこと。
てっきりアニメはコミックの抜粋に近い内容なんだと思ってたので。
いちおー、それぞれアニメのシーンに近いシーンは存在するのです。
が、シチュエーションも言葉の選び方もずいぶんと落差があるのです。
アニメでは言い回しが印象的だったり好きなシーンがいくつもあったのに、
コミック版だとそれらの大半はありふれたセリフやシーンだったわけです。
見せ方に関しては映像センスが超一流のアニメとの落差を覚悟してたけど
まさかストーリーレベルでもこんな極端な差が有るとは思わなかったよ。
つまりアニメはコミック版に比べて圧倒的にストーリーがよく出来てます。
感動的なシチュエーションも胸に響く言葉もアニメの方が圧倒的に上です。
そしてアニメにはコミックに相対する紘パートとは別に千尋パートがあって、
そちらは紘パートよりも
さらにさらに凄い内容なわけで……
アニメとコミックを比較すると次元が違うとしか言いようがないのだった。
せっかくなんで具体的な違いをいくつか紹介。
あまり致命的なネタバレにならない場所から。
一つ目はアニメ2話の屋上のシーン。コミックだと1巻のPhase.2のところ。
このシーン自体はアニメとコミックはわりと似た感じになってます。
(コミック版では続いて景が乱入してくる展開がありますが)
ここでみやこが紘の描いてるものを見てしまった後のリアクションは
アニメだと「ドリーム持っちゃってる?」(漫画家目指してる?)だけど、
コミックでは
「もしかして女装趣味?」だったりして……
女装趣味→少女漫画→女の子みたいな顔、ってなセリフの流れなわけです。
まぁ、一見すると筋が通ってるような錯覚を覚えないでもないけどな。
でも女の子の絵を描いてるから女装趣味と考える人はまずいないだろう。
あと念のためにアニメのシーンを確認したら他のセリフもかなり違ったり。
会話の内容はそんなに変わらないけど言葉の選び方がずいぶん違うのです。
中でもみやこの喋りがとても生っぽいのが特徴的な違いかもしれないね。
そこも含めてアニメの方がコミックより言語センスが数段上という印象。
二つ目はアニメ4話の景がおにぎりをミズキに試食させてるシーン。
コミックにはこのシーン自体がありません。似た展開もありません。
つまりミズキの「
これは食べても害が無いかどうかという段階です」
と言う大好きな先輩に対する歯に絹を着せない名セリフも無いわけです。
コミックでも景が料理を作るシーンはあるし食べるとやばそうに見えます。
でもこのシーンと直後の紘がみやこの手料理を拒絶するシーンに比べて
景の料理の下手くそさの表現という意味でインパクトに天地の差が有るね。
ちなみにみやこの手料理を拒絶するシーン自体はコミックにもあります。
※1巻のPhase.7のところ
が、これまたアニメの方がセリフや動作の流れが圧倒的に上手かった。
このあたりでコミックの続き読むの止めようかとかなり思ったよ……
あと大きな違いとしてはコミックに千尋がほとんど出てこないとこかな。
景の双子として存在そのものはうっすらと匂わせてはいるんですが。
いちおー景が時々メールを送ってるらしきシーンも有ったりするし。
※アニメでは携帯のメールでコミックはPCのメール
(構成上)アニメみたく千尋からメールを送ってくることはありませんが。
千尋が事故に遭うまでの内容もコミックには全く出てきません。
つまり紘がマンガを描き始めた理由に千尋が大きく関わってたとか、
千尋のことがあったから景は紘に自分の本心を伝えられなかったとか、
そのへんの内容が
コミックではすっぽりと抜け落ちているわけです。
コミックはアニメみたく平行して描いてないから仕方ないとも思うけど。
物語の根幹に関わるこの二つの要素に関して動機づけが弱いのだった。
アニメではとても人間には見えない優子さんもコミックだと人間っぽいね。
でも正体不明で神出鬼没で意味深なセリフを喋るのは全く同じなのです。
つまり現実にいる人間のはずが現実離れをした行動をとってるわけで……
アニメもコミックも見る限り優子は象徴的な存在ではないかと思えるのです。
だからアニメはそう解釈してその方向性で突き詰めて描いたんだろうなと。
なまじ人間っぽく描いちゃうとリアルな物語なのに説得力が無くなるし。
必ず一人でいる時しか現れないので、
もしや頭の中の存在?とも思ったよ。
1月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は青年誌(ヤンマガ)のマンガで3巻まで読んだことがあります。
※セルDVDのリリースは5/12から(レンタルは5/30から)
「みなみけ」の2クール目です。
2クール目と言ってもただの2クール目ではありません。
1クール目(みなみけ)とは制作会社もスタッフもまるっきり違う2クール目。
キャラデザが違うので見た目が違うし演出スタイルが違うのでノリも違う。
原作こそ同じだけどアレンジの方向性が違うのでまるで別作品みたいだよ。
ってゆーかタイトル通り別作品です。原作が同じで続けて放送してるだけの。
そのまま見続けていた人は、
なんじゃこりゃー!と思っただろうね。
無印のほうが思いのほか上手くハマってたこともあって、
2クール目で何故スタッフを交代したんだとか非難轟々なようで。
この変則スタイルは知ってる人は知ってるけどスタチャの伝統なのです。
(シスプリリピュア→D.C.1期→双恋→そしてこれ)
同じ原作を違うスタッフに1クールづつ作らせるのは双恋と同じだね。
なんでこんな変則スタイルなのかと言うと、実はとても簡単な理由です。
深夜アニメはグッズ(DVD)が売れないと赤字を垂れ流す事になるわけで。
全く違う方向性で2本作ってどちらかが当たれば良いと考えてるわけです。
そして「みなみけ」が既にヒットしてるので
コレはこけても無問題(爆)。
おかわりを制作してるアスリードに覚えがある人はそういないかなと。
実はこのスタッフってSHUFFLE!を作ったスタッフだったりする。
作画レベルはみょーに高いのにキャラ描写が変だったあのスタッフ(おい)。
※無印のスタッフはなんと伝説のキャベツを作ったスタッフ
それを知ってたので「おかわり」を見ても、
ああやっぱりこうなのかと。
無駄によく動いてて、無駄に細かく描きこんであって、あちこちくどい。
キャラは原作の違いかSHUFFLE!よりは見てて違和感が少なかったけど、
それでも現実感は無印に比べるとかなり希薄でネタアニメみたいで。
リアルだけどみょーにすっとぼけた原作の方向性からはかなり外れてるね。
おそらく最初から原作とは色が違うアニメにする企画だったのでしょう。
(原作に沿って作るなら無印のスタッフがそのまま2クール作ればよい)
原作ネタをリミックスしまくりの脚本からもそのへんの考えは伺えるし。
原作と色が違うといえば設定が無印(原作)と多少変わってるようです。
設定と言ってもキャラ設定ではなくて細かい舞台設定の方ですが。
ぱっと見てすぐわかるのが南家の部屋のレイアウトだね。
無印では別になっていた
夏奈と千秋の部屋が一続きになってるし。
あと春香の学校の教室が大学とかによくある傾斜型になっている。
あの構造の場合は昼食は食堂とかですることになるような……
そんな感じで作品の舞台が無印(原作)とはちょっと違っています。
絵柄やノリの違いよりも舞台設定の違いの方が違和感が大きいかも。
今回はキャラデザインが変わってみょーに描きこまれた絵になりました。
そのせいで通常モードと劇画モードの落差がわかりにくくなってるよ。
ノリがローテンションな変拍子(苺ましまろ風)だった無印と比べて
みょーに勢いのある変なノリ(SHUFFLE風)なので使いにくいのもある。
しずく型の特徴的な口の形も面影こそ残ってるけどあまり目立たないし。
「みなみけ」を
みなみけたらしめてる特色があまり残ってないような。
確かにキャラ設定は同じだしストーリーも原作に近いんだけどね。
で、肝心な「おかわり」は面白いかというコトですが……
ぶっちゃけると、まぁまぁ見れるので、
コレはコレでアリかなと。
短いネタを膨らませて1話にしてる脚本はわりといい仕事だと思えるし。
見てる人に考える隙を与えないみょーなノリの良さもそれはそれで面白い。
絵柄も無印とはえらく違うけど原作との違いならどっちもどっちだし。
最初からこっちだったら今ほど拒絶反応は無かったんじゃないかなと。
同じスタッフのSHUFFLE!と比べるなら、まだこっちの方が楽しめるから。
でも無印から続けて見ると違和感があまりに大きいので現状は厳しいかな。
せめて放送時期を空けるなり別枠で放送するなりすれば良かったのに。
サントラのこと。
どーやら「みなみけ」(無印)は限定版DVDについてる模様です。
しかも角川アニメの真似をして
全巻に小分けでつけてるみたい……
(今までのスタチャはどれかの巻にフルサイズを入れてたのに)
おそらく「おかわり」も同様の方法をとってくる可能性が高いかと。
去年の秋にリリースされた30分の単発OVA。DVDレンタル。
もっと早くに見る予定が時間がなくて3期を放送してる今ごろに。
まぁ、
ある意味ではとてもタイミングがいいとも言えますが。
今はARIAで検索する人がいっぱいいるだろうから……
にしても何で単発のOVAをしかもこの時期に?とか思ったよ。
もしかして原作がたまったら3期をやるのは既定の路線だったとか?
(今はDVDが売れたらたとえ蛇足だろうと次をやったりするから)
だから2期のDVDリリースと3期の放送を繋ぐ特別編みたいな感じなのかな。
と言ってもARIAは毎回ほぼ読みきりなので内容がどうって意味ではなく、
作品を視聴者してる人が
次への期待を持続させるためにって意味ですが。
OVAだからいつもよりハイクオリティ……なんてことはあまりなく(爆)。
テレビシリーズよりは多少動いてるけどそう劇的には変わりません。
美しい光景を見せるというコンセプトもテレビと同様に変わりない。
テレビシリーズの40話目と言われてもわりと信じられます。
またお会いしましたね、とか言わないのでシリーズの中間の話っぽいが。
そんな感じなのでテレビシリーズのに比べてDVDが高く感じるかも。
マリみてみたく50分(2話分)ぐらいあっても良かったような気はするね。
とは言えARIAはちょっとした素敵な話なので長い話はやりにくいけど。
(アニメなんかこれでも原作よりかなり内容を膨らませてたりするし)
まぁ、ファンだったらお布施をしろという御達しですな(おいおい)。
内容はどーやらオリジナルみたいだね。
原作とアニメの対応表を見ながら未使用の回を確認したけど無かったし。
もちろん見てるときにもこんな話は記憶にないなと思ってたけどね。
わざわざ単発のOVAで何をやるんだろうと思ってたけどオリジナルとは。
読みきりシリーズだからオリジナルを入れても特に問題はないわけで。
監督が作品のコンセプトをよく理解してるから間違いも無いだろう。
原作ファンとしてアニメのアレンジの上手さに感服したことも多かった。
原作にない原作の延長線上の話を見てみたい気持ちも多分にあったのです。
そーいう意味で原作ファンへの
スペシャルなプレゼントと言える内容かも。
(原作を知らない人ならオリジナルかどうかなんて差はないだろうし)
ストーリー(冒頭)の紹介は公式を見て。
と書くのもなんなんで簡単に。今回は1話分だけだから特別です。
いつものように朝を迎えた灯里は何かが違うことに気づくのです。
アリシアさんがいないことに。そして自分の手に手袋が無いことに。
朝の挨拶をしながら階段を下りて来たアイちゃんと帰ってきた後輩。
私はプリマになったんだ。
アリシアさんはもういないんだと思い出す。
そうこれはアリアカンパニーの未来の姿……ではなく灯里の夢だった。
今度こそホントに目が醒めていつも通りアリシアさんがいて安心した。
でもいつか来る日のことを考えると不安な気持ちになるのだった。
アイちゃんって灯里が好きになってウンディーネを夢見てんだっけ?
だとするとこの夢はかなり実現性の高い未来予想図かもしれないね。
原作がそんなシチュエーションになるまで続くとは考えにくいけど。
灯里が後輩を指導する姿なんてのも
見てみたいシーンではあるかな。
成長して一人前になって、でもやっぱり素敵に目を輝かせる灯里な姿が。
まぁ、アリシアさんの振る舞いが灯里の未来の姿みたいなもんですが。
このOVAの中で何で私を選んだんですか?みたいな質問をしてるけど、
傍から見たらこれ以上ないぐらい似合いというか似てる師弟なわけだし。
グランマからアリシアへ、アリシアから灯里へ、そして……という感じで
アリシアさんが灯里を後輩として迎えるまでの話がこのOVAの内容です。
これ以上は自分の目で確かめてください。
内容はオリジナルだけど実は原作から持ってきてるシーンもあります。
それは灯里が初めてアリアカンパニーにやって来た時のシーン。
これは
AQUAの最初の話のシーンをほぼそのまま再現してるのでした。
※ボートで眠ってたところ
この回は一部しかアニメになってないのでなにげに貴重な映像化です。
アニメでは今さら映像化できないと思ってたので結構嬉しかったな。
象徴的な内容もだけどこの出会いのシーンを映像化してくれたことも
原作ファンへのスペシャルなプレゼントって感じが凄くしたね。
もちろんアニメから入った人にとっても見て損は無いいい話ですよ。
レンタルDVDについて。
テレビシリーズもこれもですが基本的に
レンタルには本編しか有りません。
2期の最終巻に佐藤順一監督のロングインタビューが収録されてたけど
それが唯一レンタルにも入ってる映像特典っすね。
(たぶんセルDVDの9巻に入ってるものと同じだと思う)
この監督の話はなかなか面白いので是非見てみることをオススメします。
最初は25話を最終回にしようと思ってたとかいろんな裏話も出てくるし。
初めてAmazon.co.jpにレビューを書いてしまいました。
読んだことは(当然)あったけど
書いたのは今回が初めてです。
書こうと思えばいくらでも書けたけどその気にならなかったのです。
書いてもいつまでも載らないとか、いつのまにか消されてたとか、
なんて言われるところにせっかく書いた文章を預けたくもなかったし。
自分のサイト(やブログ)で好きなだけ書き散らかして気が済んでたし(笑)。
※自サイトとAmazonレビューが全く同じ文章の人もいたけど
だから今までその気は全く無かったのです。
でも、なんだか無性に愛を叫んでみたくなってしまったのです。
それに頭の中に一連のフレーズが降りてきてしまったのです。
これはもう書けという神様の啓示に違いないと思ったのです(おいおい)。
と言うわけで、まるで熱にうなされたようなレビューをポストしました(爆)。
自分で言うのも何だけど、
とっても恥ずかしいレビューになりました(笑)。
Amazon広しと言えどあんな恥ずかしいレビューはそう無いんじゃないかと。
その恥ずかしいレビューこそ偽らざる気持ちなのですが。
レビューのある場所は最近のここを読んでればすぐわかります。
すぐわかるのであえて書きません。恥ずかしいから。
消えちゃうかもしれないけど再録もしません。恥ずかしいから。
興味があったら探してみてください。そして
読んだら忘れてください(爆)。
今さらだけど全部(DVD)レンタルして見てみてました。
実は録画したのも残ってたけど理由があってレンタルして見ました。
その理由は
10話のTBS放送版が未完成版だったらしいと噂で聞いてたから。
どーせ見るなら完成版で見たいじゃないですか!
それにTBSの放送版は左右カットの4:3サイズだったし(TBSはいつもそう)。
と言うわけで改めてレンタルして見てみました。
フルサイズだし、放送から時間が経ってるし、ってことで最初から。
で、全部見た後に残ってた放送版の10話と比較してみました。
ハルヒ同様に2台同時の再生をセレクターで切り替えながら。
DVDはワイドで放送は左右カットの4:3なので比較しにくいぞ……
それで見比べた感想を一言で表現するなら
「月詠12話再び」ってか(爆)。
DVDで修正とか言うレベルではない変わりっぷりに唖然とするよ。
お風呂の富士山が「富士山」という文字になってるのが有名な話かも。
それだけじゃなくてお風呂は背景がほとんど単色+模様だけだったり。
ゆのたちのクラスの演劇シーンなんか全てポスターの絵にオフ台詞だし。
吉野屋先生オンステージもほほ全てひだまり荘の絵にオフ台詞だし。
ここまで行くと
これはこれで一つの演出技法かとも思えてくるほど(笑)。
他の人なら間に合ってないの一択だけど新房さんはあえてやるかもしれん。
ある意味では前衛的すぎる演出技法にも見える10話のTBS放送版。
よく画面を見てるとなんだかおかしい部分も結構有るのでした。
例えば喋ってるキャラが画面にいるのに
全く微動だにしないとか。
全く別のシーンの止め絵を流用してオフ台詞と重ねてみたりとか。
止め絵は新房演出ではお馴染みだけど違う場所の絵はまず流用しないので、
明らかに絵が足りてない未完成版なんだと見る人が見ればわかりそうな。
※TBS以外の放送は画面が全然違ったらしい
10話の完成版は色使いとか画面の切り替えのクセが2話とよく似てるのです。
あ、これはもしや尾石さん?とか思ったらやっぱり演出が尾石さんでした。
※10話は演出だけ尾石さん
そのへんを意識して放送版を見たら尾石さんっぽさがかなり希薄だったり。
キャラと背景の組み合わせや全体の配色がイマイチそれっぽくないから。
どーやら放送版は作品として見える体裁に整えるので精一杯だったらしく、
画面の最終処理がまともに施されてないシーンが大量に有ったみたい。
お風呂のシーンも水面のゆらゆらした処理がDVDでは追加されてるし。
そんなわけで
放送の10話をなにこれ?と思った人はDVDで見返すのをオススメします。
完成版は全話のなかでも画面の完成度の高い回だったりもするので。
10話の比較ばかりではなんなので他の回の話も。
こーして全話を見返してみてもやっぱり2話のデキが際立ってイイね。
表現技法で突き抜けた凄さがあるのもだけどストーリーのテンポもいいし。
他の回はわりとテンポのいい部分と
まったり間延びした部分とがあって
1話を通して視聴者をぐいぐい引っ張っていく感じではないから。
まぁ、そもそもこの作品はまったり感こそが作品の大きな売りなわけだし
2話みたいなカットをばしばし切り替え早回しな構成は異色なんですが。
2話の次に印象に残った回は5話のゆのが風邪をひく話すね。
この回はゆのが風邪をひいて変な夢を見るシーンが長々と有ります。
夢なのでなんだかとっても変です。シュールな絵が次々と出てきます。
この作品自体が新房アニメらしく異彩を放った画面が多いですが、、、
いつもは作品の雰囲気を壊さないよう慎重かつ控えめだったのだと実感。
現実感と言う制約から解き放たれた画面はまさしくシュールの一言。
みんながゆのを心配していろいろ世話を焼いてるストーリーもなかなかいい。
いつも破天荒な宮子がゆののネマキを着替えさせてるのがとても新鮮だった。
1話の構成について。
複数の内容を組み合わせて1日の出来事に構成してあると前に書きました。
全話を見てそこについて実感させるシーンがあるのに気づきました。
それは毎回必ず朝起きるシーンから始まるという事実!マジですよ。
※最終回の12話だけは変則構成なので違う
そーいやうめ先生(声は本人です)が毎回「あさ~」とかやってるしね。
最後も寝る直前のシーン(お風呂に入ってること多し)で終わるし。
まさしく
1日の朝から夜までの出来事という感じになってます。
※最終回の12話だけは変則構成なので(以下略)
ここまで徹底してるとは思わなかったのでちょっとビックリです。
1日の出来事なので体育祭の前日の話は
前日のまま終わるのです。
さあ明日は体育祭だー!な期待感が膨らんだところで終わるのです。
もちろん次の回に体育祭の本番をやったりなんてこともありません。
(そもそも12話の順番が時間軸に沿ってないし)
1話が1日の出来事という構成を逆手にとる唖然とした展開でした。
あと特徴的なのはほぼ毎回のようにゆのがお風呂に入ってるところ(笑)。
みんなで銭湯に行く回なんて帰ってきた後に再び一人で入ってるし。
お風呂に入ってないのは風邪をひいた回だけだよ(お風呂の絵は出る)。
確かにお風呂に入ってまったりしないと一日が終わった気がしないけどさ。
毎回、毎回
お風呂に入ってるシーンが有るなんてちょっと凄い作品だなと。
見てて「ぽぽたん」を思い出してしまいました。そいやあれもシャフトか。
と言ってもこの作品は他の新房アニメと違いキャラを色っぽく描かないので
お風呂のシーンもまったり感を表現するという以上の意味はないですが。
女の子たちの等身大の自然体をまったり感たっぷり描く方向性に徹してるし。
(女子高生Girls-Highでお色気増量しちゃった某監督とはえらい違い)
作品によって表現の方向性をまるっきり変えてくるあたりはさすがだなと。
そして方向性が全く違うのにやっぱり新房アニメに見えるのが凄い。
サントラについて。
アニメを全話見たのは今回が初めてですが
サントラはすでに持ってたり。
たいがい放送を熱心に追っかけてる場合しか即買ったりしないのですが。
熱心に追っかけてても念のためレンタルで内容を確認することも多いし。
当然ながら最初の方だけしか見てない状態でサントラを買うのはまれです。
もちろんいきなり買ったんじゃなくてレンタルしてから買ったんですが。
放送を見てたときもみょーに楽しげな音楽が記憶に残ってはいました。
で、レンタルで聞いてみたら、これが予想してた以上にとても面白かった。
放送を見てた時の楽しい曲もだけど不思議な曲とかも有る多彩な内容だし。
※収録曲はBGMが49曲+OP・EDのテレビサイズ
ポップで楽しい&まったり系のサントラではとてもデキがいいと思ったよ。
レンタルDVDについて。
レンタルDVDはセルDVDと中身が全く同じです。
確かDVDの刻印がセルと同じでレーベルだけレンタル用だったはず。
当然ながら映像特典とかコメンタリー音声とかも全部ついてます。
映像特典はノンクレジットOP・EDと主要4人の声優さんのインタビュー。
あと「たてこもり中継」とか「びっくりペット大集合」なる謎映像が。
見てみたら作中に流れてるラジオとかの音声の内容みたいです。
それを聞き易く音声バランスを変えて収録したものみたい。
なんと言うか、
資料的価値は高いかも!?としか言いようがない(笑)。
※公式サイトにも(違うのが)文字で載せてあったりします
続編について。
この作品はDVDがスマッシュヒットしました。
去年の1月期の番組では
のだめを抑えて1番人気だったよ。Amazonでは。
だからやるんではないかなと思ってたら、やっぱりやるみたいです。
今年の夏(7月から?)に第2期のテレヒシリーズを。
あと、それとは別に去年の秋にTBSお馴染みの特別編もやってました。
OVAという表現をしてる媒体もあるけど一応BS-i(のみ)で放送もした。
ちゃんと録画したのでそのうち見る予定。
DVDレンタルも(確か)2ヶ月遅れの12月末に出たはず。