まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

- 目次 -

[雑記] 一言で書けば簡単ですが

更新日が遅れに遅れて2週間経ってます……
実は見たんだけどコメントができてないタイトルがありまして。
アレですアレ。つい数日前にリリースされたアレ。もう見ちゃったよ。
オンラインレンタルで奇跡的にリリース日に借りれたので。
※人気のある新作は1ヶ月ぐらい余裕で待たされます
それのコメントを完成させてからとか思ってずるずる遅らしたものの、
結局は文章として完成してないと言う体たらくでありました。
いや、文章自体は既に山ほど書いてたりする。通常の3本分ぐらい(爆)。
しかし無駄に長いうえにイマイチなので書き直そうと思って。
言いたいことは「文句なし傑作!是非見れ!」だけなんだけどね(笑)。
それをいかに効果的に書くかが問題でありました。文章って難しいよ。

と言うわけで今週のコメントは4月の新作から6本ほど。
今のところあっさり切り捨てられる作品が多くてとても助かります……
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ハヤテのごとく! 1~4話

4月からテレビ東京系他(23局)で日曜日の朝に放送してる新番組。
BSジャパンとAT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/25から
結界師同様にTSUTAYA限定で先行レンタルリリースがあるそうな(詳細不明)。

高校生の綾崎ハヤテは働かず浪費する両親に代わり日々の労働に勤しんでいた。
しかしそんな彼にさらに追い討ちををかけるような出来事が起きたのである。
年の瀬も迫るある日、年齢を偽ってたことが仕事先にばれてクビになってしまう。
それを教えたのは他ならぬ両親で、さらにバイト代まで持っていったらしい。
急いで家に帰ってみたら、空の給料袋と1億5000万円の借用書が待っていた。
しかもお金を貸してくれた親切な人に彼は貰われることになったのだそうな。
※親切な人という表現が作中で実際に使われている

年を越すためのお金もなく、親切な人たちに追われ、命の危機に瀕する彼。
追い詰められた彼は目の前にいた身なりのいい少女を誘拐することを決意する。
しかし彼が誘拐のために少女に迫った行為は大いなる誤解を生じさせた
結局彼の誘拐は些細なミスで未遂に終わるが他の誘拐犯に彼女を攫われてしまう。
自分がしようとした行為を恥じた彼は彼女を救い出そうと追いかけるのだった。
小さい頃から働いてたことで頑丈な体を手に入れた彼は何とか彼女を奪還する。
熱烈な告白を受け(誤解)さらに命がけで助けてくれた彼に彼女は感激をする。
そして彼が願った住み込みの仕事を与えることにしたのである。
そう彼女こそ日本有数の大富豪である三千院家の令嬢の三千院ナギであり、
ハヤテは彼女の傍で彼女の生活と命を守る執事となったのである。

まず最初に思ったこと。
日曜日の朝っぱらからKOTOKO(&MELL)とは大胆だなジェネオン!
前にも教育テレビの夕方のショートアニメで使ってたけどさ。
日曜の朝のアニメの最初と最後にI'veの曲が流れるのはある意味凄いね。
(その出自を考えれば言ってる意味がわかるかと)

なんて話はおいといて肝心の作品の中身について。
この作品の原作は処分せずに残ってたのでわりと面白いと思ったらしい。
と言っても読んだのは(出た当時の)2年前だから記憶はかなり曖昧です……
確かプチジャンプ状態の最近のサンデーらしからぬ作品とか思ったんだっけ?
実際にアニメを見て、その記憶が正しかったことを実感しました。
いや、なんてゆーか、確かに健全な雰囲気だし、子供向けっぽく見えるけど、
この作品の方向性はマニア向けの深夜アニメとなんら変わりません(笑)。
今のところ役付きキャラの男女比率が美少女アニメのようでもあるし。
そーいう意味では主題歌がI'veなのはむしろ必然って気がしないでもない。
さらに随所にパロを埋め込んでみたり悪ノリしたりサービス精神過剰で、
見てて腹が痛くなりました。笑いすぎで(爆)。なんかマジカノを思い出す。
原作はマジカノよりも面白いのでアレほど原作とアニメの差はないですが。

念のために原作を倉庫から持ってきました。で比較してみました。
まず作品の基本テイストとしてパロネタとか悪ノリが原作から存在します。
タマ(虎)に向かってプレステがどーとか言ってるあたりやガンダムとか。
某少年探偵みたいな銅像とか。作品の途中で「完」とか入れたりとか。
ガンダムなんか伏字ですらないんだけど、いいんですかねそのへん。
アニメではさすがにピー音が乱れ飛んでますが(笑)。

さらにアニメだとパロネタや悪ノリのネタが大幅増量されてます。
元からネタっぽかったサブタイトルがどっかで聞いたフレーズになってるし。
流血シーンでは「見せられないよ」って紙を持ったキャラが被さってるし。
※公式サイトのcomming soonなページのがそれ
ツッコミを入れるナレーションの声(天の声)が若本さんだったりとか。
ちょっとツンデレ気味のお嬢様ヒロインの声が釘宮さんだったりとか。
見る人を楽しませるために何でもやるよ!な感じがよく伝わってきます。
ぶっちゃけて言うと予想外にとても面白いです。ノリが凄くいいので。
絵はそれなりですが。キャラはカワイイけどね。原作より(おい)。

ちなみに1話は原作の1~2回、2話が3~5回、3話が6~7回になってます。
3話のエピソードの順序が逆になってたりと構成は多少違う部分もあるけど。
4話は1巻には入ってなくて、というかずっと先の内容(30数回)らしい。
どのへんの内容かとWebSundayの作者の話を斜め読みして探しちゃったよ。
※じっくり読むとネタバレなので斜め読み
でもなんか4話のエピソードは元々序盤に入れるかもしれなかったそうで。
執事ネタだけでは厳しそうだから学園モノな要素も用意してたんだとか。
でも予想外に執事ネタでウケたのでその話はずっと後回しにという話。
※以上はWebSundayのとこに書いてあります
アニメのスタッフも執事ネタだけでは厳しいかもと思ったのかね!?
それか華のあるキャラの登場を前倒しにすることで面白さの上積みを?
(5話には咲夜が出てくるらしいけどこれも1巻の話ではない)
確かマジカノも主要キャラの登場を前倒ししまくってたっけ。
なんにせよ原作よりも面白く感じるからいいんじゃね?ってことで。

エル・カザド 1~4話

4月からテレビ東京(のみ)で月曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも6月から放送するので地上波で見れない人はそちらで。
※セルDVDのリリースは7/25から(レンタルは10/26から)
賞金稼ぎのナディはメキシコの片田舎(らしい)でターゲットを発見する。
ターゲットの名はエリスという名の少女で老婆の占い師と暮らしていた。
話によるとエリスは南へ向かう途中で老婆の身を案じて留まってたらしい。
ナディはその老婆にエリスのことを託されて一緒に旅をすることになる。
しかもエリスには多額の賞金がかけられてるようで次々と襲われるハメに。
※ナディへの依頼は全くの別口らしい
なぜエリスは生死を問わないほどの賞金首として狙われているのか?
エリスがときおり見せる不思議な力(銃や靴を溶かす)の正体は?
そもそも賞金稼ぎの自分がなぜ賞金首を守って一緒に旅をしてるのか?
いろんな疑問を残しつつ二人は目的地もハッキリしない旅を続けてた。

NOIR、MADLAXに続く美少女ガンアクション第3弾だそうです。
てゆーかNOIRパート2とかパート3とか言いたくなる作品っすね(笑)。
※内容に直接的な関係はありません
NOIRほどの強烈なインパクトはないですが(慣れもあるかな)。
でもNOIR以降のオリジナル作品の中では取っ付きやすい内容かなと。
題材的に入りにくいAVENGERや導入部が激しく不親切なMADLAXに比べて。
物語構成の常としてまだわからない謎な部分はいっぱい存在してるけど、
ある程度の基本的な構図や方向性みたいのは既に説明がされてるから。
全体の流れは有るけど今のとこ1話読みきりなので面白さがわかりやすいし。
追っ手から逃げつつ目的地を目指す二人という構図もわりと好きだし。
(ワイルダネスという似た題材のマンガがあったりする)
脚本の人の差とまでは断言できないけど久々にまともに見れる作品です。
※シリーズ構成は「ぱにぽに」「君望」の金巻兼一さん

ちなみにエリスというのは遺伝子操作によって生み出された人間だそうな。
感情表現が普通とかなり違ったり行動がわりと天然なのはそのせいです。
おそらく生み出されてからまともに情操教育をされなかったのでしょう。
最初のこの状態からナディと一緒に旅を続けて人に近づいていくのかな!?
ヘイワードさんがナレーション風に「影響を与えていく」とか言ってるし。
この遺伝子操作によって与えられた力はかつて魔女が持っていた力らしい。
よーするに魔女の力を科学技術によって蘇らせたその実験体ってことらしい。
エリスの旅の目的も命を狙われる理由も当然そのへんと関係があるのでしょう。
物語が進み欠けたピースが埋まっていけば、より面白く感じる可能性はあるね。
まずは興味がわく程度の情報を与え、見えない部分にさらなら興味を持たせる。
ストーリーの構成として基本をしっかり押さえて作ってありますな。

ところでこの作品、久々のビクターエンタ製作(主導)の作品です。
ガン×ソード以来やってなかったから撤退してしまったのかと思ったよ。
会社の行く末がかなり未知数だから安定してる音楽に専念してたのかなと。
(アニメ製作は当たればいいけど外すと赤字垂れ流しだし)
本体のほうはどーでもいいけど、エンタの行く末はホントに心配です。
アニメ音楽におけるビクターエンタの存在は質的に凄く大きいので。

そんな音楽について。
この作品のサントラは真下作品でお馴染みの梶浦由記さんです。
また作品の冒頭から声を響かせる妖しげな曲が画面を彩ってたよ(笑)。
そしてOP曲はsavage genius+梶浦由記(編曲)という珍しい組み合わせ。
確かに曲の感じはsavage geniusだけど雰囲気がいかにも梶浦さんっぽくて。
まるで梶浦さんの新ユニットみたいで真下作品に似合いまくりです。
ちなみにED曲はFictionJunction YUUKAなので当然ながら梶浦さんの曲です。

この青空に約束をー ~ようこそつぐみ寮へ~ 1~4話

4月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも6月から放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の恋愛アドベンチャーゲームでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/25から
ある緑にあふれる小さな島。大企業の工場がありそこを中心に発展した島。
しかし本社の意向でその工場の閉鎖が決まり次第に島は寂しくなっていた。
星野航(わたる)が通う学校でも来年の3月には島を離れる友人が多かった。
そして航が生活している今や6人しかいない学生寮も壊されることになる。
そんな寮に今さらに入ってきた生徒がいた。彼女の名は沢城凛奈(りんな)。
彼女は仲良くしようとした他の寮生の誘いを断りこう言い捨てた。
すぐに別れが来るってわかってるのに仲良くなりたくないと。
それを聞いた航は凛奈を自分たちの仲間に引き入れようと闘志を燃やした。
短い間でも別れで胸が苦しくなるほど忘れられない関係にしてやると。

最初の回に凛奈を絶対仲間に引き入れてやる!みたいに啖呵を切ったから
てっきりその話をメインにして他のキャラを絡めるんだと思ってました。
しかしその凛奈の話は2話であっさりと決着ついてしまう。
そして3~4話は宮穂(みやほ)のエピソードをやっておりました。
ってことはおそらく2話1エピソード×6人分な構成なんじゃなかろうか。
1エピソードにつき2話分あるのでストーリーに多少の深みはあるかもね。

それぞれのエピソードはいわゆるキャラのお当番回です。
と言っても緩やかな全体のストーリーの流れの中でのお当番回ではなく、
見た感じそれぞれのエピソードの前後関係のない完全な読みきりのような。
(最初の凛奈のエピソードだけは序章みたいな感じだけど)
宮穂の話なんか文化祭からクリスマスまで一気に時間が経過してるし。
まるで原作でキャラ毎に分岐した内容を一人ずつやってるみたいです。
よーするにToHeart2のアニメと全く同じアプローチってことですな。
1話読みきりのアレよりは2話1エピソードのコレの方が話は楽しめるけど。
しかしこの構成だと作品全体としての思い入れはし難いね。
1話読みきりお当番回方式でも全体の流れはあったほうがいいのでは。

あとわざわざ触れるほどのコトではないかもだけど
この作品に出てくるキャラはいかにもエロゲー(記号)キャラで
生々しさとか実体感とかは欠片もありません。
この手の作品でそーいうのを期待する人はあまり居ないとは思いますが。
絵も酷くはないけど特に良くもないので、まさに「並」な作品すね。

神曲奏界ポリフォニカ 1~4話

4月からTBS系(3局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-i(5月~)やAT-X(6月~)でも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
大元の原作はノベルゲームで直接の原作はライトノベル(赤)なのかな!?
小説版には赤以外に黒とか白とか青とかのシリーズも有るらしい。
どれもやったことも読んだことも有りません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/11から
現実と似てるけど違う世界。人と精霊とが共に暮らす大陸ポリフォニカ。
この世界では精霊は人の奏でる音楽を糧として顕現し人に奇跡をもたらす。
精霊を操る特別な音楽を奏でるものは神曲楽士と呼ばれ尊敬されていた。
そんな神曲楽士になりたてのフォロンと、彼の音楽に引かれ契約を交わした
見た目カワイイ少女だが実は強力無比な力を持つ精霊コーティカルテの物語。

まず第一印象として絵がかなり微妙(爆)。
明らかに絵が崩れてるとかはないけど全体にぱっとしない絵です。
ストーリーもまぁまぁ見れるんだけど全般にあっさり薄味だし。
おかげでそこそこ見れるけどそこそこ、としか表現のしようがない。
E'Sの時も思ったけど現実味のない世界観はあまり得手ではないとか?
※監督は魔法遣い~、藍より青し、ゼーガペインの下田正美さん

ストーリーが完全に1話読みきりになってるのも薄味な原因かも。
それぞれの読みきりストーリーもなんだかみょーに薄っぺらいし。
(1話読みきりでももちっとマシなストーリーでできるはずだが)
おそらくエピソードの順には多少の意味があるとは思うけど、
4話までだと今ひとつ作品全体として引き付けるものも弱いのです。
もちっと先を見続けたいと思わせる何かを見せて欲しかったなと。
たぶん1クールだろうし一本の大きなストーリーでも良かったのでは?

とりあえずの見どころはコーティカルテの人間離れした(精霊だし)行動と
神曲を奏でるギミックの絵面と神曲の音楽そのものぐらいかな~と。
eufoniusとkukuiの主題歌も含めて音楽的にはなかなかいい感じですよ。
フォロンの歌声はボーイソプラノかよ!とツッコミたくもなるけど(笑)。
てゆーか音楽がいいので余計に見た目の微妙さが際立ってるわけですが。

ヒロイック・エイジ 1~4話

4月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セルDVDのリリースは8/8から(レンタルは8/31から)
遥かな未来。この宇宙の中で4番目に宇宙に進出を果たした人類。
そんな人類をこの宇宙を創造した黄金の種族は鉄の種族と名付け見守った。
それから再び時は過ぎ黄金の種族がこの宇宙の外へと去ってしまった後、
最初に宇宙に進出した銀の種族は黄金の種族の後継を自称するようになる。
銀の種族は他の種族を支配し従わない種族はことごとく滅ぼしていった。
銀の種族の魔の手は人類にも伸び母星を奪われ滅亡の危機に瀕していた
そんな中で古より伝わる救世主を求め宇宙船アルゴノートは旅をしていた。
真実かすら確かではない神話を頼りに果てしない航行を続けていた。
そしてついに謎な力で崩壊を免れてる不思議な星へとたどり着いた。

作品冒頭の黄金の種族とかの出てくる現実味のない神話を聞いてると
いわゆるSFと言うよりファンタジーなのか?って気がしてきます。
青銅の種族が攻撃してくるビジュアルはまるでモンスターだし。
(ゼノサーガも敵は得体の知れないモンスターのような存在だったけど)
人類以外の他の種の姿を見てると前時代的なSFのようにも見えます。
1話でエイジが壊れた宇宙船の中で生活してる絵面はコナンみたいだよ。
てゆーかエイジの野生児っぷりはまんま(未来少年)コナンですな。
宇宙船のコンピューターの声をおかあさんとか呼んでるのは面白いね。
まるで会話が成立してないのにエイジは満足してる風なのも面白かった。
しかし、面白かったのはそこだけでありました(爆)。

とりあえず4話まで見て思ったけどちっとも面白くないぞコレ。
同じ絵柄のオリンシスよりはまともに動いてるけど……
興味を引かれると言う意味ではオリンシスよりもイマイチです。
作品設定もだけどキャラにもあまり魅力を感じないし。
そもそも4話まで見て固体識別できるキャラが4人しかいないんだけど。
果たして見続けたら多少は面白くなったりするんだろうか?

キスダム -ENGAGE planet- 1~4話

4月からテレビ東京系(6局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースはまだ未定(7/27→延期未定)
今よりも少し未来。世界中で奇妙な変異生物の目撃例が次第に増えていた。
その変異生物はハーディアンと呼称され変異の要因の研究が進んでいた。
そして調査の過程でとても信じがたい内容の化石文書が発見されたのだ。
化石文書によると「死者の書」なるモノの存在が全ての鍵であるらしい。
機関はさらなら調査を進めついに変異が現在進行してる地点に到達する。
存在するかすら不確定だった「死者の書」の所在を発見したその時、
静かに進行していた異変は人類の前に大きなうねりとなって襲いかかった。
都市に飛来した大量の虫が球状となりそこから巨大な怪物が出現したのだ。
何体も出現した怪物の前に人類はなすすべもなくただ破壊されていく。
果たして人類はこの滅亡の危機から逃れられるのか。

番組が始まった当初は面白そう?とか思ったんですが……
わりと興味深く見れたのは世界の崩壊が始まるまででした。
崩壊が始まって以降はただひたすら破壊が進んでいくだけだし、
人類は未知の脅威の前になすすべもなくやられていくだけだし。
かと思えば伝承の力を手に入れたシュウだとあっさりと倒せるし。
特別な力を印象づけるためとはいえ極端すぎて説得力に欠けるよ。

そもそもここまで圧倒的に力の差があるのにどーやって状況を覆すのか。
よほど滅茶苦茶なストーリー展開にしないとどーにもならんような。
さらに3話の終わりにはシュウの仲間たちは全て死んでしまうし。
この物語はいったいどこへ向かうつもりなのかと4話を見てみたら、
なにやら総集編をやってたりして……
最初はシュウの見てる夢かと思ったけど、そんな気の利いた構成ではなく、
ただ単純に1~3話の内容をダイジェストにしただけでありました。
この瞬間にかすかな期待も木っ端微塵になりましたとさ。

世界で静かに進行する異変を調べる過程をもっとじっくり描いてて、
異変の原因らしきものに近づいたときについに大異変が始まる。
その大異変を中盤あたりに置けば周りのキャラをしっかり描けたはず。
それに調査の過程で世界をじっくり見せれば奥行きを感じられたはず。
物語が始まってすぐ大異変だと実感をもてるほど作品世界に触れてないし、
次々と死んでいく仲間のことを悲しいと思えるほど思い入れも持てないよ。
4話の総集編も含めてシリーズ構成に根本的な問題があるのでは?
(制作状況もなんかヤバイことになってるみたいだが)

奏光のストレイン 1~2巻

11月からWOWOWで放送した全13話のテレビシリーズ。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(2巻までリリース済)
遠い未来。人が宇宙に飛び出してからも多くの時が流れた時代。
ユニオンとディーグという二つの勢力が宇宙を二分し覇を争っていた。
ユニオンに生まれたセーラの兄も何光年も離れた最前線に行ってしまった。
それはたとえ無事帰ってきても自分はもう生きてないということなのだ。
だからセーラは兄に再び会うために戦士として同じ最前線を目指した。

セーラのストレインのリーズナーとしての訓練も終盤に近づいたある日。
※ストレイン=ロボットのようなもの/リーズナー=パイロット
前線から遠く離れている訓練基地の星が突如としてディーグの襲撃を受ける。
しかも敵のトゥモールと一緒に紅く輝くストレインが攻撃してきたのだ。
※トゥモール=無人攻撃機
急襲によって指揮系統が混乱してる中でも何とか仲間と出撃したセーラだが
紅く輝くストレインの前に仲間共々一瞬にして撃退されてしまうのだった。

破壊されながらも何とか不時着したセーラは徒歩でストレインの行方を追う。
どーやら紅いストレインの目的は軍の古い研究所にある何かのようだった。
そしてついにセーラはリーズナーに追いついたのだが……
そこにいたのは記憶とはずいぶん違ってたけど確かに兄の姿だった
理由が知りたくてそばに置いてあったストレインで後を追うとするセーラ。
しかし兄は何も語らずなぎ払い、セーラのストレインは地上に墜落した。
セーラは命こそ助かったものの命の次に大事なミミックを破損してしまう。
※ミミックについては後述

セーラはこの戦闘で友達と目的とリーズナーの資格を失ってしまった。
何もかもなくしたセーラだけど、ただ一つだけやりたいことが残ってた。
なぜあの兄が敵と共にいてあんな事をしたのかを知りたいということ。
だから兄に会う。一緒にいたいからではなく、理由を問いただしたいから。
その新しい目的を実現するために、名を変えて歩兵として再び歩き始めた。

スタジオ・ファンタジアとしては久々の新作テレビシリーズってことで
ひそかに期待をしてたんですがなるほどこーいう内容ですか。
※2003年のスト4と君望以来です
方向性としては売れ線というよりちょっとマニアックなSFって感じで。
もちろんスタジオ・ファンタジアらしく!?美少女モノってことで。
美少女SFと言うとスト4を思い出すけど2003年は他にも何本かあったっけ。
ステルヴィアとかダイバージェンス・イブとか。
物語の入りがストレインの訓練学校なので多少そのへんを彷彿とするかも。
そのへんと比べてこれは物語や見た目が多少スマートに感じるような。
そして準備段階を経ずに戦いに巻き込まれるので緊張感は断然有ります。

実は再出発した訓練学校の航行演習中に再び襲撃を受けたりします。
緊張感を緩めないストーリー構成がちょっとゼノサーガを思い出すね。
いきなり襲撃を受けるとこと亜空間航行中に敵と遭遇するとこも似てるし。
メカCGがスマートで光を帯びてるところも似てると言えば似てるかも。
ストーリー自体は全く似てませんが。
光を帯びたメカはゼーガペインとも似てるとはいえるかも。今の流行?
CGの質感が感じられなかったゼーガペインに比べるとマシに見えます。
それでもいつもの三次元のCGに比べると凄くイイって印象はないかな。
※三次元=スト4や「よみがえる空」のCGスタッフ
やっぱり現実を模倣するのと虚像を具現するのでは難易度が違うのかも。
それでもスパロボのテレビアニメとかと比較すれば断然マシですが。

この作品はジャンルとしてはいわゆる美少女アニメなんだけど
1話だけ見てると全くそんな感じがしなかったりして。
学校は男女が普通に存在してたし仲のいい友人も男女同数だったし。
しかし新たな道に進んだ2話からは画面の女キャラ比率が大幅増量
たぶんこの学校も男女比率は1話のとそう変わらないと思われます。
歩兵は集団で行動するから同性である女キャラが目立つってことなのかな。
そして女の集団で誰とも馴れ合わず行動してたので嫌がらせされてる(笑)。
でもセーラは周りの緊張感のない人たちとは目的意識が違いすぎるので
服をビリビリに引き裂かれても平気で着て歩いてたりして……漢だよ。
つまりセーラは見た目はカワイイ感じでも中身は凛々しい系ってこと。

ミミックについて。
ミミックというのは生まれる前のリーズナーの細胞から分裂培養した
いわばリーズナーの双子ともいうべき存在の脳を核にした生体部品。
リーズナーとミミックがシンクロしてストレインを手足のように動かす。
つまりストレインの高度な機動性はミミックが無くては成り立たない。
リーズナーにとって自らのミミックは取替えの効かないパートナーで
それを失うことはストレインのリーズナーの資格を失うことと同義である。
このへんの設定説明は作中ではかなりあっさりと流してくれるけど、
よくよく考えてみればとんでもないことをしてますな。
エヴァが搭乗者とシンクロする理由を思い出してしまったよ……
※エヴァって搭乗者の母親の魂が入ってたはず

実は最初はミミックの説明を耳の右から左へ流してたので
2話でなぜ歩兵部隊に入ってるのかわかりませんでした。
よーするに1話の最後で自分のミミックが死んでしまったからです。
そのへんのシステムを理解してから改めて1話を確認してみたら
セーラは自分のストレイが墜落したときミミックを持って移動してた
※お尻の後ろにミミック用の大きなポケットがあるみたい
だから他のストレインに乗って動かすことができたのだなと。

自分のミミックがいないセーラはもうストレインを動かせない。
そのはずだったんだけど、まるで奇跡のような出会いをするのです。
それは倉庫に放置された人形に組み込まれたエミリィというミミック。
※公式サイトでセーラが抱いてる女の子(の人形)がそれ
最初は何もなくした自分と人形の境遇と重ねて心のより所にしてた。
そして敵の襲撃を受けて絶体絶命な時、彼女(人形)に呼ばれた気がした。
他人のミミックとシンクロするはずがない、シンクロしたら奇跡だから。
その奇跡が起きて技術主任が倉庫で勝手に作ったストレインは動き出す。
そんな感じで3話の最後に再びセーラはストレインに乗るのです。

このミミックにつけられたエミリィという名。
そして兄が奪っていった研究所に眠ってた人型の何かもエミリィだった。
この二人のエミリィが物語の鍵なのは見るからに明らかでしょう。
そしてもしかするとミミックというシステムも物語の根幹に関わるかも。
とんでもない設定のわりにあっさり流してたのはそんな意図かもね。

仲間について。
1話は訓練学校なので同級生みたいのがいっぱいいます。
その中でもよく一緒になる仲のいい人が3人存在してました。
この人たちはなんと1話の襲撃でお空の星になってしまった……
もうすぐ部隊に配属されて別れ別れになるかもとはいってたけどさ。
2話以降の訓練学校では人との壁を作って必死に前に進んでたので
仲間なんているはずもなく、それどころか嫌がらせまで受けていた。
でもそんなセーラに興味を持ってる人が空間機甲科にはいたのです。
※空間機甲科=ストレインのリーズナー養成

空間機甲科のロッティは他人を寄せ付けないセーラの強い目的意識に
自分と似たモノを感じて果敢にアプローチをするのでした。
セーラはこのロッティ(たち)と関わりが深くなっていくんじゃないかな。
おそらくこの後にセーラは空間機甲科に配置換えされると思うので。
(1話の訓練学校では最優秀な生徒だったから)
ロッティがセーラの兄に並々ならぬ敵意も抱いてるという関係性もあるし。
※3話までだとまだセーラの兄とは知らない
もしかしてロッティは1話の襲撃で肉親でも亡くしたんだろうか?
次回予告によると4話でその理由が明かされそうです。

にしても2巻は凄く気になるところで終わってるし。
こんなことならもう1巻まとめて見れば良かったかも。
先も気になることだし全部出たら一気に続きを見ようかな。

鴉 KARAS 1~3巻

2005年にリリースされた30分×全6巻(予定)のOVA。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻までリリース済)
現代と酷似した時代。東京とおぼしき大都市を舞台にした物語。
太陽が沈み空は闇に包まれてもなお街には光があふれ人の活動が続いてた。
そんな街の上空の闇の中で飛び回り刃を重ねる二つの黒い影がいた。
そして二つの影の激しい戦いによって街は大きな被害を受けるのだった。
戦いから3年が経ち街は表面的には変わらない日々を続けてるように見えた。
しかし街の暗がりでは人知を超えた事件が数多く起きるようになっていた。
それらに共通するのは体内の血を抜き取られた死体と妖怪を見たという証言
対応に苦慮した警察は尋常でない事件に対処するための部署を新設する。
その実は対応してるとポーズを示すだけの閑職だったのだが。
そんなある日、まさに怪異が起きてる現場に新たな鴉が出現する。
※以上は内容をわかりやすく説明したもので、あらすじとは違います

まず一見してわかるのが映像の凄さ。
CGを使ったダイナミックなアクションシーンも凄いけど、
執拗に描きこんだ密度の高い空間描写やキャラ絵にも圧倒される。
現実を模倣してるのに色彩や文字によって不思議な印象をうけるし。
まるで夢を見てるのかと思えるほど幻想的なシーンが有ったりもする。
作り手の想像力をフル活用して凄く手間をかけて作ったんじゃないかな。
映像の作りこみ具合はOVAの中でもトップクラスと言って過言ではない。
少なくとも映像に関しては一見の価値があると思うよ。
てゆーか相当に売れないと元が取れないのでは……

映像は素晴らしいんだけどストーリーはとっても分かり難い。
難しいのではなく脚本も映像もとにかく説明不足が甚だしいのです。
通して3話を見て公式サイトで情報を補完してやっと理解したぐらいで。
時間が有るならもう一度本編を見返すぐらいした方がいいと思います。
1話だけ(or1話ずつ)見たらさっぱり理解できないだろうね……
3話まで見てやっと何となく物語の全体像が見えたかもレベルなんだよ。

脚本が説明不足なのも問題だけど映像がわかりにくいのも大きな問題で。
例えば病院のシーンでは違う二人を描いてるのが凄くわかり難いよ。
どれが鷺坂さんの娘でどれが鴉の本体かは物語を理解してないとさっぱり。
ヒナルなんかも最初の事件とカッパ事件で同じ人だとわからんし。
(エンドクレジットで最初のほうに出てきて誰?とか思った)
街の守護者の鴉と機械化した妖怪の御座衆の視覚的な差もわかり難い。
元々鴉を参考に御座衆を作ったみたいだから似てて当然かもだけど。
でもそのへんの説明って作中では今のところなされてないわけで。
1巻冒頭の戦いも動きが速すぎてどちらがどちらか全く判別できなかった。
ってゆーか公式サイトを見ないと二人とも鴉だってことすらわからん。

物語の全体像が見えてくるとそんなに複雑でもないのです。
なのにこのわかりにくさは致命的なんじゃないかと。
あえて事実を誤認させて視聴者の意表をつくのもアリだとは思うけど
そのためには視聴者の頭の中に間違った結論を導く程度の理解が必要。
現状だと間違った絵どころか情報不足で絵を描くことができないよ。
状況や設定の説明なんてくどくならない程度にはやるべきだよ。
映像とか見せ方とか光るものを持ってるだけに勿体無いなと。

内容がとってもわかり難いので蛇足を承知で補足しておきます。
※本編と公式サイトの内容を頭の中で再構成したもの
この作品は一言でぶっちゃけてしまうと妖怪同士の戦いです(笑)
人はあくまで巻き込まれる被害者もしくは事件を追う観察者な存在。
そして妖怪と言うのは街の秩序を影で形作ってる存在でもあるらしい。
(カッパ事件の妖怪が消えたらトイレに水が流れなくなった)
その妖怪が正常ならその場は正常で、妖怪が変になると怪異が起きる。
妖怪をそそのかして怪異を起こしてるのが元は鴉だった廻向(えこう)。
廻向の力によって機械化した妖怪に変化したのが御座衆(みくらしゅう)。
御座衆になった妖怪は人の血がないと生きていけないらしい。

それに対するのが街の意思を代行する「ゆりね」と契約した守護者の鴉。
※「ゆりね」も「鴉」もそれぞれの街に一人ずついるらしい
(瀕死の?)人の魂がゆりねと契約することで本来の名を捨てた鴉になる。
その守護者の鴉が街の闇に潜む御座衆を狩るというのが主なストーリー。
1話の最初の方から出てくる眼鏡をかけたお兄さんは鵺という名前で、
妖怪を捨て人(御座衆)になったが何故か廻向とは袂を別ったらしい。
そして鴉とは無関係に御座衆に対して銃で攻撃したりしてる。
この鵺の存在も物語をわかり難くしてる要因の一つだったりして。

そんなよい妖怪と悪い妖怪の妖怪大決戦みたいな内容を
リアルな空間描写と変身ヒーロー風のバトルアクションでやってます。
変身ヒーロー風と言ってもいわゆるアニメのそれではなくて、
まるで特撮の変身ヒーローを見てるような映像になってるのです。
それも低予算のチープな特撮ではなくハリウッド級に気合の入った。
監督は特撮が大好きで凄くカッコイイ特撮が作りたかったのでしょう。
その目論見は十二分に実現できてると思いました。

ところで4巻以降はどーなってるんでしょう?
3巻が出てから1年以上経ってるのに続巻の情報が全くないよ。
3巻の最後なんて凄く気になるところで終わってるのに。
このまま製作中止なんて展開だったらいやん。

護くんに女神の祝福を! 1~2巻

10月からWOWOWで放送した全24話のテレビシリーズ。DVDレンタル。
原作はライトノベル(電撃文庫)で読んだことはありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(2巻までリリース済)
現実に近い世界。ビアトリスと呼ばれる魔法のような力が存在する世界。
このビアトリスとは人の意思に応えてあらゆることを可能にする力。
そして能力の多少はあれど誰しも使うことができる(らしい)力である。
主人公の吉村護は幼い頃にビアトリスによって命を助けられた経験から
ビアトリスのことをもっとよく知りたくて東ビ大附属に転校してきた。
※東ビ大附属=東京ビアトリス総合大学付属高等学校
そして転入したその日に桜の下に一人たたずんでた女の子を目にする。
声をかけたのが気に障ったのか怖い顔で迫ってきたその女の子は、
いきなり護の胸倉をつかみ「あなた、私と付き合いなさい」と言った。
これが無敵のビアトリス使い「魔女ベアトリーチェ」の異名を轟かせる
鷹栖絢子(たかすあやこ)と護の出会い(と絢子の告白)の瞬間であった。

タイトルから勝手に絢子のことを女神なんだと思い込んでました。
てっきり女神の無制限の愛を護くんに与えるストーリーなのかと。
ってそれだと「ああっ女神さまっ」ですな……
そんなわけで最初の感想は、なんだ(絢子は)普通の人間なのかでした。
いやまぁ、絢子は全然普通なんかじゃないけどさ(笑)。
ジャンプしながらビルを上ってるし、人工衛星を撃ち落してるし。
こんな例を挙げると全然知らない人には何それ?って感じでしょうが。
絢子は特に規格外ではあるけど、よーするにそーいう作品なんですコレ。
超ツンデレ(メガデレだそうで)がウリだけど現実的なラブコメではない。

ちなみにこれ多少顔ぶれが違うけどCanvas2のスタッフが作ってます。
※キャラデザインはD.C.S.S.の人
なので護と絢子のラブシーンの表情のつけかたはさすがに上手いっすね。
でも表現スタイルやテイストがスラップスティック寄りのこの作品だと
キャラの表情描写の上手さはあまり効果的には感じなかったり。
ラブシーンも見てるほうが恥ずかしくなるほどのデレデレ一直線だし。
(メリハリがあって初めて表情の上手さは生きてくる)
それだけだと見てるほうがウンザリするから適度に茶々が入ってるし。
ままごとみたいな二人の関係を周囲の人がやたらと煽ってたりするし。
生徒会が絡んだシーンでは表現的にもかなり好き放題やっちゃってるし。
ラブコメと言うより、ラブをネタにしたギャグ作品って感じがするよ。
見てて変態アニメ「いぬかみっ!」を思い出しました……
うる星の暴走スラップスティックな回を彷彿するって意味で。

二人の出会いのシーンについて。
最初に声をかけるのは護だけど、いきなり告白するのは絢子の方。
てっきり怒るんだと思ってたので、いきなりの告白には唖然とした。
一目見て告白とは凄いストーリー展開だなと違う意味で感心しました(爆)。
ラブストーリーとしての説得力はいったいどのへんに有るのでしょう?
確かに一目惚れはあるし勢いで告白する人も絶対いないとは言えないけど。
それ以降もラブストーリーとしてのステップはかなり記号的なのです。
そーいう意味でもラブはネタに過ぎないギャグ作品って感じがする。
これと比べて「涼宮ハルヒの憂鬱」は遥かにラブストーリーになってるよ。
ハルヒとキョンの表情や距離感の変化が時系列でしっかり表現されてたし。
ラブストーリーとしては凄い変化球なアプローチの作品だったけど。

レ・ミゼラブル 少女コゼット 1~4話

1月からBSフジ(のみ)で日曜日の夕方に放送してる新番組。
4月からアニマックスでも放送してます。
原作は古典文学(レ・ミゼラブル~ああ無情)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは5/25から

今より少し昔。多くの人々が貧しかった時代(と思われる)。
母と一緒に旅をしてるコゼットという名の少女がいた。
母ファンテーヌはパリで針子の仕事をしていたがその仕事がなくなり、
地方にくれば仕事があるかもと二人であてのない旅をしていたのだった。
しかし容易に職はみつからず、せっかくの仕事も子連れだと断られた。
そんなおり、ここより少し離れた街で人を多く募集してる話を耳にする。
そこなら仕事に就けるかもしれない、でも子連れでは雇って貰えないかも。
子供の足ではとても遠い道のりだし。子供を預けでもしないと無理だよ。
ここに子供を預けていきなよ、食費さえ貰えばちゃんと面倒を見るから。
(一見)親切にそう囁いた夫婦にコゼットを託し街へと向かうファンテーヌ。
お金を稼ぎ一日も早く一緒に暮らす、ファンテーヌとコゼットの願いは
この親切顔の夫婦の強欲によって永遠に叶うことはなかったのだけど……

レ・ミゼラブルと言えば超有名な名著ですが……読んだことがありません(汗)。
でもマンガか児童文学か何かで少しだけかじったことが有るようです。
ジャン・ヴァルジャンとミリエル司教のエピソードには覚えがあるし。
老人の濡れ衣を晴らすために名乗り出る(んだっけ?)な展開も微かに記憶が
少しかじった程度な上に記憶もかなり曖昧なのでほぼ初見に近いですが。

そんな状況で見たこの作品の印象は、まるで絵に描いたような不幸というか。
厳しい状況に置かれても希望を持って前向きに頑張るみたいなお約束なので。
昔のドラマチックな作品ではわりと見たけど、今ではまず作らない作品だね。
貧乏で苦労するのは社会全体が貧しかった時代背景だから不可抗力として。
弱みにつけこむ人のせいでより不幸に追い込まれるのはわざとらし過ぎるし。
かと思えば過去に行ったことへの贖罪で善行を行う人が出てくるわけで。
あからさまな悪い人と良い人を色付けするのはキャラ造作としてどーかなと。
単純明快に善悪で振り分けられる人は現実にはそういないと思うんですが。
一見すると悪い人でも視点を変えるとその人なりの事情が有るとかね。
そんな微妙な描写だと子供に見せる作品としては難しいってことなのかなと。

名作劇場といったら親子で見る作品という位置付けです。
積極的に録画したり視聴環境を整備したりするマニア相手じゃないです。
そんなコトいちいち書くまでもなく大半の人は判りきってるでしょうが。
しかしこの番組の編成をした人たちは、それを理解してるんでしょうか?
BSデジタルなんて意識的に受信環境を用意しないと見れないんですが。
アニマックスはCATVでも見れる人多いけどそれでも地上波の比ではないし。
(CATVだとBSデジタルも再送信してることが多い)
明らかに放送形態と番組内容が乖離してると思うぞ。
夕方は視聴率の問題で無理だと言うなら、せめて(地上波の)土日の朝やれよ。

絵柄について。
従来の名作劇場とはかなり絵柄を変えたと言われてます。
確かにコゼットの顔なんか今の絵になってて変わったのを実感できます。
でも見ててそんなに違和感は感じないよ。ストーリーがいかにもだから(笑)。
このストーリーこそが名作劇場なんだなとみょーな感慨が。

マージナル・プリンス ~月桂樹の王子達~ 1~4話

10月から一部の民放(7局)で放送した全13話のテレビシリーズ。
原作は女性向携帯用恋愛SLGゲームでやってたことはありません。
※レンタルDVDはセルDVDより2ヶ月遅れでリリース(1巻はリリース済)
ユウタは日本から遠く離れた小島にある聖アルフォンソ学院に留学した。
外界と遮断した環境に豪華な設備の備わった全寮制のこの男子校には
それぞれ何らかの事情がある(らしい)セレブの子弟たちが集っていた。
そこでユウタは何人かの美貌の王子たちと出会い交流を深めていく。
※王子さまというのは身分ではなく作中でそう呼んでるだけ

まず第一印象が恋愛シミュレーションゲームの画面を見てるような、でした。
と言っても恋愛SLGっぽい設定とかキャラ描写とかそーいう意味ではなく。
もちろん設定もキャラ描写もいかにもコテコテのそれなんですが。
そーではなくこの作品の映像の見せ方がゲーム画面を見てるようだなと。
つまり世界としての奥行きを感じない平板な絵にしか見えないってこと。
毎回冒頭のテレビ電話での会話で視聴者と登場人物を繋いでるみたいだし。
※ユウタは(設定によると)視聴者の弟なんだそうで
あえてゲームっぽく作ってて、その効果が十分に発揮されてるのでしょう。
面白いと感じるかはともかく……

全寮制の男子校でしかもエリート生徒って設定はまたですかって感じ。
もちっと違った設定にして他との差別化を考えて欲しいんですが。
(BLマンガは結構いろんなタイプの作品があるんだけど)
構成としては1話がほぼキャラと舞台紹介に徹して内容がない良くあるタイプ。
2話以降もそれぞれキャラをクローズアップする当番回方式という定番の構成。
設定から構成から一から十まで定石通りで体裁的には語るとこはないかな。

肝心の内容に関しては……これがちょっと。
1つ目の宝石が消えるエピソードがあまりに稚拙でがっくり来る。
あんな高い場所についてる宝石を取るには踏み台がないと不可能なのに、
来たばかりのユウタがその場所を知ってるはずがないとなぜ考えない?
そもそもあの絵の前を通った時はジョシュアが案内してたじゃないか。
(無くなったのはユウタが通ったすぐ後とか言ってるよ)
エリートの学校なのに皆して人並みの洞察力に欠けてるのはどーかと。
なんだか小学生が証拠もないのに犯人を決め付けてる絵面を彷彿とするよ。
よーするに優美な外見だけど小学生並みの知性と品性なのかと……

2つ目以降のキャラのお当番エピソードは1つ目ほどは酷くないけど、
なんかどれもこれも日常からかけ離れすぎてて実感に乏しいのです。
現実逃避した夢物語だってどこか通ずるものがなきゃ響いてこないよ。
それと日常から離れた話ばかりでは学園に人が集ってる意味がわからない。
現状では1話読みきりのオムニバス形式の作品でも大差ないわけで。
毎回終盤がキャラのイメージソングみたいな展開になってるのも含めて
キャラを愛でる作品という形容に尽きるかな。絵はキレイだし。
(歌ってるとこでD.C.の声優PVを思い出しました)

[雑記] 一気に見るにもほどがある

今週はアニメネタが一本だけです。
が、見たのはこれだけじゃないです。
実は銀英伝を38話(16時間)ほど一気に見てしまいました(爆)。
つまり1期の続きと2期の最初から最後まで見たわけです。
コメントも2回分にわけて長々と書いてたりします。
1期分と2期分を別々に見ててコメントもそれぞれ書いてたのです。

もちろん最初は2期を見るつもりなど全くなかったんだけど、
物語の先が気になって我慢ができなくて見てしまったのでした。
2期を少しだけ見るつもりが一日かけて一気に全部を見てました(汗)。
既に何度か見て内容を知ってるのにこれだけ引き付けられるとは。
それだけ作品が魅力的だからか、ただ自制心が足りないだけか……

実は1話を見始めた時にこうなる事態も予感してました。
そしてまんまとその通りの事態に陥って面目の欠片もありません。
おかげで生活のスケジュールも破綻しまくりです。
しばらくはスケジュールの再構築の余波が多方面に出そうです。
新番組が大量に始まる季節だというのに時間の確保が大ピンチです。
見ないうちに終わっちゃった番組がまたいくつかあるしな……

と言うわけで銀英伝の続きはしばらく自粛します。
2期の終わりはかなりキリがいいので我慢できるはず!(希望)
本心を言うと新番組のチェックなど放り出して続きを見たいよ。
コメント書くのとかも全部放り出してな(爆)

ちなみに肝心のコメントですが……まだ書いてる途中だったり。
書きたいことは箇条書きしてあるのであとはそれを書くだけ。
思いのほか書くことが山ほどあるので適当に整理しつつ書いてます。
いつも長くなりそうなときはメモ書きしてから構成して書くのです。
そのわりにこれかよ!って気もする文章ですが。そこはそれ(爆)。
来週や再来週にもウンザリするほどの長文をお見舞いする予定。
こうご期待!?

コードギアス 反逆のルルーシュ 20~23話

全25話だけど放送枠の関係でここで一旦終了です。
続きは夏放送予定だそうな……さらに好評につき続編も作るそうな。
枠がないって言ったって深夜なんだからねじ込むのは容易なはずだよ。
売れてないならともかく深夜としては稀な大ヒットもしてるわけで。
(ハルヒもU局+深夜で大ヒットだから前例がないわけではない)
放送がずっと先ってことは、たぶんまだ出来てないのだろう(笑)。
もしかしたら続編に合わせて24、25話の内容を修正するのかも!?

今回のストーリーは中華連邦へ亡命していた元日本政府のメンバーが
亡命先の助力を得てキュウシュウへ侵攻(奪回)するとこから始まります。
次回予告を見たときてっきり黒の騎士団がやってるのか思ったけど違ったよ。
いきなりそこまで勢力が大きくなるほど無茶な展開はやらないようで。
残り話数からして全ての謎を明かし世界も変革する結末はなさそうです。
おそらくはキリのいいとこで第一部完みたいになるんじゃないかと。
(そして好評なら第二部を作る……のが既に現実になりつつある)

このタイミングで侵攻したのは当然ながらZEROの活躍に呼応したからで。
奪回したキュウシュウで日本の独立を宣言しZEROに共闘を申し入れる。
この旧政権のメンバーの真意はいまひとつよくわからなかったけど、
助力をしてる中華連邦が親切でやってると思ってたなら大バカだろう。
もちろんルルーシュにそんな中華連邦の意図が判らないはずもなく。
名前と主が代わるだけで今と実態は何も変わらないと切り捨てる。
そして黒の騎士団によるトウキョウ独立の準備を密かに進めていた。

当然ながらブリタニアはキュウシュウを奪還すべく軍を送るけど、
ここでランスロットの成否は問わない撹乱作戦には唖然としたよ。
結果さえ期待したものなら多少の犠牲など物の数ではないというか。
ユフィの大胆な発案に賛同するのも含めてシュナイゼルの冷徹さに寒気が。
見た目こそソフトだけどやってることはオーベルシュタインと同じだ。

シュナイゼルの想定の範囲内のランスロットの絶体絶命な状況で
思いもよらぬ助けが空を飛んでやってきた。そうルルーシュ(ZERO)が。
まさか戦場で二人が共闘するシーンがあるなんて思わなかったよ。
もちろんルルーシュにはここで助けることの思惑が有ったけど。
それとは別に純粋にスザクを助けたかったのでしょう。ホテルと同様に。
しかしそんな想いに反して運命は二人の関係に大きな楔を打ち込んだ。

22話ではアシュフォードの学園祭が。
物語が盛り上がれば盛り上がるほど日常である学園の側面は薄れていく。
だからこんな佳境で学園がクローズアップされたのは驚いたよ。
しかしただの穏やかな回なんて展開はもはやこの作品には無かった
学園にお忍びで侵入したユフィが偶然にもナナリーと出合ったことで、
ストーリーは一気に新たな局面を迎えることになる。
恐らくユフィはこの出会いがなくともいずれはやろうとしただろうけど。
でもこのタイミングで宣言したのは大誤算だった。ルルーシュにとって。

エリア11の中に日本人が日本人でいられる行政特区を作る。
そんな大胆な発案をシュナイゼルが了承したのにはもちろん理由があった。
日本人の不満を解消することで反乱勢力への支持を失わせること。
黒の騎士団にとって協力しても反抗してもその存在基盤は危うくなる。
今まで裏に隠れてたキョウトも表に出てこざるを得なくなったし。
ユフィがルルーシュやナナリーやみんなのためと思ってやったことは、
ルルーシュの立てた戦略にとって最大の障害となってしまったのだ。

ここでルルーシュはある選択をする。
次回予告で「血染めのユフィ」なんて物騒なタイトルが出るし。
ああこれはルルーシュがユフィにギアスを使うのだなと想像がついた。
ただし実際はこちらが考えてたよりももっと悲惨だったのだけど
おそらくルルーシュはユフィのイメージを失墜させるつもりだったはず。
だけど皇女の地位を捨ててもという考えにルルーシュも態度を変えて
この行政特区を生かした形で戦略を練り直そうと言い出したのだった。
ルルーシュとユフィの握手が一瞬だけ幸せな未来の予感を錯覚させた。
その瞬間にそれは起こったのである。
サブタイトルを失念して目の前の状況に安堵した自分が甘かった……

物事は全て想定通りに進む。
そんなことはありはしないのだけど。うっかりそう錯覚をしていた。
そして往々にして想定外のことは最悪のタイミングで起こるのである。
ルルーシュが何気なく口にした言葉がギアスとなってユフィを縛る。
そうルルーシュのギアスはついに制御不能になってしまったのだ。
結果的に当初考えたユフィのイメージの失墜は実行されることになる。
それはユフィにとってもルルーシュにとっても耐えがたい凄惨な形で。
ユフィにそれを実行された原因は他でもないルルーシュ本人なわけで。
目前の死体の山が事態の責任を自分で取れと迫ってるような気がした。
もはや取り返しのつかない状態のユフィを止めることも含めて……

ルルーシュにとってユフィだけは皇族の中で別扱いだった。
倒す相手の頭数には入ってなかったし殺す気も無かったのだろう。
今回だってイメージを失墜させるだけで傷つける気はなかったはず。
そしてユフィにとってもルルーシュはかつて淡い想いを抱いた相手。
だから星空の下の二人の構図はかつての二人の関係でもある。
筋書き通りに進めば二人が協力する未来だって有ったはずなのだ。
それなのにこんな形で二人の関係は終わりを迎える。
まるでギアス(王)の力は誰との関係性も許容しないかのように。

このまま革命が進行し世界が変革されれば多くの人は幸せになるだろう。
だけど変革者のルルーシュがこの先幸せになれるとはとても思えない。
ルルーシュがいなくなったらナナリーが幸せとも思えない。
果たして本当にこの道でよかったのだろうかと問わずにはいられない。
でも、もはや引き返せないことろまでルルーシュは進んでしまってる。
戻る道がない以上それが修羅の道だとしても前に進むしかないだろう。
どんな結末に至るとしても。