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ついに限定版マラソンも最終巻に到達しました。
そして毎度のごとく発売日から何日経ってるんだって感じですが(汗)。
そんなわけで7巻の内容について。
「サムデイ イン ザ レイン」の尺は放送と同じで細かい修正だけでした。
まさに
間違い探しのような……
以下、セレクタで切り替えながら詳細に比較したその結果を。
(*1) 2'03" 2'23" 4'02"
これらのカットで
床をはうケーブルが描き足されてます。
視点に近い右手前のダンボールとバットがピンボケ気味になってます。
(*2) 4'38" 5'28"
これらのカットで床をはうケーブルが描き足されてます。
(*3) 6'17" 6'37" 7'30" 7'51" 8'36" 8'41" 8'54" 9'14~48"(4カット)
10'12" 11'38" 14'00" 16'00"~16'15"(5カット) 16'43" 17'26" 17'33"
*1にプラスして団長のデスクに
ハルヒのカバン+αが描き足されてます。
扉側視点のカットでは(PC)ディスプレイの背面の模様が微妙に違います。
(*4) 18'51"
このカットの団長のデスクにハルヒのカバン+αが描き足されてます。
(*5) 18'59"
このカットの
キョンの正面にコートが描き足されてます。
(*6) 19'40" 19'46"
*3にプラスしてキョンのコートが描き足されてます。
(*7) 20'23"
このカットで床をはうケーブルが描き足されてます。
こーしてリストすると修正カットが大量にあるように見えますが
実際はキャラだけ違う同じレイアウトのカットが大量にあるのでした。
基本的にケーブル・カバン・コートが描き足されてるだけだから。
しかしこんな微妙な修正だと
油断してると気づきません(汗)。
実際、ハルヒのカバンに気づいたのは有希が一人になってからだし、
床のケーブルに至ってはアップになる最後の最後(*7)だったし……
(どちらも気づいた後に最初から確認しなおした)
それにこんな微妙な修正はしなくても誰も文句を言わないと思う。
ハルヒの場合そんな修正がほとんどでしたが。
放送の時点でほとんど完璧と言っていいレベルだったからね。
※追加シーンは元から存在してて放送枠に合わせてカットした
映像特典のメイキング第八弾は平野綾さんが京アニを見学する内容で
第八段にして初めて
アニメのメイキングらしい内容だったです(爆)。
ちなみに今までのメイキングより時間が前みたいでまだ制作中だった。
(ライブアライブの制作がこれからみたい)
まだ見せられないとか言ってるけど当初はどこに入れる予定だったんだ?
DVDの最終巻なのにまだ見せられない内容なんて有るわけないじゃん。
もう一つのスペシャル版エンディング。全編踊ってるバージョン。
これについては、ひたすら動きまくってる!というしょーもない感想が。
てゆーか放送版ですから果てしなく無駄に気合が入った動きだったし。
それが全編になってもやっぱ「果てしなく無駄に気合が入ってる」としか。
googleがgoooooooogleになったぐらいの印象です(意味わかんないから)。
そいや深夜にふとテレビをつけたらよく知らんアイドル番組かなんかで
この踊りをよく知らんアイドルが集団で踊っておりました……
これってアイドルの踊りを絵で描いて完璧に再現してるから凄いわけで。
それを実際にアイドルが踊っても
普通のアイドルの踊りなのでは?
では肝心の(限定版の)付属CDのサントラ部分。
サントラ部分には計7曲収録されてて、以下になります。
[]の部分は使用リストで便宜的につけてたタイトル。
(1) ある雨の日 [M9-07 なんでもない時間]
サムデイ イン ザ レインでキョンが寝入るシーンで使ってる曲。
放送最終話でもまったりと時間を浪費するシーンで使ってます。
つまりは、
なんでもない時間を過ごすシチュエーション曲ってこと。
ちなみにタイトルは「サムデイ イン ザ レイン」の和訳っすね。
(2) 悲しみあふれる [M3-07 朝比奈みくるの哀愁]
(放送)3話で「お嫁にいけなくなったら」に使ってるシチュエーション曲。
いかにもな哀愁の漂ってくるネタっぽい曲と言えないこともない。
(ハルヒではこーゆーコテコテの曲調はネタでしか使わないから)
ぶつ切りな放送版に比べてフル版だと曲の構成がさらにコテコテですな。
※今回の収録分には使われてません
(3) 小さくても素敵な幸せ [M5-08 デートのような]
(放送)5話でみくると二人で歩いてるシーンに使ってるシチュエーション曲。
(この作品じゃなければ)わりと使いやすそうな穏やかな雰囲気の曲です。
こちらも放送はぶつ切りだったけど
フル版だと結構いい感じに聞けます。
※今回の収録分には使われてません
(4) ハルヒの想い [M9-08 二人の風景]
サムデイ イン ザ レインのラストに使ってるシチュエーション曲。
「素直な気持ち」と双璧とも言える
ピアノベースの凄くキレイな曲すね。
あのシーンと組み合わさるととても印象的に聞こえてくるのでした。
ちなみに放送で使われてるのがほぼフルサイズです。
(5) 神人 (Guiter ver.) [未使用曲]
タイトル通りの神人のバリエーション曲です。
(6) 非日常への誘い [M10-09]
(放送)10話で大人みくるが説明するシーンに使ってるシチュエーション曲。
(放送)13話のマンションの管理人が話すシーンの方が長く使ってます。
不思議な曲調のクラシックっぽい曲でタイトルが思いつかなかったけど、
「非日常への誘い」ってタイトルがまさしくイメージピッタリっすね。
※今回の収録分には使われてません
(7) 不満募って [未使用曲]
どの曲とも似てない未使用曲で別に収録しなくてもって感じの曲(爆)。
以上で限定版のサントラは全て揃ったことになります。
使用曲の収録状況も既存のクラシック曲(5曲)と微妙なバージョン違いの
「M4-09 長門有希の呪文」「M13-08」以外は全部収録されました。
最初にリストを作ったときは全てが勝手につけたタイトルだったのに、
次第に
ちゃんとした収録タイトルで埋まっていくのが感慨深かったよ。
後はクラシック曲だけっすね。やっぱ自分で集めるしかないのかな。
マーラーの交響曲第8番だけは買ってきたんだけどこれが結構違うんだ。
実際に使ったクラシックの音源をCDにまとめてくれるとあり難いんだけど。
(演奏を聞いてどの盤か分かる人がいたらそれは凄いです)
そんなわけで
「
涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲の使用リスト)はとっくに更新してあります。
クラシック曲に関しては音源を入手して確認してから曲名を差し替えます。
あ、マーラーの第8番の小節うんぬんはCDの記述そのまんまです。
第1部は延々と長いのです。部分ごとに便宜的な名称はついてるけど。
そして、この第1部はなんと
神の出現を称える歌を歌ってるのでした。
あのクライマックスの内容にちゃんと沿っているではないですか!
ただ曲の雰囲気だけでつけてたわけではなかったのに驚きました。
いやホントにアニメスタッフはいい仕事をしてたなと。
そして曲が全部揃ったので再構成のサントラを作りたい……
てゆーか
既に作っちゃいました。こーゆーことだけは早いぜ。
そのへんは近日中(来週とか再来週とか)に改めて書く予定です。
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15話の最後に死んだと思ったマオが進んだ医療のおかげで再登場。
ナナリーを拉致って再びルルーシュに挑んでくるのです。
ここで事情を知ったスザクの手助けによったナナリーを救い出すけど、
久々に
二人が手を組んで行動するシーンには感慨深いものがあったよ。
ルルの頭脳とスザクの肉体能力が合わさればまさに無敵って感じで。
だからこそルルーシュはスザクが仲間になって欲しいと思ってるわけで。
(もちろんスザクの能力だけが欲しいわけではなく)
多くの視聴者も二人が手を組んだ姿を見たいと思ってることでしょう。
しかしそんな思惑とは裏腹に事態はついにあの瞬間を迎えるのでした。
そろそろ物語も佳境に差し掛かってきた17話。
ついにランスロットを誰が操ってるかをルルーシュとカレンが知ります。
非常識に強いランスロットすら
ルルの頭脳なら追い詰められるのだなと。
もちろんカレンの紅蓮二式と四聖剣の新型がいたから実行できたんだけど。
そして藤堂の突きによってコックピットが露出してそこに思わぬ人物が。
ルルは呆然としてそこまで完璧だった指揮が完全にフリーズしてしまう。
カレンもこの時ばかりは動揺して必死にゼロの指示を仰いでたね。
ランスロットの中身がスザクだと知った17話の直後に再び総集編(17.5)が。
ほぼ全体を3等分してそこに総集編をはさんであるみたいっすね。
※ちょびっツが全く同じ構成になっていた
この総集編はルルーシュとスザクの関係を中心に描いてありました。
黒の騎士団にとって最も目障りなランスロットの中身がスザクだと知って。
それでも何とか懐柔して仲間に入れようと画策するルルーシュに対して、
その後にとったカレンの大胆な行動にはちょっとビックリしました。
ゼロのためにクラスメイトですらある
スザクを暗殺しようとするんだから。
カレンは学園では一歩引いてるしルルほどは思い入れはないんだろうけど、
それでもわりと近い関係の生徒会の仲間を手にかけようとすら思うんだから。
それほどカレンはゼロに対してただならぬ感情を持ってるのだなと。
(信頼して欲しいとかそんなレベルではないと思うよ)
ゼロ番隊(事実上ゼロの親衛隊)隊長と言われて凄く喜んでたし。
しかし、未だにゼロの中身がルルーシュだとは知らんのだよな……
カレンの大胆な行動はさらに続く。
黒の騎士団によるランスロット(スザク)捕獲作戦の意外な結末として、
ルルとスザク、カレン、ユーフィが無人島!?に流されてしまうのです。
※神根島は現実には存在しない。神津島ならある
ここでスザクは(海水でべだべたの)体を洗ってたカレンと遭遇するのです。
スザクに気づいたカレンが次にした行動は服を手にとって着るのではなく、
毎度の仕込みナイフでいきなり襲い掛かるという行動でした……
ルルーシュの時もそうだったけど
体を隠すよりも目的を優先する人だよ。
でも実はカレンのやり方は戦術的には正しかったりする。
体に見とれて相手に隙ができればその分有利になるのだから。
(カレンはそんなこと考えてはいなかっただろうけど)
しかしスザクは全く隙が出来ませんでした。やっぱスザクは男が好(以下略)
この無人島ではルル(ゼロ)とユーフィも遭遇するのです。
ここでユーフィの口から「ルルーシュ」と思いがけない言葉が。
最初に顔を合わせた時に思い当たったとは凄い洞察力を持ってるなと。
ゼロの中身に(薄々)気づいたときに「ただ悲しくて」と思ったからには
ルルーシュがそれだけの行動を取る理由も理解してしまったからで。
今までに見せた行動でも優しいだけじゃない聡い面を感じされたし。
ナンバーズを差別する現体制を変えたいみたいな芯の強さも持ってる。
もしかしたらユーフィの存在がルルにとって大きな鍵になるのかも。
今後の可能性として二人が協力する未来が無いわけでもないなと。
(そーすればユーフィの騎士であるスザクも自動的についてくるし)
そんなことを考えたルルーシュとユーフェミアの二人の構図でした。
そしてあと残り6話です。
今の物語のテンポだと世界を変えるのには
話数が足りないような。
黒の騎士団は回を経るごとに飛躍的に大きくなってはいるけど。
既にエリア11の過去のレジスタンスを上回る力を持ってる感じだし。
しかし世界を変えるには兄弟を倒して皇帝を追い詰めないといけない。
5話ごとに一人ずつ倒すのかと思ったけど、そーいう構成では無いようで。
19話まで進んで倒したのはクロヴィス一人だし。長兄はまだ出てきてないし。
25話までに物語を終わらすためには、もっと大胆な展開が必要になりそうな。
C.C.のこと。
以前からそこにいない誰かと話してるようなそぶりを見せてます。
離れてる誰かと会話してるみたいに解釈してる人もいるようで。
C.C.の器は一つだけど意識が複数あるという可能性もあるかもしれない。
主に表に出てる人格がいて、それとは別の人格がたまに出て来とたりとか。
C.C.に関しては
分からないことだらけなので実のところはどーなのか。
そのC.C.の正体と関係あるらしき遺跡が。
今まで謎のまま放置プレイだった物語の根幹に関わる事実の一端がついに。
なにやら皇帝の真の目的は
世界を征服することでは無いような含みまで。
そーいや「ラグナレクの接続」みたいな意味深なセリフもあったっけ。
このへんの全容も終盤に向けて一気に明らかになるのでしょう。
まだ描くべきことが山ほどあるのに、あと6話で物語にケリをつくのか?
2期目のオープニング主題歌について。
作品に合ってないとか歌詞が聞き取れないとかボロクソですな。
確かに当初は画面にもあまりに合ってなくてアレだったなと。
18話以降は画面のテンポが曲に合ったので多少マシになったけど。
と言うか映像は展開にあわせて3分割なのに途中で曲が変わるせいで、
2番目の映像を曲にあわせて無理やり再構成してる感じだったし。
ただタイアップするんじゃなくちゃんと内容にあわせてつけろよと。
こんなタイアップでは作品と曲の両方にとって不幸だろう。
「空気読め」と言いたくなるぐらい外した曲をタイアップするのは
るろ系以来ソニーミュージックの伝統なので半分ぐらい諦めてるけどな。
ちなみに曲そのものは悪くないと思う。あの歌い方もアリだとは思う。
現在リリース中の40分×全4巻のOVA。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
その昔。かなり大昔。「ドロロンえん魔くん」というアニメが有りました。
小さい頃に見た覚えがあります。が、当然(?)内容は忘却の彼方です。
「ドロロンドロロンデロデロバー」な旋律を微かに記憶してるぐらいかな。
これは、そのえん魔くんが成長した世界の物語という設定の作品です。
オリジナルは時代もあるけど子供向けでいかにもマンガ的な作品でした。
しかしこの作品では現実的な舞台の
見た目もリアルなホラー作品に大変身。
炎魔が情報収集をかねて探偵事務所をやってるのが凄くそれっぽいなと。
地上に出て悪さをする妖怪を捕らえて魔界に送還する(or滅する)という
オリジナルの基本設定だけが変わらない全然違う作品になってます。
世界がとっても現実的になったけど、キャラはどことなくマンガ的で。
特にカパエルは現実的な空間にリアルなカッパの化け物として存在してて。
描きこんで非現実な存在に説得力を持たせる手法がジブリアニメを彷彿とする。
たとえマンガ的なキャラであっても表現次第で印象が全然変わるのだなと。
空間描写がとってもリアルなのでホラーとしての恐怖感も凄く感じられるよ。
特に2巻の人形が突然出現するシチュエーションがものすごく怖くてイイ!
歩いたり動いたりしないで、ただ
無表情に存在するのが余計に怖いです。
彼氏に捨てられて可哀想だった七美がだんだん変になってく様も怖いし。
見ててなんとなく真相だと思えたことと真相が別だったなフェイク展開とか、
いかにもホラーっぽい破滅的な結末のストーリーも結構見ごたえがある。
ホラーなアニメが見たい人にはおすすめできる作品ではないかと。
元作品の「えん魔くん」は知らなくても全然問題ないよ。
このところ昔の作品のリメイク・続編・セルフオマージュな作品が目立つけど、
そのへんの作品と比べてこれは今の表現で作った意味のある作品だなと。
まぁ「炎魔くん」で無くても成り立ちそうな題材ではありますが……
でも炎魔くんが
成長してカッコよくなってるのはいい感じかもしれん。
(往年のファンの人は既にいい年なので感慨は薄いと思うけど)
見た目に応じて多少は落ち着いたのかと思えば相変わらず暴れん坊だけど。
この内容ならテレビで放送すればそこそこウケると思うんですが。
てゆーかこのネタで1クールぐらい作ってくれても良かったと思うのだけど。
1月から一部の民放(7局)で放送中の新番組。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(2巻までリリース済)
前にWOWOWで放送した「SHUFFLE!」を
キャラ毎に再構成したモノで、
DVDには巻番号がなくて「導入編」「芙蓉楓編」みたいになってます。
放送は1話が主人公(土見稟)が主要キャラを紹介する導入編で、
2~6話までが芙蓉楓、時雨亜沙、ネリネ、リシアンサス、プリムラの順に
それぞれのキャラをクローズアップしたエピソードの前編をやってます。
おそらく7話以降は同じ順に後編を放送するんだと思われます(全11話)。
放送はしないけど完全新作で番外編の12話もあるそうな。
新作カット云々に関しては放送分に関してはOP&ED映像だけみたい。
実はそれぞれのキャラ編毎にOP&EDの歌があって違う映像になってます。
※それぞれのキャラが歌ってるキャラソングみたいなカンジ
導入編はOPだけ新曲&新作映像でEDは「SHUFFLE!」のままでした。
そんな感じなので事実上「SHUFFLE!」のダイジェスト放送っすね。
見てて思ったけど
SHUFFLE!の魅力を紹介する宣伝番組って感じだよ。
それをわざわざDVDにして売る角川の商売根性には頭が下がります(爆)。
本編は2話までしか見てないので先の展開とか全く知らなかったけど
キャラ毎のエピソードをダイジェストで見たので多少は理解しました。
楓の過去の話なんかは
「ひぐらし」みたいでわりと面白かったかな。
シアとのデートも他のキャラとの絡みに比べればまぁ見れるかなと。
(前編最後のキレイ事な選択はラブストーリーとしてはアレだけど)
しかし全体として見るとダイジェストなのを差っ引いても微妙かも。
前に本編を見たときにもなぜかキャラが魅力的に見えなかったし。
そのへんも含めて今回改めて見てみて原因をしっかり理解しました。
この作品を見てまず分かるのがキャラ絵や背景を含めた質の高さ。
キャラの些細な仕草、手や目の動きとかとてもクオリティが高いのです。
しかしその個々の仕草が
キャラの表情として全然生かされてない……
泣いたり怒ったりと感情が激しい時だけは表情がシンクロしてるので、
楓の過去の話とかは絵のクオリティの高さが作品として生きてるけど。
ごく日常的なシーンのさりげない笑みや喜びや恥じらいの表情が弱い。
なんか全般にリアクションがわざとらしくてよそよそしくて硬い感じ。
それぞれのキャラはもっと近しいはずなのに距離を感じてしまうのです。
シアとのデートが多少マシに見えるのは他がダメダメって意味でもある。
まさに「無駄にクオリティが高い」という第一印象を実証してますな。
キャラがマネキンなのを覚悟すればそこそこ見れる作品ではあるけど。
実はコメントを描く前にCanvas2の2話を比較のために見比べました。
同じ角川のエロゲーアニメで商品構成までそっくりなこの2作品。
表情のつけ方が抜群に上手いけど絵はそれなりのCanvas2と、
絵は抜群にキレイだけどそれが表情に生きてないSHUFFLE!の比較を。
それで漠然と考えていた上述の仮説の正しさを実感したわけで。
絵のクオリティと表情描写の良し悪しはイコールじゃないのだなと。
にしてもSHUFFLE!の表情の弱さはどのパートの問題なんだろう?
脚本の鈴木雅詞さんはGiftではわりといい仕事をしてるんだけどね。
まぁ女キャラを描くのは(傾向として)女性のほうが上手いですが。
9月からBS-2(のみ)で土曜日の朝に放送中の新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースは3/21から
中国の青海に家族で観光旅行に来たユートは水辺で木彫りの仏像を拾う。
と、そこに突如として二組の未来から来た時間旅行者が現れたのだった。
彼らは奇跡を起こすと伝えられる雪達磨大師像を探して旅をしていた。
ユートの持つ仏像がこそがそれだと二組で奪い合いを始めるのだった。
事情がよくわからないユートは奪い合いに巻き込まれ時間旅行をするはめに。
そしてユートは過去のシルクロードで
数々の奇跡を目撃することになる。
30分のシリーズで国産のフル3DCGアニメって珍しいような。初めて!?
でも手描きアニメのスタッフがやってるので画面構成がまんまだったり。
手描きアニメ制作の経験が少ない人だとやたら長回しを使いたがるけど、
※3DCGの場合モデルを用意してカメラを移動するだけだから
アニメっぽく
カットをばしばし切り替えてテンポよく進んでくあたりが。
キャラの動きに関しては手描きに比べるとまだまだ不自然だけど。
このへんは劇場用ほどスケジュールに余裕がないから仕方がないか。
(アップルシードですらまだ手描きレベルには達してないし)
誇張的なデザインを3Dで再現してるあたりは手描きよりも映えるかもね。
過去の時間軸を行ったり来たりして歴史上の人物に出会うとこや、
タイムマシンを駆る二組の勢力が同じお宝をめぐって争うとことか、
中の人たちは真剣にやってるのに
傍から見てると喜劇だったりとか、
その辺でタイムボカンを思い出しました。笑えるところなんか特に。
※内容はそんな似てません
人語を喋るタイムマシンのすっとぼけた態度もなかなかに味があるよ。
湖で下から浸水してきて「どーやら水に弱かったみたいです」とか言うし(笑)。
未来の雇い主からのビデオメールも大変な時を狙ったように出てくるし。
見た目こそ普通のアニメとは違うけど、ふつーに楽しめる作品っすね。
総合か教育テレビで夕方やってファミリー層に見せればよかったような。
(BS-2は元々ターゲット・ジャンル無制限でいろいろやるけど)
構成は2話で1エピソードになってます。どーやら最後までそうらしい。
偶然巻き込まれたユートは5話でいったんは元の時空に戻るんだけど、
準備無しで時間旅行をしてしまったことで副作用が発生してしまう。
(ユートの体が赤ん坊から老人まで勝手に変身してしまう症状)
なのでしばらくお宝捜しに付き合いながら善後策を探ることに。
そのうち進んで旅に参加することになるのではないかと思います。
なぜかユートにだけ見える春麗の正体が結末への大きな鍵になるのかな。
現在リリース中の30分×全4巻のOVA。DVDレンタル。
原作は18禁の恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
今よりも未来。ネットが遥かに進化してより深く生活に浸透した時代。
脳に直接信号を送る技術で
ネット世界に入った感覚を得られるようになった。
ネット世界が広がれば当然に犯罪も増え、それに対処する機関もできた。
そんな時代、ハッキングの罪で捕まった相馬透はその力を治安維持局(FLAK)に
提供することで罪を問わないという司法取引にしぶしぶ応じていた。
表向きは恭順したかに見える透には、FLAKに入る真の目的が合ったのだ。
それは最後のハッキング時に仲間を殺したFLAKの人間を探し出すこと。
しかしFLAKに入った透はさまざまな謎や陰謀や事件に巻き込まれていく。
果たして謎の少女の正体は?ネットに起きている事態の全容は?
みたいなストーリーだと思います。たぶん。
見ててまず思ったのが短い時間に内容を詰め込み過ぎのようなでした。
入れない場所に存在する謎の少女と、ネットで起きた不可思議な事件と、
ユウヤを殺した犯人探しと、VSS社の人体実験と、彩音の過去の話と。
2巻までの内容では謎の少女に関する部分が特に関連性が薄く感じるよ。
いきなりデートしたり
お兄ちゃんと呼んでいいですかとか別作品みたいで。
1巻冒頭の事件に関しても今のところ全くフォーローがされてないし。
でも恐らくそのへんはストーリーの根幹に関わる部分だと思うので
むしろそっちを中心に物語を再構築して他の部分を削るべきだったような。
中身が濃いといえば聞こえは良いけど説明不足で消化不良気味な感じ。
現状の印象としては興味深い内容だけどなんともビミョーです。
ストーリーを追うのが精一杯でキャラも作品世界も希薄になってるから。
原作ゲームのファンは情報が補完されるからこれでもいいのかもしれんが。
あと凄く気になったのが仮想世界で致命的なダメージ受けると
本体の脳に過大な負荷がかかって破裂するというシステムの設定。
そんな欠陥システムが
一般用として認可されるとは思えないのですが。
(研究所内での試験運用ならともかく)
最低でも人体へのフィードバックにリミッターが必須になるはず。
万が一なしで認可されても人が死ねば問題になって即営業停止になるよ。
あと強制ログアウトのシステムが無いのも運用上大問題になると思う。
もちろんちゃんとシステムがあっても事故は起こるわけですが。
あまり嘘っぽい設定だと物語そのものの説得力がなくなっちゃうぞ、と。