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1月からフジテレビ系(9局)で木曜日の深夜に放送中の新番組。
原作は少女誌(Kiss)のマンガで大ファンです。
※セル・レンタルDVDのリリースは4/13から
世界的な音楽家を両親に持ち自身も天才と呼ばれた千秋真一(音大生)は、
小さい頃のトラウマが元で飛行機も船もダメで海外へ出られなかった。
同級生が先に進んでいくのに立ち止まってる自分に焦りを感じていた。
そんなある日、いつものように他の生徒の練習を聞きながら歩いてると、
まるでデタラメなのに楽しそうでそして
凄く上手く演奏するヤツがいた。
それが千秋真一と野田恵・通称のだめとの第一種接近遭遇であった。
二人の出会いは音大の個性豊かな面々を巻き込み大きな波を起こしてく。
そして千秋とのだめ自身の新たな道への一歩となるのだ。がそれは先の話。
ノイタミナと言うと変な商売っ気が匂ってくるのがアレだったりします。
例えば知名度がある役者だけど声優としてはアレな人を主役級に使うとか。
つまりは獣王星のサードとかサードとかサードとかの話ですが……
その点、今作は主役の二人が川澄(綾子)さん関(智一)さんの実力派コンビで
過去の作品を見る限り演技力に関しては全く心配はいらんって感じだね。
川澄さんはあまり天然ボケキャラの記憶がなくてイメージ湧かなかったけど、
実際に見たら想像してた以上に
のだめのキャラに合っててビックリした。
特徴的な奇声も変幻自在の演技力で完璧に再現されていて嬉しかったよ。
※川澄さんは原作の大ファンだそうで
関さんもわりと3枚目キャラっぽい印象が強くてイメージ湧かなかったけど、
これまた実際に見たらカッコよさとカッコ悪さの落差が絶妙にハマってる。
たぶん今後原作を読むときはアニメの声が頭の中で響いてくる気がする。
もうひとつ心配だったのは主題歌。
夕方のアニメと違ってイマドキの深夜アニメは作品のための曲が多いけど、
一部に作品のイメージから外れたタイアップをしてるのもあったりする。
この枠の曲はそれなりに合ってるけど微妙って感じの曲が多かったよ。
それに関しても、今作のオープニング曲はかなりいい感じにハマってた。
自由奔放でかつ技巧をみせつける感じのピアノが作品に良くあってるし。
てゆーかそもそもこの曲は
「のだめ」にインスパイアされた曲だそうで。
そりゃ、いわゆるタイアップと違って作品にぴったりなはずです。
そしてオープニング映像がまた素晴らしい!
手描きとCGを縦横無尽に織り交ぜた手法で。楽曲とシンクロするスピード感で。
空に抜けるような明るい色彩で。爽やかでカッコよくてスマートな印象がする。
誰じゃコレ作ったの?とクレジットを凝視してたら幾原さんじゃないですか!
※幾原邦彦→ウテナの監督さん
アニメでは久しぶりに見たような。今まで何をやってたんでしょう?
肝心な本編のこと。
見た感じはおそらく原作にきっちり沿った内容だと思われます。
設定が変わってるとかは無いはず。
見てて違和感は感じないし。
エピソードが端折られてるかは、記憶がおぼろげでわかりません(汗)。
オリジナルのエピソードが挿入されてるのは今のとこは無いと思う。
原作はまだ倉庫から持ってきてないので内容の詳細な比較はできません。
いちおー最後まで付き合う予定なので、そのへんは次回以降の更新で。
※2クール23話の予定
原作ファンだし原作にそった内容なので特に新たな発見はないけど、
実際にキャラが喋ったり動いてたりするだけでとっても楽しいっすね。
川澄さんの絶妙な演技でのだめの強烈なキャラが生き生きとしてるし。
二人の周囲のクセのあるキャラたちも声で命を吹き込まれた感じだし。
映像としてのテンポも絶妙なので
中身知ってるのに笑い転げてたよ。
原作ファンとしては文句なし!と言える映像化っすね。
アニメになって原作と最も大きく変わった部分と言うと音です。
この作品は指揮者やピアニストなどの音楽家を目指す人の物語なので、
原作でも音楽のイメージを絵で表現しようといろいろと工夫をしてた。
それを読んだ人の頭の中には人の数だけ(勝手な)音楽が流れてました。
アニメでは実際に音楽を使えるという利点と、そして欠点があります。
利点はイメージをより直接的に
具体的な音として伝えられること。
そして欠点は不完全さゆえの想像の余地を無くしてしまうこと。
それぞれの読者の(勝手な)イメージと一致する保証はないってこと。
そのへんを踏まえて、実際に音を聞いた印象はと言うと。
のだめの凄く上手いけどデタラメに弾くって感じがよく表現できてる。
オリジナルの演奏を知らないとデタラメさはわからないでしょうが。
上手いのはわかり易い、というか原曲より無駄に難しくなってるし(笑)。
本来の楽譜に音を余分につけて、テンポが微妙にスイングしてるし。
※のだめは楽譜を見ずに耳で覚えて弾く
クラシックの曲にジャズの即興演奏を組み合わせた感じだね。
この演奏とあのキャラで
天才となんとかは紙一重を地で行ってます。
どーでもいい話。
原作を読んだ人なら知ってる話だけど
のだめにはモデルがいます。
名前なんかまんま「野田恵」(通称リアルのだめ)だったりします。
と言ってもここまで凄いキャラでは無い(らしい)けど。
のだめが作った変な歌のクレジットの野田恵はつまりとはこの人のこと。
偽名でキャラの名前をクレジットしてあるわけじゃないよ。
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1月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送中の新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
ufotableのオリジナル企画で先にマンガが発表されました(原作ではない)。
※セルDVDのリリースは4/11から(レンタルは4/27から)
今よりも少し未来。学校に行かなくても勉強ができて就職もできる時代。
生徒による自治というお題目は無気力な生徒たちによって崩壊しつつあった。
(なんか昔行ってた高校を思い出すような設定だ)
そんな高校のひとつ「私立聖桜学園」に雨宮学美(まなび)はやってきた。
学美は転校の前日に学校に侵入したり、転校早々
生徒会長に立候補したり、
と常軌を逸した大胆な行動で先生や他の生徒たちを驚かせるのだった。
そんな破天荒な学美の行動は次第に他の生徒たちを巻き込んでいった。
まず最初に思ったこと。
一部の層にピンポイントな見た目だなと(爆)。
よーするにロとかリな人たちを狙ったとしか思えんキャラデザってこと。
そして女の子ばかりが出てくる狙いまくりのスターチャイルド路線だし。
主役は毎度の堀江由衣さんだし……
一部の層以外は置いてけぼりみたいなビジュアルだけど
ストーリーはむしろ一般向きで広く共感を呼びそうな内容だったり。
活気のない学校を盛り上げて学園生活を楽しもうとする内容だし。
学美(まなび)のやってることは
ハルヒのまともバージョンとも言えるし。
(ハルヒはまっとうな方法を知っててあえて外れたことしてるけど)
どちらも一般人の枠を大きく踏み外してるのも似てるとは言えるね。
4話の芽生(めい)の話みたいに見た目の可愛さとは裏腹に重い内容をやるし。
フタコイのufotableらしくすっごく変化球なアプローチの作品だなと。
狙い過ぎのスタチャと作家性が暴走気味のufotableは相性がいいのかも。
互いの悪い面を打ち消しあって良い面が上手く表に出てくる感じで。
あと見ててなんとなく思ったのが「かみちゅ!」に似てるってとこ。
作品そのものは全く似てないんだけどアプローチとかテイストがね。
学美を中心に生徒会の人たちが学校を盛り上げるために頑張る話だし。
この作品の見た目が「かみちゅ!」みたいで男子もちゃんと出てくれば
もっと幅広く受けたんじゃないかと思えるので勿体無い気がするよ。
現状では見た目で拒絶反応を起こす人が少なからずいると思うので。
(ダフネもあのコスチュームじゃなければって思ったし)
フタコイオルタナティブの時は普通に見れるキャラデザだったのに……
アニメ制作がufotableと言うことで凄く気合の入った映像です。
オープニングは凄くデキがいいし本編もテンポ良くて見せ方が上手い。
わりと現実的な世界を描いてて作中も現実的な空間描写が多いけど、
カメラワークを工夫したりエフェクトを使ったりしてメリハリをつけてる。
時にはイメージを膨らませた大胆な仕掛け映像を使って印象づけることも。
4話の芽生の過去の記憶なんか新房さんかよ!って感じの凄い色彩で(笑)。
立て続けにヘボいのを見た直後だったのもあって凄さを実感してしまう。
直後にやってるMoEと同じ時代のアニメとは思えないぐらい違うんですが。
作品の舞台は一見すると現代で、でも実は今より少し技術が進んだ時代。
皆が持ってる生徒手帳が携帯端末(今のケータイの高性能版)みたいだし。
学美が使ってる
浮上型キックボードも普通に存在する世界のようです。
1話冒頭のカットが「学美星人」だったので特別なのかと最初は思ったよ。
萌え系のマンガではなんの脈略も説得力もなく普通にあったりするから。
ってわざわざ触れたのには理由があって。つまりアレあったら欲しいなと。
OPとEDの曲って
作詞・作曲が岡崎さんで、ってことは新曲じゃない?
もしかして林原さんのアルバムからシングルカットした?とか思ってたら、
何でも既存の曲のカバーなんだそうで。さらに大元は別のアニメの曲らしい。
元が10年以上も前の曲なので最近のアニソンとはずいぶん感じが違いますな。
まぁアニソンは何でもアリだから毛色の違うのは時々あるけど。
1月からフジテレビ(のみ)で土曜日の深夜に放送中で新番組。
2月からBSフジでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セルDVDのリリースは4/6から(レンタルは5/25から)
17歳の佃美奈は少し前まではごく平凡な女子高生であった。
しかし今日からは世にも珍しい現役女子高生のアナウンサーになる。
局のえらい人の思惑はわからないけど、美奈はアナウンサーになるのが
ずっと夢だったので、与えられた機会を生かすべく頑張るのであった。
そんなある日。球場での選手のインタビューの仕事をしてる時。
突如として
ウサギ型の宇宙人が球場に乱入し暴れ始めるのだった。
そう一見現実に見えるこの世界は、日々宇宙人の干渉を受けていたのだ。
そして悪者がいるならもちろん正義のヒーロー……いやヒロインもいた。
巨大ウサギメカで暴れる宇宙人の前にいつものように大月ミーナは現れた。
※宇宙人が暴れるのも大月ミーナが出現するのも日常らしい
外の騒ぎは他人事と思ってる佃美奈の前に赤ちゃんに似た何かが出現する。
そしておまえにはミーナとして戦う使命がある!と告げたのだった。
強引に口に人参をねじ込まれた美奈は月城ミーナに変身して戦うことに。
※佃美奈は人参を口にすると月城ミーナに変身する
高校生をしてアナウンサーをする二束のわらじですら大変だったのに、
さらに
正義のヒロインまでやる羽目になった美奈の明日はどっちだ?
第一印象はなんとも変な作品と言うか。
いわゆる変身ヒロインなミーナの部分は実にしょーもないノリで。
見た目がヘボいのではなく全力でしょーもない作品に仕上げてる感じ。
小麦ちゃんをテレビに持ってきたような、という形容がわりと近いかも。
小麦ちゃんみたいなパロ全開ではないけど、間違いなくネタアニメです。
この作品にはそんなしょーもないミーナな部分とは別な側面もあります。
それは現役高校生の佃美奈が
新人アナウンサーとして頑張るという話。
と言うか作品のストーリーの本筋はどっちかと言うとこっちの方です。
なので緻密で現実的な空間描写によって作品世界は構築されています。
キャラ描写も多少の誇張は入ってるけどわりと現実的だったりします。
そんなきっちりした世界観でしょーもない変身ヒロインをやってるので、
まさに全力でしょーもないって印象になるわけです。
強引に二つの要素を組み合わせた作品で、よく言えば一粒で二度美味しい、
ぶっちゃけると変化球過ぎて評価しにくい作品って感じ。
まぁ、それなりに面白いとは思うけどね。
面白いと感じる一番大きな要因はアナウンサーとして頑張るストーリー。
奇天烈なミーナの部分とは裏腹に、佃美奈が新人アナウンサーとして
一つ一つ仕事や心構えを覚えながら進んでく様がきっちり描かれてるし。
高校生アナを快く思ってなくて何か有れば首を切りたいディレクターの
視聴率の
数字の前に簡単に態度を翻すとこなんかみょーにリアルだし。
ルナテレビの外見はまんまフジテレビだし「すぽるな」だし……
※この作品は深夜アニメだけどフジテレビが製作にタッチしてます
4話までの印象では最近やったお仕事アニメではかなりデキがいい方かと。
あとokamaさんの絵が好きってのもわりと印象に影響してるかな。
「ひまわりっ!」よりもストレートにokamaさんっぽさが出てるし。
変なオプションのついたミーナのコスチュームもそれっぽくてイイっす。
ミーナの部分の変なテイストもokamaさんのマンガに通ずるものがあるよ。
okamaさんのマンガが好きだった人なら結構楽しめるんじゃないかなと。
ちなみにミーナという変身ヒロインは一人ではなくて
佃美奈の月城ミーナの先輩として大月ミーナというのが既に出てます。
この人の正体は今のところ不明だけど翠怜さんのような気がする。
エンディングの
最後の絵で対になってるし、4話で同じセリフを言うし、
翠怜さんがスタジオに居ると大月ミーナは来ないし(ざっと確認した)。
オープニング映像にはさらに他にもミーナらしきキャラが。
幼馴染の寛治とナコルの兄妹のナコルの方もミーナになるっぽい。
あとよく画面に出てくる能登カワイイよの人(役名不明)もなるっぽい。
さらにまだ登場してないあと二人の人もなるっぽい。
って1クールでそんなにミーナを出して
収集つくんでしょうか?
10月からTBS系(全国ネット)で土曜日の夕方に放送中の新番組。
アニマックスでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは2/28から
東京がまだ江戸と呼ばれていた時代。激動の維新まで少し時があった時代。
妖夷と呼ばれる異界の化け物が各地に出現し幕府の権威を揺るがしていた。
危機感を抱いた重臣は秘密裏に異形を専門に扱う「蛮社改所」を設立する。
それぞれに妖夷に対抗する特殊な力をもつ蛮社改所の奇士(あやし)たちは、
女装した神主だったり男装した巫女だったりと見た目も尋常ではなかった。
そしてもう一人上から必ずメンバーに加えるようにと言われた人物がいた。
彼の名は竜導往壓(ゆきあつ)。旗本の嫡男の立場を捨て浮民となった男。
※浮民=市民権のない人間
なぜ武士を捨て浮民に甘んじてたのか、いったい何から逃げていたのか、
それが明らかになった時、
往壓の中に秘められていた力が発動する。
物の本質を文字として写し取り武器にする「漢神(あやがみ)使い」の力。
往壓の力を目の当たりにした蛮社改所の頭取である小笠原放三郎は、
ぜひ奇士に加わってその力を貸して欲しいと頼むのだった。
第一印象はもののけ姫?でした。
純朴な雰囲気とまるで神のような自然の中の巨大な力を持つ存在とか。
でも妖夷同士が激突するシーンは怪獣みたいでネオランガっぽい?とも。
※作品自体は全く似てないのでねんのため
自然っぽい力を描きながら大胆に嘘を織り交ぜるスペクタクルな内容で。
ああなんか
いかにも會川さんらしい作品だなと思った。
ボンズのBBSに書いてあったけどヒヲウ戦記にも通ずるものがあるね。
ネオランガは熱心に見てたわけで、つまりこーゆー題材は好みです。
妖夷が出現する時の赤くてドロドロしたビジュアルにも惹かれるし。
往壓が見た
蟲師に出てきそうな極彩色の異界の姿も興味を引くし。
江戸の地下の隠された社とか言霊から武器を生み出す発想も面白い。
一般的にどーかは別として、ワタクシ的には結構楽しめると思いました。
しかし一般的にどーかと言うのが商業的な観点では重要だったりします。
アニメ的ではない作品を放送して魅力を幅広く伝えたいのは理解できるし。
あえて安全パイではない冒険的な作品を夕方放送するのもアリだと思う。
いかにもな作品ばかりだと視聴層のパイはどんどん狭くなるばかりだから。
(深夜は結構いろんな作品をやってるけど大半の人は全く知らない)
まぁ、その手の挑戦はそう簡単に
結果に結びついては来ないわけですが。
よーするにこの枠であるが故に売れ行きでいろいろ言われるだろうなと。
(バカ売れの)コードギアスと枠が逆だったら良かったのかもね。
構成は1~3話が一つ目のエピソードで4~7話が二つ目のエピソード。
一つ目のエピソードでは旗本の御曹司だった往壓がなぜ世捨て人みたいな
生活に甘んじてるのか、いったい何から逃げてたのかが明らかになります。
山神と呼ばれた巨大な妖夷の姿と、妖夷の出現する時の赤い筋が流れる絵と、
往壓の持つ妖夷から漢神を取り出す能力の映像にインパクトがありました。
二つ目のエピソードでは人の強い想いが妖夷を生み出すのだとわかります。
2話あたりから違和感を感じてた雲七の意外な正体も明らかになります。
そしてそれは往壓自身が忘れてた過去の所業を思い出すことでもありました。
神とは心の拠り所で
人が願うからこそ神が存在すると言えなくもないので、
神のような力を持つ妖夷を人が生み出してしまうのは実に象徴的だったり。
1月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送中の新番組。
BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は角川系(ガオ)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは5/16から
この世界にはほとんどの人には見えないヴァイアラスと呼ばれる存在がいる。
ヴァイアラスは人の魂を喰らい。魂を喰われた人もヴァイアラスとなる。
それはまるで
ウィルスが伝染するように、ヴァイアラスは増えていった。
そんな人に見えないヴァイアラスを見る目と狩る力を持ったものがいた。
表向きはアンティークショップを営んでいる名橋ルチアの真の仕事は、
助けを欲してる人の依頼を受けてヴァイアラスを駆除することなのだ。
必要な人にだけ見えるチラシを持った依頼人が今日も店のドアを開ける。
原作を読んだのは1年ぐらい前なので記憶はかなり曖昧だけど、
最初のエピソードって二人の出会い(4話)じゃなかったっけ!?
似たような作品がいっぱいあるので他の作品と混同してるかもだけど。
そんな感じでわりと最近よくあるタイプのマンガが原作のコレですが、
それらの作品の中でこの作品ならではの魅力はと言うと……なんだろう(汗)。
見てても「それなりに楽しめるけどそれなり」って感じだしな。
コミックスは処分せずに残ってるので惹かれるものも多少はあったようだけど。
※倉庫に行ってるので比較はしてない
その惹かれたものの一つは恐らく3話の月夜と陽司のエピソードだろうね。
物語の導入は忘れてたけど、このエピソードはしっかり記憶に残ってたよ。
つまりこのエピソードのフェイクな仕掛けを知ってたってことですが。
仕掛けを知ってたとしてもこのエピソードは結構くるものが有るなと。
全てのエピソードが3話と同じレベルなら結構いい作品だったと思われます。
他の回は3話に比べると1ランク落ちると言う意味でもありますが。
スミレが自分の中にある力を恐れるのもあっさり描きすぎてる感じだし。
(原作からこんな感じだった気がする)
1回毎に一つの話をやってアクションを絡めてるので物語がわりと薄いし。
そもそもこの作品のウリはと言うとみょーに可愛い服とかの見た目と、
ヴァイアラスを退治するアクションのはず。原作はそーだったような。
キャラ絵やゴスロリ入ってる服の
可愛いさは十分に表現できてると思う。
(スミレが学校以外でも制服らしき服を着てるのはどーかとは思うけど)
毎回のように作監が何人もいるけど今のところ見た目は安定してるし。
※作監の人数が増えるほど制作体制がピンチの可能性が高い
少なくとも同じ木村真一郎×スタジオ雲雀のつよきすよりは断然マシすね。
しかしもう一つのウリのアクションに関してはちょっと……
見るからに動画が少なすぎなのが露骨に見えてしまってます。
演出テクニックを駆使して枚数少ないのを誤魔化してると言うより、
画面が破綻しないレベルで
辛うじて何とか踏ん張ってるって感じ。
まぁ、少ない枚数でも画面が破綻しないだけオリンシスよりはマシかも。
アクションシーン以外も枚数が少ないので動きがわりと直線的だよ。
同じ枠の前番の「あさっての方向。」とは些細な動きに差が有りすぎです。
てゆーかアクションなしの「あさっての方向。」の方が枚数多いかも。
物語がわりと薄めなのでアクションをもっと映えるようにして欲しかった。
1月からテレビ東京系(5局)で日曜日の深夜に放送中の新番組。
原作はオンラインRPGゲームでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは4/25から
内容は1話につき「前説」と6~10本程度のショートで構成されてます。
一発芸みたいなネタからストーリーらしきものがあるモノまで多彩です。
同じ顔でもネタ(シリーズ)が違うと別のキャラ(名前)だったりします。
OPで目立ってる二人のうち大きい方の女の子は本編ではあまり活躍しません。
テイストは全てナンセンスなギャグで、
さっぱり笑えません……
ええーーーーーーーと、
今シーズンはヘボアニメが流行ってるんでしょうか!?
オープニングチェックの時にヤバそうだとは思ったけど予想以上だよ。
てゆーか2003年以降に見た新作の中で文句なしに一番です。ヘボさが。
そのヘボいビジュアルで笑えないナンセンスギャグを延々と続けてるし。
素人が作ったショートアニメなら許されても、プロでこれはちょっと……
謹んで
マスター・オブ・ヘボアニメの称号を送らせて頂きたいね。
たぶんこの作品がやりたいのは
原作ゲームのキャラを使った何でもありのギャグバラエティではないかと。
よーするに「ぱにぽにだっしゅ!」みたいのがやりたいのでしょう。
と言っても同じ土俵で評価できるレベルにはまるで達してませんが。
ナンセンスなギャグアニメを作るのって
実は結構難しかったのだなと。
ネタ毎にキャラを使い捨てないようにすれば少しはマシになるんじゃない?