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安くなってたので買ってみたよ。買ったのは去年の夏頃ですが……
実は一昨年のAmazonの年末セールでも半額ぐらいで出てました。
まだその当時は見たことなかったから手が出せなかったんだけど。
見た後に
あの時買っておけば!ととても悔しい気分になりました。
が、その後もあちこちで叩き売られてました。よほど余ってるのか?
※DVD-outletなら今でも半額で売ってます
通常版よりスペシャルエディションの方が安くなってることが多いです。
てなわけで久しぶりに見返したけどやっぱイイ!凄くイイ!
よくもまぁ、こんなに短い時間に
キレイに物語をまとめたもんだ。
前に長々と書いたときに確認のために何度も部分的に見返してたので
多少はインパクトが薄れたけど、それでもやっぱり感動の滝涙でした。
前に長々と書いた感想・分析などはタイトル索引からどーぞ。
ブログでは↓かサイド→のAIRをクリックすれば全部(TV版も)見れます。
そーいやブレイブストーリーのところにも書いたけど、
最近の大作劇場用アニメと比べると
動画枚数がとても少ないね。
深夜アニメもだけど東映アニメはかなり枚数やカット数の制限がきつい?
(動きまくりの京都アニメはどーいうコスト計算でやってるのか謎だ)
十八番の止め演出で節約した枚数を他に回したのか動きは自然だけど。
出崎さんの演出と京都アニメの作画とこの脚本なら最強だったろうに。
脚本を書いてる中村誠さんについては全く記憶になかったんだけど、
最近「みずいろ」ムービック版の2巻の脚本を書いてるのに気づいた。
原作の内容を再構成して短い時間で感動させてくれたアレをやってたのか。
原作を再構成したって意味では
この作品の手法と通ずるものがあるね。
スペシャルエディションには本編のDVDとは別に2枚のCDがついてきます。
1枚目はその中村誠さんが脚本を書いてるドラマCD。
これが予想以上に面白い。てゆーかドラマCDで面白いと思ったの初めて。
ラーメンの大食い挑戦の回も面白いけど、観鈴の宿題の回が最高です。
観鈴が「
往人さんにわかるわけないし」ってセリフを繰り返すところとか。
往人は長文問題が面倒になって選択肢から答えを推測しようとするし。
さらに晴子さんまで往人と意気投合してデタラメな回答をしまくってるし。
途中までは聞いてた観鈴は次第に呆れて先に寝てしまうし。
特に観鈴の対応が不思議系だけどみょーに生身っぽいのがいいね。
さらにこのドラマCDは史上初(?)の絵の無いオーディオコメンタリーつき。
つまりコメントをしてる川上とも子さんと緑川光さんには画面が見えるけど
このCDを聞いてる人にはその場面の音と二人のコメントしか聞こえない。
通常のコメンタリーは見返す必要があるからまず聞くことは無いけど、
これなら
何かをやりながらでも聞けるのがなかなか便利でした。
それにお気に入りの作品なら音だけでもどのシーンが分かるしね。
ってことはDVDのコメンタリーも音だけ聞いてればいいのかも!?
コメンタリーの内容について。
少なくともこの二人は劇場版がとても気に入ってるようで。
まぁ、出演者はだいたい自分の作品を気に入ってたりするけど。
緑川さんがここの動きがカッコイイとかみょーにマニアックなのが印象的。
佳境に近づくにつれて川上とも子さんの
声がうわずってくのも印象的。
あと二人(特に緑川さん)が甘い声でサービスしてくれたのも印象的(笑)。
てゆーかこの作品のターゲットって!?
もう1枚はサウンドトラックのオーケストラ版。
劇場版AIRのサントラは既に持ってて結構気に入って聞いてました。
そのサントラもわりと生音のクラシックっぽい音付けになってます。
だからてっきりそのままスケールアップしたのが聞けると思ったのに、
なんか劇場版AIRのメロディをモチーフにしただけみたいで。
たまにAIRっぽいけど
大部分は見知らぬ管弦楽って感じの内容でした。
スコアを書いてるのは「耳をすませば」の人なのになんだかね……
こっちは期待はずれだったなと。
元から付属CDの金額は考慮してないから損したとは思わないけど。
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これでラストです。
「ひと夏のファンタジー」と言ってるから最後には元の姿に戻る。
最初はそう思って見てました。
だけで物語が進むにつれて必ずしもそうなるとは限らないなと思った。
自分や周りが新しい姿を受け入れれば
それが本来の姿になるわけで。
元の姿には戻らなくてもひと夏のファンタジーは終わるから。
そして、ラストのあたりはそうとも解釈できる展開になってたりする。
実際のところ最後にどーなるかは自分の目で確かめろってことで。
では今回のぶんのあらすじ(ネタバレ)。
尋兄と淑子さんの過去を知ってしまったからだは家出をしてしまう。
自分がずっと尋兄に負担をかけて自由を奪ってたと思ってたから。
尋兄が自分のために捨ててきたのが淑子さんだと知ってしまったから。
大人になりたいと願ったせいで淑子さんまで子供にしてしまったから。
(からだがそう思い込んでるだけで本当は違うけど)
尋兄を自由にするために願ったのに結局みんなに迷惑をかけてたから。
これ以上迷惑をかけたくないから、一人で生きていこうとした。
その結論が
「あさっての方向」にずれてるのだと気づきもせずに。
からだは体こそ大人になったけど、知識も経験も小学6年生なわけで。
当然のことながら変わってしまった姿での戸籍や履歴があるわけもなく。
働き口を探すのも大変だった。けど手探りでやり方を修正していった。
そして、いつか来た海のそばのペンションに新しい居場所を見つける。
からだが居なくなったのを皆そのまま放って置いたわけではなく。
心配で探していた尋は偶然にもからだのすぐそばまで辿りついた。
しかし「ごめんなさい」と泣きながら遠ざかるからだになすすべもなく。
(からだがペンションにたどり着く前の話)
からだが何故こんな行動に出たのか、自分が何をすべきなのか、見失う。
椒子は
今の関係はからだが繋いでいたのだと知り尋の家を出ていった。
網野はからだから来た暑中見舞いに疑念を抱いて尋を問い詰める。
そこで網野はからだが家出をして行方がわからないのだと知る。
(ここで姿が変わってしまったことまでは説明してない)
網野は偶然一緒になった琴美と一緒にからだの手がかりを探してた。
からだが見つけるまで帰らないという網野に琴美はある場所を案内する。
元から琴美は(元)先生の誘いでここに泊まりに来る予定だったのだ。
その場所こそからだが働いてたペンションで。
そして二人は再会した。
自分をここまで必死に探してくれる網野くんの気持ちを嬉しいと思った。
そうまでして自分を探す理由を知って、心に温かいものがあふれてきた。
(網野くんは本人に告白してると気づいてませんが)
だけど変わってしまった姿で自分の本当の名を伝える勇気がなくて。
雨の中で無理して熱を出した網野くんを見て
隠してられなくなって。
網野くんに自分がからだだと伝えた。でもわかってもらえなかった。
からだはどーしたらいいのか分からなくて、椒子さんに助けを求める。
そして……
あとの展開は自分の目で確かめれ。
アニメオリジナルキャラの琴美ですが、
さりげなくストーリーの重要なポイントを担ってしたりして。
網野くんがからだのペンションに辿りついたのは琴美のおかげだし。
琴美と先生の関係の深さは不思議なことが好きな父の影響であって。
不思議なことが好きだったからこそ
密かにアレを持ってたわけで。
と言ってもあくまで淡い期待で凄く信じてたわけではないだろうけど。
公式サイトにからだのライバル登場!?みたいに書いてあったけど、
網野くんにとっては従妹のお姉さんって感じ。双方ともそう思ってる。
そもそも見た目はともかく網野くんは小学6年生ですから……
もっと歳取れば別だけどこのぐらいでこの年齢差だと対象外でしょ。
(小学生だけどカッコよくてドキドキみたいな作品もあるけどな)
どっちかと言うと、からだと網野くんの仲を応援してた感じっすね。
いかにも人のために生きますみたいな性格ではないのに、
育ちがいいのか自然体で
関わるみんなを幸せにしてしまってる。
わざわざオリジナルで出しただけあって、いいキャラだったなと。
この物語はからだと椒子さんが自分を受け入れていく物語で。
新しい姿を含めて
自分を受け入れてもらう物語でもあるわけで。
尋兄に新しい姿を受け入れてもらうのが序盤の一つの山場でした。
そして終盤の山場として網野くんにも受け入れてもらう展開が。
それに絡んでからだと網野くんの関係が近づく構成にもなってたり。
二人とも小学6年生だからそれはないかなと思ってたのに意外や意外。
元の姿だと絵にならないけど、大人からだと網野くんは絵になるなと。
と言っても中身はやっぱり小学6年生ですが。
物語の最後に関係がキレイに収まるので見てとても満足感がありました。
(ネタバレになるので具体的には書きませんが)
それぞれの抱えてた想いの行方にもきちんと折り合いが尽くし。
現在進行形で未来へと続くのではなく、ひと夏の物語として完結してる。
上手くいかないくてもどかしかったり、必死なのにずれてたりするけど、
人間の醜い面はあまり出さない、澄み渡るような爽やかでキレイな物語すね。
受け入れる、受け入れてもらう、という意味でこれも一つの癒し系でしょう。
最後にどーでもいい話。
原作を読んでて思ったけど作者はおそらく女性だと思われます。
元々スクエニ傍系は女性が多いし。以前ウイングス系で描いてたし。
こーゆーキャラ描写は男性作家はあまりやらないし。ってことで。
いつものごとく
保証はしませんが。
最近リリースされた30分×全6巻のOVA。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
ほぼ現実な世界。基地の近くに住むエイサップ鈴木はある日警察に追われてた。
それと言うのも同じアパートの友人が米軍基地にロケット弾を撃ちこんだから。
誘われたけど乗らなかったのに結局とばっちりでバイクを駆り逃げるハメに。
海岸へと差しかかった時、海の中から
光に包まれた船が飛び出してきた。
この出会いがエイサップ鈴木を運命の渦へと巻き込んでいく。
その昔テレビで放送した聖戦士ダンバインと同じ世界観の作品です。
と言っても完全に同じ時系列に連なるわけではないパラレル世界ですが。
あと同名の小説とも別の内容だそうです。小説の未来の話らしいけど。
なのでダンバインを知ってると多少は入りやすいかもしれない。
と言うか、おそらく知らないと物語に入りにくいんじゃないかな。
全6話で時間に余裕がないのか物語の舞台がめまぐるしく変化するし。
戦闘シーンが多くて異世界の生活を描写するシーンがほとんどないし。
ダンバインを知ってるから欠落した情報が補完されて見えるけど、
ダンバインを知らずにこれを見た人は
激しく説明不足に感じそうだ。
ロボットみたいのがバトルしてればOK!って人なら問題はなかろうが。
ダンバインに連なる物語ってことで、どことなく展開も似てます。
いきなりバイストン・ウェルの戦艦が地上に出現するとこは違うけど。
てっきり地上に出た後の物語をやるのかと思ったのに舞台は異世界へ。
物語の導入こそ違うけどどことなく
ダンバインをトレースしてるような。
この作品ではバイストン・ウェルは統一されてしまってるようで、
この地では反乱してる勢力との戦いが多少残ってる程度らしい。
そしてこの世界の王は故郷である地上へ侵攻する野心を持っている。
と言うことは当然ながら先に進むと再び地上に出現すると思われます。
(先の巻のストーリー説明をちらっと読んだけどやっぱそうみたい)
まさにダンバインを超圧縮したようなストーリーっすね。
エレボスなんてまんまチャムファウの巨大版だしな。
見た目に関して。
手描きの部分に関してはOVAなのでさすがに気合入ってます。
まぁ、最近はテレビアニメでも凄くレベル高いのが有るけど。
バイストン・ウェルのアートワークも
時代の違いを実感させます。
(今のところ夜だけなんで全貌はわからないけど)
オーラマシンも(実用性からかけ離れた)インパクトのあるデザインだし。
この装飾過剰なデザインはCG描画だから何とかなってるんだろうね。
そーなんです、この作品はロボも含めてメカがほぼ全てCG描画なのでした。
CGのクセにコマ抜きまくりだし、戦闘機の動きも変だけどな(爆)。
でもスパロボOG(TV)よりはずいぶんマシだと思う。
最近TBSとBS-iで放送された30分×2話のテレビスペシャル。
※セルDVDのリリースは4/18(レンタルはまだ未定)
ケーキ屋で働くでじこはクリスマスの日にケーキを貰って家路を急いでた。
しかし不注意でケーキを道に落としてしまってひどく落ち込んでいた。
そんな時に自分が持ってたケーキを差し出して取り替えてくれた青年が。
その日からでじこは名前も知らぬ
その青年への淡い恋心を膨らませていく。
デ・ジ・キャラットのキャラを使った現実的でちょっとした恋の物語です。
現実的な世界観や見た目なのでキャラもかなりリアルっぽい輪郭に。
てゆーか名前がでじこやぷちこじゃなければ
デジキャラに見えないよ。
どっちかと言うと同じキャラ原案のシュガ~の方が絵柄的に似てるし。
まぁ、デジキャラで現実的な話をやるのも意欲的で興味深いとは思います。
前編はキャラの演技も声の演技もかなりぎこちない感じがしました。
だけどでじこもぷちこもキャリアがある人だし下手なわけはないし。
(今さら気づいたけどローゼンメイデンのジュンと真紅じゃん)
ってことは意図的に
ぎこちない演技をしてるってことか。
映像のほうは見た感じ枚数が足りなくて動きがぎこちないような。
些細な動作をきっちり描くのも意外と枚数が必要ってことなのか。
後編は前編とはうって変わってギャグ表現が強くなってます。
些細で繊細な「小さな恋の物語」じゃなかったんですか……
ギャグに走るなとは言わないけど
テイストは前後編で統一しようよ。
さらに理解に困る表現を何箇所かで使ってたりして。
バンドの笑い仮面の女生徒とか。ころころ変わる軽音の部室の張り紙とか。
そもそもこのストーリー展開にぷちこのバンドネタは必要ないじゃん。
そんな内容を入れるより本筋の展開をもっと膨らませるべきだと思うぞ。
50分あれば十分に感動的な内容は作れるんだから。「みずいろ」とか。
ストーリーと言う意味ではオチがあまりに読めすぎなのもちょっと。
だって拓郎がよほどひどい性格でない限り親類に決まってるじゃん。
お約束とは言ってもここまで陳腐な展開だと評価のしようがないです。
てゆーか
ラブストーリーの鬼としてはなめるなゴルァ!って感じだ。
画面の雰囲気とかキャラ絵なんかオリジナルよりも好きなんだけどね。
可能性は感じるけど可能性だけで終わってしまった感じ。
7月からWOWOWで放送してた全12話の新番組。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(2巻まで発売済)
近い未来、気候変動による災害で世界の地図が変わり人口は大きく減少した。
日本も例外ではなく、国土の大半が罹災し、低地は水没し、都市は壊滅した。
それでも各地に経済特区を作り復興を進めたことで奇跡的な復活を遂げた。
しかし特区以外の復興は行われず、いつしか中と外は別の社会となっていた。
そんな時代、丈と仁の二人は
一人の少女を連れて逃げていた。
なぜ逃げているのか?この少女はいったい誰なのか?まだ知らない。
キャラ絵はいいと思う。どことなく「かみちゅ」っぽくて。
絵はいいんだけど……ストーリーがちっとも面白くない。
そもそも1巻2話が終わった時点でほとんどストーリーが進まないし。
なんで逃げてるのか、丈と仁はいったい何者なのかすらわからない。
(公式サイトを見たら書いてあったけど)
もちろんヴィーナスと呼ばれてる少女の正体もサッパリわからない。
序盤から全部明かせとは言わないから
興味がわく程度の情報をください。
現状では何ひとつ状況が見えないので面白さもさっぱりわからないよ。
それにテロリストの制圧部隊のアクションをここで見せる必要ないだろ。
そんなシーンよりもまず状況を説明してくれ。最低限でいいから。
これで最後まで見たら面白いなら構成に激しく問題アリってことで。
あと凄く気になったのがファントムの面々のキャラ付け。
少年マンガ風味のとっても変なキャラが並んでまして……
そーいうキャラを出すと
リアリティが全く無くなっちゃうんだけど。
リアルっぽい世界を描きながら現実味のないキャラ出す感覚がわからん。
2002年頃にリリースされた30分×全3巻の18禁OVA。DVDレンタル。
原作はエロノベルらしい。ゲーム化もされたらしい。詳しいことは知らん。
病院に付属する看護学校で戴帽をしてナースとして実習を始めた朝倉祐未。
彼女は男性とつきあった経験も知識もあまりない正真正銘の処女であった。
知識がないので先輩の嘘に騙されてセクハラされたり危ない目にあったり。
それでもめげずに
立派なナースになろうと日々頑張るのであった。
※エロアニメの病院モノにありがちな内容です(表面的には)
アンバランスの南澤十八さんが監督してるエロアニメです。
南澤十八って誰やねん!って感じですが。
「ぱにぽに」の新房(昭之)さんの別名じゃないかと言われてる人です。
てゆーか改めて見て思ったけど新房さんだよ。間違いなく。
ステンドグラス風の画面や赤と黒のコントラストの映像など
ソウルテイカーの演出スタイルとそっくりな画面が続々登場するし。
全般に映像レベルが高いので新房さんの劣化コピーとは考えにくいし。
2巻の演出のところに大沼心さんの名前まであるし。
※「ぱにぽにだっしゅ!」のシリーズディレクター(≒副監督)
アンバランスの原画には小麦ちゃんのキャラデザの人までいたよ。
で、この作品ですがアンバランスに比べると映像の暴走っぷりが控えめ。
とは言っても通常のエロアニメとは比較にならないぐらい演出が濃い目。
さらにこの作品は脚本まで暴走気味で声を出して笑ってしまったり。
祐未は必死に頑張ってるんだけど、あきらかに頑張る方向がズレてるし。
ピンチになると絶妙なタイミングで助けが入るし。助けた人にアレされるし。
みょーなテンションのナレーションもいい味出しててサイコーだよ。
そして作画もエロアニメの水準とは比較にならないぐらいハイレベル。
※ディスカバリーは平均的に水準よりマシではありますが
いろんな意味で濃い~~エロアニメを見たい人は是非見ませう。
あ、エロがかなり濃い&長いのでエロが苦手の人にはおすすめしません。
あと1巻にはかなり強烈なスカトロシーンが有るので苦手な人はご注意。
で、そのスカトロシーンがまた
無駄に凝りまくった映像で……(笑)
2001年頃にリリースされた30分×全2巻のR-15指定OVA。DVDレンタル。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
いい絵を描いていたのに何らかの理由で絵が描けなくなった大輔。
そんな姿を心配して力になりたいと思っている天音(あまね)だった。
両親の再婚によって兄妹になった恋(れん)も口は悪いが心配をしてた。
そんなある日、昔隣に住んでいて姉同然だった篠宮悠と再会したのだった。
果たして大輔は彼女たちとの日々の中で
再び絵を取り戻せるのか?
Canvasの1作目のアニメです。
Canvas2と同じ舞台らしいけど直接ストーリーは繋がってません。
ただしCanvas2にもさりげなく
1作目のキャラは出ていたりして。
恋は浩樹に「むかちくー」とか言ってた人だよ。
篠宮悠はそのまんま先生として出てた記憶が。
(美咲彩はCanvas2には出てたけどこのアニメには出てない)
他にも主人公が何らかの理由で絵を描けなくなってるとか、
主人公に絵をまた描いて欲しいと願う幼馴染とか、
体が弱くて手術をしなくてはいけないヒロインとか、
Canvas2とストーリーは全然違うのに
似た符合が散見されます。
アニメのデキとしてはそこそこかな。
キャラ絵はそれなりで一部で荒れてるけどこの程度なら許容範囲すね。
背景がしっかり描いてあるのでエロアニメにしてはいい感じに見えます。
※R-15指定なので正確に言うとエロアニメではない
30分×2本なのでおそらく原作の展開を大胆に端折ってると思われるけど、
これ
単体でもちゃんと内容は理解できるのでストーリーは合格点かと。
よーするにエロアニメとしてはかなりいいデキだと思われます。
キャラ描写が抜群に上手いCanvas2(アニメ)とは比較になりませんが。
あとコメディ表現がちょっとビミョーだったりして……
エロアニメは当然のように1本毎にエロシーンを入れる縛りがあって、
これももちろんエロシーンと言えるのが各巻1回ずつ入ってます。
この作品は主人公と天音が結ばれるというシンプルなストーリーで、
そーいうのは展開上エッチシーンは1回しか入れにくかったりする。
複数巻の場合はそれぞれのヒロインと1回ずつってのがほとんどだし。
で、これはどーしてるかと言うと1巻は天音が自慰をしてるだけ……
この程度なら
全年齢でも大丈夫なのでは?ってぐらいエロ度低いよ(笑)。
2巻のクライマックスにはちゃんと二人のエッチシーンがありますが、
これがまた今まで見たエロアニメとは違う表現スタイルでびっくり。
なんとエッチシーンで主題歌のような歌が流れていたりして。
よーするにドラマのクライマックスに主題歌が流れるのと同じノリ。
エッチシーンの見せ方もエロアニメにありがちなわざとらしさが無いし。
なんか
エロアニメっぽさを徹底的に排除してるよーで。
てゆーかこのレベルのエッチシーンだと君望と大差ないような……
※テレビアニメの君望にはエッチシーンがあります
2002年頃にリリースされた30分×全2巻の18禁OVA。DVDレンタル。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
※ストーリーの説明はムービック版を参照(かなり違うけど)
ふと思い立ってPP版(18禁)のみずいろを見てみたり。
そして比較する意味でこれに先立ってムービック版も見返しました。
やっぱいいよ!ムービック版の「みずいろ」は。
涙だーだーだよ(汗)。
エロゲーからOVA化された作品では最高と言ってよさそうだ。
(テレビアニメならD.C.1作目で劇場アニメならAIRが最高だね)
肝心のPP版のこと。まず思ったのが絵が酷い。凄く酷い。
エロアニメの一部には眩暈がするほど絵がアレなのがあるけど
これの1巻はそれらの
最低なレベルのよりはマシって程度です。
あちこち絵が歪んでて放送してたら作画崩壊と言われただろうね。
「キャベツ」レベルなんてエロアニメでは珍しくないから……(爆)
2巻は1巻よりはマシでムービック版と比べなければそれなりって感じ。
ストーリーは1巻が雪希(ゆき)編で2巻が日和(ひより)編になってます。
と言ってもパラレル展開ではなく1巻と2巻は話が(強引に)繋がってます。
原作はプロローグで分岐して現代編はヒロイン毎に別展開らしいので
かなり強引な改変が入ってる!?「みずいる」呼ばわりされてるしな。
でもムービック版も雪希編と日和編を大胆に織り込んである感じだけど。
原作はやったことがないムービック版との比較もしない前提で見れば、
絵はともかくストーリーは
そこそこ見れないこともないです。
ムービック版では初登場からいきなり幽霊(正確には違う)だった日和が
同じ学校に通ってるのを見るのも新鮮だよ。絵はかなりアレだけどな。
ムービック版とは展開が違うのに似たシーンが有るのが少し面白かった。
見てて凄く気になったのがエッチシーンでなぜか体操服でブルマーなとこ。
自宅にいるのに何故そこで
体操服&ブルマーで出てくるかね。雪希は。
※日和は服を脱いだら体操服&ブルマーに
そしてこの作品はエッチシーンが少ないし無くても物語は成り立ちます。
エロ目的ならやめとけ。好きなキャラのエッチシーンが見たいならって感じ。
ただし絵がアレだけど。特に1巻にエッチシーンがある雪希は悲惨です。
キャストに関して。日和はムービック版もPP版も同じ後藤邑子さん。
「ラムネ」のボケボケヒロインを見てて「みずいろ」を思い出したけど
実は原作ゲームを作ってるところが同じだったのを後で知ったよ。
ハルヒ後の今でも後藤邑子さんは
この2作のヒロインの印象が強いっすね。
雪希は同じような気もするし違うような気もする……
※PP版はキャストがクレジットされてない
健ちゃんは違う人です。PP版はおそらく岸尾大輔さんでしょう。
他の人はあまり聞き覚えがないのでハッキリとは判別できません。
何度も書いてるムービック版のこと。
これと比較するとムービック版は100倍ぐらいデキがいいです。
絵も映像レベルも差があるけど脚本のデキが天と地ほどの差なので。
これしか見たことないない人は是非ムービック版も見たほうがいいよ。
ただし今のところ
DVDレンタルはしてないのだった(レンタルはVHSのみ)。
※ムービック版の感想はタイトル索引からどーぞ
2003年頃にリリースされた30分×全3巻の18禁OVA。DVDレンタル。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
ごく平凡な日常を送っていた浩平は少女たちと印象的な出会いをする。
目が見えないからと級友との交流を避けて屋上に一人でいた少女。
雨の日の空き地で傘をさして忘れてしまった誰かを待っている少女。
印象的な出会いは浩平の彼女への興味を引き次第に接近していった。
最初は頑なだった態度も次第にやわらぎ二人の関係に進んでいった。
そして突然に訪れる
二人の関係の終焉。得体の知れない予感が忍び寄る。
果たして永遠とは。そしてこの物語の行方は……
森の妖精さん(仮名)のおかげで物語が永遠に行ってしまった(爆)KSS版は
既に見たことがあったけど、本来の話はいったいどんなのかなと気になって。
「True Stories」とつけるからには
原作をトレースしてるんだろうし。
てなわけで比較の意味でKSS版の1巻(茜の話)と一緒に見てみました。
絵や映像のレベルはエロアニメとしては普通です。
でもテレビの美少女アニメを見慣れてる人にはかなりヘボく見えるかと。
キャラ絵はわりとキレイだけど動画枚数が少なめで動きがぎこちないし。
背景がスカスカなので見た目がヘボいと言うか空間の実体感が薄いし。
おそらくテレビアニメよりずっと低予算だろうから仕方ないっすね。
(テレビより動画枚数の多いまともなOVAと比較しないように)
ちなみにKSS版はテレビアニメと比較しても遜色ない作画・映像レベル。
物語は1巻毎に一人のヒロインと出会い交流を深めてエッチする展開で。
その1巻毎の展開とは別に永遠というキーワードを絡めた大きな流れが。
そして浩平の
意味深だけど意味わからない独白!?が何度か挿入されてる。
このシーンを見ててどことなく(TV版の)AIRと芸風似てるとか思ったよ。
そーいやONEのスタッフがKanonやAIRを作ったんだっけ?
永遠に絡む部分は意味深ではあるけど説明不足でサッパリわかりません。
でも1巻毎にヒロインと交流する展開は
シンプルでわかりやすいっすね。
1巻だけな上にエッチシーンが時間を食ってて物語が薄いのが難だけど。
全3巻で原作ゲームの内容をまともにトレースできるとも思えないので、
これぐらい割り切ってしまったほうが親切なのかなとも思ったよ。
ちなみにこれを見た後にKSS版を見ると、それなりに見れたりする。
よーするにアレは原作ゲームをやったことがあるのが前提のようで。
あそこまで違うと原作ファンの方がいろんな意味で楽しめるんじゃない?
てゆーか予備知識ナシにアレだけ見ても
果てしなく理解不能だよ……
※KSS版の感想はタイトル索引からどーぞ(大したこと書いてないけど)
2002年頃にリリースされた30分×全2巻の18禁OVA。DVDレンタル。
原作は18禁の美少女推理!?アドベンチャーでやったことはありません。
ウィルは十数年ぶりに故郷であるリトルモニカに帰ってきた。
それと言うのも故郷のリトルモニカについて悪い噂を聞いたからだ。
久々に訪れたリトルモニカはかつての華やかな面影もなく荒れ果てていた。
ウィルは幼馴染のセリアが営む店に身を寄せ街の噂の正体を調べ始める。
そしてたどり着いた噂の真相。果たしてウィルは
故郷を救えるのか?
低クオリティのエロアニメを量産するバニラレーベルからもピックアップ。
なぜ低クオリティかというと見るからに
低予算で枚数少なすぎだからですが。
少ない枚数でまともな映像にするセンスが無ければヘボヘボになるわけで。
(リピート多用の)エロシーンを多めにすれば枚数少ないのをごまかせるけど、
エロ以外の中身がほとんど無くなるという大きな問題も出てくるし。
バニラ(とミルキー)でエロアニメを作ってる人たちは大変だろうなと。
でそんな枚数少なすぎなバニラのエロアニメのこの作品ですが、
大胆すぎる枚数減らしの演出スタイルで何とか見れる作品に仕上げてます。
動きがぎこちないなんてレベルではない枚数のケチりっぷりに唖然(笑)。
人員をエロシーンに重点的に配分したのでエロ絵だけみょーにキレイです。
(あくまでもバニラにしてはって意味で)
60分しかなくてエロシーンが多い割にちゃんと物語になってるし。
エロアニメとしては珍しく背景美術がなかなかいい味出してるし。
※美術監督の伊藤聖さんはMEZZOとかやった人
あまりの動画枚数の少なさに目をつぶればわりと見れる作品です。
枚数をケチった副産物の大胆な演出スタイルもそれなりに面白いよ。
ところで主人公のウィルって鈴村健一さんですな。
※もちろんクレジット表記は一般向けと違います