まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

- 目次 -

[雑記] 続きは買ってね(ハート)

たまに検索でたどり着く人がいるので書いておくけど
「かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~」の13話はレンタルがありません。
放送は最初のほうしか見てないのでどう引いてるかはよく知らないけど、
(「あのね」がどうとかいう話は聞いたことがある)
引いて終わって未放送なうえにレンタルもないとはやってくれるね。
※「よみがえる空」の未放送話はレンタルがあります

たぶん批判されるのを覚悟の上でDVDを売るためにやってるのでしょう。
でもレンタルしないと売れ行きが伸びるって傾向は残念ながら出てないよ。
レンタルを遅らせると売れ行きが伸びるって傾向も残念ながら出てない。
ヒットチャートの上位に並んでる作品の大半は(ほぼ)同時レンタルだし。
最近ずば抜けて売れてる「涼宮ハルヒの憂鬱」に至っては中身も同じだし。
作品の人気がそのままストレートに売れ行きに繋がってると言うか。
レンタルは関係なく買う人は買うし買わない人は買わないって感じです。

つまり売れ行きなんか大して変わらんのだからレンタルを出せ!と。
「かしまし」の続きを見る日が来るかは何ともいえないけど(爆)。
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あさっての方向。 1~4話

10月からTBS系(3局)で深夜に放送してる新番組。
BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ傍系(ブレイドMASAMUNE)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/26から
小学6年生のからだ(少女)は社会人の尋と兄妹二人だけで暮らしていた。
からだは年齢のわりに小さかったが、中身は逆に少し大人びていた。
両親がいなくて自分たちだけで全てやらなければいけなかったから。
そして兄の尋に負担をかけて自由を奪っていると罪悪感を感じていた。
だから願い石に願ったのだ。早く大きくなって兄を自由にして欲しいと。
切実だけど他愛ない願い。叶って欲しいけど時間以外では解決しない願い。
そんな願いがもしも今すぐに叶ってしまったならどーなるだろう。

うん、いい!凄くいい!
なんて感想もどうかと思うけど率直な意見だよ。
ちなみに原作は知ってたから印象的な内容になるのは予想がついてた。
スタッフの顔ぶれである程度しっかりした映像になるのも予想できた。
つまり見る前から今期のトップクラスの作品になるのは十分に予想してた。
そしてまさに予想通りだったわけですが。
期待を裏切らない素晴らしい仕事をしてるスタッフに乾杯って感じです。
描かれてる空間がとっても心地よくて入ってみたいとすら思うよ。

原作を知ってたので二人の姿が変わるのは当然知ってました。
(細部はかなり忘れてたけど・汗)
知ってはいたけど実際に動くものとしてみるとインパクトが有るなと。
空間やキャラの動作がしっかり描かれててとっても実体感があるので、
現実の中のたった一つの「if」(もしかしたら)が際立ってくるのです。
そして「if」の状態で現実の物語が展開するのがとても印象的なのでした。
確かに突然姿が変わってしまうといろんな面で不都合が出てくるわけで。
元に戻るという保証がない以上、お金(生活費)の問題は特に切実だね。
二人一緒に変わって互いを補えたのが多少の救いとは言えるかも。

姿が変わっても顔の輪郭とかはそんなに変わらない。
だったら気づきそうなもんだと思うかもしれない。
でもそれが普通にありうる世界ではなく現実にはあり得ないことで。
現実にありえない可能性を人は容易には理解できないから。
目で見ても信じられないことは見てない人ならさらに理解できない。
言葉ではどれだけ説明されても恐らく納得することはないと思う。
からだだと理解したのが言葉ではなく味覚なのはよく考えられてるよ。
(一度帰ろうとして戻ってきたのもその前に食べた料理が理由だし)
より感覚的な部分で理解(納得)したってことだから。

この作品はからだと対になった椒子さんの二人か主人公です。
そのもう一方の主人公の椒子さんのこと。
最初に出てきたときは完全に終わった話のように匂わせてたのに、
話が進むにつれて全然そうでなかったことが明らかになってくる。
正確に言うと気持ちに整理をつけたと自分では思ってた。
でも実際はちゃんと終わってなく新たに始まってもない半端な状態で。
会うはずのない場所での再会に混乱してる。
この先いったいどーしたいのか自分でもわかってないと思う。

にしても、昔の話を見たらちょっと付きあってたレベルじゃないし。
あのまま結婚しても違和感がない勢いだったわけで。
それなのにいきなりあんな状況になるし。とても深く傷ついたと思う。
それでも何とか気持ちを整理して新たな生活を始めたら再会って……
見てて椒子さんがとってもかわいそうな気分になったよ。
尋の所業を考えたらからだに意地悪したのも許せる気がした。
姿が変わった後にはとても親切にしてたから十分に償ってるしね。

音楽のこと。
この作品は直接的な言葉ではなく仕草や行動で感情を表現するスタイルで。
音楽も表面的な喜怒哀楽を奏でるのではなく少し引いて空間に充ちている。
引いてても決して印象が薄いわけではなく、場の空気をしっかり主張してる。
光宗信吉さんの十八番の透明感と緊張感のあるピアノが画面を彩ってる。
とってもキレイでどこか物悲しい旋律の素晴らしい音楽です。
光宗信吉さんのファンでピアノ曲が大好き人間だから最高!の一言すね。
今すぐにもサントラが欲しいよ。

xxxHOLiC 14~18話

放送はとっくに終わりましたが見るのはまだまだこれから(汗)。

てなわけで座敷童が再登場しました。
そしてやっぱりヒロインみたいな扱いだよ(笑)。
実はこの後にもっと重要な見せ場があるけどアニメではやらなそうだ。
24話が番外編で最終回の23話があの話で19話が雪合戦みたいだし。
蜘蛛と目のエピソードは長いから3話でやれるとは思えないし。
ても、その代わりに他のエピソード(18話)に出てきたりして。
次回予告によると19話にも出てくるようで。雨童女と一緒に。
その雨童女の出番も原作に比べてずっと増やしてある。
(原作では雨童女の出番は何度もない)
座敷童が出てくると雨童女も出てくること多いから。
いい友達って表現をちゃんと絵にしてあるのがいい感じ。

14話からエンディングが変わりました。BUCK-TICKに。
男性ボーカルなら甘ったるい声&メロよりこっちの方が好みっすね。
一時期ビジュアル系にどっぷりつかってたこともあったしな(爆)。
でも、アニメソングに今さらB-Tっていったい誰の意向なんだろう?
ついこの前の作品(トリニティ・ブラッド)でも使ってたけど。
マルとモロのライブ演奏をデフォルメした動きもそれっぽくてイイね!
(ライブアライブみたいな正確で精密な描画ではない)

恒例の原作との対比シンプル版。
以降の内容は比較の性格上多少ネタバレしてるのでご注意。
※原作にはエピソード番号・タイトルが存在しません

14話「フウイン」原作4巻のエピソード
原作には買い物の前にひまわりちゃんがチョコをくれるシーンが。
ちょーどバレンタインの時期のエピソードなので。
買い物のシーンは原作ではデパ地下ではなくスーパー(なので大幅に違う)。
コンタクトの後の料理は原作では鳥の鉄板焼きだし。
4人で行ったお店はひまわりちゃんがチョコを買った場所という設定も。

15話「カイホウ」14話の続き(原作も同じ)
四月一日が作ってるお菓子は原作だと和菓子です。
そしてひまわりちゃんへのホワイトデーのお返しという意味合いが。
ちなみにお菓子を作ってるシーンは原作にはありません。
そのシーンのセリフは少し後の別のシーンから移動したものですが。
最後の百目鬼のリクエストは栗とか讃岐うどんだったりします。
あと最後のシーンに侑子さんは出てきません。

16話「サイカイ」原作5巻のエピソード
原作はバレンタインのお返しなので油揚げ絡みの全てはアニメのみです。
(プレゼントの)買い物をするシーンも原作にはありません。
原作では四月一日が出かけてる間に侑子さんが何かをしてたりします。
このへんの思わせぶりでよくわからない内容はアニメでは全部カット。
座敷童にプレゼントを渡して鴉天狗が襲ってきた後は全部追加シーン。
原作だとハリセンを食らいそうになった瞬間に戻ってしまうので。
つまり雨童女が出てくるのも髪につけるのもアニメのみってことで。

17話「ジショウ」ノベル版が原案になってるらしい。
ほとんど動きがない部屋の中での話だったのはそのせいか!?

18話「ホオズキ」原作6巻のエピソード
宝物庫の掃除をしてるシーンでどっかで見た杖が出てきたりするけど
原作(のこの回)には出てきません。他の回にしっかりと出てきますが。
原作だとバレてもすぐに仔ギツネが助けに入るので追いかけ回されません。
なので座敷童や鴉天狗が出てくるシーンも当然ながらありません。
にしても百鬼夜行のシーンは(いろんな意味で)凄い絵になってるよ(笑)。

Gift ~eternal rainbow~ 1~4話

10月から一部の民放(8局)で深夜に放送してる新番組。
BS朝日とAT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は美少女恋愛AVG(18禁)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/22から
海に面するこの楢崎町には不思議な現象が存在する。
それは空にかかった消えない虹とギフトと呼ばれる魔法のようなもの。
この街に生まれた人なら誰でも一生に一度だけギフトを贈ることができる。
ただし贈る者と贈られる者の気持ちが通じていないとギフトは暴走する。
素敵な魔法のようで、でも使い方を誤ると悪夢のような力のギフト。
そんな不思議が同居した楢崎町に住むこの物語の主人公の天海春彦。
毎朝のように彼を起こし朝食まで作ってるお隣さんで幼馴染の木之坂霧乃。
二人の関係はほぼ兄妹だったが、霧乃の胸のうちには別の感情があった。
そんなある日、離れて暮れしてた春彦の義妹の深峰莉子が帰ってきた。
表向きは莉子との再会を喜ぶ霧乃だが、心の中は穏やかではなかった
多くの男子に言い寄られる莉子の姿に春彦は自分の想いを隠せなかった。
そして莉子は約束を破ったからと、自分の想いを殺しつづける。
春彦と莉子と霧乃。3人の絡み合ったの想いの行方はどこへ。

どー見てもD.C.です本当にありが(以下略)
とか言いたくなる作品なんですが(笑)。
空にかかる消えない虹とか。ギフトという不思議な力とか。
1話の霧乃が起こしにきたシーンが既視感満点だったりとか。
海に行ったときの水着披露のシーンはわざとやってるのか?とか。
血の繋がらない妹と隣に住む幼馴染との三角関係とか。
そのうちの片方が帰ってきたことで物語が動き始めるとか。
春彦の悪友の真紀のキャラがまんま杉並だとか。
D.C.だと思って見てると呆気にとられるほどあちこち似てるよ。
音楽が七瀬光さんで(当たり前だけど)曲の傾向まで似てるし。
サブタイトルの入れ方がさりげないところもそっくりだ。
そもそも春彦の声が朝倉兄と同じなのは狙ってやってるとしか。

それ以外にも冒頭の回想シーンとか、他のヒロインキャラとか、
どっかの美少女アニメで見たような設定がてんこもりで……
エロゲーのパターンを組み合わせて自動生成したのか?と言いたくなる。
てな感じのお約束てんこもり、既視感バリバリの美少女モノで、
作品数インフレなこのご時世には珍しく正攻法な作り方の作品です。

最初のうちはオイオイまたこの手のキャラ?とか思いつつ見てました。
でも見続けてたら意外とキャラがしっかり描けてて面白かった。
特に三角関係が見えたあたりからわりと生々しい描写が増えたし。
華やかな美少女アニメ的シーンと生々しい描写が上手く両立してるし。
表情のつけ方も抜群に上手いって程ではないけど結構しっかりしてるし。
物語の構図が見えてくる最初の4話分はメインの3人の関係を描いて
サブヒロインは賑やかしに徹してお当番回をやらないのも好感触すね。
(やらないのかと思ったけど5話がサブヒロインのお当番回っぽい)

ストーリーは予想外に面白かったけど見た目にはちょっと難が……
みょーなクセが有るキャラデザインに関しては好みの問題として、
デザインの関係か絵が荒れてるのがとっても目立つのでした。
2話からロングのキャラ絵が時々ずいぶんテキトーになるし。
3話に至ってはわりと大き目のキャラ絵がカット毎に別人になるし(爆)。
(「明け瑠璃」よりは全然マシだけど)
エンディングも1話は未完成品っぽいし。制作体制にちょっと問題あり!?
せっかく話が面白いんだから見た目はDVDでちゃんと修正しろよと。

ギャラクシーエンジェる~ん 1~4話

10月からテレビ東京系他(7局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/26から

お馴染みギャラクシーエンジェルの新シリーズです。
新シリーズってことで新キャラが登場……どころか主要キャラ全交代
キャラが今までのムーンエンジェル隊からルーンエンジェル隊に。
ムーンエンジェル隊は別に存在するらしいけど今後登場するかは不明。
ちなみに主人公のアプリコット(リコ)はミルフィーユの妹らしい。
作中で「お姉ちゃ~ん!」と何度か叫んでたのはそーいうことか。

主要キャラが全交代したからかは知らないけどスタッフも全交代。
制作会社も変わって路線も変更……かと思ったけど実際は見ての通りで。
いきなり冒頭からKEEP OUTテープだし。相変わらずのネタアニメだった。
でもいちおー紋章機で戦闘するシーンがあったりと仕事もしてるようで(笑)。
制作会社がサテライトなので無駄にCGに気合が入ってるし。変形するし(爆)。
アクションシーンも無駄に動きまくってるよ。だけどやっぱりネタアニメ。
なにしろ1万隻の艦船を要する宇宙海賊の親玉は巨大なぬいぐるみ風だし。
ただネタアニメとしての方向性は前作とはずいぶん変化したようです。
前作までが芸が細かいギャグだとすると今作は勢いで突っ走るギャグ。
印象を一言で表現するなら「デタラメだなぁもう」って感じ。

ネタといえばキャラ設定も一部みょーにネタっぽい。
ナノナノは口調も含めてネネコ(ゆめりあ)だし。
1話のゲストキャラのガレットなんかマジカノに出てた通販のあの人だし。
いきなり通販風の喋りを始めてオイオイ!とツッコミそうになったよ。
自分の作品のパロもやるのかよ!って意味をこめて。
今作の監督はマジカノと同じ人だから(音楽も同じ人)。
ちなみにマジカノと比較すると暴走っぷりはマジカノ以上すね。
でもキャラの濃さでは(某オカマを除いて)マジカノに負けてる。
エンジェル隊の面々よりも1話限りのゲストのほうが濃かったりするし。
暴走っぷりのわりに面白さが突き抜けてないのはそこらへんが理由かも。

金色のコルダ ~primo passo~ 1~5話

10月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも11月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は女性向け恋愛・育成(?)SLGゲームでやったことありません。
直接のベースはマンガ版でそちらは1巻だけ読んだことあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/24から
ある出来事から音楽の楽しさを伝えるために設立された星奏学園。
それは昔の話。今は音楽科と普通科の併設された歴史あるただの学校。
しかしその伝統は人知れず、というか人に見えないけど伝わっていた。
この学園にいる音楽の妖精リリは自分が見える生徒を待ちわびていた。
そしてついに見える生徒が現れた。普通科に通う日野香穂子だった。
彼女はリリを見たことで楽器の経験もないのにコンクールに出ることに。
音楽科の生え抜きばかりのメンバーに普通科のド素人が混じるなんて、
と最初は固辞していたけど、リリの熱意(嘘泣き)にうたれ参加を決める。
リリの反則気味の手助けを借りながらコンクールの練習する香穂子。
果たして香穂子はコンクールで音楽の楽しさを伝えられるだろうか?
そして他の参加者とのバイオリンロマンスは訪れるのか!?

ど素人がいきなりバイオリンで演奏って凄い設定だなと。
叩けば音が出て楽譜どおりに叩けばメロディにはなるピアノと違って、
音を出すのから大変だしメロ以前に音程をとるのも大変だろうに。
(ピアノだって簡単に上手く弾けるようになるわけじゃないけど)
それを頭で音楽をイメージすると指が勝手に動いて演奏できる
魔法のバイオリンとかいうステキ設定で覆してしまってる……
そんなの有ってたまるかゴルァ!オレにも一つよこせ!(笑)

この作品はいわゆる乙女ゲーで美少女モノの男女逆バージョンです。
そして相手役になる男キャラはコンクールの参加者たちっすね。
愛想が超絶に悪い月森(蓮)を筆頭にいかにもな絡みかたをしてるし。
愛想が悪くて印象最悪で、でも知ってみたら実は……な展開はお約束だし。
クラリネットの1年生の人はさすがに相手役ではないでしょうが(笑)。

参加者ではない土浦(梁太郎)がみょーに存在感があって謎だったけど、
実はピアノが凄く上手いという隠し属性(爆)を持っていたのでした。
なのに音楽科ではなく普通科で、表立って弾かない訳があるようで。
この話を聞いたときに香穂子の伴奏はきっと彼がやるんだろうなと。
今後、月森と土浦の二人で火花がバチバチ散る展開が期待できそうです。
最初から気さくで親切な火原(和樹)はイイヒト止まりな感じかも(笑)。

てっきり土浦が伴奏だと思ったので伴奏を希望する人の出現には驚いたよ。
でもこーゆータイミングで出てくる人は必ず裏があるんだよなと……
練習はちゃんとやってたから人畜無害な端役だったのかと思い始めたら、
本番ではやっぱりやらかしてくれました。期待を裏切らない人だよ(笑)。
そして伴奏なしで一人で舞台に立った香穂子を助けるために土浦が登場。
あまりにカッコ良すぎなんで惚れてしまいそうです(爆)。
お約束をやるなら劇的にかつ絶妙なタイミングで、って感じすね。

そんな感じで光栄の前2作よりはずっと面白いと思った。
絵やレイアウトが安定してるし、脚本もしっかりしてるし。
この手のキャラバランス(男女比)が偏ってる作品は構成が難しいのに
キャラの重みつけを工夫して違和感を感じないようにしてあるし。
題材が音楽(クラシック)なのも前2作より興味が持てるポイントかも。
今のところ耳にしたことがある超有名曲ばかりで親しみが持てるし。
OP主題歌も綺麗なメロと声でステキだし(EDの方はあいかわらずだけど)。

お約束ど真ん中な作品だし、最初はこんなもん?と思ったけど、
見続けたら意外とこれいいかも!と思えてくる作品だったよ。

RED GARDEN 1~5話

10月からテレビ朝日他(2局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも11月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
※セルDVDのリリースは1/24から(レンタルは2/28から)
ニューヨーク(らしい)の伝統のある学校に通うタイプの違う4人の少女。
同じ学校だけど交流はないケイト、レイチェル、ローズ、クレアの4人は、
クラスメイトのリーズが死んだ日に見えない蝶に導かれて集った。
4人は互いをよく知らないのに昨夜の記憶がないという共通点を持っていた。
そしてそれは彼女たちの平穏な日常が終わったコトを意味していた。
理由も知らされず人のカタチをした化け物と戦うことを義務づけられ。
そもそも自分たちはすでに死んでいると告げられて。
戦わないで逃げれば命が終わり。そして、化け物に負けても死ぬ。
なぜ戦わねばならないのか?いったい何と戦ってるのか?
なぜこんなことになってしまったのか?まだ何もわからない。

これはまたえらく見る人を選びそうな作品というのが第一印象。
オープニング映像がまるでアニメ作品っぽくないとは思ってたし。
本編の絵柄もバタくさいというか欧米の漫画のような濃いタッチだし。
絵柄だけではなくストーリーも分かりにくくて取っ付きにくい内容だし。
かなり許容度の高い人じゃないと見続けてくれないんじゃないかと。
そもそもこの手の作品を好む層はあまり深夜アニメを見てないだろう。
ワタクシ的にはこんな感じに毛色の違う作品は大歓迎なんだけど、、
ここまで気合の入った映像を作って元が取れるのかと心配になるよ。

作品の内容について。
この作品は設定の大部分が視聴者から隠された状態で始まります。
土台となる作品の舞台や主要なキャラの設定はきちんと描かれるけど、
メインの4人が置かれてる状況がさっぱりわからないという状態です。
もちろん回が進む毎にピースをはめるように少しずつ見えては来るけど。
それでもやるべきことだけ理解して何故やるべきかわからない状況で。
その理不尽さは視聴者だけではなく画面の中のキャラにとっても同様で。
結果やり場のない感情が爆発して、こちらはそれまで見るハメに陥る。
楽しく見るとか癒されるとか、そんな感じとは全く対極にある作品です。
キャラに感情移入して見てると、理不尽さともどかしさでイライラするし、
繰り返される恐怖にドキドキハラハラするし、行為の理由を知りたくなる。
そんな感じで良くも悪くも刺激的な作品すね。

そーいえば叫んだり怒鳴ったりする作品ってあまり好きじゃないのに、
叫んだり怒鳴ったりしまくるこの作品はあまり嫌悪感を覚えなかったり。
大半の作品は未熟さゆえに感情をコントロールできなくて叫んでるけど、
この作品の場合は頭では理解してても感情がコントロールできない感じだし。
叫ぶプロセスは同じでも頭で理解してるかどうかは大きい違いなわけで。
よーするにキャラの未熟さが鼻につくと嫌悪感を覚えるようだ。

銀色のオリンシス 1~4話

10月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも12月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/26から
36世紀の地球。人々の繁栄は遠い過去となり文明も技術も大きく後退していた。
地上には人を滅ぼそうするガーデナーと呼ばれる機械型のモンスターが跋扈し。
人はガーデナーの襲来に怯えながらも身を寄せ街を作り細々と生きていた。
そんな中で積極的にガーデナーに対抗するハンターという職業が生まれる。
壊れたガーデナーの部品を寄せ集め作ったクローラーという機動兵器を駆る
ハンターたちは、ガーデナーを狩ったり街を守ったりして生計を立てていた。
ある日のことハンターを生業とするトキトたちは破壊したガーデナー携え
賞金の受け取りと食料などの補給のためにタウンへと入った。
そこでトキトはテアと呼ばれる謎の少女に出会う
彼女はトキトをコウイチと呼び会いたかったと再会を喜ぶのだった。

最初はあまりにヘボいんでどーしようかと……
かなり予算をケチった感が画面から滲み出てるし。
特にアクションシーンの動きのへっぽこさが目に染みる。
てゆーか低予算でロボットが出てくるアニメは無謀すぎだろう。
ガーデナーのメカのような材質なのに有機的な形状ってのも、
へっぽこライトファンタジーっぽい印象を感じさせてマイナスだし。
テアのキャラもミステリアス感を前面に出しすぎで実体感に欠けるし。
まぁ、テアは人間じゃないみたいだし実体感に欠けるのは必然かもだけど。
時々ガーデナーが来襲してくる以外は緊張感や方向性に欠ける内容だし。
4話まで見続けたら多少は興味深い設定が見えて来たから良かったものの、
第一印象のままだったらクソったれ!で終わっていたことでしょう。
(4話はメカが全く活躍しないので多少マシに見えるのかも)

キャラ描写で特に気になったとこがひとつ。
ズィルバーが攻撃されるとテアに痛みがフィードバックされる仕組みで。
(どっかで見たなこれとそっくりの設定)
それを知ったトキトがテアを傷つけられないと動作を止めてしまって、
ガーデナーの攻撃をひたすら受け続けるという間抜けた展開があるのです。
でもテアを傷つけたくないならさっさと逃げるか攻撃して撃退すべきで、
敵の前で動作を止めたらむしろひどい状況に陥るだけではないのかと。
トキトはそんなことも考えられないドアホだと表現したいのか?
でも誰もそのことを指摘しないってことは作ってる側も気づいてない?
こーゆー部分をちゃんと描くかどうかで説得力が全然違ってくるのだが。

(4話まで見ると)先が気になる内容なので、世界設定やデザインワークや
キャラ描写や作画(ってほとんど全部かよ)をもっときっちりとやってれば!
ともったいない気分になりました。

らぶドル Lovely Idol 1~5話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はマジキューの読者参加企画(らしい)でよく知りません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/27から
その日「らぶドル」1期生と2期生の合同ライブが行われていた。
ライブはクライマックスになり観客の興奮も最高潮に達していた。
それを4人の少女とそのマネージャーの藤沢智弘は楽屋で見ていた。
彼女たちはらぶドルの3期生として今日デビューする。その予定だった。
しかし社長の判断でこの場でのデビューは突然中止になってしまう
彼女たちには足りないものがあるからと言うのがその理由だった。
才能は先輩に引けを取らない彼女たちにいったい何が欠けているのか。
分からなかったけど、分からないなりに何とかしようと智弘は奔走する。
新しい仲間を加えた6人の3期生(候補)も智弘に応えようと頑張った。
果たして6人は正式に3期生としてデビューできるのか?みたいな。

またアイドルのアニメですか、とか思いつつ見始めたら
いきなりコンサートステージをまる2曲分も見るハメに……
趣味じゃない音楽のライブを見せられるのはある意味拷問かも(爆)
アイドルだからとはいえ楽曲がイマイチなのがちょっと困りものです。
オープニング曲もエンディング曲もみょーに印象が薄いし。
(改めて見たけどやっぱりOP/EDの映像の作りが逆だね)
登場する声優が歌うのでも、もっとインパクトの強い曲は可能なはず。
よーするに「ぱにぽにだっしゅ!」の爪のあかを煎じて飲めってことで。
芸能界を描くのならもっと音楽を重視してください。

内容について。
最初はキャラが見分けられなかった(爆)。
この手の作品はもう少し極端なキャラつけをするの多いけど、
キャラデザインもキャラメイクもわりと特徴が抑え目で、
(3期生の)最初の4人に至ってはしばらく誰が誰やら……
メインの6人とも聞き覚えのある声なので声だけで判別してたよ。
でも最初のうちは声と姿すら一致してなかったり(汗)。
キャラデザインの幅が狭いので外見だけだとキャラを見失うのだよ。
さっき喋ってたのって誰だっけ?って感じで。決して誇張ではなく。
回が進んでそれぞれのキャラがクローズアップされるようになって
やっと辛うじて見分けられるようになったけど。

声優について。
最近のマニア向けアニメは声優を前面に出したプロモーションが多くて、
この作品もアイドルモノなのでキャラソングを含めた展開をやってます。
それどころか実際に作品を見るとメインは声優のような気すらする。
よーするにメインキャラの声優のプロモーションアニメのような感じ。
メインの6人がここ最近目立ってる人ばかりなので余計にそう思ってしまう。
それにこの作品ってキャラ絵や作品のテイストがギャルゲーっぽいんだよ。
アイドルの成長ストーリーじゃなくアイドル育成ゲームみたいってこと。
ギャルゲー風でキャラの実体感に欠けるので余計に声優の印象が強かったり。

作品自体はそれなりに見れるけど、アイドルモノとして評価するなら
この前やってたLEMON ANGEL PROJECTより落ちるかなと(絵は別として)。
ストーリーがミラクル(爆)な「ラブゲッCHU」よりはマシだけど。

史上最強の弟子ケンイチ 1~4話

10月からテレビ東京系(6局)で土曜日の深夜に放送してる新番組。
BSジャパンでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで前身の月刊版を1巻だけ読みました。
※セル・レンタルDVDのリリースは3/23から
いじめられっ子のケンイチはそれを変えるべく高校入学を機に空手部に入った。
しかしそこでも理不尽な扱いを受けちっとも練習をさせてもらえなかった。
それどころか同じ1年だけど有望だと特別扱いをされる(バカな)大門寺に
難癖をつけられ勝負をして負けたほうが退部することになってしまった。
(こんなクソみたいな部活なんか固執ぜずさっさとやめるべきだが)
勝ち目がないどころか命の危険すら感じてお先真っ暗なケンイチに
転校初日に偶然縁があって友達になった風林寺美羽が助け船を出した。
ある場所に行って修行すれば必ず強くなれると。ただし生きていれば
どーせ今のままでも死ぬかもしれない、とケンイチは梁山泊の扉を叩いた。

力も技もない主人公が何か理由があって強くなろうとする。
そして一つ一つ技術を積み重ねて強くなっていくハウツーっぽい展開。
(ここで描かれてる内容が実際に通用するかは別として)
この手のアプローチは少年マンガでは腐るほどある超定番スタイル。
ありがちで新鮮味はないけど教科書通りで安心して見れるとも言える。
梁山泊の師匠たちのキャラがみょーに濃いのでそこそこ楽しめるし。
格闘マンガが好きな人ならまぁ面白いのでは?

ただ、ケンイチと戦う相手方のキャラ(性格)がちょっと……
頭蓋骨の中に筋肉がつまってるのかと言いたくなるほどバカだし。
それも見てて笑えるおバカさんではなく、嫌悪感を感じるバカだし。
ケンイチも洞察力とか精神力とか人並みにすら達してないし。
「あんなに頑張って鍛えたのに簡単に負けた」って悔しがるけど、
あんたは悔しがるほどのことをまだやってないっつーの。
いくら成長する物語でもスタート地点が低すぎではないのかと。
同じ題材で描くにしたっても少しキャラを魅力的に描けるはずだよ。
見た目はともかく(同じ枠の)前の作品のほうがずっとマシだったね。
※この作品だって見た目はお世辞にも良くない

あ、作品の面白さとはあまり関係がないけど
この作品の主要キャストはそうそうたる顔ぶれです。

夜明け前より瑠璃色な 1~4話

10月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
BS-iでもでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は美少女恋愛AVG?(18禁)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/22から
人が月に移住するようになってからしばらく時を重ねた未来。
月に設立した国家と地球との長い戦争が終わった後の緊張状態にある時代。
地球で月との交流の窓口である満弦ヶ崎中央連絡港市に住む朝霧家に、
月のスフィア王国の王女フィーナがホームスティにやってきた。
彼女の目的は地球の文化を知り互いの未来の関係をよりよくするため。
そしてもうひとつ胸に秘めた目的があった(と思われる表現がある)。
朝霧達哉はいきなり我が家にやってきたフィーナとミアに驚くが、
挨拶をするフィーナを前にどこか懐かしい気分も覚えるのだった。

キャベツってそーいう意味か。
つーかキャベツの問題じゃないだろ3話は。
絵が荒れてるとか言うレベルではなくまさに「作画崩壊」って感じだし。
崩してるカットはまだマシで、崩してないカットの歪みっぷりが凄いよ。
こんな凄いのテレビアニメではMUSASHI以外に見たことがないんだけど。
(OVAだとヴァラノワールという超絶凄いのがあるけど)
見た目が重要なエロゲー原作アニメでこれは致命傷なのでは?

その致命的なキャラ絵に関してはとりあえず置いといて……
作品の内容についての印象を一言でいうならビミョー(爆)。
遊びを絡めつつシリアスな主題を描いてるごくオーソドックスな手法で。
キャラを崩したりリアクションが過剰だったりとギャグ色がかなり強め。
そして毎回どっかで見たような内容の露骨なパロディをやってたりして。
そのアプローチ自体は有りだと思います。過去にもそーいうの有ったし。
しかし見せ方がイマイチなのかノリがイマイチなのか、あまり面白くない。
これを見てると「φなる」やマジカノはいいデキだったのだと実感するよ。
シリアス路線はキャラ描写をしっかりしないとダメダメになるけど、
安易にギャク・コメディ路線に逃げてもセンスがなきゃダメなんだなと。
ハッキリ言って、これキャラ絵を直したぐらいじゃ面白くならないよ。