今度はそれを使ってる人間の調子がかなりおかしいです……
このところ気温の上下が激しい上にすごく寒くなったりして、
季節の変わり目に恒例の頭痛&鼻水ダラダラ状態だったり。
このところ寝る時間を削りまくって無理した反動もあるかも。
日記を遡ると1年前も同じようなことを言っていた(汗)。
今週の本題に行く前に「セルDVDとレンタルDVDの違い」と言う話を。
(本題はコミックのオススメでこちらには収録してません)
まず基礎知識として。セルDVDとかレンタルDVDってナニ?と。
セルDVDとはよーするに販売用のDVDでそのへんに売ってるDVDのこと。
そしてレンタルDVDとはレンタル用に(その筋で)流通してるDVDのこと。
つまり販売してるDVDとレンタルしてるDVDは別物ってことです。
※VHSの時代は一部だけセル専用で大半はセル・レンタル兼用
今までに何度も書いたし、ここを読みつづけてる人なら既知だろうけど、
今でも市販のDVDをそのままレンタルしてると思ってる人は結構いるね。
なぜセルDVDとレンタルDVDを区別してるかと言うと、
これはあくまで推測だけどVHS時代の経験があるからじゃないかと。
初期のソフトが高かった時代はセル用をそのままレンタルで使ってて、
後にレンタルに使えない販売専用を廉価にリリースするようになったけど、
現実にはそれをレンタルに使っちゃう店舗が結構あったからとか。
だからDVDでは完全に流通チャンネルを分離したんだと思う。
販売専用を廉価でってとこでピンとくる人もいるかもしれないけど、
レンタルDVDはいわゆる廉価DVDとは根本的に価格が違います。
だいたい1枚あたり6000円とか8000円とか10000円とかそれ以上と言われます。
その昔のVHS時代のソフトの価格と似たような価格設定と言えるかも。
(さらに遡れば1万円台後半な時代もありましたが)
DVDソフトがVHSに比べて安いと感じるのはあくまで販売専用だからで、
セルとレンタルの流通を分離して利益をコントロールしてるからすね。
深夜アニメのようにDVDを売って成り立たせるビジネスモデルの場合は
セルDVDも凄く高いのでレンタルDVDとの価格差があまり無いという話も。
(VHS時代と大差ないともいう)
つまりアニメが高くて洋画が安いのはあくまでも販売用の話。ここ重要!
セルDVDとレンタルDVDは別物なのでDVD-BOXのレンタルは存在しません。
小さいなお店が勝手にレンタルしてるって話もあるけど、契約違反(!?)
なのでバレたら取引停止とかのペナルティーを食らうんじゃないかと。
※BOX以外の販売用を勝手にレンタルしてる場合も同様
DVD-BOXのレンタルは存在しないけど、、、
実は中身をバラバラにしてレンタル用に出すことが良くあります。
※レンタルは基本的に1枚ずつなので
販売用はバラ売りしてないのにレンタルがあるのはそーいう場合です。
BOXを出して後でバラ売りとレンタルを出すというのも良くある展開すね。
あ、「ぽすれん」のはバラのをセットで貸してるだけなんで念のため。
次にセルDVDとレンタルDVDの中身の違いについて。
むしろ多くの人が知りたいのはこっちだと思いますが。
まず最初に言ってしまうと、
セルDVDとレンタルDVDの中身は違う場合もあるし全く同じ場合もあって、
作品ごとに実際に比較してみないとわからない、としか。
いちおーレーベル毎に傾向は有るけど確実と言う保証はないし、
時期が変われば会社の方針が全然変わってしまうこともある。
※キングのレンタルDVDに対する方針なんかいい例だよ
アニメに関しては最王手のバンダイビジュアルが中身を差別化をしてるので
違うのが普通と思われがちだけど、実は中身が全く同じのも結構あります。
セル版のディスクにレンタル用のラベルを印刷してるだけのも結構あるよ。
※ディスクの内周に刻印されたIDがセル版と同じ
映画のDVDだと販売用のにレンタル用ってスタンプが押してあるだけのも。
あと例外的だけどセル・レンタル兼用ディスクというのもあります。
※アダルトアニメのディスカバリー・ミルキー・バニラがそう
作り直すコストほど差別化して得られる利益が無いという試算なのかな!?
今までに借りて判断がついたもの。
(情報をまとめてる人がいるといいんだけど)
・君が望む永遠 → 全く同じ
・KURAU Phantom Memory → 全く同じ
・serial experiments lain → 恐らく(オリジナル版と)同じ
・ストラトス・フォー → 映像特典全カット・(他)作品紹介差し替え
・月詠 -MOON PHASE- → 全く同じ
・HAPPY LESSON(全部) → 全く同じ
・ぱにぽにだっしゅ! → 全く同じ
・光と水のダフネ → セル版+特典ディスクの番外編
・Φなる・あぷろーち → 本編追加シーンなし・映像特典全カット
・舞-HiME → 最終回のディレクターズカットなし・映像特典を一部カット
・魔法遣いに大切なこと → オリジナル版と全く同じ(LDCのロゴが出る)
・マリア様がみてる(~春~) → 映像特典全カット
・美鳥の日々 → 本編が放送版(未修正版)・映像特典全カット
・LASTEXILE → 全く同じ
借りる予定は無いけど「涼宮ハルヒの憂鬱」は公式サイトの情報を
見る限りはセル版と全く同じ内容(本編・特典とも)だと思われます。
「フルーツバスケット」も映像特典がついてると聞いたことがあります。
以下は判断つかないもの(忘れたのもある)
・R.O.D THE TV → コメンタリー音声は入ってた(はず)
・かみちゅ! → コメンタリー音声は入ってます
・絶対少年 → ノンクレジットOP・EDと番宣・CM入り
・Xenosaga THE ANIMATION → 確か本編だけだった
・フタコイオルタナティブ → 映像特典も入ってます
・プラネテス → 映像特典やコメンタリー音声も入ってた
・キノの旅 → 本編のみ(セル版も本編のみっぽいが)
あくまで(現時点での)傾向で保証はしないけど
メディアファクトリーは恐らくセル(通常版)と全く同じ。
ジェネオンは旧作をリリースする場合は全く同じ。
※廉価BOXをベースにしてる場合はよくわからない
ビクターはNOIR以外の新作は恐らくセルと全く同じ。
(NOIRは単に2枚分を1枚に詰めてるだけかも)
キングは旧作をリリースする場合はセルと全く同じ。
新作はセルより遅れてリリースしてるものは全く同じ!?
KSS時代のは恐らくセルと全く同じ。
ピンパイのは初期リリースの以外は全く同じ。
(初期のはレンタル用と画面に表示されるだけの違いだけど)
中身を差別化してる場合、具体的に何が違うのか。
これも作品によるので実際にその作品を見比べろとしか言えない。
恐らく(差別化してる)大半の作品は映像特典の有無ではないかと。
最王手のバンダイビジュアルはまさに映像特典カットが大半だし。
(バンダイビジュアルでも映像特典がついてるのが有ります)
映像特典はDVDを買った人のためのサービスみたいな感じだからかな。
では元からセルDVDにも映像特典が全くついてない場合は?と言うと、
差別化のしようがないのでそのまんまだったりするね。
本編そのものを差別化してる作品も稀だけどあります。
最近ではDVDで作画修正が入ってるのがごく当たり前になってるけど
セル用は修正版でレンタル用は放送版と言う困ったちゃんな作品も。
今までに(違うらしいと)聞いたのは
「美鳥の日々」「砂ぼうず」「スピードグラファー」「ウィッチブレイド」
セルとレンタルの発売元が違う「美鳥の日々」は例外として
残りが全てGONZO関係というのが重要なポイントかも。
他のGONZOが製作・発売してる作品も要注意かもしれない。
ローゼンメイデン(1期)のようにワイド素材の左右をカットしてる作品も。
今でこそセルもレンタルもDVDが普通な時代になったけど、
ほんの少し前にはセルがDVDでレンタルがVHSだった時代もありました。
その時代にはDVDがワイドでVHSが左右カットって結構あったよ。
※覚えてるのだとRAVEと「天使な小生意気」
DVDレンタルではこの差別化をしてるのはあまり見かけないっすね。
わざわざ映像をエンコードしなおすコストに見合わないからでしょう。
「今日からマ王!」はレンタル版だけ左右カットと聞いたけど未確認です。
[追記] レンタル版は4:3なのを確認しました
本編にDVDで追加されるシーンに関しては、
大半の作品がレンタルにも収録されてます。
そもそも本編を差別化してる作品は滅多にありません。
DVDが本来の形である「R.O.D THE TV」「かみちゅ」はもちろん、
追加サービスシーンの「HAPPY LESSON ADVANCE」も完全に収録されてるし、
ディレクターズカットみたいな「君が望む永遠」の最終回も収録されてる。
(未確認だけどスト4の少しだけ長い最終回もたぶん収録されてると思う)
今のところ「Φなる・あぷろーち」だけがレンタルには入ってない。
※舞-HiMEの最終回ディレクターズカットは映像特典扱いだったっけ?
あまり詳しくない作品だとそもそもDVDが放送より長いかどうかすら
知らないので、差別化されてても気がつかないという話が……
「こいこい7」「ラムネ」「遥かなる時空の中で ~八葉抄~」は
レンタルDVDが放送より長かったので追加シーンありのようです。
※ラムネは映像特典入りなので恐らくセル版そのまんま
特殊な例だと「UG☆アルティメットガール」はマルチアングルが入ってない。
違うアングルからだと丸見えって意図だし、映像特典みたいなもんかも。
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