まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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銀河漂流バイファム 1巻

1983年頃に放送された全46話のテレビシリーズ。DVDレンタル。
遠い未来、人類は宇宙に飛び出し数十光年離れた星系にまで進出していた。
イプザーロン星系のベルウィック星では都市を形成するほど入植がすすみ
新たに第3惑星クレアドへの入植を進めるべく開拓が進んでいた。
そんなおり考古学者のクレークはクレアドに謎の遺跡を発見するのだった。
この物体はクレアドがただの未開の星ではないことを示していた。
そして近年盛んに人類の前に出現する未確認飛行物体のコトも含めて
クレーク博士はしばらくこの星への入植を中断するべきだと進言した。
しかし事態はもはや間に合わない段階まで進んでいたのであった。
(これは物語が先に進むとわかるけど先に侵略したのは地球側)

突如として第一ステーションを襲ってきた異星の機動兵器は瞬く間に
ステーションを沈黙させ間髪を置かずクレアドの地上へも迫ってきた。
この非常事態に民間人は全員ベルウィックへの避難が決定される
父とは別に避難することになったロディとフレッドの兄弟は
フレッドが気にしてたペンチと一緒にシャトルでクレアドを脱出した。
シャトルが到着した第二ステーションにもすぐに異星人は襲ってきた。
乗員が満足に揃ってなかったがやむを得ず練習船ジェイナスは出航する。

しかしそのジェイナスにも異星人は執拗に攻撃をしかけてくるのだった。
最初から足りなかった乗員(軍人)は次々と戦禍の中で倒れていく。
さらに手伝いに駆り出された民間人の大人たちも戦闘に巻きこまれた。
気づいた時にはジェイナスには大人数名と10人の子供しかいなかった
戦力もなくなり辛うじてベルウィックに辿りついた彼らは惨状を見る。
助けてくれるはずの人はなく、別に逃げたはずの親たちもいない、
通信機のコールに反応もなく、ただ破壊された街だけが残ってた。
頼るべき大人もいない彼らは果たして地球へと辿りつけるのだろうか?

これ本放送当時見てました。と言っても途中までだけど。
視聴率がとれなくて途中で放送時間が変わってしまったので
※裏番組が当時は無敵のドラえもんだったから
なんと部活の時間と重なってて見れなくなってしまったのだよ(汗)。
当時はアニメ見るから帰ります!とか言うような人間じゃなかったし。
今なら言うのかよ!という質問にはノーコメントってことで(爆)。
ビデオなんて便利なモノも無かったし。ビデオは存在してたけど。
おかげで物語のラストを知ったのは10年ぐらい後の再放送を見てから。
ちなみにこの少し前までは本放送のすぐ後に再放送をやってたんだけど
この頃から地上波ではアニメの再放送はほとんどやらなくなったんだよ。
スカパーのアニメ専門チャンネルができるまで再放送の空白期だったね。

その2回の放送とも実は1話を見たことがなかったのです。
だから20ウン年がかりの初体験です。なんとも感慨深いものが。
作品のムックを持ってたから(今は行方不明)だいたいの展開は
知ってたけど改めて動くものとして見るとなかなかいい感じだね。
モノリスを発掘するところなんか2001年宇宙の旅みたいだし。
※ゼノギアス&サーガもモノリスが重要アイテムだったっけ

遺跡の発掘といきなり文明が衝突して戦争が始まる展開を見てて
ああどことなくイデオンと初っ端の展開が似てるかもと思ったり。
富野さんはターンエーでも似たようなことをやってたけどね。
(これって元々は初代ガンダムのもう一つの企画だったそうな)
戦いにはそれ相応の理由が必要だけど、それが些細な誤解だったり、
ボタンのかけ違いだったり、不幸な偶然の連鎖した結果みたいな。
全ての展開に説得力を持たせようとよく考えてるのを実感させる。

ロボットアニメなのにロディたちはいきなりラウンドバーニア(RV)で
敵と戦って撃退したりしないし、そもそも最初は満足に動かせないし。
最初は子供たちはただ守られる存在で、あくまで戦うのは軍人たち。
軍人が足りなくなったので身を守るために大人たちも戦いに参加する。
そして子供しかいなくなって結果的にRVを動かすことになるわけで。
だから初搭乗するのは5話だし、まともに戦うのは9話からだったかな。
当たり前のことをきちんとやってるだけなのに結構珍しかったりして。
初回からロボットを活躍させるのはスポンサーの意向だから。
(イマドキの深夜アニメならそんな心配をする必要はないが)

当時見ててとても印象に残ったのが敵との技術レベルの差。
全く進化の系統が違う異星人なのに戦闘が互角なのが不思議だったよ。
普通だと相手の方が圧倒的に強かったりするから。
そして画期的な兵器の出現によって状況を変えていく感じだし。
この作品の場合は基本的に勝ち負けは単純に戦力差みたいだし。
ジェイナスも特別な船ではないし。それどころか練習船だし。
バイファムとかの主人公メカも特別に強力と言うわけではない。
ダグラムやボトムズと同じリアルロボット路線の究極のスタイルだね。
(ガンダムは指一本ぐらいスーパーロボット路線に入ってる)

もう一つ印象的だったのが途中まで異星人の姿が描かれないこと。
いきなり襲ってくる恐怖の存在としてだけ描かれている。
攻撃する理由など相手の表情を全く描かないのは画期的だったね。
実は先に進むとなぜそれを明かさなかったのがわかるのだった。
ネタバレだけど子供たちの中の一人が実はククトニアン(異星人)で
もちろん当人は知らなくて普通に一緒に過ごしているわけです。
(これが発覚した後に当然ながら大変な騒動になるんだけど)
つまり異星人は地球人とそっくりの外見をしてるのでした。
同じ外見だと親しみが持てるから純粋な恐怖にならないんだよ。
だから途中までは恐怖の存在として異星人は全く姿を見せないのです。

にしても今見てもちゃんとできてるよ。
色合いとか解像度の低さが昔の作品なのを実感させるけど。
キャラが引いた構図では細かいところほとんど描いてないし。
そのへんを気にしなければ今の作品と比べても遜色はないね。
ロボットアニメはこの当時に比べてほとんど進化してないから。
むしろ90年代は多くの作品が劣化しまくってたような気も……
スト4とかはこれに比べて多少ディティール描写が濃くなってるけど。
(今でもスト4レベルで細部を描写してる作品は滅多にない)

キャストの話。
少年に低い声を当てるのは当時としては珍しくて
初めて見てた時にはずいぶん違和感が有ったのを覚えてます。
もちろん見てるうちに慣れたけど。
そうそう、富永みーなさん(クレア)の声も久しぶりに聞いたけど
やっぱり川澄さんと似てるよ。最初の印象は正しかったってことで。

主題歌とサントラの話。
英語を使う主題歌は当時としては画期的でした。
あの頃はコロンビアとキングが大半のアニメ音楽をやってて
新規参入レーベルが増えて少しずつ変わりつつあった時代すね。
※テクノポップのうる星と久石さんのナウシカがほぼ同時期
いかにも映画音楽っぽいサントラもかなり特徴的だったかも。
ちなみに今でも手元に有ります。オリジナル版は超貴重かも!?
最近出た全部入りのDVD-BOXにサントラも復刻で入ってるそうな。
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姫様ご用心 1~2巻

3月からWOWOWで放送してた全12話の新番組。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
ごく普通の女子高生の姫子は部活の朝錬をど忘れして先輩の怒りを買っていた。
その有様を電話で知らされた姫子は大慌てで学校へと向かうのであった。
姫子は学校へと向かう途上で謎の二人組とぶつかりうっかりカバンを間違える。
さらに彼らに話しかけられた姫子は、その二人が外人なのを認識するやいなや
慌てふためき逃げてしまうのだった。しかも学校とは全然違う方角へ。
カバンが違うと気づいた姫子は開けてみて驚いた。なんと王冠が出てきたから。
でもつい頭に被せてみたり、水鏡に「世界で一番美しい~」と言ってみたり。
それはちょっとしたお遊びだったのに、姫子が学校についたら何かが変わってた。

これギャラクシーエンジェルのスタッフが作ってるので
ハイテンションなノリとか畳みかけるテンポとかが実にそれっぽい。
主人公の人とかキャストもなにげに共通点があるし。
ただしこれはGAのようなパロ全開ネタアニメではなくオーソドックスコメディ。
「あまやらなきゃ」(謝らなきゃ)みたいな言い間違えをする言葉遊びをしたり。
姫子は見ただけで逃げちゃうほど外人コンプレックスで(言葉が分からないから)、
ちゃんと日本語喋ってたのに外人の姿をしてるってだけで逃げちゃたりとか。
視聴者はわかってるのに画面内では誤解したまま延々と進行したりとか。
間違いだらけの中で事実だと思ったことが実はフェイクだったりとか。
次から次へと誤解が連鎖してひたすら収拾かつかなくなったりとか。
まさしくスラップスティックという形容を絵に描いたような作品。

そもそも謎の王冠をかぶったらお姫様扱いってのが凄い展開だよ。
知らなかったけど実は王家の血筋だったみたいな設定じゃなさそうだし。
そもそも姫子が姫様なら(真の)両親は王様とお妃様のはずなんだけど
※王や妃がいないなら姫子は女王ではないかと
王冠をかぶって一夜開けたら母親はメイド長だし父親は近衛長だし。
なんか王冠をかぶってることで世界が決まってしまうみたいな。
王冠が姫様の証とかではなく、みんなそう思うようになる感じ。
現実やファンタジーな世界観とは根本的にズレた作品なのです。

脈絡もなく猿が出現してバナナの皮で転ぶのはデタラメ過ぎて笑える。
そーいやホスト部でもいきなり猿とバナナの皮ネタをやってたっけ。
よーするに同じ系統の作品ってことです。ジャンルも表現スタイルも。
どちらかというと美少女モノってより少女モノのような作品すね。
背景の色の塗りかたからキャラ描写からポップな表現スタイルまで。
WOWOWにしては内容がシンプルなので小さい子が見ても楽しめそうです。
いわゆるお子様向けではないのでいい歳した大人でも十分楽しめますが。
いきなり怪盗が登場するのでレジェンズを思い出したよ。似てないけど。

オープニングの映像と主題歌について。
オープニング映像の踊ってるところが面白い。
曲に合わせて踊ってるポーズもなかなかハマってて面白いけど、
キャラが左右に色分離したみたいに増殖して同じ動きをするのがイイ!
文字を散りばめた棒みたいなのを飛んだりして避ける動きも楽しいし。
主題歌も声優さんが歌ってるけどノリノリでいいっすね。
エンディング曲の方はメロディー展開がキレイで印象的だし。

ところで
今さら気づいたけど原田勝通さんってAngel Noteの人だったのねん。
(知ってる人には常識なのかもしれないけど)
ってことは「Φなる」とマジカノで凄くそっくりな曲があったのは
作曲した人が同じだったからとかいうオチなわけですか。
※「Φなる」の音楽はAngel Noteでマジカノの音楽は原田勝通さん

となグラ! 1~6話

7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌?(RUSH)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セルDVDのリリースは9/21から(レンタルは9/29から)
高校生になった香月は浮かれながらケーキを作っていた。
それと言うのも隣に住んでた大好きだった幼馴染の勇治が帰ってくるからだ。
小さい頃から成長してカッコ良くなった勇治の姿を想像したりなんかもした。
しかし、再会した勇治は想像とは大きく違ってたのだった。
なにがって、それはもうとんでもなくスケベな性格に成長してたのである。
期待が幻滅に変わった香月は勇治との関係を断ち切ろうとしたのだけど
間を取り持つ姉と(珍しく)真摯な勇治の態度に少し考えなおすのだった。
再会の印象は最悪だった二人の関係の行方はいかに?みたいな感じ。

今どき珍しいぐらいに直球ど真ん中のラブコメすね。
お隣さんの幼なじみで離れてたけど久しぶりに再会してとか。
頭の中で思ってた成長したイメージと違って幻滅したりとか。
でも時々ふと見せるセリフや表情にドキっとしてしまったりとか。
些細なことで関係がこじれたり素直になれず仲直りが大変だったりとか。
ヒロインが致命的に料理が下手なのまでお約束です。隠し味って……
見てて背中がかゆくなってしまいそうなほど気恥ずかしさが充満してるよ。
香月のドリーム炸裂の妄想シーンもお約束だけど、なんか微笑ましいね。

これマンガではそんなに印象に残らなかったのにアニメは結構いい感じ。
物語のテンポがいいのとキャラの表情が生き生きとしてるからかな。
つまり脚本がいいってことすね。久保田雅史さんって超GALSの人だよ。
空間描写やディティール描写がしっかりしてるってのも大きいかも。
所々で挿入されるポップ表現(2話のアンパイアとか)もいい味出してるし。
1話の香月が勇治に手とか足とかを出すシーンの構図もなかなか上手いし。
(2話以降はレイアウトレベルにずいぶん差があるけど)

印象に残ったと言えば香月のお姉(初音)さん。
家では毎日のように衣装が違ってて、しかもコスプレのような衣装だし(笑)。
勇治が触ってきても全然気にしないので、おっとりキャラかと思ったら、
実は策士で二人の仲を煽ってみたり、ときおり過激な本音を漏らしたり
香月がわりと普通の性格なのでとってもメリハリが際立ってるのでした。
ちなみに大原さやかさんが演じてます。今期は毎日のように出てるような。

美少女モノはテレ東放送作品を除いてむやみに下着が出るのが多いけど
この作品も御多分に漏れずパンツとかブラとかやたらと出しまくりです。
まぁラブコメにエッチぃシチュエーションは必然のスパイスだから
意味のある露出は構わないと思うけど脈絡もなく出すのはいらんような。
よーするに売るためのサービスなんだろうけど(効果はともかく)。

そうそう、この作品もサントラがDVDに付属です。毎度のキングだよ。
そしてキングにしては珍しくレンタルがほぼ当時リリース(販売元は違う)。

ちょこッとSister 1~6話

7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は青年誌(ヤングアニマル)のマンガで読んだことありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは10/25から
大学生のハルマがある年のクリスマスの早朝にノックの音で起こされた。
なんでこんな時間に?と目を覚ましたハルマが見たのは異様な光景だった。
サンタの仮装をしてバイクに乗った女の人が窓の外の空に浮いていたから。
彼女にクリスマスプレゼントと渡されたのはなんと袋に入った妹だった。
小さい頃「妹が欲しい」と天に祈った願いが今さら叶えられたのだそうな。
そんな突拍子もない経緯でハルマと突如出現した妹の共同生活は始まった。

いきなりサンタに妹をクリスマスプレゼントされるとか
そんなことあるかい!と卓袱台返したくなるリアリティの無さです。
そもそも神様に妹を下さいとお願いするところからどーかと思うし。
でも実はこの願いは小さな頃の話で、ありがちな無邪気な願いでもなく、
それを願うに至るまでの切実な事情が裏には存在してたりなんかして。
ありえない導入なのに舞台設定は意外とちゃんとしててビックリしたよ。
つまりこの作品は生まれるはずだった妹との家族ごっこみたいな感じ。

ところでちょこって何歳なんだろう?小学生ぐらいに見えるけど。
学校行かなくていいのか?と見てて思ったよ。
まぁ、いきなり出現した妹を学校に編入する術が有るかはしらんが。

ちょこ(妹)は出現した時は素っ裸でハルマは服を着ろと言うわけです。
そこでちょこは兄妹なら意識しないってこの本に書いてあるって言う。
※この本は神様に持たされた!?あんちょこのようなモノ
でも意識しないのは兄妹だからじゃなく、ずっと一緒にいたからで
血が繋がっていてもずっと離れて暮らしてたら意識しちゃうのでは?

キャラの配置としては妹付きの一刻館!?みたいな感じかな。
ラフな姿で乱入してくる真琴さんなんかまんま朱美さんだし。
管理人さんはおばあさんだったのに、すぐに孫娘に代わっちゃうし。
喫茶店のマスターもどことなくるーみっく作品っぽいし。
そんな感じで構図はどことなく似てるけど、内容は特に似てないかな。

この作品はあんましエッチぃ感じの路線ではないです。
ちょこのキャラクターが純真無垢というか無知なので。
恥じらいとかを知らないからこそ結果的に見せちゃうこともあるけど。
てゆーか下着やら裸やら無邪気にむやみに見せまくりだったり。
さすがに肝心な部分は見えませんが。KEEP OUTテープで隠してるから。
※公式サイトのアイテム(DVD)のトコでどんなのか見れます
銭湯の回も湯気じゃなくてKEEP OUTテープでやれば笑えたのに。
ちなみにDVDだとKEEP OUTテープは無くて全解放らしい。
えー?テープ付き笑えるのに!それか両方収録すれば良かったのに。

下着と言えば5話でちょこがハルマとブラジャーを買いに行くんだけど
ブラジャーを連呼しながら歩いてるのでちょびっツを思い出したよ。
そして買って帰って「お兄ちゃん後ろ止めて」とかやってるのを見て
これはいったい何のプレイなのか」とか思ってしまったり(笑)。

エンディングのこと。
絵が凄く上手いっす。OPや本編と比べても段違いに上手いと思う
キャラを立体空間にはめこんで見せる手法も含めてとても面白いね。
コンテから作画まで一人でやってるみたいだけと見覚えの無い人だった。
にしてもオープニングよりエンディングに力を入れるのが最近の流行!?

おとぎ銃士赤ずきん 1~5話

7月からテレビ東京系他(8局)で土曜日の朝に放送してる新番組。
BSジャパンとAT-X(9月~)でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは11/29から
草花と話が出来たりする不思議な力を持つ(らしい)少年、鈴風草太14歳。
草太は御伽噺が好きで母がいつも話してくれた物語の載る本を探していた。
その草太はここ最近何度となく化け物に追いかけられる夢を見るのだった。
そんなある日、夢で見た化物が現実に出現して草太を襲ってきた。
絶体絶命の危機を救ったのは不思議な格好をした女の子と喋る狼だった。
彼女は自らを赤ずきんと名乗り草太を守るためにここに来たと言うのだ。
こうして二つの世界を巡る大きな流れに草太は巻きこまれていった。

OVA付きのフィギュア「フィギュアニメ」として制作された作品を
早朝放送の女児向けのテレビシリーズとして内容変更したものです。
OVA版はフィギュア扱いなのでレンタルは(今のところ)出てません。
なのでOVA版とテレビシリーズがどの程度違うかはさっぱりわからん。
放送を見る限りは小さい女の子向けの戦う変身魔法少女みたいな作品。
と言っても変身はしないけど。上を脱ぐ以外はいつも同じ格好してるし。
女の子向けならもう少し服装に気を使ったほうがいいような……

赤ずきんと言えば童話に出てくる超有名なキャラですが
実はこの作品には他にも童話キャラ(の名前)が続々登場します。
おとぎ銃士も赤ずきん以外に白雪姫といばら姫が出てくるし。
敵方にはヘンゼルとグレーテルがいるし。
敵のボスはサンドリヨン(シンデレラのこと)だし。
そんな感じで見てると知らずに童話の知識が身につく……ことはない。
つーか名前以外に童話の元キャラと共通点って有るのか?

この作品は(半分)現実を舞台にしてるのでそれなりに現実味は有ります。
戦うあたりは現実味はないけどこの手の作品のお約束なので気にするな。
(短いナイフの2刀流は動きが小さくてイマイチ見映えもしないし)
日常のシーンでどこまで面白く描けるかがポイントと言ってもいいし。
そーいう意味では銃士たちの日常の行動は結構ボケてて面白いです。
そもそも銃士たちは別世界から来たのでこの世界のことを知らないから、
いろんなことに驚いたり感心したり行動がずれてたりで見てて飽きない。
さらに赤ずきんは性格がすっ呆けてるからボケっぷりが強烈だし。
魔法で眠らされたのかと思ったら腹いっぱいで眠ってただけとか。
ちょっと変化球っぽいキャラ描写で楽しませようと工夫してる感じです。

学園ヘヴン 1~4話

4月からATXで放送してた全13話の新番組。
7月から一部の民放(5局)で深夜に放送してます。
原作はボーイズラブADVゲーム(18禁)でやったことありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻まで発売中)
特に秀でたものもなく、せいぜい運がいいぐらいの伊藤啓太に
ある日超エリートのみが集うベルリバティ学園への入学許可証が届いた。
みたいなイントロで始まるウホ!男だらけの学園ストーリーって感じ(爆)。
4話まではそれ以外に説明するようなストーリーがないので……

いきなり回想シーンで始まるとこは美少女モノと手法がそっくりです。
山の上の全寮制の学校ってところもどっかで見たようなアレだし。
エリートを選りすぐった男子校って設定もかなりお約束っすね。
と言うか略してBL学園ってのは直球過ぎて眩暈がしたよ(笑)。

そんなわけで男同士でアレでナニな作品なわけですが(おいおい)。
思ったよりライトな感じでさほどエロエロな展開にはならんのかな?
傷を舐めて消毒してるシーンとかみょーにエロかったりもするが。
3話と4話の冒頭も声だけ聞いてるとエッチシーンかよ!って感じだけど。
最近この手のフェイクをよく使うから種明しするまでもなくバレバレですよ。
いっそホントにやってたら感心したんだけどね(放送できませんから)。

3話の手紙を回すのって原作にも有るんだろうか?
だとするとキャラと学園設備の紹介みたいな意味合いなんだろうなと。
と言うか1話から延々とキャラ紹介だけやってるような内容なんですが。
もっとストーリーでキャラを際立たせて印象づけたほうがいいような。
いわゆるお当番回方式はキャラ描写に効果的だからよく使うわけで。
キャラ紹介だけ十二分にやってるから見分けはつくようになったけど。
キャラを見せることに徹した潔い構成。という考えかたもあるかも。

ところでお風呂にタオル巻いて入るのはマナー違反ですよ!
やっぱみんなですっぽんぽんにならないと(笑)。って放送できないし。
湯気フィルターとか●で隠すとかKEEP OUTテープとかいろいろあるじゃん。
関係ないけど、これの啓太は「いぬかみっ!」の啓太と声が同じだ。

恋する天使アンジェリーク ~心のめざめる時~ 1~4話

7月から一部の民放(8局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は女性向け恋愛・育成(?)SLGゲームでやったことありません。
何作目かのアンジェリークエトワールが直接の原作っぽいような。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/22から
一人の女王が世界を統べ、それを補佐し世界にサクリアを満たす守護聖がいる。
そんなファンタジーな世界での物語。
ある日、神鳥の女王は聖獣の世界が危機に瀕していることを知る。
そのため急遽伝説のエトワールを選出して聖獣の世界を救うことになった。
世界中から集められた選りすぐりの女性ための中にエンジュはいた。
ただの田舎娘だったエンジュはこれは何かの間違いだと帰ろうとする。
しかし何とエンジュは伝説のエトワールに選ばれてしまったのだ。
最初は断ろうとしたが自分にできることが有るならと引きうけることに。
そしてエンジュは守護聖の力を借り聖獣の世界を救うべく務め始めた。

いわゆる乙女ゲームの元祖だけどTVアニメ化はちょっと遅かったすね。
遥かなる~の方が先だったし。プリーティアなんてのも有ったし。
ちなみにOVA化はずいぶん前からされてるようです(見たことはない)。
遥かなる~と見比べると作品世界の説得力がかな~り乏しいので
テレビアニメにするのは厳しかったってのも有るかもしれないけど。
深夜アニメは現実離れした作品いっぱい有るし今さらって気もするが。

まず作品を見てて思ったけどゲームシステムが透けて見えるような。
元のゲームシステムをストーリーに上手く落せてないというか。
ストーリー上で整合性がとれてないから浮いてしまってる感じ。
特に4話の聖獣の世界のサクリアのバランスが狂ってしまったなとこ。
本来ならそれぞれの守護聖との距離感が結果に反映してるべきで、
つまり苦手な守護聖のサクリアが足りないみたいな展開にするべき。
しかしそーなってない。ナゼか仲が良かった守護聖のが足りてないし。
4話は一人でやらずにみんなを頼ろうって話なのは理解できてるけど
そのへんまでキッチリやるかどうかで印象は天と地ほども違うから。

この原作はそれまでのゲームに比べて些細なこだわりがあって
例えばお茶を入れるコマンドが有ったりして驚いた覚えがある。
やったコトないのに何故知ってるって感じですが。
よーするに布教ビデオ(プレイを録画したもの)を貰ったことが(笑)。
それを見てたのでどんな内容かはなんとなく知ってます。
これに出てくる女王と補佐官は1作目の主人公とライバルの人だね。
そんな原作ゲームのこだわりは残念ながらアニメでは役に立ちません。
と言うのも映像化する時点でディティール描写が大幅に増えるので
この作品に限らず描かれて当たり前だったりするから。
(ディティール描写がいい加減なクソ作品もあるけど)
今ひとつ光る部分が感じられないのはそんなメティアの差が大きいかも。
お当番回方式を踏襲して守護聖をじっくり描いてるのはいいと思うけど。

主題歌の話。
この手の作品はなんちゃってジャニーズ?みたいな曲が多いけど
この作品の主題歌はいかにも最近のアニメソングって感じの曲調です。
喩えるなら栗林みな実さんとかと同じ系統。というかまんまだよ。
作曲してる人が同じだし。男が歌っても似た感じになるのには驚いたけど。

機神咆吼デモンベイン 1巻

5月からWOWOWで放送してた全12話の新番組。DVDレンタル。
原作は美少女&スーパーロボットADV(18禁)でやったことありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
現実とはちょっと違った世界。魔導技術の発達した世界での物語。
売れない私立探偵の大十字九郎はある日、魔導書を探すことを依頼される。
その仕事中にブラックロッジに追われてる少女を行きがかりで助けてしまう。
助けたといっても結局は逃げきなくて、ついには絶体絶命な状況に陥る。
そんな状況で謎の少女はいきなり契約しろと言い出しキスをしてきた。
瞬間、大十字九郎は超人的な力を持つマギウスへと変態をしたのだった。
そう、謎の少女こそ最強の魔導書アル・アジフの化身だったのだ。
ただの魔導書探しのはずが魔導書のマスターになってしまった大十字九郎は
巨大な犯罪結社ブラックロッジとの戦いに身を投じることになる(のかな)。

なんというか、絵が凄くキレイになった90年代のへっぽこアニメみたいだ。
絵がキレイになれば面白くなるわけじゃないのをみょーに実感したり。
冒頭の電話を受けるシーンは結構良さそうかもと思ったのに……
良さそうだったのは1巻2話全部を通してそこだけだったよ(爆)。
そいや、マンガ版も読んだ時になんじゃコレ?と投げ捨てた記憶がある。
魔導書が女の子の姿をしてるのは今風で萌え~な設定ではあるけど
こんな感じの内容だとへっぽこ感がさらに増してしまうだけかも。
あと変な髪形をしたドクターウェストとかいう人が凄くウザかった。
ウザいキャラを書かせたら黒田洋介さんの右に出る人はいないね!
(誉めてるわけじゃないよ)