まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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[DVD] 涼宮ハルヒの憂鬱 2巻

届いたので早速中を見てみました。
今回の収録分である「憂鬱III」と「憂鬱IV」はどちらも放送より長かった。
※「憂鬱III」が75秒で「憂鬱IV」が30秒ほど長い
そしておそらくはDVDが本来のバージョンっぽい
つまり放送の尺に合わせて部分的にカットしたんだと思われます。
DVDのためにセリフの追加とか微妙な修正はしてるみたいだけど。

例えば「憂鬱I」の追加シーンが放送1話の次回予告で流れてたりするし。
「憂鬱IV」のロゴの部分は放送だとスポンサーバックに曲が繋がってたし。
おそらくカットを詰めたら曲が上手く乗らなくて裏技を使ったのでしょう。
試しにスポンサーバック前でカットしてみたけど凄くマヌケになったよ。
(録画したヤツをCMカットしたって意味)

「憂鬱III」(放送5話)の追加シーン他

(1) 5'21"~5'47"
長門有希の電波話を延々と聞いた直後のキョンの部屋のシーン。
一人で本ばかりで読んでるから変な妄想を考えるんだみたいに
長門の話をちっとも信じてないのを強調してます。

(2) 6'42"~6'47"
オセロをしてるところで「変わろうか長門」と言った直後のシーン。
最初の盤面とオセロしたこと有る?とキョンが聞いて首を振るカットが。
と言うことはここでキョンがルールを教えたんだと思われる。

(3) 7'58"~8'42"
古泉一樹の初登場でどうぞよろしくの後のシーン。
(ハルヒの)あんな説明でいいのか?とキョンがいぶかってるカットと、
ハルヒがこれで5人だから体裁が整って本格始動とか言ってるカットが。
(本格始動してやったのが市内の不思議探索なわけですが……)
同好会が最低5人って設定はここまで見事に放送でカットされてるね。

(*) 8'44"
その直後の学校の全景のカットで
「さっそくだが翌日の放課後」の後に「ついてこい」ってセリフを追加。

あと微妙な修正としては
全体ミーティングの俯瞰するカットで床にキョンのバッグを描き足してたり。
こんなの普通に見てたら気づかないよ……
(録画とDVDを切り換えながら見てたから気づいただけで)
つまり他に微妙に修正されてたとしても気づいてないってことです(汗)。

「憂鬱IV」(放送10話)の追加シーン他

(1) 2'41"~2'46"
ロゴが表示されるカットがフェードアウトしてるので5秒ほど長い。
さらに放送時はスポンサーバック(10秒)にそのまま繋がってた曲は
使用尺が5秒ほど短くなってるので微妙に編集が変わってたり。

(2) 3'02"~3'07"
一つ目の謎の手紙を気にしてる教室のカットと部室の扉のカットの間。
キョンが教室から部室へと移動してるカットがある。

(*) 14'07"
夕暮れの教室に長門と二人でいるところに谷口が入ってきたシーン。
「父さん~」とキョンが谷口の誤解を推測するセリフが追加されてたり。
このセリフは別にいらないような気もするけどわかり易くしてあるね。

(3) 20'31"~20'51"
大人みくるが扉を閉めたカットと腹が減った教室へ戻ろうカットの間。
久しぶりってセリフから遠からず未来に戻ってしまうのだと推測してる。

解説シートには表現規制解除で見やすくとか書いてあったけど
バトルシーンの違いはコマ送りで見比べでもしないとわからん。
パッと見はとくに変わってるようには見えなかったよ。

映像特典としてメイキング第三弾が。
アレ?CMって2種類しかなかったのでは?とか思ってたら
挿入歌「Lost my music」のレコーディング風景だったり。
考えてみたらライブっぽく歌うのは結構大変だったりする。
そもそもライブって観客のフィードバックが曲に影響するわけで。
誰もいないスタジオで盛りあがってる感じを出すのは至難の技だよ。
まさに演技ができて歌もそこそこ歌える声優ならではって感じすね。

あとスポンサーバックのねこマンの絵も何枚か収録されてます。
これてっきり原作から持ってきたんだと思ってたけど
実は平野綾さんがいたずら描き!?したものだったそうで。

では肝心の(限定版の)付属CDのサントラ部分。
サントラ部分には計7曲収録されてて、以下になります。
[]の部分は使用リストで便宜的につけてたタイトル。

(1)好調好調 [M2-09]
タイトルの思いつかなかったベーススタイル曲。
「SOS団の日々」とかそんなタイトルをつけようかとも思ってた。
ノリの良さではハルヒビートに準じる感じっすね。
実はこの曲フルサイズだと放送で使われてたのよりずいぶん長かったり。
曲調はテクノポップっぽい。

(2)うんざりだ [M2-07]
タイトルの思いつかなかったベーススタイル曲。
「ザ・ミステリアス」とかと同じジャージーで気だるい系です。

(3)悲劇のヒロイン [M2-10 朝比奈みくるの受難]
みくるが酷い目に会うシーンで使ってるシチュエーション曲。
最初「朝比奈みくるのタンゴ」とか仮タイトルをつけてた。
よーするにタンゴです。

(4)みくるのこころ [M5-09 朝比奈みくるの告白]
みくるが正体を告白するシーンで使ってるシチュエーション曲。
告白という仮タイトルは長門の方で使ってて微妙に惜しかった!?
曲調は穏やかなイージーリスニング系かな。

(5)長門の告白 [M3-10 情報統合思念体]
長門有希が目立つシーンで良く使う事実上の長門有希のテーマ
これは音楽の系統としてはアンビエント(テクノ)って感じかな。
なんか長門絡みの曲はデジタルっぽい曲が多いような。

(6)朝倉涼子の真実 [M10-05 朝倉涼子の凶行]
朝倉涼子が襲ってくるところで使ってるシチュエーション曲。
現代音楽クラシックのような弦楽器で不協和音を奏でまくる曲。

(7)長門 VS 朝倉 [M10-06 朝倉涼子VS長門有希]
タイトルそのまんまのシーンで使ってるシチュエーション曲。
仮タイトルとはほとんど誤差のような違いだったりして。
これは前にも書いたけどトランス(テクノ)って感じすね。
弦楽器っぽい音が自己主張するトランスって珍しいような。

この中で「みくるのこころ」から「長門 VS 朝倉」までは
仮説が正しければ2巻に収録されると思ってた曲だったのです。
つまり仮説が正しかったことが証明されたわけですが。
その仮説とはDVDに収録されてる回で使われた曲のうち重要なシーンで
使ってたりその回しか使ってない曲を中心に収録するであろうってこと。
(1巻収録分はほぼベーススタイル曲なので予想がつかなかったけど)

その仮説から3巻(放送13・14話)の収録曲を予想してみると
「M7-07 次元断層の隙間」「M4-08 暴れる神人」「M13-03 ちっぽけな存在」
「M14-06 神に捨てられた世界」「M14-07 新世界より」あたりかなと。
あくまでも予想なんで保証はしませんが。

そんな感じで「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲の使用リスト)も更新しておきました。
※ブログはサイドメニューにもリンクがあります
実は届いたその日(発売日前日)にチェックして更新しちゃったよ。
何気に全曲リストのCD収録状況を眺めてて気づいたけど
ベーススタイル曲の中でハルヒビートだけ見事に飛ばされてる
おそらく4巻か5巻あたりでまとめて収録されるんだと思うけど。

あと1巻と2巻の分とOP/EDの曲を合わせて暫定版サントラを作ってみたよ。
1枚あたり10~16分のCDをいちいち入れ替えて聞くのもかったるいから。
で作ったのを聞いて思ったけど短いわりに結構いい感じだったです。
まぁ自作版である程度あたりをつけてたから予想通りとも言えるけど。
(つまり自作版サントラと暫定版サントラの2種類が存在してるわけです)
そしてこの長さでもネギま!の1枚目のサントラより中身が多かったり。
ネギま!の1枚目が短すぎなんだけどね……
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ARIA The NATURAL 14~20話

あれ?まだ夏なのかな?やけに長い夏のような。
まぁ現実の季節に合ってていいという考えかたもあるけど。

それはさておき2期目もこれで3/4まで進みました。
原作のエピソードも順調に消化されていってます。
この分だとコミックス収録分はほとんどアニメ化されそうな勢いだね。
この作品のような読み切りエピソードを並べた構成の場合だと
ある程度の話数がないと抜粋になるのは考えるまでもないことで。
AQUAとARIAで計11巻約60本のエピソードの半分もやれば御の字だなと。
だからほぼ全てのエピソードをやってくれるなんて嬉しい大誤算だよ。

そーいやAmazonで寝とぼけたレビューをしてる人がいたな。
原作のストックもないのに2期目を作るのは儲け主義だとか何とか。
原作のストックなんか3クール分ぐらい余裕で有ったんだけど?
それに1期目で使ったエピソードが特にいい話だったわけでもない。
(エピソードの幅とキャラ登場のバランスで選んだと思われる)
と言うかエピソード毎にそう面白さが変わるわけでもない。
人によってこのエピソードが好きってのはあると思うけどね。
私的には1期ですっ飛ばされた不思議系の話が入ってるのが嬉しいよ。

面白くないと言うのは構わないよ。価値観なんて人の数だけあるんだし。
だけど明かに事実に反することを事実のように書くのはどーかと思う。
BGMが使い回しばかりと言うのも明らかな間違いだし。
確かに1期の曲も使ってるけど新曲も大量に追加されてるじゃん。
(バリエーション曲の聞き分けが出来ないのかもね)
そもそも2期(と言うか2枚目)のサントラだって発売されてるぞ。

原作とアニメではエピソード順が全然違うのは衆知だと思います。
でもアニメから入って原作を読んだことがない人は
原作には灯里の見習い(両手袋)時代が有ることを知らないかも。
1期は1クールのみだったからすっぱりとカットされちゃったし。
そしてその当時の内容は片手袋の今となっては使えない……
とかいいつつ大半は設定を微妙に変えたりして使っちゃったけど。
でもさすがにシングル昇格試験のエピソードは使用できんよなと。
しかし思いもしなかったタイミングで再利用してくれました。
可能な限り映像化をするために努力してくれる感じが嬉しいね。

では恒例の原作との詳細な比較を。
もちろん細かい違いはいちいち書いてません。大量に違うので。
以降の内容は比較の性格上かなりネタバレしてるのでご注意!

14話。パリーナ制作のベースエピソードはARIA9巻の「パリーナ」
冒頭のパリーナとブリコラの説明のところ原作だとダーマなんてのも。
※杭を3本束ねたもの
パリーナの制作は原作ではボロくなったから新しく作ろうという展開です。
そのへんが違うので昔のパリーナのスケッチも当然アニメで追加された部分。
それどころかパリーナの図柄を悩んでるシーンの大半が追加された部分すね。
原作だと考えてるシーンはたったの1ページちょっとしかないから……
完成披露シーンまでデザインの一部すら見せない構成には感心したよ。
ちなみにこの回は原作ではほぼ灯里とアリシアさんだけしか出ないので
グランマや藍華やアリスのシーンはほぼ全部追加シーンってことです。

15話。小さい頃の話のベースエピソードはARIA9巻の「幼なじみ」
この回は全体の構成はそのままでディティール描写が大幅に増えてます。
ただしみんなが集まった理由は原作とは多少違ってて偶然が強調されてる。
原作だと晃さんとアリシアさんは待ち合わせってことになってるから。
羨ましがってる灯里も今では輪の内側ってセリフは原作にもあるけど
今ではその輪の中心にいるよってセリフはアニメで追加された部分。
つまり偶然に人が集って来たのは灯里がそこにいたからって意味合いに。
(原作だと暁さんはアリシアさん目当てでそこにいるから)
その後のオールスターキャストな部分もアニメで追加された部分です。

16話。ゴンドラとお別れのベースエピソードはARIA8巻の「ゴンドラ」(前半)
わりと原作の構成に沿った内容が続いてたので久々のリミックスモード。
ゴンドラとお別れだからと思い出の場所を見て回るエピソードだけど
ここで思い出として挿入されてるシーンが未使用だったエピソードです。
例えば初めてゴンドラを漕いだシーンはAQUA1巻の「水先案内人」から。
暁さんを乗せて逆漕ぎするシーンはAQUA2巻の「初めてのお客様」から。
「水先案内人」と「初めてのお客様」は1期1話でも部分的に使ってたね。
シングル昇格試験で使った水路のシーンはAQUA1巻の「希望の丘」から。
帰り道で不思議なオジサンを乗せるシーンはアニメオリジナル。
3人で記念撮影をしてるシーンもアニメで追加された部分です。

17話。この回は16話の続きでベースエピソードも同じく「ゴンドラ」(後半)
16話が途中までで終わってるなと思ったらなんと2話構成だったとは。
原作の1話分はアニメでは1話の半分ぐらいなのでこの2話は書き足し大量です。
この回はゴンドラお疲れ様ディナー及びアリシアさんたちの回想が追加分。
アリシアさんが見習いの頃のエピソードなんて凄く貴重だったりして。
ゴンドラを手入れしてるシーンはARIA1巻の「陸揚げ」を再利用したもの。
(このエピソードで手入れしてるのは灯里と藍華ですが)
灯里が最後の夜に一人でお別れをしてるのは原作にもあるけど
そこで今までの思い出(前に使った絵)が走馬灯のように流れてたり。
ここで再び不思議なオジサンが登場。やっぱりゴンドラの精霊か!?

18話。髪を切る話のベースエピソードはARIA7巻の「春の女神」
この回も全体の構成はそのままでディティール描写が大幅に増えてます。
特に髪が焦げるまでの内容は原作だとたったの6ページしかないので。
あのお肉コール付きの変な踊りはもちろん(!?)アニメで追加された部分。
※お肉コールは原作にもある
晃さんの焼きオニギリは1期5話にも出てきたけどアニメ設定だったはず。
長い髪が願掛けって話に晃さん言う厳しいセリフも実は追加されたもの。
クライマックスの内容を考えるとこのセリフの追加は実に絶妙でした。
クライマックスでも微妙にセリフの順番を変えて印象を際立たせてるし。
髪を切ることと絡めて原作よりも意味を実感させる感じになってます。

19話。藍華の話2本立て。前半のエピソードはAQUA2巻の「風邪とプリン」
ちなみにAQUAと言ってもマッグガーデンから再発された本のページ合わせで
追加収録された話なので実はアリスが登場した後のエピソードです。
(エニックス刊のには収録されてないって意味でもあります)
藍華の短い髪と(珍しい)スマートな私服姿がとても似合ってるっすね。
ここ原作では部屋着みたいなチャイナ服だったりします(髪が長いし)。
あと原作とは構成(シーン位置)がかなり違います。内容はほぼ同じだけど。
原作だと二人がお見舞いに来るシーンから始まるので。
つまり寝てるあたりと街を歩き回る部分は大幅に書き足されてます。

後半のベースエピソードはARIA7巻の「髪とヘアピンと私」
こっちも内容はほとんど同じだけど構成が多少変わってます。
特に朝から鏡を見ながらソワソワして禁止!禁止!と連呼するあたり
原作の内容よりも大幅にパワーアップしてて可愛いさ大幅増量です。
アルくんに会いに行く部分ではついに地下世界の構造が画面に登場。
ここでさりげなくARIA2巻の「星の謳声」のシーンを再利用してたり。
流星雨の回では端折られたから出ないのかと思ったらこんなとこに。
偶然と言い張りながら階段を上るあたりはアニメで追加された部分。
ここも含めて藍華のいじらしさと可愛らしさが大幅にパワーアップ。
千和さんの素晴らしい演技力も藍華の魅力を際立たせてるし(18話も)。
前半・後半とあわせて藍華かわいいよキャンペーンみたいな回だね(笑)。
髪が短くなったすぐ後にやったのもタイミングばっちりです。

20話。幽霊!?の話のベースエピソードはARIA8巻の「墓地の島」
この回の内容はほとんど原作そのまんまです。
追加されたところは藍華の怖い話の後にアリスが肩を叩くとこと、
アリシアさんが帰って来ない灯里を探しに行ったとこぐらい。
後は雰囲気描写が大幅に増量されて背景を魅せるシーンが目立ちます。
雰囲気といえば猫が目立つシーンも随所に挿入(追加)されてたり。
そのせいで猫たちが危険を察知して助けてくれたみたいな感じに。
藍華が灯里は不思議なことに巻きこまれやすいとか言ってるけど
ある意味では不思議(さん)に好かれてるのかなって感じもするね。
※D.C.の不思議さん=大きな猫さんって意味で言ってる

残りの不思議な話は銀河鉄道の夜みたいなヤツっすね。
って21話がそれ(みたい)だけど。