まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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しにがみのバラッド。 1巻

3月からWOWOWで放送してた全6話の新番組。DVDレンタル。
原作はライトノベル(電撃文庫)で読んだことありません。
※レンタルDVDはセルDVDより1ヶ月遅れ
超簡単に説明するなら泣き虫でお節介な死神が見つめる死の物語、かな。
基本的に1話読みきりのごく日常的なエピソードが展開する構成で
そのエピソードの中に死が直接的にもしくは間接的に絡んでくる。
エピソードの中心になる主役と言えるキャラは各話毎に存在してて
死神のモモと仕え魔のダニエルは狂言回しとして毎回登場する。
とっても現実の話でほんの少しだけファンタジックな物語なのです。
※いわゆる萌えアニメとは違うタイプの作品です

とっても現実的な内容なのにファンタジックな雰囲気。
この形容で「絶対少年」を思い出す人がいるかもしれない。
というかこの作品のテイストは「絶対少年」にそっくりです。
監督が同じだし作画スタッフにも共通点が多いから当然かもね。
さらに主要キャストの顔ぶれにも共通点がありまくりだったりして。
「絶対少年」を熱心に見てた人ならみょーな感慨があるかもしれない。
※内容そのものは全然似てません

「絶対少年」と言えば会話や表情のつけかたが抜群に上手かった。
この作品もなにげない部分の表情や仕草とか丁寧に作ってあるね。
例えば2話で藤島が浅野に「一緒にどこか行きたいの」って言った時に
浅野が「おまえもしかしてオレのこと気に入ってるの?」って聞くのです。
ここの藤島の答えは「そんなわけないじゃん」と字面だけなら否定です。
しかし画面の中の藤島は目線をそらしてるし、声も落ちつかない感じだし、
誰が見てもその言葉が額面通りでないのは一目瞭然なわけで。
当然、浅野も本心のほうを受け取って「マジカヨ」になるわけです。
藤島も「どうやら」と続けるので隠す気は無かったみたいだね。

こんな感じに些細だけど重要な受け答えをきっちり映像にしてある。
表情をきっちり映像化することでそのキャラの実体感が増してくる。
キャラの実体感が増してくれば、その物語世界に説得力が出てくる。
物語世界に説得力かあるから、一つ一つのシーンに感ずるものがある。
一つ一つの小さな感動が積み重なりじわじわとあふれて来る。
いかにも感動的みたいなわざとらしいストーリー展開ではないけど、
見終わった後に不思議なぐらい充足感のある作品に仕上がってるのです。
せっかくだから他のエピソードも見てみたいっすね。

全部で6話しか無いのが勿体無いな。1クールぐらい作ればよかったのに。
原作も短編の積み重ねで2クール分ほどエピソードが有る(らしい)のに。
まぁでも無茶な展開の圧縮をしてた「半分の月~」よりは幸せな作品かも。
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N・H・Kにようこそ! 1~4話

7月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
大元の原作は小説で直接の原作はマンガ版!?どっちも読んだことないけど。
※セル・レンタルDVDのリリースは10/27から
大学中退以来すっかり引きこもるようになって4年になる佐藤達広22歳。
一日16時間も寝て目的もなく時間を浪費するだけの彼はある日気づいたのだ。
自分が引きこもってる理由を。新たに引きこもりが生まれる原因を。
それは全て巨大な悪の組織N(日本)H(ひきこもり)K(協会)の陰謀なのだと!
このへんで病院行ったほういいぞ、とか思ったりしました(爆)。
そんなある日、中原岬という美少女に引きこもりからの脱出プロジェクトに
選ばれたと言われるのだった。彼は一も二もなく同意した……りはせず、
自分はクリエーターでゲームを制作してるのだと大見得を切るのだった。
そして彼は隣に住む後輩といきなり美少女ゲームを制作することに。

いきなりかなりテンパってる主人公の描写が実にシュールに描かれてる。
同じ内容でももう少し普通に描けるだろうに敢えてシュールに描いてる
おかげで初っ端から強烈なインパクトを感じました。
しかも今すぐカウンセリングを受けたほうがいいような主人公だし。
引きこもりという現象よりも精神面の方に問題が大きいような印象です。
もしかするとそのへんが引きこもりの原因になったのかもしれないけど。
※4話までは引きこもりの原因とか全く出てきません

にしてもこの作品は設定もディープなら描写もディープで。
さらにゲーム制作を始めてオタクの暗黒面に墜ちていく様も強烈で(笑)。
あまりに醜い有様に見てて気分が悪くなってくるよ。なのに目が離せない。
とんでもない方向に爆走するこの作品。いったいどう着地させるのでしょう?
※1クールかと思ったら2クールやるそうな

ところで、この作品で主人公と後輩は美少女エロゲーを作ろうとするのです。
確かに限られたリソース(予算や期間)でカタチになるのはそれぐらいです。
しかし、いくらエロゲーと言えど未経験者二人が作るなら1ヶ月じゃ無理。
習作として目の前のゲームの(部分的な)コピーを作ったとしても厳しいよ。
※デジタルコピーではなく文字や絵をそっくり真似てみるってこと
さらに一人はゲームそのものをやった経験すら無かったわけで……
ゲームのシステムを理解せずに書くシナリオはまず使い物にならんのだけど。
そもそも本を読まず他人との会話も少ないのにまともに文章を書けるのか?

まぁ、どう考えても期日までにまともな作品が完成するとは思えん。
4話のラストの状況から言っておそらく完成しないんでしょうが。
今回はともかくいつか完成させたりする日は来るんでしょうか?

その時のために一つだけ主張したいことがある!
ヒットのパターンの「幼馴染」の次は「妹キャラ」だと(笑)。
実は血の繋がらない妹だったとか、従妹なんだけど妹のようなとか、
なんだかよくわからないけどいきなり妹が12人出現するとか(爆)。

映像に関して。1話を見たときはなかなかいい感じに仕上がってて、
今期の作品の中では抜きん出ていいかもしれないとか思ったのに、
2話にしてロング構図のキャラ絵が荒れ始め4話では凄い有り様に……
(背景がしっかりしてるのでキャラ絵の乱れが余計に目立つ)
制作工程管理はいったいどーなってるのでしょうか?GONZOさんよ。
ここまで酷いとかなり大掛かりなリテイクが必要だと思うんだけど。

プリンセス・プリンセス 1~4話

4月からテレビ朝日(のみ)で水曜日の深夜に放送してた新番組。
6月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少女誌(WINGS)のマンガで読んだことありません。
※セルDVDのリリースは7/19から(レンタルは8/18から)
藤森学園というごりありふれた(はずの)男子校に転校して来た河野亨は
そこにいるはずのないフリフリの服を着た女の子を見かけたのだった。
(見た目は)彼女の正体を彼は入学してすぐに思い知ることになる。
そう、この学校には世にも奇妙な「姫」制度が存在したのだった。
つまり男だけの学校に彩りを添えるため美しい男子が女装をしてたのだ(爆)。
そして彼はカワイイ顔立ちから姫にならないかと誘われるたのだった。

まず
少女マンガ特有の線の多い絵をコントラスト強めの色彩で全部再現してるので、
目が痛いっつーか「うおっまぶしっ!」って言いたい気分になりました(爆)。
(先達はそのへんを淡い色にしたり線を減らしたりして工夫したのだよ)
さらに甘い声で甘いメロディを歌うOP主題歌にも砂を吐きそうだったり。
(普通は甘い声なら緊張感のあるメロと組み合せるんです)
設定も現実世界をマッハで飛び出してメルヘン時空に行っちゃってるし。
いろんな意味でゲージ振りきれまくりの作品に画面の前で唖然としてました。
しかし人間とは慣れる生き物でした。いつのまにか慣れました。恐るべし(笑)。

慣れてくると、これはこれで面白いかな、とか思えてくるのが不思議。
実際にこんな学校が存在するのもアリかも、なんて洗脳されつつあるし(笑)。
金銭的なメリットと引き換えに女装を快諾する主人公のキャラも面白いし。
女装を嫌がる実琴にあの手この手で女装をさせるのも何か楽しいし(爆)。
変な設定ではあるけど、キャラは思いのほかちゃんと描けてたりするし。
裕史郎の髪形は20年ぐらい前の少女マンガかよ!と言いたい気分だけど。
生徒会の人たちの髪形もどことなく変だったりするけど。
美少女モノの髪形もありえなさでは似たり寄ったりだから。
お約束な部分はそんなもんだと思って見てれば、ふつーに面白いっすね。

ところで、実琴が女装を嫌がる理由は彼女がいるからになってるけど、
本来ならそれは性格とか人間性の違いとして描くべきだったような。
彼女の有無に関わらず女装なんて絶対イヤだって性格の人はいるわけで。
逆に似合うなら女装であっても喜んでやるような性格の人もいるわけで。
カワイイと言う形容を誉め言葉と取る人と侮辱と取る人の違いと言うか。

そう言えば、今同じ(後)枠でこれの実写ドラマをやってるけど
その話を聞いた時「それなんて鋼鉄天使くるみpure?」とか思った(爆)。

ゼロの使い魔 1~4話

7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/22から
魔法が存在してる中世っぽい世界。よーするにファンタジーな世界観。
この世界では魔法を使える血族が貴族で使えないのが平民だった。
ここトリステイン王国には全寮制のトリステイン魔法学院があって、
この学校には名門貴族でありながら魔法を失敗してばかりいるので
「ゼロのルイズ」と言う二つ名まで付けられてしまった少女がいた。
その彼女は生涯を友に過ごすことになる使い魔の召喚の儀式において
あろうことか異世界の少年を呼び出してしまったのである。
※みんなはこの世界の平民だと思ってる
やりなおしを認められなくて渋々彼女はその少年に契約のキスをする。
こうして使い魔にされてしまった少年と少女との奇妙な関係が始まった。

一言で表現するならいかにもライトファンタジーな作品と言うか。
考えてみたらこの手の作品は最近は珍しいっすね。90年代は多かったのに。
それはいいとして、草原にぽつんと城みたいな学院があるアートワークは
いったい何年前のゲーム画面ですか?と言いたくなるヘボさだったりして。
いくら4話までのストーリーの大半が学院の中で展開してるとは言っても
あまりに薄っぺらい世界というか奥行きが感じられなさ過ぎなんですが。
キャラ絵は丁寧なんだからもう少し空間描写に力を入れてくれって感じ。

この作品のキモはルイズが召喚したのが人間でしかも別の世界のってとこ。
仮に同じ世界の人間だったら元より平民と貴族の力関係が存在してるから、
使い魔として扱われようと下僕として扱われようと大差はなかったし。
でも貴族も平民もない世界から召喚された人間には衝撃的な関係だし。
有無を言わさず一方的に命令されたり、ほとんど動物扱いだったりするし。
サイトは使い魔だからと目の前で服を脱いで着替え始めたりするし。
(これは下僕だとしても同じ扱いだったと思うけど)
ってこれ似たシチュエーションがシャナにもあったっけ。声も同じだし。

ルイズにとっては一見すると平民なのに言うことを素直に聞かないし。
勝手に貴族と決闘を始めたり、友人を助けようと屋敷に殴りこむし。
そもそも同じ人間で男と女というのがこの先最も問題になりそうだし。
「ファーストキスから始まる」とかオープニングで歌ってるくらいだし
やっぱり話が進むとご主人様と下僕とは違う関係に変化するのか?とか。
と言っても今は思いっきりバカ犬扱いだけど(笑)。ムチでしばいてるし。

そんなわけで普通に楽しめる作品ではあります。
見終わったら忘れてしまいそうな内容でもあるけど。

つよきす Cool×Sweet 1~4話

7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の恋愛SLGゲーム(PS2版もある)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは9/22から
自由な校風の竜鳴館(高校)に転校して来た主人公の素奈緒(すなお)は、
親の影響で演劇が好きでこの学校でも演劇部に入ろうとしたのだが、
なんとこの学校には演劇部も同好会も存在していなかったのだった。
しかしめげない素奈緒は生徒会に演劇同好会を作りたいと申請をする。
それで同好会設立、のはずが会長のきまぐれで試練を受けることに。
果たして素奈緒は演劇同好会を作ることができるのか?みたいな感じ。

この作品の宣伝文句は「ヒロイン全員ツンデレ」なんですが……
それって主人公が男のハーレムモードじゃないと成り立たないような。
主人公が女で他のヒロインがツンデレって百合アニメにでもする気?(笑)
まぁ、素奈緒が同好の仲間を増やすのも作品の一つのプロセスだから
その過程で素直じゃない他のヒロインを攻略する感じにはなるけど。
とにかく作品の内容が宣伝文句と全然違うがな!って感じです。

それ以前に原作と違いすぎだと非難轟々みたいですが(爆)。
原作ゲームを知らない人間が見ても、そうだろうなと思える内容だし。
この監督さんは「ぽぽたん」でも似たような手法でやってたけど。
「ぽほたん」は原作とは違ったけど結構いい作品に仕上がってたよ。
でもこの作品は残念ながらいい作品に仕上がってるとはいい難い。
演劇同好会を作るために頑張る!って題材そのものは悪くはないけど
とにかく脚本のデキが悪い。3話までは作り直しやがれ!レベルだよ。
(絵もスタジオ雲雀とは思えないほどヘボいけど)
原作のキャラを全部出すのは構わないけど等しく扱いすぎです。
もっとエピソード毎にキャラの重みつけを工夫しないと。

4話の素奈緒の演劇とサブヒロインのエピソードを絡めるアプローチを
全てのサブヒロイン&エピソードでやればずっと面白くなっただろうに。

吉宗 1~4話

4月から一部の民放(11局)で深夜に放送してる新番組。
パチスロの人気作のキャラをモチーフにした作品だと思われます。
※セルDVDのリリースは8/23から(レンタルは12/20から)
一応は江戸時代らしき世界だけど、なぜか現代のアイテムが随所に紛れてて、
さらにキャラもどことなく現代風のかなり風変わりな時代劇「のようなもの」
キャラ絵なんかパチスロのキャラをフィーチャーしてるのでSDっぽい感じだし。
主役の将軍吉宗が事件を解決みたいな説明だけだといかにも時代劇のようで、
実体はおじゃる丸や忍たまみたいなお子様向けっぽいテイストなのでした。

最初にお断りしておくと、わりと見れる作品です。
夕方に教育テレビで放送してれば小さい子が楽しんで見てたと思われます。
つまり、このアニメはそーいう作品なのです。
そして深夜に独立系(U局)で放送しても見る人いないのでは?とも言える作品。
全ての作品をチェックする物好きな人以外は見る以前に削られそうだよ。
(今は深夜アニメの本数が多すぎるので)

つーか、そもそもこの作品はどーいうターゲット設定がなされてて、
どーいう収益見積もりによって製作されてるのかが甚だしく疑問です。
制作費が回収できるほどDVDやCDが売れるとはとても思えないんですが。
アニメファンは支出を限定分野に集中するからパチンコ屋に貢ぐとは思えんし。
せいぜいパチンコ屋で子供のお土産用途の(交換用)景品として使うぐらいか。
そんなものに2クール分の予算を出すほどパチンコ業界は儲かってるのか?
などと作品とは全く無関係なことを考えつつ見てました。

もう一度言うけど、わりと見れる作品ではあります。