まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

- 目次 -

[DVD] 涼宮ハルヒの憂鬱 1巻

届いたので早速中を見てみました。
今までに録画したのを何度も見返してたというのに。
何度も見返してたせいで放送版と違うのもすぐわかったけど。
と言うか「憂鬱I」(放送2話)は放送より75秒も長かったり。
追加映像って「ミクルの冒険」(放送1話)だけじゃなかったのか。

追加されてるシーンは既に書いてる人がいるのでそちらへ……
と言うのは冗談でせっかく見比べたので書いておきます。

1つ目はキョンが最初にハルヒに話しかけたシーン。
「だったら話しかけないで。時間の無駄だから」
の正面顔のカットとフンって感じに斜めを向いてるカットの間。
クラスの男子に気にすんなと声をかけられ他方で女子が笑ってるカットが。
(この人たちは全員ハルヒと同じ中学の出身だった)

2つ目はそのすぐ後の谷口たちと弁当を食べてるシーン。
谷口が校庭落書き事件の話をしてすぐその後に
国木田がそれ新聞に載ってたと言ってその時の新聞が画面に出てるカットが。
ここはハルヒ作の謎の文様が実際に画面に出てるのがポイント。

これは追加シーンじゃないけど
そのすぐ後の谷口がハルヒはもてるという話のところ。
「普通の人間の相手をしてるヒマはないの」と断る絵の後に
だったらオーケーするなって」と言う谷口のセリフが追加されてたり。
この後の「聞いた話だって、マジで」ってセリフは実はこれにかかってる。
放送ではカットしてたけどやっぱ有った方がいいなと戻したのかもね。
※原作には元々このセリフがあるんです

3つ目はキョンがハルヒに髪形を指摘したシーン。
最後にハルヒがキョンのことを凝視する部分で二人の顔を交互に見せるけど
DVDだと放送より回数が1回分多かったり。なんと些細な違い……
ざっと見比べた感じでは4回交互する中で3回目が追加された部分だと思う。

4つ目はキョンとハルヒが長々と会話してたのを驚いた谷口たちのシーン。
朝倉が「お願い」と言った後に女子の輪に戻るカットが追加されてる。
さらにその後には谷口が「俺たち友達だよな」とか言うカットも。

5つ目はハルヒがキョンの強引に連れて「協力しなさい」のシーン。
ハルヒが階段を降りる絵の後に
キョンが生徒手帳を開いて同好会の新設規定を読んでるシーンを追加。

6つ目は部室を(勝手に)確保して「来ないと死刑だから」のシーンの直後。
二人で教室に戻りながら会話するシーンが追加されてて
「まずは部員よね、最低あと二人はいるわね」とか言ってたり。
よーするに同好会の既定として最低5人という設定があるのです。
放送ではそのあたりがキレイさっぱりカットされてましたが。

7つ目はそのすぐ後のハルヒの「先に行ってて!」のシーンの直後。
キョンが立ち上がるカットと文芸部のプレートのカットの間に
移動を表現してると思われる校舎のカットが挿入されてる。
※そこに出てるキャラがキョンかはサイズ的に判定不能

以上で全部だったと思う。記憶に頼って書いてるので抜けは有るかも。

75秒で7箇所も追加されてる事実でわかるとは思うけど
1箇所の追加部分の尺は十秒前後しかないのでした。
過去にROD THE TVやかみちゅ、ハピレスの追加シーンを調べたけど
こんなに細切れにカットが大量追加されてる作品は初めて見たよ。
見る限り放送に追加したのか放送がカットなのか全くわからんかった。

細切れなカット追加なので大きなブロックを追加してる場合と違って
セリフや音楽が重なってる部分が放送とは微妙に違ってます。
これは「かみちゅ」でも細切れカットをしてた部分にもあったけど。
追加カットとの継ぎ目でフェードインしてる場合はタイミングも違うし。
まぁ、こんな些細な違いは普通に見る分には気にする必要もないけど。

「憂鬱II」(放送3話)は尺が同じなので詳細に比較してません。
違いは既に書いてる人がいる(らしい)のでそちらへ(爆)。

映像特典としてはメイキング第二弾が。
今度は予想通り電車(東京の荒川線)バージョンでした。
ちなみにハルヒコスプレの人(平野綾さん)の正面でメガネかけてる人が
シリーズ演出の山本寛さんです。監督と違って顔が思いっきり出てるよ。
この人が動きの再現度の凄さで視聴者の度肝を抜いた「ミクルの冒険」
「ライブアライブ」「エンディング」のコンテ・演出をしたのです。
実は監督さんより先に名前を覚えました

他の映像特典として「ミクルの冒険」のノンクレジットOPが。
って0巻に入れた(通常の)ノンクレジットOPと収録する巻が逆だよ。

そして肝心の(限定版の)付属CDのサントラ部分。
サントラ部分には計6曲収録されてて、以下になります。
[]の部分は使用リストで便宜的につけてたタイトル。

(1)いつもの風景 [M2-01/M4-11 穏やかな日々/Ver2]
仮タイトルと同じ方向性のタイトルがついてます。ちょっと嬉しい。
この曲は作中で使われてるよりも全体が長くて展開に二周目が存在します。
その二周目が微妙に違うと言ってたM4-11の部分。実は同じ曲でした

(2)何かがおかしい [M2-04 希代の変人 涼宮ハルヒ]
仮タイトルも「変」ってイメージでそーいう意味では同じかも!?

(3)おいおい [M2-11 ハルヒビート・4]
ついにハルヒビートがCDで聞ける日が!!!
やっぱCDで聞くといい!凄くいい!他のハルヒビートも早く収録してくれ。
にしてもこのネーミングセンスは……
まさか他のは「やれやれ」とか「まてまて」とかじゃないだろうな(笑)。

(4)憂鬱の憂鬱 [M2-06]
ベーススタイル曲(頻繁に使ってる曲)でタイトルが思いつかなかったヤツ。
曲のイメージからするとこのタイトルは相応しいかも!?

(5)ザ・ミステリアス [M2-03]
これもタイトルが思いつかなかったヤツ以下略。
微妙に違うM13-08は同じ曲の別の部分ではなかったようです。
つーかおそらくこれから旋律トラックを削ったバージョン
6曲×7巻=42曲だとすると収録されるかは微妙だね。

(6)冒険でしょでしょ?予告アレンジ [M2-13 次回予告]
説明するまでもないあまりに直球のタイトルです。

以上は既に「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲の使用リスト)に反映してあります。
※ブログはサイドメニューにもリンクがあります
詳しい使用位置などはそっちを参照してください。

これらのCD収録曲の曲リストとの対応作業は……あっという間でした。
なにしろ自作サントラを何度もリピートしてたのですぐに分かったよ。
いちおー念のためにきちんと聞き比べて確認はしたけど。

ちなみにDVDメニューのところで使われてるのは[M2-12 SOS団出発]です。
※CDにはまだ収録されてません

今回の収録曲は全てベーススタイル曲でサントラマニアには外せない……
んだけど現時点で既に限定版は入手困難だったりして。
ネット通販なんて発売の2週間以上前に全滅してたけどね。
(発売日に一瞬だけAmazon他で在庫が復活したけど)
0巻の時はオリコンチャートの動きを見る限り10日ぐらいは残ってたので
全国で(推定)3人ぐらいのサントラ目当ての人は頑張って探してください。

CD後半のSOS団ラジオ支部の内容からもひとつ。

「てへり」ってセリフが萌える……って、それ作品が違うがな!(笑)
知ってる人は知ってるけど「ラムネ」のヒロインが言うセリフです。
つまり、このヒロインの人の声をみくるの人がやってるってこと。
※後藤邑子さんの名前で一番に浮かぶのは実は未だにこの役だよ
「頭がゆるい」って表現がなんか凄いなと。まぁ事実ですが(爆)。
スポンサーサイト



ARIA The NATURAL 8~13話

夏のエピソードです。
深夜アニメにしては珍しく季節感が有りまくりです。
実際にこれを見る数日前なんか狂ったように暑かったし。
しかしなぜかこれを見た日には7月とは思えぬ涼しさでした。
涼しいというか服装が夏仕様だと微妙に寒い状況だったけど。
(見たのは1週間以上前なのです)

それはさておき作品の体裁について今さら。
この作品は1期もだけどオープニングがついてません。
と言ってもオープニング曲(主題歌)はちゃんとあるんですが。
アバン部分に続いて本編が始まると同時にタイトルが出て
続いてゆるやかな映像に曲とスタッフクレジットが被ってます。
さらに今期はアバンが本編と一体化しOP後のCMも無くなったので
オープニング曲が本編にそのまま被ってる感じが強くなりました。
※つまり作品の途中にはCMが1回しか入ってない
もしかすると最初からこの体裁にしたかったのかも!?

エンディングの映像は珍しいタッチのイラスト風味ですが
なんとこれ紅優さんではないですか!
紅優さんは作る映像の幅が広くなって一見しただけではわからん……
佐藤順一さんとはカレイドスターで組んでたから初めてではないけど
まさかエンディング映像をやるとは思わなかったので驚きました。
まぁ、そもそもオープニング映像は頼みようもないんだけど。

では恒例の原作との詳細な比較を。
もちろん細かい違いはいちいち書いてません。大量に違うので。
以降の内容は比較の性格上かなりネタバレしてるのでご注意!

8話。ボッコロの日のベースエピソードはARIA3巻の「ボッコロの日」
この回は原作だとメインキャラは灯里と暁さんとアリシアさんだけです。
つまりそれ以外のキャラが出てくる部分は全てアニメで追加された部分。
まぁ実際に見ればわかると思うけどバレンタインの逆バージョンなので
その方向性をより突き詰めるカタチで話を膨らませてあります。
灯里が一人で語っててそろそろ恥ずかしいセリフ禁止!とツッコミを
入れたくなった瞬間にホントに藍華のそれが入った時は喝采したね。
あいかわらずアルくんにはマンホームの高等古典を言わせてるし(笑)。

9話。アリシアさんとお泊りのベースエピソードはARIA7巻の「停電」
これアニメでは二つのエピソードを繋いであるようにも見えるけど
実は原作でも1本のエピソードです。一応テーマも繋がってるし。
ちなみに前半の藍華とアリスの隠れた街の素敵を披露しあう展開は
アニメで追加された部分。原作だと素敵な庭の部分しか無いので。
ところで藍華の声で猫耳~とか言ってるのは狙ってやってるのか?(笑)。
※言うまでもないと思うけど藍華=ネコミミモードの人
後半の停電(って説明は無かったような)で蝋燭をともすシーン、
原作ではなんか楽しそうな雰囲気だっけどアニメだと素敵な感じに。
まさに絵になる絵という感じだったすね。

10話。灯里を尾行するベースエピソードはARIA7巻の「ヴァポレット」
冒頭の練習してる部分で灯里が知らない人に挨拶されまくるシーンは
原作だとそれまでのエピソードに出てきた人(郵便屋さんとか)だったり。
完全なエキストラなアニメの方がその後の内容と整合性がとれてるすね。
藍華がヴァポレット初体験のとこでのアリスとのやりとりも原作と違う。
原作だとアリスに「さすがは姫屋のでっかいお嬢様です」とか言われてたり。
大きいバッグを下げた人のあたりから以降はほぼアニメで追加された部分。
当然のようにクライマックスの人形劇のシーンも追加された部分でした。
このエピソードすらシリーズテーマの素敵との出会いに繋げてて驚いたよ。
最後に灯里の前に二人が出ていくのは原作と同じです(場所は違うけど)。

11話。初めての指名のベースエピソードはARIA6巻の「ヴェネツィアンガラス」
指名の理由がネオベネツィアで最も「もたもたのとろとろ」って……
確かに原作も同じような意図だけどアニメはなんとも直接的な表現だったり。
ネオヴェネツィアンガラスのお店を覗くシーンはアニメで追加された部分。
宝物を運んでるイメージをより実感できる感じにアレンジしてあります。
オヤツに初指名のお祝いの意味が込められてるのもアニメ独自だったり。
あとはセリフの位置と話してる人が一部違う以外はほとんど同じ内容すね。
セリフの間合いとテンポをいつもより遅くすることで余韻を感じさせてる。

12話。前半の不思議な話のベースエピソードはARIA4巻の「逃げ水」
後半の夜光鈴のベースエピソードはAQUA2巻の「夜光鈴」
凄く好きな夜光鈴の話と組み合わさってるもう一つもとても好きな話。
そう言えば「逃げ水」も夜光鈴が出てくる話だったっけ。
原作では「逃げ水」は「夜光鈴」とはシーズンが1年ぐらい違ってて
(アニメとは違って)夜光鈴を買いに歩いてるって設定でした。
この風鈴に囲まれる映像はまんまビューティフルドリーマーっすね。
※前にも書いたけど不思議系の話はうる星の影響が色濃く出てる
夜光鈴の話は時期的に(かなり初期なので)原作ではアリスはいません。
最後に夜光鈴を見送る時に主要キャラが出るのもアニメで追加された部分。
この話をアニメで改めて見て思ったけどまさしく何もない話っすね。
だけどやっぱり好きだと再確認したよ。情緒を激しく刺激すると言うか。
そー言えばこの回はいつもより絵が5割マシ良かった。なんか嬉しい。

13話。アリスの自分ルールのベースエピソードはARIA9巻の「自分ルール」
アニメでは2回やってるアリスの自分ルールだけど原作では1回分です。
つまり1回目で失敗する展開は原作にはないのでした。
正確には原作の内容が1回目の途中までと2回目になってるのですが。
原作だと途中からアテナ先輩が出てきて手伝ってしまうので。
そしてアテナ先輩が手伝ってからの展開もアニメで大幅に追加されてる。
原作ではアテナ先輩に手伝われたことに抗議しながら受け入れちゃうので。
最終的にはアニメも原作と同じ結論に至るけどそこまでの回り道っぷり
よりアリスの年齢相応の幼い表情を強調している感じになってるね。
アテナ先輩がアリスを歌って励ましてるのもアニメで追加された部分。
ちなみに、この回の放送はまだコミックス9巻の発売前でした。

さて次は(おそらく)秋のエピソードです。
アニメでも原作と同様に藍華は髪を切るんだろうか!?