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やっと新番組のチェックが半分ほど終わりました。
つーか、
これだけ見てまだ半分かよ……
自分でも(不完全だけど)やってるから余計に実感するけど、
全部の新番組をチェックしてる人は相当に根性入ってると思う。
しかもリアルタイムに全部チェックしてる人だっているみたいだし。
そもそもこれだけの新番組を生で見てる人はまともに生活できるのか?
39番組でも1日平均5.5番組もあるよ(全部だともっと多いので)。
全部なんかチェックしないで事前に外すという選択もあります。
ほとんどの人は多少の差はあれ何かの基準で選別をしてるでしょ。
キャラデザインが好みかどうかで選ぶとか言ってる人もいたよ。
キャラデザインってあまり面白さと関係なかった気がするけど……
まぁでもキャラデザインが好みだと見たくなる気持ちはわかる。
ぱっと見は面白そうに見えるし。実際に見続けた確率も高いし。
じゃあやっぱキャラデザインが参考になるんじゃん、と思うでしょう。
しかし好みのキャラデザインのアニメなんて滅多にないって現実が。
1年にせいぜい2、3本だし。絵で選ぶと
見るものがなくなってしまう。
具体的に名前をあげると特に好きなのが
安倍吉俊さん(lain、灰羽)と村田蓮爾さん(LASTEXILE)の二人。
わりと好みなのが川元利浩さん(ビバップ)かな。
ノエインとかロビンのようにわりと好みの絵ならそれなりにあるけど。
(好みなのはノエインの1話の方、2話は好みからかなり遠い)
あと最近のCLAMPの絵は結構好きかも。特にxxxHOLiCの絵が。
逆にダメな絵柄はと言うと……全くありません。
マンガを端から読んでた時に苦手な絵柄ですごく好きになった人がいて、
どんな絵でも敬遠せずに読むようになったのです。結果どんな絵も大丈夫に。
どちらかと言うといわゆる美少女モノの絵柄が好みから遠いんだけど、
ここまで氾濫しててチェックしまくってたら
慣れちゃいました(笑)。
人間は環境に適応する生き物なのだとみょーに実感したよ。
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4月からTBS系(6局)で木曜日の深夜に放送中の新番組。
BS-iとキッズ(5月~)でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は青年誌(ヤンマガ)のマンガで
全巻持ってます(大ファンです)。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/26から
内容説明はコミックス用に書いたモノが↓
偶然のようで、必然のようで、謎かけのようで、はぐらかしてるようでもあり。
真面目なようで、遊んででもいるようで、漫画のようで、絵画のようでもある。
それは一見すると分かりやすい内容だけど、底知れない奥の深い内容のような。
劇場版では縦横無尽に動いてたので誤解してしまいがちだけど
この原作の絵柄はアニメで動かすのはかなり大変なのでした。
と言うか原作を初めて見た時、アニメ化は全く想定してないなと思ったよ。
(ちょびっツのちぃの髪形もアニメを考えないで決めたんだとか)
原作の墨絵イラストのようなタッチは辛うじて再現できてはいるけど
絵を維持するのが精一杯で動かすところまで手が回ってないって印象かな。
動くところは動いてるけど枚数が足りなくて動かないところも目立ってる。
原作のイメージを壊さないギリギリのところで踏み止まってる感じ。
トップレベルのProduction I.Gでコレなんだから予算が厳しいんだろうね。
すでに劇場版の映像を見てたから気になるのかもしれない。
凄いアクションシーンとかではなく(そんなものは原作から無いし)、
四月一日(わたぬき)の日常的な動作が劇場版とTV版でえらく差があるし。
とはいえ劇場版の動きをテレビ予算でデキると思うほど無知でもない。
劇場版とスタッフが近いんだからまさに予算&スケジュールの違いだよ。
せめて見てて厳しいと思わない程度に予算を増やして欲しかったけど。
(それやると制作費回収が大変になるので難しい話ですが)
3話あたりからだんだん
全体のバランスが取れて不自然さが薄れたので、
力の入れどころと抜きどころがわかってきたのかなとか思ったよ。
まぁ、単にテレビ版の映像に目が慣れただけかもしれないけど(笑)。
映像の話はこのへんにして内容について。
この作品はいわゆる1本の長いストーリーではなく
読みきりエピソードを積み重ねていくスタイルです。
エピソードの前後関係もほとんど無かったりします。
だからってわけでもないけど
放送順が原作とずいぶん違うのでした。
それが特徴的なのはアジサイのエピソードの雨童子(アメワラシ)のセリフ。
「なんでこんなのが良いのかしらあの子は」ってアニメだと意味不明だけど
実は原作ではこの前に座敷童(見た目女の子)のエピソードがあるのです。
ここで存在を匂わせてるってことはカットせずに後でやるのでしょう。
そもそもオープニングにも出てるし(雨童子の次に出てる)。
エピソード順が違う影響はもう一つあります。
それはアヤカシを寄せ付けない百目鬼(どうめき)の体質のこと。
これアニメではかなりあっさりした説明で流されちゃったので
原作を読んでない人に十分に理解できたか心配だったりする。
原作だと
体質を実感させるエピソードがかなり序盤にあるのです。
このエピソードの冒頭部分は既に使ってるのでカットしちゃうかも!?
その部分は無くても問題ないのでエピソード本体は後でやるかも!?
1話1エピソードだし飛ばしたエピソードもあるので
1クールでかなり先の巻まで進んじゃいそうです。
7話のアジサイのエピソードなんかすでに5巻の内容だよ。
この放送ってもしかして1クールなのか!?なんて思ったりもして。
でもCLAMPの人気度を考えると1クールはちょっと考えにくいし。
DVDの1巻に4巻収録BOXがついてくるってことは2クールくさいし。
※3話×4巻(可能性低い)でなければ3話×8~9巻だから
2クールやるなら飛ばしたエピソードもやらないと足りないと思う。
と言うか元々1巻3エピソードの計算でやっと2クール分しか無いので。
エンジェルさんの話みたく1巻の半分使ってるエピソードもあるし。
オリジナルでも入れるのかな。
シリーズ構成に原作者も並んでるから。
※エグゼクティブ・プロデューサーの場所にも原作者(↑同じ人)が
原作と違うと言えば
(CLAMPの)他の作品と絡む部分が
キレイサッパリ無かったことに。
大きく絡んでるツバサはもちろん、他の作品に関すると思われる
意味深な(でも意味はさっぱりわからない)セリフもカットされてる。
ちぃの耳みたいな物を使う回で「誰もいない町」の絵本が出るぐらい。
これだけは同じTBSだからってことなのかな。
まぁ、他の作品との絡みはこの作品に必要と思わない(むしろいらん)ので
カットされてるのは問題ない(むしろ大歓迎だ)と思いますが。
せっかく原作を倉庫から持ってきたので各話の対応表を。
ARIAレベルで詳細に書くと
時間がかかりすぎるので簡単に。
以降の内容は比較の性格上多少ネタバレしてるのでご注意。
※原作にはエピソード番号・タイトルが存在しません
1話「ヒツゼン」前半が原作1巻(最初)のエピソード。
いきなりモコナが出てくる展開は原作と違います。
原作だとツバサとの最初の絡みで白黒モコナとも初登場なので。
後半の買い物のエピソードは丸ごと追加された部分(だと思う)。
モコナが目立って笑われるのは6話でやった話からの抜き出しです。
2話「キョゲン」原作1巻のエピソード。
お客さんが来るまでは原作と違います(原作では某魔法のステッキが)。
ひまわりちゃんと会話してるシーンも原作と違います。
原作のここのセリフを2巻の百物語(未放送)の冒頭に混ぜて使ってます。
四月一日がお客さんを追いかけるのも原作とは違います。
原作だとあくまで偶然見かけて、
ひまわりちゃんもそこにいます。
(ひまわりちゃんとの関係性はあまり良くないという意味合いが)
最後の病院の変わるキッカケみたいなシーンも追加された部分。
3話「エンゼル」原作3巻のエピソード。
冒頭の野球してるシーン、原作には百目鬼もいます。
最後の料理を食べてるシーンはアニメで追加された部分。
ひまわりちゃんがお礼を言うのは8話でやる話からの抜き出しです。
4話「ウラナイ」原作2巻のエピソード。
冒頭のお昼ごはんのシーン、原作には百目鬼はいません。
最後の帰り道のシーンはアニメで追加された部分。
ただしセリフはこのエピソードの別シーンから移動しただけ。
5話「シリトリ」前半が原作3巻で後半が6巻のエピソード。
冒頭の弓道部の練習のシーンはアニメで追加された部分。
後半の内容では原作と届ける先が違います。原作ではお店らしき場所。
この二つのエピソードは元が短いのでかなりの改変が入ってます。
6話「タンデキ」原作1巻のエピソード。
途中で待ってる部分は原作だと公園で野球をやってます。
つまり
カフェのパソコンが変になるのはアニメオリジナル。
最後に子供の椅子を見るシーンはアニメで追加された部分。
7話「アジサイ」原作5巻のエピソード。
原作冒頭及び中ほどのホワイトデー云々の部分が全てカットされてます。
よーするに原作ではこの前にバレンタイン(座敷童)の話があるのです。
考えてみたらどんな作品か一言も書いてない……ので蛇足な補足を。
この作品って青年誌に載ってるけど実はホラー系の(ほぼ)少女マンガです。
ネムキ(眠れぬ夜の奇妙な話)に載ってそうな不思議系&人間心理系の。
※グロ&スプラッター系ホラー少女マンガというジャンルもある
そーゆー作品だと思って見れば
作品の本質を見極めやすいかと。
いわゆる青年誌のマンガをイメージしてるとアレって思うだろうし。
なぜそんなのが青年誌に載ってるの?って疑問にはお答えできません(爆)。
むしろこっちが聞きたいぐらいだし。実際
雑誌では恐ろしく浮いてるし。
何でもありでコアに突っ走るアフタヌーンならまだ理解できるんだけど。
4月から日本テレビ系(5局)で火曜日の深夜に放送中の新番組。
原作は少女誌(LaLa)のマンガで読んだことありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/26から
良家の子女の集う桜蘭学院。生徒はみな金に不自由せず暇を持て余していた。
そんな暇な生徒たちに優雅な一時を提供するためにホスト部は生まれたのだ。
と言うか自分たちも暇だから趣味と実益を兼ねて暇つぶしを始めたのだった。
そんなホスト部のある第三音楽室にひょんなことで迷いこんだ藤岡ハルヒ。
見た目さえない少年のハルヒはうっかり高価な壷を割ってしまったから大変。
(この学院では希な)奨学特待生だったハルヒの家は庶民で弁償する金もなく、
仕方ないのでホスト部の下働きとしてこき使われることになるのだった。
で実はこのハルヒは女の子で、コギレイにすると結構可愛いかったりして、
借金返済の近道とそそのかされて、
性別を隠してホストをすることになる。
見始めてまず思ったこと。
ウテナかよ!(笑)
おそらく全国100万人が同じツッコミを入れたね。間違いない!
そもそもシリーズ構成(榎戸洋司さん)がウテナと同じ人だし。
背景の色の塗りかたなんかウテナそっくりだし(美術監督は違う)。
電球が点灯していくとこもウテナ(むしろ忘却の旋律かも)だし。
※忘却の旋律の表現スタイルはウテナの影響を色濃く受けてる
ポップな表現はウテナというよりはフルバに近い気もするけど。
こんなポップな表現スタイルの少女モノのアニメは凄く久しぶり。
ポップ表現は少女モノの専売特許みたいな時代もあったのに。
(きんぎょ、こどちゃ、ウテナ、カレカノ、フルバ、超GALSなど)
この手の表現スタイルは大好きだから
画面を見てるだけでも楽しいよ。
画面を見たいがために最後まで見続けそうな予感がします(笑)。
D.C.(1期)を見続けた理由も少女モノゆずりのポップ表現だったので。
表現の話はとりあえず置いといて内容のこと。
金持ち学校というのは少女マンガではナゼか定番だったりします。
金持ちの御曹司&お嬢様の暇つぶしって設定も「有閑倶楽部」という
超有名な作品が過去(ってまだ超不定期連載中だけど)に有ったし。
男装して男の中に紛れるのも「花ざかりの君たちへ」が有ったし。
(男装して問題ない体型以外はそんなに似ていませんが)
ホストな面々もれんげの解説通りお約束なキャラが取り揃えてあるし。
いかにも中学高校ぐらいの女の子たちのツボを直撃しそうな作品すね。
いわゆるモエ~~ってやつですよ(爆)。
金持ちと庶民の感覚のギャップを面白おかしく描いてて
庶民コーヒー(インスタントコーヒー)のとこの嫌みったらしい言い回しとか。
ハルヒのごちそう=大トロって発言で寿司屋に特上寿司を注文したりとか。
次から次へと笑わされまくりで腹痛くなったよ。
ハルヒのやる気のなさそうなツッコミが視聴者を代弁してるとも言えるけど
「ああ、もう好きにして」って感じの呆れっぷりがとても伝わってきます。
ハルヒが女の子なのは(原作を読んだことないのに)なぜか知ってたので、
初登場の地味で冴えない(どころじゃない)少年の格好にちょっと唖然。
声もそのまんま少年で通用しそうな感じだったし。
あれじゃ
さすがに女の子だとわからんよ。というか信じられないよ。
坂本真綾さんは名前はよく知ってた(歌のほうが有名だし)んだけど、
声優としての印象がほとんどなくて、こーゆー声かとか思いつつ見てた。
キャラといえばホスト部のキング(通称は殿)の環。
NO.1ホストであり、イッちゃってる度もダントツNO.1っすね。
見た目は美形だし営業中はカッコイイのに素だとちょっとおバカさんで。
ラブコメ担当とか自称してたけど、
お笑い担当の間違いじゃないのかと(爆)。
ハルヒにウザイとか言われるのもいたしかたあるまい。
にしてもWOLF'S RAINの主人公の声(宮野真守さん)でこんなおバカな役を……
インパクトで言えば宝積寺れんげ!
初っ端から「うきどきメモリアル」って……
この手のお約束作品はわかってても誰もツッコミを入れないもんだけど
あえて視聴者側のキャラを登場させツッコミと解説とキャラのてこ入れを(笑)。
4話で好き勝手にやって怒られて退場してフランスに帰った。
と思ったら5話では
強力モーターつきの舞台装置で登場するし(爆)。
6話でも強力モーターつきの舞台装置(以下略)
7話の巨大な室内プールでも強力モーター(以下略)
まさかこれから
毎回アレで出てくるんじゃあるまいな?(笑)
7話では水着でおなかに変な模様をつけて(コスプレして)出現するし。
どっかで見た模様だなとか思ったら久遠(ラーゼフォン)かよ!
※コスプレれんげのバックに本物と書いてある久遠の絵が
BONESの自社版権だからできるミラクルな手法っすね。
そんな感じで
1から10までハイテンションに飛ばしてるようにも思えるけど
2話の春日崎と珠洲島の本心を伝え合うシーンみたいに
ここぞという瞬間ではゆっくりしたテンポで表情を見せたりもする。
飛ばすところと立ち止まるところの緩急のバランスは芸術的なほどで。
セリフで畳みかける部分も含めて
センスの良さが光ってるね。
アニメ作品としてのクオリティは半端じゃなく高いと思われます。
どーでもいい話だけどこの作品のヒロインもハルヒだったり。
今シーズンはハルヒ祭りってことですね?<意味わからないから
4月から一部の民放(7局)で深夜に放送中の新番組。
7月からAT-Xでも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(ファミ通文庫)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/28から
現代の日本のどこかの(ような)御色町(→ごしきちょう)には
吉永さんという父と母と兄と妹の一見するとごく普通の一家がいた。
男の子のように元気で強暴な妹や、華奢で物静かな姉のような兄とか、
子供がいるのが信じられない母なんか、喋る石像に比べたらずっと普通で。
商店街の福引で当てた、と言うか強引に押しつけられた喋る石像が来てから
吉永さんちはご近所どころか御色町中で評判だった。
もちろん悪い意味で。
それと言うのもこの石っころは見たことがない人物(例えば郵便屋さん)が
門の前を通る度にビームで黒コゲにするからだった。
石像のせいで(傍から見れば)面白おかしい日常に模様替えした吉永さんち。
しかしこの石像のおかげでさらならトラブルに巻きこまれるのであった。
これ作ってるのハピレスのスタッフだね。
今回は監督から構成&脚本、キャラデザ&総作監まで全く同じだよ。
※トライネットなんで当然プロデューサーも同じ大宮三郎さん
ハピレスもそうだったけど、今回もとっても楽しいコメディ路線で、
だけどそれだけじゃない、とってもハートフルで時には涙が出るほどで。
ハルヒみたいなインパクト勝負ではなく、脚本も映像も丁寧で良い仕事してる
小粒でもピリリと辛い作品と言うか、見てて満足感がある作品すね。
「ぺとぺとさん」と同様に夕方のアニメよりファミリー向きかもしれない。
この作品の最も特徴的な部分はガーゴイルという犬の石像です。
錬金術によって生み出された、喋って飛んで目から光線を出す石像。
吉永さんちに貰われてきて(正確に表現すると押しつけられて)から
門扉の上に鎮座して
勝手に門番を自称し通行人を問いただすのでした。
いきなり石像に話しかければ初体験の人間ならふつー驚くわけで。
それを挙動不審と判断して光線で真っ黒コゲに……
よーするに錬金術によって生み出された(自動石像の)ガーゴイルは
社会常識を良くわかってないのでいろいろ問題を引き起こすわけです。
それだけでも十分過ぎるぐらい物語は面白おかしくなるけど……
なんとガーゴイルの声が若本規夫さんだよ。ロイエンタール元帥だよ!
あの渋い声で喋るんだよ!音速丸と違って言い回しまで渋いんだよ!
我の矜持はとか言ってるし(笑)。これだけで面白さ300%増しっすよ。
そしてガーゴイルが問題を起こす度に蹴りを入れる双葉が斎藤千和さん。
今現在チビッコをやらせたらこの人の右に出る人はいないって感じの。
こんな小技を積み重ねて面白く見せる手法だと抜群の演技力を実感するよ。
特徴の二つ目は多彩かつ多数のキャラクター。
ガーゴイルを生み出した(年齢不肖の)天才錬金術師が出てくるのです。
そしてその天才と対決して自らの才を証明しようとする錬金術師たちも。
対決するということは当然ガーゴイルと戦う何かも用意するのです。
それは別の自動石像だったり、ロボットだったり、動く植物だったり。
さらに双葉の家族や友達や御色町商店街の人たちや怪盗や刑事など。
1話中に名前つきで出てくる
キャラの数としては前代未聞という話が。
もちろんただ居るだけではなく、ちゃんと存在感のあるキャラが多数。
役付キャラが多いと一人一人の存在感が薄まるのでは?と思うでしょう。
そのへんはちゃんと考えてシリーズ&エピソード構成がされてのです。
1~6話までは2話で1エピソードの構成になってて(つまり3エピソード)
それぞれのエピソード毎に重点的に
描きたいキャラを絞りこんである。
その回の重点キャラ以外はレギュラーキャラですら脇に回してる。
脇に回しても必ず少しは顔は見せることで存在感は維持させてる。
いわゆるハーレム美少女作品の当番回方式を応用した手法っすね。
特徴の三つ目はハートフルなところ。
これ一見すると勢いで見せるコメディ作品です。
しかし実はこの作品の本質はむしろハートフルな部分だったり。
それぞれのエピソードのクライマックスには
結構感動的なシーンが。
特に3つ目のハナ子のエピソードのラストのあたりは涙ボロボロで(汗)。
地球の平和を守りたくなる珍妙なヘルメットをかぶる絵面で号泣ですよ。
他のエピソードはともかく3つ目(5~6話)は是非見て欲しいなと。
これ見て放送を最後まで付き合ってみたくなりました。
しかし今期は完璧にキャパオーバー……
4月から一部の民放(7局)で深夜に放送中の新番組。
※セルDVDのリリースは7/26から(レンタルは9/21から)
いちおー現代らしい日本の山奥の隠れ里みたいな霞高原町。
そこには忍者を養成する学校があり町の人間は全てそこの卒業生だった。
その学校に忍者に憧れる一人の少女ひまわりが大きな凧に乗ってやって来た。
そして時を同じくして詐欺にあい借金を抱えた男性教師もやって来る。
ひまわりは意気込みとは裏腹に実力はまだまだで忍術の凧が墜落してしまう。
そこを偶然通りかかった(と言うにはお約束過ぎるけど)男性教師に助けられ、
ひまわりは
(勝手に)彼を主人に決め一人前の忍者になると誓うのでした。
しかし彼、万里小路ハヤトはこの学校の正体を知っていきなり帰ろうとする。
ひまわりは一緒に頑張りましょう!と彼を引きとめるべく頑張るのです。
前作が超弩級の地雷(下級生2)だった監督(仮名・森の妖精さん)と
コメディの達人のシリーズ構成(池田眞美子さん)の組み合わせという
蓋を開けてみないと全く結果が想像できない作品だったのですが……
とても変な内容の作品(笑)という以外は
ふつーに楽しめるみたいです。
やっぱ問題は(監督が書いてた)わけのわからんシナリオだったんだね。
今後も自分で脚本を書こうなどと考えないで頂けるとありがたい(爆)。
この作品はいわゆる美少女モノなので女キャラを中心に物語が動きます。
そして池田眞美子さんが女キャラを書くとなぜかいつも少女モノ風味に(笑)。
この作品でも脚本を書いてる1・2話が
どことなくそれっぽいテイストに。
1話なんか夢に向かって第一歩を踏み出したヒロインって感じだし。
ひまわりの声&演技がナチュラルな感じなのも印象を強くしてる感じ。
こんな見た目と変な設定なのにそう感じるんだから不思議ですらあるよ。
なんとなく作りかた間違えてる気もするけど、面白くなってるからいいや。
そいえば、これキャラデザイン原案がokamaさんだ。
今までもデザインワークスをやってた作品はいくつか有ったけど
キャラデザイン(原案)までやったのはこの作品が初めてっすね。
okamaさんの絵は結構好きだったのでちょっと嬉しかったよ。
(ストーリーは快楽天で描き始めたころ以外は微妙だけど……)
にしても
すっかりアニメ業界の人に。今もマンガは描いてるけど。
4月から一部の民放(5局)で深夜に放送中の新番組。
6月からAT-Xでも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作はSLG風アドベンチャー(18禁)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/23から
大昔の日本(邪馬台国ぐらいの頃)に似た世界。
人に似た獣人(獣の耳とか尻尾がある程度)が人のように暮らしてる世界。
エルルゥは村外れで大怪我をして倒れてる面をつけた青年を助けた。
この青年は以前の記憶を失ってて、
仮面も外すこともできなかった。
彼はエルルゥの看病で順調に回復し、礼にと村のために尽力するのだった。
そんなある日、村をまとめてたエルルゥの祖母が藩主の兵士に殺されてしまう。
藩主の日頃の重税に苦しめられてた村人の怒りはついに爆発し戦いは始まった。
エルルゥの祖母にハクオロという名を貰った彼は、熱気に突き動かされるように
生きるための戦いの中心に身を投じていくのだった。
なんとも純朴な雰囲気というのが第一印象。
IZUMOみたいに見た目が腐ってはいないけど地味な印象は否めないかな。
蟲師ぐらい空間描写に気合が入ってれば印象も変わったんだろうけど。
(そうそう作れないレベルだから蟲師が凄いと言われるわけで)
そしてストーリー展開がえらく淡々としてて地味な印象を補強してる。
4話まで見ればストーリーの方向性がなんとなく見えてくるけど、
逆に言うと4話まで見ないと何がやりたいのかほとんど分からないし。
エロゲーからアニメ化されるぐらいだからファンも結構いるだろうし、
最後まで見れば感動的かもしれないけど、とりあえず現状は微妙としか。
(TV版AIRだって最初の4話だけ見たらかなり微妙だしね)
あとストーリー展開が強引(不自然)に見える部分が目立つのです。
暴れる森のヌシをハクオロが倒そうと提案して皆が簡単に納得するとか。
今まで暴れなかったヌシが暴れる理由が祠を壊したからじゃないのなら
トゥスクルがそれをみんなに説明して倒すことを納得させないとダメだよ。
(原作ゲームにはあってアニメでは端折られてるのかもね)
ヌシを倒した後にアルルゥがヌシの子供を拾ってくるとこも説明足りないし。
村人が蜂起する時になぜかハクオロをリーダーにしてしまうし。
トゥスクルはあくまでエルルゥとアルルゥを頼むと言ってるだけて、
そこまでの展開で村の中心人物にはなってないのに唐突過ぎだろと。
原作ファンの人はこんなんでいいの?それとも原作からこーなのか?
4月からテレビ東京系(6局)で火曜日の深夜に放送中の新番組。
8月からAT-Xでも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/19から
インラインスケートにモーターを組み込みこんだエアトレック。
それを駆り速さと強さの頂点を目指して競うチームが存在する世界。
チームで競うといってもわりと何でもありで暴走族みたいな感じの。
主人公のイッキはふとしたきっかけでエアトレックの世界に魅せられて、
いきなり自分のチームを作り、上を目指して走り始めた。
見てまず思ったこと。
オープニング映像から作りなおせ!
舛成さん(R.O.D、かみちゅ)もどきのクレジット背景埋め込みはまぁいい。
しかし動画のコマ抜きすぎ(ほぼ3コマ撮り)で躍動感が全く伝わらないし。
階段のところのブッチャなんか絵が飛んでてなんじゃーこりぁ!だし。
(コマ抜きすぎで移動距離が大きすぎなので動画に見えない)
映像センスがどうとか高いレベルの話(トホホ)はとりあえず置いといて、
せめてオープニング映像ぐらいはちゃんと動いて見えるように作ろうよ。
一般的に本編より手間がかかってる(作品の顔だし)オープニングがそれだし
本編に関してもある程度予想はついてたけど、やっぱりヒドイもんで……
アクションがウリの作品で
予算をケチりすぎたろ?って感想しか浮かばない。
そもそも定番の枚数節約テクを使っちゃうとスピード感は損なわれるわけで。
まともに動かせる人員(予算)を用意して初めてこの作品は成り立つのでは?
キャラ絵だけキレイに描こうと頑張っててもコレじゃね。
原作ファンが「BLACK CAT」や「灼眼のシャナ」とかと見比べたら泣けるよ。
天上天下はこれと比較にならないぐらいちゃんと動いてたのに。
4月からテレビ東京系(6局)で水曜日の深夜に放送中の新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/28から
.hack(ゲーム・SIGN・腕伝)よりも未来の時代。
オリジナルのThe Worldは既になく新たな「R.2」として生まれ変わってた。
と言う舞台設定はアニメを4話まで見てもサッパリわかりませんが(爆)。
「R.2」はオリジナルよりも世界が広がり行動の自由度も増したのだった。
しかしその結果PKが横行したりギルド(グループ)同士の抗争が起きたりと、
初心者は入りにくく、常連プレーヤーにも遊びにくい世界になっていた。
主人公のハセヲもプレイ初日からPKの洗礼を浴びてやる気を無くしかけてた。
そんなハセヲを蘇生し自分のギルドに来ないかとオーファンは誘うのだった。
とりあえず絵かキレイだね。特に背景が。
SIGNや腕伝と比べると
ずいぶん見映えが良くなった感じです。
そして音楽(ALI PROJECT)も印象的。
主題歌もFiction Junction YUUKA(梶浦節)とアリプロでいい感です。
以上で感想は終わります(おいおいおい)。
それは冗談だけど、感想を終わりにしたいのはわりと本気。
なにしろ面白いとかつまらないとか以前にストーリー展開が遅すぎ。
4話まで進んだことが信じられないぐらいに内容が無いんですが。
アクションが凄いとか、セリフ回しが凄いとか、そんなのも無いし。
見ててひたすら「だるい」です。
この前見た腕伝はこれよりずっと楽しめたよ……