まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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[OP] 2006年4月組の新番組チェック

大量の新番組が一通り始まりました。
いきなりスクラン二学期の初回を録画ミスるというボケはかました以外は
さしたるミスもなく順調に録画が積み上がって行ってます。凄い勢いで。
そろそろ4話分たまってきたので再来週から怒涛の新番組チェックっすね。
(来週はコミックページの定期更新があるので)
39番組もあるとチェックが終わるのはいつの日か……
7月の新番組が始まるまでにチェックが終わらない、に賭けてもイイよ!(爆)

眩暈を覚えるような現実はとりあえずおいといて……
新番組が始まったのでまずは恒例のオープニングチェック!
今回は全部オープニング映像がつくまで待ったので完璧です。
と言ってもARIA(二期)にはまたオープニング映像は無いようで。
※1期と同じくオープニング曲が本編にそのまま被ってる
「ガラスの艦隊」にもぱっと見は無いみたいなので評価対象外。

まずは今期のピカイチを。文句なしで「桜蘭高校ホスト部」です。
もうセンスとか表現技法とか圧倒的過ぎて他が比較になってません。
ポップなキャラの動きをデジタル処理で画面内に散らす表現手法や
キャラの枠のツルが伸びていくCGとか斬新でとても面白いっすね。
また凄い映像を作る人が現れた……とか思ったらこれ紅優さんじゃん!
さすがにOP職人と呼ばれるだけの結果を出してきますな。
紅優さんの名作オープニングの歴史に1頁が追加されたってことで。

次点は「ブラックラグーン」かな。
映像の作りかたに似た特徴が有るので気づく人もいるかもしれないけど
「GUNGRAVE」と同じ人がやってます(監督ではなくキャラデザインの人)。
I'veのテクノっぽい硬質なグルーブとフラッシュや揺らしを多用する
スピード感の有るハードな映像が組み合わさって凄くカッコイイ映像に。

あと印象的なのは
「NANA」「ひぐらしのなく頃に」「xxxHOLiC」「ゼーガペイン」あたり。
「NANA」は映像の作りが「MONSTER」と似てるので監督がやってるのかな?
※MONSTERのオープニング映像はこれの監督の浅香守生さんがやってる
パラキスと映像の手法が全然違うけどどっちも洗練した映像になってて
原作のシャープな絵のテイストがちゃんと再現できてていい感じです。

「ひぐらしのなく頃に」はわたなべひろしさんの手法に似てる(笑)。
オープニングの前にサブタイトルを入れてるところまで同じだし。
オマージュとかインスパイヤとか言ってイイですか?って感じだよ。
ちなみにこの映像は監督(今千秋)さんがやってるようで。
そして実はエンディング映像がそのわたなべひろしさんだったり。
よーするにこの作品はその路線ってことだ。制作会社も同じだしね。
※魔探偵ロキ・tactics・地獄少女の路線

「ゼーガペイン」はCGを使った光る鳥や魚や蝶の群舞が凄く印象的。
空の青さを強調するとこは「魔法遣い~」に通ずるものが有るかも。
監督が同じ下田正美さんなので。OP映像が同じ人かは知らんが(おい)。

基本的にはオープニング映像しかチェックしてないんだけど
ああそう言えば「女子高生」のエンディングがmeg rock(=日向めぐみ)
だったよなと曲目当てに見てみたら……なんか梅津泰臣さんだし。
「女子高生」に梅津さんってカッコ良すぎです!才能の無駄使いだよ。
それはさておき、音楽も映像もオープニングよりもずっとイイね!
でもこれがオープニングだと何か別の「女子高生」って感じかも(笑)。
これに続いて本編を見たら詐欺だと思われるに500カノッサ!(爆)
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[CD] まほらば Heartful days ~オリジナルサウンドトラック~

※音楽はアンネ
って、そんなタイトルの商品はどこにも売ってませんが。
よーするにDVD1巻の期間限定版(まだ売ってます)に付属してるCDです。
つまりこれを手に入れるためにDVDの1巻を買ったってことですが……
テンポがあわないと作品を切り捨てた人間が何を買ってるんだか(汗)。
実は半額(税込3460円)で新品を売ってたお店が有ったので、つい。
音楽が印象的だったし、サントラCDだと思えばまぁ許せる値段だし、
今ここで買っておかないともう二度と聞ける機会はないかもだし。
もしもイマイチだったら中古屋にババーンと売っ払えばいいか、
とファンが聞いたらぶっ飛ばされそうな事を考えつつ突撃してみたよ。

実際聞いた印象は、素晴らしい!今すぐ買い!ってほどでは無いけど、
十分に楽しめる内容だし買って損はないかな、って感じでした。
音楽の傾向はテクノポップとイージーリスニングっぽくて
スキャット?風の声入りでチープで楽しい雰囲気のサントラっすね。
アニメ作品の雰囲気は音楽によって作られてといっても過言ではないので
「まほらば」という作品の楽しげな雰囲気が凝縮されてるような感じ。
作品のファンの人なら思い入れがあるからもっとずっと良く感じるかも。
よーするに手に入るうちに買っとけ!ってことで。

サントラの曲リストがAmazonとかにはないので載せておきます。

1. マーチング デニー2 (M-05)
2. run run run (M-06-A)
3. Woo!マンボ!Woo!ラッキー! (M-14)
4. ひつじたちのワルツ (M-41-A)
5. まだまだヒヨコだ (M-47-A)
6. シノビヨルノワ・・・? (M-29-A)
7. マーチング デニー (M-04)
8. メリーゴーランド ラプソディー (M-62-A)
9. waiting for surprise (M-08-A)
10. クローバー (M-17-A)
11. グレちゃった エンジェル (M-19-A)
12. あくびがでちゃうよ (M-21-A)
13. キャンドル ファンタジー (M-59-C)
14. デュビデュビ (M-03)
15. Less is More (M-43-A)
16. 宴in鳴滝2号室 (M-27-A)
17. ベリプリ (M-07)
18. Detective on you!? (M-30)
19. 夕暮れのゴンドラ (M-38-B)
20. メレンゲパイ!!! (M-61-A)
21. The Strain (M-53)
22. 夏の扉 (M-02-C)
23. 1/3ダースの夢 (M-57)
24. I'm tripping. (M-42-A)
25. bring new cloth! (M-40-A)
26. Like A For a longtime Stone Transfer (M-39-A)
27. 風と花びらと・・・ (M-16-A)
収録時間は45分程度 ※M-xxは音楽メニューより

一番印象的なのが流れるようにキレイな旋律の「waiting for surprise」
ココロ図書館のサントラと同じ系統の音楽っすね。
同じキレイ系の「bring new cloth!」「風と花びらと・・・」も凄くイイ!
ピアノ好きなので「Like A For a longtime Stone Transfer」も心に染みる。

すっ呆けた楽曲もキレイ系の曲とコントラストが強調されててイイ感じ。
と言うか、むしろこっちの方が作品を特徴づける楽曲かもしれない。
「あくびがでちゃうよ」「Less is More」「宴in鳴滝2号室」あたり。
「Less is More」なんて蛙の鳴き声みたいな音がめっちゃ楽しいよ。

なんか感想を書くために聞き返してたらだんだん良くなってきたコレ(笑)。
チープ&ポップ系の音楽はわりと第一印象が薄くなる傾向にあるので
聞きこんだ方か良さがわかってくるとは言えるかもね。
作品が好きな人ならキャッチャーな曲が多いので楽しいんじゃないかと。

ところで、2クール作品でたった1枚は少なくないか?と思ってました。
もしかして7巻とかにもサントラその2がついてたり!?と調べたら
ドラマCD「脇役天国・・・かも」にもBGM12曲が収録されてるじゃん。
(ついでにレンタルして聞いてみた)
さらにこのCDにはなんと全BGMのセットリスト(130曲)が載ってまして……
DVD付属のサントラとこのドラマCDで39曲ってことは未収録曲が91曲かよ!
細かいバリエーションは1曲と考えて62曲としても未収録曲が23曲もあるよ。
未収録うんぬんよりサントラが出るだけで喜ぶべき時代なのかな。
そもそもこのサントラ自体だって単品リリースされてないし。

[DVD] ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート

ジブリが制作した短編アニメを集めたDVD。レンタルはありません
※「On Your Mark」のレンタルVHSは存在します(絶版で在庫限り)

タイトルはショートショートとひとまとめにしてあるけど、
DVDの内容は主に各種CMとミージッククリップによって構成されてます。
ハウス食品の「おうちで食べよう」シリーズがCMの代表作で
伝説の短編アニメ「On Your Mark」がミージッククリップの代表作っすね。
上の2つとSF3部作と呼ばれるミージッククリップの「ポータブル空港」
「space station No.9」「空飛ぶ飛行計画」がこのDVDの主な見どころです。

「On Your Mark」に関しては前に感想を書いたけど、あらためて。
短い時間で物語らしきものを描いてしまってるのも凄いけど、
流れを全て描こうとせずに散文的に構成してあるのも印象的。
散文的なので描かれない部分の想像を膨らませられるのも楽しい。
物語の分岐点の可能性を並行して描くことで、幾つかの選択や偶然を
積み重ねてよりよい未来に至るみたいな感じになってて感動的だし。

そして前にも書いたけどSFっぽい世界観の中に挿入される些細な描写で
作りモノの世界なのに凄く生活感が溢れてる。空気感が感じられる。
できることならもっとこの世界に浸っていたいとさえ思えてくる。
この作品をこのまま長編作品にしてとは言わないけど、この作品のような
世界観のSF長編アニメをあらためて作ってくれないかなと思ったりする。
そう思った人は少なからずいたようで実際に制作の打診も有ったそうです。

※VHS版に入ってたストーリーボード版(ライカリールVer)も収録されてます

「おうちで食べよう」これ実際にテレビで見たことがあったけど
こーしてあらためてDVDで見ると凄いクオリティにビックリだよ。
ぶっちゃけて言うとテレビアニメとは比較にならないレベルです。
そもそも時間あたり予算がテレビアニメとは比較にならなそうだ……
これに限らず番組よりCMの方が時間あたり予算が多かったりしますが。
民放なんてCMがメインでオマケに番組を流してるようなモンだから。

そーいえばこれ建物とかさり気なく3Dだったりして。
ポリゴンに手描きの建物の背景絵(という表現もなんだけど)を貼ってる。
もちろんキャラ絵も3D空間に平面ポリゴンとして置いてるような感じ。
これだとぱっと見は完全な平面のアニメ絵にしか見えないんだけど、
カメラが動くと立体的に構図が動いていくので3Dだとわかるのです。
昔はこの手の表現をするために背景3枚重ねとかやってたんだよな。
いつのまにか3Dをそうと意識させないで使えるように進化してたんだね。

SF3部作はテクノっぽい音楽に乗せてポップなイラストタッチの絵が
アニメとして動くみんなのうた+ビデオクリップみたいなテイスト。
ちょっと未来な世界観で面白いギミックが散りばめられてたりします。
それぞれの内容は音楽に乗せたただのカットの羅列と言うわけではなく
主人公である一人の女性の行動を追う物語っぽい構成になってるのです。

1作目は音楽に映像をつけただけ。なので物語性がわりと薄め。
2作目では最初から同様の映像化がなされる前提で音楽が作られてる。
そして3作目は2作目に繋がる完結編として企画されたという展開です。
(繋がるといってもそれぞれ単体で見れる作品ですが)

このSF3部作はいわゆるアニメしか見ない人だと表現作法がかなり違うので
あまり楽しめないかもしれない。音楽もかなりコアな路線だし。
でも「みんなのうた」や音楽のビデオクリップとか変わったアニメとか
映像表現そのものに興味がある人ならとっても刺激的だと思います。
テクノな音楽やイラスト風の絵が好きならさらに楽しめるのでは?
ワタクシ的にはどっちも好みだから楽しかったよ。映像も面白いし。
むしろこーゆー絵柄でTVシリーズをやらんかな、とか思いました。
そんな企画は絶対通らないと思うけど。ニーズも無さそうだし。
(ショートアニメならデジガールPOPとか有ったけど)