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スカパーに加入して2週間になろうというある日のこと。
突然アニマックスが映らなくなった。というか片方の衛星が全滅だし。
受信レベルが0だし。もう一方の衛星も受信レベルが凄い下がってるし。
誰かがアンテナを触って位置がずれたのか?と見に行ってみると……
なんとアンテナのまん前に堆く工事の足場が組まれているではないですか。
この時の心境はまさに「
なんじゃあこりゃあ!」だった。
確かに隣の家は新築工事をしてるけど、木造二階建てでそんなに高い足場が
必要なのか?と工事現場に怒鳴りこもうかとすら思いました。マジで。
まぁでも敷地いっぱいに二階建てを建てると塞がれる可能性もあったので
おとなしくアンテナの位置を移動して設置&調整しなおしてましたとさ。
こんな余計な手間を増やしてくれたお隣さんに謝罪と賠償を!(爆)
唯一良かったのはて
映らなくなったのが土曜日だったってことです。
これ足場が組まれて映らなくなったのが平日だったら録画失敗してたし。
そんなことになってたら本気で怒鳴りこんでたかもね。
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20話から第3弾のオープニング曲&映像が。タイトルは「少女Q」
今度のはわざとチープな音づけで少し古い感じのテクノポップな曲。
映像も
チープでデジタルくさい3Dを使ったビジュアライザー風味。
(メディアプレーヤーとかで音楽に合わせて動いてるアレ)
これ見ててその昔BEAT UKでインディーズのテクノがランクインした時に
何度も似たようなビジュアライザー映像が流れてたのを思い出しました。
(クリップがないので音楽にシンクロする適当な映像を流してた)
ちなみに今回のメインボーカルは都の人です。
よくピンで歌ってるからさすがにすぐわかったよ。
21話も「少女Q」だったし残り話数を考えると後は全部そうかも?
と思わせて22話は「黄色いバカンス」が。しかも6号さんVer(19話も)。
もしや「ルーレット☆ルーレット」と「少女Q」は二人目のを使わず
そのかわり「黄色いバカンス」を歌うバージョンを流してるとか!?
シングルに無いこのバージョン、CDに収録する気はあるんだろうか?
ネギま!みたくサントラに全バージョンが収録されてたりしてな。
(なんとハピマテの各月版がTVサイズで一通り収録されてる)
今回の印象的な表現というとまず18話のマンガ風表現。
マンガ風といってもフリクリみたいにコマを使ったりとか
カレカノみたく吹き出しの文字が飛びまわるとかではなく
モノクロで線が太めで
荒いトーンで濃淡を表現する絵を表現してる。
いわゆる日本のマンガではなく外国の新聞に載ってそうなタッチ。
全体はモノクロなのに一部に原色っぽい色がついてるのも印象的だったよ。
19話の花フレームも変で面白かった。
これはその昔の少女マンガの花を背負ってる表現のパロディっすね。
さすがに今の少女マンガでそれを素で使う人はほとんどいないし
パロディ表現にしてしまった人も過去にも何人かいたりする。
例えば花を入れた籠を背負うとか、花を背中にテープで貼ってるとか。
ちなみにこれは顔の周りに花をあしらったフレームが出てくる。
フレームが画面のサイズにハマってる時はまんま往年の表現ですが……
キャラが引くとそのまんま
小さいサイズで顔の回りにくっついてる(笑)。
22話冒頭の往年の乙女ちっくアニメな画面にも呆気にとられたよ。
キラキラした画面で美形のキャラが喋っててまるで別の作品かと。
まぁ、どんなテイストすら中に取り込んじゃうのがこの作品ですが。
しかし「マ」と「ホ」が風にのってフワフワと流されてみたり、
「
なんてキレイなマホなんだ」と言ったり、あいかわらず変です。
この変なキラキラ画面は実は姫子のでっち上げた遅刻のいいわけで、
もう嘘バレバレだけど「ダメカナ?」とかわいくおねだりする姫子に
「ダメダヨ♪」と
かわいさ大幅増量で切り返すベッキーが最高!!
満面の笑顔とかわいい口調でビシっと切り捨てるのは新しいかも。
露骨なパロディとしては
20話で「この~きなんのき」(日立グループCM)を元ネタにしたのが。
これぐらい定番なネタになると
企業CMすらパロディの餌食ですか。
企業CMといえばロート製薬のパロも今までに何度か使われてたっすね。
オリジナルは久しく見てなかったけど、公式サイトを確認したところ
時代につれて少しずつ改変されながら今でも使われてるようで。
ちなみに元ネタCM映像は
ここ(日立)と
ここ(ロート)にあります。
ところで
「ぱにぽにだっしゅ (DVD)レンタル」で検索して来る人がいるので
書いておくけどレンタルはまだ出てません(販売用は出たけど)。
2月上旬までの予定表には載ってないのでしばらくは待ちになるかと。
最近のキングはレンタルリリースがやたら遅くて困ったもんだよ。
12月からAT-Xでやるので地上波で見れない人はそっちで見るのも手です。
※追記:レンタルDVDは06年3~5月に全巻リリースされました
10月からテレビ東京系(6局)で水曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ傍系(BLADE)のマンガで全巻持ってます。
今よりずっと未来の話。水の星アクアのネオ・ヴェネツィアが舞台。
街をボートで案内するウンディーネに憧れてマンホームからやってきた
水無灯里(あかり)と同じ道を志す藍華とアリスの3人を中心にして、
いつもの穏やかな日々を
灯里目線で素敵いっぱいにしてしまう物語。
癒しという言葉がこれほど似合う作品もないと思う。
実はずいぶん前からこの作者(天野こずえさん)のファンでした。
(この週記を何年分も遡ると書いてあるけど)
浪漫倶楽部の頃からだから最古参の部類に入るんじゃないかな。
アニメ化されるなんて考えたこともなかったので
動いてるのが不思議な気分。
ちなみにARIAって知ってる人は知ってるけど最初は少女誌(ステンシル)に
載っていた作品でエニックス内乱の時にBLADEに移籍したのでした。
※ステンシルの頃はAQUAというタイトルだった
これステンシルのまんまだったらアニメ化は難しかったんじゃないかな。
今ほど大量にアニメが放送されてても少女誌原作はほとんど無いから。
そう考えると偶然が積み重なったまさに奇跡のアニメ化かもしれない。
作品を実際に見て。原作のカラーの配色に似た明るくキレイな色の空間に、
穏やかな時間が流れて緩やかな音楽が充ちてる雰囲気がとても心地よい。
ゆっくりと流れる背景なんかまるで絵画のような絵になる風景だし。
描かれるエピソードも日常のあたりまえで些細なことだったりするのに
それが楽しかったり素敵だったりととても情動に満ち溢れているし。
アリシアさんの「あらあらうふふ」も実にイメージぴったしだし(笑)。
藍華の「恥ずかしいセリフ禁止!」のタイミングも実に絶妙だし。
まさにARIAからイメージするそのままが動く映像になってるというか。
話数からいってエピソードの抜粋になるのは想定の範囲だったけど、
原作をここまでアレンジしてくるとは思わなかったので正直驚いたよ。
オリジナルキャラが出るという時点でその方向性に気づくべきだったかも。
記憶の中のアバウトな原作の内容と比較する限りは原作のエピソードを
ベースにしながら部分的に追加や改変が入ってるなって感じだったです。
でも原作と比較したら
結構大胆にアレンジが施されてることに気づいたり。
それはベースになるエピソードに別のエピソードを織り込むと言う手法。
別のエピソードを組み合わせながら一つの話として違和感なく仕上げてる。
吉田玲子さんは上手いと前から思ってたけど技量を初めて思い知ったよ。
(Canvas2は原作を知らないのでどこまでが吉田玲子さんの力かわからん)
原作は手元に4巻以降しかなかったので
倉庫から全部持ってきた。
そして1話ずつ詳細に内容を比較してみました。
※細部はかなり大幅に違うのでいちいち書いてません
以降の内容は比較の性格上かなりネタバレしてるのでご注意!
1話。この回に出てくるアイちゃんはアニメオリジナルキャラです。
でもこの回のベースエピソードはちゃんと原作にもあるのでした。
ARIA1巻の「ネオ・ヴェネツィア」(一番最初の話)がそれで
案内するのは女の子ではなく
スーツを着たちょっと頑固なお爺さん。
最初は楽しくなかったけど最後に魅力に気づいて帰るとこは全く同じ。
ちなみにこのエピソードは原作では藍華は出てこないです。
最初のほうでちょろっと挿入される記憶の中のアクアに来るシーンは
AQUA1巻の(ホントの)一番最初の「水の惑星」から。
これは灯里がARIAカンパニーに辿りつくまでのエピソード。
アリア社長が流される部分は同じく1巻の「水先案内人」から。
これは藍華が初登場するエピソード。友達ネタもここからだね。
そして逆漕ぎ無敵の部分は2巻の「初めてのお客様」から。
これは暁さんが初登場するエピソードで3話にも少し出てくる。
こーして改めて確認すると見事なパッチワークっぷりっすね。
2話。アクアアルタのベースエピソードはAQUA1巻の「水没の街」
この回は
とても印象的な絵面なので絶対やると思ってたよ。
後半の藍華が家出する部分はARIA3巻の「水の3大妖精」から。
この2つのエピソードを繋いでる家出のきっかけのシーンとか
藍華が料理をするシーンやARIAカンパニーに泊まるシーンとかも
原作にないアニメで追加された部分なのでした。
(藍華の思い出は原作にもあって違うタイミングで使ってます)
「水没の街」の頃ってまだ藍華が姫屋の跡取って話が出てこないので
姫屋の従業員の藍華への敬語対応も原作にはなかったりするね。
この描写で晃さんだけ藍華に正面から対してるのが際立ってる。
原作のエピソードの意味をより掘り下げるカタチでアレンジしてます。
3話。アリス初登場のベースエピソードはARIA3巻の「春一番」
アリスが雑誌に載ってたりとか、ゴンドラ部でスカウトされたとか、
学校で後輩にサインを求められるとか、全部アニメオリジナルです。
原作でもアリスは初登場から上手いので、アニメの素質を買われて
スカウトされたって話に
ほほーそう来るか!と感心してしまったり。
愛想がないので笑顔を練習するとかも上手い補完だなと思ったよ。
後半の暁さんを案内する部分はARIA1巻の「ため息橋」から。
ちなみにこのエピソードは原作では(当然)アリスは出てこないです。
アリスが心を開いてくのはベースエピソードの流れだけど、
原作ではアニメほど掘り下げないので印象がかなり違うかも。
そして最後の浮島に行く部分はAQUA2巻の「花火」から。
ここは浮島に行く以外は原作と違う(メンツ違うし)と思ってたけど
窓から光が漏れる通路を走るシーンがまんま原作に有ったし
浮島から下を見下ろして「うわー」って言うシーンも有ったよ。
4話。これは
なんとオリジナルエピソードっすね。
大筋はオリジナルなんだけど部分的に原作のパーツも使ってたり。
アリア社長を追いかけて不思議な場所に迷いこむのは原作にも何度か。
例えばAQUA1巻の「猫の王国」とか。原作のこの回とても好きだよ。
よく見るとこれ入植地跡(廃墟)が出てくるので4話のモチーフなのかも。
だとするともうアニメではやらなそうだね。見てみたかったけど。
郵便屋のおっちゃんが灯里と絡むのも原作に何度かあります。
例えばARIA5巻の「郵便屋さん」とか。手紙を届ける手伝いをする回。
内容は全く関係はないけど手紙を届けるってとこは同じだ。
ウッディに乗せてもらう部分はARIA4巻の「空を泳ぐ魚」から。
これも内容が全く違うけどセリフとかアレンジして使ってたりして。
藍華の「パンツまる見せ」も全く違うカタチで使われてたりするよ。
5話。不思議な招待のベースエピソードはARIA4巻の「ネバーランド」
実はこのエピソード原作では前半の特訓してる部分がなかったりして。
晃さんが「血反吐を吐くまで特訓!」な部分はそのまんまだけど
その後に息抜きも必要だからってすぐに遊びに突入するのでした。
いきなり遊びの原作よりも
練習してるアニメの方が説得力があるね。
遊んでて海に潜る部分もアニメで追加された部分です。
灯里とアリスが手をつないで崖から飛び込むのも原作とは違います。
原作では灯里は一人で崖にへばりついて降りていくのでした(笑)。
無くしたリボンが戻ってくる印象的なエピソードもアニメ独自だったり。
最後のなぜか涙が出るな部分はAQUA2巻の「夜光鈴」に似たシーンが。
似たシーンを二度使うとは思えないので夜光鈴の回はやらないのかな。
6話。左手&アテナ先輩のベースエピソードはARIA5巻の「舟謳」
まぁくんのエピソードはARIA6巻の「迷子」から。
この回の構成はベースの舟謳にまぁくんの話を挿入してるのではなく、
まぁくんの話を
舟謳に織り込むように混ぜてあります。
原作を確認するまで全く別の話を混ぜてあることに気づかなかったです。
アテナ先輩がまぁくん絡みで謳うのも最初からそうだった気がするほどだし。
それぐらい見事な内容の組み合わせっぷりにすっかり脱帽だったよ。
この回はアテナ先輩のさりげない気配りが原作よりも強調されてるけど
ボケっぷりまで原作よりも超パワーアップしてる(笑)。水をこぼしたりとか。
アイちゃんがオリジナルキャラってことで毎回出るのかと思ってたけど
実際に姿が出てきたのは1話だけで2話以降は声だけ登場してきます。
灯里って
原作でも頻繁に誰かにメールを書いてるシーンがあるけど
その相手をアニメではアイちゃんにして文通してるみたいな感じに。
さらに原作では毎回はしないメールをアニメでは毎回必ずやってて、
文通のカタチでその回のエピソードの意味合いを再確認してるのです。
にしても
ここまで大胆にアレンジしながら原作のイメージを損なってないのが凄い。
原作ファンのイメージを裏切らない、そして
原作ファンでも新鮮に見れる。
スタッフの顔ぶれで全く心配はしてなかったけど予想以上にいい感じです。
10月から一部の民放(2局)で放送してる新番組。
キッズとアニマックスでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
中高生の間である噂が流れていた。ネット上のあるサイトの噂が。
それは午前0時にだけアクセスできる「地獄通信」というサイトの噂で、
呪いたい人の名前を書けば地獄少女が地獄に落としてくれるのだという。
それはただの他愛ない噂。よくある都市伝説。そう思っていた。
しかし追い詰められ切実に願う人の前に
地獄少女はホントに現れたのだ。
オープニングチェックの時に書いたけど
これ魔探偵ロキやtacticsをやってたスタッフが作ってます。
監督はわたなべひろしさんではなく恋風の大森貴弘さんですが。
(わたなべひろしさんは「うえきの法則」をやってるので原案で参加)
魔探偵ロキとかに比べて「うえきの法則」の見た目が今ひとつなのは
作画スタッフの差なんだなとこれを見てみょーに納得してしまったよ。
やっぱこのスタッフは
鮮やかな色彩で目に焼き付く絵を作ってくるなと。
さらに今回は前作・前々作よりも作画スタッフが増強されてる感じ。
2話以降ずっと月詠の(総作監の)相澤昌弘さんが総作監として入ってるし。
現実を描いた内容で映像が高いレベルで安定してるので説得力があるよ。
内容はいわゆるホラー少女モノ+復讐代理人(必殺仕事人)みたいな感じ。
恨まれる人間はいわゆる悪事を働く人というより利己的な人間っすね。
その人の無自覚で利己的な行為によって相手は追い詰められてしまう。
無自覚だから当然のように
呪われる当人は悪いと思ってないわけで。
毎回のように自分の行為を悔い改めず地獄に流されるのでした。
これもしも悔い改める人がいたら地獄に流されないんだろうか?
と思ったけどそんな人ならそもそも呪いが発動しない気がする。
恨みといえば逆恨みなんてのもあります。
人は自分の価値観で他人の行動も解釈してしまいがちだから
他人の好意すら悪意に受け止めて逆恨みしてしまう場合も。
そんな逆恨みでも恨みであれば地獄少女はやってきてしまう。
しかしその恨みが成就してしまったら恨まれた人は浮かばれない。
と心配になってくるけど実は
安易に呪いが発動しない仕組みがあった。
それは呪いが発動すると呪った本人も死後地獄に落ちるという決まり。
つまりそれでもなお相手を呪いたいと願うほど追い詰められていること。
視聴者から見ても
この人は地獄に流されて当然と思うような。
それだけの行為を相手がやっていることが絶対条件なわけです。
強力な力が無条件に使えたら社会はメチャクチャになってしまうので、
一定の抑止として呪った本人も死後地獄に落ちる条件があるのでした。
決して安易に付け足したわけではないとても考えられた設定だよ。
この作品の体裁は1話読み切りで、虐めみたいな定番ネタもあれば、
ストーカーや新興IT企業社長みたいな時代ネタなんかもあったり。
7話の演劇ネタはあまりにタイムリー過ぎでスタッフの遊び心に乾杯(笑)。
だって今まさに「ガラスの仮面」をやってるこのタイミングでだし。
紅(くれない)演劇研究所とか柳の気持ちとかツッコミどころ満点です。
あ、ストーリーは凄くまともな内容なので念のため。
この回はちょっと構成が違ってて意外な人が地獄に流されたりする。
もちろん地獄に流されて当然と視聴者が思う人だけど。
もうひとつの見どころは毎回のエピソードキャラの役者さんたち。
必ず呪う人と呪われる人がいてその人たちを中心に物語が回るので
ゲストというよりは実質主役なわけです(閻魔あいは狂言回し)。
そんな重要な役割を演じるのは誰でも知ってる有名俳優の人たち!!
ってのは嘘で
そうそうたる実力派(主役級)の声優が並んでます。
1話限りとはいえよくこんな面々を用意したもんだ。
10月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※BS-iはワイドサイズで地上波は左右カットの4:3サイズ
原作は少年誌(ジャンプ)のマンガで読んだことありません。
世界の3分の1を実質的に支配しているクロノスという組織があった。
そして秩序を乱すものを排す力としてクロノスナンバーズは存在した。
特に
ナンバー13通称「黒猫」は非情の殺人者として恐れられていた。
それとは別に表の世界には悪人を捕まえる掃除屋という職業があった。
ここに実力はあるのになぜか金と縁が薄いスヴェンという掃除屋がいた。
スヴェンが今回狙っているのは裏で悪事を重ねながら知事になったリブ。
タイミングを計りリブを確保しようとしたスヴェンの前に黒猫は現れる。
黒猫はスヴェン以外の目に止まらない速さでリブを始末してしまった。
この些細な出会いは黒猫であるトレインの運命を大きく変えることになる。
とりあえず第一印象としては映像が凄く気合入ってる。
ジャンプアニメでここまで映像で見せる作品は他にないかもってぐらい。
ストーリーがよほど強烈でもない限り見た目が印象の大半を左右するね。
そして実質の主人公に見えるスヴェンのキャラがいい味出してるよ。
それなりに力は有るけど無敵ではないし当然自分でもそれを自覚してる。
だから正面から力押しばかりしないで、いろいろ搦め手を使ってくる。
かと思えば
独自の「紳士道」を行動規範にするお茶目だけど素敵な面もある。
イブを元に戻そうと向かってくとこなんか紳士道というより父性愛だけど。
まぁ、イブが初めて意識したのがスヴェンだから実際に父親みたいなもんか。
助けた後のスヴェンとイブの構図もまんま父と娘に見えるし(笑)。
イブといえばそんな感じの人に似た人でないモノって最近の流行だね。
しかも
兵器として生まれたのに自我を持つというのも最近よく見るよ。
完全に作られた存在が擬似人格ならともかく人と同じ自我を持つのは
フィクションで安易に描くほど簡単に実現できるものではないのに。
自意識がどうすれば生まれるのか未だに全く分かってないんだから。
まぁでもこの作品では人間とナノマシンを融合させたとも考えられるね。
そう考えればほとんど何も知らない子供みたいなもんなのかも。
アニメスタッフもそう解釈して描いてるように見えます。
クリードのイカレっぷりもなかなか楽しかった。
トレインに執着してそれ以外はどーでもいいみたいな壊れっぷりがいい(笑)。
トレインと仲良さそうなサヤを魔女め!とか言って排除してしまうし。
執着の理由が世界を革命するための相棒にしたかったってのは興ざめだけど。
世界を支配するなんて下らないトレインだけが大事ぐらいやって欲しかったよ。
そしてトレインから受けたものは
敵意でも傷でもむしろ喜びみたいな感じでさ。
まぁ、それやるとBLになっちゃうから少年モノでは無理だろうけど(爆)。
7話まで見て気づいたけど1話冒頭のトレインとクリードの対決シーンって
7話のシーンだったんだね。1話では前後不明でわけ分からんかったけど。
つーかあのシーンを
冒頭に入れる必要があったのか激しく疑問です。
別のあのシーンがなくても凄い派手だしツカミは十分過ぎるぐらいだよ。
そしてもひとつ何とかして欲しかったのがエンディング曲。
せっかくの雰囲気がエンティングでぶち壊しなんですが。
曲単体は別に悪いとは思わないけど作品に全然合ってないよ。
タイアップするにしたってもう少し相応しい曲があるだろうに。
本編は結構丁寧に作ってるのに何故こんな大チョンボをするかな。
10月からテレビ東京系(6局)で火曜日の夕方に放送してる新番組。
BSジャパンとAT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで読んだことありません。
幼い頃に母を亡くし父も毎日仕事で忙しくていつも一人の平勝平太。
※カペタとは勝平太(かっぺいた)の名前をもじったあだ名
誰も見てくれないから何にも本気で取り組もうとしない勝平太だった。
そんな勝平太を喜ばせようと父はカートを贈ろうと思ったのだが
とても買える値段ではなく一計を案じ
廃物から自作をすることに。
ノウハウが何もない父が作ったカートは満足に走らない代物だったけど、
せっかく父が作ってくれたからと勝平太は工夫を重ねて乗りこなしてしまう。
このカンの良い少年は着実にしかし見違える速さでカートの世界を駆け上り
(よくある少年マンガ展開なら)世界に風を巻き起こすことになる。
始まってしばらくは灰色の日常を濃厚に描いてて見ててだるかったよ。
番組の合間に流れるスクランのCMがやけに楽しそうに見えるし。
こんなのよりスクランでも見た方が時間を有効に使えそうだなと。
でも2話の最後に勝平太がカートに乗るあたりから俄然面白くなってくる。
レースシーンは実に臨場感抜群だし。ぐいぐい視聴者を引っ張ってくれる。
全く何も知らない状態から一つ一つ学んで登っていく過程も面白いし。
なにより以前はF1が好きでレース中継とか熱心に見てたこともあるので
そのままスケールダウンした感じのカートも見てて楽しいっすね。
この手の作品は往々にして視界が凄く狭いので描かれてる題材に
その人が興味が有るか無いかで面白く感じるか全然違っちゃうけど。
ちなみに作品の外枠としてはレース部分が全部3DのCGです。
(他にも普通の車とかCGをさり気なく使ってたりするけど)
モンキーターンと似たような構造だと想像してもらえば良いかと。
CGを使ってるので動きの挙動がかなりしっかりしてるのが特徴かな。
(CGを使ってるのに動きが変だったエリア88なんてのも有ったけど)
これなら作画スタッフが足りなくて動きがアレになることも無いだろう。
アクションを主にCGが分担してるのでそれ以外の絵もしっかりしてるし。
特に1話なんか2話以降に比べてやけに絵に気合が入ってたよ。
それで
延々とつまらない日常を描いてるから激しく無意味だったけど(爆)。
3話以降の内容を考えると2話までの構成はも少しどーにかして欲しかった。
つまらない日常と目を輝かせる出来事のコントラストを強調するのはいい。
だけど2話も使ってじっくり描いたのは逆効果だったんじゃないかな。
細部を端折って2話までを1話に圧縮してしまえば良かったような。
10月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
キッブステーションでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(スーパーダッシュ文庫)で読んだことありません。
※直接の原作は「学園はっぴぃセブン」らしい
中学2年生の迫守亜麻乃(あまの)は生まれついての不幸少女だった。
それはもう何をしても裏目に出る
呪われてるような不幸っぷりで。
そんな彼女はある日内容を全く覚えてない不思議な夢を見た(と思ってる)。
翌日学校で偶然にも「開運研究会」という部屋に辿りつくのだった。
部屋には七福神の力を宿すという女性たちがいて不幸話を聞いてくれた。
そして彼女たちのアドバイスに従い亜麻乃は学校裏の石碑で祈るのだった。
祈りは亜麻乃にとりついていた禍つ神を引き剥がして顕現させる。
そう亜麻乃が不幸だったのは禍つ神がとりついていたせいだったのだ。
これ作ってるのハピレスのスタッフだね。監督は違うけど。
(公式サイトで「またはっぴぃだ」と言ってるのはそういうこと)
監督も確かハピレスをやってた人で作品のテイストは結構近いかも。
エンディングのチビキャラなんか踊ってないけどやっぱり似た感じだし。
キャラ絵とかの見た目はらいむいろ1作目に近いけど(スタッフ同じ)。
内容は
ちょっといい話系をポップに描いてるのでわりと楽しめます。
ただ毎回のようにエピソード用のゲストキャラが絡んでくるので
7人+αもいる福娘たちのキャラ描写が薄くなってしまってる。
一見主人公っぽい亜麻乃も最初のエピソード以外脇に回っちゃうし。
本来この手の作品はまず菊之介や福娘たちをクローズアップして
視聴者にそれぞれのキャラの存在を刻み付けるようにするべきで。
実際原作の最初のほうはそうなってるみたいだけど
アニメではいきなり応用編の学園はっぴぃセブンからやってるので
菊之介と福娘については既定事実みたいな感じに省略されてます。
原作をある程度知ってる人を前提にしたような作りかただよ。
素材は決して悪くないけど、初心者にはちょっと厳しいね。
亜麻乃にそれぞれのキャラを紹介するぐらいの構成が良かったかも。
7月からWOWOWで深夜に放送してる新番組。DVDレンタル。
原作は美少女恋愛アドベンチャー(18禁)でやったことはありません。
一見すると現在と似てるけど神界や魔界と世界が繋がって交流のある世界。
主人公の稟は普通の高校生で、同級生で幼馴染の楓と同居をしていた。
そんなある日、学校に季節外れの転校生が二人やってきた。
なんとこの二人それぞれ神王と魔王の娘で、しかも
稟の婚約者だと言う。
こーして稟は普通だった日常は波乱万丈になっていくのだった。
とりあえず第一印象はやけに気合の入った映像かな。
細かい動きとかキャラの仕草とかしっかり描いてるし。
しかし映像のクオリティが高いのにまるでキャラに実体感がない(爆)。
記号キャラが濃厚な演技をしてもしょせんは過剰装飾したマネキンみたい。
こーゆー作品って女の子キャラが魅力的に見えないとお終いのような……
「無駄にクオリティが高い」って言葉をこれほど実感する作品も珍しいかも。
(キャラ描写に実体感がないから本来の意味ではクオリティ高くないけど)
やたらとノリがいいので強引に見せられてしまう部分はあるけど
見た後に何も残らんというか1巻2話までだと魅力がさっぱりわかりません。
これだったらラムネの方が見た目は1ランク落ちるけどずっと面白いよ。
10月からテレビ東京系(3局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
現在より少し昔の貴族や階級制度がハッキリしてた時代に似た世界観。
だけど航空機や軍艦などはあり、戦争のために人型の人間に似たモノを
作って人の代わりに戦わせるような科学力が発達している世界。
今から30年前に大戦が終わり、人型兵器の製造施設は封印された。
そして場面は名家の子息が在籍する学園「クラスターE.A.」に移る。
ここに今日アゲートというちょっと風変わりな少年が編入して来た。
他の生徒とは違う彼のキャラクターは学園に新たな風を吹きこんでいく。
さらに彼は
人にはない不思議な力を持っていたのである。
見始めてすぐは結構面白そう?とか思ってたんだけど
列車から飛行機を発進するあたりから雲行きが怪しくなって来た。
キャラ絵の見た目だけはキレイだけどキャラ描写はいいかげんだし。
絵が崩れたりはしないけど、あちこちずいぶん雑な見せ方になるし。
正直
これがあのサンライズの作品かよ、と呆れてしまったりして。
4話のクロム団のあたりはストーリーも含めてあまりの酷さにめまいが。
面白くなりそうな素材をここまでクソにできる監督の手腕に脱帽です。
これ見た後だと吟遊黙示録マイネリーベが超素晴らしく見えるよ……