まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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Canvas2 ~虹色のスケッチ~ 1~8話

10月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
原作は美少女恋愛アドベンチャー(18禁)でやったことありません。
画家を志していた浩樹は何かが原因で筆をとらなくなてしまった。
それでも絵から離れ難かったのか美術教師の道へと進もうとしていた。
教師になるのはまだ1年先だったけど美術部の顧問代理として高等部に
頻繁に出入りしてたので生徒には先生と呼ばれてたりもした。
そしてこの春から小さい頃から一緒に育ち妹のような存在のエリスが
美術の特待生として同じ学園に通うために同居するようになった。
さらに新しい先生として幼馴染だった霧が赴任して来たのだった。
互いに好ましく思ってたけど過去にすれ違ってしまった浩樹と霧は
その叶わなかった思いを胸に秘めながら次第に関係を深めていく。
そしてお兄ちゃんのように慕ってた浩樹に突然ライバルが出現して
自分の気持ちが兄へのものではなく恋心なのだと自覚していくエリス。
この恋のトライアングルの行方は?
そして浩樹が絵が描かなくなった理由は?

久々に川崎逸朗(L/RとI'll/CKBC)さんが監督をやるというのと
D.C.の1期以来のエロゲー原作を女性のシリーズ構成が手掛けてるのとで
(マリみてとかやってた吉田玲子さん)
いったいどんな感じになるのか密かに期待してた作品でした。
で、実際に見た印象ではこれは予想以上に面白く仕上がってるなと。
映像の作りかたがさりげなく上手いし(OP映像もそうだったっすね)、
表情描写の些細なところがとても絶妙だったりして。

表情の描写と言えば2話の学食のシーンなんかがとてもわかりやすいかも。
浩樹と霧が話してるとこに「お兄ちゃん隣いい?」とエリスが割って入るけど
この時のエリスは顔が横向いてて露骨に不機嫌な態度がミエミエだし。
隣に座ってもサラダを手に持ってフォークで突っついてるし。
懐かしがって話しかけてくる霧に対抗意識燃やしまくりだし。
互いの口調は和やかなのに会話の内容は火花が散ってると言うか(笑)。

浩樹の家から飛び出した霧をエリスが追いかけて案内するシーンでは
陸橋の上で微妙に事実をボカしながら相手を探るような会話したりとか。
ひょんなことで浩樹は萩野可奈とデートをすることになるんだけど
準備室から出てきたエリスが浩樹に渡したジュースがシェイク状態とか。
1話冒頭の「だってお兄ちゃん暖かいし」と無邪気に飛びつくとことか。
こーゆーさりげないシーンの表情をどれだけしっかり描けてるかで
キャラの奥行きとか存在感とか生々しさとかが違ってくるわけで。
D.C.の1期が絶妙なのはその部分なのです。そして2期に欠けてたのもそこ。
絵がキレイに描けてれば表情がしっかり描けてるわけではないんだよ。

D.C.と言えば、この作品ってとてもD.C.(1期)とテイストが似てる
ストーリーとかは特に似てないけどキャラ描写の手法がそっくりです。
てゆーか見てて思ったけどD.C.(アニメ)をお手本にして作った気がする。
(この作品のアニメ制作をしてるのD.C.のゼクシズだし)
最初はポップコメディで途中から切ない展開になるところなんか
まんまD.C.の構成を圧縮した感じだよ(これは1クールなので)。
そーいえば原作ゲームのキャラデザがD.C.と同じ人だったりもするね。
そんなわけでD.C.S.S.よりもD.C.(1期)っぽい作品なのでした。

ちなみに8話まで一気に見たわけではなく
4話までは熱が出る前に続きの5話以降はつい最近見たのです。

ところで公式サイトはいきなり最終話までストーリーが書いてある……
そんな派手なネタバレはちょっと勘弁してください!
もちろん注意して未視聴分は目に触れないようにはしたけど。

追記: この時は1クールだと思ってたけど実際は2クールやりました。
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[CD] プラティックスマイル(虹色ギターVer) / BLUE SKY / Honey Bee(YURIA)

「Canvas2」のOPマキシです(1曲目がアニメで2曲目がPS2版)。
前にオープニングチェックした時にわりと好みかなと思ってたし。
と言っても曲単品で買うほど好きというほどではないけど。
作品が面白かった(&最後まで見る予定)ので買ってきたよ。
わざわざ秋葉原まで行って。つーかAmazon品切れなんですが。

ちなみにアニメのOPはPC版のアレンジVerなんだそうです。
オリジナルを聞いたことはないのでどっちがどーとは言えないけど
この「虹色ギターVer」のバンドサウンドっぽい音づけは結構好きかな。
ずいぶん前に買ったグリグリのEDもそうだけど、昔熱心に聞いてた
ロックバンドと曲のテイスト(系統)が近いから親しみやすいっつーか。
もちろん映像とのシンクロ具合で実際よりよく聞こえてる部分もあるね。

[CD] NA NA IRO / プライマリーメモリー / スイーツ探検隊

「Canvas2」のEDマキシです(1曲目がアニメで2曲目がPS2版)。
好みという意味ではOP曲よりずっと好みっすね。
もしかしたら作品とは別に単品で買ってたかもしれないほど。
しかしこっちもAmazon品切れだし。さらに石丸も全店品切れだし。
秋葉原の他の店舗を回ってなんとか確保できたけど。
もっといっぱい仕入れておけ!って感じだよ。

ちなみに「スイーツ探検隊」とは
YURIA&小池雅也(元アンセブ)と知らない人(おいおい)のユニット。
元アンセブの人がサウンドデザインをしてるのでまさにあんな感じの曲。
こんな感じの曲だとボーカルはむしろこっちの方が似合ってるかもね。
桃井Voはあれはあれでみょーなインパクトが有って面白いけど。

この曲と一緒に流れるエンディング映像について。
ヒロインの人が裸なイラストが順々に出てくるだけなんだけど
(さすがに胸のあたりは手とかで隠れてます)
ぶれるようなエフェクトを使って動かない絵なのにみょーに印象的で。
最後の方でさーっと画面に流れる虹色もとてもインパクトが有るし。
L/Rの時もそうだったけど動かさないで印象的なEDを作ってくるなと。
(ED映像は派手に動かすとクレジットの邪魔なのです)
曲がよく聞こえる理由の何割かは映像の印象だったりするかもね。

銀盤カレイドスコープ 1~4話

10月からテレビ東京系(2局)で土曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(スーパーダッシュ)で読んだことありません。
主人公の桜野タズサはフィギュアスケートをやってる16歳の少女。
日本でもトップクラスの実力を持ちオリンピック選手の候補でもあった。
自身満々で勝気な性格で「100億ドルの美貌」を自称する彼女だったが
ここ最近の試合では失敗が続いていて結果が出せていなかった。
そんな有り様と持ち前の口の悪さでマスコミとは険悪なムードが漂ってた。
さらになんの因果かカナダ人の少年の幽霊が取り付いてしまったのだ。
奇妙な同居生活になったタズサはすっかり生活のリズムを狂わせられるし、
彼も同じ目で見てるのでプライバシーはガラス張りだし、な困った事態に。
果たしてタズサはこの状況を乗り越えオリンピックに出場できるのか?

オープニングを見た時にそんな気はしてたけど
やっはりこれ(スポ根っぽい)少女モノですな。深夜の3時にやってるけど。
主人公がアクティブで一人で(セリフもモノローグも)喋りまくりだし、
可愛いキャラ絵をわりとあっさり崩すし(美少女モノは簡単に崩さない)、
相手役やコーチや記者の人とかさりげなく周囲に美形を配置してるし、
そもそもストーリー展開がコテコテの少女モノに見えるし。
しかし録画前提(DVD宣伝)のこんな時間に少女モノやって意味あるんかな。

ところで幽霊が憑依というのはいきなり異性と同居の変則バージョンすね。
同居だと適度な距離感があってちょっとドキドキな感じだろうけど、
なにしろ同じ体で距離がゼロだからいろいろとだだ漏れで大変だったり。
お風呂とか着替えとか目隠ししてするのって凄く大変だと思うんだけど。
トイレだっていくら我慢すると言ったってせいぜい1週間が限界だろうし。
(そんなに我慢できたら逆に便秘の心配をしないといけないが)
トイレに駆け込む時に目隠しして携帯音楽プレーヤーの音で耳栓をしたのは
なるほど!と感心すると同時にその必死さに同情を禁じえなかったよ。
まぁ、何をしようとそこで何かが終わってしまった感じではあるけど(合掌)。

ちなみにタズサとピート(幽霊)は同じ体で感覚を共有してるので、
ピートを追い出そうとタズサは自分の体を痛めつけるのでした。
壁に頭をガンガンぶつけてみたり、熱い風呂でずっと我慢してみたり。
(この時はまだ自分が見てるものをピートも見てることに気づいてない)
これを傍から見るとタズサが変になったようにしか見えないわけで(笑)。
そんな邪険にしてたタズサもトイレで果てたあたりで観念したようで。
だんだんピートと交流するように。この後だんだん息も合って行くのかな?
そしてそれがスケートに生かされたりするんだろうか?

魔法少女リリカルなのはA's 1~8話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
物語は前作のラストから少しだけ時間が経ったとこから始まる。
事件は終わりみんな元いた場所へ帰って少し淋しい気分な日々。
でも先の戦いの中で絆を繋いだフェイトとはもうすぐ再会できる。
なんて考えつつ再び力を必要とする時のために一人特訓をするなのは。
そんな平穏な日々は突然の襲撃者によって破られる。
突然に有無を言わせず襲ってきたその者の前に絶体絶命のなのは。
危機一髪でフェイトが助けに入り辛うじてその場は切りぬけた。
しかしそれは「闇の書」に関わる戦いの始まりでしかなかった。

前のシリーズは確かフェイトが出てきたあたりまでしか見てなくて
魔法バトルモノみたい展開になったとこは知らなかったりする。
そこまでは日常の中でジュエルシードが発現して大騒ぎになるのを
魔法の力で収拾するという魔法少女モノっぽい展開だったから。
で、その日常の側の描写に激しく難が有ったのが前作なのでした。
まぁ、今作もそのへんはあまり変わりなく微妙なのですが(爆)。

でも今作は戦いを前面に出しててバトルシーンの比率が上がってます。
さらになのはやフェイトのバックアップで時空管理局が大きく絡むので
結果的に日常を描くシーンの比率が前作よりずいぶん小さくなってます。
元々このシリーズのバトルシーンは杖は喋るしとても見映えがするので、
微妙な日常部分が減った結果、前作よりもずいぶんマシな感じに(笑)。
それはつまり、まるで現実味のない作品になったって意味でもあるけど。
この(脚本も書いてる)原作者は現実描写があまり上手には見えないので
これぐらい思いきり割りきってしまうのも正しい選択かなと思ったよ。

日常といえば今回の相手役のはやて(少女)とその守護者たちの日常描写は
なのはやそのクラスメイトを描いてる部分より断然マシっすね。
この程度ならやればできるじゃん!とか失礼なことを思った(爆)。
「闇の書」のマスターだけど力を欲するとは思えないはやてなのに
なぜ守護者たちは「闇の書」のページを収拾しようとしてるのか?
そのへんの理由は6話(「それは小さな願いなの」-後編-)に出てきます。
シグナム達にも正義というか行為に託した切実な願いがあったわけで。
このへんは結構感動的なので6話までは見るのをオススメします。

あと監督が変わったことによる影響について。
ほとんど無いと言うかテイストは前作と全く同じです。
確かに新房さんらしい構図とか配色は無くなったけど
元々このシりーズは月詠とかに比べて新房カラーが薄かったので。
それに監督も含めて前作をやってた人たちがやってるわけで。
前作を好きだった人ならたぶん違和感は無いと思います。
(D.C.S.S.のコアスタッフも1期をやってた人なんだけどね……)

格闘美神 武龍 1~5話

10月からテレビ東京系(6局)で土曜日の深夜に放送してる新番組。
BSジャパンやAT-X(12月~)でもやるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は青年誌(ヤングサンデー)ののマンガで読んだことありません。
一見すると普通の女子高生の毛蘭(マオラン)。
実は毛家(マオケ)居合拳の創始者を祖父に持ち自身もその使い手であった。
と言っても本人はその力でどーこうしようという気は無かった。
(毛家居合拳は闘わずに勝つのを目的とした拳だからというのもある)
しかし祖父の古い友人の頼みで総合格闘技プライムマットに参加することに。

「一見すると普通の女子高生」という形容とは裏腹に
わりとごっつい見た目(絵柄)でエアマスターを思い出した。
まぁ、アレよりはマシだけど実に青年誌らしいと言うかなんと言うか。
でもストーリーはイメージしたよりも現実に近かったっすね。
もっと無茶なバトルモノかと思ったら地に足のついた格闘技モノだし。
プライムマットの訓練でプロレスに入門したあたりの話なんか
プロレスに対して実に愛にあふれた視点がとても好感触だったよ。
力の激突では有るけどそれだけじゃない魅せることが重要って話とか。
プロレスにそんなに思い入れなかったのに結構見入ってしまったり。
タイトル見てよくあるバトルものかと期待してなかったけど
予想してたより面白かったというのが正直なところかな。
たまにアンタ誰?な絵になることも有るけど、気にするな!(爆)

そいえば、
格闘技の大会を見るためにパラボラアンテナを設置してるとこなんか
実にそれっぽいなと思ったり。今では地上波でまずやらないし。

ラムネ 1~5話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
キッズステーションでも12月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は美少女恋愛ノベルゲーム(18禁)でやったことありません。
海が近くて緑が多くて星がきれいに見えるのどかな田舎町が舞台。
主人公の友坂健次とお隣さんで幼馴染の近衛七海を中心にして
その周囲の人たちとのいつもと変わらない一夏の日々みたいな感じ。
いつもと変わらないけど忘れられない夏、みたいなコピーもついてます。

1話の最初から最後までえらく淡々と日常を描写してるのに驚いた。
そして1話だけかと思った日常の描写はそれからずっと続いたのでした。
ここまで普通の些細な日常を淡々と描写し続ける作品を初めて見たよ。
そしてキャラ描写は純粋さが前面に出ててかなり気恥ずかしい感じです。
ヒロインの七海なんか天然ボケボケなのでスローテンポを増幅してるし。
淡々としてて波風の立たない気恥ずかしい内容なので見ててカユイ(笑)。
君望の最初の2話(事故の前まで)を延々とやってるようなものかも。
あれほどベタ甘な内容ではないけど。

最初は何も起きない展開を延々と続けるのはどーかと思ってたけど、
ここまでそれを徹底してればこれはこれで一つの手法だと思えるように。
これでもっと映像のレベルが高くてもっとキャラ描写がシャープなら
ごくありふれた日常を情緒豊かに切り取った傑作みたいに言われたかも。

ガンパレード・オーケストラ 1~4話

10月からテレビ朝日系(3局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
キッズステーションでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
前にやってた「ガンパレード・マーチ」と同じ世界の少し後の話らしい。
前作は学生徴兵制だったけど今度は志願兵らしい(公式サイトによると)。
舞台は青森に近い街で、ここは幻獣がめったに出現しない場所だった。
そこに中央から一人の少女が中隊長として赴任してきたことから話は始まる。

日常の隣に有る戦争。学校生活に突然訪れる死の緊張感。
ガンパレードマーチの特徴を端的に表現すればそんな感じだった。
で、そのイメージで見始めたこの続編だけど、これなんか違う。
本来の戦場から遠く離れてるから緊張感がなかったのはわかる。
だけど実際に戦争が始まっても同じ調子なのはどうなんだろう。
初めての戦闘は気持ちはバラバラだし全く統制が取れてないし。
それもまだ初めての時は仕方ないにしても毎回そうだから……
つーかこんなことやってたら毎回誰か仲間が死んでて当然だよ。
実は見てて誰かが死んで気を引き締める展開なのかなと思ったり。
でもそんな事もなく信じられないぐらい緊張感のない内容が続いてく。
各々にわざとらしいキャラつけをしてるわりにキャラ立ってないし。
あれれ~?ガンパレってこんなつまらなかったっけ?って思ったよ。
あと目立ってるのが女キャラばかりなのも???って感じ。
(白の章はそーいう小隊の話らしいけど)

比較のために前作を見返してみた(4話まで)。
うーーーーむ、前作の方がずっと面白いじゃん!
つーかこれ見た後に前作を見ると(記憶より)素晴らしく見えるよ(爆)。
そもそも前作にあったPBEによる零距離攻撃はどこ行ったんだ?
これが命がけの緊張感と撤退への時間的リミットを作ってたのに。
無くなっちゃったもんで緊張感もなくだらだらと戦闘してる。
幻獣に対する作戦行動も一部隊が単独でなんか行ってなかったし。
部隊には子供だけではなく生徒たちをまとめる大人の人もいた。
キャラ描写も似たようなことを描いてるのに断然存在感があるし。
両方に共通する女好きのキャラの描写を見比べると違いがよく分かる。
(このキャラは今作ではまだキャラ立ってるほうだけど)

にしてもこのデキの差はちょっと看過しがたい。
こんなのを2クールやるぐらいなら前作を2クールやって欲しかったよ。
(今作は2クールを3部構成にするようです)
つーか前作のスタッフにやってもらうわけにはいかなかったのか?
なんか前作と似た陣容のスタッフが1月から他の作品やるみたいだけど。
※「よみがえる空」とかいう作品