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2005年08月25日
リリース予定表に
灰羽のレンタルDVD が!!(10/21リリース)
個人的にはレンタルDVDより廉価版DVD-BOXプリーズって感じですが
オンラインに入荷すれば近場のレンタル屋にない人には嬉しいでしょう。
それと関係あるような話だけどレンタル在庫リストを手直ししました。
と言っても店頭で在庫を調べてくる時間が無いのでオンラインのみ更新(汗)。
レンタルDVDが新たにリリースされてる分も表記を修正しておきました。
いきなりあのページに検索でくる人が結構いるので古い情報はマズイかなと。
店頭在庫の状況はかなり古い ですが……
あとまたレンタルのない作品を発見してしまったよ。
キッズで放送した「まかせてイルカ!」って新作でレンタル無かったのか。
旧作だと思ってて見落としたけどレンタルでいいかと思ってたら……
9月にもリピートするらしい ので見たい人は頑張って録画しませう。
※「レンタルのない作品」「レンタル在庫リスト」はサイドバーにあります
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2005年08月25日
これでラストです。
ラストに向けていろんなことが繋がってきます。
なんと1話冒頭の謎生物もイカファイヤーも繋がってました(笑)。
脈絡のない内容だと思ってたのに
ちゃんと意味が有った とは……
でもこれスタッフが見せた超一流のレトリックかもしれない。
常識的に考えたら到底叶わない相手にわかってても向かってくみたいな。
その叶わない「良識」をイカファイヤーという化け物として描いてるのかも。
考えてみたら父親もそーいうものと戦って自分の道を行ってたわけで。
単純に力関係で勝ち負けみたいな結果にならないのもそれっぽいし。
そんな感じで表面的には脈絡もなく無茶苦茶やってるような場面でも
実はちゃんと繋がってたり全体の流れとして意味は有ったりしてな。
8話のラストで沙羅は恋太郎の元から行ってしまう。
そして恋太郎と双樹の二人だけになって9話は始まります。
二人はまるで沙羅が最初からいなかったように振舞ってみたり
無理にはしゃいでいたりもするけど画面には喪失感が充満してた。
恋太郎は「もしもあそこで二人を抱いていたら?」なんて自問してる。
過ぎ去った過去に
「もしも」なんて仮定は意味がない のもわかってたけど。
そして双樹も自分の元にいない方が幸せなのではなんて考えたりもして。
このへんまで見ててふと思ったよ。
この作品って体裁的には私小説で
内容的には純文学に近い ような。
イカファイヤーみたいな現実にはありえない設定こそあるけど、
描いてる内容の本質は恋太郎の生き方という実に現実的な内容だし。
最終回の夢オチかと思わせる語りをつい信じそうになったぐらいで。
見たことない人はこの作品を美少女ラブコメみたいに思ってるだろうけど、
どっちかと言うと青くさい青春ドラマの映画を見てるような感じっすね。
無駄に勢いがあるし、突っ走ってるし、空回ってるし、迷ってるし。
そーいうのって普通なら泥臭くてカッコ悪い作品になってしまうのに
脚本と演出の圧倒的なセンス でみょーに洗練した映像化がなされてる。
岩井俊二さんの映画みたいなカッコ悪いけどカッコイイ物語というか。
※スワロウテイルの監督さん
よーするにこの作品は恋太郎が自分の生き方を選ぶ物語。
大人の良識的な選択なら「3人がいい」なんてナンセンスだし、
双樹の未来を考えたら自分が身を引くのは正しい選択でしょう。
でも、その正しい選択には恋太郎や沙羅や双樹の気持ちは入ってない。
結局のところ3人の問題は3人が選ぶべきで、
それが3人の正しい選択 で、
向かう先に大きな良識の壁があったらぶつかって突き破るしかない。
そんな展開だからイカファイヤーが「良識の壁」に見えるのでした。
そしてラストは有る程度予想ができる結末になります。
(詳しくは書かないけどクライマックスはめっちゃ派手)
「3人でいることが幸せ」という
簡単なようで難しいテーマ を
一つの物語として完結させたキレイな終わらせ方だったすね。
※DVDはセル・レンタルとも8/24からリリース開始
2005年08月25日
ついでにサントラも。実は昨日届いたばかりだったり。
それなのにすでに10回以上ヘビープレイしてますよ。
作中で印象的に音楽を使ってたから試聴せずに突撃したけど
期待に違わぬというより
期待以上に素晴らしいサントラ でした。
にしてもキングのサントラなんて買ったの久しぶりです。
簡単なコメント付きで全曲紹介。凄い曲数です……
「New World TV SIZE Ver.」OP放送サイズ(放送用コンプはされてない)。
「Danger Spectacle」怪獣出現って感じの曲
「
Full of Happiness 」不思議っぽい日常系
「Narrow Squeak」ゴージャスなクラシックっぽい曲
「Circumstantial Exposition」スローテンポなブレイクビーツ
「Girl Pop」ハードロックっぽいグルーブ
「Premium Croquette」口笛とウクレレっぽい日常系
「In The Sparkling Time」音が飛びまわる日常系
「MIGHTY RIDER」ベースが跳ねてるジャズグルーブ
「RUSH」流していく感じのジャズグルーブ
「
Sweet Days Togeter 」ピアノベースの穏やかな曲。作品のメインテーマ。
「Jingle-CUBA」ジングルその1
「Dayz of My Life」スラップスティックな日常系。チャップリン風。
「Indications」不思議っぽいディストーション
「Charred Pancake」ハイスピードなテクノグルーブ
「Stakeout Casual」まったりしたポップ日常系
「A Walk in NIKOxTAMA」ハワイアンな感じの日常系
「Search Party」コミカルな抜き足差し足な日常系
「Profound Knowledge to COFFEE」ソフトグルーブな日常系
「
Bathe in The Sun 」ギターベースの穏やかな曲。最もよく使う曲の一つ。
「Dayz of Reminiscence」レゾナンスな物悲しい曲
「Change of The Season」透明感のある物悲しい曲
「Erasable Memories」ピアノベースの物悲しい曲
「Jingle-EG」ジングルその2(エレキギター)
「Land Speculator JOE」ファニーウォークな日常系
「Silence Strain」ファニーなうろうろ日常系(?)
「GothLoli Disguise」ゴスロリ仮面のテーマ!?
「Splendid Fight」華麗にアクションって感じの曲
「NIKOxPAKU」ニコパク(ニコタマ博覧会)のテーマ
「Silver & Pink」テクノポップな日常系。
「Inference」いわゆる探偵ビートっぽい曲
「Embrace in Red Sunset」「Splendid Fight」のメローアレンジ
「
Farawell to Night 」レゾナンスな物悲しい曲。
「Jungle-BB」ジングルその3
「View of Tenderness」「Bathe in The Sun」弦とピアノのバリエーション
「Daisy Fitzgerld」双樹が作中でギターで弾いてた曲
「Playing with the Records」スローテンポなスイングジャズ
「ALTANATIVE ANTHEM」ピアノベースの物悲しい曲。メインテーマバリエーション。
「The Twilight of Life」レゾナンス
「Scatter Shot」スラップスティックなテクノポップビート
「NIKOxSPA」ファンファーレっぽい曲
「Precious Time」「ぼくらの時間」ギターソロバリエーション
「Unexpected Fate」ピアノベースの物悲しい曲。
「Jingle-ROCA」ジングルその4
「Investigation Etude」遅めのロックパーカッション。
「NO LIMITED」ノイジーでメロディアスなロックグルーブ。
「
Moon Sets,Sun Rises 」弦と管による穏やかな曲。メインテーマバリエーション。
「ぼくらの時間 TV SIZE (No-Edit Ver.)」ED放送サイズ(最初のバージョン)。
サントラの印象をヒトコトで集約するならハイセンスかな。
ストーリーの展開にあわせたいかにもネタっぽいワザトらしい曲。
畳み掛けるテンポを演出するジャズからテクノまでの多彩なグルーブ。
時にはまったりと時にはコミカルな日常を醸し出すポップな日常の曲。
そして不意に訪れる物悲しい瞬間を彩る
ピアノや弦楽器のメロディ 。
これらの音楽が空中分解せずに一つのサウンドとしてまとまってる。
多彩だけど確固たる一つの方向性を持ってる作品のカラーと同じで。
短めの曲が多いのも作品のスピード感を側面から演出してた。
あまり参考にはならないけどイメージとして。
グルーブ系の曲はカウボーイビバップっぽくもあり。
ポップ日常系の曲はニア・アンダーセブンっぽくもあり。
穏やか&物悲しい系の曲は恋風っぽくもあり。
あくまでもそんな感じが多少あるって程度ですが。
なんとなく
美味しいとこ取りって感じ もするね。
にしてもサントラ1枚で実に46曲のBGMとは……
こんなに曲が多いサントラ初めてだよ。しかも
全部タイトル付き 。
ヒトコトとはいえ46曲分コメントをつけたのでとても疲れました。
内容は多彩だし46曲もあるしこれで十分堪能した、と思ったんですが
なんか9月にもう1枚(ネットラジオとカップリング?)出るそうです。
たった1クールの作品なのにまだ有るんかい。
2005年08月25日
新房さんといえば視聴者の度肝を抜く表現を好んで使う人で
前作の月詠でも作品世界を壊さない範囲で最大限に遊んでた。
そして今作は世界背景の曖昧な4コマでさらにナンセンス系。
無制限の表現ライセンスを与えた ようなものかもしれない(笑)。
実際、1話から試せることは何でもやる!みたいな路線だったし。
そんな感じで表現の実験を存分に楽しんでるこの作品。
5話では臨時ニュースに使われるL字フレーム(逆だけど)が登場。
もはや決まり事ならば何でもパロネタにするつもりのようで。
ちなみにL字には天気予報(降水確率)とヘッドラインニュースが。
ニュースはダーマの神殿で遊び人への転職が~みたいな話だった(はず)。
で画面の中ではいきなり(最終兵器)一条さんが雨乞いを始めて
空はにわかにかき曇り
降水確率が凄い勢いで上昇する のでした(笑)。
変わった表現の例をもう一つ。
ぱにぽには学園モノと言うことで役付でないキャラもいます。
普通なら目立たない程度にそれっぽいキャラを並べるんですが……
この作品ではエキストラは
男と女の2種類だけで全部同じ顔 です(爆)。
もちろんそれだけだと結構壮観な絵面になるので色が薄くなってる。
居るけど居ないのと同じまさに背景のようなエキストラの扱いです。
(原作は4コマなのでエキストラは作品上に存在しない)
どーせ背景なんだからと6話では顔が植木鉢になってたりするし。
そしてそれがなんの違和感もないし。脳が汚染されている!(笑)
月詠の時もやっていた舞台セット風のレイアウトも多用してる。
タライが落ちたり手前の開いたセット風は月詠でもやってたっすね。
でも月詠の時はまだ舞台の
中と外の境界がハッキリしていた 。
表現では遊んでたけど物語としては一つの筋が通ってたから。
(最後の最後に舞台が回転してたけどな)
しかしこの作品では舞台の中と外の境界すら曖昧になってたりして。
いきなり毒を盛ろうとした(最終兵器)一条さんを撤収するため
スタッフがわらわら出てきたり、画面の前をADさんが横切ったり、
存在を忘れ去られたメソウサが
すごすごと舞台から降りて みたり、
(地味)くるみのいかさまサイコロの実演が照明付だったり。
確かに何をやっても許容できそうな作品だけど、よーやるよ。
2005年08月25日
7月からTBS(のみ)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
(BS-iはワイドサイズで地上波は左右カットの4:3サイズ)
原作は角川系(電撃大王)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
内容は
4人の小学生(高学年)の女の子たち と一人の姉で行きがかり上
4人の保護者みたいになってる人によるまったりした日常って感じ。
これ原作はどーにも感性が合わなくてババーンと処分した記憶が(爆)。
「あずまんが」も「ぱにぽに」も月詠もババーンと処分してたけどな。
でもアニメはなんか意外にも見れてしまいます。なぜか楽しいです。
マンガは作者の感性だけが強烈に出るけどアニメは多人数で作るので
そのへんが
上手い具合に薄まって 受け入れやすくなってるのかもね。
マンガよりも強烈になってるココロ図書館みたいなのもありますが……
(砂糖菓子にメープルシロップをかけたようなと形容した人も)
原作は執拗にカワイイやファンシーを強調した感じで。
オープニングもそんな感じの映像を散りばめてありました。
本編も延々とこのノリだったら10分で挫折してたかも……
というわけで本編のテイストはちょっと違うのでした。
一言でいうと
独特の間合いをとった まったりした日常描写に
ときおり明後日の方向にズレまくったボケをかますって感じかな。
監督・構成がニア・アンダーセブンの人でまさにあんな感じです。
ズレまくったボケにビシバシつっこみを入れるとこも似てるかも。
ズレまくったボケと言うと美羽(みう)です。
美羽がこの作品をただのカワイイ作品って印象じゃなくしてる。
と言うか美羽がさんざん引っ掻き回してくれるおかげで
「カワイイ女の子」から
「手におえないクソガキ」 な印象に(笑)。
なんか見てて幼稚園か小学校の先生にでもなった気分を味わったよ。
(小学校高学年というにはちょっと見た目が幼いような)
にしてもマホマホ言ってるアホ毛といい難しい役をこなしてますな。
ちなみに4人組の他の3人も最近良く聞く声です。
そん中でも茉莉ちゃんの人は一番よく知ってるハズなんだけど……
まさか
こんな役をやるとは思わず 名前見るまで気付かなかった(汗)。
ちなみに先生の役もさりげなくやってるけどそっちはすぐ分かったよ。
※クラウの川澄綾子さん
お母さんの役をやる時代になったかと思ったら今度は小学生ですか。
2005年08月25日
今年日本で公開された韓国産の劇場用アニメ。DVDレンタル。
今よりかなり未来。争いによって汚染され空は厚い雲に閉ざされていた。
そんな中で
汚染物質を浄化しエネルギーにする システムが発明されて
そのシステムを中核にしたエコバンは人類の最後の砦となったのである。
話を聞き世界中の人かエコバンに集まってきたがエコバンは扉を閉ざした。
しかたなくエコバンの周囲に街を作り、エコバンの奴隷のように使われて
分け与えられた?エネルギーで人々は細々と生きていた。
そんなある日、エコバンの中枢に一人の男が進入したのである。
警備を担当していたジェイが見たのは死んだはずの幼馴染のスハだった。
この作品の一見CGに見える背景は
全てミニチュアモデル撮影 らしい。
そしてアクションしてるメカ等はたぶん全部CGだと思われます。
なので手描きの部分は通常のアニメに比べてかなり少ないです。
立体的な背景に平面的な絵が乗ってるのが最初は違和感あったよ。
まぁでも立体空間を縦横に走りまわるカメラワークを多用してるし
手描きでそれをやるのは恐ろしく大変なので間違ってはいないかなと。
見てるうちにだんだん慣れたし。でもキャラはCGの方が良かったかも。
(キャラの表情や仕草がディズニー風でグドいから)
背景に関しては造形的にとてもダイナミックで見ごたえあります。
細部まで作りこんだ
背景の中を飛びまわる絵面 はとても迫力があります。
なんか見ててハリウッドの売れ線SFXアクション映画のようだと思った。
ストーリーがわりと単純なとこまでハリウッド映画風味だったりして。
とって付けたようなラブシーンは売れ線のアクション映画でありがちだし、
クライマックスに向かって仲間がどんどん倒れていく展開もあざといし。
なんかここで「感動」とか「涙」みたいな計算ばかりが鼻についてしまう。
よーするに映像的な見ごたえのわりに情緒的な印象は今ひとつってことで。
でもラストに雲が晴れて空が見える部分は素晴らしいです。
情景のダイナミックな変化によって
カタルシスを引き起こす感じ で。
他はともかくそこだけは見る価値はあると思ったよ。
なんでそこで雲が晴れるのか?という根本的な疑問はあるけどね(爆)。
まぁ、ストーリにはあまり期待するなと言うコトで。
2005年08月25日
7月からテレビ東京系+α(7局)で水曜日の深夜に放送してる新番組。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
秋月大和は漠然とした変化の期待をこめ東京の高校に進学したのだった。
当然家からは通えないので銭湯を営む叔母の家にお世話になることに。
久しぶりに見た銭湯は改築されレディースマンションが併設されていた。
そして上京の道すがらに目を奪われた美少女と隣の部屋に住むことに。
彼女の名は朝比奈涼風(すずか)。高飛びでスカウトされた期待の星だった。
偶然に喜ぶ大和だったが巡り合わせが悪く涼風に最悪の印象を与えてしまう。
さらに大和のいいかげんな性格が真面目な涼風には我慢ならなかったようだ。
こんな感じで
最悪の出会いをした二人 の関係の行方は?みたいな感じ。
なんと言うか、若いな~~って感じが(笑)。
経験値もないくせにプライドだけはあってカッコつけたがるし、
でも積み上げた土台がないので行為が逆効果になってしまうし。
互いに意地っ張りだし、素直になれなくて回り道をしてるし。
見てて未熟さが鼻につくというか、激しくじれったいというか。
フタコイオルタナティブは自分の未熟さを自覚してバカをやるけど
この作品は
自分の未熟さを自覚してない ので余計に目立つのでした。
この作品はいわゆる美少女モノというよりは青春ラブストーリーで
しかも若さが前面に出てて大人より
同世代のほうに向いてる 感じ。
だから深夜よりも夕方に放送した方が良かったんじゃないかと。
製作・制作がマガジン・マーベラス・スタジオコメットの組み合せだし、
修羅の刻やスクランの枠のそのまま後番に入れればよかったような。
そーいや主人公の友達に
美形で恋愛経験値が高いキャラ がいるね。
で結構いい性格してるくせに主人公の恋愛は尊重するのだった。
最近良く見るパターンだけど、I''sあたりが始めたんだっけ?
2005年08月25日
7月から一部の民放(17局)で深夜に放送してる新番組。
アニマックスでも8月からやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は30年ぐらい前の少年マンガでずいぶん昔に読んだことあります。
主人公の谷口は中学時代に野球部のキャプテンとして全国優勝に導いた。
しかしその決勝戦の死闘の末
ボールが投げられなくなって しまったのだ。
(谷口の中学時代の話は「キャプテン」という作品で描かれてます)
野球のできない谷口は高校では毎日グラウンドを外から眺めるだけ。
その姿を見たサッカー部キャプテンの相木は谷口をサッカー部に誘う。
そして谷口はサッカー部員として新たな出発をしたのだ。が……
とりあえず第一印象。
今さらプレイボールですか?
今さらアニメ化して深夜に放送してニーズ有るんでしょうか?
昔この作品を熱心に読んだ世代って
深夜アニメなんか見てない よーな。
せいぜい親子で子供向けアニメ作品を見てるぐらいじゃないだろうか。
内容を考えたらむしろ夕方に放送して時代感覚を気にしない小学生あたり
をターゲットにした方がよいような。親から子に送るなら深夜はダメだよ。
夕方の枠でスポンサーがつくかは知らんが(爆)。
※録画した東京MXテレビではスポンサーついてなかった
内容は見るからに古いっすね。30年前の作品だし。
家庭の光景とか親子像とかキャラ絵とか全てが30年前のだし。
光学エフェクトを使うとことか最近の手法を使ってはいるけど
根本は昔のまんまなので新作とは思えない懐かしさが充満してる。
あと最近では絶滅に瀕してる
こつこつ努力する過程を描いた作品 です。
この原作者の作風は
どこにでもいるような主人公が技術を一つ一つ地道に積み上げて
最終的には大きな果実を得るという成長物語なのです。
いわゆるスポコンというと根性がクローズアップされがちだけけど、
この作者は精神論ではなくむしろ技術的な部分を重視してたのです。
記憶が確かならこれとキャプテンを読んで(野球のルールではなく)
いわゆる
ゲームの組み立てみたいのを覚えた んじゃなかったかな。
ただ野球中継を見ててもそーいうのってわからないから。
2005年08月25日
7月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はマニア誌(GUM)のマンガで読んだことありません。
僧侶になる修行中の逸剛(いっこう)は父の薦めで賽円寺にやってきた。
その寺では6人の尼僧たちと一つ屋根の下で一見羨ましい環境のようで、
実は術も満足に使えない下っ端のパシリとしてこき使われる日々だった。
そんな逸剛だが女の裸に
欲情すると圧倒的な法力を発動する のだった。
僧侶ということで当然ながらお寺が舞台(学校にも行ってるけど)で
霊にまつわるエピソードって以外はよくあるハーレムモードです。
ノリはわりと軽めのコメディだけどエピソードはちょっといい話系かも。
ラブは今のところ無いので人間関係はあっさりでキャラもあっさり。
つーわけでハッキリ言うとこの
作品ならではのウリが弱い ような。
ノリはイイのでするっと入ってくるけどそのまま後ろに抜けちゃう感じ。
この手の作品は腐るほど有るので何か突きぬけたものが欲しかったすね。
メインヒロインの千歳のキャラだけはちょっと面白かったけど。
ド田舎出身で遊びを知らず他にすることが無くてレンタルビデオを
片っ端から借りて見てホラーマニアになった(自覚なし)とか。
日頃から霊を見てるから ホラーは怖くないって話はなるほどと思ったよ。
でも他の人たちはそれとこれは違うって言ってたけど(笑)。
※(DVD)レンタルはもう始まってます。
2005年08月25日
1998年にリリースされた30分×12話のOVA。DVDレンタル(4話ずつ収録)。
原作(実質は原案)は青年誌のマンガらしい。たぶん読んだことありません。
前作として「万能文化猫娘」というOVA版とTV版が存在するらしい。
設定はOVA版、TV版、DASHとそれぞれ全く異なってるらしい。
らしいばっかりですが、なにしろ
他の全く見たことない ので。
ある日のこと。龍之介が家に帰るとキレイな女性が家にいたのであった。
彼女の名は樋口温子。両親を失ってこの家に居候することになったのだ。
と言うのは実は表向きで、彼女は
人型のアンドロボットだった のである。
もちろん龍之介はそれを知らず恋心を抱いて彼女の態度に一喜一憂してた。
でも彼女は人間じゃないのでズレてるというか、龍之介の一人相撲というか。
そんな平和な日常の裏で彼女には組織の追っ手が次々と襲い来るのだった。
と、ここまで説明を書くためにネットを徘徊し情報を仕入れて
初めて「万能文化猫娘」ってタイトルの意味がわかりました(爆)。
つーかこれだけ見ると何が「猫娘」なのかさっぱりだったり。
彼女の「ヌクヌクと呼んでください」も
さっぱりワケわかんない から。
元々は猫を甦らせるためにアンドロイドにしたから万能文化猫娘で、
猫だから呼び名がヌクヌクなんだけど、その設定が抜け落ちてるし。
無印OVAやTV版とは設定が違うけど、それを見てる前提があるようで。
そんな感じでタイトルの意味がわからないまま
ラブコメのようでアクションのようでギャグのような作品を見た感想。
ラブコメとしてはヌクヌクのキャラが中途半端(変!)って感じっすね。
龍之介の恋心に全く気付かないので感情を理解できないのかと思えば
「嫌いにならないで」とか感情があるようなセリフを言ってたりして。
天然で恐ろしくニブイ人間 みたいな実体感の薄いキャラ描写になってる。
そしてこの作品シリアス風味だけど本質はギャグのような。
いきなり街中でミサイルを発射する演習とか説得力なさ過ぎだし。
赴任後いきなり飛行機を乗り回すし毎回のように自爆装置だし。
追っ手の一人は
バズーカをぶっ放す赤ずきんちゃん(?) だし。
なもんで時々挿入されるシリアス展開がとても白々しく思えてくる。
どーせなら1から10までハチャメチャ路線で良かったんじゃないかと。
ところで龍之介の声で2枚目を気取る(妄想シーン)と宝塚のようだ(笑)。
※シティハンターの香と同じ声
2005年08月18日
しばらく前から話題に出てた「猫おどり」の日が近づいてきました。
祭の準備が始まってどこから湧いたのかと思うほど人の姿を見るように。
その日に向け曖昧な関係をハッキリさせようと行動を始める人もいて。
奇しくも歩とわっくんの(3度目の)約束の日も祭と同じ日だったりして。
わりと抑揚が緩やかで淡々と日常が綴られていく物語でありながら、
ある時間の一点に向けてイベントが収束する手法を踏襲してるのでした。
そして前半のクライマックスとも言えるシーンがやってきます。
派手な動きがない作品だからこそこの出来事がより印象的だったよ。
考えてみたら祭のシーンの活気もまさに「ハレ」の日って感じだったし。
とっても
静と動のコントラストを強調してる 作品と言うか。
前回の人間関係の話で拓馬は美紀に未練があるようなと書いたけど
祭に誘うというハッキリした意思表示に出てくるのでした。
美紀は再び海野はどーするの?みたいなことを言ってるけど。
そんな対応にも怯まず誰を選ぶかハッキリさせろと詰め寄ってたり。
ここで美紀はハッキリさせたくないみたいな態度をとるのでした。
アレ?美紀は拓馬を何とも思ってないのに何を迷ってる?とか思った。
ハッキリさせたく無いのが歩との関係なのはこの後すぐにわかるけど。
露骨な態度こそ取らなかったけど、
やけに歩に親しげだと思った ら。
でも歩の方はせいぜい親しく会話できる人ぐらいの認識だろうな……
美紀はそれに気づいてるからこそハッキリさせたくなかったわけで。
そーいや拓馬は前に歩に「君は帰る人なんだから」と釘を刺してた。
当然だけど拓馬は美紀に気があるから邪魔な歩を牽制をしてるわけで。
でも歩は拓馬が言ってることの真意がさっぱり理解できてないけど。
にしても拓馬はこの牽制や海野への曖昧な態度でヒドイ人って印象に(爆)。
でも美紀を祭に誘った時の最後のセリフなんか美紀の背を押してるし。
歩にも「君は当事者なんだよ」と気付け!と言わんばかりのセリフを。
拓馬も最後(じゃないけど)には何かいい人っぽいぞ(笑)。
曖昧なままにしてた海野にも引導を渡してるし。
ああ、
ちっともいい人じゃない ね……
美紀がダメなら海野ってしなかっただけ誠意はあるのかも。
海野にしたらそんな誠意はいらん!って感じだろうけど。
12話の最後で歩が横浜に帰っちゃうけど、
そこに居あわせた美紀と海野で再びバスの中のリプレイを。
と言っても今度は美紀も「私もキライ」とか言い返してたり。
字面だけだとバスの中より険悪なようで実は違うのでした。
互いに「キライ」という言葉でキャッチボールをしてる。
そして「キライ」という
言葉のトーンがとても穏やかに なってる。
互いに報われないという意味で共感できる立場になっちゃったから。
そんなわけで12話に一つの区切りが。
13話以降は後半で2クールの予定なのかな?
12話の最後に思わせぶりに新キャラが出て来るし。
(オープニングの最後に出てくる女の人です)
そのキャラが歩いてるのは都会で舞台は都会に移る!?
3匹によるいつものおちゃらけ次回予告でその場面をリプレイして
「誰?」とか視聴者の代弁ツッコミ しててちょっと笑ったよ。
2005年08月18日
7月からテレビ朝日系(2局)で水曜日の深夜に放送してる新番組。
キッズでも8月からやってるので地上波で見れない人はそちらで。
大災害によって陸地の大部分が水没して殆どの人間が死滅してしまった世界。
それでも生き残った人たちは残された陸地で生活を取り戻しつつあった。
ここヤビツは
島の頂上に座礁した原子力空母 を中心に発展した町で、
空母の中では人類の代表たちが集まり新国連を発足しようとしていた。
その会場に一人の青年が現れ宣戦布告を宣言し、潜水艦が攻撃を開始した。
平和だったヤビツの町は一瞬にして戦禍に包まれ人々は逃げ惑うのだった。
設定を聞いて(未来少年)コナンのようだとか思って見てたけど
キャラがオーバーリアクションなとこ が実にコナンそっくりだった。
1話の騙される船員のキャラデザインまでコナンのキャラそっくりだし。
そもそも島の頂上に船が座礁してる絵面はまんま残され島に見えるし。
(いわゆるノアの箱舟を意図した絵でもあるけど)
人類存亡の危機で力を合わせないといけない状況に至っても
なお権力闘争に明け暮れる愚かさみたいのまでコナンそっくりだね。
そして主人公とヒロインが潜水艦に乗る展開はナディア?とか思ったり。
よーするに全編に宮崎テイストあふれまくりな作品だったりする。
作風がちょっと懐かしめなのも中身を考えるとピッタリだと思ったよ。
そーいやこの作品はヒロインのイスラがいきなり妊婦です(笑)。16歳で。
そして1話で出産をします。主人公のキールもそれに立ち会うのです。
と言うか戦禍の中でキールともう一人によって取り上げたわけです。
医学経験のないキールはうろたえるだけで激しく役立たずだったけど。
にしても第1話から
いきなりヒロインが出産する とは……びっくり。
つーかヒロインが出産する作品って「めぞん一刻」以外にあったっけ?
出産したということは当然ヒロインは子持ちです。
そして主人公のキールはイスラに気があるわけです。
つまり
子持ちのヒロインにアプローチする 主人公がここに!(笑)
エウレカセブンでは出来なかったことをこれはやるようだ。
エウレカセブンと言えばこの作品も
1話の背景美術が凄く気合入ってた よ。
それを見てエウレカセブンを思い出したというか。
2話以降はそれほどではないけどサヴァイヴや双恋に比べれば断然マシすね。
※制作はテレコム・アニメーション
CGを使ったアクションシーンはGONZOモノに比べると今一つだけど。
2005年08月18日
7月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル?で読んだことありません。
舞台はのどかな田舎町。人と特定種族と呼ばれる妖怪たちが共存してる町。
その町の中学校に妖怪「ぺとぺとさん」である(通称)ぺと子は転校してきた。
ぺとぺとさんとは何かの拍子で他の生物とぺとっとくっつく性質があり、
ぺとった(ぺとっとくっついた)場合は
一緒に寝るまで離れない のでした。
(寝るというのはそのまんま就寝のこと)
公式ページでは愛しいとぺとると書いてあるけどぺと子は偶然とか言ってるね。
どっちにしろ絶滅に瀕した種族が子孫を残すためにそーなったらしい。
ぺと子はその性質を自嘲的に「うちエロエロ妖怪やねん」と言ってたり。
そんなぺと子とまわりの人間や妖怪たちの日常のアレコレって感じ。
事前のビジュアルでは全く得体が知れない内容だったけど
実際に見てみたらずいぶん
コミカルでほのぼのとした内容 でした。
キャラもいかにも作った極端な性格づけではなくわりと普通だし。
深夜だとその筋向けの濃ゆいのか大人向けの渋いのをイメージするけど
なんか子供が見ても普通に楽しめそうな親しみやすい内容だったよ。
つーか昔はこーゆーのフツーに夕方にやってたと思うのですが。
全然作品のテイストは違うけどゲゲゲの鬼太郎を思い出したり。
むしろ今夕方にやってる作品のほうが下手するとマニアックのような。
つまり日常をまったり描いても視聴率が取れないから深夜なわけです。
夕方は一般的で深夜はマニアックって先入観は捨てた方がいいかもよ。
この作品のオープニング曲(エンディング曲も)。
「さねよしいさ子」とか言われてもアニメファンはほとんど知らんかな。
でも、この手のアコースティックな曲ではわりと知られた人ですよ。
この人を主題歌に選んだ時点で私的には
大幅にポイント加算って感じ 。
そして作品のまったりほのぼのしたテイストにばっちり合ってる!
アニソン専科のランティス(メロウヘッド)なんだから当然ではあるけど。
ところでこの作品のスタッフ。
監督とシリーズ構成とキャラデザの
組み合わせが高橋留美子劇場だった り。
※制作会社はXEBEC M2で高橋留美子劇場のトムスとは違う
マニア系の作品でさらに違う制作会社で同じ組み合わせなのはナゼ?
とか思ってたけど、作品の内容を見てたら確かに相応しいかもと思ったよ。
ちなみに絵柄が合ってるのか作画陣の差か見た目はこっちの方が断然いい。
2005年08月18日
現在リリース中の30分×5本(?)のOVA。DVDレンタル。
1期、2期(十二月の夜想曲)に続く第3期シリーズです。
1期、2期とも最初の方しか見てないのに問題なく見れてしまったり。
キャラ(主にヴァルハラ皇女)が増えてる以外に変化を感じないから。
よーするにシリーズ毎にオチがついてるほぼ読みきりってことかも。
なので今回もやっぱり読みきり風味のスラップステック路線です。
例えば新キャラのファムが信奉者の女生徒にメガネをかけさせて
学校内の
女生徒の多くが同じメガネをかけた 凄い絵面になる展開とか。
にしても皇女が増えるとワるきゅーレの存在感が低下するね。
このシリーズではほとんど
画面を賑わしてるちびっ子状態 だし。
1話の最後に変身して状況を収拾する以外はいなくても変わらんし。
前シリーズで印象が突き抜けてたコーラスが今回は抑え目なので
今のところ真田さんが一番存在感あるよ。ま、いつもハジケてるけど(爆)。
そして真田さんは状況をより収拾つかなくする困った人でした(笑)。
そーいえば
オープニングをどーするのかと思ってたら日向めぐみさんが続投してた。
スト4アドバンスとは違ってこっちは岡崎さんっぽいメロにしてある。
そして
自分の声?でコーラスを入れて て一人でメロキュアって感じに。
スト4アドバンスの新EDもコーラス入りで一人メロキュア状態だったね。
2005年08月12日
ついに
lainの廉価DVD-BOXが出る よ!!!!(大歓喜)
※リンクはAmazonアソシエイト
この前NieA_7の廉価DVD-BOXが出たけど、そん時に思ったのです。
「そんなのよりもっと先に出すものがあるだろう!」と。
つーわけでジェネオン廉価DVD-BOXシリーズの大本命の登場です。
値段も懐に優しい1話1000円以下。
バンダイビジュアルも見習え!
いや~~凄い欲しかったんだよ。高過ぎで買えなかったんだよ。
とか言いながらLDの1巻と2巻だけ持ってたり。2巻分でBOXより高いぞ(爆)。
これでやっと全部揃えられる。レンタルをアレする必要もない(汗)。
ちなみに知ってる人には今さらだけど
lainというのは「
serial experiments lain 」のこと。
エヴァ以降のアニメバブルで増えていった深夜アニメの中で
突如として出現した
恐ろしく斬新で実験的で哲学的 な作品でした。
内容はかなり難しいので誰でも理解できるとはとても保証できません。
初めて見た時「こんなのテレビで放送していいのか?」と驚愕したよ。
エヴァ、ウテナ、ビバップと並ぶ90年代アニメの最高峰の一角すね。
放送時間の関係でlainだけ知名度がかなり落ちるけど。
でも今見ても映像センスや表現内容が全く古くなってないのが凄い。
というか7年経ったけどlainより先に行った作品はまだ有りません。
映像だけは新房さんを筆頭に先鋭的な表現は増えたけど。
そーいえば今度のBOXにはウェザーブレイクは完全収録されるのかな?
前のDVDには全部は入ってなかったけど(隠しボタンで入ってる)。
※lain BOOTLEG(絶版)にはムービーで全部入ってた
ちなみにウェザーブレイクとは当時深夜番組の間にあったお天気コーナー。
で、そのパロディをエンドフリップでやってたわけです。
一番代表的なのが
「お天気壊れてる?」 (ザ直訳)すね。
2005年08月04日
1986年に公開された劇場用アニメ。DVDレンタル。
原作は
少女マンガの不朽の名作 でもちろん持ってます。
遥かな未来。人がワープ航法によって広大な宇宙に飛び出してから幾年月。
人に似た異星人との接触・交戦を経て交流や婚姻がなされるようになった時代。
次代の中核を担う人材を育てるコスモアカデミーという大学が設立された。
この大学の入学試験には受験資格はないが合格率は実に数百万分の一だった。
主人公のタダは宇宙パイロットになる夢への道筋としてこの大学に臨む。
そして超難関の筆記試験をクリアし最終試験を行う宇宙船へと向かった。
最終試験は漂流宇宙船で受験生10人だけで53日間の共同生活をすること。
もしも何か緊急事態が起こったら赤いボタンを押すことで救助がやってくる。
ただしそれは試験の終了と失格をも意味するのだった。
赤いボタンを押すような事態を起こさず53日を過ごす。それこそが試験だった。
しかし試験を開始してすぐに彼らは重大な事態に遭遇する。
そう、受験生は10人のはずなのに、
ここには11人いた のである。
いったい誰が紛れこんだのか?11人目の目的は?疑心暗鬼が広がっていく。
そして彼らはアカデミー側すら想定しなかった危機に直面する。
これ当時、映画館に見に行きました。
と言っても目的は「扉を開けて」でこれは併映だった(汗)。
でも見終わった後にすっかりこの作品の方にメロメロだった(笑)。
まるで使用前、使用後 みたいな展開だな……
その後原作を読んで作者の繋がりで「ポーの一族」「トーマの心臓」
「アメリカン・パイ」と読み進み最終的に全部集めるほど大ファンに。
さらに24年組の「日出処の天子」「綿の国星」「風と木の詩」等多数を
狂ったように読みまくりマンガの奥深さ素晴らしさを思い知ったのです。
それまでもマンガは読んだことあったけど凄いとは思ってなかったから。
この時を境に
マンガに対する評価は一変した という大きな節目だったよ。
そーいう意味でもとても思い出深い作品だったりして。
……このエピソード書いたの何度目だっけ?(汗)
当然ながらLDを買ったし今までに何度も見返してます。
懐に余裕があったならDVDだって買いたいよ。高いんだよ……
他に見たいものが山積みだし、LDだとサイズ的に出し入れが面倒で
ついつい後回しになるし、ってことで久しく見てなかったけど、
DVDレンタルが出たのがいい機会 だからと借りてみました。
何度も見返してるということは当然筋を知ってます。
ミステリー展開なのに
オチや仕掛けを知ってる わけです。
それでも十分楽しめるのは物語の組み立てが素晴らしいってことで。
てゆーかこれ知る限り少女マンガの映画化作品では最高傑作だと思う。
まぁ、映画化された少女マンガって数えるほどしかないけど。
原作とアニメは大筋で同じ展開で。
原作は少女マンガらしくあまり空間や構造物の細部を描きこまないけど
アニメだとそのへんがきっちり構築されて物語世界の説得力が増してます。
会話や設定のディティールも原作より緻密になってる感じです。
キャラ造詣も
ヌーの「運命(さだめ)」の口癖 のようにより鮮明に。
ストーリーも緊張感が最高潮に達するあたりの内容が膨らませてある。
もちろんただ原作に足してるだけではなく削ってる部分もあります。
特に原作の少女マンガらしいポップな表現はほとんどカット。
セリフやモノローグも可能な限り減らして語らず見せる手法に。
ストイックな表現スタイル がミステリーとしての緊張感を演出してる。
そのせいもあって少女マンガらしからぬ雰囲気に。
ちなみにフロルのお茶目な行動が原作のポップテイストの名残です。
他のポップ表現を削ったことでフロルの行動がより印象的になってる。
そしてラストのセリフも間合いを使って原作よりずっと印象的に。
アニメ→原作と見て
映像化の手法に感心した のはコレが唯一かも。
(ほとんどの作品の原作を知ってるからというのもあるけど)
原作に完全に忠実ではないけど原作のエッセンスを損ねることもなく
メティアの違いを生かしてより方向性の鮮明な映像化をする。
原作のあるアニメ化としても教科書になるぐらい素晴らしい作品すね。
原作ファンでも「そう来るか!」と感心できること請け合いですよ。
そうそう。
前にダフネのところでちらっと書いたけど
タダが記憶を思い出していくシーンはダフネのクライマックスと似てる。
と言うか改めて見て思ったけどそれ以外の仕掛けも結構類似点が。
(ウイルスで絶体絶命とか子供に未来を託すとか記憶喪失とか)
たぶんダフネの構成の人も監督の人も
この作品を見たことある ね。
だって仕掛けどころか映像の見せかたもそっくりだったりするし。
この映画を知っててダフネを見た人なら感慨深いものがあったはず。
そんな人は全国で3人ぐらいしかいないかもしれんが(笑)。
20年前にアニメを見てて今も熱心に見てる人がどの程度いるか(爆)。
あ、20年前で思い出した。
スタッフクレジットを見てて意外な発見を。
なんと撮影のところに
大地丙太郎さん(こどちゃ・フルバ)の名前が!
つい最近この人も撮影から演出に行った人だと知ったけど
こんなとこにいたとは!!!20年ぶりに知る驚愕の新事実(笑)。
そんなわけで
オンラインレンタルにもある (オンラインにしかまずない)ので是非見れ!
2005年08月04日
この作品の舞台はド田舎でお店はコンビニみたいなのが一つぐらいだし
人工的な遊ぶ場所なんて当然のようになかったりするわけで。
だからなのか、ちょっと
散歩するというシチエーション がよく出てきます。
限られた空間を行ったり来たりするので次第に位置関係が見えてきます。
普通ならもっと目立つランドマークを並べて地図を描いていくんだけど
この作品だと小さい橋とか、瑣末な交差点とか、普通のバス停とか、
そんな省略してしまいがちなポイントを並べて地図を作っている。
何もなさそうでも注視すれば何かは有るし空間は作れるという見本すね。
散歩にはもうひとつの意味があるのです。
それは登場人物同士による会話。
そんなのどんな作品でも当たり前、と思うかもしれない。
でも、この作品はその当たり前の会話をより重点的に描いてる。
会話を重点的に描くことで
人間関係を鮮明にクローズアップ してる。
例えば5話で海野がバスに乗った時、先に乗ってた美紀を見つけて、
やなヤツに会ったって感じで話しかけはしないのです。
でも美紀は(別に嫌いではないみたいだし)知り合いだしと話しかける。
この時の海野の受け答えは会話のキャッチボールと言うよりは、
受け取ったボールを
明後日の方に投げ捨ててる 感じだったすね。
しかも一度会話をぶち切っといて改めて「私あなたキライ」とか言うし。
この時の美紀の目線を左右に振った後に前髪をふっと吹くとこなんか、
そうハッキリ言われたらどーリアクションしたらいいのやらって感じで。
海野は拓馬が好きで付き合ってると思ってる。
でも拓馬は
付き合ってるつもりはなかった りする。
なんとなく付き合ってるようで、でも懐に踏み込むのを許さない。
自分にはそうなのに美紀には優しい態度なのが海野には気に入らない。
だから海野の敵意が美紀に向かうのも無理からぬことで。
当然だけど美紀もそれは薄々気付いてたわけです。
でも美紀は「海野への態度はヒドイ」と拓馬に言ってたりもする。
よーするに美紀は(今は)拓馬のこと何とも思ってないわけで。
拓馬の方は美紀の方に未練たらたらみたいだけど。
(確か前に付き合ってたって設定だったはず)
人間関係と言えば歩(主人公)と父親の距離感なんかもそう。
特に仲が良いわけではなく嫌ってるわけでもない普通の関係。
ても日頃まめに会話してないので距離感を計りかねてる感じ。
よーするに
会話の呼吸が合わない と言うか、テンポが悪いのです。
しかしそれがいかにもこの年代の子供と父親って感じがする。
逆に母親との会話だと呼吸を気にせず母親は喋りまくってる。
ここでは携帯電話だけど対面でも似たような感じだろうね。
このへんもいかにも母親と息子って感じの関係だったり。
そして歩が不登校という設定も人間関係に関連してる。
最初はその設定がイマイチ見えてなかったけど、
どーやら歩には
他人との関係が煩わしい って意味のようで。
なりゆきで親しくなった亮介の「オレ達は友達だろう?」ってセリフに
「それはどーかな」って返しちゃう態度が全てを物語ってるかも。
わっくんと会ったことのある歩と美玖の二人の共通点だって
自分のテンポが大事で他人との関係が煩わしいって部分だし。
どーやらこの作品は不思議を絡めつつ人間関係を描いていくようで。
2005年08月04日
7月からテレビ朝日系(3局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
作品の舞台は瀬戸内の海と街並が山に近くて人と自然が同居した場所。
主人公の一橋ゆりえは普通の中学生なのに、突然
神様になってしまう 。
何の神様かはよく分からないけど願ったら台風すら起こせてしまった。
自分の家(神社)の繁盛のためにゆりえを利用する祀(まつり)に流されつつ、
自分の力に戸惑いながらも人のためになることを頑張るゆりえだった。
まず一見して感じたのが
すっごく雰囲気がいい ってこと。
自然がいっぱいの風景に穏やかに時間が流れていくような感じ。
でも絶対少年みたくド田舎ではなく、ちゃんと人はいて活気もある。
そして「さびしんぼう」で見たような光景が延々と展開するのでした。
つーか舞台はまさに尾道すね。エンディングにクレジット出てるし。
モデルがあるとはいえここまで存在感のある空間描写は素晴らしいね。
モデルのない神様の休憩する場所?のビジュアルにも感嘆したけど。
しっかりした空間描写でごくあたりまえの日常の生活や風景を描いてて、
不思議なことすら
まるで日常のヒトコマのよう に描いてるのです。
不思議な出来事も普通の人間レベルのスケールで展開したりするし。
街の人もゆりえが神様なのを騒ぎもせずあっさり受け入れるちゃうし。
見てて南海奇皇(ネオランガ)がやってたことに近いかも?とか思ったよ。
ビジュアル的にもストーリー的にもさほど派手さはないけど、
みょーにツボに来るというか、ワクワクしてくる内容なのでした。
オープニングの映像について。
1話は本編に曲が被っててオープニング映像は2話から。
ただし2話と3話は本編(主に前話)の映像を編集して使ってるのでした。
いわゆる暫定版なんだけど、ゆったりした曲と本編の映像のテンポが
上手いようにシンクロしてて
これはこれでいい感じ とか思ったり。
だから4話からの完成版でも映像のテイストはさほど変化ないです。
主な違いは舛成(R.O.D)さんお得意のクレジットを絵に埋めこむとこ。
(監督と脚本などの組み合わせかR.O.D THE TVと同じ)
オープニングの曲は
「やさしさに包まれたなら」のオマージュ?
※魔女の宅急便のエンディング主題歌
旋律や構造とかはずいぶん違うんだけど曲の持つ雰囲気がそっくり。
そんな曲調としっかりした現実描写でゆったりしたテンポなんで
宮崎アニメのよーな雰囲気をOP映像が醸し出してるのでした。
2005年08月04日
7月からテレビ東京(のみ)で月曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも8月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
西部劇のようだけどメカだけが不相応に発達してる有りがちな世界観。
そこにヨロイと呼ばれる巨大なロボットが出てくるという微妙な世界観。
主人公のヴァンが旅の途中に寄った街はならず者に目をつけられていた。
ひょんなコトからならず者を倒してしまったヴァンは用心棒を依頼される。
助ける義理はないとその場は断るが、いろいろあって結局助けてしまう。
そして
お嫁さんになるから街を助けて と口走ったウェンディと旅することに。
正確に言うとウェンディが同じ人間を追うならと勝手について来たんだけど。
絵のイメージではトライガン?それかも少し渋い雰囲気の話と思った。
しかし実際に見てみると
ジャンプとかでよく有る系 のテイストだったり。
第1話のならず者のボスのバカっぷりなんか実にそれっぽいし。
さらにギャグ作品じゃないのに3話で合体ロボとかやってるし……
そもそもこの世界観でいきなり巨大ロボで戦ったらブチ壊しだろうよ。
なんつーか、カッコつけてるんだけど激しくスベってる感じ。
にしても倉田(R.O.D)さんと谷口(プラネテス)さんの組み合わせでこれかい。
「かみちゅ!」との
脚本の落差はナニ ……