今週はサントラの話でも。
新宿ツタヤでビデオを借りまくったのも今は昔。
つーか借りても見るのが追いつかないので自粛してます。
で、かわりにサントラを借りまくってみました。
通常は熱心に見た番組しかサントラは買わないんだけど
320円だしってことで端から借りまく聞いてみたよ。
80枚ほど借りた ところで一休み。しばらく聞き返そうかと。
で、これはイイ!
(金があったら)今すぐ買い! と思ったのが
「ちっちゃな雪使いシュガ~ music note 1」
「ぴたテン 幸せ音楽会 1」
「BRIGADOON まりんとメラン サントラ vol.1」
「地球少女アルジュナ into the another world」(サントラvol.1)
「ぽぽたん POPOMUSIC」
これ全部聞いたことある人は好みの傾向がわかるかも。
主にポップで楽しいのとエスニックっぽいのが特徴的かな。
この中で「ぽぽたん POPOMUSIC」だけは最後まで見たので
他のを買うついでに石丸へ行った時に買ってきました。
他だと「彼氏彼女の事情」「恋風」「天使禁猟区」「X」
「ケロロ軍曹」「アクエリアンエイジ」
あたりのサントラは
買ってもいいかな って感じっすね。
サントラを手当たり次第に聞いてて思ったけど
作品の面白さとサントラの面白さは
必ずしもイコールじゃない です。
映像や作画が良ければ作品が面白いわけじゃないのと同じで。
ふと思い立って
去年の(最後まで見た)作品を
サントラで順位づけして みたり。
作品自体の順位はこんな感じです。
1. 光と水のダフネ
2. KURAU Phantom Mmemory
3. R.O.D THE TV
4. プラネテス
5. GUNSLINGER GIRL
6. マリアさまがみてる(~春~)
7. ローゼンメイデン(←追加)
8. 美鳥の日々
9. 忘却の旋律
10. 妄想代理人
11. Φなる・あぷろーち(←追加)
サントラで順位づけするとこんな感じ。
(
聞いた回数にほぼ比例 してます)
1. KURAU Phantom Mmemory / 勝木ゆかり[S.E.N.S.]
2. 光と水のダフネ / 大谷幸
3. 忘却の旋律 / 桑野聖・周防義和
4. R.O.D THE TV / 岩崎琢
5. プラネテス / 中川幸太郎
6. 妄想代理人 / 平沢進
7. GUNSLINGER GIRL / 佐橋俊彦
8. マリアさまがみてる / 片倉三起也[ALI PROJECT]
9. 美鳥の日々 / 平野義久
*. ローゼンメイデン(近日発売)
*. Φなる・あぷろーち(未聴)
「忘却の旋律」が作品評価よりやけに上なのがポイントかも。
「忘却の旋律」って映像センスも言語センスも音楽センスも
全てにおいてハイレベルの素晴らしい作品で有りました。
問題があるとすれば基本設定(原作or原案)だったのです……
土台がしっかりしてれば
傑作たり得た作品だった とも言える。
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アニメのサントラと言えばカウボーイビバップ。
そしてその音楽の
菅野よう子さんがあまりに有名 です。
アニメ音楽の中でも別格みたいな扱いだったりするし
アニメの音楽を変えたとすら言われてたりします。
アニメファン歴20年超の長老(爆) から言わせてもらうと
ビバップがアニメ音楽を変えたって表現は間違ってないけど
ビバップだけが特別じゃないし菅野さんが別格とも思わないです。
確かにアニメ音楽のエポックメイキングではあったと思いますが。
菅野さん以前にも注目された人って何人かいたのです。
その中でもわりと誰でも知ってそうなのが久石譲さんですな。
ナウシカ以降の宮崎アニメはこの人無しには語れないわけで。
この人もアニメ音楽を変えた人の一人っすね。
ちなみに宮崎アニメ以外にアルペンローゼなんてやってたりする。
なんとサントラは再発されて 今でも売ってるよ。
もう一人わりと有名な人と言えば川井憲次さん。
パトレイバーの人でパト以降
ずっと押井さんと組んでる 人すね。
パト1作目の廃墟の音楽「虚影の街」やGHOST IN THE SHELLの「謡」や
アヴァロンの「log off」「log in」のような、作品を見終わっても
頭の中に音がぐるぐる回ってるような曲を残してるのでした。
ちなみに他だと「ワるきゅーレ」「ガンパレードマーチ」などを。
※攻殻機動隊は映画が川井憲次さんでテレビは菅野さん
個人的に強烈に印象に残ってた人といえば鷺巣詩郎さん。
メガゾーン23でロック色を全面に出したサントラが印象的だったよ。
なにしろ当時はサントラと言えばクラシックかジャズ・フュージョンで
ロックをサントラに使うなんてイメージしなかった時代なので。
これとテクノポップの「うる星やつら」が当時としては画期的だったすね。
ちなみに「オレンジロード」や「ナディア」もやってました。
そしてあの
大ムーブメントになったエヴァの音楽 がこの人でビックリ!
「彼氏彼女の事情」とか「アベノ橋魔法☆商店街」もこの人です。
アニメではなくゲームで知った人としては島邦明さんが。
クーロンズゲートの無国籍で重量感のある音楽にメロメロだったよ。
アニメでは南海奇皇が島節炸裂って感じでサントラを聞きまくり。
この人の曲は
いかにもこの人ってわかる曲調 が多いのも特徴的です。
クレジットを見なくても曲を聞いていれば誰かわかるというか。
他には「スプリガン」「ガサラキ」「マクロスゼロ」など。
そしてここに菅野さんが来るわけです。
だいたい注目されてコンスタントにアニメ音楽をやってる人では
時系列的(順位ではなく)にはこんな位置ではないかと思います。
島さんはアニメでは菅野さんとほぼ同時期の気もするね。
菅野さんの作品というとビバップがあまりに有名だけど
いろいろ聞いてみた感じでは「地球少女アルジュナ」が一番のような。
作品のテーマ曲とも言える
「地球共鳴」は菅野さんの代表曲 だと思うし。
他の作品では「マクロスプラス」「WOLF'S RAIN」「エスカフローネ」
「攻殻機動隊S.A.C.」「MEMORIES(彼女の想いで)」など。
わりと最近赤丸急上昇の人といえば梶浦由記さんでしょう。
「NOIR」のように宗教音楽っぽい声を多用した音楽が特徴的です。
この人もNOIRが代表作っぽく言われてる(と思ってる)けど
いろいろ聞いた感じではアクエリアンエイジが一番かもしれん。
声を基調にした梶浦節の中に
明るいフュージョンが挿入される のが
とても明暗のコントラストが強調されてていい感じだし。
アクエリアンエイジを見返したくなってしまったほどに(笑)。
他は「.hack//SIGN」「MADLAX」や今やってる「舞-HiME」とか。
ゼノサーガEP2(ゲーム)もこの人だったすね。
注目度というレベルではずっと落ちるけど
他にも個人的に期待してる人が何人かいるので紹介。
「灰羽連盟」「光と水のダフネ」の大谷幸さんとか。
「灰羽連盟」のサントラなんか
作品を見たことない人間 が
ヘビープレイしてたぐらいなので名盤と言って差し支えないかと。
作品を見た後に聞くとさらに味わい深く感じることでしょう。
「ウイッチハンターロビン」「R.O.D(THE TV)」の岩崎琢さん。
従来タイプの
映画音楽をそのまま洗練した ような作風っすね。
この人は音楽の構成が似てるわけじゃないけど、
とっても特徴的な音付けをする瞬間が必ずあるのでした。
それで気づいたんだけど「今、そこにいる僕」もやってたり。
「超GALS!寿蘭」「D.C.~ダ・カーポ~」の七瀬光さん。
※「D.C.~ダ・カーポ~」は菅野祐悟さんと二人でやってる
わりとポップな音楽が得意な人って印象があったけど
「ぴたテン」のサントラが
ポップ路線の集大成みたい で傑作です!
「クロノクルセイド」「スクラップドプリンセス」みたいな
重厚なシンフォニー基調の音楽もやってるけどちっとイマイチかも!?
サントラ中に何曲かあるポップ系の曲は十八番って感じなのに。
で、てっきり重厚なのは鬼門なのかと思ってたけど
「天使禁猟区」では緊張感のある音楽が素晴らしく仕上がってます。
他には「魔法少女猫たると」なんかもやってます。
「少女革命ウテナ」の光宗信吉さん。
ウテナのサントラは耳がタコになるほど聞きまくりました(遠い目)。
最近聞いたのでは「ちっちゃな雪使いシュガ~」が凄くいいっすね。
ウテナは作品的にわざとらしい音楽が多かったけど、
シュガ~では
透明感のあるポップな音楽 に仕上がってます。
あと意外なところ!?ではグリグリをやってたりします。
あの狙いまくりの曲の数々がこの人だったとは!(らしいけど)
ただBGMとキャラソンをカップリングして出すという商品構成が……
(それで2枚出すならサントラとキャラソンを別々に出せよ)
その筋では有名人な人ってのも。
例えば今敏作品ではおなじみの平沢進さんとか。
日本のテクノの大御所なんだそうです。知らんけど(爆)。
AKIRAの芸能山城組とか。
実は芸能山城組のファンだったり 。
しかしAKIRAのサントラだけ持ってないな……
KURAUのS.E.N.S.(勝木ゆかり名義だけど)とか。
アリーテ姫の千住明さんとか。
古いのだと
「銀河鉄道の夜」の細野晴臣さんとか。
「オネアミスの翼」の坂本龍一さんとか。
よーするに
菅野・梶浦以外にもいろいろ有りますよ!
というわけで今週はお終い。調子に乗って長く書きすぎ……