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これでラストです。
サントラを聞いてたらむしょーに続きを見たくなったので。
この物語にどーいう決着をつけるのか気になってはいたし。
この作品ってビジュアルは完全な美少女モノだし。
まぁ、純粋にカワイイ絵という見かたもできますが(笑)。
毎回のようにお風呂シーンが有って裸出しまくりだし。
見た感じで判断すればイロモノ以外のなにものでも無い(爆)。
でも中身は時間と空間を超えて移動をする洋館と一緒に旅をする
3姉妹の出会いと別れというわりと感動的な物語だったりして。
それぞれの出会いと別れという印象的なエピソードがあって。
そこに
見え隠れする謎めいた何かという展開で。
その謎めいた何かが大きなストーリーの断片なのかと思ってた。
それだと8話までの展開で12話でどーケリをつける?とも思った。
でもそれは激しく読み違いでありました(汗)。
表面的な出会いと別れというシチュエーションがあって
その裏にもっと大きな物語が有ったわけではなく、
出会いと別れとこそがこの作品で描きたかったことで。
つまり
8話まで積み上げてきた延長がラストの4話なのでした。
こんな読みきり風の展開で12話でどーまとめるのかと心配してたけど
ラストに向けて思いのほか盛りあがって感動的に閉めてくれたよ。
出会いと別れのエピソードの中でも特に印象的なのは
やはりまいの一連のエピソードでしょうか。
出会ってもすぐ別れるならと誰とも友達になろうとしなかったまい。
それをものともせず心に踏みこんで友達になろうとしてくれた小奈美。
嬉しい出会いだったからこそ、別れは
いつもよりずっと悲しくて。
(2話「ともだち」)
だからこんな旅を
やめられるならやめたいとずっと思ってた。
(時空を超える)館に置いていかれた時に、いい機会だと思った。
そのままその場所に自分の生活を築ければいいと思ってた。
だけど同じ場所にいても自分は置いていかれる存在だと知る。
(6話「ただいま」)
見覚えのある場所で小奈美そっくりの少女に出会う。
彼女は実は×××の×××で名前はマイと言った。
(こー書くと伏せてもバレバレっすね……)
マイは友達になってもどーせ裏切られるだけと心を閉ざしてた。
過去の自分を見てるように思ったまいはマイの心を開こうとする。
それが相手にとって
どーいう意味を持つのか気づきもせず。
(9話「もういちど」)
出会いと別れは悲しい。もう2度と会えない別れならなおさら。
それは自分だけだと思ってた。相手にもそうだと気づかなかった。
出現した先で友達を作れば作るほど傷つける人が増えていく。
だけどそれを恐れて誰とも関わらなければ
存在してないのと同じ。
どーして旅を続けなくちゃいけないのか。そう思うようになる。
そして選択の時。
このまま旅を続けるか。
それとも旅をやめて行きたい時間・場所に行くか。
旅をやめるということは
3姉妹が別れ別れになること。
時間も空間も違う別々の場所でもう会えないということ。
それはとてもつらいことだけどまいの心は決まってた。
その先は……自分の目で確かめてださい。
(11話「おわかれ」12話「ぽぽたん」)
結局のところ旅に意味など無いのです。
というかそーいう存在なのでしょう。
前に書いた
タンポホの妖精みたいな存在ってことで。
旅を続けて出会いと別れを繰り返して生きる存在。
(最終回にそれをタンポポの花や綿毛になぞられてます)
そして途中で一度だけ人になる選択肢を与えられる。
人を選べばたぶんそのままその場所で老いていける。
※途中置いてかれた時は歳を取らなかった
そーいう存在だからこそ出会いと別れを印象的に描けてる。
にしても、
こんな内容なら毎回お風呂&裸出しまくりはいらんような。
つーか無くてもこの作品の面白さは大差ないと思われます。
しかも健康的な裸というか
大してエロくもないです(笑)。
下手すると売れ行きも大差なかったんじゃないかな。
まぁ誰でも見れる健全路線でも売れ行き伸びないのが現実ですが。
大多数の人はアニメと言うだけで見てくれないからね。
(だからオタク向けのサービスを入れて少しでも上積みを)
ちなみに。原作ゲームとは全然違う内容らしいです。
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5話の階段。
これ内容こそかなり膨らませてあるけど原作のまんまです。
アニメから入った人は
ナニゴト!?とか思ったかもしれない
キャラ絵の派手な崩しっぷりも実は原作のテイストのまんまです。
つーかアニメではあまり崩さない路線で行くのかと思ってたよ。
内容がわりとシリアス寄りの回ではあえて崩さなかったようで。
そして5話は内容がおバカなので徹底的に崩したみたいっすね。
くんくんを人質にするシーンの
真紅のうろたえっぷりは
それまでの尊大ですましてる態度とのギャップで笑えます。
ここもやってることも原作とほとんど同じなんだけど、
いつもは原作ほど真紅の態度を崩さないのでより印象的に。
ちなみに発泡スチロールとフライパンは原作にはありません。
原作よりもスラップスティックな感じが強烈になってるのでした。
6話は原作の部品を寄せ集めた半オリジナル。
怪奇人形が怪奇番組を怖がってるのは2巻の苺大福(3話)の直後に。
怪奇番組に動じないようで実は怖がってる真紅という描写も
原作にあるそのまんまだけど「階段」の後だと効果的っすね(笑)。
まともなキャラを装っているけど
さりげなくボケをかます感じで。
バラバラになった
人形をジュンくんが繕うのは確か1巻だと思った。
(1巻が手元にないんで確認できないけど)
水銀燈と戦ってるシーンも1巻から持ってきたのかな!?
ただその時点では雛苺も翠星石もいないのでずいぶん違うけど。
6~7話の真紅が動かなくなってしまうエピソードは
原作の
3巻までには存在しないです。オリジナルかな?
ここでその原因を探るべく学校へ潜入するジュンくんという展開が。
(図書館に有る本が改装のために学校の図書室に預けられてた)
やっぱりストーリー展開にあわせてジュンくんが心のハードルを
一つずつクリアしていくって感じに描かれてるよーです。
(原作は設定のわりにこのへんの描写があまり無い)
8話の蒼星石のマスターの設定も原作と違います。
(原作3巻までには蒼星石のマスターはほとんど出てこない)
蒼星石がおじいさんのことを見捨てられないって言うのと
翠星石が
ジュンくんをどー思ってるかを重ねてるのが印象的。
めっちゃ態度悪い翠星石の優しい一面が見えた回でもありました。
で、9話の次回予告を見て……
そーか、ってことは展開を多少アレンジしつつ
3巻の
最後のアレをクライマックスにするのかな!?
実は視聴本数的にこれは後回しのつもりだったんだけど
ついうっかり(?)5話を見たら切れなくなってしまった。
あと新規ものはコメント書くのかったるいってのも有って。
継続分も長々書いてれば同じだけど……
この作品って体裁としては
1話読みきりみたいで
いちおー流れとしてのストーリーが有るって感じ。
エピソードによってシリアスやコメディに振れるよーで。
5話は舞衣が自らのHiMEの力を受け入れられないでいるのに
オーファンが出現する現実は容赦なく襲ってくるという展開で。
並行して舞衣がアルバイトに明け暮れる理由が出てきて。
それを知ったクラスメイトの態度が舞衣にはきつかったって話。
舞衣の
あふれる感情を押さえられない描写が印象的でした。
あと楯くんのぶっきらぼうな優しさが見えた瞬間でもあったり。
最初はいがみ合ってたけど今後はもしかして!?とか思ったよ。
まぁ、この回は特別にシリアスに振ってはいたけど
作品全体の傾向としてはわりと軽いコメディよりっすね。
でその軽いノリの展開にいきなり重いシーンが挿入されたり。
メリハリという意味でかなりコントラストが強調されるけど、
一つ間違うと
重いシーンまで軽く見られる危険性をはらんでる。
現状では効果的と逆効果のボーダーライン上を行ってます。
例えば物知り風の少年(炎凪)の存在感に関しては逆効果のような。
彼の位置付けや行動の意味を考えたら軽いノリは避けるべきのような。
つーかこの作品を微妙といった
最大の理由は彼の印象なのですよ。
この作品ってイメージしたよりコメディで軽いノリだったけど、
それは別にダメってことはないのです。むしろわりと楽しい感じで。
でも置かれてる立場が実は結構深刻というギャップが存在してて。
その見えない緊張感みたいのを彼のキャラがぶち壊してる。
5話といえば事故にあったバスにあかねが乗ったように見えて
でもケガしてないのは何故だろう?
見間違えた?とか思ってた。
てっきりバスのオーファンと戦ったのは深優だと思ってたから。
いかにも、そー勘違いさせるような描写になってるし。
でも違ったのでした。つーか碧が出たあたりで何となく気づいた。
最初の3人以外はHiMEを出さないのかと思ったけど違うようで。
すでにHiMEは7人も出てきてしまいましたよ!出過ぎ!
もしや風華の女子生徒は全員HiME候補とか!?<それじゃエヴァ
にしてもあかねにはかわいそうな展開に。
「一番大事なモノをかけてもらう」って意味はそーいうことか。
でも数少ない
男キャラを減らさないでくれよ……
サラシ巻いてるニセ男キャラもそーだし(笑)。
あと深優って何なんでしょう?最初はHiMEかと思ったけど
なんか
人間じゃないような。MIYUって何かの略みたいだし。
メカ!?それとも誰かのチャイルド!?とかいろいろ想像を。
確かなのは舞衣たちとは別の勢力に属するということのようで。
そいえば
このキャラデザインが見る人を選ぶと言ってる人がいたけど
むしろ顔や体型のバランスとかを含めて今やってる作品では
一番
見る人を選ばないデザインではないかと。
みなさんやけにプロポーションがよろしいけど(笑)。
4月からアニマックスで放送してた新番組。
10月ぐらいからTVKで火曜日の夕方に放送してます。
(DVD)レンタルも始まってて2巻(4話)までリリースされてます。
つーかこれ見終わった数時間後に
2巻が送られてきました……
原作は少女誌(りぼん)のマンガで読んだことはありません。
主人公で高校生の片倉結平は女の子にモテモテな日々を送っていた。
そんなある日、ゆずゆという5歳の女の子が結平の家にやってきた。
母親が行方不明になり親戚の片倉家が一時的に引き取ったのである。
そして姉の(逆らえない)命令で
ゆずゆの保護者をすることになる。
遊び人だった結平はその日から親代わりとして奔走するのだった。
少女漫画は
将来のイメージトレーニングという意味もあるので
子育てというのも重要なテーマの一つだったりする。
と言っても対象年齢の低い雑誌ではそんなに多くはないですが。
まだ現実と言うよりはおままごとの延長という感じだし。
ちなみにこの作品以外にも子育てしてる少女アニメは何作か。
わりと有名な作品というと「赤ちゃんと僕」でしょうか。
ある年齢までの子供にとって親の存在って絶大で。
どんな親でも無条件に慕うし愛されようとするわけです。
だから暴力をふるわれたら自分が悪いからだと思ってしまう。
そして置いてかれたのも
自分が悪いからだと思ってしまう。
これ見てて懐かしいこと思い出してしまったよ。
アークザラットII(ゲーム)で
子供を置き去りにする展開があって
(血の繋がらない)親の方が置いていったことを悔やんでるけど
理由もわからず置いていかれた子供の方が心の傷は大きいわけで。
そのへんの描写がいい加減すぎて途中でやる気か失せたんだよ。
(そこまでも人間描写のいい加減なトコが多かったけど)
話は戻ってこの作品って主に結平がゆずゆを見てる視点だけど、
ゆずゆが自分が伝えたいことを
満足に伝えられないって描写が
子供を実感させるというか、子育てしてる実感がするというか。
ここは声をやってる子役の人の演技力による部分も大きいかも。
番宣(DVD1巻収録)で天才子役と言ってるけどオーバーじゃないよ。
なんと9歳なんだそうで……凄いね。
まぁ、
ゆずゆがカワイイというのは分かります(笑)。
つーかこの下のメジャーとか見てて思ったんだけど
もしかして子供を嫌いではないのかもしれない。
自分が未熟であることを自覚ないのが嫌いなのかも。
まだ幼くて自我が希薄だと嫌悪感は全然感じないし。
よーするに「バカが嫌い」の一つの側面だったわけか。
でも、5歳に萌え~というのはサッパリだよ(爆)。
11月からNHK教育で土曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで読んだことありません。
プロ野球選手のおとさんと二人暮しの本田吾郎(5歳)は野球が大好きで
将来はプロ野球選手になっておとさんと一緒にプレーするのが夢だった。
そのおとさんは故障でファームに行ってて今はテレビには出てこない。
でもきっとまたテレビで活躍する日が来ると信じて疑わず、
おとさんに言われたトレーニングを一人でやり続けていた。
そんなある日、おとさんが肘を痛めて
もう選手は無理だと言うのだった。
よく見るとこっちも5歳かい(笑)。
5歳という年齢もあるんだろうけど、
この作品は他のスポーツマンガのように少年視点に固定ではなく
父親であるおとさんと子供の吾郎の視点が
並行して描かれます。
よく小さい子と親が一緒にアニメを見ることがあると思うけど
そーいう場合は子は子の側で親は親の側で見るかもしれないね。
実際これ見てて父親側の視点の方が感覚的に理解しやすいし。
それだけ歳をとったということだ……
あとこの作品は小さい子が見ることをとても配慮してある。
話の展開上重要なセリフを必ず
別の人がもう一度言うから。
こーいうのって深夜アニメのような展開の早い(密度の高い)作品だと
油断して聞き漏らすと情報が欠落したまま先に行っちゃうわけで。
で、見返した時に「ああ!」と気づくこともしばしば(汗)。
作品に集中してても見落としはあるのでこれぐらい配慮は必要なのかも。
親子で見てるといい感じかもと思える点がもう一つ。
これおとさんのキャラがとっても魅力的です。
吾郎のことをよく考えてるし、
優しいけど甘やかしはしない。
桃子先生や(おとさんの親友の)茂野もとってもいい人だし。
リトルリーグの監督さんもダイヤの原石に舞い上がっただけで
本来の性格はわりといい人だし。トシくんも素直ないい子だし。
考えてみたら4話まではほとんどヤなキャラが出てこない。
少年誌のスポーツものでイジワルキャラってお約束だけど
その手のキャラって
わりと精神的に幼稚なキャラが多くって
生理的にダメっつーか読んでられないんだけど、
この作品はここまでそーいう展開がないのでいいっすね。
そーいや桃子先生はおとさんと再婚するのでしょうか!?
桃子先生がおかさんと面影が似てるって、描きわけが(禁句)
オープニングに出てくる(たぶん)リトルリーグの人たちは、
いつぐらいから出てくるのでしょうか。ちょっと気になる。
続きを見たい気もするけど
すでにキャパオーバーです……
ちなみに
便宜上順位づけしたけど「愛してるぜ~」と面白さは大差ないです。
映像のデキではこっちの方が安定しててレベルは高いかもしれない。
(実は「ミルモでポン!」のスタッフが作ってたりする)
あまりキャラに派手さはないので一見は地味に感じられるけど
結構作りが丁寧だしストーリーも思ったよりどんどん進みます。
裏の某より断然デキがいい……