まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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[雑記] サントラもレンタルで行こう!

最近はビデオ借りても見るのが追いつかないので
新宿TSUTAYAではアニメ関係のCDをレンタルしています。
(アニメCDが選べるほどある店舗はここしか知らん)
今までサントラとかはだいたい買っていたんだけど
実際にCDで聞いたら外したかな~ってのも有るので
予めレンタルで内容を確認しておこうかと。
中身が予想ついてて買うつもりのやつはレンタルしませんが。

ドラマCDやキャラソングのように
何度も聞かない可能性が高くて今まで手を出さなかったものも
レンタルでなら試しに聞いてもいいかなとかも思ったり。

ちなみにシングルは週間レンタルできないから……

それでサントラをいろいろ借りて気づいたんだけど
音楽にも「少女モノ」というジャンルが有るみたいです。
昔のドラマチック系少女モノの音楽のことではなくて
ポップ日常系少女モノに共通した音楽の方向性みたいの。
キャッチャーなメロディと軽めでポップなビート
喜怒哀楽のバリエーションに。ちょっと不思議系ありーの。
ピアノやフルート・ピッコロ等を印象的に使うのも特徴かも。

で音楽的には「ななか6/17」は完全に少女モノですな(笑)。
※「美鳥の日々」はちょっと違う
作品自体が少女モノに見える「シュガ~」ももちろんそー。
意外にも(でもないか)「ぽぽたん」の音楽は少女モノだったり。
そーいえば「D.C.」も音楽的にはまんま少女モノでした。

この手のサントラは音楽的に凄いという印象は受けないけど
耳に優しいとか心地よいとかそんな感じを受けるのです。
どれも結構ヘビープレイしてたりするよ。
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KURAU Phantom Memory 17~20話

前回に引き続きリナクスの少年が絡んだ展開が。
この少年というのは実はGPOによって作られたリナクス人間で
それが研究所から逃げ出してクラウのそばに来てたわけです。
だから当然のようにGPOの追っ手がクラウ達のそばに迫る。
もちろんクラウが生きてることは知らないので偶然だけど。

この少年がGPOに捕まりそうになった時。
なんとクラウは助けに行ってしまうのでした。
クリスマスを対にしようとして追い掛け回したり、
クリスマスの対であるクラウを眼の敵にして攻撃したり。
そんな相手をそれでも助けたいと思ってしまう。
クラウが愛情いっぱいに育てられたのを実感する行動でした。
そして愛されて育ったという意味をすぐ後に思い知る。

今まで出てきたリナクス人間はどちらかと言うと無害なタイプ。
だから人と違うだけで狩られてしまう可哀想な存在って感じだった。
しかし今回新たに出てきた二人(対)のリナクスは違ってた。
人としての行動規範みたいなものを全く持ってなくて
無邪気な幼児のように自分の持つ力をいたずらに行使してた。
それによって人が傷つこうが死のうが全く関知することもなく。

そう。クラウが人として愛されて育った意味とはそこ。
クラウほどの力があって、でも人に愛されず育ってたら。
社会の仕組みとか人間関係とかを全く知らずに育ってたら。
それは今回の対のリナクスのような存在になったのかも。
リナクスは危険だから狩る、それはあまりに一方的すぎるけど。
今回みたいな展開を見てしまうと一理あるのかなと思えてしまう。

だからクラウたちが狩られるのは当然と言うわけではなくて。
実際クラウを追っていたGPOの人も疑問を持っていたみたいで。
必ず生きたまま捕らえろと言ってた理由を今さら知るのでした。
クラウが絶体絶命になった後の展開にはすっかり驚かされたよ。
まさかクラウとアヤカが一緒に食事できる日がくるなんて!!

結局のところアヤカは親を殺した犯罪者をリナクスに重ねてた
だけで実際にリナクスに何かされたわけじゃ無いようで。
クラウの日常を見てリナクスに対する認識を改めるのでした。
ずっと敵対して来た二人が和解するシーンに感極まって涙が(汗)。
でその後にリナクスの無邪気な残酷さを思い知らされると言う、
なんとも素晴らしいというか、イヤらしい展開だったり……

さてついにあと4話です。

月詠 -MOON PHASE- 5~8話

これのオープニング(ネコミミモード)の絵がテレ東チェックで
一部差し替えられた!?という話が有ったりします。
実際いくつかのカットの絵が途中から変りました。
しかし変更は1回だけではなく何度もやってたりします。
クレームついて差し替えたのか最初から既定の路線だったのか。
クレームで差し替える時に少しずつ変えることにしたのか。
実際のところは当事者じゃないんでわかりません。

ちなみに最後の方の花札の絵柄は毎回変ってるので
これだけは最初から変更する予定だった感じがします。
そもそも「放送修正」はシャレだし問題あるとも思えないし。
(ここたぶんDVDでもそのまんま文字入りだと思います)

亀が卵を産んでるところは途中から卵に差し替わったけど
最近はいびきが出たり震えてたりしてそろそろ生まれそうだ。
ここがクレーム差し替えだとしたら逆手に取った感じだね。
いずれ亀の子供が生まれたりして。当然ネコミミつきで(笑)。

あとさりげなく変ってるカットが有ります。
ジャンプして回転して着地するとこで頭から落下してたり
同じ回だけどラーメンのとこで頭の代わりに足が出てきたり。
こーいう細かいとこで遊んでるのって楽しいっすね。

なんて書いてたら9話は(から?)ツクヨミモードだったり
※ネコミミモードに同時収録の別セリフ&MIXバージョン

遊んでるって意味では本編の映像そのものが遊びまくりですが。
4話から5話にかけての公園のシーンのネオンみたいな幾何学模様とか。
原色で描かれた地面の模様とか。楽器みたいなオブジェとか。
ここに限らずこの作品は映像の仕掛が凝ってて刺激的です。

映像のデキが良いということは表情のつけかたも上手いってことで。
キャラの表情がしっかり描けてるから物語に説得力が増してくる。
作品の面白さは決して映像のデキと無関係ではないのでした。
この作品が原作よりよい印象に感じるのはその映像センスによるのかも。
原作は忘却の彼方で、そもそも内容が忠実かどうかすらわからんけど。
アニメ作品としてはとても面白く仕上がってるのでした。

キャラの表情と言えば7話。
葉月がベッドが欲しくておねだりするけど聞いて貰えなくて
耕平とじいちゃんに邪眼を使うけど効かなくて(当然やね)。
で、訪ねてきたひろみに使ってまんまと入手してしまう。
実はこのシーン見てそれはまずいだろうとか思ってたら
案の定それを知った耕平は激怒するのでした。
このあと葉月が自分のやった行為の意味を思い知って
ひろみに泣いて謝るシーンがあったりするんだけど、
周囲の人たちの優しさが身にしみて貰い泣きを(汗)。
いつも葉月にシンクロして見てるわけじゃないんだけどね。

エルフェンリート 1巻

7月からAT-Xで放送してた新番組。DVDレンタル。
10月に一部の地上波で1、2話ダイジェスト放送がありました。
よーするにDVDの販促用で、なぜダイジェストかというと……
地上波で放送できない部分を編集でカットしたわけです。
つまりそのままだととても地上波では放送できない内容です。
原作は青年誌(ヤンジャン)のマンガで1巻だけ読んだことあります。

研究所は緊張に包まれていた。実験体が檻を破り外に出たからだ。
その実験体は頭部が金属のマスクで覆われてる以外は全裸の女性体で。
2メーター以内に接近した人を謎の力で捻じ曲げ引き千切っていった。
足を止めようとする警備員たちのなす術もなく彼女は外へ出てしまう。
最後の頼みの綱の狙撃も頭部のマスクを破壊しただけだった。
場面は移りコウタとユカの二人は近所の散策で海岸へ来ていた。
懐かしい思い出に浸る二人。そこに海から現れた全裸の少女。
頭部に角のあるその少女は「にゅう」としか言葉を喋らない。
まるで幼児のような彼女を拾ったことで二人は運命に巻きこまれていく。

内容を知ってたとはいえ怒涛のスプラッターにはたじろいだよ。
これアニメにすると映像的に強烈なインパクトがあるのでした。
頭はちょん切れるし、腕は捻れるし、血はどはどは流れるし……
地上波ではとても放送できないというのがおわかり頂けたかと。
1話なんかカイトとかメゾフォルテを思い出してしまったよ。
つーか1話の原画には梅津泰臣&りんしんさんのARMS主力がいるし。
(これ制作してるのはカイトやメゾフォルテのARMSです)

とにかくスプラッターな部分が目を引くけど
風景とか家屋とかの空間描写がとてもしっかりしてます。
日本家屋の少し暗めの落ち着いた配色が実に雰囲気出てるし。
にゅうの(幼児レベルの)無邪気な仕草の表現とあわせて
わりといい感じの作品に仕上がってる気がします。
原作はさっさと処分した(らしい)けどアニメは結構いいかも。
「にゅう」ってセリフも原作だとあざとく見えたのに
アニメだと言葉を知らない幼児の自然なセリフに見えるね。

「にゅう」といえば1話の前半はずっと全裸だったりして。
それ以降も体はちゃんと成熟してるのに頭の中身が幼児なので、
そのギャップでエロエロになるシチューションが何度も有ります。
しかしエロや萌えだけを期待して見るとグロさで瀕死かも(笑)

そーいや
「にゅう」って一体どーいう存在なのかと思ってた。
原作の1巻にもアニメの1巻にも説明が出てこないし。
でも公式サイトによると人間の突然変異種なんだそうで。
頭に角とか特別な力とかって鬼をイメージしたのかな。

飛べ!イサミ 1巻

1995年にNHK教育で夕方に放送してたテレビシリーズ。
主人公のイサミは母と一緒に父の育った大江戸市の祖父の家に越してきた。
この家は大きな庭を要する古い屋敷で近所ではお化け屋敷と呼ばれてた。
ある日ソウシとトシとトシの弟のケイの3人はそのイサミの家に侵入する。
それというのもソウシもトシも実は新撰組の子孫の家系で
家に伝わる宝の地図を頼りにやって来たのがこの屋敷だったのだ。
ソウシたちは途中で騒ぎに気づいたイサミに見つかってしまう。
でもそれが結果的に新撰組の宝へ辿りつく扉の鍵となった。
そう実はイサミも3人と同じく新撰組の子孫だったから。
こーして新撰組の発明品と意思を託されたイサミたちは、
闇に暗躍する!?黒天狗や悪者たちを倒すために立ちあがった。

って説明だとなんかヒーロー物のように思うかもしれないけど
実はとっても身近な子供スケールの事件を3人が知恵を絞ったり!?
連携したり最後には先祖の発明品を使ったりして倒す内容です。
だからリアル系じゃなくて痛快娯楽作品って感じかな。
悪者も見た目は怖くてもやってることは結構間が抜けてるし。
まぁスキが無ければ子供の介在する余地はないわけだし。
つまりちゃんと作品全体の整合性は取れてたりするのだった。

悪者といえばみょーに憎めないキャラが多いっすね。
2話の強盗さんがキャスターのサインを欲しがったりとか。
リーダーはそれを見て怒るけど、実は……だったりするし。
4話の誘拐犯なんか誘拐された方より悲惨な感じだし(お約束)。
つーか誘拐されたお嬢さまのキャラがかなり凄かった(笑)。
女の子なら誰でもOKのソウシまで最後には逃げ出すほど。

そーいやこの作品って残酷な描写が全くないっすね。
視聴者に面白さを感じさせる一番手っ取り早い方法は
いろんな意味で刺激的にすることなんだけど。
この作品はあえて刺激を排除したとこに意味が有るのでした。
刺激を追及せずにキャラの性格づけや行動で面白く見せてる。
だから悪者がやる行動はいつもどこか間が抜けてるわけで。
何があっても人が死なない安心感みたいのがあるよ。

にしても表面的にはあまり凄く見えない作品だけど、
なにげに玄人っぽい仕事だったりするのでした。
バランス感覚に優れてると言うか、芸が細かいと言うか。
がつーんとは来ないけど、じわじわ面白くなってくる感じ。

APPLESEED

今年公開されたフルCGの劇場用アニメ。DVDレンタル。
原作は士郎正宗さんのマンガで読んだことありません(たぶん)。
世界の大部分が破滅された大戦が終わって数年が過ぎたのに、
歴戦の戦士デュナンはそれに気づかず未だ廃墟をさまっていた。
突如襲来したヘリによりデュナンは捕らえられオリュンポスへ。
オリュンポスは世界に残された最後の楽園のような都市で。
ここでは人と人にそっくりなバイオロイドが一緒に生活してた。
人と人の関係を潤滑にするために生み出されたバイオロイドは
人と比べて生殖や代謝機能に制限が存在していたのだった。
それでもバイオロイドを忌み嫌い排斥を唱える勢力がいた。
またバイオロイドの制限を無くすべく研究するものもいた。
そこへ先の大戦で失われた鍵を持ったデュナンが帰還する。
それぞれの勢力がデュナンの鍵を狙い明に暗に蠢き始めた。

まず思ったのがハリウッド映画みたいってこと。
映像の作りかたから音楽のつけかたからストーリーまで
売れ線のハリウッド映画のそれとそっくりそのままです。
まさにSFアクション映画のSFXがCGになっただけって感じで。
つまり派手だけどCGのビジュアルインパクトはあまり無いです。
(キャラの眼が強調されてて怖いというインパクトはある・笑)
そー思って見てれば普通に楽しめるのでは?

つーかまさにハリウット映画みたいのが作りたかったのでしょう。
そして日本でハリウット映画みたいのを作ったことに意味があるのかも。
実写じゃ予算的にどー足掻いても似たようなのは作れないけれど
アニメやCGなら可能だってことを実証して見せたわけで。

物語はクライマックスに向けてリミットが収束する定番の構成で。
銃口が迫り今まさに撃たんとしてる状態で何とか助かるとか。
もはやお約束すぎの展開でハラハラ感が希薄だったりするね(爆)。
アクションシーンがやたら多くって長さのわりに内容が薄いし。
日本のアニメで特徴的な情緒の描写がほとんど欠落してるし。
まだCGは人物や空間をそれっぽく表現するのに精一杯って感じで。
いわゆる日本のアニメを期待すると物足りないかも。

ところで宣伝文句の「日本初」フルCG超大作って何が日本初?
フルCG映画なら海のオーロラという作品がとっくに有りますが。

あずきちゃん 1巻

1995~98年にBS-2で夕方に放送してたテレビシリーズ。
NHK教育でもほぼ一年遅れでやってたみたいです。
原作は少女誌(なかよし)のマンガで読んだことありません。
主人公の名前は野山あずさ。でもあずきと間違えて読んだ子がいて。
それからはみんなにあずき(ちゃん)と呼ばれるようになった。
そのあずきちゃんは転校して来た勇之助くんに一目ぼれをする。
あずきちゃんとその家族や友達による日常や恋愛のアレコレって感じ。

勇之助くんが他のみんなと違う手提げのカバンを使ってるのを見て
親に(手提げ)カバンをおねだりして買ってもらっちゃうのです。
これでお揃いとか喜んでたけど、よくよく考えるとランドセルから
急にカバンに変えれば不自然でからかわれる……とか考えちゃって。
で結局ランドセルで登校してみたら他の子は(手提げ)カバンだった。

これ小学5年生とかだとホントに大問題だったりするけど
歳をとると気にならないというか忘れてしまう感覚というか。
でも見ればあの時はそんな感覚があったと思い起せるというか。
つまりその年代の目線をしっかり描いている作品なのでした。
アニメには子供が中心に描かれる作品は腐るほど有るけど
残念ながら子供の目線を描いてる作品って多くなかったりする。
そーいう意味ではとても貴重な作品だったりします。

もう一つの特徴としては絵柄でしょうか。
この原作マンガこそ読んだコトはないけど
原作者(漫画)の他の作品は読んだこと有るのでタッチは知ってます。
線を省略して柔らかめだけどクッキリしたラインを表現した絵。
描きこまないのでトーンを使ってるのにも関わらず白っぽい絵面。
アニメの方はその雰囲気を再現しつつかっちりした感じになってる。
見た感じでは黒目に白い半月が入ってるのが特に印象的っすね。
こんな簡単でも目と目線が表現できるんだなって感じで。

そーいえばあずきちゃんの親友のかおるちゃんって
ひさちゃん(R.O.D THE TV)と声が同じであった(川田妙子さん)。
キャラのイメージが近いのですぐわかったよ。
つーかこの声だと似たような役しかできなそうだが(笑)。

補足。
レンタルビデオには半分ぐらいしか収録されてないそうです。

BRIGADOON まりんとメラン 1巻

2000年にWOWOWで放送してたテレビシリーズ。
今より少し前の時代。長屋に住むまりんという中学生の少女がいた。
いつも元気に新聞配達をしたり神社にお参りしたりしていました。
そんなある日、空に不思議な世界の蜃気楼が出現をしたのです。
みんなと同じようにこの不思議な光景を眺めていたまりんだけど
突然その蜃気楼から落ちてきたダルマのような物体に攻撃されて。
ついに絶体絶命という時に人型の何かが出現し撃退したのでした。
この人型の何かはメランと名乗りまりんを必ず守るというのです。
いったいメランとは何者か?なぜまりんが命を狙われるのか?
そして空に出現した蜃気楼の意味は?てな感じで物語は始まります。

主人公やその友達の中学生(見た感じ小学生だと思ってた)が中心だし
オモチャみたいなロボットがいきなり出現して理由もわからず戦うし。
外形的にはいわゆる子供向けのヒーロー物と似たような感じです。
実際これを子供が見てもちゃんとついていけるのでは?
ただそのわりにえらくしっかりと空間を描写してあって
少し懐かしい雰囲気やら生活観が満ち溢れてて楽しい感じです。

もう一つのキャッチャーな記号は少女と人型ロボットかな。
この作品は戦いとか謎とかがメインというわけではなく、
主人公を中心にした学校や長屋の人たちとの日常と
命を狙われる中で通じ合ってくメランとの関係が主って感じ?
メランはロボットのようで、でも生物のように血?を流す
そして目が動いたり、喋ったり、食べたりするのでした。
よーするに人型をした人とは違う生き物みたいに描いてる。

やたらとテンポがよくて主人公が唇からマシンガン状態で
いったい何回「あっはーん」て言うか数えたいほどで(笑)。
(ただの口癖で別に誘ってるわけではない)
作品の隅々まで行き届いたこだわりがいい味だしてるし。
現時点では中身があまりないけど、わりと面白いです。

流星機ガクセイバー 1巻

1993年頃にリリースされた50分(2話)×3本のOVA。
当時ラジオドラマや漫画、小説などにメディア展開されてたらしい。
漫画版はなんか読んだ気がします。読んでたとしても何も覚えてないが(爆)。
流星が落ちた街にある国際アカデミア学園。彼はそこの生徒会長だった。
今日も予算の陳情にくる生徒の相手をしたり変らぬ日々を過ごしていた。
一限目の授業で問題教師羽柴にいきなり校外実習と言われて
彼を含む8人の生徒が隕石を研究する施設に連れていかれるまでは。
羽柴に単位をちらつかされ立場の弱い生徒たちは隕石の内部に入る。
そこへまるで申し合わせたように上空から謎の巨大な円盤が襲来
地球の危機が迫る時、隕石が形質変化し巨大なロボットになった。

最初はスーパーロボット物かと思ってた。
タイトルやオープニング曲が実にそれっぽいし。
でも見始めたら何かイメージしてたのと違ってたり。
一言でいえばスーパーロボット物のパロディみたいな感じ。
わりとリアル系の世界観で実にバカなことをやってると言うか。
こんなの10年前にテレビで放送できたのか?と思って驚いたけど
実はテレビシリーズじゃなくてOVAでした。やっぱそーだよ。
(テレビシリーズっぽいフォーマットなので勘違いを)
今の深夜アニメならともかく当時はこんな企画じゃ通らないって。

頭の中でイメージしたそのままがロボットになったって設定で。
ロボットを動かす時も頭でイメージすればその通り動くとか。
(みんなが好き勝手にイメージしてジタバタしたりもする)
実に御都合主義というかロボットアニメ文法をあざ笑ってる感じ。
もちろん武器もイメージすれば出現いたします。基本ですから。
真剣白刃取りもできます。できる人がイメージすれば(笑)

ロボットアニメではロボットの名前がキモですが!?
羽柴がこのロボットをガクセイバーと勝手に名づけるのでした。
でもパイロット(生徒)たちは誰もその名称で呼ばなかったりして。
みんな「ロボット」と連呼しています。理由は恥ずかしいから。
そりゃ普通の感覚を持ってたらそーだろうよ(笑)。

そんな感じで
実にナンセンスでアホらしい内容だけどノリは良くて楽しいし、
みょーに芸が細かいのでふつーに楽しめると思います。

HAPPY☆LESSON THE FINAL 1~3巻

最近出た30分×3本のOVA。DVDレンタル。
ついにこれでホントに最後みたいです。
実際に見てもああこれで終わりなんだって感じの内容だし。
と言ってもラストでみんなお別れとかそーいう意味ではなくて
これからちとせに必要なのはママじゃなくて××だから
幸せになる勉強(ハッピーレッスン)はこれで終わりって意味。
ラストシーン後も変らない日常が続いていきそうです。

今回は最後というコトで全3本が続き物になってます。
内容は生徒の要望を元に図書館を作ることになって
老朽化して使われてない旧校舎を解体することになる。
それが決まったあたりからむつきママの様子が変になって。
実はむつきママはこの学校の卒業生で旧校舎で学んでて。
だから初恋を含めた思い出が詰まってる校舎だった。
ちとせはそのむつきママの姿を見てなぜか苛立つのだった。
果たして旧校舎の運命は?そしてちとせの本心は?って感じ。

この作品のヒロインたちはママ先生(ほぼ家族)なので
過剰なスキンシップはあっても恋愛関係にはならない、
とか思ってたんだけど、なんと意外にも……
最後にキスシーンが有ったりするし。もしや最初で最後?(笑)
そしてついにふみつきの告白シーンが。しかもみんなの前での。
これが結果的にちとせの本心を自覚するきっかけになるわけで。
そーいう意味では、とってもニブイ。そしてヒドイ(ネタバレ)。

そんな感じでファンの人なら最後の締めくくりなので見ませう。
ファンじゃない人はこれいきなり見てもしょーがないので
興味があったら無印(OVA)かTHE TVの1巻から見たらよろしいかと。
どっちから見ても大丈夫です。つーか1話目は同じ内容だし

そーいや
これの総監督の大宮三郎さんってどっかで見た名前だと思ったら
ハピレスのOVAやTV全部のプロデューサーの人じゃないですか!
最後だから自分で監督をやったってことか。

アークエとガッチンポー 1~4話

10月からテレビ東京系(3局)で土曜日の朝に放送してる新番組。
タケシはある日トイレに流されアンダーウォーターワールドへ。
そこは世界中のトイレをつなぐ水でみたされた不思議な空間だった。
そして謎の少女にUNCOのエージェントに勝手に任命されるのだった。
ちなみにUNCOとは世界の平和と清潔なトイレを守る組織。らしい。
その日からタケシは世界の平和を守るために奔走する(見えないけど)。

世界の平和を守るとかいってもよくあるヒーローのそれではなく
世界を破滅しようと企む組織パイプスが雇ったバイト工作員による
実にナンセンスな作戦を食いとめるべくドタバタやってる感じ。
例えば石頭を地面に打ち付け続けて地球が真っ二つにとか。
犬がおしっこをし続けて川をあふれさせ世界が水没とか。
もはやリアリティや説得力とは100万光年ぐらい離れてます(爆)。

しかもそのナンセンスでシュールな内容が
まるでフラッシュで制作されたような質感の絵で動いてます。
つーかまさにこれ全編フラッシュで制作していたりする。
帯番組はともかく30分番組が全編フラッシュって珍しいっすね。
見た目はポップで中身はナンセンスでシュールと3拍子揃った怪作です。
アニメはこーいうものって固定観念のない小さい子供や、
変ったアニメは大歓迎という許容範囲の広い人なら楽しめるかと。

ちなみに面白さはエピソードによってかなり差がある感じ。
いい時は大爆笑なんだけど、そーでない時はそれなりで。
4話までだとイチオシはやっぱ値切りの回かな~。
全部がこのレベルなら傑作かもしれない。

Wind -a breath of heart- 1~2巻

最近出た30分×3本(リリース中)のOVA。DVDレンタル。
原作は美少女恋愛ゲーム(PS/DC/PC)でやったことありません。
つい最近放送したテレビシリーズとは無関係です(原作は同じ)。
丘野真とひなたの兄妹は何年ぶりかに生まれ故郷の街に帰って来た。
探さないでという電話一本で突然居なくなった母親を探すために。
懐かしい友人と再会し新しい友人と出会い新しい生活が始まった。
しかし一見ふつうに見えるこの街は夜になると装いを一変する
明りが消え人気のない街。誰も運転してないのに走り続ける電車。
この不思議な街で彼らは自分の数奇な運命を知ることになる。

夜になると一変する街と謎の麦わら帽子の少女って……
ビューティフルドリーマー(うる星)かよ!とか思ったり。
勝手に走り続ける電車に合わせて街頭か点いたり消えたりとか
空に脈絡もなく飛行船か浮いてるシーンが挿入されたりとか
このへんもうる星だったりするんだけど。
見た目的には色鮮やかだけど落ち着いた少し懐かしい街の雰囲気と
ときどき挿入されるえらくキレイな絵が印象的です。
夜の不思議な現象と合わせてファンタジーって感じが凄くする。
ただ全般にキャラの動きがないシーンが多いのか気になります。
動かないわけじゃなくてカメラの前ですましてる感じと言うか。

ストーリーはわりと興味深いけど展開が若干まったりしてるかも。
全体で90分ならもう少し贅肉を削ぎ落とした方がいいのでは?
長さのわりにキャラが多いので描ききれてない感じだし。
日常の楽しさと不思議や運命を描く時間配分が上手くないような。
最後の1巻を見ないで結論を出すのはちょっと早計だけど、
時間配分や物語の密度を改善すればもっといい作品になるはず。

HAUNTEDじゃんくしょん 1巻

1999年にテレビ東京で放送してたテレビシリーズ。
原作は角川系(ガオ)のマンガで全巻持ってます。
私立斎東高校「聖」徒会メンバーの遥都・睦月・和御の3人が
学校の内や外でのオカルト絡みのアレコレに対処するという話。
内容はオカルトなのにテイストがギャグなのが特徴的です。

これ当時放送してるのに気づいてました。
確か一瞬だけ見てへっぽことか判断したよーな気も。
アニメ基準がエヴァとlainの時期だからしゃーないね。
今では山ほど見て許容度が広がったのでちゃんと楽しめたけど。
まぁ、最近の深夜作品と比べてもへっぽこ感は否めないかも。
つーか見た目も内容も深夜とは思えない作品だったり。

原作との対比は……内容を忘れたのでさっぱり(爆)。
3話だけ記憶にないけど、こんな話原作にあったっけ?
でも1~4話では一番いい話かも。アホらしさと感動のバランスが。
全部で1クールってことは最初の方の読みきりの軽い話が中心?

そうそう。
睦月のショタコンネタはそうそうこんな感じ!とか思ったり。
ショタコンをここまで大々的にやった作品はこれが最初かも。
つーか他には無さそうだが……(笑)
睦月役の仲間由紀恵さんはすっかり女優で有名っすね。
当時アイドルでこれの主題歌も歌ってたりする。
歌はどーでもいいけど(おいおい)役の方は結構はまってるよ。

低俗霊DAYDREAM 1~2巻

最近出た30分×4本(リリース中)のOVA。DVDレンタル。
原作は角川系(エース)のマンガで読んだことありません。
ちなみにこの作品の前身!?の「低俗霊狩り」は全巻持ってます。
主人公でSM嬢の崔樹深子姫(さいきみさき)にはもう一つ裏の顔が有った。
死んだものの言葉を聞き伝える口寄屋という顔。
彼女は役所のある部署から依頼されて日々霊がらみの事件を追っている。

「低俗霊狩り」を読んだことある人なら知ってるけど。
実は低俗霊というのは低級霊のこと。
だけど仕事内容がいつも低俗なので低俗霊と言われてたのでした。
このOVAではそのへんの説明はいっさい出てきませんが。

映像はわりと見れるし題材もわりと好みかなって感じ。
だけどみょーに物語の仕掛けが薄っぺらい気がする。
ミステリーっぽい展開ならオチであっと言わせて欲しいし
心理劇ならもっと感情描写に時間を割いて欲しい。
なんかどっちつかずな作品になっちゃってる感じ。
SM嬢って設定で裸や下着姿がよく出るわりにエッチくないし。
露骨な描写のない舞-HiMEの方がずっとエッチくさいし(笑)。
重要なのは絵ではなくシチュエーションってことかもしれない。

作品の本質とはあまり関係ないけど
2巻の映像特典に稲川淳二さんが出てきて怖い話をします(笑)。
※レンタル版にも映像特典が入ってます
で、内容は面白いし枝葉のエピソードは臨場感があるんだけど
話がばんばん飛ぶので全体像をつかむのが困難だったりする。
話したいことがあふれるほどいっぱい有るのはよく分かるので
もう少し全体の構成とか筋立てとか考えて話して欲しかったり。