まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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プリンセスチュチュ 14~26話

雛の章(2クール目)です。キッズの再放送を録画しました。
(本放送時と違ってDVDと同じ形式での放送)
レンタルも有るはずなんだけど、いつもいくお店には無いので。
こーいう作品こそ置いて欲しいのだが。そして見て欲しいのだが。

卵の章が一応ハッピーエンド!?で終わって。
さて雛の章は何をやるのかと思ったら……
本来あるべき終末へ向けて物語はさらに転がり始める。
これってたぶん最初から2クールが本来あるべき長さだったような。
でも1クールで終わりでもいいように一応の区切りを用意した感じ。
そう、真のフィナーレはまさにここに有ったわけです。

雛の章になってまた同じコトを繰り返していくわけじゃない。
と言うか今までの構図が少しずつ様相を変えていく。
砕けた心を受け取るだけだった王子が他人の心臓を欲するようになり。
ただ切られるだけの役立たずの騎士はペンで物語をつづり始め。
自分のせいで王子を化け物にして絶望に落ちるクレール。
ただ踊って心を集めるだけのチュチュに、いったい何ができる?

そもそも、物語の中の現実はなぜ物語の中の物語と繋がっているのか。
それは、その物語がこの世界の現実を記したものだったから。
いや、正確に言うとこの物語の筋書き通りに現実が進んでいるから。
この世界の人物はみんな書き手である誰かの掌で踊らされていたから。
……この作品もそっちへ行っちゃいますか(笑)。

でもこの作品はその設定を踏まえつつ、さらに童話的に展開する。
誰かの筋書きによって永遠に繰り返される悲劇から解き放つために
物語を書き換えようとする。物語を紡ぐ力を継いだ人によって。
でもそれはそんな簡単には行かなくて。行ったら面白くないし。
(なんてハタから見て楽しんでるドロッセルマイヤーのようです)
世界を支配する物語の力と、それを変えようとする力が衝突して。
最後は物理的な力ではない、想いの力で均衡を破るのでした。
童話の最後らしく、童話的な結末ってコトで。

にしても最後の最後でるうちゃんがプリンセスの座を攫うとは!
確かに最後の数話の展開なんかそれまでの悪役っぷりが逆に哀れなほど
(なにしろ全て自分のせいだし)悲惨な位置にいて可哀想とは思ったけど。
卵の章のラストがみんな幸せにとはいい難いラストだっただけに
豪腕でとりあえずみんな幸せっぽいラストにしたのはお見事かも。
確かにふぁきあとあひるの方がお似合いなんだよねぇ……

ところで、こーしてOPとEDで岡崎さんの唄を聞いていると
今もご健在で、また違う番組で出会えそうなそんな錯覚を覚えるよ。
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妄想代理人 1巻

2月からWOWOWで放送されていた新番組。今週最終回だったらしい。
もちろんWOWOWは見れないので(DVD)レンタルってことで。
人気キャラクター「マロミ」の生みの親であるデザイナーの月子は、
次回作を期待されながら一向に結果を出せずすっかり煮詰まっていた。
ある日の帰り道、荷物を落とし拾おうとして服を破いてしまう。
何もかもいやになったその瞬間、何者かに襲われるのだった。
目撃者のいない深夜、あいまいな証言、ホントに犯人はいるのか?
(公式サイトには一人の狂言から始まったとか書いてあったり)
追い詰められた月子の前に再び犯人は姿をあらわした。
そして関係あるような無いような人たちが次から次と襲われていく。

うむー、これは凄いっす。
まれにlainのようなテレビアニメの常識を超越した作品が生まれるけど
これがそんな感じかも。サイコサスペンスなトコもlainと近いかもね。
(作品そのものは全く似てないので念のため)
構成は大きな流れとしてのストーリーが根底で繋がっているようです。
でも基本は1話読みきりで一人の人間が襲われるという展開らしい。
少年バット(犯人)は望む人のところに姿をあらわすって感じで。
ただし、望む人の必ずしも期待通りの展開にはならないのがミソ。
さて、いったいどんな話になるのやら。次がとても待ち遠しいぞ。

そいや、これのシリーズ構成の水上清資さんってダフネの構成も
やってるけどダフネが奇跡的に良いってわけでもなかったのか(笑)。
名前はよく知らなかったけどかなり力ある人のようで。

MONSTER 1~4話

4月から日テレ系(5局)で火曜日の深夜に放送してる新番組。
原作は青年誌のマンガで1巻だけ読んだことあります。
主人公は病院に勤める外科医の青年で若いながら確かな腕を持っていた。
院長の信任を得、その娘とも付き合って、若手のホープと持てはやされた。
しかしある日、患者を手術する順番に人為的なモノがあることを知る。
そして院長の意思に反し一人の少年を優先したことで彼の運命は狂っていく。

1巻しか読んでないけど記憶が正しければほとんど原作そのまんま。
もともと完成度が高い原作なので、かなり忠実に映像化した感じかな。
この作者って技巧が凄いのは今さら分かりきったことではあるけど
何もかも客観視しすぎで情感みたいなのがわりと希薄な感じがする。
この作品に関しても、なんか先が気になる展開ではあるんだけど
得体の知れない「恐怖」みたいなのはイマイチ伝わらないっすね。
それはアニメの出来の問題ではなく原作が持つテイストなわけですが。
クオリティは文句ないと思うよ。

アクアキッズ 1~4話

4月からテレビ東京系で木曜日の夕方に放送してる新番組。
韓国産(?)のフルCGアニメで原作とかはよく分かりません。
南国風の島バナナビーチにはアーク文明の遺跡を追い求めるビル博士と
その孫娘(?)のアミ、そしてアミの友達のジーノとケンの兄弟、
キャスターを自称するリオとその従弟シック&ハックが住んでいた。
ビル博士はある日ついにアーク文明の遺跡らしきものを発見する。
そしてリオがそれをテレビで放送しちゃって大変なことに。
島には財宝を狙う海賊や遺跡を観光施設にしようと企む人が押し寄せる。

これ面白いっす。
単純明快でアクションが大仰なのでわりと子供向けだと思うけど、
日本の子供向けのようなチャチなスポンサー玩具に乗っ取られてないし。
つーか玩具は本物を模倣すべきで本物をチャチにするのはヘンだろう。
わりと子供スケールの物語なので、呆れるような無茶な設定でもない。
自走型の小さなロボットが形態チェンジで潜水スーツになるのが面白いね。
しかも武器にもなるし。細部のギミックが凝っててワクワクするよ。

ちなみにテイストは日本のアニメよりハリウッドのCGアニメに近いかも。
よーするにトイストーリーとかそのへんのやつ。

火の鳥 1~4話

4月からNHK総合で日曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は手塚治虫さんの名作でもちろん全部持ってます。
人は誰しもいずれ死んでいく。時間の流れの絶対的な理の中で。
しかし時には自らの力の全てを持ってそれに抗おうとする者がいる。
その者は永遠の命を得ることができると伝えられた火の鳥の求めた。
これはそれぞれの時代で火の鳥を巡って繰り広げられた物語である。

これは大昔の作品だけど内容的にはあまり古くなってないっすね。
同時代性とかそーいうのとは無縁の主題だからかもしれないけど。
ただ最初に古代の日本を舞台にした黎明編を持って来たのはどーかな。
まず視聴者をギュッと掴むには地味なネタのような気がするんだけど。
火の鳥って時間の流れの絶対性の無常みたいなものを淡々と描くもので
ストーリー展開にあざとい部分が希薄だし素朴な舞台だとさらに地味に
5話から未来を舞台にした復活編だけど、そっちを最初の方が良かったのでは?

マシュマロ通信 1~4話

4月からテレビ東京系(8局)で日曜日の朝に放送してる新番組。
原作は(朝日小学生)新聞掲載のマンガで読んだことありません。
マシュマロ地方のマシュシマロ街にあるマシュマロ学院に通う
サンディとその両親や友人たちの日々の出来事を描いたストーリー。
ある日、いつものように人形目当てでクラウドシリアルを食べてたら
念願のシープクラウドの人形が届く。しかしその人形は生きていた!?

この作者はシトラス学園の人ですね。よーするにそーいう絵。
(でわかる人もそんなにいないとは思うけど)
どっちかというと欧米のイラストっぽい絵柄とでも言うのか。
こんな絵がテレビアニメになるのも今の時代ならでは!?
正直、よく企画が通ったよなとか思ったりなんかして。
まぁ、デジガールPOPなんてのもあるけど、あれは帯番組だし。

絵柄がファンシーなせいか、ストーリーもメルヘンってゆーか(笑)。
あまり現実味はないです。でも毎回ちょっと感動的でもあったり。
悪くはないっつーか、まったり見るのには向いてる感じ!?

鉄人28号 1~4話

4月からテレビ東京系で水曜日の深夜に放送してる新番組。
大昔にやった鉄人28号のリメイク?オリジナルは見たこと無いっす。
第二次世界大戦が終わって10年、もはや戦後ではないと言われた時代。
その時代に戦時中に開発され廃棄された筈の巨大ロボが甦る。
戦争の遺物であるそのロボットはこの時代に必要な存在なのだろうか。
みたいな感じに始まってます。

大昔の作品のリメイクらしく見た目がレトロチック。
正直ここまで昔風味でなくてもいいのでは?と思うほどに。
中身も現在の感性で再構築したって感じではなく昔の感性を踏襲。
ただ技巧とか見た感じだけがわりと現在の手法なのでした。
喩えるなら昔の絵を今の絵の具で描き直した感じ!?
レトロチックなのは芸風として面白いけど内容が古過ぎですがな。
この表現力をもっと違った内容で生かせば良かったのに。

ヒットをねらえ! 1~8話

3月から一部の民放(2局?)で放送してた新番組。
枠が15分で長さが2ヶ月なのでこれで全部です。
刑事ドラマに憧れ、自分で作りたくて業界に入った主人公が
25歳の若さでいきなりプロデューサーに大抜擢されたのです。
しかし憧れの刑事モノではなく変な変身ヒーロー(ヒロイン)物。
タイトルは「超変身コス∞プレイヤー」……ってオイオイ!

ちなみにTVKでは直後にコス∞プレイヤーをリピートしてたり。
最初からこの構成(ヒット+コス)のほうが面白かったのでは?
単体の作品としては、それなりに面白いと思います。
コス~みたいに15分枠を半分に分けるという暴挙をしてないし。
やたらとパンツ見せにこだわったり、あざといお色気路線だけど、
この枠はそーいう芸風なんだってコトで。

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 1~4話

4月からテレビ東京系で火曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで読んだことありません。
戦国時代が終わったすぐ後、武を競おうと志す人のいた時代。
ちょーど宮本武蔵とか柳生十兵衛とかの時代の話。
てゆーか主人公のライバルとして宮本武蔵が出てくるし。
その時代に遥か昔より伝承された剣を使わない最強の拳法である
陸奥圓明流を受け継いだ陸奥八雲という男が存在したのです。
で、その男を中心に描かれる物語。って感じでしょうか。

最近、侍モノって流行ってるのかな?
これの主人公は侍じゃなくて拳法使いだけど。
あと久々にキャラが自分でいろいろ解説してくれる作品を見たよ(笑)。
まぁ、それなりに面白いのでは。
ただ1つ目のエピソードと4話からの2つ目のエピソードの間が
細切れのエピソードを並べただけなのは構成としてどーかと。

神魂合体ゴーダンナー SECOND SEASON 14~17話

4月からAT-X、BS朝日と一部の民放で放送中の新番組。
まんま前の続きです。話数までそのまんま続いてたり。
14話が1stシーズンのダイジェスト(総集編)になってるので、
1stシーズンを見てなかった人にもちょっと入りやすいかも!?
ちなみに杏奈が家出してから3ヶ月って設定らしい。
半年ぶりに見たけど、やっぱり暑苦しい芸風っすね……
部分的には面白い部分もわりとあるにはあるんだけど。
合体するトコで延々と口喧嘩して、でも最後に合体するトコとか。
バトルシーンを中心とした暑苦しいシーンがちょっと(汗)。
暑苦しいバトルシーンをカットしてください!
とか作品の基本コンセプトをあっさり否定してみたりする(爆)。

GANTZ 1~4話

4月からフジテレビで月曜日の深夜に放送してる新番組。
原作は青年誌(YJ)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
何の因果が助けたくもない人助けなんかして電車に轢かれて
気がついたら黒い玉のある変な部屋にいた。閉じ込められていた。
そして黒い玉が言うには制限時間内にネギ星人を殺せというのだ。
という話。わけわかんねー?と思った人は正解です(爆)。

映像的にはわりといい感じ。
ゴンゾなのでCG使いまくりです。メカを3Dとかそーいうのではなく
3D空間の背景に平板のキャラを載せて立体的なパンを見せたりとか。
でも、こーゆーキャラは好きになれないっす。
若さというバカさが鼻について、アイタタタって感じで。
なので続きを見たいという気にもならず。

KINGDOM OF CHAOS -BORN TO KILL- 1~2巻

1本30分のOVA。4巻まで出てるようです。
原作はオンラインゲームでやったことありません。
よくある中世風の世界で戦争状態にある二つの国があって
その戦争の中にいる3人の戦士の物語を描いたもの、かな。
ハッキリ言ってこれ中身が無いんですが……
ヴァラノワールは違った意味で凄いインパクトがあったけど
これはあたりさわりが無いデキなので逆に印象に残らない。

サブマリンスーパー99 1巻

AT-Xオリジナル。原作は松本零士さんの何か(よく知らん)。
内容説明は……興味があったら自分で調べれ。
もしかしてAT-Xオリジナルというのは地雷の巣窟ですか?(爆)
「神世紀伝マーズ」も凄かったけど、これも凄いっすね。
何が凄いって、このシナリオはありえないだろう……