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あくまでも現時点での印象、という前提条件をつけた上で
今年放送されたアニメを順位づけしてみたり。
1. プリンセスチュチュ
2. D.C. ~ダ・カーポ~
3. ストラトス・フォー
4. 魔法遣いに大切なこと
5. LASTEXILE
6. L/R
7. 高橋留美子劇場
7位までだけど最後まで見た(見る予定)のは
これだけしかないので。
時間が有れば他にも続きを見てみたい作品はあるけどどーなるやら。
一言ずつコメント。
「プリンセスチュチュ」ここ2、3年では傑出したデキ
「D.C. ~ダ・カーポ~」なんか好きレベルから
ここへきて急上昇
「ストラトス・フォー」バランスの取れたいい作品です
「魔法遣いに大切なこと」現実を描くならこれぐらいやらないと
「LASTEXILE」キャラをもっと濃厚に描いて欲しかった
「L/R」設定は好きなんだがトータルのクオリティが……
「高橋留美子劇場」題材はいいんだが映像のレベルが……
10月組はまだ最初の方しか見てないけど
現時点で最も続きを見たいのは「君が望む永遠」ですな。
今期は面白い作品が目立つのであとどれを見るか悩みます。
時間的に3本ぐらいまでしか最後までは付き合えないので。
にしても深夜アニメばっかだよ。
見れる地域の限られる(CS/BSでやっと見れる)作品も多いし。
※1~3位は独立系+キッズ、4位はテレ朝(ローカル)+ファミ劇
※5位はテレ東(ローカル)+AT-X、6位はフジ(ローカル)
※7位はテレ東系+BSジャパン
夕方と深夜の作品レベルの平均値は
以前よりもさらに差がついたので、
自分から意識して見に行かないと今のアニメの実力は分からんね。
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う、そう来ますか。
14話までのポップコメディな展開も楽しくて良かったけど
16話以降の一切ごまかしなしのガチンコラブストーリーもいいっすね。
気恥ずかしいというよりは、
切なさ爆発って感じの内容で。
14話までの展開でも純一に対してあからさまな態度を見せてたのって
音夢とさくらだけだったし、互いに意識してるのもミエミエだったし。
ストーリーを突き詰めるならこの3人の関係だろうなとは思ってたけど
16話以降は完全に
この3人の話になってしまったようで。
他のキャラも出てはくるけど完全に脇にまわってしまった感じ。
純一と音夢がお互いの気持ちを通じ合って、なんか夢のような展開で。
もしかして夢だったのかも?と純一が思ってるとこに音夢が起きてきて
「夢じゃ、ないよね?」とか言うのでした。もう、キュン死に(爆)。
ここで最終回なら良かったんだけど、そうは問屋(さくら)が卸さない。
音夢とさくらが純一を巡って直接対峙するシーンも出て来たり。
考えてみたら同じ男が好きで、しかも互いにそれを知ってるなら
早晩こーなるのは見えてたわけで、
来るべきものが来たというか。
同じ人が好き=感性が同じ=仲良くなれる、なんてキレイゴトは
こと恋愛に関しては信じられないっていうか。
一見するとよくある三角関係だけど純一の態度はハッキリしてるっすね。
血が繋がらないとは言え実の妹の音夢を選んだ時点で腹はくくってるし。
曖昧な態度を取ることが優しさではないってことも分かってるみたいだし。
それでもさくらの悲痛な叫びは純一と音夢の心にグサっと突き刺さってる。
誰も傷つけないで幸せにはなれないよ、とでも言いたげな展開で。
そして、
あと6話もあるのでこのまま終わらないんだろうなと思ってたら……
ここであのファンタジックな設定が生きてくるのか。
なんか、すんごい
気になるところで終わってるのだった。
もう毎週見るしかないかも!?
にしても男に都合のよい幻想・妄想の産物のハズの美少女アニメで
他よりもよほど
現実を投影した男女関係が展開してるのはなんなのかな。
キッズはこれの後半戦と「君望」を連続してやってたりするもんで
一見すると「萌え萌え枠」その実は「痛い切ない枠」だったり。
そうそう。結局DVD買っちゃいました(笑)。
録画したのを何度か見直してたので、これは買うに値するかなと。
キャラの表情が絶妙なのは前にも書いたけど、何度か見直してて
実は
シーン構成がさりげなく上手いことに気付いたのでした。
まさかその後にこーいう展開が待ってるとは思わなかったけど。
10月からフジテレビ(のみ)で水曜日の深夜に放送中の新番組。
スカパーのPPVでも先行放送してます。
1話でいきなり
飛行機サイズの紙の鳥が空を飛んじゃったりして
OVAで度肝を抜いたペーパーアクションが地上波へ凱旋って感じです。
とか言っても思いっきり関東ローカルなんですが……
あ、主人公はOVAの読子ではなく香港のペーパー三姉妹らしい。
三姉妹は探偵とか便利屋みたいなのをお仕事にしてて、
日本人で作家の菫川ねねね(女です)が香港にサイン会に行った時に
ガイド兼ボディーガードみたいなカタチで知り合うのでした。
実は
ねねねは読子の親友で、読子は5年前から行方不明らしい。
3話ではおなじみ読子ビルが出てきます。もちろん神保町も。
今後読子が出てくるとか、その痕跡に繋がる展開もあるかもね。
三姉妹も紙が使えるってコトはつまり無類の本好きということで
地図で噂に聞いていた神保町を発見したときの表情と言ったら、
さながら
財宝のありかを発見したような感じです。
本好きにとって世界一の本屋街はまさに金銀財宝の島ですが(笑)。
ただ三姉妹の一番下のアニタだけは本が大っ嫌いなのだった。
本が嫌いなのに紙が使えるのは不思議ってねねねが言ってるけど
実際この設定は重要な鍵になる気がする。読子に繋がる何かの。
OVAでは最初の神保町の徘徊シーン以外はアクションの連続だったけど
テレビシリーズはさすがに
現実描写の割合が大きいっすね。
キャラの性格づけとか空間の奥行きとか、そーいうのをきっちり描いてる。
もちろんここぞと言うとこで例のペーパーアクションが炸裂します。
てなわせで、期待を裏切らないいいデキですな。
10月からテレビ朝日(のみ)で火曜日の深夜に放送中の新番組。
キッズでも12月からやるので関東以外の人はそちらで。
スクエニ系(ガンガン→BLADE)の漫画が原作で1巻だけ読んだことあります。
時は幕末。動乱の時代が訪れようとしていたしていたその時代。
幕府の命で京の治安を守ってた新撰組の屯所に一人の少年が訪れた。
彼は両親の敵を討つために、強くなりたいからと入隊を希望した。
だけどきっぱりと断られ、その理由を眼前に叩きつけられるのだった。
ここで身につくのは強さじゃなくて
人を捨て鬼になる方法なのだと。
その惨状に恐怖しながらも少年は懇願する。鬼でもいい、強くなりたいと。
そして動乱を駆け抜けた新撰組の一員としての少年の日々が始まる。
この監督(平田智浩)さんは
LASTEXILEのオープニング作った人っすね。
(この作品のオープニングもやってます)
スタッフリストを見たときから期待してたけどさすがにいいデキです。
つーか少年マンガのアニメ化ではかなりデキのいい方だと思われます。
ストーリーも夕方やってる少年三誌モノより面白いと思うのですが。
で、そーいうのに限ってなんで深夜?なんで1クールしかやらんの?
夕方の枠で最低半年ぐらいやっても十分にいけると思うのだが……
ちなみにこれ珍しく男キャラだらけで女キャラはほとんど出ないっす。
オープニングで女子(おなご)に見えるあの人は沖田さんですよ(笑)。
てっきり女の人だと思ってたので声を聞いてビックリしました。
新撰組なので大人(びた)キャラが多いのも好感触ですな。
考えてみたら幕末って設定も好きなんだった。
10月からNHK教育で木曜日の夕方に放送中の新番組。
今よりずいぶん未来の世界。人々が宇宙へ出ていった時代。
地球が環境破壊で住めなくなって人々はコロニーに住む時代。
あるコロニーの学校へ主人公の少女が転校してきます。
クラスメイトには勉強もスポーツもできるリーダー格の少女やら
有力者の息子で権力で取り巻きを従えるワガママ坊ちゃんやら、
機械の分解や修理が大好きな少年や、大柄だけど気が弱い少年など。
その面々で修学旅行として惑星開拓の研修へ出発したその途上、
いろいろな偶然や必然が重り主人公を含めた七人の少年少女だけが
脱出シャトルで母船シャトルから切り離され宇宙をさまよう。
そして辿りついたのが青い空と青い海の
昔の地球によく似た星。
という一言で表現すれば七少年宇宙漂流記(まんまだよ)。
これ主人公は中学生ぐらいの少女だけど、少女モノと言うより
正統派の児童文学って感じです。よーするに十五少年漂流記だし。
筋立てやキャラがハッキリしてて分かりやすいのがポイントすね。
たぶん小学生や中学生でも十分理解できる内容だと思う。
わざと子供向けにしてあるわけじゃないので大人でも楽しめます。
まさにNHKならではの作品って感じです。
にしても甘ったれ坊ちゃんには困りもんだね。
トラブルの何割かは彼のせいだし。そもそも漂流の原因だし。
そのへんも含めて毎回終わりごろに
大ピンチに陥って次に引きます。
基本のパターンの一つだけど、最近あんまし使わない手法っすね。
とりあえず今後の展開がとっても気になるってことで。
時間的に見れるかどうか微妙だけど。
10月からBSフジとアニマックス(11月から)で放送中の新番組。
フジテレビ(ローカル?)でも一部だけダイジェスト放送。
松本零士原作で銀河鉄道999と同じ世界での別の物語。
銀河鉄道999はそれに乗って星々を旅する内容だったけど
これは
銀河鉄道というシステムを舞台に交錯する人々の物語。
主人公の学は亡き父親の姿に憧れてSDFという銀河鉄道の運行を妨げる
強盗や事故、宇宙海賊などのトラブルに対応する部隊に入隊した。
そのSDFという部隊で遭遇する様々なエピソードである。
基本設定は……言うまでもなく古いっすね。
キャラ絵も多少のアレンジが入ってるけど昔のまんま。
ただキャラデザインの人のクセなのか若干肉感的ではある。
(松本零士さんの絵って妖艶だけど肉感的でないから)
ストーリー展開は派手めでこれも古くさいと言えないこともない。
キャラ描写も多少現代的なアレンジが入ってるけどかなり昔風味。
よーするにほとんど昔のスタイルのまんま映像だけ現在のものに。
おかげで新作なのに
まるでリメイクのような印象が。
[追記] フジテレビでも全て放送しました。
4月からWOWOWでやってた作品です(もう終わった)。
ライトノベル(?)が原作で読んだことありません。
生まれたときに全てを滅ぼすと託宣を受け廃棄王女と呼ばれ
王女の扱いはおろか
人間扱いすらされなかった主人公が
育ててくれた家族の兄弟(兄と姉)と一緒に旅をする話。かな?
設定の深刻さのわりに、あまり深刻さは感じない内容だし。
主人公は特別な能力を持たない普通の女の子って描かれ方で、
行動的だったり、よく口が回ったり、みたいな存在主張もしない。
時々やってくる追っ手の相手をするのも兄弟の方ばかりだし。
なんか
えらく存在感の薄い主人公だな、とか思ったよ。
特別な役割があるらしいことは1巻でもほんの少し出てくるけど。
制作はBONESなんで作品のクオリティはそこそこ高いんだけど
イマイチ見続けたいと思わせる魅力に欠けるような。
1巻30分のOVA。4巻まで予定されてます(それで完結かは不明)。
美少女ゲーム(18禁)が原作?でこれとは別に18禁アニメもあります。
と言うか発売元のディスカバリー(セブンエイト)は元々エロ専門で、
これは
レーベル初の非18禁作品だと思われます。
音楽院?みたいな学校の校長であり歌手でもあるフィアッセの元に
1通の脅迫状が届く。遺産を渡さないと大変なことになるぞ、みたいな。
身の危険を感じたフィアッセはボディーガードを雇うのだった。
そして小さい頃に一緒に育った日本の友達にも連絡をとることに。
その友達とは特殊な訓練を積んだ
剣を操る少年と少女だった。
てな感じのサスペンス・アクションな内容です。エロ風味は皆無。
設定はそれなりで、アクションシーンの映像もそれなりです。
しかし……ストーリーのテンポが悪すぎて中身が薄いっす。
特に1巻の喫茶店のキャラ顔見せシーンは激しく時間の無駄!
つーかOVAで1巻がこんな内容だと
2巻以降は誰も見ないのでは?
確かにエロレーベルとしては頑張った方だとは思うけど
テレビの美少女アニメが絶好調な今、お話になりません、としか。