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ここのところいろいろアニメを見てて思ったんだけど
もしかして今って
アニメの歴史上最も充実した時代なのかも。
そもそも新番組が週に50本以上やってるのは異常に多過ぎなのに
それでも箸にも棒にもかからないほど酷いのはそう多くないし。
つーか、よく一部のアニメだけが凄くて他はヘボイって表現を見るけど
どっちかというと作品の質的には偏差値みたいな分布になってるよ。
そして平均点は90年代に比べるとずいぶんマシな感じだ。
でも90年代に比べて一般のアニメの地位は落ちまくりですが(泣)。
あともう一つ思ったこと。
ここ最近ゲームのアニメ化がとっても成熟したように感じる。
(ガンパレ、ダカーポ、君が望む永遠、月姫、ぽほたんなど)
で、何の因果か
エロゲーのアニメ化のほうが上手く行ってるようだ(笑)。
これは単純にアニメ化されたタイミングの問題だと思うけど。
本来なら一般受けしそうなのはRPGからのアニメ化なんだけど
FF:UもスターオーシャンEXもティルズオブエターニアも
正直言って誉められた代物ではないので作りなおせって感じだよ。
みんながFFのアニメに望むのはラストエグザイルみたいのだろう?
とか作品を見てた時に感じたんだけど、如何なもんか。
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10月から一部の民放とキッズステーションで放送中の新番組。
美少女恋愛ゲーム(18禁)が原作でやったことはないっす。
主人公の孝之はある日わりと仲良かった水月の親友の遥に告白される。
遥がずっと前から孝之が好きなのを知ってた水月が、遥の恋愛の手助け
のつもりで孝之に近づいていった、
今の3人の関係はその結果だった。
でも水月はいつのまにか当初の目的を忘れて……
付き合い始めはぎこちなかった孝之と遥も次第にいい感じになってきて
このまま幸せな未来が続いていくように思えた。
だけど、いつものようにデートの待ち合わせをした日。
少し時間に遅れた孝之が人ごみをかけわけてそこで見たものは
壊れた電話ボックスと
血だまりに浮かぶ遥のリボンだった。
それから3年が過ぎて心の底に過去を押しこめながら
孝之と水月は新しい生活を送るようになっていた。
やっと過去と決別して二人で新しい生活を始めようとしていた。
そこに事故のあと
3年間眠りつづけてた遥が目覚めたと知らせが入る。
二人が病院で見たのは記憶が事故にあった当時のままの遥だった。
最初は、
ずいぶん気恥ずかしい恋愛モノな内容だなとか思った。
次に、まさかずっと波風の立たない抑揚のない展開か?とも思った。
そして2話の最後のアレ。というか物語はここから始まるのだった。
よーするに2話まではプロローグなのです。幸せなのはここまで(爆)。
最初の方もいっそ実写にした方がいいんじゃない?とか思ってた。
(アニメ的なデフォルメ表現は全くないので映像的にも実写に近い)
3話以降の展開を見てたら、その気分はさらに強くなったよ。
つーかこの内容って実写ドラマだったら
夜9時10時にやってそうだし。
エロゲーからゴールデンタイムのドラマ化ってのも大胆でいいじゃん(笑)。
ま、そんな企画は通らないだろうけど。
よーするに好きあってた二人が不慮の事故で引き裂かれ、
過去を背負ったまま新たな生活(恋愛)を送るようになって。
そこに
元彼女が時間を超えて甦ってくるという展開。
普通なら終わって始まるか、もしくは二股をかけるかだけど
時間を跳躍する仕掛けで、終わってたようで終わってない
二股じゃないのに二股に見える微妙な関係を作り出してる。
これ似たような展開が「ほしのこえ」にも有ったんだよ。
彼女が事故にあって連絡に何ヶ月もかかる場所に行ってしまって
そして彼は関係が終わったと思ったのかはよく分からないけど
新しい生活を始めるのです。よーするに新たに付き合い始める。
そこへ
ワープ航行で時間が全く経過してない彼女からの連絡が。
その後、彼はずっと彼女を待つことに決めるのです。
で、そこあっさり終わらせて次いってしまうんだけど
今付き合ってた彼女に対してずいぶん酷い仕打ちじゃない?と思った。
アレ見てて、そのへんみんな何とも思わないのかな?
まぁ、ちゃんと人間を描いてたら30分に収まらないけど。
話を戻して、この作品って
知らない人からしたらたぶんただの美少女萌えアニメだと思われます。
しかし見た目は美少女アニメだけど内容は
むしろド直球の恋愛ドラマ。
そーいうドラマ好きな人のほうがこれ面白いんじゃないだろうか。
見た目がダメとか、ドラマは役者が全て、って人以外なら結構いけるよ。
そうそう、
DVD1巻の初回限定「
マヤウルのおくりものset」ってなんやねん
とか思ってたんだけど、作品を見たらそれはアリかもと思えて来た。
※「マヤウルのおくりもの」という絵本がセット(絵本単品発売もあり)
少なくともフィギュアよりはずっと意味のあるセットですな。
にしてもマンガ原作は絵空事が多くてゲーム(しかもエロゲー)原作の方が
むしろ
現実を描いた作品が多いってのがなんとも。
10月からBS-i(のみ)で木曜日の深夜に放送中の新番組。
美少女ホラー?ゲーム(18禁?)が原作でやったことはないっす。
主人公の志貴(少年)は小さい頃に事故にあって以来、線が見えるようになる。
その線とは命を断ち切る線。その線にそってナイフを入れると全てのモノを
壊すことができる。生きているモノも生きてないモノも。
ある日、志貴は一人の女性を目にする。そして何かに憑かれたように
彼女に刃を向け殺してしまう。でもそれは夢の中の出来事だと思ってた。
しかし翌日、彼女は再び彼の前にあらわれて言った。(経緯を若干省略)
「
私を殺した責任、とってもらうからね」
彼女は吸血鬼で一度バラバラにされたけど再生したのだと言った。
そして彼は偶然か必然か吸血鬼同士の戦いに巻きこまれていく。
まず、
くすんでるような退色してるような空間の配色が印象的です。
監督(桜美かつし)さんが同じガンパレードマーチと色使いがそっくり。
ガンパレードマーチはU局で(CATVのくせに)ゴーストが大量に出るので
それで色が変なのかと思ってたけど、意識的にやってたようで。
作品の雰囲気とかもガンパレードマーチとそっくりっすね。
ホラータッチの内容でデキは結構よい感じです。
オープニングを見た時は
これは今期の意外な大穴かもと思ったり。
ただこれまたガンパレードマーチと同じく印象が淡いんだよ。
見つづければぐいぐい面白くなってくるのかな!?って感じです。
(今でも面白いけど強烈に引きつけるものがない)
あと今週は一つ上(君望)のに印象をさらわれてしまったので。
女性キャラ比率が高いのは元が美少女ゲームだからってことで。
そんなに媚びた内容ではないので、好みの男キャラがいないとイヤ
って人でなければ結構見れるかと。ホラーが好きな人なんか特に。
10月からTBS系(全国ネット)で土曜日の夕方に放送中の新番組。
スクエニ系(ガンガン)のマンガが原作で1巻だけ読んだことあります。
国家錬金術師の兄と鎧の姿をした弟が賢者の石を求めて旅をする話。
この世界の錬金術とは見た感じは魔法のようなモノで、それと違うのは
物理法則に従った
等価交換でしか練成できないところ。
つまり小さな石から巨大な石造を作れたりはしないってこと。
この二人の兄弟はある日、死んでしまった母親を甦らせようとして
禁忌の人体練成を行うのです。でも命と同等の対価などはある訳がなく
練成は失敗し兄は片腕と片足を失い、弟は肉体を失ったのです。
そして兄は鋼の片腕と片足を付け、
鋼の錬金術師と呼ばれるようになる。
兄は弟の肉体を取り戻すために、弟は兄の片腕と片足を取り戻すために、
再び禁忌の人体練成を行うために、絶大な力を持つ「賢者の石」を求めた。
1話と2話は国家錬金術師になった後の話で
3話以降はしばらく人体練成のエピソードから国家錬金術師になるまでを
描くんではないかと思われます。原作もそうだったっけ?(汗)
国家錬金術師になる前もなった後もエピソードの基本スタイルは
錬金術に絡む事件とかを錬金術を使って解決してくって感じ。
さしずめ水戸黄門!?<違うって
ストーリーはわりとオーソドックスでくっさい内容だけど、
とっても
正統派エンターティメントなビジュアルなので
なかなか見ごたえがあります。特に1話の映像はド派手でいいっすね。
ただキャラ絵を崩しすぎるのは雰囲気的に違和感があるんだけど。
10月から一部の民放(全国18局)で放送中の新番組。
美少女メルヘン?ゲーム(18禁?)が原作でやったことはないっす。
主人公の葉月(少女)が光の中に消えてしまった姉の初美を追い求めて
本の世界を旅するという内容。ちなみに葉月は初美が好きらしい。
で、雰囲気は入った本によって違ってて、ある時は大河ドラマ風だったり、
またある時はファンタジー風だったり、とよーするに童話チックというか。
で、その童話チックな内容だけど、
どことなくアヤシイのだった(笑)。
そもそもこの作品は1話の冒頭から女同士で抱き合ってたり(爆)。
このへんはエロゲー(?)っぽいといえば、っぽいかな。
ちなみに映像のデキは結構よろしいです。
作品的にも結構面白いです。
シベリア超特急スパイ編?なんか特に。
全く期待してなかっただけに意外と面白いじゃんって印象ですな。
エロちっくという意味でも、変態ちっくという意味でもアヤシイけど(笑)。
それが許容できる。もしくは好みな人は楽しめるかと思います。
10月から一部の民放で放送中の新番組。AT-Xでも先行放送してた。
マニア系(GUM)のマンガが原作で読んだことないっす。
現代に三国志の英雄たちの名前と力を受け継いだ者たちがいる。
その者たちは派を求めて激突するのだった。
ってな感じの王道の学園ストリートファイトモノです。
ただよくあるそれと違うのは、主人公が美少女ってトコ(笑)。
そして派手なアクションシーンにパンチラが花を添えます(爆)。
服もビリビリ破れたりします。エロアニメかよ……
ある意味コテコテですな。
美少女モノではあるけど、中身はわりとマジなアクションモノです。
アクションシーンは結構見ごたえあるよ。1話なんか映像のレベル高いし。
あと主人公が天然のお馬鹿キャラ(笑)。みんなが挑んでくるって聞いて
「ワクワクする」とか言っちゃうし。女ゴクウ(ドラゴンボール)ですか。
キャッチコピーは「爆乳!爆裂!美少女ハイパーバトル」だそうだ。
まぁ、
欲望にストレートな感じは潔いかもと思ったり。
ちなみに美少女だけじゃなくイケメンキャラも出てくるよ。
10月からBS朝日、AT-X及び一部の民放で放送中の新番組。
ゴウという旦那が葵という女子高生を奥さんにするのです。
で新婚そうそう旦那がゴーダンナー(ロボット)に乗って出撃。
そして奥さんはネオオクサーに乗って出撃して合体(ロボットがね)。
これが
まさしく新婚合体ゴー旦那!<オイオイ
内容は一昔前のロボットアニメのノリまんまです。
熱血だし。叫んじゃうし。
主題歌は当時のまんまだし(笑)。
マジなのかシャレなのかよく分からんのがポイントです。
でも、キャラデザインがメリハリ過剰(異常)なトコは現代的っすね。
ってゆーかエロゲー原作モノの方がずっと普通なのはなんで?
司令室もメカニックも女キャラだらけだったりするし。
とにかく1、2話の内容は
バカバカしすぎて逆に笑えます。
わりとキャラが立ってるのでそのへんも好感触です。
でも3話は下手にクサイい内容なので安っぽさが身にしみる。
バカをやるならバカに徹しないと見てるほうが恥ずかしいよ。
あと作品はもちっと丁寧に作って欲しかったり。
10月からフジテレビ系で土曜日の深夜に放送中の新番組。
(なんか違和感があると思ったらスポンサーがついてないよ)
原作は少々古め(1976年)の少年マンガらしいです。
よく知らない。
今より少し未来の時代、
ある組織の巨大な研究施設で何かが暴走し、その結果が世界は覆い尽くした。
シェルタリングスカイと呼ぶその現象は機械を狂わせ文明は大きく後退した。
それから何年か後、姉と弟の兄弟は
借金取りに追われ逃げる生活をしてた。
この二人の父は大厄災を引き起こしたテロリスト(と呼ばれてる)の首謀者で、
たぶんそのせいで不思議な人たちから仲間にならないかと誘われる。
その人たちと対抗する勢力もまた仲間に引き入れようとするのだった。
とまぁ、そんな内容です。
見た感じは
古い感性を今の表現スタイルで再構成した感じかな。
そもそも原作が古いのだから内容が古く感じるのは当然かも。
そして絵柄はわりと最近の絵柄です。だから見た目は新しい。
一見わりと緻密な映像で、それだけ見てると出来良さそうですが……
これテンポがすんごい悪い。見続けるのが苦痛です。
先の展開で面白くなるとしても、これじゃあちょっと。
30分×全2巻の18禁アニメです。が、いわゆるエロアニメとはかなり違う。
軽いのをイメージしてると度肝を抜かれるマジで凄い内容です。
一言でいうならエロがキツめの
バイオレンス・ハード・アクション。
クオリティもエロアニメのレベルを桁違いに超越してます。
ってゆーか、普通のOVAと比較してもかなり上の方です。
だいたい監督(と原作・脚本・キャラデザイン)が梅津さんだし。
実はホントの今週の1位はこれだったりするかも。
女子高生の砂羽(さわ)は
殺し屋という裏の顔を持っていた。
彼女は両親を惨殺され一人の男に引き取られたのだった。
その男の表の顔は警察官。裏の顔は殺し屋だった。
そして男は彼女を自分の裏の仕事の道具として仕込んでく。
実は彼女の両親を殺したのもこの男で、砂羽はそれを知っていた。
ある時、砂羽は同じ仕事をする、よーするに殺しの道具である
音分利(おぶり)という少年と出会い、互いに心を通わせていった。
あの男の慰み者になっていた(?)砂羽だけど、音分利との関係は
体を交わさないプラトニックなものだった。
仕事を止めたがってた音分利を消すようにあの男に指示された砂羽は、
ずっと前から考えていたある行動を実行に移す決意をする。
という内容です。
特にラストは何とも言いがたいものが有るよ。
にしも殺し屋モノって
ラストがこーいう終わり方なのが多いっすね。
アレとかアレとか。ハッキリと描写しないトコまでそっくり。
とにかくエロシーンに抵抗がないなら一見の価値アリです。
ってゆーかエロシーン自体はそんなに多くないんで大丈夫かもね。
むしろ
バイオレンスの18禁って感じなので覚悟して見てください。